JPH0751379A - 注入カテーテル及び脈管内部位処置方法並びにカテーテル製造方法 - Google Patents

注入カテーテル及び脈管内部位処置方法並びにカテーテル製造方法

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JPH0751379A
JPH0751379A JP6143437A JP14343794A JPH0751379A JP H0751379 A JPH0751379 A JP H0751379A JP 6143437 A JP6143437 A JP 6143437A JP 14343794 A JP14343794 A JP 14343794A JP H0751379 A JPH0751379 A JP H0751379A
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catheter
lumen
distal
fluid
proximal
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JP6143437A
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English (en)
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Michael Crocker
クロッカー マイケル
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Cardiovascular Dynamics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 改善された可撓性の特性を有する低プロファ
イルの注入カテーテルを提供すること。 【構成】 異なる四つの可撓性ゾーン101、102、
103、及び104はほぼ一定した外部プロファイルを
全体的に保持しながら提供され、最近位ゾーン101は
アダプタからインタフェース41ヘ延出する部分であ
る。部分102は管状部分に隣接して位置する第1の材
料の延出部分を有し、この管状体は部分101の第1の
材料よりも可撓性が大きく、従って可撓性ゾーン102
の部分と管状部分の組合せはセグメント101よりもわ
ずかに大きな可撓性を有する集合体カテーテル本体であ
る。可撓性ゾーン103は可撓性ゾーン102より大き
な可撓性を有し、且つ可撓性ゾーン104は可撓性ゾー
ン103より大きな可撓性を有し、全体的には近位ゾー
ンより遠位ゾーンへ向けて次第に大きな可撓性を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用注入カテーテル
に係り、特に異なる可撓性の複数のゾーンを有する低プ
ロファイル(profile (小断面))の注入カテーテルに
関する。
【0002】
【従来の技術】米国において、心筋梗塞は主な死因の一
つである。Harrison(ハリソン)の「内科医療
原理("Principles of Internal Medicine" )」(19
91年第12版)に報告されているように、米国だけで
心筋梗塞が毎年約1.5百万件発病していると報告され
ている。急性心筋梗塞にかかった人の約25%がこの病
気発生後まもなく死亡すると報告された。この25%の
うち、約半数が病院へ運ばれる前に死亡している。
【0003】しかしながら、心筋梗塞の死亡率は本題の
一部を明らかにするにすぎない。心筋梗塞で死亡するす
べての人に対して3人がその症状を生き延びる。生存者
の内の大部分は彼らの心筋へ回復不能のダメージを受け
て、低下した心機能を彼らへ残すことになる。この廃疾
は彼らの文化的生活環境基準及び平均余命を低下させる
とともに、米国及び他の国々において健康管理コストの
主な支出源となっている。
【0004】心筋梗塞は二つの主要メカニズムによって
死及び廃疾を生じる。第1に、ダメージを受けた心筋は
「不整脈」として集合的に知られている様々な電気的障
害を受ける。これらの不整脈は、突然死や失神症状を発
生したり、又は脳を含む他の器官において虚血性の症状
を生じ得る。第2に、ダメージを受けた心筋は、死亡し
た心筋がその収縮の性質を永久的に緩めてしまうよう
に、目に見える程には再生しない(異質の皮膚又は肝組
織)。心臓がその収縮する能力を緩和するので、その心
臓を持つ患者は彼の日常生活の活動がより制限されるよ
うになる。損失の程度のおいて、死んだ筋の位置によっ
ては、心臓はポンプ不全や死に至らしめる臨界点を通過
する。
【0005】心筋梗塞はいくつかの公知の原因を有す
る。最も一般的には、冠動脈における血管痙攣症状、冠
動脈への塞栓、冠動脈内の血栓、又は血管痙攣、塞栓、
及び血栓の結合である。三つの一般的な原因の内の二つ
即ち塞栓及び血栓は、細胞や細胞状破片、凝固システム
の生成物である血小板、並びにトリグリセリド及び他の
脂肪であるコレステロールの変化の程度に合わせて形成
されるクロット(凝塊)である。
【0006】心筋梗塞に対する理想的な管理は予防であ
る。予防方法の研究が主として行われており、且つ最近
の心筋梗塞の発病率の低下にかなりの改善が見られた。
しかしながら、一旦発病してしまった心筋梗塞の治療は
管理が頼みの綱である。
【0007】以前から、心筋梗塞の治療は、安静臥床、
酸素及び鎮痛剤投与の形態を取った。ごく最近では、効
力のある抗不整脈と結合した侵襲性及び非侵襲性のモニ
タリングが罹患率及び死亡率を低下させている。さら
に、ポンプ不全を予防し且つ治療するために残った正常
な心筋の脈管音及び収縮状態を変更する薬が開発され
た。
【0008】治療における最近の一つの進歩は、閉塞さ
れた動脈における脈管の開通性を回復しようとする試み
であった。これは、主に、閉塞が差し迫っているがまだ
完全に閉塞してない状態において、冠動脈バイパス移植
術を介して外科的手段によって行われた。同様に、この
ような状態において、バルーン、バー、及びレーザを用
いて、経皮透過による冠状血管形成が実行された。さら
に、時には「血栓崩壊」剤と呼ばれる凝固システムの生
成物を溶解する薬剤を用いて、種々の薬物療法によって
発展したものもある。
【0009】血栓崩壊又は他の脈管内薬剤(薬剤)を投
与するためのカテーテルをデザインするために種々の努
力が払われてきた。例えば、Wolinsky他に与え
られた米国特許番号第5,087,244 号は、脈管壁へ薬剤を
圧出するための穿孔付膨張式バルーンを有するカテーテ
ルを開示している。Sharkawyに与えられた米国
特許番号第 5,021,044号は、その外壁に沿って複数の流
出流動部分を有し、且つ各前記流出流動部分が遠位方向
でより大きな直径を連続的に有する注入カテーテルを開
示している。
【0010】Dakeその他に与えられた米国特許番号
第 4,968,307号は、カテーテルの壁を介して各流出流動
部分が、カテーテル本体の壁の長さにわたって及び当該
壁内に延出している独特な流動通路によって流体ソース
と流体的に連通するように配置される治療用流体注入の
ための他のカテーテルを開示している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の説明にもかかわ
らず、予め選択された部位へ血栓崩壊用の薬剤を投与す
