JPH0752891A - 航空機の降着装置 - Google Patents
航空機の降着装置Info
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- JPH0752891A JPH0752891A JP4290757A JP29075792A JPH0752891A JP H0752891 A JPH0752891 A JP H0752891A JP 4290757 A JP4290757 A JP 4290757A JP 29075792 A JP29075792 A JP 29075792A JP H0752891 A JPH0752891 A JP H0752891A
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- steering
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- space
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C25/00—Alighting gear
- B64C25/32—Alighting gear characterised by elements which contact the ground or similar surface
- B64C25/50—Steerable undercarriages; Shimmy-damping
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C25/00—Alighting gear
- B64C25/02—Undercarriages
- B64C25/08—Undercarriages non-fixed, e.g. jettisonable
- B64C25/10—Undercarriages non-fixed, e.g. jettisonable retractable, foldable, or the like
- B64C25/16—Fairings movable in conjunction with undercarriage elements
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、キャビンスペースを確保し且つ地
上滑走中ＦＯＤ等による被害防止を図った降着装置に関
する。 【構成】 胴体２前方の脚収納空間３に収納可能な前脚
１と、この前脚１を昇降駆動する作動装置４と、該前脚
１を操舵する地上走行用の操舵装置６を備えた航空機の
降着装置において、脚収納空間３の両側方に一対の側方
隔壁部材１１を設けて、胴体２前部の空間を脚収納空間
３と左右の側室１３に区分し、一方の側室１３内に作動
装置４を設ける一方、他方の側室１３内に操舵装置６を
設ける。この作動装置４と操舵装置６を側方隔壁部材１
１によって遮蔽することで、ＦＯＤ等による被害がな
く、且つ前脚１側方に位置させることでキャビン７のス
ペースを犠牲にしない。
上滑走中ＦＯＤ等による被害防止を図った降着装置に関
する。 【構成】 胴体２前方の脚収納空間３に収納可能な前脚
１と、この前脚１を昇降駆動する作動装置４と、該前脚
１を操舵する地上走行用の操舵装置６を備えた航空機の
降着装置において、脚収納空間３の両側方に一対の側方
隔壁部材１１を設けて、胴体２前部の空間を脚収納空間
３と左右の側室１３に区分し、一方の側室１３内に作動
装置４を設ける一方、他方の側室１３内に操舵装置６を
設ける。この作動装置４と操舵装置６を側方隔壁部材１
１によって遮蔽することで、ＦＯＤ等による被害がな
く、且つ前脚１側方に位置させることでキャビン７のス
ペースを犠牲にしない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、キャビンスペースを確
保し且つ地上滑走中ＦＯＤ等による被害防止を図った降
着装置に関する。
保し且つ地上滑走中ＦＯＤ等による被害防止を図った降
着装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、航空機の前脚を胴体内に収納する
