JPH0752414A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0752414A
JPH0752414A JP20066493A JP20066493A JPH0752414A JP H0752414 A JPH0752414 A JP H0752414A JP 20066493 A JP20066493 A JP 20066493A JP 20066493 A JP20066493 A JP 20066493A JP H0752414 A JPH0752414 A JP H0752414A
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circuit
data
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JP20066493A
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Hideaki Inoue
秀昭 井上
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、記録装置に係り、点や直線等の細
部の記録を鮮明にし、印字品質の優れた記録画像を形成
することを可能とした記録装置を提供することを目的と
する。 【構成】 本発明は、補正しようとするビットの周辺2
5ビットデータを参照データとしてシフトレジスタ32
に格納し、ルール組み合わせ回路35には予め設定され
た補正パターンに対応するゲート回路を組み、シフトレ
ジスタ32に格納された25ビットのデータをルール組
み合わせ回路35へ出力することにより、中心ビットに
対して所定の補正を施し、例えば一書き込み周期を1/
4ずつの期間に4分割し、いずれかの1/4の期間に補
正印字を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中間転写媒体等に対向
配置され、主走査方向にアレー状に形成された記録電極
を有する記録装置等の画像の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホスト機器である、例えばホストコンピ
ュータから出力される印字情報に基づいて記録紙へ印字
処理を行う記録装置として、例えば主走査方向にアレー
状に記録電極を有する静電記録装置が知られている。こ
の様な静電記録装置は、上述の印字情報に基づいてドッ
トパターンデータを作成し、このデータを記録電極に印
加して中間転写媒体(円筒電極)や用紙に画像を形成す
るものである。
【0003】図22(b)は上述の構成の記録装置にお
いて、記録電極へ画像データ(ドットパターンデータ)
を印加するタイミングを示すタイムチャートである。
尚、同図(b)に示すタイムチャートは、例えば同図
(a)に示す記号「?」のパターンを印字する場合のタ
イムチャートである。具体的には、中間転写媒体(又は
用紙)が同図(a)に示す副走査方向へ移動する間、各
書き込み周期(TW)毎にドットパターンデータに従っ
たパルス信号(接地電圧、又は−150V)を上述の記
録電極へ印加するものである。
【0004】例えば、同図(a)のライン「Y0」の印
字は、同図(b)のT0のタイミングで全ての記録電極
(但し、この例では主走査方向に配置されたX0〜X4
に対応する記録電極V0〜V4)に接地電圧を印加す
る。すなわち、ライン「Y0」については、印字ドット
(同図(a)に黒印で示す)が存在しないので、期間T
0の間、各記録電極には上述の接地レベルの電圧が印加
される。尚、接地レベルの電圧が記録電極に印加された
時、中間転写媒体等に印字が行われないことについての
説明は後述する。
【0005】一方、次のライン「Y1」については、印
字ドットが主走査方向のX2の位置に1個存在するの
で、同図(b)に示すT1のタイミングで対応する記録
電極(V2)に−150Vの電圧を印加し、他の記録電
極に接地レベルの電圧を印加する。この処理により、上
述のX2の位置に対応する部分の用紙に印字を行うこと
ができる。同様に、ライン「Y2」については印字ドッ
トが位置X1とX3に存在するので、期間T2の間、記
録電極(V1、V3)に−150Vの電圧を印加し、対
応する中間転写媒体(用紙)の位置に印字を行う。
【0006】さらに、ライン「Y3」については期間T
3の間、記録電極(V3)に−150Vのパルス電圧を
印加し、以下同様にライン「Y4」、「Y5」、「Y
7」については対応する期間T4、T5、T7の間、記
録電極(V2)に−150Vの電圧を印加する。この様
