JPH075182Y2 - 扉自閉装置 - Google Patents

扉自閉装置

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JPH075182Y2
JPH075182Y2 JP40553790U JP40553790U JPH075182Y2 JP H075182 Y2 JPH075182 Y2 JP H075182Y2 JP 40553790 U JP40553790 U JP 40553790U JP 40553790 U JP40553790 U JP 40553790U JP H075182 Y2 JPH075182 Y2 JP H075182Y2
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伸 佐々本
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石川島輸送機株式会社
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ストッパーピンの抜け
勝手を改善した扉自閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の扉自閉装置の概略を表す全
体図、図7は図6に関連する自閉用クローザー装置の概
略を表す側面図である。所定の間隔を置いて互いに平行
し、且つ所要の長さを有する2本の上部ガイドレール1
を、出入口2上方に、壁面3に対して所定の間隔を置い
て平行するよう水平に取付け、また出入口2床面2a
に、前記上部ガイドレール1と略同じ相互間隔を有し、
且つ略同じ長さを有する2本の下部ガイドレール4を敷
設する。2本の前記上部ガイドレール1のそれぞれに各
2枚ずつ計4枚の扉5,6,7,8を、該扉5,6,
7,8下端が前記下部ガイドレール4に当接しガイドさ
れるような高さに、後述の吊車5a,5b,6a,6
b,7a,7b,8a,8bを用いて吊り下げる。前記
吊車5a,5b,6a,6b,7a,7b,8a,8b
は、各扉5,6,7,8上縁両端に近い部分に設けたブ
ラケット9に取付けられ、前記上部ガイドレール1上を
転動し得るよう形成されている。
【0003】前記上部ガイドレール1の一方の端部近く
に扉を開閉するための駆動装置10を設け、該駆動装置
10から壁面3に直交する方向両側に突出している出力
軸の各先端に、所定間隔を置いて互いに平行し上部ガイ
ドレール1延設方向に平行する垂直面内で回転する駆動
スプロケット11,12を設け、壁面3から離れた側
(以下反壁面側という)の駆動スプロケット11にチェ
ーン13を巻掛け、該チェーン13の一方の端部を反壁
面側の駆動装置側扉5の出入口2中心から離れた側(以
下外側という)の吊車5a用ブラケット9に連結し、他
方の端部を反壁面側の反駆動装置側扉6の出入口2中心
に近い側(以下内側という)の吊車6a用ブラケット9
に連結する。また、壁面3に近い側(以下壁面側とい
う)の駆動スプロケット12に別のチェーン14を巻掛
け、該チェーン14の一方の端部を前記壁面側の駆動装
置側扉7の外側吊車7a用ブラケット9に連結し、他方
の端部を壁面側の反駆動装置側扉8の内側吊車8a用ブ
ラケット9に連結する。
【0004】前記上部ガイドレール1の反駆動装置側端
部近くに、壁面3に直交する方向に所定の間隔を置いて
互いに平行し、上部ガイドレール1延設方向に平行する
垂直面内で回転するガイドスプロケット15,16を配
設し、反壁面側のガイドスプロケット15にチェーン1
7を巻掛け、該チェーン17の一方の端部を前記反壁面
側の駆動装置側扉5の内側吊車5b用ブラケット9に連
結し、他方の端部を反壁面側の反駆動装置側扉6の外側
吊車6b用ブラケット9に連結する。また、壁面側ガイ
ドスプロケット16に別のチェーン18を巻掛け、該チ
ェーン18の一方の端部を壁面側の駆動装置側扉7の内
側吊車7b用ブラケット9に連結し、他方の端部を壁面
