JPH075260Y2 - スリーブ型プランジャポンプ - Google Patents

スリーブ型プランジャポンプ

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JPH075260Y2
JPH075260Y2 JP1986173319U JP17331986U JPH075260Y2 JP H075260 Y2 JPH075260 Y2 JP H075260Y2 JP 1986173319 U JP1986173319 U JP 1986173319U JP 17331986 U JP17331986 U JP 17331986U JP H075260 Y2 JPH075260 Y2 JP H075260Y2
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JP
Japan
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sleeve
crankcase
cylinder
rod
tip
Prior art date
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JP1986173319U
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JPS6379481U (ja
Inventor
仁夫 須藤
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Maruyama Manufacturing Co Inc
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、往復動する棒状往復動部材の先端部にスリ
ーブが嵌装されこのスリーブの通孔を介して液体がシリ
ンダ元から吸収されるスリーブ型プランジャポンプに関
するものである。
〔従来の技術〕
第3図を参照して従来のスリーブ型プランジャポンプに
ついて説明する。クランク軸10は、クランクケース12内
に延び、両端部において回転自在にクランクケース12に
軸支されている。クランクケース12の方から順番にシリ
ンダ元14、シリンダ体16及びシリンダ先18が配置され、
植込ボルト20は、一端においてクランクケース12に固定
され、他端においてシリンダ先18のフランジ部を貫通し
ている。ナット22は、植込ボルト20の他端に螺合し、シ
リンダ先18をクランクケース12の方へ締め付け、この締
め付けによりシリンダ元14及びシリンダ体16はクランク
ケース12とシリンダ先18との間に挟着される。
棒体24は、クランクケース12からシリンダ元14を貫通し
て延び、先端においてシリンダ体16内に達し、基端にお
いて連接棒26を介してクランク軸10に連結している。棒
体24の先端部外周には、棒体24の基端の方から順番にス
リーブ28及びカラー30が嵌合され、ナット32は、棒体24
の先端部に螺合し、スリーブ28及びカラー30を、スリー
ブ28の内周側の縁部が当接する棒体24の段部へ、締め付
けている。スリーブ28には、その軸方向へ貫通する複数
個の通孔34が形成され、吸入弁36は、スリーブ28のカラ
ー30側の端面に当接可能にカラー30の外周に遊嵌され、
圧縮コイルばね38によりスリーブ28の端面の押圧されて
いる。吐出弁40は、シリンダ体16とシリンダ先18との接
合部に挟着される弁座42及び弁サック44と、この弁サッ
ク44内に配設されて圧縮コイルばね48により弁座42の方
へ付勢されている弁体46とを含む。
棒体24がクランク軸10の方へ移動する工程では、吸入弁
36及び吐出弁40はそれぞれ開及び閉の状態になり、シリ
ンダ元14内の吸入側空間50の液体は、スリーブ28の通孔
34を介してシリンダ体16内のポンプ室52内へ流入する、
棒体24がシリンダ先18の方へ移動する工程では、吸入弁
36及び吐出弁40はそれぞれ閉及び開の状態になり、ポン
プ室52内の液体は吐出弁40を通過して、シリンダ先18の
吐出側空間54内へ流入する。
パッキン56は、クランクケース12とシリンダ体16との接
合部に嵌着され、内周縁をスリーブ28により摺動され、
吸入側空間50とポンプ室52との間の水密を保持してい
る。パッキン58は、クランクケース12とシリンダ元14と
の接合部におけるシリンダ元14の段部60内に挟着され、
内周側を棒体24の軸方向中間部の外周により摺動され、
吸入側空間50からクランクケース12内への液漏れを阻止
している。段部60の内周側においてシリンダ元14には、
円形の通孔62が形成され、棒体24と通孔62との間には半
径方向間隙が形成されている。
従来のスリーブ型プランジャポンプでは、スリーブ28の
外径a1、通孔62の径a2及びパッキン58の内径a3に関して
次のような関係がある。
a1>a2>a3 〔考案が解決しようとする問題点〕 従来のスリーブ型プランジャポンプでは、パッキン58の
磨耗及び損傷等が生じてパッキン58を交換する場合に
は、ナット22を植込ボルト20から外して、シリンダ先18
及びシリンダ体16をシリンダ元14から分離する。しか
し、a1>a2>a3の関係のために、通孔62はスリーブ28の
外周を通過することが困難になっている。したがって、
ナット32を外して、棒体24の先端部に組付けられている
スリーブ28及び吸入弁36等を棒体24から外した後、シリ
ンダ元14を棒体24の先端から抜いて、パッキン58を取替