に処理することにより、最終的に同図(a)に示す記号
「?」を用紙に印字することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
記録装置は、主走査方向の隣りのドットに対しては影響
を与えず、且つ書き込みパルス幅は書き込み周期に等し
いか、又は書き込み周期未満である。したがって、独立
ドットや1ドット幅の直線に所謂“やせ”が生じ、点や
直線の再現性が低下する。図23は、上述の記録処理に
基づいて用紙に記録した記号「?」の実際の印字状態を
示す図である。同図に示す様に、記号「?」を構成する
独立ドットは縮小し、直線を構成するドットは“や
せ”、極めて読みにくい記号として印字される。このこ
とは、他の記号や文字についても同様であり、全体とし
て極めて読みにくい文章となる。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑み、点や直
線等の細部の記録を明確にし、印字品質の優れた画像を
記録することを可能とした記録装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定のドット
密度の印字情報を受信する受信手段と、該受信手段で受
信した前記印字情報を主走査方向の各ライン毎に記憶す
る記憶手段と、所定のドット形状を有し、主走査方向に
アレー状に配設され、対向する被記録手段にドット情報
を与える記録ヘッドと、前記記憶手段の出力に基づき、
前記印字情報のうち特定の印字ドットの主走査方向また
は副走査方向の隣接ドットに対し補正を行うデータを作
成する補正データ作成手段と、該補正データ作成手段に
より作成された補正データに基づき前記記録ヘッドを駆
動する時間を可変する動作時間可変手段とで構成され、
主走査方向に強調印字を行うとともに副走査方向のドッ
ト記録密度を前記印字情報のドット密度と異ならせるも
のである。
【0010】
【作用】本発明は、補正しようとするドット(中心ドッ
ト)の周辺の複数個のデータを参照データとして記憶手
段に記憶し、この記憶手段に記憶された複数個のデータ
を補正データ作成手段へ出力し、中心ドットに対する補
正データを作成する。そして、この様にして作成された
補正データに基づき、動作時間可変手段で記録ヘッドを
駆動する時間を設定し、記録ヘッドを駆動する。例え
ば、動作時間可変手段は一書き込み周期TWを1/4の
期間に4分割し、いずれかの1/4の期間、補正印字を
行い、点や直線等の細部の記録を明確にし、印字品質の
優れた画像を形成するものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図2は、本実施例の記録装置の全体
構成を示す模式的断面図である。同図において、給紙カ
セット1は、普通紙Pを積載収納し、本体装置側部に着
脱自在に挿着されている。挿着された給紙カセット1の
先端部上方には、給紙コロ2が矢印Aで示す反時計回り
方向に回転可能に配設されている。給紙コロ2の前方に
は、待機ロール対3が配設され、給紙コロ2により給送
された用紙Pの進行を一旦停止させ、その搬送姿勢を整
え、その用紙Pを記録画像の転写タイミングに同期して
下流に向けて搬送する。
【0012】待機ロール対3の下流には、待機ロール対
3から斜め下方に延びる用紙搬送経路4が形成され、こ
の用紙搬送経路4の前方に、円筒電極5と転写ロール6
とで構成される画像転写部Tが位置する。画像転写部T
は、後述する記録画像形成ユニットU内において被記録
手段としての円筒電極5周面上に転移され、搬送される
トナー像を用紙Pの下面に転写する領域である。画像転
写部Tの下流には、エアサクション方式の搬送ベルト7
が張設され、用紙Pを吸い上げながら搬送する。また、
この搬送ベルト7の下流には定着器8が配設されてい
る。この定着器8は、加熱ロール8aと圧接ロール8b
からなり、両ロール8a、8b間に用紙Pを挟持して搬
送しながら、用紙下面に転写されているトナー像を熱定
着する。トナー像が熱定着された用紙Pは、排出口9か
ら画像面を下にした所謂フェイスダウン状態で排紙トレ
イ10に順次排紙される。
【0013】一方、図3は、上述の記録画像形成ユニッ
トUの拡大断面図を示す図である。同図に示すように、
記録画像形成ユニットUは、上部左側にトナー貯留槽2
0を備え、上部右側に現像部12が配設されている。記
録画像形成ユニットUの下部には現像記録槽21が形成
されており、内部に二成分現像剤が収容されている。ト
ナー貯留槽20内には補給用トナーt0 が貯留され、こ
のトナー貯留槽20と現像記録槽21との境界部にトナ
ー補給口Os が形成され、このトナー補給口Os にトナ
