JPH0752192A - ラベル付き成形容器の製造方法及び成形容器 - Google Patents
ラベル付き成形容器の製造方法及び成形容器Info
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- JPH0752192A JPH0752192A JP20526393A JP20526393A JPH0752192A JP H0752192 A JPH0752192 A JP H0752192A JP 20526393 A JP20526393 A JP 20526393A JP 20526393 A JP20526393 A JP 20526393A JP H0752192 A JPH0752192 A JP H0752192A
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- molded
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- molding
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内容物と貫通する穿設孔を有す成形容器であ
って、その製造工程が簡単な上、例え曲面部を有する成
形容器であっても、前記穿設孔に簡単にラベルの付着が
できるラベル付き成形容器の製造方法及び成形容器を提
供することにある。 【構成】 雄型金型20に設けられた少なくとも1つの突
設部22と、前記雄型金型20に適合され、且つ内部の所定
位置にラベル9 が保持された雌型金型18と、該雌型金型
18に適合される雄型金型20とで、前記ラベル9 と突設部
22間に空隙部25を有するよう型閉じし、次に樹脂を型内
に流出して前記空隙部25に該樹脂の薄肉壁部24を形成さ
せると共に、該薄肉壁部24を閉塞する前記ラベル9 を剥
離可能なように接着させ、成形容器本体2 を成形するこ
とにある。
って、その製造工程が簡単な上、例え曲面部を有する成
形容器であっても、前記穿設孔に簡単にラベルの付着が
できるラベル付き成形容器の製造方法及び成形容器を提
供することにある。 【構成】 雄型金型20に設けられた少なくとも1つの突
設部22と、前記雄型金型20に適合され、且つ内部の所定
位置にラベル9 が保持された雌型金型18と、該雌型金型
18に適合される雄型金型20とで、前記ラベル9 と突設部
22間に空隙部25を有するよう型閉じし、次に樹脂を型内
に流出して前記空隙部25に該樹脂の薄肉壁部24を形成さ
せると共に、該薄肉壁部24を閉塞する前記ラベル9 を剥
離可能なように接着させ、成形容器本体2 を成形するこ
とにある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穿設孔が設けられてい
る容器の成形時に、同時に該穿設孔を閉塞するラベルが
接着されてなるラベル付き成形容器に関する。
る容器の成形時に、同時に該穿設孔を閉塞するラベルが
接着されてなるラベル付き成形容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、芳香剤、脱臭剤、防虫剤等の揮発
性の内容物を有するプラスチック製の成形容器や、調味
料、ふりかけ等の粉末状の食品関係内容物を有するプラ
スチック製の容器本体32においては、図9(イ)〜
(ホ)で示すように、該内容物31と貫通された穿設孔38
が必要となり、先ず、前記容器本体32を通常射出成形に
て成形させていた。
性の内容物を有するプラスチック製の成形容器や、調味
料、ふりかけ等の粉末状の食品関係内容物を有するプラ
スチック製の容器本体32においては、図9(イ)〜
(ホ)で示すように、該内容物31と貫通された穿設孔38
が必要となり、先ず、前記容器本体32を通常射出成形に
て成形させていた。
【0003】成形後は、同図(ロ)で示すように、前記
穿設孔38から、前記内容物31が露出、或いは放出しない
ように該穿設孔38を閉塞するラベル39を接着し、その後
は、同図(ハ)で示すように、内容物31を充填すると共
に、容器本体32の充填口40を蓋体41等にて閉塞して製造
を完成していた。また、使用する際は、例えば図
(ニ),(ホ)で示すように、前記ラベル39を剥離させ
て、前記穿設孔38を露出させ、適宜使用していた。
穿設孔38から、前記内容物31が露出、或いは放出しない
ように該穿設孔38を閉塞するラベル39を接着し、その後
