JPH07520U - 混合装置 - Google Patents
混合装置Info
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- JPH07520U JPH07520U JP036201U JP3620193U JPH07520U JP H07520 U JPH07520 U JP H07520U JP 036201 U JP036201 U JP 036201U JP 3620193 U JP3620193 U JP 3620193U JP H07520 U JPH07520 U JP H07520U
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- Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パテ粉と水とをスムーズに混合することがで
き、パテ粉のダマを形成することが少ない混合機、ま
た、使用後の洗浄が容易な混合機を得る。 【構成】 粉体と液体とを収容する容器の中心軸と,粉
体と液体とを回動して攪拌混合する攪拌羽根の中心軸と
が同一直線上に重ならないように配置され、一方の中心
軸の回りに他方の中心軸を回動させる回動手段を備えた
もの。
き、パテ粉のダマを形成することが少ない混合機、ま
た、使用後の洗浄が容易な混合機を得る。 【構成】 粉体と液体とを収容する容器の中心軸と,粉
体と液体とを回動して攪拌混合する攪拌羽根の中心軸と
が同一直線上に重ならないように配置され、一方の中心
軸の回りに他方の中心軸を回動させる回動手段を備えた
もの。
Description
【0001】
本考案は粉体液体混合容器に関し、例えば内装工事、塗装工場等で下地調整を 目的としたパテ施工に関し、そのパテ混合機に関するものである。
【0002】
従来、壁紙等の内装施工の際、その下地調整として下地の不陸調整を目的とし たパテ塗布作業が行われている。現在、下地調整用パテは大別して、ペースト型 、粉末型があり、そのうち工期の短縮・ヤセ・持ち運びの容易さ等から粉末状パ テが頻繁に使用されている。
【0003】 この粉末パテは、粉末状の中身と水とを混合し、適度の粘度に調整した後、使 用するものである。パテと水との混合の際には、バケツ等の金属製又はプラスチ ック製の容器にパテ粉と水とを入れ、電動ドリル等の回動軸に攪拌羽根を取付け 、作業員が電動ドリルを持ち、容器内に攪拌羽根を入れ、回動軸を回動させて、 パテ粉と水とを混合したり、或は、直接パテベラ、ゴムベラ等の用具を使用して 混和していた。
【0004】 また、場合によって内装施工で余分となったビニールクロス等のシートを適度 な大きさに裁断した後、床に敷き、直接パテ粉と水とをパテベラ、ゴムベラ等で 混和させることもあった。
【0005】
しかしながら従来の技術では、直接パテベラ、ゴムベラ等で混合する場合、混 合に時間を要したり、あるいは、均一に溶解混合できなかったり、混合作業に疲 労を生じさせたりしていた。
【0006】 また、電気ドリル等の攪拌機を使用する場合には、ペーストの粘性によっては 、必要以上の付加を電動ドリルに課したり、また混合を充分にさせるため、上下 ・左右に攪拌羽根を動かす必要があった。更に、攪拌羽根が容器内壁にぶつかっ て容器内壁や攪拌羽根を傷付けることもあった。逆に、容器内壁周辺のパテ粉が 残って均一分散できずに混合不良となることもあった。
【0007】 また、混合後に攪拌羽根の構造が複雑であるため、混合されたペースト状のパ テが攪拌羽根に残り易く、攪拌羽根の洗浄が充分にできないこともあった。特に 、内装施工の現場では上水設備が充分でない場合が多く、多量の水を使用するこ とができない場合が多い。
【0008】 本考案は、上述の種々の問題に鑑み、パテ粉と水とをスムーズに混合すること ができ、パテ粉のダマを形成することが少ない混合機、また、使用後の洗浄が容 易な混合機を得ることを目的とする。
【0009】
本請求項1の考案に係る混合装置では、粉体と液体とを収容する容器内に導入 される前記粉体と液体とを回動して攪拌混合する攪拌羽根と、該攪拌羽根を回動 する攪拌羽根回動手段とを備えた混合装置であって、 前記容器の中心軸と前記攪拌羽根の中心軸とが同一直線上に重ならないように 配置され、 一方の中心軸の回りに他方の中心軸を回動させる回動手段を備えたものである 。
【0010】 また、本請求項2の考案に係る混合装置では、前記請求項1の混合装置におい て、 前記回動手段が、前記容器の中心軸を前記攪拌羽根の中心軸と同一直線上に重 ならない位置で回動する容器回動手段であるものである。
【0011】 更に、本請求項3の考案に係る混合装置では、前記請求項2の混合装置におい て、 前記容器回動手段が、前記容器を固定する固定手段を備えた回転テーブルであ る。
【0012】 また、本請求項4の考案に係る混合装置では、前記請求項1又は2の混合装置 において、 前記攪拌羽根が着脱自在に前記攪拌手段に装着されるものである。
【0013】 更に、本請求項5の考案に係る混合装置では、前記請求項1に記載の混合装置 において、 前記容器が、横断面円形で、且つ、一定の角度で傾斜された内壁を有し、 前記攪拌羽根が、前記容器の内壁の傾斜に合致した側部外形を有したものであ る。