るために、可撓性の特性が改善されると共に予め選択さ
れた軸方向長さにわたって比較的均一な投与ができるよ
うな低プロファイルの注入カテーテルが必要とされる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様は、
体内腔内の所定の部位へ薬剤を注入するための注入カテ
ーテルが提供される。このカテーテルは管状体の近位ゾ
ーンを貫通して延出している少なくとも一つの近位流体
内腔を有する細長い管状体を備える。分岐点は、近位流
体内腔が少なくとも第1と第2の遠位流体内腔へ分かれ
る前記近位流体内腔に提供される。
【0013】少なくとも一つの第1の流出部分が前記第
1の遠位流体内腔と流体的に連通するように提供され、
且つ少なくとも一つの第2の流出部分が前記第2の遠位
流体内腔と連通するように提供されている。好ましく
は、この注入カテーテルは、各前記第1と第2の遠位内
腔に二つ又はそれより多くの流出部分を備える。
【0014】本発明の他の態様によれば、複数の別個の
可撓性ゾーンを有するカテーテルが提供されている。こ
のカテーテルは細長い可撓性の管状体を備え、全体的に
ほぼ均一の可撓性を有する第1のゾーンを当該本体上に
有する。前記第1のゾーンの可撓性とは異なるほぼ均一
の可撓性を全体的に有する第2のゾーンが当該本体上に
提供される。前記第2のゾーンの少なくとも一部が、各
々の長手方向の軸が一般に互いに平行であるように並行
連結された二つの細長い管状体を備える。前記第1と第
2のゾーンの可撓性とは異なる可撓性を有する少なくと
も一つの追加の可撓性ゾーンが、好ましくは、このカテ
ーテル上に提供される。
【0015】本発明の一つの実施例においては、少なく
とも三つの別個の可撓性ゾーンを有するカテーテルが提
供されている。第1のゾーンは軸方向に延出する少なく
とも一つの内腔を有する連続押出部を備える。第2のゾ
ーンの二つの細長い管状体は好ましくは異なる構成材料
を備える。好ましい実施例においては、第1の可撓性ゾ
ーンは高密度のポリエチレン押出部を備える。追加の可
撓性ゾーンの内の少なくとも一つは高密度のポリエチレ
ン押出部品と、比較的、より可撓性の高いポリマー部品
を備える。
【0016】本発明の他の態様によれば、注入マニホル
ド(枝管)と中に組み込まれる別個の可撓性ゾーン機能
(特性)の両方を有する注入カテーテルが提供されてい
る。カテーテルは、管状体の近位ゾーンを介して延出し
ている少なくとも一つの近位流体内腔を有する細長い管
状体を備える。分岐点が、近位流体内腔が二つ又はそれ
より多くの遠位流体内腔へ分岐する近位流体内腔に提供
されている。少なくとも一つの第1の流出部分が第1の
遠位流体内腔と流体的に連通するように提供されてお
り、且つ少なくとも一つの第2の流出部分が第2の遠位
流体内腔と流体的に連通するように提供されている。
【0017】管状体の近位ゾーンは第1の度合いの可撓
性を有し、且つ前記管状体は前記近位ゾーンから遠位に
ある少なくとも二つの別個の可撓性ゾーンを有する。
【0018】本発明の他の態様によれば、脈管内部位を
処置する方法が提供されている。この方法は、前記部位
に近い領域へ達するまで患者の脈管構造を介して誘導線
を進めるステップと、注入カテーテルの遠位端が前記部
位に近接した領域へ延出するまで前記誘導線を覆って前
記注入カテーテルを送るステップと、を備える。
【0019】注入カテーテルは、細長い管状体の近位ゾ
ーンを介して延出する少なくとも一つの近位流体内腔を
有する前記細長い管状体と、近位流体内腔が少なくとも
二つの遠位流体内腔へ分岐する近位流体内腔の分岐点
と、を備える。少なくとも一つの第1の流出部分が第1
の遠位流体内腔と流体的に連通するように提供されてい
る。好ましくは、少なくとも一つの第2の流出部分が、
第2の遠位の流体内腔と流体的に連通するように提供さ
れている。
【0020】従って、投薬は、前記流出部分を介して投
薬を放出するため、前記近位流体内腔を介して導入され
る。
【0021】請求項1に係る本発明は、複数の別個の可
撓性ゾーンを有するカテーテルであって、一つの細長い
管状体と、ほぼ均一な可撓性を全体的に有する前記管状
体上の第1のゾーンと、前記第1のゾーンとは異なるほ
ぼ均一な可撓性を全体的に有する前記管状体上の第2の
ゾーンと、を備え、前記第2のゾーンの少なくとも部分
が二つの細長い管状体を備え、前記二つの管状体の各々
の長手方向軸が互いに平行であるように並行連結され、
前記第1及び前記第2のゾーンの可撓性とは異なる可撓
性を有する前記カテーテル上の少なくとも一つの追加ゾ
ーンと、を備えるカテーテルである。
【0022】請求項2に係る本発明は、少なくとも四つ
の別個の可撓性ゾーンを備える請求項1に記載のカテー
テルである。
【0023】請求項3に係る本発明は、正確に四つの別
個の可撓性ゾーンを有する請求項1に記載のカテーテル
である。
【0024】請求項4に係る本発明は、前記第1のゾー
ンが軸方向に延出する少なくとも一つの内腔を有する連
続押出部を備え且つ前記第2のゾーンの前記二つの細長
い管状体が異なる構造材料である、少なくとも三つの別
個の可撓性ゾーンを備える請求項1に記載のカテーテル
である。
【0025】請求項5に係る本発明は、前記複数の別個
の可撓性ゾーンが近位から遠位方向にかけてその可撓性
が段階的に大きくなる請求項1に記載のカテーテルであ
る。
【0026】請求項6に係る本発明は、前記カテーテル
全体にわたって軸方向に延出する誘導線内腔をさらに備
える請求項1に記載のカテーテルである。
【0027】請求項7に係る本発明は、一つの細長い管
状体と、前記管状体の近位ゾーンを介して延出する少な
くとも一つの近位流体内腔と、前記近位流体内腔が少な
くとも第1と第2の遠位流体内腔へ分岐する前記近位流
体内腔の分岐点と、前記第1の遠位流体内腔と流体的に
連通している少なくとも第1の流出部分と、前記第2の
遠位流体内腔と流体的に連通している少なくとも第2の
流出部分と、を備える注入カテーテルである。
【0028】請求項8に係る本発明は、前記第1と前記
第2の遠位流体内腔の各々に二つ又はそれより多くの流
出部分を備える請求項7に記載の注入カテーテルであ
る。
【0029】請求項9に係る本発明は、前記遠位流体内
腔の各々に二つの遠位流体内腔と二つの流出部分を備え
る請求項7に記載の注入カテーテルである。
【0030】請求項10に係る本発明は、前記注入カテ
ーテル全体にわたって軸方向へ延出している誘導線内腔
をさらに備える請求項7に記載の注入カテーテルであ
る。
【0031】請求項11に係る本発明は、一つの細長い
管状体と、前記管状体の近位ゾーンを介して延出する少
なくとも一つの近位流体内腔と、前記近位流体内腔が二
つ又はそれより多くの遠位流体内腔へ分岐する前記近位
流体内腔の分岐点と、第1の遠位流体内腔と流体的に連
通している少なくとも一つの第1の流出部分と、第2の
遠位流体内腔と流体的に連通している少なくとも一つの
第2の流出部分と、を備え、前記管状体の前記近位ゾー
ンが可撓性の第1の度合いを備え、且つ前記管状体が前
記近位ゾーンに遠位する少なくとも二つの別個の可撓性
ゾーンを有することを含む注入カテーテルである。
【0032】請求項12に係る本発明は、少なくとも四
つの別個の可撓性ゾーンを備える請求項11に記載の注
入カテーテルである。
【0033】請求項13に係る本発明は、前記注入カテ