ようにした降着装置において、脚を昇降させるためのア
クチュエータ等の作動装置とか、地上滑走時のステアリ
ング用の操舵装置とかが前脚まわりに配設される。そし
て前者のアクチュエータ等の場合は、例えばキャビン室
の床下等に配設されるのが一般的であり、又後者の操舵
装置の場合は、前脚に連結する操舵ケーブル等のステア
リング系が機体の機軸中心線上附近に配設されることが
多い。
ようにした降着装置において、脚を昇降させるためのア
クチュエータ等の作動装置とか、地上滑走時のステアリ
ング用の操舵装置とかが前脚まわりに配設される。そし
て前者のアクチュエータ等の場合は、例えばキャビン室
の床下等に配設されるのが一般的であり、又後者の操舵
装置の場合は、前脚に連結する操舵ケーブル等のステア
リング系が機体の機軸中心線上附近に配設されることが
多い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の操舵装
置及び作動装置の位置は、航空機のキャビンの快適性を
追及するような場合、必ずしも最適の位置といえるもの
ではなかった。すなわち、キャビンの床下に位置するア
クチュエータ等は、キャビンの床面を低く設定するため
の阻害要因となって、キャビンスペースを上下方向に制
約するという不具合があり、又機軸中央に操舵装置を位
置させることは、例えば、特に与圧式キャビンで圧力隔
壁に球面形状を採用するようなタイプの航空機の場合に
あって、キャビン室の前後方向を制約するといった問題
があった。つまり、かかる圧力隔壁は、通常、球面突出
部が機軸中心線上にあり、キャビン室を前方に延出させ
ようとすると操舵装置と干渉しやすくなるからである。
又、操舵装置を機軸中心線附近に配置しようとすると、
前脚に連結する操舵ケーブル等の連結位置が特に高さ方
向に制限されるという問題もあった。更に作動装置、操
舵装置を機軸中央に設ける場合には、脚下げ状態下で前
脚とともに外部空間に晒されてしまうこととなり、地上
滑走中に飛び跳ねた小石等によるＦＯＤの損傷を受けや
すいといった問題もあった。
置及び作動装置の位置は、航空機のキャビンの快適性を
追及するような場合、必ずしも最適の位置といえるもの
ではなかった。すなわち、キャビンの床下に位置するア
クチュエータ等は、キャビンの床面を低く設定するため
の阻害要因となって、キャビンスペースを上下方向に制
約するという不具合があり、又機軸中央に操舵装置を位
置させることは、例えば、特に与圧式キャビンで圧力隔
壁に球面形状を採用するようなタイプの航空機の場合に
あって、キャビン室の前後方向を制約するといった問題
があった。つまり、かかる圧力隔壁は、通常、球面突出
部が機軸中心線上にあり、キャビン室を前方に延出させ
ようとすると操舵装置と干渉しやすくなるからである。
又、操舵装置を機軸中心線附近に配置しようとすると、
前脚に連結する操舵ケーブル等の連結位置が特に高さ方
向に制限されるという問題もあった。更に作動装置、操
舵装置を機軸中央に設ける場合には、脚下げ状態下で前
脚とともに外部空間に晒されてしまうこととなり、地上
滑走中に飛び跳ねた小石等によるＦＯＤの損傷を受けや
すいといった問題もあった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は胴体前方の脚収納空間に収納可能な脚と、
この脚を昇降駆動する作動装置と、該脚を操舵する地上
走行用の操舵装置を備えた航空機の降着装置において、
前記脚の収納空間に、機軸方向に対して両側面を画成す
る側方隔壁部材を設け、前記作動装置と操舵装置を、各
側方隔壁部材より夫々外側方の脚収納空間外に設けるよ
うにした。
め、本発明は胴体前方の脚収納空間に収納可能な脚と、
この脚を昇降駆動する作動装置と、該脚を操舵する地上
走行用の操舵装置を備えた航空機の降着装置において、
前記脚の収納空間に、機軸方向に対して両側面を画成す
る側方隔壁部材を設け、前記作動装置と操舵装置を、各
側方隔壁部材より夫々外側方の脚収納空間外に設けるよ
うにした。
【０００５】
【作用】作動装置と操舵装置を夫々側方隔壁部材の外側
方に設けることにより、キャビンの前後及び上下方向に
与える影響が少なくなり、又重量的にも左右のバランス
がとれる。そして側方隔壁部材によって作動装置と操舵