【0014】
本考案においては、粉体と液体とを収容する容器の中心軸と,粉体と液体とを 回動して攪拌混合する攪拌羽根の中心軸とが同一直線上に重ならないように配置 され、一方の中心軸の回りに他方の中心軸を回動させる回動手段を備えたもので あるため、攪拌羽根が容器内の一定の位置に配置されることがなく、容器内を円 状に廻ることができ、パテ粉と水とをスムーズに混合することができ、パテ粉の ダマを形成することが少ない。
【0015】 また、攪拌処理は、前記回動手段が補強するので用いる攪拌羽根は単純な構造 のもので充分である。そのため、羽根の構造を単純化することができ、攪拌羽根 の洗浄も容易である。
【0016】 尚、一方の中心軸の回りに他方の中心軸を回動させる回動手段としては、容器 を固定して攪拌羽根を容器の中心軸の回りを回すように構成してもよいが、具体 的には、前記回動手段が前記容器の中心軸を前記攪拌羽根の中心軸と同一直線上 に重ならない位置で回動する容器回動手段であり、更に具体的には、前記容器回 動手段が、前記容器を固定する固定手段を備えた回転テーブルでよい。
【0017】 これにより、攪拌羽根の回動手段と容器回動手段とが別駆動とすることができ 、駆動機構が単純となる。これによって、駆動系の故障が少なく、メンテナンス も容易となる。また、中身の取出しは容器を回転させながら、ヘラを容器周辺に あてがうことにより、力が入らず容易にパテを取出すことができる。
【0018】 また、前記攪拌羽根が着脱自在に前記攪拌手段に装着されるものであるため、 例えば容器の大きさに応じて攪拌羽根を選択することができる。また、混合開始 時には、攪拌羽根を容器内に浸して取付け、混合終了時には、攪拌羽根を取り外 すことにより、混合されたパテを容易に取出すことができる。
【0019】 更に、前記容器が横断面円形で且つ一定の角度で傾斜された内壁を有し、前記 攪拌羽根が前記容器の内壁の傾斜に合致した側部外形を有したものでは、容器の 径に応じて攪拌羽根の径を内壁に当接しない限界に選定することにより、容器内 壁周辺の粉体が残って均一分散できずに混合不良となることもない。
【0020】 尚、具体的な攪拌羽根回動手段の一例としては、容器の上方に固定された電動 ドリル等の回動手段の回転軸に攪拌羽根を装着したものがあり、攪拌羽根を毎分 50〜500回転の範囲内で一定方向又は任意方向に回転するものでよい。
【0021】 更に、容器回動手段としては、例えば容器が固定される円盤状テーブルと架台 とから構成され、円盤状テーブルが毎分30〜60回転の範囲内で一定方向又は 任意方向に回転するものでよい。尚、攪拌羽根の回転と容器回動手段の回転とは 相逆するものが、攪拌効率が向上するため、好ましい。
【0022】
図1は本考案の粉末状のパテと水とを混合する混合装置の一実施例の構成を示 す説明図である。図1の混合装置では、架台6から伸ばされたL字上の支柱の固 定された攪拌モータ1があり、この攪拌モータ1の回転軸の下端には攪拌羽根2 が着脱自在に装着されている。
【0023】 架台6には、架台6内部に設けられたテーブルモータ5によって回転される円 盤状テーブル4が設けられている。この円盤状テーブル4の周囲にはプラスチッ ク製又は金属製のバケツ等で代用される攪拌容器3を固定するための、可撓性の 筒からなる固定具7が設けられている。この固定具7が攪拌容器3を嵌合してし っかりと固定される。
【0024】 ところで、攪拌羽根2の回転軸と円盤状テーブル4の回転軸とは、同一線上に は重ならないように配置されている。また、攪拌羽根の外形は、容器の内壁に沿 った形状を有し、各回転軸を回転させることにより、容器3内で攪拌羽根2が廻 るように回る際に、容器3の内壁に当たることなく、内壁に沿って攪拌すること ができる。
【0025】 以上のような混合装置では、容器内に粉末状パテの粉末と所定量の水とを入れ て、攪拌モータ1とテーブルモータ5の各回転軸を回転させることにより、容器 3内で攪拌羽根2が廻るように回りながら、攪拌を行うこととなる。
【0026】 容器2の上方に固定された攪拌モータ1は、攪拌羽根を毎分50〜500回転 の範囲内で一定方向又は任意方向に回転し、更に、円盤状テーブル4を回転させ るテーブルモータは5毎分30〜60回転の範囲内で一定方向又は任意方向に回 転する。尚、攪拌モータ1とテーブルモータ5の回転方向は、相逆させて攪拌効 率を向上させる。
【0027】
本考案は以上説明したとおり、粉体と液体とを収容する容器の中心軸と,粉体 と液体とを回動して攪拌混合する攪拌羽根の中心軸とが同一直線上に重ならない ように配置され、一方の中心軸の回りに他方の中心軸を回動させる回動手段を備 えたものであるため、攪拌羽根が容器内の一定の位置に配置されることがなく、 容器内を円状に廻ることができ、パテ粉と水とをスムーズに混合することができ 、パテ粉のダマを形成することが少ない。
【0028】 また、攪拌処理は、前記回動手段が補強するので用いる攪拌羽根は単純な構造 のもので充分である。そのため、羽根の構造を単純化することができ、攪拌羽根 の洗浄も容易である。
