JPH0752562Y2 - 三角関数目安尺 - Google Patents

三角関数目安尺

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JPH0752562Y2
JPH0752562Y2 JP7513593U JP7513593U JPH0752562Y2 JP H0752562 Y2 JPH0752562 Y2 JP H0752562Y2 JP 7513593 U JP7513593 U JP 7513593U JP 7513593 U JP7513593 U JP 7513593U JP H0752562 Y2 JPH0752562 Y2 JP H0752562Y2
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JP
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JP7513593U
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JPH0742926U (ja
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幸雄 斉藤
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KONISHISAKU CO., LTD.
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KONISHISAKU CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、三角関数目安尺に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の例えば、鋼構造物の製作現場にお
いて、主なる骨格には角度・寸法が表示されているが、
それに付帯するリブ・ブラケット類は寸法表示がされて
いない場合が多い。このようにいわゆる小物類までは現
図が書かれていないので、作業者は現場を離れて関数計
算のできる人に寸法・角度を算出してもらい、それを図
面に記入して製作していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従って、工事現場での
作業が中断されるなどの問題があった。
【0004】本考案は上記課題を解決し、工事現場で直
ちに三角関数に関係した目安値が得られるような三角関
数目安尺を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案の構成は次のとおりとする。即ち、第1構成
は、使用状態において互いに直角三角形を構成する底
片,斜片および高さ片を有し、前記底片と前記斜片とは
第1ピン、前記底片と前記高さ片とは第2ピン、前記斜
片と前記高さ片とは第3ピンで各々連結され、前記底片
には前記第1ピンを中心とする扇状に刻まれた斜片側に
増加する角度目盛および該角度目盛の零点を通る基準直
線または基準直線縁上に長さの基準値表示が設けられ、
前記斜片には、前記第1ピンを通る直線上で、該第1ピ
ンを零点とする長さ目盛が設けられ、前記高さ片には、
前記底片の基準値表示の位置で基準直線または基準直線
縁に直交する基準直線または基準直線縁上で、該交点を
零点とする長さ目盛が設けられ、前記底片に対する前記
斜片の角度変化に伴い、前記第3ピンが摺動可能なスリ
ットが、前記斜片および高さ片の長さ方向に沿って設け
られたことである。
【0006】第2構成は、第1構成に加え、前記第2ピ
ンは前記高さ片のスリットに摺動自在に貫通しているこ
とである。
【0007】第3構成は、第1または2構成に加え、前
記高さ片には、前記底片,前記斜片および高さ片がほぼ
並行な状態で、前記第3ピンが前記高さ片のスリットか
ら側方にずれるような分岐スリットが設けられたことで
ある。
【0008】第4構成は、前記いずれかの構成に加え、
前記第1,第2,第3ピンの少なくとも第2ピンには雄
ネジが設けられ、これに螺合する雌ネジ付きノブが設け
られたことである。
【0009】第5構成は、前記いずれかの構成に加え、
前記底片の前記第2ピンが貫通する付近には、前記底片
の基準直線または基準直線縁に直交する直角指示縁が設
けられたことである。
