JPH0751845A - 水中溶接装置 - Google Patents

水中溶接装置

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Publication number
JPH0751845A
JPH0751845A JP20334393A JP20334393A JPH0751845A JP H0751845 A JPH0751845 A JP H0751845A JP 20334393 A JP20334393 A JP 20334393A JP 20334393 A JP20334393 A JP 20334393A JP H0751845 A JPH0751845 A JP H0751845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
water flow
swirling
water
shield gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP20334393A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Arakawa
敬弘 荒川
Toshio Nakanishi
敏雄 中西
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPH0751845A publication Critical patent/JPH0751845A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水中で良好な溶接を行わせ得るようにする。 【構成】 旋回水流発生装置11を用いて、シールドガ
スノズル6の外周に沿って溶接部へ向かう旋回水流を発
生させることにより、旋回水流の中心部に減圧部を形成
させ、シールドガスノズル6から溶接部へ向けてシール
ドガス5を噴射供給しつつ、ワイヤチップ4から溶接部
へ向けて送給される溶接ワイヤ3と溶接物2との間に電
圧を印加しアーク14を発生させた時に、シールドガス
5が旋回水流の中心部の減圧部を通るようにし、アーク
14を水から遮断させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中溶接装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】海洋構造物や海底パイプラインなどを構
築したり補修したりする場合、水中で溶接を行う必要が
ある。
【0003】水中で溶接を行う場合、溶接装置をそのま
ま水中へ持込んで溶接を行うことが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶接装
置をそのまま水中へ持込んで溶接を行った場合、溶接ト
ーチから発生するアークのエネルギーによって水が水素
と酸素に分解され、分解された水素と酸素が溶接部へ多
量に侵入して溶接部にブローホールなどの溶接欠陥を生
じさせたり、又、水素や酸素がアークを不安定化して溶
接の継続を妨げる原因となる。
【0005】本発明は、上述の実情に鑑み、水中で良好
な溶接を行わせ得るようにした水中溶接装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、水中に置かれ
た溶接物の溶接部との間にアークを発生させる溶接電極
と、該溶接電極を包囲し前記溶接部へ向けてシールドガ
スを噴射供給するシールドガスノズルとを備えた溶接ト
ーチを設け、該溶接トーチにおけるシールドガスノズル
の外周に沿って溶接部へ向かう旋回水流を発生させる旋
回水流発生装置を設けたことを特徴とする水中溶接装置
にかかるものである。
【0007】
【作用】本発明の作用は以下の通りである。
【0008】旋回水流発生装置を用いて、シールドガス
ノズルの外周に沿って溶接部へ向かう旋回水流を発生さ
せることにより、旋回水流の中心部に減圧部が形成され
るので、シールドガスノズルから溶接部へ向けてシール
ドガスを噴射供給しつつ、溶接電極と溶接物との間に電
圧を印加しアークを発生させると、シールドガスは旋回
水流の中心部の減圧部を通って流れ、結果としてシール
ドガスが水を押し退けて旋回水流の減圧部を広げること
となり、アークを水から遮断する効果が得られる。
【0009】これにより、アークのエネルギーによって
水が分解されることが防止されるので、水中で良好な溶
接を行うことが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0011】図1・図2は、本発明の第一の実施例であ
る。
【0012】水1中に置かれた溶接物2の溶接部へ向け
て、消耗式の溶接電極である溶接ワイヤ3を案内するワ
イヤチップ4を設け、該ワイヤチップ4を包囲し、前記
溶接部へ向けてアルゴンガスなどのシールドガス5を供
給するシールドガスノズル6を設けて、溶接トーチ7を
構成する。
【0013】該溶接トーチ7におけるシールドガスノズ
ル6の外周に、反溶接部側の端面が閉口し、溶接部側の
端面に開口を有する旋回水流案内筒8を設け、該旋回水
流案内筒8の反溶接部側の部分に、ポンプなどの水供給
源9からの水1を接線方向へ向けて送給する水供給路1
0を接続して、旋回水流発生装置11を構成する。
【0014】又、必要に応じて、旋回水流案内筒8の溶
接部側の部分に、接線方向から水1を抜出す水排出路1
2を設ける。
【0015】尚、図中、13はワイヤチップ4へ溶接ワ
イヤ3を送給するワイヤ供給装置、14は溶接ワイヤ3
と溶接物2との間に発生されたアークである。
【0016】次に、作動について説明する。
【0017】先ず、ポンプなどの水供給源9を作動し、
水供給路10を介して旋回水流案内筒8の反溶接部側の
部分に接線方向へ向けて水1を送給する。
【0018】すると、送給された水1によって、旋回水
流案内筒8の内部の水1が旋回され、旋回水流案内筒8
の内部には反溶接部側から溶接部側(第1図の上から
下)へ向かう旋回水流が形成される。
【0019】この時、旋回水流案内筒8の内部の旋回し
ている水1には、旋回水流案内筒8の内周壁へ向かう遠