ーテル全体にわたって軸方向へ延出する誘導線内腔をさ
らに備える請求項11に記載の注入カテーテルである。
【0034】請求項14に係る本発明は、各遠位流体内
腔に二つの遠位の平行な流体内腔及び二つの流出部分を
備える請求項11に記載の注入カテーテルである。
【0035】請求項15に係る本発明は、一つの細長い
管状体と、前記管状体の近位部分を介して延出する少な
くとも一つの流体内腔と、前記流体内腔が少なくとも第
1と第2の分岐へ分かれる前記流体内腔の分岐点と、第
1の分岐と流体的に連通している少なくとも第1の流出
部分と、第2の分岐と流体的に連通している少なくとも
第2の流出部分と、を備え、前記分岐の内の少なくとも
一つが膨張可能で熱収縮可能なポリマーを有する壁を有
することを含む注入カテーテルである。
【0036】請求項16に係る本発明は、前記第1と前
記第2の分岐の各々に二つ又はそれより多くの流出部分
を備える請求項15に記載の注入カテーテルである。
【0037】請求項17に係る本発明は、二つの分岐
と、各分岐に二つの流出部分を備える請求項15に記載
の注入カテーテルである。
【0038】請求項18に係る本発明は、前記注入カテ
ーテル全体にわたって軸方向へ延出している誘導線内腔
をさらに備える請求項15に記載の注入カテーテルであ
る。
【0039】請求項19に係る本発明は、脈管内の部位
を処置する方法であって、前記部位に近い領域へ達する
まで、患者の脈管構造を介して誘導線を送るステップ
(a)と、注入カテーテルの遠位端が前記部位に近接し
た領域へ延出するまで、前記誘導線を覆って前記注入カ
テーテルを送るステップ(b)と、を備え、前記注入カ
テーテルが、前記管状体の近位ゾーンを介して延出する
少なくとも一つの近位流体内腔を有する前記細長い管状
体と、前記近位流体内腔が少なくとも二つの遠位流体内
腔へ分岐する前記近位流体内腔の分岐点と、第1の遠位
流体内腔と流体的に連通している少なくとも第1の流出
部分と、第2の遠位流体内腔と流体的に連通している少
なくとも第2の流出部分と、を備えており、前記流出部
分を介して薬剤を放出するために前記近位流体内腔を介
して前記薬剤を導入するステップ(c)と、を備える脈
管内部位処置方法である。
【0040】請求項20に係る本発明は、前記注入カテ
ーテルが各遠位流体内腔に二つ又はそれより多くの流出
部分をさらに備える請求項19に記載の方法である。
【0041】請求項21に係る本発明は、脈管内の部位
を処置する方法であって、可撓性カテーテルの遠位端が
前記部位に近接する領域へ延出するまで、患者の脈管構
造を介して前記可撓性カテーテルを送るステップ
(a)、を備え、前記可撓性カテーテルが、複数の別個
の可撓性ゾーンを有する細長い管状体を備え、第1のゾ
ーンがほぼ均一の可撓性を有し、第2のゾーンが前記第
1のゾーンとは大きく異なるほぼ均一の可撓性を有し、
前記第2のゾーンがそれらの長手方向の軸が互いにほぼ
平行であるように並行連結された二つの細長い管状体を
備え、前記管状体が前記カテーテルの近位部分から前記
カテーテルの遠位部分へ延出する少なくとも一つの流体
内腔を有し、且つ少なくとも一つの流出部分が前記流体
内腔の遠位部分と流体的に連通しており、前記部位の領
域内の一つ又は複数の前記流出部分を介してこのような
薬剤を放出するために前記流体内腔を介して薬剤を導入
するステップ(b)と、をさらに備える脈管内部位処置
方法である。
【0042】請求項22に係る本発明は、複数の別個の
可撓性ゾーンを有するカテーテルの製造方法であって、
少なくとも二つの軸方向内腔を有する押出加工によって
形成された第1の細長い管状体を提供するステップと、
前記軸方向内腔の内の一つだけを含むように前記カテー
テル本体の遠位部分を切り詰めるステップと、前記切り
詰め部分を置換するために第2の細長い管状体を取り付
けるステップと、を備え、前記第2の細長い管状体が、
前記カテーテルの前記切り詰め部分内の前記内腔とほぼ
同じ断面積と、前記カテーテルから前もって除去された
前記切り詰め部分の長さを超過する長さ、を有する軸方
向内腔を有しており、切り詰められなかった前記カテー
テルの部分の遠位端で前記カテーテルに第3の細長い管
状体を取り付けるステップと、をさらに備えるカテーテ
ル製造方法である。
【0043】請求項23に係る本発明は、熱収縮可能な
管状スリーブを前記第1、第2、及び第3の管状体の少
なくとも一部を覆って位置決めし且つ前記複数の管状体
の回りのスリーブの直径を減少するステップをさらに備
える請求項22に記載の方法である。
【0044】
【実施例】凝固システムの生成物を溶解する薬は、「血
栓崩壊薬」、「血栓崩壊剤」、又は単に「血栓崩壊」と
呼ばれる。現在使用されているものには、例えば、1)
ストレプトキナーゼ、2)ウロキナーゼ、3)組織プラ
スミノゲン活性化剤(tPA)などの三つの血栓崩壊剤
がある。これらの薬はクロットのいくつかの部品を溶解
するために作用し、且つこれらのクロットを効果的に破
壊する。
【0045】血栓崩壊剤が心筋梗塞による院内死亡率を
効果的に減少させることを知るのに充分な血栓崩壊剤に
よる実例がある。これらの血栓崩壊剤が効力を発揮する
には、クロットが冠動脈を閉塞した後、できるだけ早く
投与されなければならない。血栓崩壊剤投与における遅
延は、心筋梗塞による罹患率及び死亡率に上昇を生じ
る。約24時間後には、血栓崩壊剤は効果的な治療を停
止する。
【0046】全ての医学療法と同様に、血栓崩壊剤は独
自の問題を抱えている。上記のように、第1に、時間が
投与において不可欠である。第2に、血栓崩壊剤は冠動
脈内のクロットにとって特別ではない。従って、これら
はこれらの血栓崩壊剤が遭遇するあらゆるクロットを溶
解し、これによって最悪の場合、脳や腸に出血を起こす
ことになる。第3に、これらの血管崩壊剤は高価であ
る。
【0047】これらの問題にアドレスするための二つの
潜在的な方法がある。一つは新しい血管崩壊剤の開発で
あり、且つもう一つは新しい投与方法の開発である。上
記の説明から容易に理解されることができるように、投
与の理想的な方法は、以下の特性(利点)を有してなけ
ればならない。 1)他の組織の血管崩壊剤への露出を最小とし且つクロ
ットのある部位における血管崩壊剤の濃度を高めるた
め、クロットのある部位へ直接アクセスする、2)他の
組織の血管崩壊剤への露出を最小とし且つ薬剤のコスト
を低くするのに可能な最小量の薬剤の使用、及び3)迅
速な投与。
【0048】迅速投与の必要性及びクロットの正確な位
置の不確実性によって、血管崩壊剤は、以前は、末梢の
脈管内経路によって投与されてきた。この経路は、アク
セスが容易で、廉価で、且つ最も重要なことにはアクセ
スが速い。主な問題は、この経路を用いると、全ての体
組織がこの血管崩壊剤へ露出してしまうことであった。
従って、血管崩壊剤は、出血が起こる可能性があり、且
つ最近の手術においては脳卒中又は出血性潰瘍のように
出血が潜在的に臨界的であるような状況においては禁忌
である。このような危険な要因が存在していない場合で
も、血管崩壊剤の末梢の脈管内投与はベースラインの出
血率に対応する。小量の血管崩壊剤をクロットへもっと
直接的に導入することができる他の投与方法は、2次的
な出血を防止するのに役立つと共に、血管崩壊剤が必要
とされる血管崩壊剤の濃度を高めることを可能とする。