ー補給ロール23が配設されている。トナー補給ロール
23は、現像記録槽21内を流動する現像剤dのトナー
濃度に応じて回転し、補給用トナーt0を現像記録槽2
1内に適量づつ補給してトナー濃度を適性値に制御す
る。また、現像記録槽21内には、攪拌装置24が配設
され、この攪拌装置24により現像剤dが攪拌されつつ
水平方向へ循環する。この循環する現像剤dの表層部に
現像スリーブ13の下部が近接しており、現像剤dは後
述するマグネットロール14の磁力によって現像スリー
ブ13上を同図の矢印Bで示す反時計回りに記録部Wへ
搬送される。現像剤dは後述するように記録部Wで記録
情報に応じて円筒電極5表面に転移する。
【0014】また、上述の転写ロール6と共に画像転写
部Tを形成する円筒電極5は、上述の記録画像形成ユニ
ットUの上部右側に配設されており、円筒電極5の斜め
左下方に配設された現像部12から上述のトナー像が転
移される。
【0015】図4に、上述の現像部12の断面図を示す
(但し、同図には円筒電極5の断面の一部も示してい
る)。同図に示すように、現像部12は、円筒状をした
現像スリーブ13と、この現像スリーブ13の円筒内部
に配設された回転可能なマグネットロール14と、現像
スリーブ13の円筒周面上に周表面をほぼ1/4周して
被着敷設された記録電極シート15とからなっている。
この記録電極シート15が被着敷設されている反対側の
現像スリーブ15の周表面側部には、掻き取り板16の
先端が当接している。
【0016】また、現像スリーブ13上部の周表面には
平面部13aが形成され、その上流ほぼ半分の領域の上
方に、記録電極シート15の先端部の記録電極ELが位
置する。記録ヘッドとしての記録電極ELは、現像スリ
ーブ15の周表面とほぼ同一曲率に湾曲されたバネ板材
(不図示)上に敷設され、湾曲状に突出して配設されて
いる。この構成により、記録電極ELは中空に弾性支持
された状態で円筒電極5の周表面と微小間隙を形成し、
記録部Wを構成する。
【0017】また、上述の現像スリーブ13の平面部1
3aの上流側には、平面部13bが形成され、この平面
部13b上に記録電極シート15の回路素子(LSI)
17が搭載された端部が敷設されている。この平面部1
3bは回路素子17の設置を容易にする為の構成であ
る。この平面部15bに敷設された記録電極シート15
及び回路素子17を覆って、非磁性材料からなるカバー
フィルム18が、現像スリーブ13周表面とほぼ同一曲
率に湾曲して配設されている。
【0018】現像スリーブ13に内蔵されているマグネ
ットロール14は、その周表面に異なる磁極を交互に着
磁して構成されており、同図の矢印Cで示す時計回りに
回転可能に構成されている。このマグネットロール14
の回転により、現像スリーブ13の外周面上に現像剤d
中の磁性キャリア粒子を自転させる回転磁場が形成され
る。この磁場により、後述するように現像スリーブ13
底部に近接して水平方向に循環流動する現像剤dが現像
スリーブ13周表面に引き付けられ、カバーフィルム1
8上をマグネットロール14の回転方向とは反対方向の
矢印Bで示す方向に搬送される。
【0019】このカバーフィルム18の表面に沿って上
方に搬送される現像剤dは、円筒電極5が近接して搬送
路が狭くなる記録部W上流で搬送量が規制され、現像剤
溜まりRt を形成する。そして、この現像剤溜まりRt
内で搬送路(記録電極シート15表面)から遠くへ移動
した現像剤粒子が、マグネットロール14の磁界から遊
離して同図の矢印Fで示すように自然落下し、下方で流
動している現像剤dに収納される。
【0020】また、現像スリーブ13の平面部13aの
すぐ下流側には平面部13cが形成されている。この平
面部13cは、記録部Wで円筒電極5に転移されなかっ
た残留現像剤d′を速やかに下流側へ搬送するために形
成されている。すなわち、この現像スリーブ13周表面
を切除して平面部13cを形成することで、切除しない
場合に比べて現像剤搬送路(平面部13c表面)がより
マグネットロール14に近接し、より近接した分マグネ
ットロール14の磁力が強くなり、この強力な磁力によ
り残留現像剤d′が速やかに記録部Wから搬出される。
【0021】次に、図5に上記記録電極シート15の斜
視図を示す。同図に示すように、記録電極シート15
は、可撓性絶縁材料からなるベースフィルム15b上
に、非磁性導電材料からなる多数本の記録電極線15a
が所定の微細ピッチでフィルム幅方向に並設されてい
る。記録電極線15aは、シートの一方の端部において
前述の記録電極ELを形成し、この記録電極EL部分を
除いて不図示の絶縁保護材により被覆されている。この