装置を外部空間から遮蔽することで、ＦＯＤによる被害
の虞れがなくなる。しかも操舵装置を前脚の側方に配設
すれば、該操舵装置に連結する操舵ケーブル等の連結部
の高さ方向の自由度が向上する。
方に設けることにより、キャビンの前後及び上下方向に
与える影響が少なくなり、又重量的にも左右のバランス
がとれる。そして側方隔壁部材によって作動装置と操舵
装置を外部空間から遮蔽することで、ＦＯＤによる被害
の虞れがなくなる。しかも操舵装置を前脚の側方に配設
すれば、該操舵装置に連結する操舵ケーブル等の連結部
の高さ方向の自由度が向上する。
【０００６】
【実施例】本発明の航空機の降着装置の実施例につい
て、添付した図面に基づき説明する。図１は航空機の前
脚の側面図、図２は同正面図である。
て、添付した図面に基づき説明する。図１は航空機の前
脚の側面図、図２は同正面図である。
【０００７】本発明の航空機の降着装置は、機体の略中
央部に設けられた不図示の２本の主脚と、機体の前方に
設けられた１本の前脚の合計３脚からなる前輪タイプの
３脚方式に構成され、３本の脚はリトラクト機能を備え
ている。
央部に設けられた不図示の２本の主脚と、機体の前方に
設けられた１本の前脚の合計３脚からなる前輪タイプの
３脚方式に構成され、３本の脚はリトラクト機能を備え
ている。
【０００８】このため、機体前方の胴体２には、前脚１
を収納するための脚収納空間３が設けられ、又、後述す
るように、前脚１を昇降作動させるための作動装置４、
及び地上走行時に前輪５を転舵する操舵装置６を前脚１
まわりに設けている。
を収納するための脚収納空間３が設けられ、又、後述す
るように、前脚１を昇降作動させるための作動装置４、
及び地上走行時に前輪５を転舵する操舵装置６を前脚１
まわりに設けている。
【０００９】脚収納空間３は、図１に示すように、与圧
キャビン７の前面を画成する球面状の圧力隔壁８の前方
に設けられ、機軸方向の前部に設けた前方隔壁部材１０
と、図２に示すような前脚１の両側方に設けた各側方隔
壁部材１１、１１によって囲まれる空間部とされてい
る。そして、前脚１が前方に向けて引き上げられて収納
された後、左右一対のドア１２、１２によって下面開口
部を覆うようにしている。
キャビン７の前面を画成する球面状の圧力隔壁８の前方
に設けられ、機軸方向の前部に設けた前方隔壁部材１０
と、図２に示すような前脚１の両側方に設けた各側方隔
壁部材１１、１１によって囲まれる空間部とされてい
る。そして、前脚１が前方に向けて引き上げられて収納
された後、左右一対のドア１２、１２によって下面開口
部を覆うようにしている。
【００１０】このため前部胴体２内は、図２に示すよう
に、各側方隔壁部材１１、１１によって正面視方向で脚
収納空間３を挟んで各側室１３、１３が画成されること
となる。
に、各側方隔壁部材１１、１１によって正面視方向で脚
収納空間３を挟んで各側室１３、１３が画成されること
となる。
【００１１】前脚１は、図１に示すように、機体側の揺
動支点Ｐまわりに揺動可能に枢着される基軸１４と、こ
の基軸１４の下方延出軸回りに回動可能なストラットガ
イド１５と、このストラットガイド１５によって緩衝支
持される一対のストラット１６、１６を備え、このスト
ラット１６の下端部に設けた車軸１７によって、前記前
輪５が両ストラット１６、１６間に支持されている。そ
してストラットガイド１５は、両ストラット１６、１６
を緩衝支持する各シリンダ部１５ａ、１５ａと、これら
シリンダ部１５ａを連結する上下各連結部１５ｂ、１５
ｂで構成されている。
動支点Ｐまわりに揺動可能に枢着される基軸１４と、こ
の基軸１４の下方延出軸回りに回動可能なストラットガ
イド１５と、このストラットガイド１５によって緩衝支
持される一対のストラット１６、１６を備え、このスト
ラット１６の下端部に設けた車軸１７によって、前記前
輪５が両ストラット１６、１６間に支持されている。そ
してストラットガイド１５は、両ストラット１６、１６
を緩衝支持する各シリンダ部１５ａ、１５ａと、これら
シリンダ部１５ａを連結する上下各連結部１５ｂ、１５
ｂで構成されている。
【００１２】又、基軸１４の延出中間部には、中折れ式
のドラグブレース１８の下端部がピン２０まわりに揺動
可能に枢着され、又、このドラグブレース１８の上端部