【0029】 尚、一方の中心軸の回りに他方の中心軸を回動させる回動手段としては、容器 を固定して攪拌羽根を容器の中心軸の回りを回すように構成してもよいが、具体 的には、前記回動手段が前記容器の中心軸を前記攪拌羽根の中心軸と同一直線上 に重ならない位置で回動する容器回動手段であり、更に具体的には、前記容器回 動手段が、前記容器を固定する固定手段を備えた回転テーブルでよい。
【0030】 これにより、攪拌羽根の回動手段と容器回動手段とが別駆動とすることができ 、駆動機構が単純となる。これによって、駆動系の故障が少なく、メンテナンス も容易となる。また、中身の取出しは容器を回転させながら、ヘラを容器周辺に あてがうことにより、力が入らず容易にパテを取出すことができる。
【0031】 また、前記攪拌羽根が着脱自在に前記攪拌手段に装着されるものであるため、 例えば容器の大きさに応じて攪拌羽根を選択することができる。また、混合開始 時には、攪拌羽根を容器内に浸して取付け、混合終了時には、攪拌羽根を取り外 すことにより、混合されたパテを容易に取出すことができる。
【0032】 更に、前記容器が横断面円形で且つ一定の角度で傾斜された内壁を有し、前記 攪拌羽根が前記容器の内壁の傾斜に合致した側部外形を有したものでは、容器の 径に応じて攪拌羽根の径を内壁に当接しない限界に選定することにより、容器内 壁周辺の粉体が残って均一分散できずに混合不良となることもないという効果を 有する。
【図1】本考案の混合装置の一実施例の構成を示す説明
図である。
図である。
1…攪拌モータ、 2…攪拌羽根、 3…攪拌容器、 4…円盤状テーブル、 5…テーブルモータ、 6…架台、 7…固定具、
Claims (5)
- 【請求項1】 粉体と液体とを収容する容器内に導入さ
れる前記粉体と液体とを回動して攪拌混合する攪拌羽根
と、該攪拌羽根を回動する攪拌羽根回動手段とを備えた
混合装置であって、 前記容器の中心軸と前記攪拌羽根の中心軸とが同一直線
上に重ならないように配置され、 一方の中心軸の回りに他方の中心軸を回動させる回動手
段を備えたことを特徴とする混合装置。 - 【請求項2】 前記請求項1の混合装置において、 前記回動手段が、前記容器の中心軸を前記攪拌羽根の中
心軸と同一直線上に重ならない位置で回動する容器回動
手段であることを特徴とする混合装置。 - 【請求項3】 前記請求項2の混合装置において、 前記容器回動手段が、前記容器を固定する固定手段を備
えた回転テーブルであることを特徴とする混合装置。 - 【請求項4】 前記請求項1又は2に記載の混合装置に
おいて、 前記攪拌羽根が着脱自在に前記攪拌手段に装着されるこ
とを特徴とする混合装置。 - 【請求項5】 前記請求項1に記載の混合装置におい
て、 前記容器が、横断面円形で、且つ、一定の角度で傾斜さ
れた内壁を有し、 前記攪拌羽根が、前記容器の内壁の傾斜に合致した側部
外形を有したことを特徴とする混合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP036201U JPH07520U (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 混合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP036201U JPH07520U (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 混合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07520U true JPH07520U (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=12463133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP036201U Pending JPH07520U (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 混合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07520U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11188251A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Kyokuto Sanki Co Ltd | パテ混合方法 |
-
1993
- 1993-06-08 JP JP036201U patent/JPH07520U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11188251A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Kyokuto Sanki Co Ltd | パテ混合方法 |
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