【0010】
【作用】角度が既知のときの斜片長さLを求めるとき、
第2ピンは固定したままで第1,第3ピンのノブを緩
め、第3ピンを各スリット内を摺動させ、斜片が角度目
盛の既知の位置で、第1,第3ピンのノブを締めて固定
する。このときの斜片目盛の読みに底片の基本長さを掛
けて、斜片長さLが求められる。
【0011】
【実施例】以下に本考案の実施態様を図面に示す一実施
例にもとづき説明する。図1の使用状態において、互い
に直角三角形を構成する底片4,斜片6および高さ片5
を有し、前記底片4と前記斜片6とは第1ピン1、前記
底片4と前記高さ片5とは第2ピン2、前記斜片6と前
記高さ片5とは第3ピン3で各々連結される。
【0012】底片4は、短冊状本体4aと、その第1ピ
ン1側端部に一体形成された幅広板部4bとよりなり、
これらの境界部に円弧縁4cが形成される。そして、円
弧縁4cに沿って、前記第1ピン1を中心とした扇状に
刻まれ斜片6側に増加する角度目盛S6が設けられる。
また、該角度目盛の零点を通る基準直線となる本体4a
の基準直線縁R4上に長さの基準値表示Tたる線と数字
の1が設けられる。
【0013】斜片6は短冊状本体6aと、その第1ピン
1側端部に一体形成された幅広板部6bおよび半円部6
cとよりなる。そして、短冊状本体6aの前記第1ピン
1を通る直線縁R5上で、該第1ピンを零点とする長さ
目盛S6が設けられる。
【0014】前記高さ片5は、短冊状本体からなり、前
記底片4の基準値表示Tの位置で、底片の基準直線縁R
4に直交する高さ片の基準直線縁R5上で、該交点を零点
とする長さ目盛S5が設けられる。
【0015】また、前記底片4に対する前記斜片6の角
度変化に伴い、前記第3ピン3が摺動可能なように、前
記斜片6および前記高さ片5の長さ方向に沿ってスリッ
ト51,61が設けられる。そのほか、3片がコンパク
トに折り畳まれるように(図5)、前記高さ片5には、
前記底片4,前記斜片6および高さ片5がほぼ並行な状
態で、前記第3ピン3が前記高さ片5のスリット51か
ら側方にずれるような円弧状の分岐スリット52が設け
られる。また、底片4,斜片6はほぼ同じ幅,高さ片5
の幅はそれらのほぼ合計値、3片はほぼ同じ長さに定め
られている。
【0016】前記第2ピン2は前記高さ片5のスリット
51に摺動自在に貫通している。
【0017】前記第1,第2,第3ピン1,2,3は、
頭付き本体1a,2a,3aに雄ネジ1b,2b,3b
が設けられ、これに雌ネジ付きノブ1c,2c,3cが
螺合してなる。
【0018】前記底片4の前記第2ピン2が貫通する付
近には、前記底片の基準直線縁R4に直交する直角指示
印たる三角形の直角指示片7が設けられる。
【0019】以上において使用状態を説明する。図1の
使用状態において、底片4に対する斜片6の角度が45
度で、高さ片5の反基準直線縁S5側の縁が直角指示片
7の直角縁7aに沿った状態で、3片3,4,5は直角
三角形を構成し、この状態で第1,第2,第3ピン1,
2,3が各々のノブで固定されている。
【0020】今、角度が30度のときの斜片長さLを求
めるとき、第2ピン2は固定したままで第1,第3ピン
1,3のノブを緩め、第3ピン3を各スリット51,6
1内を摺動させ、斜片6が角度目盛S4の30度の位置
で、第1,第3ピン1,3のノブを締めて固定する。こ
のときの目盛S6の読み1.15であるから、底片4の
基本長さD=1,000mmに対する求める斜片長さL
は1,000×1.15=1,150mmとなる。実際
値(三角関数値)では1,154.7である。
【0021】同様にして、高さ片長さHを求めるとき
は、目盛S5の読み0.57であるから、求める高さ片
長さHは1,000×0.57=570mmとなる。実
際値は577.4である。また、L,Hから角度を求め
ることも簡単にできる。
【0022】このようにして、現場で三角関数の目安値
が直ちに得られ、この値をもとに、携帯している四則計
算のできる手軽な電子計算器を使えば、求める値が手軽
に得られる。そして、使用が終われば、図2〜4のよう
に3片4,5,6はコンパクトに折り畳まれ、図5のよ
うに底片4,斜片6,高さ片5の順番で重なり、底片
4,斜片6が平行な状態で、3片がほぼ一直線上で、か
つ、ほぼ同じ長さで収容される。
【0023】前記基準直線縁R4,R5,R6は前記実施
例では、各片4,5,6の三角形の内側縁を利用した