心力が作用し、旋回水流案内筒8の軸心部には圧力の低
い減圧部が形成される。
【0020】尚、減圧部の減圧の度合いは、水1の密度
と旋回速度の2乗との積に比例して大きくなり、又、溶
接部側へ達した旋回水流は開口から外部へ出るか、或い
は、必要に応じて設けられた水排出路12から抜出され
る。
【0021】そこで、旋回水流が形成されたら、シール
ドガスノズル6から溶接部へ向けてアルゴンガスなどの
シールドガス5を噴射すると共に、ワイヤ供給装置13
からワイヤチップ4へ溶接ワイヤ3を送給しつつ、溶接
ワイヤ3と溶接物2との間に電圧を印加し、アーク14
を発生させる。
【0022】すると、シールドガス5は、旋回水流の中
心に形成された減圧部に沿って流れようとし、その結
果、シールドガス5が水1を押し退けて減圧部を広げ、
水1の侵入を防止するので、シールドガス5によってア
ーク14が水1から完全に遮断される。
【0023】これにより、アーク14のエネルギーによ
って水1が分解され、溶接に悪影響を及ぼすことが防止
される。
【0024】図3は、本発明の第二の実施例であり、旋
回水流発生装置11として、シールドガスノズル6の外
周にプロペラ羽根15を備えたプロペラボス16を回転
可能に設け、該プロペラボス16の上端部外周に設けた
歯車部17に歯車18を介してモータなどの駆動装置1
9を接続し、プロペラ羽根15を回転させて旋回水流を
発生させるようにしたものである。
【0025】尚、図中、20は旋回水流案内筒8の反溶
接部側に形成した水流入口である。
【0026】上記以外は、前記実施例と同様の構成を備
えており、同様の作用・効果を得ることができる。
【0027】図4は本発明の第三の実施例であり、タン
グステンなどの非消耗式の溶接電極21を用いた溶接ト
ーチ7を図1の実施例に適用したものである。
【0028】尚、図中、22は溶接電極21を保持する
コレット、23は必要に応じて設けられる溶加材として
の溶接ワイヤ、24は溶接ワイヤ23の送給ローラ、2
5は旋回水流の抵抗とならないように、流線形断面に形
成された溶接ワイヤ23の案内筒である。
【0029】上記以外は、前記各実施例と同様の構成を
備えており、同様の作用、効果を得ることができる。
【0030】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、旋回水流発生装置は任意であり、第
二の実施例で旋回水流案内筒をなくしても良いこと、旋
回水流案内筒に直接プロペラ羽根を取付けて旋回水流案
内筒自体を回転させても良いこと、消耗電極式及び非消
耗電極式のどちらの溶接トーチにも適用し得ること、そ
の他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変
更を加え得ることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の水中溶接
装置によれば、水中で良好な溶接を行うことができると
いう優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の概略側断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】本発明の第二の実施例の概略側断面図である。
【図4】本発明の第三の実施例の概略側断面図である。
【符号の説明】
1 水 2 溶接物 3 溶接ワイヤ(溶接電極) 5 シールドガス 6 シールドガスノズル 7 溶接トーチ 11 旋回水流発生装置 14 アーク 21 溶接電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中に置かれた溶接物の溶接部との間に
    アークを発生させる溶接電極と、該溶接電極を包囲し前
    記溶接部へ向けてシールドガスを噴射供給するシールド
    ガスノズルとを備えた溶接トーチを設け、該溶接トーチ
    におけるシールドガスノズルの外周に沿って溶接部へ向
    かう旋回水流を発生させる旋回水流発生装置を設けたこ
    とを特徴とする水中溶接装置。
JP20334393A 1993-08-17 1993-08-17 水中溶接装置 Pending JPH0751845A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20334393A JPH0751845A (ja) 1993-08-17 1993-08-17 水中溶接装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20334393A JPH0751845A (ja) 1993-08-17 1993-08-17 水中溶接装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0751845A true JPH0751845A (ja) 1995-02-28

Family

ID=16472458

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20334393A Pending JPH0751845A (ja) 1993-08-17 1993-08-17 水中溶接装置

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JP (1) JPH0751845A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5051562B1 (ja) * 2012-03-12 2012-10-17 哲男 原田 溶接トーチ
JP2015198073A (ja) * 2014-04-03 2015-11-09 トヨタ自動車株式会社 大気圧プラズマ処理装置およびその処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5051562B1 (ja) * 2012-03-12 2012-10-17 哲男 原田 溶接トーチ
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