JPH0751120B2 - コ−ドリ−ル付き移動作業車 - Google Patents

コ−ドリ−ル付き移動作業車

Info

Publication number
JPH0751120B2
JPH0751120B2 JP61108070A JP10807086A JPH0751120B2 JP H0751120 B2 JPH0751120 B2 JP H0751120B2 JP 61108070 A JP61108070 A JP 61108070A JP 10807086 A JP10807086 A JP 10807086A JP H0751120 B2 JPH0751120 B2 JP H0751120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
cord
work vehicle
mobile work
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61108070A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62268305A (ja
Inventor
直人 東條
文夫 安富
悦男 硲口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP61108070A priority Critical patent/JPH0751120B2/ja
Priority to JP61262284A priority patent/JPS62268316A/ja
Publication of JPS62268305A publication Critical patent/JPS62268305A/ja
Publication of JPH0751120B2 publication Critical patent/JPH0751120B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は室壁等に形成した電源給電部(例えばコンセン
ト)に接続することで、掃除、床みがき部品の運搬等の
作業をコードリール付き移動作業車に関する。
(ロ)従来の技術 従来より各種作業を行う自走式移動作業車は各種発明さ
れ、部品運搬車、ゴルフカート、自走式掃除機として実
施されている。そんな技術分野にあって大別すると四種
類の移動作業車に分けることができる。まず、特公昭61
−9047号公報実開昭55−146042号公報、特開昭58−1497
24号公報等に代表される搭載した蓄電池にて走行と作業
全ての動作を駆動するタイプがある。この種タイプは長
時間に及ぶ作業においては大容量の蓄電池を必要とし、
作業車として大型化し、重量も増大し、コンパクト化と
長時間作業を前提とした移動作業車としては適さないも
のである。
次に全ての動作をコンセント等の電源供給部からの給電
により行う移動作業車がある。該移動作業車としては電
源コードを常に移動範囲にて必要とする長さだけ引きず
って移動することで、単一な狭い範囲の作業、例えば工
場内における一定範囲の運搬には適するものの広範囲を
移動する作業には適さないものである。この点を改良し
たものとして、作業範囲に給電線等を配設し、移動作業
範囲のどの場所においても給電線より摺接片にて給電す
る移動作業車があるが、作業範囲としては決められたル
ートに沿った範囲に限られてしまい、給電線を配線する
必要があり、限られた状況、例えば工場内に限られた使
用にしか適さないものである。
また前述の各方式の組合わせ的移動作業車として特開昭
60−106302号公報、特開昭59−201115号公報に示される
ものがある。該移動作業車は、作業場から作業場への移
動は搭載した蓄電池にて駆動し、作業場においては、コ
ンセント等の電源給電部に接続して、作業を行うと共
に、充電を行うものである。その結果、移動範囲の拡大
と、長時間化は図れるものの、作業位置においては固定
と同一であり、作業範囲は狭いものである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明は作業場における作業範囲の拡大と、作業時間の
長時間化とコンパクト化を図った移動作業車を提供する
ものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、移動作業車を上・中・下層部に分割し、下層
部に自走用車輪と該車輪を駆動する電動機等を形成し、
上層部に電源コードからの給電にて駆動される作業部を
形成し、中層部に外部電源接続部を先端に形成した電源
コードの引出口部を回転自在とする回転支持部材と、電
源コードの引き出し長を移動に従って調整するコードリ
ールとを形成したものである。
(ホ)作用 本発明によれば、室壁等に形成した電源供給部からの電
力にて作業を行えると共に、作業時に電源コードの引き
出し長がコードリールにて調整されるので、作業が電源
コードにて阻止されることがない。
また、回転支持部材により外部電源接続部を先端に形成
した電源コードの引出口部が回転自在となる。
(ヘ)実施例 図示する掃除を行う移動作業車1を実施例として本発明
を説明する。
第1図は本発明移動作業車1の縦断面図で、上層部2と
中層部3と下層部4とよりなる。第2図と第3図と第4
図と第5図は、第1図におけるII−II、III−III、IV−
IV、V−V部分で切断した横断面図である。第6図は移
動作業車1の右側面図、第7図は移動作業車1が左に向
いた状態の平面図、第8図は分解縦断図である。第9図
は移動作業車1のブロック回路図である。
前記移動作業車1の下層部4は第1図と第2図に示す如
く、シャーシ板5と該シャーシ板5に立設した支持柱6
