JPH0751613B2 - 高弾性を有する軟質ポリウレタンフォームの製造法 - Google Patents

高弾性を有する軟質ポリウレタンフォームの製造法

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JPH0751613B2
JPH0751613B2 JP2176453A JP17645390A JPH0751613B2 JP H0751613 B2 JPH0751613 B2 JP H0751613B2 JP 2176453 A JP2176453 A JP 2176453A JP 17645390 A JP17645390 A JP 17645390A JP H0751613 B2 JPH0751613 B2 JP H0751613B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリオールとポリイソシアネートを、触媒、
発泡剤、整泡剤の存在下に反応させ、高弾性ポリウレタ
ンフォームを製造する方法に関する。更に詳しくはポリ
エーテルポリオール又はポリエーテルポリオールおよび
ポリマーポリオールとの混合体とジフェニルメタンジイ
ソシアネート及び/又はその誘導体を使用し、高弾性軟
質ポリウレタンフォームを製造する方法に関する。
[従来の技術] 高弾性ポリウレタンフォームは、自動車用シートクッシ
ョンを始め、車両、家具、寝具など多くの製品に広く利
用されている。
従来、高弾性ポリウレタンフォームの製造には、イソシ
アネート原料として、トルエンジイソシアネート(以
下、TDIと略記する。)やTDIとジフェニルメタンジイソ
シアネート(以下、MDIと略記する。)との混合物が利
用されてきた。しかしながら、TDIは蒸気圧や毒性が高
く、臭気が激しいため作業環境を悪化させるという問題
がある。またTDIは原料ポリオールとの反応性が低いた
め、生産性が低くまた設備費が嵩むなどの問題があっ
た。
TDIが抱える前記のような問題点を改善するため、MDI及
び/又は、その誘導体を使用した高弾性ポリウレタンフ
ォームを製造する方法が、特開昭53−51299号、特開昭5
7−109820号、特開昭62−112616号に提案されている。M
DI及び/又は、その誘導体をベースとして製造されたフ
ォームは、一般にオールMDI高弾性ポリウレタンフォー
ムと呼ばれ、優れたフォーム物性が得られること、毒性
が低いことから製造ラインに於ける良好な作業環境の維
持が容易であること、生産速度が速く生産性が高いこと
など優れた特徴を有する。
オールMDI高弾性ポリウレタン処方は、システム液の流
れ性およびフォームの泡流動性が極めて悪く、フォーム
を低密度化しにくいという致命的欠点がある。それ故、
発泡剤として、ハロゲン化炭化水素、例えばトリクロロ
モノフルオロメタン(以下、CFC−11と略記する。)を
ポリオールに対して、5〜15重量部を使用し、液の流れ
性、泡流動性を確保してフォーム密度の低下が図られて
いる。しかしながら、現状でも更に、オールMDI高弾性
ポリウレタン処方を改良して、より低密度化するための
製造技術の開発が望まれている。
また、ハロゲン化炭化水素のうち、オゾン層を破壊する
危険性のあるCFC−11のようなフロン化合物の使用量の
削減、更には使用の規制が、近年図られてきており、オ
ールMDI高弾性ポリウレタンフォームの製造において、
発泡剤としてのフロン化合物の使用量を削減し、代わり
に水の量を多く使用することは今日的で緊急かつ重要な
課題となっている。一方、オゾン層破壊の恐れのあるCF
C−11のようなフロン化合物のいわゆる代替フロン化合
物、例えば、塩化メチレン、ジクロロトリフルオロエタ
ンやジクロロモノフルオロエタン(以下、それぞれHCFC
−123、HCFC−141bと略記する。)などが提案されてい
る。しかし、これらの代替フロン化合物は、なおオゾン
層破壊の潜在的可能性が残されており、また従来使用さ
れてきたフロン化合物に比較して高価であり、経済上の
理由からも従来どおりのレベルで使用することは困難で
ある。従って、フロン化合物の使用量を削減し、代わり
に発泡剤としての水の量を多く使用する処方の開発が強
く望まれている。
しかしながら、発泡剤として水の量を多く使用するとい
くつかの技術的問題が生じてくる。即ち、フォーム形成
過程で、フォーム安定性が著しく悪化し、フォーム陥没
等の現象が起るなど、プロセスレンジが狭く、フォーム
物性も悪化し、フォームを低密度化することが極めて難
しくなる。さらに、フォームのセル荒れ、ボイドが発生
し易いなどフォーム成型性の悪化が避けられない。
これまでオールMDI高弾性ポリウレタンフォームの触媒
としては、例えばトリエチレンジアミンをベース触媒と
し、助触媒としてビス(2−ジメチルアミノエチル)エ
ーテルやジメチルエタノールアミンのようなアミン触媒
が用いられてきた。しかしながら、これらのアミン触媒
システムでは、現状のフロン化合物を発泡剤とするフォ