は、同図(ハ)で示すように、内容物31を充填すると共
に、容器本体32の充填口40を蓋体41等にて閉塞して製造
を完成していた。また、使用する際は、例えば図
(ニ),(ホ)で示すように、前記ラベル39を剥離させ
て、前記穿設孔38を露出させ、適宜使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の成
形容器においては、容器(成形容器)本体32を成形する
工程(図9(イ)参照)と、該容器本体32の穿設孔38に
ラベル39を接着する工程(同図(ロ)参照)と、内容物
31を充填して蓋41等にて閉塞する工程(同図(ハ)参
照)とが必要で、製造が面倒な上、非常に時間がかかっ
た。
形容器においては、容器(成形容器)本体32を成形する
工程(図9(イ)参照)と、該容器本体32の穿設孔38に
ラベル39を接着する工程(同図(ロ)参照)と、内容物
31を充填して蓋41等にて閉塞する工程(同図(ハ)参
照)とが必要で、製造が面倒な上、非常に時間がかかっ
た。
【0005】また、特に成形容器が曲面部を有するもの
であって、該曲面部に穿設孔38が設けられている場合に
は、ラベル39の付着が容易に行えないでいた。
であって、該曲面部に穿設孔38が設けられている場合に
は、ラベル39の付着が容易に行えないでいた。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、内容物と貫通する穿設孔を有す成形容器で
あって、その製造工程が簡単な上、例え曲面部を有する
成形容器であっても、前記穿設孔に簡単にラベルの付着
ができるラベル付き成形容器の製造方法及び成形容器を
提供することを課題とする。
れたもので、内容物と貫通する穿設孔を有す成形容器で
あって、その製造工程が簡単な上、例え曲面部を有する
成形容器であっても、前記穿設孔に簡単にラベルの付着
ができるラベル付き成形容器の製造方法及び成形容器を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、次の技術的手段を講じる。
決するために、次の技術的手段を講じる。
【0008】即ち、その第一手段はラベル付き成形容器
の製造方法であって、雄型金型20に設けられた少なくと
も1つの突設部22と、前記該雄型金型20に適合される雌
型金型18によってラベル9 を挟持状態に保持すべく型閉
じし、次に樹脂を型内に流出して前記突設部22により穿
設孔8 を形成させると共に、該穿設孔8 を閉塞する前記
ラベル9 を剥離可能なように接着させ、成形容器本体2
を成形することを特徴としている。
の製造方法であって、雄型金型20に設けられた少なくと
も1つの突設部22と、前記該雄型金型20に適合される雌
型金型18によってラベル9 を挟持状態に保持すべく型閉
じし、次に樹脂を型内に流出して前記突設部22により穿
設孔8 を形成させると共に、該穿設孔8 を閉塞する前記
ラベル9 を剥離可能なように接着させ、成形容器本体2
を成形することを特徴としている。
【0009】また、その第二手段もラベル付き成形容器
の製造方法であって、雄型金型20に設けられた少なくと
も1つの突設部22と、前記雄型金型20に適合され、且つ
内部の所定位置にラベル9 が保持された雌型金型18と、
該雌型金型18に適合される雄型金型20とで、前記ラベル
9 と突設部22間に空隙部25を有するよう型閉じし、次に
樹脂を型内に流出して前記空隙部25に該樹脂の薄肉壁部
24を形成させると共に、該薄肉壁部24を閉塞する前記ラ
ベル9 を剥離可能なように接着させ、成形容器本体2 を
成形することを特徴としている。
の製造方法であって、雄型金型20に設けられた少なくと
も1つの突設部22と、前記雄型金型20に適合され、且つ
内部の所定位置にラベル9 が保持された雌型金型18と、
該雌型金型18に適合される雄型金型20とで、前記ラベル
9 と突設部22間に空隙部25を有するよう型閉じし、次に
樹脂を型内に流出して前記空隙部25に該樹脂の薄肉壁部
24を形成させると共に、該薄肉壁部24を閉塞する前記ラ
ベル9 を剥離可能なように接着させ、成形容器本体2 を
成形することを特徴としている。
【0010】第三手段は前記容器の成形容器であって、
雌型金型18と雄型金型20によって成形される成形容器に
おいて、成形容器本体2 には少なくとも1つの穿設孔8
が設けられてなると共に、該穿設孔8 を閉塞するラベル
9 が設けられてなり、該ラベル9 は前記成形容器2 の成