記録電極シート15の他方の端部は、上述したように記
録電極ELを駆動するための複数の回路素子17に接続
されている。また、上述の記録電極線15a、つまり記
録電極ELは主走査方向にアレー状に配設されている。
【0022】尚、上述の回路素子17は、後述する制御
/メモリ回路から出力される画像データに基づいて接地
電圧、又は−150Vの電圧を記録電極ELに印加す
る。図6は、上述の構成の記録装置に接続されたホスト
機器を含む記録装置のシステム構成図を示す。同図にお
いて、記録装置内のシステムは制御及びメモリ回路(以
下、制御/メモリ回路で示す)26、画像強調回路2
7、プリントヘッド28で構成されている。外部機器で
あるホスト機器29から出力される印字データは、受信
手段としての制御/メモリ回路26へ出力され、制御/
メモリ回路26内で印字データに対応するドットパター
ンデータに変換され、例えば1ページ分のドットパター
ンデータが制御/メモリ回路26に記憶される。その
後、このドットパターンデータは画像強調回路27へ出
力され、このデータに後述する画像強調処理が付加さ
れ、この処理が付加されたデータはプリントヘッド28
へ出力される。プリントヘッド28は、前述の回路素子
17及び記録電極ELで構成され、画像強調回路27か
ら出力されるデータに従って記録電極ELに−150
V、又は接地電圧を印加する。
【0023】図1は、上述の図6に示した画像強調回路
27の具体的回路図である。画像強調回路27はコント
ロールロジック30、RAM31、シフトレジスタ3
2、論理積回路33、排他的論理和回路34、ルール組
み合わせ回路35、E−OR回路36、Dタイプフリッ
プフロップ回路(以下、D−FFで示す)37、ラッチ
回路38で構成されている。
【0024】記憶手段としてのシフトレジスタ32は7
ライン構成のレジスタで構成され、同図に示す様に1ラ
イン目に4ビットのレジスタが配置され、2ライン目に
5ビットのレジスタが配置され、以下3ライン目〜7ラ
イン目に各々6ビット、7ビット、6ビット、5ビッ
ト、4ビットのレジスタが配置されている。したがっ
て、シフトレジスタ32に最大37ビットのデータを格
納することができる。このシフトレジスタ32に供給さ
れる画像データ(IDAT)は、前述の制御/メモリ回
路26に記憶されるドットパターンデータであり、コン
トロールロジック30の制御に従って各レジスタに供給
される。尚、RAM31は、制御/メモリ回路26から
出力される画像データ(IDAT)を一旦記憶するメモ
リである。
【0025】図7は上述のシフトレジスタ32に格納さ
れる37ビットのビット位置を示すものであり、後述す
る様に、本実施例で使用する24ビットのビット位置と
の対応として示している。すなわち、同図に点線で示す
37ビットがシフトレジスタ32に格納される上述のビ
ット位置に対応し、実線で示す24ビット(中心ビット
「13」を除く)が本実施例で参照する24ビットのビ
ット位置である。尚、同図に示すライン番号は図1に示
すシフトレジスタ32のライン番号に対応する。また、
詳しくは後述するが、図7に示す24ビットのデータを
参照して補正が行われるビットは、中心に位置する中心
ビット「13」である。
【0026】ここで、この24ビットに対し、後の説明
の為、特定の番号を付す。すなわち、1ライン目に位置
する1ビットをビット番号「1」とし、2ライン目に位
置する3ビットのビット番号を「2」、「3」、「4」
とし、以下同様に、3ライン目に位置する5ビットのビ
ット番号を「5」〜「9」とし、4ライン目に位置する
7ビットのビット番号を「10」〜「16」とし、5ラ
イン目に位置する5ビットのビット番号を「17」〜
「21」とし、6ライン目に位置する3ビットのビット
番号を「22」〜「24」とし、7ライン目に位置する
1ビットをビット番号「25」とする。
【0027】シフトレジスタ32に格納された37ビッ
トの画像データの中で、上述のビット番号「1」〜「2
5」に格納された25ビットの画像データは、論理積回
路33へ出力される。図8はこの論理積回路33の具体
的回路図である。論理積回路33は25個のアンドゲー
ト33−1〜33−25で構成され、この25個のアン
ドゲートには上述のシフトレジスタ32に格納されたビ
ット番号「1」〜「25」のデータが供給される。例え
ば、アンドゲート33−1へシフトレジスタ32の1ラ
イン目のデータ(ビット番号「1」に格納されたデー
タ)が出力され、アンドゲート33−2〜33−4へシ
フトレジスタ32の2ライン目のデータ(ビット番号
「2」〜「4」に格納されたデータ)が出力され、以下
同様に、アンドゲート33−5〜33−9、アンドゲー