側の反駆動装置側扉8の外側吊車8b用ブラケット9に
連結する。
【0005】そして、扉5,6,7,8を閉めた場合、
反壁面側の2枚の扉5,6が出入口2中央で内側端面を
接し、壁面側の2枚の扉7,8は、前記各扉5,6の外
側縦縁に内側縦縁が重なり、外側縦縁が出入口2の両側
縦縁に重なり合うよう形成し、扉5,6,7,8を開い
た場合は、壁面側と反壁面側の各1枚づつの扉5,7と
扉6,8とが出入口2中央より駆動装置側と反駆動装置
側に別れ、出入口2両側において、扉5,7及び扉6,
8がそれぞれ重なり収納されるよう形成する。
【0006】さらに、前記反壁面側の駆動装置側扉5の
外側吊車5a用ブラケット9の上端部に、所定径のパイ
プ19を扉5開閉方向に平行するよう取付け、該パイプ
19取付け位置と略同じ高さで前記駆動装置10の上方
に自閉用クローザー装置20を設け、且つ前記ガイドス
プロケット15,16の上方にガイドローラ21を配設
する。そして、一端に前記自閉用クローザー装置20に
係止されるストッパーピン22を有し、他端に自閉用ウ
エイト23を有するワイヤーロープ24を設け、該ワイ
ヤーロープ24を前記ガイドローラ21に巻掛け、スト
ッパーピン22側を前記パイプ19を通して自閉用クロ
ーザー装置20へ係止し、自閉用ウエイト23側がガイ
ドローラ21から垂れ下るよう形成する。
【0007】前記自閉用クローザー装置20は図7に示
すような構成を備えている。即ち直方体状のクローザー
外フレーム25を設け、該クローザー外フレーム25の
断面中心を通り長手方向へ延びる中心線(以下軸線Lと
いう)に沿って作動し得るプル型ソレノイド26をクロ
ーザー外フレーム25の基端部25a側端面に設け、ま
たクローザー外フレーム25の先端部25b側端面に軸
線Lを中心とした所定径の孔27を設ける。前記プル型
ソレノイド26の鉄芯バー28は、クローザー外フレー
ム25の基端部25a側に挿入されている圧縮ばね29
により、常時クローザー外フレーム25の先端部25b
側へ付勢され、プル型ソレノイド26が励磁されると、
クローザー外フレーム25の基端部25a側へ吸引され
るよう形成する。なお、前記鉄芯バー27は先端にピン
孔30を有する。
【0008】一方、前記クローザー外フレーム25の長
手方向中央部より先端部25b側に、クローザー外フレ
ーム25の幅方向へ軸線Lに直交して貫通するピン31
を固定し、且つ一対のレバー34をその基部交差部分に
設けた孔32を前記ピン31に外嵌して鋏状に組合せ
る。前記レバー34は前記ストッパーピン22の頭部を
把持し得るよう形成され且つ軸線Lを挟んで開閉する先
端を有し、基部側が前記ピン31に直交する方向へ拡幅
された略三角形の側面を有する。さらに前記ピン31に
螺線部を外嵌し、該螺線部からレバー34先端方向へ延
びた両端部を各レバー34の先端部付近に係止し得るよ
う形成したトーションばね35を設ける。
【0009】そして、前記レバー34基部側外側端部の
ピン孔33と、前記鉄芯バー28先端ピン孔30とを所
定長さのバー36で連結することにより、前記レバー3
4先端が常時圧縮ばね29及びトーションばね35に付
勢されて閉じ、プル型ソレノイド26が励磁された場合
にのみ開くよう形成する。
【0010】また、ストッパーピン22は図7に示すよ
うに、前記パイプ19内に嵌入し得る径と先細りのテー
パ状端部を有し、ワイヤーロープ24を挿入取付けるた
め、端部側から軸線に沿って穿った穴37を有し、幹部
長手方向中間部に前記穴37に挿通したワイヤーロープ
24を固定する押しボルト用のタップ孔38を設けた基
幹部39と、該基幹部39先端側に設けられた基幹部3
9径より大径のフランジ40と、該フランジ40と後述
の頭部42との間に介在し且つ頭部42より小さい径と
所要長さを有する軸頸部41と、該軸頸部41先端に設
けた頭部42とで形成する。前記頭部42は、前記クロ
ーザー外フレーム25先端部25b側端面に設けた孔2