【0049】本発明は、注入カテーテルへ二つの機能を
組み込むことによって血管崩壊剤投与に固有の問題にア
ドレスする。第1に、カテーテルは、目的とされる使用
のために個別化したパターンで互いに異なるように製造
されることができるような一連の別個の可撓性(フレキ
シビリティ)ゾーンを有している。これらの可撓性ゾー
ンは、このカテーテルが、このような別個の可撓性ゾー
ンを持たないカテーテルよりも優れた方法で、誘導線に
かけて挿入したり又は誘導線にわたって挿入しなかった
りを組み合わせて、遠位の脈管内空間及び体内腔にアク
セスするのを可能とする。
【0050】第2に、本発明のカテーテルの複数の流出
部分の実施例は、共通の近位内腔を分岐する遠位流体内
腔を含む。遠位流体内腔内の流出部分は、このカテーテ
ルに外部への薬剤の投与に均一性を高めると共に、カテ
ーテルのプロファイルを最小とするように構成される。
【0051】これらの機能は以下の理由から血栓崩壊剤
の投与に対して優良なカテーテルを提供する。 1)これらは遠位のクロットの部位へ従来のカテーテル
によって得られるよりもっと迅速なアクセスを可能とす
る。 2)血栓崩壊剤はクロットの直ぐ上へ投与され且つ必要
とされる量は割合少なく、ターゲットでない組織の血栓
崩壊剤への露出を最と減する。 3)薬剤が小量で済むので、薬剤のコストが最小とされ
る。 従って、本発明は上記に説明されているような血栓崩壊
剤投与に固有の問題に直接的にアドレスする。さらに、
複数の内腔のデザインはカテーテルのプロファイルを最
小とし且つかなり遠位の脈管内の部位へのアクセスを許
容する。
【0052】複数の別個の可撓性ゾーンと均一濃度の流
体の投与の改善点の両方が冠動脈への血管崩壊剤の投与
に限定されずに適用されることが期待される。同じ機能
は末梢及び頭蓋内クロットへの血栓崩壊剤の投与におい
ても明らかに有用である。さらに、本発明のカテーテル
は、化学療法投薬、過剰もしくは過少浸透流体、酸性も
しくはアルカリ性溶液、使用中に高温もしくは低温を必
要とする溶液、濃縮塩溶液、その他のような多様な非血
栓崩壊剤を投与するために有用である。
【0053】さらに、複数の別個の可撓性ゾーンを有す
るカテーテルは、もっと一般的な小児又は胎児への使用
だけでなく、胆管ツリー(枝管)、エウスタキオ管、フ
ァロピウス管、尿道及び尿管、大脳脊髄流体システム、
膵臓管などの体内腔へアクセスするための使用には困難
を有する。これは、繊細な脈管内又は前立腺肥大周辺に
おけるような誘導線が危険であるところに特に当てはま
る。
【0054】図1乃至図4及び図8においては、脈管内
投与のためのカテーテルのアセンブリ(組立て)の一つ
の実施例が示されている。カテーテルアセンブリ10は
その近位端にアダプタ12を含む細長いカテーテル本体
11と、非外傷性の遠位チップ13を一般に有する。細
長いカテーテル本体は、「オーバーザワイア(Over the
wire :全長にわたる)」実施例において、カテーテル
本体11の長手の端から端にわたって導入部分14から
延出している軸方向誘導(案内)線内腔20を有する。
【0055】カテーテル本体11は、以下に説明される
ように、近位注入(ポート)部分18と一つ又はそれよ
り多くの遠位投与部分の間に流体の連通を提供するため
に少なくとも一つの近位流体内腔21を有する。
【0056】図示されている複数の内腔の実施例におい
て、近位流体内腔21は少なくとも二つの遠位内腔へ分
岐している。示されている実施例において、二つの遠位
内腔は第1の遠位内腔22と第2の遠位内腔23として
概略的に示されている。これらの図解の概略的な性質に
よって、特に、図3は、以下に説明されている好ましい
製造方法から明らかとなるであろう。
【0057】近位流体内腔21と遠位流体内腔22、2
3との間の連通又はマニフォルドのポイントがカテーテ
ル本体の壁を介する切り欠きの開口30の構成において
示されている。従って、投薬(薬物)の第1の部分又は
近位内腔21を介して遠位に移動する他の注入剤は遠位
分岐内腔22の下方を進み且つ一つ又はそれより多くの
流出部分31及び32から流出する。蓋又は他の閉成手
段は以下に説明されるように分岐内腔22の遠位端を密
閉する。注入流体の第2の部分は、開口30を介して進
み、且つ第2の遠位分岐内腔23へ注入される。分岐内
腔23は一つ又はそれより多くの流出部分33及び34
へ導通する。単一の内腔の実施例においては、開口30
が削除され、且つ以下に説明される製造の間に他のわず
かな変更が行われる。
【0058】遠位流体内腔は一つ又はそれより多くの遠
位流出部分を介してカテーテルの外側へ排出する。第1
の遠位流体内腔22と流体的に連通しているこれらの流
出部分は参照番号31及び32が付され、第2の遠位流
体内腔23と流体的に連通しているこれらの流出部分は
参照番号33及び34が付される。意図される適用によ
っては、二つ以上又は二つ以下の流出部分が遠位流体内
腔の各々に対して容易に提供され得る。
【0059】例えば、他の実施例においては、単一の流
出部分31は遠位内腔22とカテーテルの外部の間に流
体的な連通を提供する。さらに、単一流出部分33は、
遠位内腔23とカテーテルの外部の間に流体的な連通を
提供する。或いは、三つ又はそれより多くの流出部分が
遠位流体内腔22、23、又はそれ以上の各々に対して
提供されることができる。しかしながら、単一遠位内腔
内の過剰の数の流出部分は、いくつかの使用には所望さ
れないカテーテルの投与部分の長手に沿ってかなり不均
一な投与プロファイルを生成することになることは本発
明の発明者によって確認された。
【0060】流体流出部分の正確な位置はカテーテルの
意図される使用によってかなり変化することができる。
図示されている実施例においては、流出部分31、3
2、33、及び34は、カテーテルの長手方向軸に平行
な軸に沿ってほぼ位置合わせされているように示されて
いる。或いは、各連続的な流動部分31、32、33、
及び34は、螺旋状の流出部分構成を提供するために、
すぐ前の流出部分から離れて放射状に離間されることが
できる。
【0061】流動部分は、意図される使用によってその
長さが変化し得るカテーテル上に注入ゾーンを画定す
る。いくつかの使用においては、注入ゾーンの軸方向の
長さは治療される外傷又は部位の長さに近似する。一般
に、これらの適用に対する注入ゾーンの長さは単一の流
出部分の幅から約16cmの範囲内である。注入ゾーン
は四つの流出部分31、32、33、及び34が当該ゾ
ーン内に均等に離間されて、約4又は5cmの長さであ
るのが好ましい。
【0062】カテーテル10上の注入ゾーンの位置も意
図される適用によって変化し得る。注入ゾーンは、好ま
しくはカテーテルの遠位領域上に位置し、且つ遠位端の
約10cm以内にあるのが最も好ましい。好ましい実施
例においては、最近位の流出部分31はカテーテル10
の遠位端13の約4cm内に位置する。
【0063】一般に、投薬又は他の注入剤は、最も内部
に隣接する脈管に対する外傷発生の可能性を最小とする
ために流出部分を介して低圧力下で投与される。従っ
て、流出部分の流出断面積の和は、一般に、近位流体内
腔21の流出断面積を超過する。さらに、遠位内腔の流
出断面積の和は、一般に、近位内腔の断面積よりも大き
い。例えば、0.013インチ(約0.033cm)の