ト33−10〜33−16、アンドゲート33−17〜
33−21、アンドゲート33−22〜33−24、ア
ンドゲート33−25には、シフトレジスタ32の3ラ
イン目、4ライン目、5ライン目、6ライン目、7ライ
ン目の対応するビット番号のデータが供給される。
【0028】また、各アンドゲート33−1〜33−2
5の他方の入力には、前述のラッチ回路38を介してコ
ントロールロジック30から7ビット構成の選択信号E
0〜E6が供給される。例えば、選択信号E6は上述の
アンドゲート33−10に入力し、選択信号E5は、ア
ンドゲート33−5、33−11、33−17に入力
し、以下同図に示す様に、選択信号E4〜E0は各々対
応するアンドゲートに入力する。この選択信号E0〜E
6の出力タイミングは、図9に示すタイミングで行わ
れ、例えば最初のタイミング(処理ドット)“0”〜
“2”の間に選択信号E0〜E2の何れかが出力されな
い(選択信号E0がローレベル状態)期間が存在し、ま
た最後のタイミング“N−3”〜“N−1”の間にも対
応する選択信号E4〜E6の何れかが出力されない期間
が存在する。この様に所定期間、選択信号E0〜E2及
び選択信号E4〜E6をローレベルに設定するのは、用
紙の右端と左端には余白が形成される為、余白領域は印
字データが無いので強制的に白データである“0”を挿
入している。すなわち、ローレベルの選択信号が対応す
るアンドゲートに供給されることにより、当該アンドゲ
ートの出力をローレベルとして、後述するルール組み合
わせ回路35に該当するパターンがあればそのパターン
の処理に則った処理を行う。
【0029】上述の論理積回路33を構成する各アンド
ゲート33−1〜33−25の出力は、排他的論理和回
路34へ出力される。排他的論理和回路34については
別に図示しないが、上述の論理積回路33の25ビット
出力と、シフトレジスタ32に格納された前述の中心ビ
ット「13」のデータが供給される。したがって、中心
ビット「13」のデータに従って、シフトレジスタ32
から排他的論理和回路34へハイ信号が出力される時、
論理積回路33から供給される25ビットの画像データ
は反転してルール組み合わせ回路35へ出力される。一
方、中心ビット「13」のデータに従って、シフトレジ
スタ32からロー信号が出力される時、論理積回路33
から供給される25ビットの画像データはそのままルー
ル組み合わせ回路35へ出力される。中心ビット「1
3」を排他的論理和回路34に入力させる目的について
は後述する。
【0030】図11〜図14はビット番号「1」〜「2
5」(「13」を除く)の24ビットデータから中心ビ
ット「13」を補正する65種類の補正パターンを示す
ものであり、各々のパターン配置は図7と対応してい
る。尚、各補正パターンの右下に示すA〜Dは後述する
補正のタイミングを示すものである。ここでNo.1〜No.6
5の補正パターンのすべてが中心ビット「13」は白デ
ータを示す“0”であることがわかる。補正パターンは
例えば補正パターンNo.1は25ビットのデータの中のビ
ット番号「2」〜「4」、「6」、「8」、「12」〜
「14」、「19」が“0”すなわちローレベルであ
り、ビット番号7が“1”すなわちハイレベルであるデ
ータ(パターン)である。“0”及び“1”以外のドッ
ト(点で示す)はデータが“0”でも“1”でもよい、
所謂ドントケアのドットである。
【0031】ここでNo.1〜No.65 のうちから1つのパタ
ーンを選択する方法を図10を用いて説明する。同図に
示す35は補正データ作成手段、及び動作時間可変手段
としてのルール組み合わせ回路である。ルール組み合わ
せ回路35は65個のゲート回路35−1〜35−65
で構成され、65個のゲート回路35−1〜35−65
の出力X1〜X65は、全てオアゲート35′へ出力さ
れる。この補正データ作成手段としてのルール組み合わ
せ回路35は、上述の図7に示したビット番号「1」〜
「25」の25ビットの画像データを参照することによ
り、中心ビット「13」を補正するデータを作成する回
路である。例えば、ゲート回路35−1は上述のNo.1の
補正パターンに対応するものであり、上述の25ビット
のデータの中のビット番号「2」〜「4」、「6」、
「8」、「12」〜「14」、「19」のデータが反転
入力し、ビット番号「7」のデータがそのまま入力す
る。ゲート回路35−1は、上述の入力データに基づい
てゲート真理値に従った出力をオアゲート35′へ出力
する。他のゲート回路35−2〜35−65についても
同様であり、各々のゲート真理値に従った出力をオアゲ
ート35′へ出力する。したがって、アンドゲート35
