JPH075215B2 - 選別制御装置 - Google Patents

選別制御装置

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JPH075215B2
JPH075215B2 JP2174866A JP17486690A JPH075215B2 JP H075215 B2 JPH075215 B2 JP H075215B2 JP 2174866 A JP2174866 A JP 2174866A JP 17486690 A JP17486690 A JP 17486690A JP H075215 B2 JPH075215 B2 JP H075215B2
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  • Advancing Webs (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ウエブを所定寸法で連続的に切断してゆき、
そのなかの不良品等を排除する選別装置の制御装置に係
わり、特にウエブが高速に搬送される場合に好適な選別
制御装置に関する。
〔従来の技術〕
ベルトコンベアーで連続的に搬送中の物品のうち不良品
とか特定のものなどを選別して取り出す選別装置が広く
用いられている。
このようなものとして、ウエブに画像などを印刷し、所
定の寸法で連続的に切断し、所望のものを選別する装置
が用いられている。ここで所望のものとしては、汚れの
付いたもの、印刷ミスしたもの、不適切な切断長となっ
たもの、またウエブを連続体とするため継目部をもうけ
るが、この継目部を含むもの、又は人が見て又は試験の
ため取り出したいと思うものなど様々なものがある。こ
れらを選別する装置としては第1コンベアーで搬送され
てきたウエブを切断機で所定寸法に切断し、第1コンベ
アーよりも搬送速度の速い第2コンベアーでさらに搬送
する。この第1コンベアーと第2コンベアーとの速度差
により第2コンベアーに先に乗ったウエブと次に乗るウ
エブのと間に間隙が生じる。この間隙を利用して、第2
コンベアーの後端に設けられた選別機で所望のウエブを
選別する装置が用いられている。この場合選別機の動作
を制御する方法として切断機から選別機まで第2コンベ
アー上を搬送されてゆく切断されたウエブの移動位置を
第2コンベアーに設けたエンコーダで検出し、所定位置
まできたとき選別機の作動を開始させる方法、または第
2コンベアーの速度が一定ならば切断機で切断されてか
ら所定時間後に選別機の作動を開始させる方法などのシ
ーケンサ制御方法が用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで最近、これら切断および選別装置の上流にある
印刷機の速度が向上してきている。ウエブの移動速度が
速くなると切断されたウエブとウエブとの間隙が移動し
てゆく時間よりも選別機が作動する時間の方が長くなり
選別が不可能となる場合が生じる。例えば、コンベアー
のライン速度が50m/minで700mm毎に切断してゆく場合間
隙を175mm(通常、長さの25%,700×0.25=175)とする
と、175mmの移動に要する時間は210msであり、一方選別
機の作動時間遅れは50ms程度あるが、50msの遅れは41mm
の移動長さに相当し、175mm中の41mmなので支障なく選
別できる。ところが、最近はライン速度が250m/minにも
なっており、この場合700mm毎に切断した場合、間隙175
mmの移動に要する時間は42msとなる。また50msの選別機
の作動遅れは208mmに相当し、ウエブの通過中に選別機
が作動し、ウエブを損傷して紙詰まりを起こすので機械
を停止しなければならない。このように搬送速度が早く
なると従器のシーケンサ制御では対応できない。つまり
搬送速度が大きくなると選別機の作動時間遅れを考慮す
る必要があり、第2コンベアーに設けたエンコーダのパ
ルス数による制御のみでは対応できない。また時間のみ
でシーケンサを組むと、第2コンベアーの速度変化に対
応できない。しかも切断機から選別機までに要する時間
を表す時間パルスの数が多く、大容量のメモリを必要と
し、かつ演算時間が長くかかるようになる。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、高
速で搬送されるウエブを切断したものから所定のものを
選別することができ、さらに、起動時または停止時など
の速度変化時にも適用できる選別装置の選別制御装置を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、第2搬送手段の所定位置にウ
