JPH0752607Y2 - ガス検知器 - Google Patents

ガス検知器

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JPH0752607Y2
JPH0752607Y2 JP1988099716U JP9971688U JPH0752607Y2 JP H0752607 Y2 JPH0752607 Y2 JP H0752607Y2 JP 1988099716 U JP1988099716 U JP 1988099716U JP 9971688 U JP9971688 U JP 9971688U JP H0752607 Y2 JPH0752607 Y2 JP H0752607Y2
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JP
Japan
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gas
container
rubber ball
air
ball spray
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JP1988099716U
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JPH0221543U (ja
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茂雄 平田
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New Cosmos Electric Co Ltd
Original Assignee
New Cosmos Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、包装紙内の食品から発生するガスを包装紙
の外部に採取して、内容や鮮度の検査を行うガス検知器
に関するものである。
〔従来の技術〕
周知のとおり、果実,野菜,魚肉類等の食品を包装紙で
包装して保存することが行われているが、これらの食品
も一定期間が経過すると、品質が変化してガスが発生す
る。
例えば、果実類は、植物ホルモンであるエチレンの発生
とともに熟度が進行し、エステル等の芳香成分の発生が
増加し、次いでアルコール,アルデヒドを発生し腐敗に
至る。また魚肉類も腐敗により悪臭ガスを発生する。
このため、これらのガスを採取してガスの濃度を測定す
ることにより食品の内容や鮮度を知ることができる。
ところで、ガスの濃度を検知するガス検知方式として吸
引式と拡散式とがある。
まず、吸引式のガス検知方式とは、ゴム球スプレーまた
は電動式のエアポンプを連続動作させ、ガス通気路にセ
ンサを配置して被検ガスの検知を行うものである。
また、拡散式のガス検知方式は、ガスセンサを被検ガス
の雰囲気内に置いてガスの自然拡散により被検ガスを検
知するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記のガス検知方式は、被検ガスの容量が多
量に存在するときに効果があるもので、被検ガスの容量
がきわめて少ない場合は、ガスセンサの出力表示がゼロ
になるかあるいは微少の表示しかされない。これは被検
ガスが少ない場合、ガスセンサが被検ガスを検知する
と、吸引式においては、ガスセンサの出力が立ち上って
から所定の飽和出力に達するまでに被検ガスが無くな
り、周囲の空気を連続吸引するためである。また、拡散
式においては、微量ガスの雰囲気中にガスセンサを置く
ことが困難であるからである。
このため、上記ガス検知方式では包装紙内の食品から発
生した微量のガスを、外部から検知することが困難であ
るという問題点があった。
この考案は、上記の問題点を解消するためになされたも
ので、微量のガスであっても、そのガスの濃度を測定す
ることができるようにしたガス検知器を得ることを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案にかかるガス検知器は、取付台に取り付けられ
たガスセンサを容器で密閉し、ガスセンサと容器との間
にガス貯溜部を形成し、容器に針状のガス採取細管を取
り付け、さらに握り、離すの動作によりガス貯溜部内の
空気を流入させる流入弁と、この流入された空気を外部
に排出する排出弁との前記握り,離すの動作に対して互
に逆動作する2つの逆止弁により被検ガスを一方向に流
すゴム球スプレーを前記容器へ設けたものである。
〔作用〕
この考案においては、ゴム球状のスプレーを握り、離す
ことによってガス貯溜部内の空気が排出され、針状のガ
ス採取細管を介して流入されてきた被検ガスを貯溜部内
に貯溜し、滞留させることによりガスセンサで被検ガス
の濃度を測定する。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示す側断面図で、1は被
検ガスを検知するガスセンサ、2は前記ガスセンサ1の
引出線で、はんだ付け等により接続されている。3は前
記ガスセンサ1の取付台、4は前記取付台3と螺合によ
り接続された容器、5は密封用のOリング、6は前記引
出線2を固着する樹脂、7は前記容器4に取り付けられ
た針状のガス採取細管で、注射針と同様の形状を有して
いる。8は被検ガスのガス貯溜部、9は前記容器4のほ
ぼ中央に取り付けられたゴム球スプレーで、ゴム等、弾
力性を有する材料で形成されている。10は前記ゴム球ス
プレー9の握る,離すの一動作で被検ガスを流入させて
ガス貯溜部8内の空気をゴム球スプレー9内へ流入させ
る流入弁、11は前記ゴム球スプレー9内の空気を外部へ
流出させる排出弁で、流入弁10,排出弁11は逆止弁の作
用をし、ゴム球スプレーを握る,離すの動作に対して互
に逆動作を行う。
次に、動作について説明する。
まず、ガス検知器のガス採取細管7を食品等が収納され