−1から出力X1がオアゲート35′に供給された時は
上述の補正パターンNo.1が選択されたことであり、後述
するAの期間にドットの補正印字を行う。また、例えば
補正パターンNo.2はアンドゲート35−2の入力−出力
関係を示し、25ビットのデータがこの補正パターの
時、後述するCの期間、アンドゲート33−2から出力
X2がオアゲート35′に出力される。同様に、他の補
正パターンNo.3〜No.65 についても、24ビットのデー
タが図11〜図14に示す65種類の中のいずれかの補
正パターンの時、A〜Dのいずれかの期間、対応するア
ンドゲートから対応する出力がオアゲート35′へ供給
される。
【0032】ここで、上記A〜Dの期間について図15
を用いて説明する。同図に示すTA〜TDは、上記期間
A〜Dに対応するものであり、例えば一書き込み周期T
Wを4分割した期間であり、最初の1/4の期間がTA
であり、次の1/4の期間がTBであり、次の1/4の
期間がTCであり、最後の1/4の期間がTDである。
すなわち、1ドット(中心ビット「13」)を記録する
際の一書き込み周期TWにおいて、前述のルール組み合
わせ回路35により期間Aが選択されていれば図15に
示すTAの期間補正印字処理を行い、期間Bが選択され
ていればTBの期間補正印字処理を行い、期間Cが選択
されていればTCの期間補正印字処理を行い、期間Dが
選択されていればTDの期間補正印字処理を行う構成で
ある。
【0033】一方、ルール組み合わせ回路35(オアゲ
ート35′)から出力されるデータは、E−OR回路
(exclusive-OR回路)36へ出力される。このE−O
R回路36の他方の入力には、シフトレジスタ32に格
納された中心ビット「13」のドットデータが出力され
る。したがって、E−OR回路36は中心ビット「1
3」のドットデータが“0”の時(ロー信号の時)、ル
ール組み合わせ回路35から出力されるデータをそのま
まD−FF37へ出力し、中心ビット「13」のドット
データが“1”の時(ハイ信号の時)、ルール組み合わ
せ回路35から出力されるデータを反転してD−FF3
7へ出力する。言い換えれば中心ビット「13」が
“1”のときは上記した補正パターンNo.1〜No.65 のど
れにも相当しないわけであるから、オアゲート35′の
出力は“0”であるからE−OR回路36の出力はTW
の期間“1”となり、補正を行わないで黒を印字するこ
ととなる。そして、D−FF37(画像強調回路27)
は、クロック信号(CLK)に同期して補正処理された
画像データをプリントヘッド28へ出力する。
【0034】尚、排他的論理和34に中心ビット「1
3」を入力させるのは、補正パターンNo.1〜No.65 の
“0”と“1”のデータが図11〜図14と全く逆の場
合、すなわち中心ビット「13」が黒であり、黒を補正
する場合に更に65通りの補正パターンを設けるのを省略
するためである。
【0035】以上の構成の記録装置において、以下に具
体的なパターンを用いて動作説明を行う。図16は本実
施例の動作を説明する図であり、図17は補正処理の対
象となるパターンを示す図であり、従来例で使用した記
号「?」と同じ例を用いて説明する。
【0036】前述の如く、ホスト機器29から出力され
た印字データは、記録装置内の制御/メモリ回路26で
対応するドットパターンデータに変換され、画像強調回
路27へ画像データ(IDAT)として供給される。画
像強調回路27内のコントロールロジック30は、入力
する画像データ(IDAT)を一旦RAM31に格納し
た後順次シフトレジスタ32へ供給し、例えばシフトレ
ジスタ32内に、図1で示す連続する7ラインの37ビ
ットデータを格納する。この様にしてシフトレジスタ3
2に37ビットのデータが格納されると、図7に点線で
示す範囲に画像データが格納されることになる。
【0037】ここで、例えば図18は、中心ビット「1
3」の位置を(X1、Y1)とした時の参照データの範
囲を示す図であり、この場合、同図に示す中心ビット
「13」を除く斜線の範囲の24ビットが参照データと
なる。この時、シフトレジスタ32に格納された25ビ
ットの具体的なデータ内容は、ビット番号「14」、
「19」、「21」のデータのみが“1”であり、他の
ビット番号のデータは“0”である。したがって、この
時の補正パターンは図11に示すNo.19 が対応する。す
なわち、この時シフトレジスタ32のビット番号「1」
〜「25」のデータが論理積回路33、排他的論理和回
路34を介してルール組み合わせ回路35へ出力される
と、アンドゲート35−19から出力X19がオアゲー
ト35′を介してE−OR回路36へ出力される。この