7を通過し得る外径、及び所定厚さを有し、前記孔27
に挿入し易く、且つ前記レバー34の先端に割込ませ易
いよう先端側角が面取りされている。
【0011】次に作動について説明する。自閉用クロー
ザー装置20にストッパーピン22を係止する場合は、
ストッパーピン22の頭部42をクローザー外フレーム
25の孔27に挿入し、さらに前記孔27近くのクロー
ザー外フレーム先端部25b側端面内側に位置するレバ
ー34先端に押当て、圧縮ばね29及びトーションばね
35により付勢されて閉じているレバー34先端をこじ
開けるように押込むことにより、ストッパーピン22の
頭部42をレバー34先端に把持させる。
【0012】通常の場合は、駆動スプロケット11,1
2を時計方向へ回転させると、扉5,6,7,8は開
き、駆動スプロケット11,12を反時計方向へ回転さ
せると、扉5,6,7,8は閉じる。
【0013】出入口2が開かれているときに火災が発生
した場合には、図示していない消火器盤から発信された
信号により自閉用クローザー装置20のプル型ソレノイ
ド26が励磁され、鉄芯バー28が圧縮ばね29の付勢
力に抗してクローザー外フレーム25の基端部25a側
へ移動し、バー36を介し、且つトーションばね35の
付勢力に抗してレバー34はピン31を中心として回動
し、その結果レバー34先端が開き、ストッパーピン2
2の頭部42を開放する。ストッパーピン22は、自閉
用ウエイト23の自重によるワイヤーロープ24張力に
よってガイドローラ21方向へ引っ張られて自閉用クロ
ーザー装置20から離脱し、出入口2側方に収納されて
いる扉5に設けたパイプ19に接触し、ストッパーピン
22の基幹部39が前記パイプ19内に引き込まれ、ス
トッパーピン22のフランジ40がパイプ19端面に掛
かり、前記ワイヤーロープ24張力が扉5を動かし、チ
ェーン13,14を介して他の扉6,7,8にも該ワイ
ヤーロープ24張力が働き、全ての扉5,6,7,8が
閉じの方向へ移動するので、出入口2が閉鎖される。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
扉自閉装置では、自閉用クローザー装置20のレバー3
4先端でストッパーピン22を把持するようストッパー
ピン22の頭部42を軸頸部41より大径としている
が、自閉用クローザー装置20から離脱するストッパー
ピン22がその自重により下方へ落下し、軸頸部41が
クローザー外フレーム25の孔27内面に接触しつつ離
脱する状態となるとき、軸頸部41より大径の頭部42
が孔27縁に掛かって抜けず、自閉用クローザー装置2
0からストッパーピン22が離脱できないため、扉5,
6,7,8が閉まらないという問題があった。
【0015】本考案は、前述の実情に鑑み、軸頸部にガ
イドリングを外嵌することにより、ストッパーピンが自
閉用クローザー装置からスムースに離脱し得る扉自閉装
置を提供することを目的としてなしたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本考案は、ガイドレール
に沿い開閉される扉の移動範囲両端部外方に、自閉用ク
ローザー装置とガイドローラを配設し、一端にストッパ
ーピンを有し他端に自閉用ウエイトを備えたワイヤーロ
ープのストッパーピン側をストッパーピンを介し自閉用
クローザー装置に着脱可能に係止し、自閉用ウエイト側
を前記ガイドローラに巻掛けて自閉用ウエイトをガイド
ローラ下方へ昇降自在に吊り下げ、ストッパーピンが自
閉用クローザー装置より開放され移動したときストッパ
ーピンが係合する係止装置を所要の扉に取付けた扉自閉
装置において、ストッパーピン頭部を通すクローザー外
フレームの孔に、クローザー外フレーム外側から着脱自
在に内嵌し得られ且つストッパーピン頭部の直径よりも
大きい外形を有するガイドリングをストッパーピン頭部
後方の軸頸部に緩く外嵌した構成としている。
【0017】
【作用】ストッパーピン頭部をクローザー外フレームの