ームをより低密度化することは出来ないし、さらに発泡
剤としてのフロン化合物を削減し、水の量を増したシス
テムにおいて、低密度の実用性ある高弾性ポリウレタン
フォームを得ることは困難であった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、高弾性ポリウレタンフォーム製造において、
従来問題であったフォームの安定化、低密度化を達成し
うる製造方法、更には、発泡剤としてのフロン化合物の
削減を可能とする工業的に有用な高弾性ポリウレタンフ
ォームの製造方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、高弾性ポリウレタンフォームシステムに
ついて触媒の観点から鋭意検討した結果、触媒として特
定の化学構造を有するアミン化合物を用いることによ
り、高弾性ポリウレタン処方においてフォームの低密度
化を達成できること、更にフロン化合物を削減し更に水
を増した処方において、発泡時のフォームの安定性、成
型性を改良し、低密度化フォームを製造できる新規な事
実を見い出し、本発明を完成するに至った。
側ち、本発明はポリオールとポリイソシアネートを、触
媒、発泡剤、整泡剤の存在下反応させ、高弾性ポリウレ
タンフォームを製造する方法において、下記一般式
(I)、(II)、(III)又は(IV)で示される活性水
素を有するアミン化合物より選ばれた1種以上を触媒と
して使用することを特徴とする高弾性ポリウレタンフォ
ームの製造法に関する。
(一般式(I)中、R1は、炭素1〜3のアルキル基又は
アルキル基の炭素数が2又は3であるジメチルアミノア
ルキル基を表し、R2および/又はR3は、水素原子又は炭
素1〜3のアルキル基を表す。また、lは2又は3の整
数を表す。) (一般式(II)中、mおよびnは2又は3の整数を表
す。) (一般式(III)中、R4は水素、炭素数1〜4のアルキ
ル基、アリル基、ベンジル基又はフェニル基を表し、R5
及びR6は水素又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。) 一般式(IV)中、R7は炭素数1〜4のアルキル基、R9
−CH2CH(X)OH(ここでXは水素又は炭素数1〜4の
アルキル基を表す)を表し、R8、R10は炭素数1〜4の
アルキル基または−CH2CH(X)OH(ここでXは水素又
は炭素数1〜4のアルキル基を表す)を表し、少なくと
もR8もしくはR10のいずれか一つはアルキル基を表し、
pは2〜6の整数を示す。) [作用] 以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の触媒としては、前記一般式(I)、(II)、
(III)又は(IV)で示される活性水素を有するアミン
化合物が使用できる。
一般式(I)のアミン化合物としては、N−メチルピペ
ラジン、N−(2−ジメチルアミノエチル)ピペラジ
ン、N−メチル−3−メチルピペラジン、N−メチルホ
モピペラジンを、一般式(II)のアミン化合物として
は、N,N−ジメチル(3−ジメチルアミノプロピル)エ
チレンジアミン、ビス(N,N−ジメチルアミノエチル)
アミン、ビス(N,N−ジメチルアミノプロピル)アミ
ン、一般式(III)のアミン化合物としては、イミダゾ
ール、2−メチルイミダゾール、4−メチルイミダゾー
ル、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−イソプ
ロピルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−フ
ェニルイミダゾール、一般式(IV)のアミン化合物とし
てはN,N−ジイソプロパノール−N′,N′−ジメチルプ
ロパンジアミン、N,N′−ジイソプロパノール−N,N′−
ジメチルプロパンジアミン、N,N−ジエタノール−N′,
N′−ジメチルエチレンジアミン、N,N′−ジエタノール
−N,N′−ジメチルエチレンジアミンなどが例示でき
る。これらのうち特に好ましい化合物として、N−メチ
ルピペラジン、N−メチルホモピペラジン、N,N−ジメ
チル(3−ジメチルアミノプロピル)エチレンジアミ
ン、ビス(N,N−ジメチルアミノプロピル)アミン、2
−メチルイミダゾール及び4−メチルイミダゾール、N,
N−ジイソプロパノール−N′,N′−ジメチルプロパン
ジアミン、N,N−ジエタノール−N′,N′−ジメチルエ
チレンジアミン、N,N′−ジエタノール−N,N′−ジメチ
ルエチレンジアミンが挙げられる。また本発明のアミン
触媒は助触媒として他の第3級アミノ基を有する化合物
と併用することができる。他の第3級アミノ基含有化合
物としては、例えばトリエチルアミン、N,N−ジメチル
シクロヘキシルアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエ
チレンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルプロピレ
ンジアミン、N,N,N′,N″,N″−ペンタメチルジエチレ
ントリアミン、N,N,N′,N″,N″−ペンタメチル−(3
−アミノプロピル)エチレンジアミン、N,N,N′,N″,
N″−ペンタメチルジプロピレントイアミン、N,N,N′,
N′−テトラメチルグアニジン、1,3,5−トリス(N,N−
ジメチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−S−トリアジ
ン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−7、ト
リエチレンジアミン、N,N,N′,N′,N″−ペンタメチル
ジエチレントリアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルヘ
キサメチレンジアミン、N−メチル−N′−(2−ジメ
チルアミノ)エチルピペラジン、N,N′−ジメチルピペ
ラジン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリ
ン、N,N−ジメチルエタノールアミン、ジメチルアミノ
エトキシエタノール、N,N,N′−トリメチルアミノエチ
ルエタノールアミン、1,3−ビス(N,N−ジメチルアミ
ノ)−2−プロパノール、ビス(2−ジメチルアミノエ
チル)エーテル等が例示されるが、好ましくはトリエチ
レンジアミン及び/又はビス(2−ジメチルアミノエチ
ル)エーテルである。
また、本発明のアミン化合物の有機カルボン酸塩および
他の第3級アミンの有機カルボン酸塩や有機錫化合物は
本発明の触媒機能を失わない範囲で助触媒として適宜使
用できる。
本発明の触媒は、前述したように本発明のアミン化合物
単独もしくは他のアミン触媒と混合して調整されてよ
い。混合調整にあたっては、必要ならば溶媒として、ジ
プロピレングリコール、エチレングリコール、1,4−ブ
タンジオールおよび水等が使用できるが、溶媒の量は、
特に限定されるものではなく、好ましくは触媒の全量に
大して70%以下である。この様に製造された触媒は、ポ
リオールに添加して使用することができる。また、種々
のアミン触媒を別々にポリオールに添加しても差し支え
ない。
本発明のアミン触媒の使用量は、ポリオールを100重量
部としたとき、通常、0.02〜10重量部である。
本発明に使用されるポリオールは、公知のポリエーテル
ポリオール、ポリエステルポリオール及び/又はポリマ
ーポリオールであり、より好ましいくはポリエーテルポ
リオール又はポリエーテルポリオール及びポリマーポリ
オールとの混合体である。ポリエーテルポリオールとし
ては、例えば、エチレングリコール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどの多価
アルコールにエチレンオキシドやプロピレンオキシドの
付加反応により、例えば、Polyurethane Handbook(Gu
nter Oertel著)第42ないし53頁および特開昭62−1126
16に記載の方法により製造することができる。ポリマー
ポリオールとしては、例えば、該ポリエーテルポリオー
ルとエチレン性不飽和単量体例えばブタジエン、アクリ
ロニトリル、スチレンなどをラジカル重合触媒の存在下
に反応させた、例えば、Polyurethane Handbook(Gunt
er Oertel著)第75ないし76頁に記載の重合体ポリオー
ルが挙げられる。
本発明に使用されるポリイソシアネートは、少なくとも
MDI及び/又はその誘導体を含み、その含量が50%以上
のとき、本発明の触媒効果が顕著に発言される。MDIと
その誘導体としては、MDIとその重合体のポリフェニル
−ポリメチレンジイソシアネートの混合体、および/又
は末端イソシアネート基をもつジフェニルメタンジイソ
シアネート誘導体を挙げることができる。前者の混合体
としては、例えば特開昭53−51299号に記載されているM
DIとその誘導体であるポリフェニル−ポリメチレンポリ
イソシアネートの混合体を挙げることが出来る。後者の
末端イソシアネート基をもつジフェニルメタンジイソシ
アネート誘導体としては、例えば、特開昭57−109820
号、特開昭62−112616号に記載されているMDI、ポリフ
ェニル−ポリメチレンポリイソシアネートおよび/又は
その混合体とポリエーテルジオールもしくはトリオール
を、必要に応じて触媒の存在下、常温もしくは高めた温
度で反応させることにより得られる公知の末端イソイア
ネートプレポリマーを挙げることが出来る。
本発明のイソシアネートインデックスは、特に限定され
るものではないが一般に70ないし120の範囲である。
本発明に使用される発泡剤としてのハロゲン化炭化水素
は、公知のハロゲン化メタンハロゲン化エタン類が使用
できる。これらのうちCFC−11、HCFC−123およびHCFC−
141b等のハロゲン化炭素又はハロゲン化炭化水素が好ま
しい。その使用部数はポリオール100重量部に対し20重