出力X19は、期間TDのみE−OR回路36へハイ信
号を出力するものであり、この時、E−OR回路36の
他方の入力には中心ビット「13」の“0”に対応する
ロー信号がシフトレジスタ32から供給されている。こ
の為、E−OR回路36は期間TDのみハイ信号とする
データをD.FF37を介してプリントヘッド28へ出
力する。プリントヘッド28は、このデータに基づき、
一書き込み周期の中のTD期間のみ記録電極ELに所定
電圧(−150V)を印加する。この所定電圧を印加す
る期間を具体的に図16(b)にとして示す。
【0038】尚、この記録動作は具体的には、TDの期
間、対応する記録電極ELに−150Vの電圧(オン電
圧)を印加することで、バイアス電源5aから−50V
のバイアスが印加されている円筒電極5との間に100
Vの電位差に基づく電界を形し、現像剤dを円筒電極5
周表面へ転移するものである。この記録動作により、T
Dの期間のみ、記録電極EL上のトナーを選択的に円筒
電極5の周面上に付着することができ、前述の様に画像
転写部Tにおいて用紙の対応する部分にのみトナーを付
着することができる。尚、この記録処理により、上述の
如く用紙の対応する位置にトナーが付着し、具体的には
図18に示す格子状斜線の範囲に補正印字′(図16
(a) )が行われる。
【0039】次に、図19は、中心ビット「13」の位
置を(X2、Y1)とした時の参照データの範囲を示す
図であり、この場合、同図に示す斜線の範囲の24ビッ
トが参照データとなる。すなわち、シフトレジスタ32
に格納された25ビットのデータは、ビット番号「1
8」、「20」、「24」、「25」のみが“1”であ
り、他のビット番号のデータは“0”である(但しこの
例の場合、中心ビット「13」はデータ“1”であ
る)。しかし、上述の様なデータパターンは、前述の図
11〜図14に示す補正パターンNo.1〜No.65 には存在
しない為、ルール組み合わせ回路35からE−OR回路
36へロー信号が出力される。一方、E−OR回路36
にはシフトレジスタ32から中心ビット「13」の
“1”に対応するハイ信号が出力されるので、中心ビッ
ト「13」のドットデータをそのまま記録すべく、ハイ
信号がプリントヘッド28へ出力され、中心ビット「1
3」を記録する一書き込み期間TW中、記録電極ELに
所定電圧(−150V)を印加する。この所定電圧を印
加する期間を、具体的に図16(b)にで示す。この
記録処理により、前述の如く円筒電極5の周面の対応す
る位置にトナーが付着する。
【0040】以下同様にして記号「?」に対して補正処
理を繰り返し、例えば中心ドット(X3、Y1)に対し
て図16(b)にで示すタイミングで補正印字′を
行い、中心ドット(X2、Y2)に対して同図(b)の
で示すタイミングで補正印字′を行い、中心ドット
(X3、Y4)に対して同図(b)ので示すタイミン
グで補正印字′を行う。
【0041】一方、少し特殊な場合として、図16
(a)の′及び′で示す補正印字がある。例えば、
図20は中心ビット「13」が(X3、Y5)の場合
(′の補正印字の場合)に、25ビットの参照ビット
を斜線で示した図である。この場合、ビット番号
「1」、「3」、「6」、「12」、「22」のみが
“1”であり、他のビット番号のデータは“0”であ
る。したがって、この時対応する補正パターンはNo.8が
対応し、ルール組み合わせ回路35から出力X8が出力
され、期間TCのみE−OR回路36へハイ信号が出力
され、中心ビット「13」に対して一書き込み周期の中
のTC期間のみ、記録電極ELに所定電圧(−150
V)が印加される。以上の処理により、図20に示す格
子状斜線の範囲に補正印字′が行われる。
【0042】尚、中心ビット「13」が(X3、Y7)
の場合にも、同様にルール組み合わせ回路35等により
対応する補正パターンに従って図16(a)、図20に
示す補正印字′を付与することができる。尚、図16
(a)に示す中心ドット(X2、Y8)に対しても、同
図(b)ののタイミングで補正印字′が行われる。
【0043】以上の様に処理することにより、図17に
示した記号「?」は実際には、図21に示す様に印字さ
れ、従来例において図23に示した同じ記号「?」の印
字状態よりはるかに改善されたことが判る。すなわち、
本実施例の印字制御に基づき、図16(a)に示す′
〜′の補正印字を行うことにより、印字品質の優れた
より自然な記号「?」を印字することができる。したが
って、補正印字′、′などは、微視的にみれば所謂
“ヒゲ”を付加した様に見えるが、巨視的にみれば(通
常の印字状態では)より自然な印字にすることができ
る。
【0044】尚、本実施例では記号「?」についての補