直径を有する近位内腔21を含む本発明の一つの実施例
には、各々が約0.010インチ(約0.025cm)
の直径を有する二つの遠位内腔22及び23が提供され
る。約0.010インチ(約0.025cm)よりずっ
と小さな内径によって比較的に低い流量率のみが可能と
され、且つ比較的により高い背圧が要求される。本明細
書中に記載されているあらゆる内腔の内径は、一般に、
公示されている特定の実施例よりも大きいことが可能で
ある。しかしながら、より大きな内径とするとカテーテ
ルの外側プロファイルがより大きくなる。
【0064】さらに、図8に示されている二つの内腔、
四つの流出部分の実施例において、出願人は、所与の遠
位内腔上の遠位方向の各連続的な流出部分の断面積がわ
ずかに増加したことが、カテーテルの投与領域にわたっ
て、改善された(即ちより均一な)流体投与プロファイ
ルを生成することを決定した。例えば、遠位内腔22の
流動断面積が0.010インチ(約0.025cm)の
直径を有する円筒形の内腔の流動面積に一致する、図8
に示されているカテーテルの実施例においては、0.0
08インチ(約0.020cm)の直径を有する近位流
出部分31及び0.010インチ(約0.025cm)
の直径を有する遠位流出部分32が比較的に均一な流出
流体を生成するのが発見された。この同じ原理が、製造
方法から明確であるように、内腔23内の流動経路の断
面が直径よりも面積に関してより正確に記述されている
第2の内腔23に応用されることが発見された。
【0065】他の実施例において、流体内向の断面形状
は、円形、半円形の三角形、その他を含むあらゆる形状
であってもよい。一つより多くの近位流体内腔、又は二
つより多くの遠位流体内腔、並びに近位及び遠位の流体
内腔の間には一つより多くの連通点があってもよい。遠
位流出部分の数、それらの位置、及びそれらの断面形状
もカテーテルの製造処理及び使用目的によって変化する
ことができる。
【0066】上記に加えて、カテーテル10は好ましく
は一連の別個の可撓性ゾーンを具備する。四つのゾーン
が図8に描かれている実施例において示されている。近
位から遠位まで、それぞれ参照番号101、102、1
03、及び104が付されている。ゾーン101と10
2の連結部は参照番号41である。ゾーン102と10
3の連結部は参照番号42である。ゾーン103と10
4の連結部は参照番号43である。一般に、可撓性ゾー
ン101、102、103、及び104は、以下に説明
されるように、それぞれ遠位方向へ向かって大きくなる
可撓性を有している。
【0067】図5乃至図8を参照すると、注入カテーテ
ルの四つの可撓性ゾーンの一例の製造の段階が示されて
いる。提示されている全ての寸法及び材料は、血栓崩壊
剤の冠動脈クロットの脈管内領域への投与に好適な実施
例のためのものである。技術上の当業者に明白な異なる
寸法及び材料が使用されてもよい。
【0068】段階1においては、一般に約120乃至1
30cmの長さと約3.0cmの外径を有する管状体6
0が提供されている。管状体は、約0.018インチ
(約0.046cm)の内径の中央誘導線内径20を有
する。少なくとも一つの流体内腔21は、約0.001
33平方インチ(約0.086cm2 )の断面積を備え
る。管状体60は、高密度ポリエチレン(HDPE)の
ような医療用滅菌性ポリマーを用いて、技術上の当業者
に周知の押出加工によって成形される。
【0069】次いで、誘導線内腔20を含む管60の遠
位部分は切り詰められて流体内腔21を含む管60の部
分の遠位的に延出するセグメント70を残す。図5は段
階1を終了した後のカテーテルを示す。セグメント70
は、可撓性ゾーン102の構造部品だけでなく流体内腔
22のために導管を提供する。より少ない可撓性ゾーン
が所望される他の実施例においては、遠位的に延出する
セグメント70が短縮されたり又は削除されることもで
きる。その配置において、流体内腔22は流体内腔23
と同様に形成されることができる。例えば、これは、互
いに離間され且つカテーテル本体の長手方向の軸と一般
的に平行に延出している二つの別個の取外し可能なマン
ドレルの回りに外管状スリーブを熱収縮することによっ
て達成される。
【0070】図6に示されている段階2においては、媒
体又は低密度ポリエチレンのような可撓性物質を備える
別個の管61が提供されている。管61は長さが好まし
くは約15cmである。しかしながら、カテーテルの所
望される可撓性特性によっては、他の長さが用いられる
ことができる。管61は、好ましくは、約0.021イ
ンチ(約0.053cm)の外径を有し、且つ約0.0
16インチ(約0.040cm)の内径を有する中央内
腔が提供される。これらの寸法は所望される外部プロフ
ァイル及び誘導線直径によって変化し得る。
【0071】管61は、押出加工を介して成形されても
よく、且つ、好ましくは、導入中の外傷の発生を最小と
するためにベベル15がその遠位端に提供される。管6
1は管60の誘導線内腔20の遠位端上及び管60の誘
導線内腔20と同心円上に位置決めされる。管61の遠
位部分71は流体内腔21の遠位端より先約10cm延
出している。
【0072】図7に示されているように段階3において
は、媒体又は低密度ポリエチレンからなる別個の管(チ
ューブ)62が提供されている。管62は約5cmの長
さと約0.21インチ(約0.53cm)の外径を有
し、中央処理装置内腔は約0.016インチ(約0.0
4cm)の内径を有する。管62は従来の押出加工によ
って成形され、且つ遠位端14において塞がれるかもし
くは密封され、又は以下に説明されるようにマンドレル
を取り外した後で密封されてもよい。次いで、管62
は、管60の流体内腔21の遠位端に位置する。
【0073】開口30は流体内腔21を露出するが誘導
線内腔20は露出しないように管60へ切り込まれる。
切り欠きによって形成されるように三角形の開口30が
図7に示されているが、開口30は種々の形状のいづれ
であってもよい。
【0074】約20cmの長さと0.010インチ(約
0.025cm)の直径を有するマンドレル80が管6
0、管61、及び管62の外部表面に対して配置され、
これによってマンドレルの近位端が開口30において又
は開口30に近位して位置する。マンドレル80は、一
般に有利なハンドル(処理)を提供するため、部分31
と32の先でアセンブリの遠位端を超えて遠位的に延出
する。マンドレルは、円形、三角形、又は半円形のいか
なる種々の断面形状を有していてもよい。マンドレル
は、その近位端から遠位端にわたって変化する断面形状
を有する遠位流体内腔を生成するために段階的に変化す
る断面形状を有していてもよい。マンドレルは好ましく
は以下に説明されるように、取外しを円滑にするため、
シリコンのようなテフロンコーティング又は剥離剤を具
備する。
【0075】約0.016インチ(約0.406cm)
の直径を有する第2のマンドレルは、好ましくは、次の
製造ステップ中の内腔の開通性を維持するために管61
内に位置される。同様に、約0.10インチ(約0.2
54cm)を有する第3のマンドレルが管62内に位置
される。
【0076】収縮可能な管状シース81が、種々のカテ
ーテルの部品に対して収縮するために提供されて最終的
なアセンブリを生成する。一つの実施例において、シー
ス81は長さが約15乃至20cmであり、且つ約0.