エブ端検出手段を設け、この位置から選別手段までは時
間ベースによる制御を行うようにしたもので、本発明の
選別制御装置は、第1搬送手段で搬送するウエブをこの
第1搬送手段の後端に設けたカッターで切断し、この第
1搬送手段より速い速度で搬送する第2搬送手段で搬送
し、前記第1搬送手段を通過時ウエブを検出し、切断さ
れたウエブが不良であるときは前記第2搬送手段の後端
に設けられた選別手段で選別する選別装置の選別制御装
置において、前記第2搬送手段の所定位置に設けられ切
断されたウエブの端部を検出するウエブ端検出手段と、
前記第1搬送手段と前記第2搬送手段の速度差を検出す
る速度差検出手段と、ウエブが前記ウエブ端検出手段を
通過するときの前記第2搬送手段の搬送速度を検出する
と共に通過後所定間隔で前記第2搬送手段の搬送速度を
検出する第2速度検出手段と、前記速度差からウエブ間
の間隔を求め前記切断されたウエブが不良であるとの情
報から不良ウエブを特定し前記第2速度検出手段からの
搬送速度と前記ウエブ端検出手段からの検出信号から前
記選別手段が作動を開始する時間を求めると共にこの求
めた作動する時間を前記所定間隔で検出した搬送速度に
よって修正する演算部とを備え、この演算部の出力によ
り前記選別手段を制御するものである。また、前記第2
搬送手段の搬送距離に対応してパルスを発生するパルス
発生器を有し、前記カッターから前記ウエブ端検出器ま
でのパルス数を計数し、このパルス数を中心としたゲー
ト期間を指定するゲート信号を生成するゲート発生部を
設け、このゲート期間中に前記第2速度検出手段が搬送
速度を検出し前記ウエブ端検出手段がウエブ端を検出す
るようにしたものである。
〔作 用〕
上記構成において、ウエブ端検出手段は、ウエブ端検出
信号に基づき演算部で選別手段の作動遅れを考慮して出
力した制御指令により選別手段が適切に選別動作を行う
に必要な時間が確保される位置に設けられている。
カッターで切断されるウエブと次に切断されるウエブと
の間隔は速度差検出手段の検出する第1搬送手段と第2
搬送手段の速度差により決まる。演算部は不良ウエブの
ウエブ端がウエブ端検出手段で検出され、さらにこのと
きの第2速度搬送手段の検出した搬送速度とから不良ウ
エブが選別手段まで搬送される時間を算出し、この時間
より選別手段の作動遅れ時間を差し引いた時間を計算
し、しかもこの時間を所定間隔で検出した搬送速度で修
正し、この修正した時間となったとき、選別手段に作動
指令を出力するので、選別手段は第2搬送手段の速度
が、ウエブがウエブ端検出手段を通過後に変化した場合
も適切な動作を行うことができる。また、ゲート発生部
が、ウエブがカッターからウエブ端検出手段までの距離
を移動したときゲート信号を発生し、このゲート期間内
に検出したウエブ端信号、および第2搬送手段の速度を
演算部で用いるようにすることにより、ノイズなどによ
る誤信号を排除できる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。第
1図は本実施例の選別制御装置を含む選別装置の構成を
示すブロック図である。第1図において、1は第1搬送
機でウエブ17を搬送する。2は第1搬送機駆動部で第1
搬送機1を駆動制御する。3は第1エンコーダで第1搬
送機1の搬送ベルトを回転する駆動輪の回転速度、回転
量を検出する。4は第1不良検出器でウエブの継目を検
出する。4′は第2不良検出器で第1搬送機1上を流れ
るウエブ17の汚れ、印刷ミスなどを検出する。5はカッ
ターローラでウエブ17を所定の寸法に切断してゆく。な
お、図示しない切断寸法不良検出器があり、この切断寸
法不良検出は第1エンコーダ3のパルスから得た第1搬
送機1の搬送ベルトの移動距離と後述のカッターエンコ
ーダ7から得たカッターの周長が一致しないときに不良
として信号を発生するものであり、切断後であるから不
良検出器4,4′の信号より遅れカッターローラ5で切断
後に出力される。6はカッター駆動部でカッターローラ
5を駆動制御する。7はカッターローラ5に設けられた
カッターエンコーダでカッターローラ5の回転速度、回
転量を検出する。8は第1搬送機1より速い搬送速度で
搬送する第2搬送機で切断されたウエブ18を搬送する。
9は第2搬送機8を駆動制御する第2搬送機駆動部であ
る。10は第2エンコーダで第2搬送機8の搬送ベルトを
回転する駆動輪の回転速度、回転量を検出する。11はウ
エブ端検出器で切断されたウエブ18のウエブ端を検出す
る。12は不良ウエブ18を選別して排出する選別機で不良
ウエブ18がきたときピンを中心として時計回りに回転す
ることにより不良ウエブ18を下に排出する。なお選別方
式としてはこの他に、不良ウエブ18を空気で吸引するも