形時に、予め前記一対の金型18,20 間に保持され、且つ
成形後に、前記穿設孔8 の表面に剥離可能なように接着
されてなることを特徴している。
雌型金型18と雄型金型20によって成形される成形容器に
おいて、成形容器本体2 には少なくとも1つの穿設孔8
が設けられてなると共に、該穿設孔8 を閉塞するラベル
9 が設けられてなり、該ラベル9 は前記成形容器2 の成
形時に、予め前記一対の金型18,20 間に保持され、且つ
成形後に、前記穿設孔8 の表面に剥離可能なように接着
されてなることを特徴している。
【0011】更に、第四手段は前記容器の成形容器であ
って、雌型金型18と雄型金型20によって成形される成形
容器において、成形容器本体2 には少なくとも1箇所に
香りの通過性を有する薄肉壁部24が設けられてなると共
に、該薄肉壁部24を閉塞するラベル9 が設けられてな
り、該ラベル9 は前記成形容器2 の成形時に、予め前記
雌型金型18の内部に保持され、且つ成形後に、前記薄肉
壁部24の表面に剥離可能なように接着されてなることを
特徴としている。
って、雌型金型18と雄型金型20によって成形される成形
容器において、成形容器本体2 には少なくとも1箇所に
香りの通過性を有する薄肉壁部24が設けられてなると共
に、該薄肉壁部24を閉塞するラベル9 が設けられてな
り、該ラベル9 は前記成形容器2 の成形時に、予め前記
雌型金型18の内部に保持され、且つ成形後に、前記薄肉
壁部24の表面に剥離可能なように接着されてなることを
特徴としている。
【0012】
【作用】本発明に係るラベル付き成形容器は、成形容器
本体2 に少なくとも1つの穿設孔8 、或いは薄肉壁部24
が設けられて成形されたものであり、該穿設孔8 、或い
は薄肉壁部24を閉塞するために設けられるラベル9 が、
該成形容器本体2 の成形時に同時に接着させて製造工程
を簡素化できるようにしたものであり、そのために、本
発明では、成形容器本体2 の成形時に、該ラベル9 を、
予め前記穿設孔8を形成するための突設部22が設けられ
た金型20と、該金型20に適合する金型18との間、或いは
一方の金型20(18)に保持させておく。
本体2 に少なくとも1つの穿設孔8 、或いは薄肉壁部24
が設けられて成形されたものであり、該穿設孔8 、或い
は薄肉壁部24を閉塞するために設けられるラベル9 が、
該成形容器本体2 の成形時に同時に接着させて製造工程
を簡素化できるようにしたものであり、そのために、本
発明では、成形容器本体2 の成形時に、該ラベル9 を、
予め前記穿設孔8を形成するための突設部22が設けられ
た金型20と、該金型20に適合する金型18との間、或いは
一方の金型20(18)に保持させておく。
【0013】成形後、該ラベル9 の接着面は、前記穿設
孔8 の表面に強固な状態で熱融着することなく、剥離可
能な程度に接着するものであり、従って該ラベル9 は前
記成形容器本体2 に剥離自在に接着された状態にて成形
されることになる。
孔8 の表面に強固な状態で熱融着することなく、剥離可
能な程度に接着するものであり、従って該ラベル9 は前
記成形容器本体2 に剥離自在に接着された状態にて成形
されることになる。
【0014】また、前記ラベル9 が成形容器本体2 の表
面と略面一に形成されている場合には、ラベル9 が成形
容器本体2 から突出することがなく、障害物が該ラベル
9 に引っ掛かかって脱落する恐れはなく、また、該成形
容器の包装時にラベル9 が邪魔になることもなく、見掛
け上の体裁も良くて、アイキャッチ性を充分高めること
ができる。
面と略面一に形成されている場合には、ラベル9 が成形
容器本体2 から突出することがなく、障害物が該ラベル
9 に引っ掛かかって脱落する恐れはなく、また、該成形
容器の包装時にラベル9 が邪魔になることもなく、見掛
け上の体裁も良くて、アイキャッチ性を充分高めること
ができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に基づ
き説明する。
き説明する。
【0016】本発明の成形容器は、図1及び図2に示す
ように、例えば芳香剤1 が充填されている合成樹脂製の
成形容器A であり、釣鐘状の成形容器本体2 と、該成形
容器本体2 の底面口部3 に着脱自在に嵌合され、且つ前
記芳香剤1 がゲル状態にて載置される基台部4 とから構
成されている。
ように、例えば芳香剤1 が充填されている合成樹脂製の