001インチ(約0.00254cm)厚さの壁を有す
る。この様なチュービング(管)は、好ましくは、媒体
又は低密度ポリエチレンのような熱収縮可能な物質から
製造される。シース81は管60、61、及び62並び
にマンドレルを備えるアセンブリの周りに位置する。シ
ース81は次いでカテーテルアセンブリの周囲で熱収縮
される。マンドレルは次いで遠位内腔22を生成するた
めに引き抜かれ且つ誘導線内腔20と注入内腔23を保
持する。シース81の遠位部83は熱収縮を追加するこ
によってカテーテル本体に密封される。
【0077】これによって、本発明の一つの態様によれ
ば、低プロファイルのカテーテル本体の構造が提供され
る。この構造は本明細書中に開示されている注入カテー
テルのような注入カテーテルの構造又は一つ又はそれよ
り多くの流体内腔が所望され且つカテーテルの外部プロ
ファイルが最小とされなければならない他のカテーテル
の構成において使用されることができる。本発明のこの
特徴によれば、少なくとも一つの構造部品を有するカテ
ーテル又はカテーテルのサブアセンブリが構成される。
図示されている実施例においては、この構成部品は、参
照番号61のような管、又は管61とカテーテル本体6
0からの遠位的エクステンション(延長部分)70のよ
うな構造部品の組合せであることができる。管61は、
好ましくは、脈管内カテーテルには従来からそうである
ように、誘導線を受容するための中央通路を画定する。
【0078】一つ又はそれより多くのマンドレルが構造
部品に隣接して位置され且つ熱収縮可能な物質によって
囲繞される。このような材料が血管形成拡大バルーンの
構成への使用のために利用可能であるのは便利である。
その後、熱収縮材料は、一つ又はそれより多くのマンド
レルの周り及びカテーテルアセンブリの構造部品の周り
の材料を縮小するために熱の満足できる持続時間とレベ
ルにわたって露出される。その後、一つ又はそれより多
くのマンドレルが軸方向に引き抜かれ、且つ一つ又はそ
れより多くの別個の軸方向に延出する流体内腔をカテー
テルアセンブリ内に残す。マンドレルが引き抜かれる方
向によって、開いた内腔の遠位端又は近位端が密封さ
れ、所望されるソース又は流出構造へ接続される。
【0079】一つ又はそれより多くの中心内腔がシュリ
ンク(縮小)包装ラップチュービング内に成形されるカ
テーテルは最小の外径を有する。一般に、従来のカテー
テルは元来約0.002インチ(約0.005cm)よ
り小さな壁厚が不可能な押出加工によって形成される。
しかしながら、約0.001インチ(約0.002c
m)程度の壁厚を有する媒体又は低密度ポリエチレンバ
ルーン材料が容易に利用可能である。この構造によっ
て、特に複数の内部内腔を有するカテーテルにおいてカ
テーテル直径全体の有効な最小化を得ることができる。
当業者に明確であるように、本発明のシュリンク包装流
体内腔は、本明細書中に到る所に開示されているように
マニホルドがあるものないもの、及び本明細書中に開示
されているタイプの注入能力があるものないものにかか
わらず、カテーテル内に供給されることができる。
【0080】上記の構造から明確であるように、本発明
のカテーテル本体サブアセンブリは二つの異なる外径を
有していてもよい。第1の収縮された直径が、体内腔内
の特に遠い位置でのカテーテルの挿入及び位置決めのた
めなどに存在し得る。位置決めに続いて、且つ投薬の注
入又は他の目的のためのカテーテルの加圧中は、上記の
手順によって形成されたカテーテル内腔はそれらの第2
の作動直径まで膨張する。このように、このカテーテル
の構造部品の直径よりもわずかだけ大きい第1の挿入直
径を有する複数の内腔カテーテルが容易に提供され得
る。位置決め後、カテーテルは、注入又は中心膨張可能
な内腔の他の使用中に発生するような第2の膨張直径を
有する傾向がある。
【0081】最終段階、段階4の結果が図8に示されて
いる。少なくとも一つの及びそれぞれ約0.008イン
チ(約0.020cm)及び約0.010インチ(約
0.025cm)の直径を有する好ましくは二つの流出
部分33及び34は、ドリリング(穴あけ)によってシ
ース81の遠位端内に生成されて、シース81によって
境界付けされた遠位流体内腔23と外部流体連通を生じ
る。遠位流体内腔22との外部流体連通を提供する少な
くとも一つの及び好ましくは二つの流出部分31及び3
2も提供される。
【0082】カテーテルの種々の部品が外部シュリンク
包装81によって適所に保持されていることが上記に説
明されているが、本発明に使用するためにカテーテル部
品を固定するための他の手段が容易に用いられ得る。例
えば、管状構成部品60、61、及び62は、単一構造
を提供するために、熱接着されたり、溶剤接着された
り、照射されたりすることが可能であり、又はあらゆる
多種の他の固定手段を具備することができる。外部ジャ
ケット81は、本明細書中の開示に関して技術上の当業
者によって容易に考案され得るように、包装、浸せき、
又は噴霧作用などによって供給され得る。
【0083】上記の製造方法の効果は、いくつかの別個
の可撓性ゾーンを有し且つ共通の近位流体内腔を分岐す
る遠位流体内腔によって供給される遠位流出部分を有す
るカテーテルを生成することである。異なる可撓性のゾ
ーン101、102、103、及び104は、ほぼ一定
している外部プロファイルを全体的に保持しながら、材
料の異なる組合せによって大規模に提供される。最近位
ゾーン101は一般的にアダプタ12からインタフェー
ス41へ延出している。典型的な冠動脈注入カテーテル
において、このセグメント(部分)は約130cm又は
それ以上である。製造上の便宜をはかって、近位セグメ
ント101は好ましくは比較的に剛性のHDPE(高密
度ポリエチレン)のような第1の材料の全体的に均等押
出部を備える。
【0084】次のセグメント102は管状部分61に隣
接して配置される第1の材料の延出部70を備える。管
状部分61は、一般に、セグメント101の第1の材料
よりも大きな可撓性の媒体又は低密度ポリエチレンのよ
うな材料を備える。従って可撓性ゾーン102内のセグ
メント70と管61の組合せは部分101よりもわずか
に大きな可撓性を有する集合体カテーテル本体である。
【0085】可撓性ゾーン103は管62と共に管61
の部分を備える。管62は延出部70よりも可撓性が大
きく、これにより管62と管61の組合せはわずかに大
きな可撓性のゾーン103を生成する。
【0086】最遠位可撓性ゾーン104は唯一の外部ジ
ャケット又はシュリンク包装層81を上に配置した管6
1の部分を備える。これは注入カテーテルの最もフレキ
シブル又はフロッピな部分である。所望されれば、外部
シュリンク包装ジャケットは高いフロッピ先端を提供す
るために管61を超えて遠位に延出することができる。
【0087】製造方法における種々の変化(変更)は、
カテーテルが冠動脈の中又は近くの特定の領域へ血栓崩
壊剤を投与するために使用されるところで又はカテーテ
ルが冠動脈内のクロットの領域へ血栓崩壊剤を投与する
以外の目的に使用されるところで予想される。これらの
変化には、可撓性ゾーンの個数又は長さの増減、特定の
可撓性ゾーンの変化、近位流体内腔、遠位流体内腔、近
位及び遠位流体内腔の間の連通点の数の増加、流出部分