量部以下であり、好ましくは0〜15重量部である。発泡
剤としての水部数はポリオール100重量部に対し2重量
部以上、好ましくは、2.5〜5重量部であるが、水単独
で使用する場合には、3重量部以上が好ましい。水とフ
ロンの使用部数は、所望のフォーム密度に応じて適宜選
択できる。
本発明において、必要であれば架橋剤もしくは鎖延長剤
を添加することが出来る。架橋剤もしくは鎖延長剤とし
ては、低分子量の多価アルコール例えば、エチレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、グリセリン等、低分子
量のアミンポリオール例えば、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン等、ポリアミン類例えば、エチレン
ジアミン、キシリレンジアミン、メチレンビスオルソク
ロルアニリン等、二級ジアミン類例えば、脂肪族及び脂
環式二級ジアミン類、ポリオキシプポピレン二級ジアミ
ン類、芳香族二級ジアミン類等を挙げることができる。
また必要に応じて、海面活性剤として有機シリコン化合
物、着色剤、難燃剤、老化防止剤その他公知の添加剤な
ども使用できる。これらの添加剤の種類、添加量は、公
知の形式と手順を逸脱しないならば通常使用される範囲
で十分使用することができる。
[発明の効果] 本発明によれば、これまで困難であったフロン化合物を
発泡剤とする高弾性ポリウレタンフォームの低密度化を
達成することが可能となった。更に、フロン化合物を削
減し水の量を増した処方において発泡時のフォームの安
定性、成型性を改善し、さらに低密度化を達成すること
が可能となった。
[実施例] 以下、実施例、比較例にもとづいて説明するが本発明は
これら実施例のみに限定されるものではない。
実施例1〜16および比較例1〜6 オールMDI 高弾性ポリウレタンフォームシステムの処
方は、次に示す配合を用いた。発泡剤としての水および
ハロゲン化炭化水素の量と触媒の種類を変化させ、所定
の発泡条件下に、フォーム発泡時のフォームの安定性、
フォームの成型性や物性は次に示す方法で測定した。結
果を表−1、−2に示す。
1)ポリエーテルポリオール、 OH価=28mgKOH/g (テトラオールとトリオールとの混
合物、平均分子量7000、エチレンオキシド含量15%) 2)シリコーン界面活性剤 (トーレシリコーン社製、SRX−274C) 3)表中の触媒略号の説明 NMP;N−メチルピペラジン NMHP;N−メチルホモピペラジン DMNAEP;N−(2−ジメチルアミノエチル)ピペラジン BDMAPA;ビス(N,N−ジメチル−3−アミノプロピル)ア
ミン 2MIZ;33%2−メチルイミダゾール−ジプロピレングリ
コール溶液 DIPDPA;N,N−ジイソプロパノール−N′,N′−ジメチル
プロパンジアミン DEDEA;N,N−ジエタノール−N,N′−ジメチルエチレンジ
アミン TEDA−N33;33%トリエチレンジアミン−ジプロピレング
リコール溶液(東ソー株式会社製) TOYOCAT−NP;4−メチル−1−(2−ジメチルアミノエ
チル)ピペラジン(東ソー株式会社製) PMDPTA;N,N,N′,N′,N,N″−ペンタメチルジプロピレン
トリアミン 4)イソシアネート NCO濃度=25.0%、ジフェニルメ
タンジイソシアネートとその誘導体の混合体 b.発泡条件 原料液温度 20±1℃ 撹拌速度 6000rpm(5秒間) モールド アルミニウム製ボックス(寸法;25×2
5×25cm)に発泡 モールド温度 40℃ c.測定項目 以下の項目を測定。
・反応性 クリームタイム;フォーミングの開始時間(秒) ゲルタイム;樹脂(糸引き)化時間(秒) ライズタイム;フォームの発泡最大高さに達した時間
(秒) ・フォームの安定性の評価 ライズタイム後のフォームの陥没の大きさにより評価し
た。
・フォームの発泡倍率 フォームの発泡最大高さをフォーム重量で除した値(cm
/g) この値が大きい程、水の発泡効果が高くフォームの低密
度化が可能。
・フォーム密度 フォームの中心部より20×20×10cmの大きさをもつ試験
片を取り密度を測定。
・成型性の評価 フォームのセル荒れやボイドの状態を観察し、5段階に
ランク付けをした。
1:殆どなし 2:小さい 3:中程度 4:大きい 5:非常に大きい 表1および2から明らかな如く、発泡剤としてフロン量
を低減化し水量を増加した処方において、活性水素を有
する化合物を触媒として使用することによって、フォー
ムを安定化し密度が低く成型性に優れる成型フォームを
製造することができた。
一方、比較例1〜6に見られるように既存の触媒では密
度は高く、また成型性においてもセル荒れが大きいフォ
ームが得られた。このことから、これらの触媒では水使