成形容器A であり、釣鐘状の成形容器本体2 と、該成形
容器本体2 の底面口部3 に着脱自在に嵌合され、且つ前
記芳香剤1 がゲル状態にて載置される基台部4 とから構
成されている。
【0017】前記成形容器本体2 の側面部5 中央は、段
部6 が設けられて凹状に形成され、その凹状内部7 に
は、前記芳香剤1 が芳香されるように複数個の本体2 内
部に貫通する穿設孔8 が設けられている。
部6 が設けられて凹状に形成され、その凹状内部7 に
は、前記芳香剤1 が芳香されるように複数個の本体2 内
部に貫通する穿設孔8 が設けられている。
【0018】更に、前記穿設孔8 を有する凹状内部7 の
表面には、前記成形容器本体2 の表面と面一になるよう
に貼着された該凹状内部7 と同形状のラベル9 が、強固
な状態で熱融着することなく、使用の際に簡単に剥離で
きるよう剥離可能に設けられている。
表面には、前記成形容器本体2 の表面と面一になるよう
に貼着された該凹状内部7 と同形状のラベル9 が、強固
な状態で熱融着することなく、使用の際に簡単に剥離で
きるよう剥離可能に設けられている。
【0019】該ラベル9 には、陳列効果(アイキャッチ
性)を有するように種々のデザインや文字の印刷が施さ
れていると共に、剥離し易いように一端部に開封開始の
ための未接着撮み部10が設けられている。
性)を有するように種々のデザインや文字の印刷が施さ
れていると共に、剥離し易いように一端部に開封開始の
ための未接着撮み部10が設けられている。
【0020】前記成形容器本体2 を構成する素材として
はガスバリヤー特性や保香性に優れるポリエステル,ポ
リカーボネイト(PC)や、防湿性に優れるポリエチレ
ン(PE),ポリプロピレン(PP)、或いはポリスチ
レン(PS)等の熱可塑性合成樹脂が使用される。
はガスバリヤー特性や保香性に優れるポリエステル,ポ
リカーボネイト(PC)や、防湿性に優れるポリエチレ
ン(PE),ポリプロピレン(PP)、或いはポリスチ
レン(PS)等の熱可塑性合成樹脂が使用される。
【0021】前記ラベル9 の基材は、内容物により適宜
選択されるが、上記実施例のように内容物が芳香剤1 や
防虫剤などの場合は、ガスバリヤー特性及び保香性を有
するものが好ましく、例えば、9〜15μ程度のアルミ箔
10,9〜16μ程度のポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム11,15〜20μ程度のPCフィルム等の単層
体、又は該単層体と紙、合成紙あるいは、ポリプロピレ
ン等の合成樹脂フィルムなどとの積層体が使用され、該
単層体、或いは積層体の内面側には前記成形容器本体2
を構成する熱可塑性合成樹脂と、適度な熱接着性を有
し、且つ容易な剥離性を有する樹脂12がラミネート、又
はコーティングされたものが使用されている。前記積層
体には印刷層13が介在されることが好ましい(図3
(イ)参照)。
選択されるが、上記実施例のように内容物が芳香剤1 や
防虫剤などの場合は、ガスバリヤー特性及び保香性を有
するものが好ましく、例えば、9〜15μ程度のアルミ箔
10,9〜16μ程度のポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム11,15〜20μ程度のPCフィルム等の単層
体、又は該単層体と紙、合成紙あるいは、ポリプロピレ
ン等の合成樹脂フィルムなどとの積層体が使用され、該
単層体、或いは積層体の内面側には前記成形容器本体2
を構成する熱可塑性合成樹脂と、適度な熱接着性を有
し、且つ容易な剥離性を有する樹脂12がラミネート、又
はコーティングされたものが使用されている。前記積層
体には印刷層13が介在されることが好ましい(図3
(イ)参照)。
【0022】尚、前記内容物が除湿剤や食品調味料等の
防湿性が必要となる場合は、アルミ箔や2軸延伸ポリプ
ロピレン(OPP)フィルムなどを使用した単層体、或
いは積層体にするのが好ましい。
防湿性が必要となる場合は、アルミ箔や2軸延伸ポリプ
ロピレン(OPP)フィルムなどを使用した単層体、或
いは積層体にするのが好ましい。
【0023】また、前記何れの場合においても金属蒸着
フィルムやシリカ(SiO2 )蒸着フィルム、ポリ塩化
ビニリデンコーティングフィルムなどの使用も可能であ
る。
フィルムやシリカ(SiO2 )蒸着フィルム、ポリ塩化
ビニリデンコーティングフィルムなどの使用も可能であ
る。
【0024】更に、ラベル9 の構成基材としては、図3
