JPH0752719A - 車載用gps装置の熱収集伝達構造 - Google Patents

車載用gps装置の熱収集伝達構造

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JPH0752719A
JPH0752719A JP19948893A JP19948893A JPH0752719A JP H0752719 A JPH0752719 A JP H0752719A JP 19948893 A JP19948893 A JP 19948893A JP 19948893 A JP19948893 A JP 19948893A JP H0752719 A JPH0752719 A JP H0752719A
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JP
Japan
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product
heat
exterior
mount
metal sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP19948893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Sakai
義彦 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP19948893A priority Critical patent/JPH0752719A/ja
Publication of JPH0752719A publication Critical patent/JPH0752719A/ja
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 防水構造を持つポータブルタイプの車載用G
PS装置の内部に蓄積されやすい熱を、製品外部へ効率
良く伝えやすくする。 【構成】 製品外装7の内側に熱伝導性の良い薄い金属
シート9を配置し、金属シート9を伝わった熱を蓄積す
る効果の高いアルミニウムブロック10をマウント5に取
り付ける止め孔3の部分近傍に配置し、さらにマウント
部分の材質を熱の伝わりが良いアルミニウム等のマウン
トブロック11にすることで、製品内部に発生した熱h1
をフレキシブルアーム6を通して車体へ、熱h3→h4→
h5の経路で放出することにより、製品内部の温度上昇
を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載用GPS装置の熱収
集伝達構造に関するものであり、特に車載用ビデオGP
S(グローバル・ポジショニング・システム)をポータブ
ル可能なようにした車載用GPS装置の熱収集伝達構造
に係る。
【0002】
【従来の技術】地球上空を周回する衛星を利用したGP
Sと呼ばれる地球的測位システムを使用した自位置の測
定装置が、その設備環境等の充実に伴い一般の自動車に
も普及し始めている。これは、リアルタイムで測定した
自位置を地図情報と共にLCD等を使った表示装置上に
表示することにより、自動車の運転者に運転に際し有益
な位置情報をリアルタイムで与えようとするものであ
り、ビデオGPSとも称されている。
【0003】この車載用ビデオGPSをポータブル可能
なように一体型にしたGPS装置が考えられる。
【0004】以下、従来の車載用GPS装置について図
6および図7を用いて説明する。
【0005】図6は従来の車載用GPS装置の外観の概
略斜視図である。図7は従来の他の車載用GPS装置の
断面図である。
【0006】図6の場合は発熱対策として製品外装に通
気孔が設けられている場合であるが、製品外装1の両サ
イド上下部分に通気孔1Aおよび1Bが設けられてお
り、外気a1が通気孔1Aを通して製品外装1の内部へ
供給され、製品内部にて発生した熱を伴い、通気孔1B
より排気a2となり排出される。この一連の空気の流れ
により、製品内部にて発生した熱を製品外部へと効率良
く排出することになる。しかしながら、図6の場合は、
製品外装1に通気孔1A,1Bを持っているからこそ可
能な排熱方法であり、製品外装に通気孔を設けない防水
可能としたポータブル可能な製品の場合、上記の方法は
使用できないことになり、製品内部に発生した熱により
製品内部の温度が極めて高くなってしまう。
【0007】図7の場合は製品外装2に排熱のための図
6に示す通気孔1A,1Bを持たない場合であり、車載
時の使用における製品内部に発生した熱の排出状況も併
せて示している。
【0008】通気孔を持たない製品外装2は、製品外装
上に1箇所設けられている止め孔3に対応する止めネジ
4を持つマウント5により、フレキシブルアーム6に取
り付けられている。フレキシブルアーム6の一方の端
は、車(図略)にボルト等を用いて固定されている。止め
ネジ4にはネジを締め付ける際に使用するローレットを
刻んだローラー4Aが設けられている。
【0009】製品に電源入力後、温度平衡に達した状態
にて通気孔を持たない製品外装2の内部で発生した熱h
1は、製品外部へ向かって流れることになる。この際、
製品内部より製品外装2を通して伝わった熱は、熱h2
となって外気中に放出される。
【0010】樹脂の熱伝導は低い値であることが知られ
ているが、この場合の製品内部にて発生した熱h1は、
樹脂製の製品外装2が一種の断熱材として働くため、製
品外部へと必要量の熱が伝わるようにするために、製品
内部の温度が外気温度よりかなり高い状態になってしま
うことになる。フレキシブルアーム6の取り付け台であ
るマウント5も普通樹脂製であるため、製品内部の熱h
1を製品外部へと積極的に伝える伝熱路となることはな