え、再び、スリーブ28及び吸入弁36等を組付ける必要が
あり、パッキン58の交換作業が煩雑になっている。
この考案の目的は、クランクケースとシリンダ元との間
に挟着され両者間のシールを行なっているパッキンの交
換作業が容易なスリーブ型プランジャポンプを提供する
ことである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説
明する。
この考案の前提となるスリーブ(28)型プランジャポン
プでは、クランクケース(12)の方から順番にシリンダ
元(14)、シリンダ体(16)及びシリンダ先(18)が配
置され、このシリンダ先(18)が締着具によりクランク
ケース(12)に締め付けられることによりシリンダ元
(14)及びシリンダ体(16)がクランクケース(12)と
シリンダ先(18)との間に挟着されている。棒状往復動
部材(24)はクランクケース(12)からシリンダ元(1
4)内を貫通してシリンダ体(16)まで延びている。ス
リーブ(28)は、その軸方向へ貫通する通孔(34)を有
し、かつ棒状往復動部材(24)の先端部に嵌装されてい
る。吸入弁(36)は、軸方向の変位によりスリーブ(2
8)のポンプ室(52)側の端面における通孔(34)の開
口を開閉自在に棒状往復動部材(24)に嵌装され、かつ
付勢部材(38)によりスリーブ(28)の方へ付勢されて
いる。クランクケース(12)とシリンダ元(14)との間
にシリンダ元(14)からクランクケース(12)への液漏
れを阻止するパッキン(72)が挟着されている。
そしてこの考案のスリーブ(28)型プランジャポンプで
は、前記スリーブ(28)の外径以上の外径を有する円筒
体状のガイド(66)が、このスリーブ(28)よりクラン
クケース(12)側において、前記棒状往復動部材(24)
に嵌装固定され、このガイド(66)の外周が前記パッキ
ン(72)に摺接される。
〔作用〕
パッキン(72)に摩耗等が生じて、パッキン(72)の交
換の必要が生じたとき、締着具(20,22)を外す。ガイ
ド(66)の外径a4はスリーブ(28)の外径a1以上である
ので、シリンダ元(14)及びパッキン(72)はスリーブ
(28)の外周を通過可能である。したがって、スリーブ
(28)及び吸入弁(36)を棒状往復動部材(24)から分
離することなく、シリンダ先(18)及びシリンダ体(1
6)を外してから、シリンダ元(14)、さらに、その次
に、パッキン(72)を、棒状往復動部材(24)の先端方
向へスリーブ(28)の個所を通過させて、棒状往復動部
材(24)の先端側へ取り出す。新しいパッキン(72)
を、棒状往復動部材(24)の基端方向へスリーブ(28)
の個所を通過させて、所定の部位へ組み付けた後、さら
に、シリンダ元(14)を、棒状往復動部材(24)の基端
方向へスリーブ(28)の個所を通過させて、クランクケ
ース(12)に組付け、さらに、シリンダ体(16)及びシ
リンダ先(18)を組付けて、パッキン(72)の交換作業
を終了する。
〔実施例〕
以下、この考案を第1図及び第2図の実施例について説
明する。なお、第3図の従来のスリーブ型プランジャポ
ンプと同一の部分については同番号で指示するととも
に、それらの説明は省略する。
第1図において、スリーブ28より基端側において棒体24
の軸方向中間周面には段部64が形成され、この段部64か
らスリーブ28の方へ向かって順番に、円筒体状のガイド
66及びカラー68が棒体24の外周に嵌装される。ガイド66
の段部64側の端及びカラー68のスリーブ28側の端はそれ
ぞれ段部64及びすりーぶ28に当接しており、ナット32の
締め付けによりガイド66及びカラー68は段部64とスリー
ブ28との間に挟着される。シリンダ元14のクランクケー
ス12側の端面の内周には、段部70が形成され、パッキン
72がこの段部70に嵌入されてクランクケース12とシリン
ダ元14との間に挟着され、また、棒体24の往復動を許容
するために、シリンダ元14には段部70よりシリンダ体16
側通孔74が形成されている。ガイド66の外周はパッキン
72の内周を摺動し、パッキン72はこの摺動部を介して吸
入側空間50内の液体がクランクケース12の方へ流れるの
を阻止する。
スリーブ28の外径a1、ガイド66の外径a4、及び通孔74の
内径a5の間には次のような関係が規定されている。
a1≦a4<a5 パッキン72の磨耗及び損傷等によりパッキン72を交換す
る場合には、最初にナット22を植込ボルト20から外す。
これにより、シリンダ先18及びシリンダ体16はシリンダ
元14から分離される。また、a1≦a4<a5の関係により、
通孔74はスリーブ28の外周を通過可能であり、シリンダ
元14を棒体24の先端から抜くことができるので、ナット
32を棒体24から外してスリーブ28及び吸入弁36等の棒体
24先端部の組付け品を棒体24から外すことなく、シリン
ダ元14をクランクケース12から分離することができる。
シリンダ元14をクランクケース12から分離した後、パッ
キン72を新しいものと取替え、スリーブ28等が先端部外
周に組付けられたままである棒体24の先端からシリンダ
元14を基端の方へ通し、シリンダ元14をクランクケース
12に組付け、さらに、シリンダ体16及びシリンダ先18を
組付け、最後にナット22を植込ボルト20に螺合して、シ
リンダ元14、シリンダ体16及びシリンダ先18をクランク
ケース12に締め付ける。
第2図は第1図のガイド66及びカラー68の変形例を示