ている包装紙(図示せず)の外部から刺し込む、次い
で、ゴム球スプレー9を握り、離すの動作を1回行う。
すなわち、ゴム球スプレー9を握ることにより、ゴム球
スプレー9内の空気が排出弁11が開いて外部へ排出され
る。次いで、ゴム球スプレー9から手を離すことによ
り、流入弁10が開いて、ガス貯溜部内8の空気が流入弁
10を通ってゴム球スプレー9に入ると同時に包装紙内で
発生した被検ガスがガス採取細管7を通ってガス貯溜部
8内に入る。
このように、ゴム球スプレー9の1回の握り、離す動作
で吸引される被検ガスの量がガス貯溜部8の容積よりも
いくらか多ければ、ガス貯溜部8内は完全に被検ガスで
置換し充満される。そして、ゴム球スプレー9の2回目
の動作を行うまで被検ガスが封じ込められて滞留し、外
部への拡散が防止できる。このため、ガスセンサ1では
被検ガスが微量であっても、検知することができるた
め、ガス検知器の出力の特性は第2図に示すようにな
る。なお、ガスセンサ1の出力は時間tの経過とともに
最大値から少しずつ降下する特性があり、これはガス貯
溜部8の容積が小さいほど下降が大きい。
第3図は、第1図のガス検知器を電気回路に接続した場
合を示すブロック図で、第1図と同一符号は同一部分を
示し、21はブリッジ回路、22は増幅器、23はアナログま
たはディジタル表示器、24は前記被検ガスの出力の最大
値を保持して、読み取り易くするピークホールド回路で
ある。
これによれば、ガス検出値のピーク値が保持されるの
で、時間経過による出力の減少は測定に影響を及ぼさな
い。
第4図はこの考案の他の実施例を示す側断面図で、第1
図と同一符号は同一または相当部分を示し、31はガス貯
溜部で、第1図のガス貯溜部8よりも容積が大きくなっ
ている。このため、ガス検知器の出力の特性は、第5図
に示すように時間tが経過してもほとんど降下すること
がなく、したがって、被検ガスの出力の最大値を保持す
る時間が長いため、第3図に示すピークホールド24を必
要としない。
なお、第4図のガス検知器は被検ガスが多く採取できる
場合に使用されるものである。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案は、取付台に取り付けられ
たガスセンサを容器で密閉し、ガスセンサと容器との間
にガス貯溜部を形成し、容器に針状のガス採取細管を取
り付け、さらに握り、離すの動作によりガス貯溜部内の
空気を流入させる流入弁と、この流入された空気を外部
に排出する排出弁との前記握り,離すの動作に対して互
に逆動作する2つの逆止弁により被検ガスを一方向に流
すゴム球スプレーを前記容器へ設けたので、包装紙に包
装された食品から発生する微量のガスでも、ゴム球スプ
レーの1回の握る,離すの動作により食品が包装された
ままの状態でもこれを採取してガス濃度を測定すること
ができるため、ガス採取の動作が簡単であり、かつ包装
紙で包装された内部の果実の熟度計、同じく包装された
野菜や魚肉類の鮮度計として利用できる。しかも被検体
を片手で持ち、一方の手で本体を支えながらゴム球スプ
レーを握る,離すの操作ができるため、操作により大気
が混入し測定誤差が生ずることが防止される。
また、サンプリング気流は流入弁と排出弁の2つの逆止
弁の作用で一方向であるので、サンプリングのやり直し
が生じた場合でも、ゴム球スプレーを握る,離すの操作
により逆止弁の作用で針状のガス採取管を抜き差ししな
いで、そのままの状態で再サンプリングすることができ
る。
さらに、ゴム球を握り,離したとき、針状のガス採取管
は絞り管の役目を果たし、ガス貯留部へ測定に十分な時
間一定流速で被検ガスが流入するので、安定な指示が得
られる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す側断面図、第2図は
第1図のガス検知器の出力の特性を示す図、第3図は第
1図のガス検知器を電気回路に接続した場合を示すブロ
ック図、第4図はこの考案の他の実施例を示す側断面
図、第5図は第4図のガス検知器の出力の特性を示す図
である。 図中、1はガスセンサ、2は引出線、3は取付台、4は
容器、5はOリング、6は樹脂、7はガス採取細管、8
はガス貯溜部、9はゴム球スプレー、10は流入弁、11は
排出弁である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付台に取付けられたガスセンサを容器で
    密閉し、前記ガスセンサと前記容器との間にガス貯溜部
    を形成し、前記容器に針状のガス採取細管を取り付け、
    さらに前記ガス貯溜部内の空気を流入させる流入弁と、
    この流入された空気を外部に排出する排出弁との2つの
    逆止弁を有するゴム球スプレーを前記容器に設けたこと
    を特徴とするガス検知器。
JP1988099716U 1988-07-29 1988-07-29 ガス検知器 Expired - Lifetime JPH0752607Y2 (ja)

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JP1988099716U JPH0752607Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 ガス検知器

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Publication Number Publication Date
JPH0221543U JPH0221543U (ja) 1990-02-13
JPH0752607Y2 true JPH0752607Y2 (ja) 1995-11-29

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ID=31327137

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