の数及び構成、並びにカテーテルの構成部品の断面積及
び形状が含まれる。さらに、本明細書中に開示されてい
るカテーテル本体の構造部品がすべてポリマー材料から
成る点で一致しているが、これらの部品の多くはカテー
テル又は誘導線技術において周知である従来のスプリン
グコイル管状体を使用して構成され得る。
【0088】図9の(a)及び(b)に関しては、本発
明の他の態様による注入カテーテルが開示され、且つ単
一流体流動内腔の実施例と、注入カテーテルのモノレー
ルタイプ(急速交換型)の適合の両方が図示されてい
る。注入カテーテル110は上記に説明されているよう
に、細長い可撓性の管状近位本体112を備えている。
近位本体112は軸方向に延出している誘導線内腔11
4及び少なくとも一つの注入内腔116を具備する。
【0089】誘導線内腔114へアクセスを提供するた
めの開口118がカテーテル本体112の壁に提供され
ている。開口118がカテーテル110の長手に沿った
あらゆる種々の位置へ位置されることができ、且つカテ
ーテルの最近位部分の約15又は30cm以内にあるの
が好ましい。
【0090】図示されている実施例においては、開口1
18に近位して配置されている誘導線内腔114の部分
が支持部材122によって閉塞されるか又は充填され
る。支持部材122は、カテーテル本体の押出能力及び
可撓性の特徴を改善するため、誘導線内腔114を充填
するための誘導線又は他の部材であることができる。或
いは、誘導線内腔114がないカテーテル110の近位
部分112が、技術上の当業者に明白であるように形成
され得る。
【0091】使用の際、従来の誘導線120は開口11
8を介して誘導線内腔114へ延出する。誘導線120
は、技術上知られているように、内腔114を介して遠
位的に及びカテーテルの遠位端の外へ延出する。誘導線
内腔114の最遠位部分は、好ましくは、上記の実施例
において説明されている管61に類似している別個の管
状要素124内に提供される。
【0092】同様に、近位押出112の遠位延出部12
6は上記に開示されている実施例に関して説明されてい
るように段階的な可撓性を容易にする。延出部126を
介して延出する中心内腔116は、一つ又はそれより多
くの流出部分130及び132を具備する他の管128
と流体的に連通するように配置されている。外部の管状
ジャケット134は最終的な注入カテーテルを生成する
ために好ましくは熱収縮されるか、そうでなければ、カ
テーテルアセンブリへ付着される。
【0093】この実施例によれば、単一注入内腔デザイ
ンを提供するために、(図8に示されている)開口30
と共に第2の注入内腔23が削除された。当業者に明白
であるように、図8の実施例は、図9の(a)及び
(b)に開示されているモノレール構造で提供されるこ
とができ、且つモノレール構造は、参照番号22及び2
3のような二つ又はそれより多くの注入内腔と連通する
マニホルドを具備することもできる。
【0094】一般的な手順において、誘導線は、当業者
に周知の技術を介して冠動脈内の既知の最近形成された
クロットを有する患者の大腿動脈へ無菌状態で導入され
る。誘導線は次いでクロットの領域へ進められ、カテー
テルがこの誘導線を覆って通される。誘導線は、適所に
残されるか又は脈管内操作のためにカテーテルがこのデ
ザインの固有の可撓性ゾーンを用いて前進するのを可能
とするために引き抜かれることができる。
【0095】血栓崩壊剤は治療規定の基準によって選択
される。血管崩壊剤は近位流体内腔へキャリア(担体)
流体によって導入され且つ重力又は外部供給圧力によっ
て流動するように作られる。血栓崩壊剤は近位内腔を通
過し且つ開口において遠位内腔へ分岐され次いでカテー
テルの遠位部分へ運ばれる。
【0096】血栓崩壊剤は連続的な遠位流体内腔の流出
部分を介して排出され、これによってこれらの部分に少
なくともやや線形に隣接して存在する流体は共通の近位
内腔から分岐する異なる遠位流体内腔を介して移動する
ことになる。これによって複数の遠位内腔へ分岐する近
位内腔がない場合よりも、カテーテルの外への血栓崩壊
剤のより均一な投与が得られる。
【0097】患部となった器官の開通性を決定するた
め、この処理の間、誘導線内腔を介して染料が導入され
てもよい。開通性が回復された後で、誘導線が再度挿入
され、カテーテルが除去され、且つ従来のバルーンによ
る血管形成、回転式関節切除、又はレーザによる血管形
成が残存するか又は下部の外傷を緩和するために誘導線
を覆って通された。
【0098】
【発明の効果】予め選択された部位へ血栓崩壊用の薬剤
を投与するために、可撓性の特性が改善されると共に予
め選択された軸方向長さにわたって比較的均一な投与が
できるような低プロファイルの注入カテーテルが必要と
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴を含むカテーテルの立面図であ
る。
【図2】図1の線2−2で切断された時の拡大された断
面図である。
【図3】図1の線3−3で切断された時の拡大された断
面図である。
【図4】図1の線4−4で切断された時の拡大された断
面図である。
【図5】製造の第1段階におけるカテーテルの第1と第
2の可撓性のゾーンの連結の拡大図である。
【図6】製造の第2段階におけるカテーテルの第1と第
2の可撓性のゾーンの連結の拡大図である。
【図7】製造の第3段階におけるカテーテルの遠位端の
拡大図である。
【図8】製造の終了時におけるカテーテルの遠位端の拡
大図である。
【図9】(a)はモノレールタイプのデザインの本発明
の他の実施例の拡大図である。(b)は図9の(a)に
示されている実施例の遠位端の拡大図である。
【符号の説明】
10 カテーテルアセンブリ 11 カテーテル本体 12 アダプタ 14 導入部分 18 近位注入部分 20 軸方向誘導線内腔 21 近位流体内腔 22 第1の遠位内腔 23 第2の遠位内腔

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の別個の可撓性ゾーンを有するカテ
    ーテルであって、 一つの細長い管状体と、 ほぼ均一な可撓性を全体的に有する前記管状体上の第1
    のゾーンと、 前記第1のゾーンとは異なるほぼ均一な可撓性を全体的
    に有する前記管状体上の第2のゾーンと、 を備え、 前記第2のゾーンの少なくとも部分が二つの細長い管状
    体を備え、前記二つの管状体の各々の長手方向軸が互い
    に平行であるように並行連結され、 前記第1及び前記第2のゾーンの可撓性とは異なる可撓
    性を有する前記カテーテル上の少なくとも一つの追加ゾ
    ーンと、 を備えるカテーテル。
  2. 【請求項2】 少なくとも四つの別個の可撓性ゾーンを
    備える請求項1に記載のカテーテル。
  3. 【請求項3】 正確に四つの別個の可撓性ゾーンを有す
    る請求項1に記載のカテーテル。
  4. 【請求項4】 前記第1のゾーンが軸方向に延出する少
    なくとも一つの内腔を有する連続押出部を備え且つ前記
    第2のゾーンの前記二つの細長い管状体が異なる構造材
    料である、少なくとも三つの別個の可撓性ゾーンを備え
    る請求項1に記載のカテーテル。