のや、不良ウエブ18の先端を下に押し下げるものなどの
ものがある。ウエブ端検出器11と選別機12との距離は、
ウエブ端検出器11でウエブ端を検出し、制御装置16が所
定の演算を行い作動指令を選別機12に出力し、選別機12
が作動を行うのに必要な時間がとれるよう第2搬送機8
の搬送速度も考慮して決められる。故に第2搬送機8の
搬送速度が可変である場合、例えば、中速用,高速用な
ど変化できる場合、これに応じてウエブ端検出器11の位
置を調整できるようにしておくとよい。13は選別機12を
駆動制御する選別機駆動部である。14は第3搬送機で選
別して排除されなかったウエブ18を搬送する。15は第3
搬送機駆動部である。16は各エンコーダ3,7,10,各検出
器4,11より情報を出力し、所定の制御データを演算し、
各駆動部2,6,9,13,15を制御する制御部である。
次に動作について説明する。第1搬送機1上を搬送され
てくるウエブ17には上流の印刷機で一定の間隔で画面が
印刷されてくる。不良検出器4は汚れのある画面,印刷
不良画面などの不良画面を検出する。カッターローラ5
は各画面の間の切断位置でウエブ17を切断してゆく。カ
ッターエンコーダ7の出力はこの切断位置の制御に用い
られると共に第1とエンコーダ3の出力との比率により
切断寸法の良否を判定する。切断されたウエブ18は第2
搬送機8へ乗るが第1搬送機1より第2搬送機8の方が
搬送速度が速いため、切断されたウエブ18間には間隙が
生じる。この間隙の大きさは両搬送機1,8の搬送速度差
によって決まるので適当な間隔となるよう両搬送機の搬
送速度を調整する。なお適切な間隔の一つの目安とし
て、切断されたウエブ18の長さの25%が用いられてい
る。第2搬送機8上を搬送される切断されたウエブ18の
端部はウエブ端検出器11で検出され、このときの第2搬
送機8の搬送速度と不良ウエブ特定(継目部特定、不良
ウエブ特定、抽出ウエブ特定、切断寸法不良ウエブ特
定)情報および選別機12の作動特性を考慮して制御装置
16から選別作動指令が出され、不良ウエブ18が排除さ
れ、正常なウエブ18は第3搬送機14によって所定の所へ
運ばれる。
次に制御装置16の詳細を第2図、第3図を用いて説明す
る。第2図は制御装置16の選別関係の制御を行う部分の
構成を示すブロック図である。第3図は第2図の動作を
示すタイミングチャートである。第2図において不良検
出部161は不良検出器4および図示しない切断寸法不良
を検知する検出器からの不良信号(継目部検出、不良検
出、抽出指示、切断不良検出)を入力し、不良な切断ウ
エブ18を判断する。第3図(a)は不良検出器4,4′の
検出信号に基づく信号(継目部検出信号、汚れ検出信
号、又は抽出押ボタン信号)であり、(b)はカッター
ローラ5のカッター信号であり、(c)は切断寸法不良
信号に基づく信号を表す。速度差検出部162は第1エン
コーダ3と第2エンコーダ10の出力より第1搬送機1と
第2搬送機8の搬送速度差を演算する。ゲート発生部16
4は切断されたウエブ18が切断されてからウエブ端検出
器11の位置まで搬送されるパルス数を第2エンコーダ10
から検出し、このパルス数の前後に所定のゲート幅を設
けたゲート信号を発生する。なお、切断寸法不良信号の
出たウエブ18については切断時より切断寸法不良信号の
出るまでの時間おくれを第2エンコーダ10の出力からウ
エブ18の移動距離に換算してこの時間おくれを補正しゲ
ート信号を発生する。第3図(d)はこのゲート信号を
示す。第2速度検出部163はこのゲート信号のゲート期
間内の第2搬送機の搬送速度を第2エンコーダ10の出力
とクロックパルスから検出する。ウエブ端検出部165は
ゲート信号のゲート期間内に検出されたウエブ端検出器
11からのウエブ端検出信号から第3図(e)に示すウエ
ブ端信号を出力する。このようにゲート信号のゲート期
間内に検出する第2エンコーダ10の出力およびウエブ端
検出器11の出力を用いることにより、誤信号を排除する
ことができる。演算部166は(a)の不良信号,(c)
の切断寸法不良信号から不良ウエブ18を知り、エンコー
ダ3と10から第1搬送機1と第2搬送機8との速度差を
演算しこの速度差から切断されたウエブ18の間隔の大き
さを認識し、ウエブ端信号(e)出力時の前100msから
出力時までのエンコーダ10の値から第2搬送機8の搬送
速度である第2速度を演算して、この第2速度と(e)
のウエブ端信号から不良ウエブ18がウエブ端検出器11か
ら選別機12まで到達する時間を計算し、さらに、選別機
12が作動指示を受けてから作動開始するまでの遅れ時間
を差し引いた指令開始時間を演算する。さらに、この第
2速度をウエブ端信号(e)検出時より100msごとに検