孔から挿通し、該頭部を自閉用クローザー装置に係止す
る際に、ストッパーピン軸頸部に外嵌してあるガイドリ
ングをクローザー外フレーム外側から前記孔に嵌め込
む。ストッパーピン頭部を自閉用クローザー装置から開
放すると、ストッパーピンは自閉用ウエイトの自重によ
るワイヤーロープ張力により引張られて自閉用クローザ
ー装置から離脱するが、その際ストッパーピンの軸頸部
がガイドリングに案内されて移動し、頭部がガイドリン
グ端面に当接してガイドリングと一体になり、ストッパ
ーピン頭部はクローザー外フレーム孔を通過する。
【0018】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0019】図1は第1の考案の扉自閉装置に関連する
ストッパーピンの概略を表す側面図、図3(A)(B)
(C)は図1に関連するストッパーピンの離脱状態作動
図である。図中、図6及び図7に示す符号と同一のもの
には同一の符号を付してある。先端小径側がストッパー
ピン22の頭部42直径と略同じ外径を有し、且つ長手
方向中間部の外径がクローザー外フレーム25の先端部
25b側端面に設けた孔27に適合する直径を有するテ
ーパ形状をなす外周43aと、ストッパーピン22の軸
頸部41に緩く外嵌し得る透孔43bを有する所定の長
さのガイドリング43をゴム材により形成し、該ガイド
リング43の外周43aから前記透孔43bにかかる半
径方向にスリット43cを設け、該スリット43cを割
ることにより、前記ガイドリング43をストッパーピン
22の軸頸部41に装着する。なお、ストッパーピン2
2及びストッパーピン22を把持する自閉用クローザー
装置20、その他は、図6及び図7に示した従来のもの
と同一構造であるため説明は省略する。
【0020】次に作動について、図1ないし図3(A)
(B)(C)を参照しつつ説明する。自閉用クローザー
装置20にストッパーピン22を係止する場合は、スト
ッパーピン22の頭部42をクローザー外フレーム25
の先端部25b側端面に設けた孔27に挿入し、同時に
ガイドリング43の先端を前記孔27に挿入して長手方
向中間部まで嵌め込む。さらに前記孔27近くのクロー
ザー外フレーム先端部25b側端面内側に位置するレバ
ー34の先端に、ストッパーピン22の頭部42を押し
当て、レバー34の先端をこじ開けるよう押込むことに
より、図3(A)に示すようにストッパーピン22の頭
部42をレバー34の先端に把持させる。このとき、ス
トッパーピン22の軸頸部41がガイドリング43によ
りクローザー外フレーム25の軸線Lに沿って案内され
るため、ストッパーピン22の頭部42を容易にしレバ
ー34の先端中心に接近させ得る。
【0021】図示していない消火器盤から閉扉信号が発
信された場合には、図6及び図7に示し、且つ説明した
従来例と同様に、レバー34の先端が開きストッパーピ
ン22の頭部42を開放する。ストッパーピン22は、
自閉用ウエイト23の自重によるワイヤーロープ24張
力によってガイドローラ21方向(図3(B)矢印方
向)へ引っ張られて移動するが、軸頸部41がガイドリ
ング43によりクローザー外フレーム25の軸線Lに沿
って案内されるため、ストッパーピン22の頭部42は
クローザー外フレーム25の先端部25b側端面の孔2
7と同一軸線L上にあり、ガイドリング43端面に接
し、さらに移動することにより、図3(C)に示すよう
にガイドリング43を前記孔27から離脱させ、ストッ
パーピン22自体も自閉用クローザー装置20から離脱
する。その後の作動は、図6及び図7に示し、且つ説明
した従来例と変わることがないので説明を省略する。
【0022】前記によれば、ストッパーピン22の頭部
42がクローザー外フレーム25の先端部25b側端面
27を通過するときに、ストッパーピン頭部42はガイ
ドリング43に接して見掛け上一体となるよう形成した
ので、ストッパーピン22の頭部42の後方端面が前記