  5. 【請求項5】 前記複数の別個の可撓性ゾーンが近位か
    ら遠位方向にかけてその可撓性が段階的に大きくなる請
    求項1に記載のカテーテル。
  6. 【請求項6】 前記カテーテル全体にわたって軸方向に
    延出する誘導線内腔をさらに備える請求項1に記載のカ
    テーテル。
  7. 【請求項7】 一つの細長い管状体と、 前記管状体の近位ゾーンを介して延出する少なくとも一
    つの近位流体内腔と、 前記近位流体内腔が少なくとも第1と第2の遠位流体内
    腔へ分岐する前記近位流体内腔の分岐点と、 前記第1の遠位流体内腔と流体的に連通している少なく
    とも第1の流出部分と、 前記第2の遠位流体内腔と流体的に連通している少なく
    とも第2の流出部分と、 を備える注入カテーテル。
  8. 【請求項8】 前記第1と前記第2の遠位流体内腔の各
    々に二つ又はそれより多くの流出部分を備える請求項7
    に記載の注入カテーテル。
  9. 【請求項9】 前記遠位流体内腔の各々に二つの遠位流
    体内腔と二つの流出部分を備える請求項7に記載の注入
    カテーテル。
  10. 【請求項10】 前記注入カテーテル全体にわたって軸
    方向へ延出している誘導線内腔をさらに備える請求項7
    に記載の注入カテーテル。
  11. 【請求項11】 一つの細長い管状体と、 前記管状体の近位ゾーンを介して延出する少なくとも一
    つの近位流体内腔と、 前記近位流体内腔が二つ又はそれより多くの遠位流体内
    腔へ分岐する前記近位流体内腔の分岐点と、 第1の遠位流体内腔と流体的に連通している少なくとも
    一つの第1の流出部分と、 第2の遠位流体内腔と流体的に連通している少なくとも
    一つの第2の流出部分と、 を備え、 前記管状体の前記近位ゾーンが可撓性の第1の度合いを
    備え、且つ前記管状体が前記近位ゾーンに遠位する少な
    くとも二つの別個の可撓性ゾーンを有することを含む注
    入カテーテル。
  12. 【請求項12】 少なくとも四つの別個の可撓性ゾーン
    を備える請求項11に記載の注入カテーテル。
  13. 【請求項13】 前記注入カテーテル全体にわたって軸
    方向へ延出する誘導線内腔をさらに備える請求項11に
    記載の注入カテーテル。
  14. 【請求項14】 各遠位流体内腔に二つの遠位の平行な
    流体内腔及び二つの流出部分を備える請求項11に記載
    の注入カテーテル。
  15. 【請求項15】 一つの細長い管状体と、 前記管状体の近位部分を介して延出する少なくとも一つ
    の流体内腔と、 前記流体内腔が少なくとも第1と第2の分岐へ分かれる
    前記流体内腔の分岐点と、 第1の分岐と流体的に連通している少なくとも第1の流
    出部分と、 第2の分岐と流体的に連通している少なくとも第2の流
    出部分と、 を備え、前記分岐の内の少なくとも一つが膨張可能で熱
    収縮可能なポリマーを有する壁を有することを含む注入
    カテーテル。
  16. 【請求項16】 前記第1と前記第2の分岐の各々に二
    つ又はそれより多くの流出部分を備える請求項15に記
    載の注入カテーテル。
  17. 【請求項17】 二つの分岐と、各分岐に二つの流出部
    分を備える請求項15に記載の注入カテーテル。
  18. 【請求項18】 前記注入カテーテル全体にわたって軸
    方向へ延出している誘導線内腔をさらに備える請求項1
    5に記載の注入カテーテル。
  19. 【請求項19】 脈管内の部位を処置する方法であっ
    て、 前記部位に近い領域へ達するまで、患者の脈管構造を介
    して誘導線を送るステップ(a)と、 注入カテーテルの遠位端が前記部位に近接した領域へ延
    出するまで、前記誘導線を覆って前記注入カテーテルを
    送るステップ(b)と、 を備え、 前記注入カテーテルが、前記管状体の近位ゾーンを介し
    て延出する少なくとも一つの近位流体内腔を有する前記
    細長い管状体と、前記近位流体内腔が少なくとも二つの
    遠位流体内腔へ分岐する前記近位流体内腔の分岐点と、
    第1の遠位流体内腔と流体的に連通している少なくとも
    第1の流出部分と、第2の遠位流体内腔と流体的に連通
    している少なくとも第2の流出部分と、を備えており、 前記流出部分を介して薬剤を放出するために前記近位流
    体内腔を介して前記薬剤を導入するステップ(c)と、 を備える脈管内部位処置方法。
  20. 【請求項20】 前記注入カテーテルが各遠位流体内腔
    に二つ又はそれより多くの流出部分をさらに備える請求
    項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 脈管内の部位を処置する方法であっ
    て、 可撓性カテーテルの遠位端が前記部位に近接する領域へ
    延出するまで、患者の脈管構造を介して前記可撓性カテ
    ーテルを送るステップ(a)、 を備え、 前記可撓性カテーテルが、複数の別個の可撓性ゾーンを
    有する細長い管状体を備え、 第1のゾーンがほぼ均一の可撓性を有し、第2のゾーン
    が前記第1のゾーンとは大きく異なるほぼ均一の可撓性
    を有し、前記第2のゾーンがそれらの長手方向の軸が互
    いにほぼ平行であるように並行連結された二つの細長い
    管状体を備え、前記管状体が前記カテーテルの近位部分
    から前記カテーテルの遠位部分へ延出する少なくとも一
    つの流体内腔を有し、且つ少なくとも一つの流出部分が
    前記流体内腔の遠位部分と流体的に連通しており、 前記部位の領域内の一つ又は複数の前記流出部分を介し
    てこのような薬剤を放出するために前記流体内腔を介し
    て薬剤を導入するステップ(b)と、 をさらに備える
    脈管内部位処置方法。
  22. 【請求項22】 複数の別個の可撓性ゾーンを有するカ
    テーテルの製造方法であって、 少なくとも二つの軸方向内腔を有する押出加工によって
    形成された第1の細長い管状体を提供するステップと、 前記軸方向内腔の内の一つだけを含むように前記カテー
    テル本体の遠位部分を切り詰めるステップと、 前記切り詰め部分を置換するために第2の細長い管状体
    を取り付けるステップと、 を備え、 前記第2の細長い管状体が、前記カテーテルの前記切り
    詰め部分内の前記内腔とほぼ同じ断面積と、前記カテー
    テルから前もって除去された前記切り詰め部分の長さを
    超過する長さ、を有する軸方向内腔を有しており、 切り詰められなかった前記カテーテルの部分の遠位端で
    前記カテーテルに第3の細長い管状体を取り付けるステ
    ップと、 をさらに備えるカテーテル製造方法。
  23. 【請求項23】 熱収縮可能な管状スリーブを前記第
    1、第2、及び第3の管状体の少なくとも一部を覆って
    位置決めし且つ前記複数の管状体の回りのスリーブの直
    径を減少するステップをさらに備える請求項22に記載
    の方法。
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