し、ガイド66及びカラー68はガイド部材76として一体的
に形成されている。
〔考案の効果〕
このように、この考案によれば、ガイドの外径a4はスリ
ーブの外径a1以上であって、シリンダ元及びパッキンは
スリーブの個所を棒状往復動部材の軸方向へ通過可能で
あるので、パッキンの交換作業においては、棒状往復動
部材の先端部に嵌装されているスリーブや吸入弁等の組
付け品を棒状往復動部材から外すことなく、クランクケ
ースとシリンダ元との挟着部のパッキンの交換すること
ができ、交換作業を簡単化及び能率化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例に係るスリーブ型プランジャ
ポンプの構造図、第2図(a)及び(b)は第1図のガ
イド及びカラーの変形例を示す端面図及び縦断面図、第
3図は従来のスリーブ型プランジャポンプを例示した構
造図である。 12……クランクケース、14……シリンダ元、16……シリ
ンダ体、18……シリンダ先、20……植込ボルト(締着
具)、22……ナット(締着具)、24……棒体(棒状往復
動部材)、28……スリーブ、34……通孔、36……吸入
弁、38……圧縮コイルばね(付勢部材)、52……ポンプ
室、66……ガイド、72……パッキン。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランクケース(12)の方から順番にシリ
    ンダ元(14)、シリンダ体(16)及びシリンダ先(18)
    が配置され、このシリンダ先(18)が締着具により前記
    クランクケース(12)に締め付けられることにより前記
    シリンダ元(14)及び前記シリンダ体(16)が前記クラ
    ンクケース(12)と前記シリンダ先(18)との間に挟着
    され、棒状往復動部材(24)が前記クランクケース(1
    2)から前記シリンダ元(14)内を貫通して前記シリン
    ダ体(16)まで延び、スリーブ(28)が、その軸方向へ
    貫通する通孔(34)を有しかつ前記棒状往復動部材(2
    4)の先端部に嵌装され、吸入弁(36)が、軸方向の変
    位により前記スリーブ(28)のポンプ室(52)側の端面
    における前記通孔(34)の開口を開閉自在に前記棒状往
    復動部材(24)に嵌装され、かつ付勢部材(38)により
    前記スリーブ(28)の方へ付勢され、前記クランクケー
    ス(12)と前記シリンダ元(14)との間に前記シリンダ
    元(14)から前記クランクケース(12)への液漏れを阻
    止するパッキン(72)が挟着されているスリーブ(28)
    型プランジャポンプにおいて、前記スリーブ(28)の外
    径以上の外径を有する円筒体状のガイド(66)が、この
    スリーブ(28)よりクランクケース(12)側において、
    前記棒状往復動部材(24)に嵌装固定され、このガイド
    (66)の外周が前記パッキン(72)に摺接されるように
    したことを特徴とするスリーブ型プランジャポンプ。
  2. 【請求項2】前記締着具(20,22)は、前記クランクケ
    ース(12)に固定されたボルト(20)と、このボルト
    (20)の端部に螺合するナット(22)とを含むことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のスリーブ
    型プランジャポンプ。
JP1986173319U 1986-11-13 1986-11-13 スリーブ型プランジャポンプ Expired - Lifetime JPH075260Y2 (ja)

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JP1986173319U JPH075260Y2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13 スリーブ型プランジャポンプ

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JPS6379481U JPS6379481U (ja) 1988-05-25
JPH075260Y2 true JPH075260Y2 (ja) 1995-02-08

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ID=31110667

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JP1986173319U Expired - Lifetime JPH075260Y2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13 スリーブ型プランジャポンプ

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS531985Y2 (ja) * 1974-09-24 1978-01-19
JPS5211681U (ja) * 1975-07-15 1977-01-27

Also Published As

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JPS6379481U (ja) 1988-05-25

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