用量を高めることによりフロンを低減することは困難で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 101:00) C08L 75:04 (56)参考文献 特開 昭60−84319(JP,A) 特開 昭63−90529(JP,A) 特開 昭54−128000(JP,A) 特開 昭62−169816(JP,A) 特開 昭52−4565(JP,A) 岩田敬治著「ポリウレタン樹脂ハンドブ ック」昭和62年9月25日、日刊工業新聞社 発行、P.118−121

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオールとポリイソシアネートを、触
    媒、発泡剤、整泡剤の存在下に反応させ、軟質ポリウレ
    タンフォームを製造する方法において、 (a)ポリイソシアネートとして、少なくともジフェニ
    ルメタンジイソシアネート及び/又はその誘導体との混
    合体を含み、 (b)発泡剤が水又はハロゲン化炭化水素であって、そ
    の量がポリオール100重量部に対して水2重量部以上で
    ハロゲン化炭化水素20重量部以下であり (c)少なくとも下記一般式(I)、(II)、(III)
    又は(IV)で示される化合物より選ばれた1種以上を触
    媒として使用することを特徴とする高弾性軟質ポリウレ
    タンフォームの製造法。 (一般式(I)中、R1は、炭素数1〜3のアルキル基又
    はアルキル基の炭素数が2又は3であるジメチルアミノ
    アルキル基を表し、R2及び/またはR3は、水素原子又は
    炭素数が1〜3のアルキル基を表す。また、1は2又は
    3の整数を表す。) (一般式(II)中、mおよびnは2又は3の整数を表
    す。) (一般式(III)中、R4は水素、炭素数1〜4のアルキ
    ル基、アリル基、ベンジル基又はフェニル基を表し、R5
    及びR6は水素又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。) 一般式(IV)中、R7は炭素数1〜4のアルキル基、R9
    −CH2CH(X)OH(ここでXは水素又は炭素数1〜4の
    アルキル基を表す)を表し、R8、R10は炭素数1〜4の
    アルキル基または−CH2CH(X)OH(ここでXは水素又
    は炭素数1〜4のアルキル基を表す)を表し、少なくと
    もR8もしくはR10のいずれか一つはアルキル基を表し、
    pは2〜6の整数を示す。)」
  2. 【請求項2】ポリイソシアネートがジフェニルメタンジ
    イソシアネート及び/又はその誘導体との混合物であ
    り、イソシアネートインデックスが70〜120である特許
    請求の範囲第(1)項に記載の製造法。
  3. 【請求項3】ポリオールがポリエーテルポリオール又は
    ポリエーテルポリオール及びポリマーポリオールとの混
    合体である特許請求の範囲第(1)又は(2)項に記載
    の製造法。
  4. 【請求項4】ハロゲン化炭化水素が、トリクロロフルオ
    ロメタン(CFC−11)、ジクロロトリフルオロメタン(H
    CFC−123)およびジクロロモノフルオロエタン(HCFC−
    141b)である特許請求の範囲第(1)〜(3)項のいず
    れかに記載の製造法。
  5. 【請求項5】発泡剤が水であって、その量がポリオール
    100重量部に対して水3.0重量部以上である特許請求の範
    囲第(1)〜(3)項のいずれかに記載の製造法。
  6. 【請求項6】一般式(1)の化合物が、N−メチルピペ
    ラジン、N−メチルホモピペラジンおよびN−(2−ジ
    メチルアミノエチル)ピペラジンであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項に記載の製造法。
  7. 【請求項7】一般式(II)の化合物が、N,N−ジメチル
    −(3−ジメチルアミノプロピル)エチレンジアミンお
    よびビス(N,N−ジメチルアミノプロピル)アミンであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載の
    製造法。
  8. 【請求項8】一般式(III)の化合物が、2−メチルイ
    ミダゾールおよび4−メチルイミダソールであることを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載の方法
  9. 【請求項9】一般式(IV)の化合物がN,N−ジイソプロ
    パノール−N′,N′−ジメチルプロパンジアミン、N,
    N′−ジイソプロパノール−N,N′−ジメチルプロパンジ
    アミン、N,N−ジエタノール−N′,N′−ジメチルエチ
    レンジアミン、N,N′−ジエタノール−N,N′−ジメチル
    エチレンジアミンであることを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項に記載の製造法。
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