は後述する揺動支軸２１に固着され、前脚を昇降駆動す
る作動装置４に連結されている。すなわち、作動装置４
の駆動力を揺動支軸２１を介してドラグブレース１８に
伝達し、このドラグブレース１８によって前脚１の昇降
を行うとともに、該ドラグブレース１８の中間中折れ部
に係合部２２を設け、この係合部２２によって脚上げ時
にドア閉め係合部材２３を持上げてドア１２を閉めるよ
うにしている。
のドラグブレース１８の下端部がピン２０まわりに揺動
可能に枢着され、又、このドラグブレース１８の上端部
は後述する揺動支軸２１に固着され、前脚を昇降駆動す
る作動装置４に連結されている。すなわち、作動装置４
の駆動力を揺動支軸２１を介してドラグブレース１８に
伝達し、このドラグブレース１８によって前脚１の昇降
を行うとともに、該ドラグブレース１８の中間中折れ部
に係合部２２を設け、この係合部２２によって脚上げ時
にドア閉め係合部材２３を持上げてドア１２を閉めるよ
うにしている。
【００１３】一方、前記ストラットガイド１５は、後述
する地上走行用の操舵装置６に連結され、基軸１４まわ
りに揺動して前輪５の操舵を行う。そして、作動装置４
と操舵装置６は、図２に示すように前脚１を左右に挟み
込むような状態で左右の側室１３、１３にそれぞれ配設
されている。
する地上走行用の操舵装置６に連結され、基軸１４まわ
りに揺動して前輪５の操舵を行う。そして、作動装置４
と操舵装置６は、図２に示すように前脚１を左右に挟み
込むような状態で左右の側室１３、１３にそれぞれ配設
されている。
【００１４】それでは、脚昇降用の作動装置４につい
て、図３、図４に基づき説明する。尚、図３は、図２の
作動装置４を側方隔壁部材１１側から見た側面図であ
り、図４はドラグブレース１８との連結部の斜視図であ
る。
て、図３、図４に基づき説明する。尚、図３は、図２の
作動装置４を側方隔壁部材１１側から見た側面図であ
り、図４はドラグブレース１８との連結部の斜視図であ
る。
【００１５】作動装置４は、機体側に取付けられたアク
チュエータモータ２４と、このモータ２４に取付けられ
たモータギアボックス２５と、このギアボックス２５の
出力軸にユニバーサルジョイント２６を介して接続する
ジャッキスクリュ２７を備え、このジャッキスクリュ２
７にナットホルダ２８が螺合している。
チュエータモータ２４と、このモータ２４に取付けられ
たモータギアボックス２５と、このギアボックス２５の
出力軸にユニバーサルジョイント２６を介して接続する
ジャッキスクリュ２７を備え、このジャッキスクリュ２
７にナットホルダ２８が螺合している。
【００１６】そして、このナットホルダ２８には、リト
ラクトアーム３０の下端が枢着部Ｑで枢着され、又、リ
トラクトアーム３０の上端は、前記の揺動支軸２１に連
結されるとともに、この連結は図４に示すような揺動支
軸２１のスプライン部２１ａにスプライン嵌合してい
る。
ラクトアーム３０の下端が枢着部Ｑで枢着され、又、リ
トラクトアーム３０の上端は、前記の揺動支軸２１に連
結されるとともに、この連結は図４に示すような揺動支
軸２１のスプライン部２１ａにスプライン嵌合してい
る。
【００１７】そして、この揺動支軸２１は側方隔壁部材
１１を回転自在に貫いて、前記ドラグブレース１８にボ
ルト止めされている。
１１を回転自在に貫いて、前記ドラグブレース１８にボ
ルト止めされている。
【００１８】このため、アクチュエータモータ２４が作
動してジャッキスクリュ２７が回転すると、これに螺合
するナットホルダ２８がスクリュ軸に沿って移動し、こ
れとともにリトラクトアーム３０が揺動してドラグブレ
ース１８を揺動支軸２１まわりに揺動させる。つまり前
脚１の昇降が行われることとなるが、モータギアボック
ス２５の出力軸とジャッキスクリュ２７の連結部にユニ
バーサルジョイント２６を設けているのは、リトラクト
アーム３０とナットホルダ２８との枢着部Ｑが揺動支軸
２１を中心とする円弧を描くため、ジャッキスクリュ２
７を固定したままではナットホルダ２８の移動が円滑に
行われないためである。
動してジャッキスクリュ２７が回転すると、これに螺合
するナットホルダ２８がスクリュ軸に沿って移動し、こ
れとともにリトラクトアーム３０が揺動してドラグブレ
ース１８を揺動支軸２１まわりに揺動させる。つまり前