(ロ)に示すように、例えば前記同様に9〜15μ程度の
アルミ箔10と、9〜16μ程度のPETフィルム11間に印
刷層13が設けられた積層体14の内面に、該積層体14のみ
を剥離して使用することが可能なように、剥離層15が設
けられると共に、該剥離層15の内面に、印刷層16がその
表面に設けられた不織布などの通気性を有するシート層
17が設けられたものを使用すると、該ラベル9 の積層体
14及び剥離層15を剥離した後、新たな印刷層16が現れる
と共に、内容物の芳香剤1 等が穿設孔8 から露出するこ
とがないので、例え、前記のようにゲル状の芳香剤1 な
どでなく、粒状や粉状であっても充分使用可能となる。
(ロ)に示すように、例えば前記同様に9〜15μ程度の
アルミ箔10と、9〜16μ程度のPETフィルム11間に印
刷層13が設けられた積層体14の内面に、該積層体14のみ
を剥離して使用することが可能なように、剥離層15が設
けられると共に、該剥離層15の内面に、印刷層16がその
表面に設けられた不織布などの通気性を有するシート層
17が設けられたものを使用すると、該ラベル9 の積層体
14及び剥離層15を剥離した後、新たな印刷層16が現れる
と共に、内容物の芳香剤1 等が穿設孔8 から露出するこ
とがないので、例え、前記のようにゲル状の芳香剤1 な
どでなく、粒状や粉状であっても充分使用可能となる。
【0025】上記のように本発明に係るラベル9 の構成
は内容物の種類や目的に応じて適宜任意に設定可能であ
る。
は内容物の種類や目的に応じて適宜任意に設定可能であ
る。
【0026】次に、上記ラベル付き成形容器の特に成形
容器本体2 を射出成形により製造する方法について説明
する。
容器本体2 を射出成形により製造する方法について説明
する。
【0027】図4で示すように、射出成形用の雌型金型
18a の内側面19の所定位置に予めラベル9 を保持させる
と共に、雄型金型20a の、穿設孔8 及びラベル9 の成形
位置に凹部21を設け、該凹部21に穿設孔8 を形成させる
ためにその形状と対になる突設部22が設けられた退出自
在な金型ブロック20b を空間層23を介して設置し、この
状態で前記雌型金型18a 及び雄型金型20a を型閉じし、
前記ラベル9 が金型ブロック20b に設けられた突設部22
と雌型金型18a との間に挟持状態にて保持させる。
18a の内側面19の所定位置に予めラベル9 を保持させる
と共に、雄型金型20a の、穿設孔8 及びラベル9 の成形
位置に凹部21を設け、該凹部21に穿設孔8 を形成させる
ためにその形状と対になる突設部22が設けられた退出自
在な金型ブロック20b を空間層23を介して設置し、この
状態で前記雌型金型18a 及び雄型金型20a を型閉じし、
前記ラベル9 が金型ブロック20b に設けられた突設部22
と雌型金型18a との間に挟持状態にて保持させる。
【0028】次いで、そのキャビティ内に溶融樹脂を射
出して成形容器本体2 を成形すると、該成形容器本体2
は、穿設孔8 を有する凹状内部7 の表面にラベル9 が接
着された状態にて前記金型18,20 より形出され完成す
る。
出して成形容器本体2 を成形すると、該成形容器本体2
は、穿設孔8 を有する凹状内部7 の表面にラベル9 が接
着された状態にて前記金型18,20 より形出され完成す
る。
【0029】尚、前記のように雌型金型18a に金型ブロ
ック18b を設置させるだけでなく、図5で示すように、
ラベル9 の装着位置や成形容器の形状により雄型金型20
a 側にも退出自在な金型ブロック20b を設置させると、
成形後の型割りが非常に簡単になる。
ック18b を設置させるだけでなく、図5で示すように、
ラベル9 の装着位置や成形容器の形状により雄型金型20
a 側にも退出自在な金型ブロック20b を設置させると、
成形後の型割りが非常に簡単になる。
【0030】その後、前記金型20a(20b),18a(18b) にて
成形されたラベル付き成形容器本体の底面口部3 は、芳
香剤1 が載置された基台部4 に嵌合され、成形容器A が
完成する。
成形されたラベル付き成形容器本体の底面口部3 は、芳
香剤1 が載置された基台部4 に嵌合され、成形容器A が
完成する。
【0031】本発明のラベル付き成形容器は、前記実施
例のものに限定されることはなく、例えば、穿設孔8 の
形状は図7(イ)で示すように、成形容器本体2 の側面
部5中央に大きな穴8aを設けたものであっても良いし、