出し、指令開始時間を修正していく。選別制御部167は
この指令開始時間がくると選別機駆動部13に第3図の
(f)に示す作動指示を出力する。これにより選別機12
は第1図に示すように時計回りに回転し(第3図の
(g)の作動)、不良ウエブ18を下方へ排除した後、直
ちに復帰し、次の正常ウエブ18を通過させる。このよう
に第2速度については切断ウエブ18がウエブ端検出器11
を通過時の速度のみならず以降の速度変化も考慮してい
るので、始動時や停止時のように搬送速度の変化する場
合でも選別機12は正常に作動する。なお、継目検出のと
きは、その直前、直後の切断ウエブ18も排出する。ま
た、不良品の間に良品が挟まっている時は、選別機12は
その間同一状態とし中央の良品も排出する。これは選別
機12がその変化に追従することが困難となるからであ
る。
これらの計算は制御装置に内蔵したマイクロコンピュー
タにより座標移動の演算を行うことによってできる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明は、第2搬送手
段の適切な位置に選別対象を検出する検出器を設け、選
別機の遅れ特性を考慮してこれへの作動指令を出力する
ので、高速搬送に対しても適切に選別機を作動させるこ
とができる。またウエブ端検出器をウエブが通過する時
のウエブの搬送速度のみならず通過後も所定間隔で搬送
速度を検出し、最新の搬送速度に基づいて選別機を作動
させるので、ウエブがウエブ端検出器を通過後に搬送速
度が変化するような始動時,停止時等の搬送速度変化時
でも適切に選別機を作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を含む選別装置の構成を示すブ
ロック図、第2図は第1図に示す制御装置の選別機能部
の構成を示すブロック図、第3図は第2図に示す装置の
動作を示すタイミングチャートである。 1……第1搬送機、2……第1搬送機駆動部 3……第1エンコーダ、4……第1不良検出器 4′……第2不良品検出器 5……カッターローラ、6……カッター駆動部 7……カッターエンコーダ 8……第2搬送機、9……第2搬送機駆動部 10……第2エンコーダ、11……ウエブ端検出器 12……選別機、13……選別機駆動部 14……第3搬送機、15……第3搬送機駆動部 16……制御装置、17……ウエブ 18……切断されたウエブ、161……不良検出部 162……速度差検出部、163……第2速度検出部 164……ゲート発生部、165……ウエブ端検出部 166……演算部、167……選別制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1搬送手段で搬送するウエブをこの第1
    搬送手段の後端に設けたカッターで切断し、この第1搬
    送手段より速い速度で搬送する第2搬送手段で搬送し、
    前記第1搬送手段を通過時ウエブを検出し、切断された
    ウエブが不良であるときは前記第2搬送手段の後端に設
    けられた選別手段で選別する選別装置の選別制御装置に
    おいて、前記第2搬送手段の所定位置に設けられ切断さ
    れたウエブの端部を検出するウエブ端検出手段と、前記
    第1搬送手段と前記第2搬送手段の速度差を検出する速
    度差検出手段と、ウエブが前記ウエブ端検出手段を通過
    するときの前記第2搬送手段の搬送速度を検出すると共
    に通過後所定間隔で前記第2搬送手段の搬送速度を検出
    する第2速度検出手段と、前記速度差からウエブ間の間
    隔を求め前記切断されたウエブが不良であるとの情報か
    ら不良ウエブを特定し前記第2速度検出手段からの搬送
    速度と前記ウエブ端検出手段からの検出信号から前記選
    別手段が作動を開始する時間を求めると共にこの求めた
    作動する時間を前記所定間隔で検出した搬送速度によっ
    て修正する演算部とを備え、この演算部の出力により前
    記選別手段を制御することを特徴とする選別制御装置。
  2. 【請求項2】前記第2搬送手段の搬送距離に対応してパ
    ルスを発生するパルス発生器を有し、前記カッターから
    前記ウエブ端検出器までのパルス数を計数し、このパル
    ス数を中心としたゲート期間を指定するゲート信号を生
    成するゲート発生部を設け、このゲート期間中に前記第
    2速度検出手段が搬送速度を検出し前記ウエブ端検出手
    段がウエブ端を検出するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の選別制御装置。
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