脚１の昇降が行われることとなるが、モータギアボック
ス２５の出力軸とジャッキスクリュ２７の連結部にユニ
バーサルジョイント２６を設けているのは、リトラクト
アーム３０とナットホルダ２８との枢着部Ｑが揺動支軸
２１を中心とする円弧を描くため、ジャッキスクリュ２
７を固定したままではナットホルダ２８の移動が円滑に
行われないためである。
【００１９】そして脚下げ状態（図３の実線位置）でリ
トラクトアーム３０の位置を検知するダウンリミットス
イッチ３１を設ける一方、該アーム３０の位置を固定す
るダウンロックフック３２を設け、脚上げ状態（図３の
破線位置）で該アーム３０の位置を検知するアップリミ
ットスイッチ３３、及びアップロックフック３４を設け
ている。
トラクトアーム３０の位置を検知するダウンリミットス
イッチ３１を設ける一方、該アーム３０の位置を固定す
るダウンロックフック３２を設け、脚上げ状態（図３の
破線位置）で該アーム３０の位置を検知するアップリミ
ットスイッチ３３、及びアップロックフック３４を設け
ている。
【００２０】ところで、以上のような作動装置４が設け
られている側室１３とは反対側の側室１３には、操舵装
置６を設けているが、この構成について図５及び図６に
基づいて説明する。尚、図５は図１の方向から見た操舵
装置６の側面図であり、図６は平面図である。
られている側室１３とは反対側の側室１３には、操舵装
置６を設けているが、この構成について図５及び図６に
基づいて説明する。尚、図５は図１の方向から見た操舵
装置６の側面図であり、図６は平面図である。
【００２１】操舵装置６は機体側に取付けられた複数の
軸受部材３６、３６と、この軸受部材３６によって回転
可能に支持されるほぼ鉛直なステアリングシャフト３７
と、このステアリングシャフト３７の上端にユニバーサ
ルジョイント３８を介して連結される連結シャフト４０
を備え、この連結シャフト４０は機体側に取付けられた
軸受部材３９に回転自在に支持されている。そして、前
記ステアリングシャフト３７の下端部には機軸に対して
側方に張出す張出しアーム４１が設けられて、その先端
にステアリングケーブルとの連結部材４２を備えてい
る。（尚、説明上、図５では紙面垂直方向になる張出し
アーム４１を右方に張出させて破線で示す。）
軸受部材３６、３６と、この軸受部材３６によって回転
可能に支持されるほぼ鉛直なステアリングシャフト３７
と、このステアリングシャフト３７の上端にユニバーサ
ルジョイント３８を介して連結される連結シャフト４０
を備え、この連結シャフト４０は機体側に取付けられた
軸受部材３９に回転自在に支持されている。そして、前
記ステアリングシャフト３７の下端部には機軸に対して
側方に張出す張出しアーム４１が設けられて、その先端
にステアリングケーブルとの連結部材４２を備えてい
る。（尚、説明上、図５では紙面垂直方向になる張出し
アーム４１を右方に張出させて破線で示す。）
【００２２】そして、例えば後方の操縦室内の左右のラ
ダーペダルに連結する不図示のステアリングケーブルが
該張出しアーム４１先端の連結部材４２に連結されてお
り、前記ラダーペダルを踏み込んで操作することで、ス
テアリングシャフト３７及び連結シャフト４０を各軸ま
わりに回転させる。
ダーペダルに連結する不図示のステアリングケーブルが
該張出しアーム４１先端の連結部材４２に連結されてお
り、前記ラダーペダルを踏み込んで操作することで、ス
テアリングシャフト３７及び連結シャフト４０を各軸ま
わりに回転させる。
【００２３】連結シャフト４０の上部には、機軸方向に
長手方向を沿わせたベルクランク４３を取付けている。
又、図６に示すように、機体中央の回動軸４４にも長手
方向を機軸方向に沿わせたステアリングベルクランク４
５を取付けており、両者の張出し端部には一対のステア
リングスプリング４６を連結するとともに、前記機体中
央の回動軸４４を、前述のストラットガイド１５に連結
している。
長手方向を沿わせたベルクランク４３を取付けている。
又、図６に示すように、機体中央の回動軸４４にも長手
方向を機軸方向に沿わせたステアリングベルクランク４
５を取付けており、両者の張出し端部には一対のステア
リングスプリング４６を連結するとともに、前記機体中
央の回動軸４４を、前述のストラットガイド１５に連結