また、同図(ロ)で示すように、編み目状の小さな孔8b
を設けたものであっても良い。
例のものに限定されることはなく、例えば、穿設孔8 の
形状は図7(イ)で示すように、成形容器本体2 の側面
部5中央に大きな穴8aを設けたものであっても良いし、
また、同図(ロ)で示すように、編み目状の小さな孔8b
を設けたものであっても良い。
【0032】前記のように穿設孔8 の形状がどの様なも
のであっても、また、該穿設孔8 が成形容器本体2 のた
とえ曲面部に設けられている場合であっても、該穿設孔
8 を被包するラベル9 が前記成形容器本体2 の成形時
に、予め前記雄型金型20a (金型ブロック20b )と雌型
金型18a (金型ブロック18b )間に保持させておけば、
本発明にラベル付き成形容器を得ることができる。
のであっても、また、該穿設孔8 が成形容器本体2 のた
とえ曲面部に設けられている場合であっても、該穿設孔
8 を被包するラベル9 が前記成形容器本体2 の成形時
に、予め前記雄型金型20a (金型ブロック20b )と雌型
金型18a (金型ブロック18b )間に保持させておけば、
本発明にラベル付き成形容器を得ることができる。
【0033】この際、前記ラベル9 が、上述のように成
形容器本体2 の表面と面一となるように貼着されている
と、該ラベル9 が成形容器本体2 の表面から突出するこ
とがなく、何らかの障害物が該ラベル9 に引っ掛かかっ
て脱落する恐れもなく、また、該成形容器の包装時にラ
ベル9 が邪魔になることもなく、見掛け上の体裁も良く
て、アイキャッチ性を充分高めることが充分に可能とな
るが、図5で示すように特に面一に形成させなくても製
造工程が簡単になる点においては同様の効果をもたら
す。
形容器本体2 の表面と面一となるように貼着されている
と、該ラベル9 が成形容器本体2 の表面から突出するこ
とがなく、何らかの障害物が該ラベル9 に引っ掛かかっ
て脱落する恐れもなく、また、該成形容器の包装時にラ
ベル9 が邪魔になることもなく、見掛け上の体裁も良く
て、アイキャッチ性を充分高めることが充分に可能とな
るが、図5で示すように特に面一に形成させなくても製
造工程が簡単になる点においては同様の効果をもたら
す。
【0034】更に、本発明のラベル付き成形容器の形状
においては前記のように穿設孔8 を設けるものだけでな
く、図6及び図7(ハ)で示すように、前記成形容器本
体2の側面部5 中央に形成された凹状内部7 に、一定間
隔にて薄肉壁部24が設けられたものであっても良い。
においては前記のように穿設孔8 を設けるものだけでな
く、図6及び図7(ハ)で示すように、前記成形容器本
体2の側面部5 中央に形成された凹状内部7 に、一定間
隔にて薄肉壁部24が設けられたものであっても良い。
【0035】前記容器の製造の場合は、雌型金型18a
(金型ブロック18b )に、吸着等でラベル9 を保持し、
該ラベル9 と雄型金型20a (金型ブロック20b )に設け
られた突設部22との間に空隙部25を設けておけば、その
キャビティ内に溶融樹脂を射出すると、前記空隙部25に
も樹脂が流出され薄肉壁部24を有する成形容器本体2 を
成形することができる。
(金型ブロック18b )に、吸着等でラベル9 を保持し、
該ラベル9 と雄型金型20a (金型ブロック20b )に設け
られた突設部22との間に空隙部25を設けておけば、その
キャビティ内に溶融樹脂を射出すると、前記空隙部25に
も樹脂が流出され薄肉壁部24を有する成形容器本体2 を
成形することができる。
【0036】前記成形容器本体2 を成形する素材とし
て、保香性のないPEやPPを使用すれば、香りが前記
薄肉壁部24を透過して外部へ芳香されるので、芳香剤の
容器として非常に好ましい。
て、保香性のないPEやPPを使用すれば、香りが前記
薄肉壁部24を透過して外部へ芳香されるので、芳香剤の
容器として非常に好ましい。
【0037】その他、本発明に係る成形容器は上記の成
形容器本体2 及び基台部4 の形状に限定されるものでは
なく、例えばカップ状, 角柱状等の成形容器本体2 の充
填口を単に蓋体26にて閉塞して製造されたものであって
も良く、任意に設計変更自在である。
形容器本体2 及び基台部4 の形状に限定されるものでは
なく、例えばカップ状, 角柱状等の成形容器本体2 の充
填口を単に蓋体26にて閉塞して製造されたものであって
も良く、任意に設計変更自在である。
【0038】また、前記内容物1 も芳香剤や脱臭剤、防