正印字の例について説明したが、他の記号や文字等を印
字する場合にも同様に処理できる。また、本実施例では
中心ビットを補正する時の参照ビットを24ビットとし
て説明したが、24ビットに限るものではなく、また参
照ビットも上述の位置のビットに限るものではない。
【0045】さらに、本実施例では複数の補正パターン
をルール組み合わせ回路35で形成したが、ゲート回路
(ハード回路)で実現する場合に限らず、補正パターン
をROMに書き込みソフト的に処理しても良い。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の記録
装置によれば、従来不鮮明であった独立ドットや1ドッ
ト幅の直線等の再現性が向上し、より自然な印字を行う
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の記録装置に使用される画像強調回路
の回路ブロック図である。
【図2】一実施例の記録装置の全体構成図である。
【図3】一実施例の記録装置内の記録画像形成ユニット
の構成図である。
【図4】現像部と円筒電極の拡大断面図である。
【図5】現像部の斜視図である。
【図6】一実施例の記録装置にホスト機器を接続した状
態を示すシステムブロック図である。
【図7】中心ビットを補正する時の参照ビットの範囲を
示す図である。
【図8】論理積回路の具体的回路図である。
【図9】選択信号の出力タイミングを示すタイムチャー
トである。
【図10】ルール組み合わせ回路の回路図である。
【図11】補正パターンNo.1〜No.20 を説明する図であ
る。
【図12】補正パターンNo.21 〜No.35 を説明する図で
ある。
【図13】補正パターンNo.36 〜No.50 を説明する図で
ある。
【図14】補正パターンNo.51 〜No.65 を説明する図で
ある。
【図15】中心ビットを補正する時の補正印字期間TA
〜TDを説明する図である。
【図16】(a)は例えば記号「?」を補正した時の補
正後の印字を示す図であり、(b)は例えば記号「?」
を補正する時のタイムチャートである。
【図17】補正対象となるパターン例を示す図である。
【図18】中心ビットが(X1、Y1)である時の補正
処理を説明する図である。
【図19】中心ビットが(X2、Y1)である時の補正
処理を説明する図である。
【図20】中心ビットが(X3、Y5)である時の補正
処理を説明する図である。
【図21】記号「?」を補正した時の補正後の実際の印
字状態を示す図である。
【図22】(a)は記号「?」を補正した時の補正後の
従来の印字状態を示す図であり、(b)は記号「?」を
補正する時の従来のタイムチャートである。
【図23】記号「?」を補正した時の補正後の従来の実
際の印字状態を示す図である。
【符号の説明】
1 給紙カセット 2 給紙コロ 5 円筒電極 6 転写ロール 8 定着器 12 現像部 13 現像スリーブ 14 マグネットロール 15 記録電極シート 17 回路素子 26 制御/メモリ部 27 画像強調回路 28 プリントヘッド 32 シフトレジスタ 33 論理積回路 34 排他的論理和回路 35 ルール組み合わせ回路 36 E−OR回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のドット密度の印字情報を受信する受
    信手段と、 該受信手段で受信した前記印字情報を主走査方向の各ラ
    イン毎に記憶する記憶手段と、 所定のドット形状を有し、主走査方向にアレー状に配設
    され、対向する被記録手段にドット情報を与える記録ヘ
    ッドと、 前記記憶手段の出力に基づき、前記印字情報のうち特定
    の印字ドットの主走査方向または副走査方向の隣接ドッ
    トに対し補正を行うデータを作成する補正データ作成手
    段と、 該補正データ作成手段により作成された補正データに基
    づき前記記録ヘッドを駆動する時間を可変する動作時間
    可変手段とを有し、 副走査方向のドット記録密度を前記印字情報のドット密
    度と異ならせたことを特徴とする記録装置。
JP20066493A 1993-08-12 1993-08-12 記録装置 Pending JPH0752414A (ja)

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JP20066493A JPH0752414A (ja) 1993-08-12 1993-08-12 記録装置

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