が、外側縁を利用してもよい。また、各片3,4,5が
透明板なら、各片の縁でなく、中途部に直線を描き、こ
れを基準直線としてもよい。
【0024】前記実施例では、長さ目盛S5,S6は目盛
をつけるのが容易な通常のスケールに用いられる等間隔
目盛としたが、三角関数値(tan,cos−1)をも
とに目盛を刻んでもよく、これも本考案に含まれる。こ
の場合は目安値の実際値に対する精度が向上する。
【0025】本考案は前記した実施例や実施態様に限定
されず、実用新案登録請求の精神および範囲を逸脱せず
に種々の変形を含む。
【0026】
【考案の効果】本考案の第1構成により、工事現場で、
直ちに角度,長さの目安値が得られることとなった。
【0027】第2構成により、第1構成の効果に加え、
3片が一直線上に近い状態までコンパクトとなる。
【0028】第3構成により、第1,第1構成の効果に
加え、3片がほぼ一直線上で、かつ、ほぼ同じ長さで重
なる状態までコンパクトとなる。
【0029】第4構成により、前記いずれかの構成の効
果に加え、底片と高さ片とが確定に直角に固定できる。
【0030】第5構成により、前記いずれかの構成の効
果に加え、底片と高さ片とを直角に位置決めするのが容
易,確実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の平面図である。
【図2】本考案の使用状態説明図である。
【図3】本考案の使用状態説明図である。
【図4】本考案の使用状態説明図である。
【図5】本考案の使用状態説明図である。
【符号の説明】
4…角度目盛 S5…長さ目盛 S6…長さ目盛 T…基準値表示 R4…基準直線縁 R5…基準直線縁 R6…基準直線縁 1…第1ピン 1a…本体 1b…雄ネジ 1c…雌ネ
ジ付きノブ 2…第2ピン 2a…本体 2b…雄ネジ 2c…雌ネ
ジ付きノブ 3…第3ピン 3a…本体 3b…雄ネジ 3c…雌ネ
ジ付きノブ 4…底片 4a…短冊状本体 4b…幅広板部 4c…
円弧縁 5…高さ片 51…主スリット 52…副スリット 6…斜片 6a…短冊状本体 6b…幅広板部 6c…
半円部 61…スリット 7…直角指示片

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用状態において互いに直角三角形を構
    成する底片,斜片および高さ片を有し、前記底片と前記
    斜片とは第1ピン、前記底片と前記高さ片とは第2ピ
    ン、前記斜片と前記高さ片とは第3ピンで各々連結さ
    れ、 前記底片には前記第1ピンを中心とする扇状に刻まれた
    斜片側に増加する角度目盛、および該角度目盛の零点を
    通る基準直線または基準直線縁上に長さの基準値表示が
    設けられ、前記斜片には、前記第1ピンを通る直線上
    で、該第1ピンを零点とする長さ目盛が設けられ、前記
    高さ片には、前記底片の基準値表示の位置で基準直線ま
    たは基準直線縁に直交する基準直線または基準直線縁上
    で、該交点を零点とする長さ目盛が設けられ、 前記底片に対する前記斜片の角度変化に伴い、前記第3
    ピンが摺動可能なスリットが、前記斜片および前記高さ
    片の長さ方向に沿って設けられたことを特徴とする三角
    関数目安尺。
  2. 【請求項2】 前記第2ピンは前記高さ片のスリットに
    摺動自在に貫通していることを特徴とする請求項1記載
    の三角関数目安尺。
  3. 【請求項3】 前記高さ片には、前記底片,斜片および
    高さ片がほぼ並行な状態で、前記第3ピンが前記高さ片
    のスリットから側方にずれるような分岐スリットが設け
    られたことを特徴とする請求項1または2記載の三角関
    数目安尺。
  4. 【請求項4】 前記第1,第2,第3ピンの少なくとも
    第2ピンには雄ネジが設けられ、これに螺合する雌ネジ
    付きノブが設けられたことを特徴とする前記いずれか1
    項記載の三角関数目安尺。
  5. 【請求項5】 前記底片の前記第2ピンが貫通する付近
    には、前記底片の基準直線または基準直線縁に直交する
    直角指示縁が設けられたことを特徴とする前記いずれか
    1項記載の三角関数目安尺。
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