い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
車載用、また防水可能なポータブルGPS装置は、製品
内部に発生した熱を効率良く製品外部に排出することが
できず、製品内部の温度が極めて高温になるという問題
が生じた。
【0012】本発明は、上記課題を解決するものであ
り、製品外装に通気孔を持たない防水可能な車載用GP
S装置の熱収集伝達構造の提供を目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、通気用の開口部等を有さない合成樹脂製の製
品外装の内側には、前記合成樹脂より熱伝導性の良い薄
いシート状の伝熱部材と、前記伝熱部材を伝わる熱を効
率良く蓄積しやすい蓄熱部材とを有し、前記合成樹脂製
の製品を外部に取り付けるための取り付け部材の取り付
け部分の近傍に、前記蓄熱部材を配設したことを特徴と
する。
【0014】
【作用】本発明によれば、製品外装の内側に熱伝導性の
良い薄い金属シートを配置し、金属シートを伝わった熱
を蓄積する効果の高いアルミニウムブロックをマウント
に取り付ける止め孔部近傍に配置し、さらにマウント部
分の材質を熱の伝わりが良いアルミニウム等の金属にす
ることで、製品内部に発生した熱をフレキシブルアーム
を通して車体へ放出することにより、製品内部の温度上
昇を抑えることができる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例における防水可能な
車載用GPS装置の外観の概略斜視図である。これは、
製品外装7の前面にはLCD表示部8が配置されてい
る。製品外装7の底部7Aには、フレキシブルアーム6
が、このフレキシブルアーム6に連なるマウント5でも
って取り付けられるようになっている。
【0016】図2は図1の製品外装部分の断面図(1)
と、そのマウント部分の拡大断面図(2)であり、併せて
製品内部にて発生した熱が製品外部へとどのように伝わ
っていくかを示している。図2に示すように製品外装7
の内側には、熱伝導性の良い金属シート9が配置されて
おり、製品外装7の底部7Aには金属シート9を伝わっ
てくる熱を蓄積する効果の高いアルミニウムブロック10
が配置されている。このアルミニウムブロック10は、フ
レキシブルアーム6を製品外装7に取り付けるための止
めネジ4を取り付ける止め孔3を覆うように配置されて
いる。また、止めネジ4はローラー4Aを用いてドライ
バー等を用いることなく、止め孔3に素手で取り付ける
ことができるようになっている。
【0017】フレキシブルアーム6は、直接製品外装7
へ取り付けられるのではなく、マウント5を介して取り
付けられる。マウント5の内部は、製品外装7からの熱
をフレキシブルアーム6へ伝えやすくするために金属、
例えばアルミニウム等でできたマウントブロック11と、
フレキシブルアーム6の先端部6Aでできている。前記
マウントブロック11とフレキシブルアーム6の先端部6
Aは、互いに堅固に、例えばネジ等で螺合締結されてい
る。
【0018】上記のように構成された製品外装7の内部
にて発生した熱h1は、次のような経路を通って製品外
へと伝わる。熱h1の1つは、製品外装7の表面まで伝
わり最終的に製品を取り巻く雰囲気中に伝わる熱h2と
なるものと、もう1つは、製品外装7の内側に取り付け
た金属シート9を伝わる熱h3となるものである。
【0019】金属シート9は、樹脂性の製品外装7より
高い熱伝導性を持つために、製品外装7内で発生した熱
h1のうちの高い割合部分を伝えることになる。熱h3と
なって伝わる熱は、まずアルミニウムブロック10に効率
良く蓄積され、そして、製品外装7の底部7Aに取り付
けられたマウント5のマウントブロック11を伝わる熱h
4となり、その熱h4は、フレキシブルアーム6の先端部
6Aを伝わり、最終的にフレキシブルアーム6を通って
車体へと伝わる熱h5となる。
【0020】図3および図4は図1における製品外装と
金属シートの要部分解斜視図および要部断面図であり、
併せて製品外装の内部で発生した熱の金属シートへの伝
わり方,金属シートから製品外装への伝わり方を示して
いる。
【0021】図3および図4に示すように、製品外装7
の内側には多数の溝7Bが刻まれており、金属シート9
の製品外装7に接触する側には、前記溝7Bに対応する
突起9Aを有する。図4に示すように内部にて発生した
熱h1は、初めに金属シート9に伝わる。そして、金属
シート9を突起9Aが製品外装7の溝7Bに合うように
製品外装7に隙間なく取り付けていることにより、金属
シート9と製品外装7間の接触面積が増えているので、
金属シート9上を熱h3となって伝わるのと同時に、矢
印で示す経路12のように製品外装7へも効率良く伝わ
り、製品外装7外の雰囲気中に熱h2として放出され
る。
【0022】図5は図1における製品外装の底部にある
アルミニウムブロックとマウントブロックの結合部分に
おける熱の伝わりを示す断面図である。
【0023】前記図3および図4にて説明した製品内部
にて発生し、金属シート9へと伝わった熱h3は、製品
外装7の底部7Aにあるアルミニウムブロック10へと伝
わるが、このアルミニウムブロック10をある程度の大き
さに作っておけば、十分な蓄熱効果が生じることにな
る。この蓄熱効果があるために製品内部にて発生し金属
シート9に伝えられた熱h1が、その一部を熱h3の形で
金属シート9上をアルミニウムブロック10まで伝熱移動
することになる。
【0024】次に、アルミニウムブロック10を製品外装
7の底部7Aにあるフレキシブルアーム6に連なるマウ
ント5中の止めネジ4を止めるための止め孔3を覆うよ
うに配置しておくことにより、熱h3として金属シート