している。
【００２４】このため、前記の要領でラダーペダルの踏
み込みによってステアリングシャフト３７、連結シャフ
ト４０が回転すると、ステアリングスプリング４６を介
して回動軸４４、ストラットガイド１５が回動し、前輪
５が偏向する。又、ラダーペダルの踏み込みを止める
と、ステアリングスプリング４６の復元によって中立状
態に復帰する。
み込みによってステアリングシャフト３７、連結シャフ
ト４０が回転すると、ステアリングスプリング４６を介
して回動軸４４、ストラットガイド１５が回動し、前輪
５が偏向する。又、ラダーペダルの踏み込みを止める
と、ステアリングスプリング４６の復元によって中立状
態に復帰する。
【００２５】尚、以上のようなステアリングシャフト３
７は従来であれば機体中央の回動軸４４の位置に設けら
れていたものであり、かかる場合には必然的にステアリ
ングケーブルとの連結部がステアリングベルクランク４
５の位置のような高い位置となり、連結部の自由度が少
なくなるものである。
７は従来であれば機体中央の回動軸４４の位置に設けら
れていたものであり、かかる場合には必然的にステアリ
ングケーブルとの連結部がステアリングベルクランク４
５の位置のような高い位置となり、連結部の自由度が少
なくなるものである。
【００２６】しかも、図１に示すように、キャビン７前
面の圧力隔壁８を球面状にした場合には、前方突出部が
丁度機体中央の前脚取付部まわりに近接することから、
周辺装置等と干渉しやすくなってキャビン空間に制約を
与えるものであった。
面の圧力隔壁８を球面状にした場合には、前方突出部が
丁度機体中央の前脚取付部まわりに近接することから、
周辺装置等と干渉しやすくなってキャビン空間に制約を
与えるものであった。
【００２７】以上のように構成した本発明の降着装置の
作用について説明する。
作用について説明する。
【００２８】まず作動装置４による脚の昇降について
は、既述のようにアクチュエータモータ２４によってジ
ャッキスクリュ２７を回転させることによって行うが、
かかるアクチュエータモータ２４、モータギアボックス
２５、ジャッキスクリュ２７等の各構成部品が側方隔壁
部材１１の外側の空間、つまり一方の側室１３内部にあ
って、脚下げ状態下でも外部空間に直接晒されることが
ない。
は、既述のようにアクチュエータモータ２４によってジ
ャッキスクリュ２７を回転させることによって行うが、
かかるアクチュエータモータ２４、モータギアボックス
２５、ジャッキスクリュ２７等の各構成部品が側方隔壁
部材１１の外側の空間、つまり一方の側室１３内部にあ
って、脚下げ状態下でも外部空間に直接晒されることが
ない。
【００２９】このため、例えば地上走行中に小石を跳ね
上げて作動装置に損傷を受けたり、又は離陸直後或いは
着陸寸前の脚下げ状態下で鳥と衝突する等の被害から作
動装置を防護することが出来、脚昇降機能の信頼性を高
めることが出来る。又、前脚１の側方に設けることで、
キャビン７を前方まで張出させることが出来、キャビン
空間の容量を高めることも出来る。
上げて作動装置に損傷を受けたり、又は離陸直後或いは
着陸寸前の脚下げ状態下で鳥と衝突する等の被害から作
動装置を防護することが出来、脚昇降機能の信頼性を高
めることが出来る。又、前脚１の側方に設けることで、
キャビン７を前方まで張出させることが出来、キャビン
空間の容量を高めることも出来る。
【００３０】次に操舵装置６による前輪５の操舵につい
ては既述のとおりステアリングシャフト３７を回転させ
ることによって行うが、かかる操舵装置６を前脚１の側
方に設けることで、前記作動装置４の場合と同様、キャ
ビン７スペースの確保の点、及びＦＯＤ等からの防護の
面から効果的であることのみならず、ステアリングシャ
フト３７に連結されるステアリングケーブルの連結箇所
の自由度を高めることが出来る。つまり、張出しアーム
４１を設ける位置に自由度が大きいからである。
ては既述のとおりステアリングシャフト３７を回転させ
ることによって行うが、かかる操舵装置６を前脚１の側
方に設けることで、前記作動装置４の場合と同様、キャ
ビン７スペースの確保の点、及びＦＯＤ等からの防護の
面から効果的であることのみならず、ステアリングシャ
フト３７に連結されるステアリングケーブルの連結箇所