虫剤、除湿剤等の内容物に限定されるものではなく、調
味料、ふりかけ等の粉末状の食品関係物を内容物として
も利用価値がある。
虫剤、除湿剤等の内容物に限定されるものではなく、調
味料、ふりかけ等の粉末状の食品関係物を内容物として
も利用価値がある。
【0039】前記のような調味料、ふりかけ等の食品関
係物に使用する場合は、ラベル9 の素材を再封性を有
し、完全に剥離除去されてしまわないものを用いること
が好ましい。
係物に使用する場合は、ラベル9 の素材を再封性を有
し、完全に剥離除去されてしまわないものを用いること
が好ましい。
【0040】本発明に係る成形容器の場合、その製造工
程が、図8で示すように、穿設孔8或いは薄肉壁部24に
ラベル9 が接着された成形容器本体2 を成形する工程
(図8(イ)参照)と、内容物1 を充填して蓋体26等に
て閉塞する(同図(ロ)参照)、或いは内容物1 が載置
された基台部4 に嵌合する工程だけの非常に簡単なもの
と1り、使用の際も前記ラベル9 を剥離するだけで使用
可能となり、その取扱いに何の支障もない(同図(ハ)
及び(ニ)参照)。
程が、図8で示すように、穿設孔8或いは薄肉壁部24に
ラベル9 が接着された成形容器本体2 を成形する工程
(図8(イ)参照)と、内容物1 を充填して蓋体26等に
て閉塞する(同図(ロ)参照)、或いは内容物1 が載置
された基台部4 に嵌合する工程だけの非常に簡単なもの
と1り、使用の際も前記ラベル9 を剥離するだけで使用
可能となり、その取扱いに何の支障もない(同図(ハ)
及び(ニ)参照)。
【0041】
【発明の効果】本発明は、穿設孔、或いは香り等の透過
性を有する薄肉壁部が設けられた成形容器及びその製造
方法であり、該穿設孔、或いは薄肉壁部を閉塞するため
に、該穿設孔、或いは薄肉壁部の表面に剥離可能に設け
られるラベルが、成形容器成形時に、予め雄型金型に設
けられた前記穿設孔を形成するための突設部と、該雄型
金型に適合する雌型金型との間に挟持保持、或いは雌型
金型に吸着保持されているので、該成形容器の成形時に
同時に接着することが可能であり、製造工程が非常に簡
素化されるようになった。
性を有する薄肉壁部が設けられた成形容器及びその製造
方法であり、該穿設孔、或いは薄肉壁部を閉塞するため
に、該穿設孔、或いは薄肉壁部の表面に剥離可能に設け
られるラベルが、成形容器成形時に、予め雄型金型に設
けられた前記穿設孔を形成するための突設部と、該雄型
金型に適合する雌型金型との間に挟持保持、或いは雌型
金型に吸着保持されているので、該成形容器の成形時に
同時に接着することが可能であり、製造工程が非常に簡
素化されるようになった。
【0042】また、前記ラベルが予め金型内に保持され
て成形されるので、どのような形の成形容器、つまり曲
面部を有する成形容器であってもその表面にラベルの接
着を強固且つ確実に行うことが可能となる。
て成形されるので、どのような形の成形容器、つまり曲
面部を有する成形容器であってもその表面にラベルの接
着を強固且つ確実に行うことが可能となる。
【0043】更に、前記ラベルが成形容器本体の表面と
略面一に形成されている場合には、ラベルが成形容器本
体から突出することがなく、障害物が該ラベルに引っ掛
かかって脱落する恐れはなく、また、該成形容器の包装
時にラベルが邪魔になることもなく、見掛け上の体裁も
良くて、アイキャッチ性を充分高めることができ、その
実用的価値は著大である。
略面一に形成されている場合には、ラベルが成形容器本
体から突出することがなく、障害物が該ラベルに引っ掛
かかって脱落する恐れはなく、また、該成形容器の包装
時にラベルが邪魔になることもなく、見掛け上の体裁も
良くて、アイキャッチ性を充分高めることができ、その
実用的価値は著大である。
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】同、図1のI−I線断面図。
【図3】同、ラベルの接着状態の実施例を示す、(イ)
は断面図、(ロ)は他の断面図。
は断面図、(ロ)は他の断面図。
【図4】同、成形工程を示す断面図。
【図5】同、他の成形工程を示す断面図。
【図6】同、他の成形工程を示す断面図。
【図7】本発明の他の実施例を示す成形容器本体の、
(イ)は正面図、(ロ)は他の正面図、(ハ)も他の正
面図。
(イ)は正面図、(ロ)は他の正面図、(ハ)も他の正
面図。
【図8】本発明の成形容器の(イ)〜(ニ)は製造工程
及び使用工程を示す断面説明図。