孔27縁に引っ掛かることが皆無となり、扉自閉装置の
作動を妨げることがない。
【0023】図4は第2の考案の扉自閉装置に関連する
ストッパーピンの他の概略を表す側面図、図5(A)
(B)(C)は図4に関連するストッパーピン22の離
脱状態作動図である。図中、図6及び図7に示す符号と
同一のものには同一の符号が付してある。図4及び図5
(A)(B)(C)におけるストッパーピン22は、基
端44a側にワイヤーロープ24を挿入するため軸芯に
沿って穿った穴37を有し且つワイヤーロープ24を固
定する押しボルト用のタップ孔38を設けた基幹部44
と、該基幹部44先端側に設けられた基幹部44より大
径のフランジ45と、該フランジ45と後述の頭部47
との間に介在し且つ頭部47の後端側に穿設した小径軸
47bの軸端に設けたねじ部47cを螺合するねじ穴4
6bを有する軸頸部46と、前記頭部47とにより形成
し、また長手方向中間部より先端部側に、前記頭部47
の直径より僅かに大きく、且つクローザー外フレーム2
5の先端部25b側端面に設けた孔27に挿通し得る外
径を有し、基端部側に前記穴27よりも少し大きい外径
を有する段付の外周48aと、前記軸頸部46先端46
a側に緩く外嵌し得る透孔48bとを有する所定長さの
金属性ガイドリング48を設け、さらにまた前記軸頸部
46に緩く外嵌し得るコイル径を有し、所要の弾発力を
備えた圧縮ばね49を設ける。そして、前記軸頸部46
に前記圧縮ばね49及び前記ガイドリング48を順次外
嵌し、さらに軸頸部先端46aのねじ穴46bに前記頭
部小径軸47bのねじ部47cをねじ込み、ガイドリン
グ48の先端が圧縮ばね49に付勢されて頭部47の先
端部47a後面に当接するよう組み付ける。
【0024】次に作動について説明する。自閉用クロー
ザー装置20にストッパーピン22を係止する場合は、
ストッパーピン22の頭部47をクローザー外フレーム
25の先端部25b側端面に設けた孔27に挿入し、同
時にガイドリング48の先端部側を前記孔27に挿入し
て外周48aの段付部分まで嵌め込む。さらに圧縮ばね
49を圧縮しながらストッパーピン22の頭部先端部4
7aをレバー34の先端に押し当て、レバー34先端を
こじ開けるよう押込むことにより、図5(A)に示すよ
うに22の頭部先端部47aをレバー34の先端に把持
させる。このとき、ストッパーピン22の軸頸部46が
ガイドリング48によりクローザー外フレーム25軸線
Lに沿って案内されるため、ストッパーピン22の頭部
47を容易にレバー34先端中心へ接近させ得る。
【0025】図示していない消火器盤から閉扉信号が発
信された場合には、図6及び図7に示し、且つ説明した
従来例と同様に、レバー34先端が開きストッパーピン
22の頭部先端部47aを開放する。ストッパーピン2
2は、自閉用ウエイト23の自重によるワイヤーロープ
24張力によってガイドローラ21方向(図5(B)矢
印方向)へ引っ張られて移動するが、軸頸部46がガイ
ドリング48によりクローザー外フレーム25の軸線L
に沿って案内されるため、ストッパーピン22の頭部4
7は図5(B)に示すようにクローザー外フレーム25
の先端25b側端面の孔27と同一軸線L上にあり、し
かもガイドリング48は圧縮ばね49に付勢されている
ため、ストッパーピン22の頭部先端部47aの後方端
面がガイドリング48の先端部側端面に当接するまで前
記孔27から抜け落ちずストッパーピン22をガイドす
るので、図5(C)に示すように、ストッパーピン22
とガイドリング48が一体となって自閉用クローザー装
置20から離脱する。その後の作動は、図6及び図7に
示し、且つ説明した従来例と変わるところがないので説
明を省略する。
【0026】前記によれば、ストッパーピン22の頭部
47がクローザー外フレームケ25の先端部25b側端
面の孔27を通過するときに、圧縮ばね49に付勢され
たガイドリング48がストッパーピン22の頭部先端部