9上を運ばれ、アルミニウムブロック10中に蓄積された
熱は、マウント5内のアルミニウム製のマウントブロッ
ク11へと熱h4のように効率良く伝わることになる。
【0025】以下の熱の伝わり方の詳細な説明は省く
が、マウントブロック11に伝わった熱h4は、前記図2
(2)にて説明したように、フレキシブルアーム6の先端
部6A、それからフレキシブルアーム6へと伝わり、最
終的にはフレキシブルアーム6の製品外装側ではなく、
もう一方の端が取り付けられている車体等へ伝わること
になる。
【0026】製品サイズ、また製品内部にて発生する熱
の量と、車体の持つ熱を蓄積する効果がどの程度あるか
を示す熱容量とを比べれば、車体側の蓄熱効果がいかに
圧倒的であるかは容易に察しがつく。つまり、製品内部
にて発生した熱を効率良く車体に伝えることで、製品内
部の温度上昇を効率良く低く抑えることができることに
なる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車載用G
PS装置の熱収集伝達構造は、製品外装に通気用の孔を
持たない防水可能な車載用GPS装置の製品外装内部に
て発生する熱を製品内部より効率良く製品の外へ放出
し、製品内部の温度上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における防水可能な車載用G
PS装置の外観の概略斜視図である。
【図2】図1の製品外装部分の断面図(1)とそのマウン
ト部分の拡大断面図(2)である。
【図3】図1における製品外装と金属シートの要部分解
斜視図である。
【図4】図1における製品外装と金属シートの要部断面
図である。
【図5】図1における製品外装の底部にあるアルミニウ
ムブロックとマウントブロックの結合部分における熱の
伝わりを示す断面図である。
【図6】従来の車載用GPS装置の外観の斜視図であ
る。
【図7】従来の他の車載用GPS装置の断面図である。
【符号の説明】
1,2,7…製品外装、 3…止め孔、 4…止めネ
ジ、 4A…ローラー、5…マウント、 6…フレキシ
ブルアーム、 6A…フレキシブルアームの先端部、
7B…製品外装内側の溝、 8…LCD表示部、 9…
金属シート、 9A…金属シート上の突起、 10…アル
ミニウムブロック、 11…マウントブロック、 12…金
属シートから製品外装へ伝わる熱の経路、 h1…製品
内部発生熱、 h2…製品外の雰囲気中に伝わる熱、
h3…金属シート上を伝わる熱、h4…製品外装からマウ
ントへ伝わる熱、 h5…マウントからフレキシブルア
ームへ伝わる熱。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気用の開口部等を有さない合成樹脂製
    の製品外装の内側には、前記合成樹脂より熱伝導性の良
    い薄いシート状の伝熱部材と、前記伝熱部材を伝わる熱
    を効率良く蓄積しやすい蓄熱部材とを有し、前記合成樹
    脂製の製品を外部に取り付けるための取り付け部材の取
    り付け部分の近傍に、前記蓄熱部材を配設したことを特
    徴とする車載用GPS装置の熱収集伝達構造。
JP19948893A 1993-08-11 1993-08-11 車載用gps装置の熱収集伝達構造 Pending JPH0752719A (ja)

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JP19948893A JPH0752719A (ja) 1993-08-11 1993-08-11 車載用gps装置の熱収集伝達構造

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JP19948893A JPH0752719A (ja) 1993-08-11 1993-08-11 車載用gps装置の熱収集伝達構造

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JPH0752719A true JPH0752719A (ja) 1995-02-28

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ID=16408648

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JP19948893A Pending JPH0752719A (ja) 1993-08-11 1993-08-11 車載用gps装置の熱収集伝達構造

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JP (1) JPH0752719A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006058587A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Sharp Corp 薄型表示装置
WO2014178175A1 (ja) * 2013-04-30 2014-11-06 株式会社デンソー 車載用表示装置
WO2021031451A1 (zh) * 2019-08-16 2021-02-25 宝时得科技(中国)有限公司 Gps定位机构及割草机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006058587A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Sharp Corp 薄型表示装置
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