及び使用工程を示す断面説明図。
【図9】従来の成形容器の(イ)〜(ホ)は製造工程及
び使用工程を示す断面説明図。
び使用工程を示す断面説明図。
1 内容物 2 成形容器本体 4 基台部 8 穿設孔 9 ラベル 18a 雌型金型 18b 金型ブロック 20a 雄型金型 20b 金型ブロック
Claims (5)
- 【請求項1】 雄型金型(20)に設けられた少なくとも1
つの突設部(22)と、前記該雄型金型(20)に適合される雌
型金型(18)によってラベル(9) を挟持状態に保持すべく
型閉じし、次に樹脂を型内に流出して前記突設部(22)に
より穿設孔(8)を形成させると共に、該穿設孔(8) を閉
塞する前記ラベル(9) を剥離可能なように接着させ、成
形容器本体(2) を成形することを特徴とするラベル付き
成形容器の製造方法。 - 【請求項2】 雄型金型(20)に設けられた少なくとも1
つの突設部(22)と、前記雄型金型(20)に適合され、且つ
内部の所定位置にラベル(9) が保持された雌型金型(18)
と、該雌型金型(18)に適合される雄型金型(20)とで、前
記ラベル(9) と突設部(22)間に空隙部(25)を有するよう
型閉じし、次に樹脂を型内に流出して前記空隙部(25)に
該樹脂の薄肉壁部(24)を形成させると共に、該薄肉壁部
(24)を閉塞する前記ラベル(9) を剥離可能なように接着
させ、成形容器本体(2) を成形することを特徴とするラ
ベル付き成形容器の製造方法。 - 【請求項3】 雌型金型(18)と雄型金型(20)によって成
形される成形容器において、成形容器本体(2) には少な
くとも1つの穿設孔(8) が設けられてなると共に、該穿
設孔(8) を閉塞するラベル(9) が設けられてなり、該ラ
ベル(9) は前記成形容器(2) の成形時に、予め前記一対
の金型(18),(20) 間に保持され、且つ成形後に、前記穿
設孔(8) の表面に剥離可能なように接着されてなること
を特徴とするラベル付き成形容器。 - 【請求項4】 雌型金型(18)と雄型金型(20)によって成
形される成形容器において、成形容器本体(2) には少な
くとも1箇所に薄肉壁部(24)が設けられてなると共に、
該薄肉壁部(24)を閉塞するラベル(9) が設けられてな
り、該ラベル(9)は前記成形容器(2) の成形時に、予め
前記雌型金型(18)の内部に保持され、且つ成形後に、前
記薄肉壁部(24)の表面に剥離可能なように接着されてな
ることを特徴とするラベル付き成形容器。 - 【請求項5】 前記ラベル(9) が成形容器本体(2) の表
面と略面一に成形されてなることを特徴とする請求項3
及び請求項4記載のラベル付き成形容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20526393A JPH0752192A (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | ラベル付き成形容器の製造方法及び成形容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20526393A JPH0752192A (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | ラベル付き成形容器の製造方法及び成形容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0752192A true JPH0752192A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16504091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20526393A Pending JPH0752192A (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | ラベル付き成形容器の製造方法及び成形容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752192A (ja) |
-
1993
- 1993-08-19 JP JP20526393A patent/JPH0752192A/ja active Pending
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