47aの後方端面に接して見掛け上一体となるよう形成
したので、ストッパーピン22の頭部先端部47aの後
方端面が前記孔27の縁に引っ掛かることが皆無とな
り、扉自閉装置の作動を妨げることがない。
【0027】なお、本考案は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0028】
【考案の効果】本考案の扉自閉装置によれば、ストッパ
ーピン頭部後方の軸頸部にガイドリングを嵌設し、スト
ッパーピン頭部をクローザー外フレーム軸線に沿って案
内し得るよう形成したため、ストッパーピンが自閉用ク
ローザー装置から離脱する際に、クローザー外フレーム
の孔縁にストッパーピン頭部が引っ掛かることを完全に
防止できるので、扉自閉装置の作動を妨げることが絶無
であるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の扉自閉装置に関連するス
トッパーピンの概略を表す側面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】(A)は図1に関連するストッパーピンの離脱
状態作動図であり、(B)は図1に関連するストッパー
ピンの離脱状態作動図であり、(C)は図1に関連する
ストッパーピンの離脱状態作動図である。
【図4】本考案の第2実施例の扉自閉装置に関連するス
トッパーピンの概略を示す側面図である。
【図5】(A)は図4に関連するストッパーピンの離脱
状態作動図であり、(B)は図4に関連するストッパー
ピンの離脱状態作動図であり、(C)は図4に関連する
ストッパーピンの離脱状態作動図である。
【図6】従来の扉自閉装置の概略を表す全体図である。
【図7】図6の関連する自閉用クローザー装置の概略を
表す側面図である。
【符号の説明】
1 上部ガイドレール(ガイドレール) 4 下部ガイドレール(ガイドレール) 5,6,7,8 扉 19 パイプ(係止装置) 20 自閉用クローザー装置 21 ガイドローラ 22 ストッパーピン 23 自閉用ウエイト 24 ワイヤーロープ 25 クローザー外フレーム 27 孔 41 軸頸部 42 ストッパーピン頭部 43 ガイトリング 45b 先端(軸部) 46 軸頸部 47 ストッパーピン頭部 48 ガイドリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドレールに沿い開閉される扉の移動
    範囲両端部外方に、自閉用クローザー装置とガイドロー
    ラを配設し、一端にストッパーピンを有し他端に自閉用
    ウエイトを備えたワイヤーロープのストッパーピン側を
    ストッパーピンを介し自閉用クローザー装置に着脱可能
    に係止し、自閉用ウエイト側を前記ガイドローラに巻掛
    けて自閉用ウエイトをガイドローラ下方へ昇降自在に吊
    り下げ、ストッパーピンが自閉用クローザー装置より開
    放され移動したときストッパーピンが係合する係止装置
    を所要の扉に取付けた扉自閉装置において、ストッパー
    ピン頭部を通すクローザー外フレームの孔に、クローザ
    ー外フレーム外側から着脱自在に内嵌し得られ且つスト
    ッパーピン頭部の直径よりも大きい外形を有するガイド
    リングをストッパーピン頭部後方の軸頸部に緩く外嵌し
    たことを特徴とする扉自閉装置。
JP40553790U 1990-12-28 1990-12-28 扉自閉装置 Expired - Lifetime JPH075182Y2 (ja)

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JP40553790U JPH075182Y2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 扉自閉装置

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