の自由度を高めることが出来る。つまり、張出しアーム
４１を設ける位置に自由度が大きいからである。
【００３１】しかも一方の側室１３に作動装置４を設
け、他方の側室１３に操舵装置６を設けることによって
重量的に機体の左右のバランスを保つことも出来る。
け、他方の側室１３に操舵装置６を設けることによって
重量的に機体の左右のバランスを保つことも出来る。
【００３２】
【発明の効果】以上のように本発明の航空機の降着装置
は、作動装置及び操舵装置を前脚の側方に設けるように
したため、キャビンスペースの容量を増やすことが出
来、キャビンの快適性を向上させることが出来る。又、
作動装置、操舵装置を側方隔壁部材によってプロテクト
し、ＦＯＤ等による被害からの防護性を高めることで、
各装置の信頼性が高まる。更に操舵装置の場合は、操舵
系の連結箇所の自由度が高まるといった効果もある。
は、作動装置及び操舵装置を前脚の側方に設けるように
したため、キャビンスペースの容量を増やすことが出
来、キャビンの快適性を向上させることが出来る。又、
作動装置、操舵装置を側方隔壁部材によってプロテクト
し、ＦＯＤ等による被害からの防護性を高めることで、
各装置の信頼性が高まる。更に操舵装置の場合は、操舵
系の連結箇所の自由度が高まるといった効果もある。
【図１】航空機の前脚の側面図
【図２】同正面図
【図３】作動装置の側面図
【図４】作動装置とドラグブレースの連結を示す斜視図
【図５】操舵装置の側面図
【図６】同平面図
１ 前脚 ２ 胴体 ３ 脚収納空間 ４ 作動装置 ６ 操舵装置 １１ 側方隔壁部材
Claims (1)
- 【請求項１】 胴体前方の脚収納空間に収納可能な脚
と、この脚を昇降駆動する作動装置と、該脚を操舵する
地上走行用の操舵装置を備えた航空機の降着装置におい
て、前記脚の収納空間には、機軸方向に対して両側面を
画成する側方隔壁部材が設けられ、前記作動装置と操舵
装置を、各側方隔壁部材より夫々外側方の脚収納空間外
に設けたことを特徴とする航空機の降着装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29075792A JP3147539B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 航空機の降着装置 |
| US08/131,705 US5482228A (en) | 1992-10-05 | 1993-10-05 | Landing gear assembly for airplane |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29075792A JP3147539B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 航空機の降着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0752891A true JPH0752891A (ja) | 1995-02-28 |
| JP3147539B2 JP3147539B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=17760144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29075792A Expired - Lifetime JP3147539B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 航空機の降着装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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| US (1) | US5482228A (ja) |
| JP (1) | JP3147539B2 (ja) |
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1993
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