にて支持される下基板7との間に形成される。前記中層
部3は第1図と第3、4図に示す如く、前記下基板7の
略中央開口に立設する円筒支柱8の上端に上基板9を接
続し、前記上下基板9,7との間に形成される。前記シャ
ーシ板5と上下基板9,7は鈑金にて成型され、前述円筒
支柱8は金属管にて形成され、前記支持柱6は金属棒に
て形成される。前記上層部2は上基板9の上面側に形成
され、前記シャーシ板5と上下基板9,7を被う合成樹脂
製外装ケース10にて形成される。前記移動作業車1は第
7図に示す如く、前半部が角型で後半部が半円型に形成
され、これに合わせて前記シャーシ板5と上下基板9,7
も同様形状に形成される。前記円筒支柱8は前記上下基
板9,7の後半部半円型部分中心に位置している。
前記シャーシ板5の両側部には、右車輪11と左車輪12を
駆動する右車輪電動機13と左車輪電動機14を固定してい
る。前記右車輪電動機13と左車輪電動機14は、その回転
軸15,16が前記シャーシ板5の後半部半円型部分中心を
通る半径方向上に略位置する如く形成している。前記右
車輪電動機13と左車輪電動機14の回転位置、いわゆる右
車輪11と左車輪12の位置及び回転数を検知する右車輪位
置検知部17と左車輪位置検知部18とを形成している。前
記シャーシ板5の後半部半円型部中心を通る前後方向上
に前自在車輪19と後自在車輪20を形成している。前記シ
ャーシ板5の前部には外装ケース10の下縁部前及び両側
に回り込んで位置するバンパー体21を形成している。該
バンパー体21には衝突検知部22を形成している。該衝突
検知部22は前・左・右に分割して形成され、その構造は
圧力スイッチ、接触スイッチ、マイクロスイッチ等であ
ればよく、本実施例においては、バンパー体21内に近接
して線状接片を一対配設し、バンパー体21に圧力が加わ
り変形する時両接片が接触することで検知するように形
成している。線状接片を埋め込んで衝突検知部22を形成
することで前部のような広い範囲の衝突を単一のスイッ
チにて形成できることになりまた分割することで、左・
右部分を独立のスイッチとすることができるものであ
る。また本実施例において、前部両側にのみ衝突検知部
22を形成したものであるが、後部下縁に形成することで
後退時の衝突を検知することもできる。さらに上部、中
間部分に形成することで、トンネル状部分の通過におけ
る天井への衝突に対しても対応できるものである。前記
シャーシ板5の前部下面には、床Fに接触摺動するブラ
シを形成した吸込具23を形成している。該吸込具23の筒
状接続部24はシャーシ板5内に突出し、筒状接続部24に
パイプ体25を接続している。該パイプ体25は前記円筒支
柱8内に挿通固定した吸込通風管体26の下端に接続して
いる。該吸込通風管体26は円筒支柱8の後部に寄せて配
管され該円筒支柱8内に、上層部2と下層部4とを連通
する空間を形成し、電源コード又は制御線又は信号線等
の電線27の通路としている。前記シャーシ板5には、前
記左右車輪電動機13,14への給電を行う蓄電池28と、前
記衝突検知部22と左右車輪位置検知部17,18等の各種検
知部からの信号を受け、移動作業車1の制御を行う制御
回路29とを装着している。前記蓄電池28は鉛蓄電池でも
よいし、ニッケルカドミューム電池でもよく前記左右車
輪電動機13,14の駆動電圧12Vを供給するため、6V用を直
列接続し、左右に振り分けて装着することで、重量を均
等に分散している。
前記上基板9の上層部2前部には、走行する移動作業車
1の前方向及び左右方向に位置する障害物を検知するた
めの障害物検知部30を形成している。該障害物検知部30
は障害物(壁、机、いす等)までの距離を計るもので、
本実施例では超音波距離計測装置を用いている。距離を
計測する手段としては種々の装置を用いることができる
が、夜間における使用やガラス壁を有する室における使
用を考える場合、超音波を用いるのが最適といえる。ま
た、前方に位置する物体を形状として認識し、それに適
した走行、例えば机を認識してのその下の掃除があり、
その場合はあらかじめ記憶させたモデルパターンとの比
較を行うことっで、前方障害物を認識する必要がある。
この場合は距離計測装置を併用する必要がある。前記上
基板9の上面には、後述するコードリール31を駆動する
リール電動機32を形成している。前記外装ケース10の前
部上面には、開閉蓋33を有する制御板部34を形成してい
る。該制御板部34に形成したスイッチが信号入力部35と
なり、移動作業車1を制御設定する。前記外装ケース10
の後部には作業部を形成し、本実施例では集塵部36と電
動送風機部37とよりなる。前記集塵部36は、前記外装ケ
ース10の後部に形成した収納部38に収納される。前記集
塵部36は集塵ケース39とフィルタ体40とよりなる。前記
収納部38底部には前記吸込通風管体26の上端が突出し、
前記集塵ケース39の底部吸込口41と嵌合する。該吸込口
41には弁体42を装着している。前記電動送風機部37は前
記収納部38を開閉する如く、外装ケース10に枢支され、
クランプ体43にて連結される。前記電動送風機部37には
電動送風機44が内装されている。該電動送風機44を運転
することで、吸込具23からパイプ体25そして、吸込通風
管体26を通して、集塵部36にゴミが吸い込まれ、フィル
タ体40でゴミが補集された後、電動送風機44にて排気口
45からゴミが除去された空気が排気される。排気口45に
もフィルタ体46を装着している。前記電動送風機44は移
動作業車1を使用中は左右車輪11,12の中心より後、寄
りにその重心が位置し、前記電動送風機部37を開いた時
はその重心が前寄りに位置する。
前記上層部2の外装ケース10後部には奥壁が外装ケース
10の曲面直径より大きい曲面直径の左右方向に伸びる溝
部47を形成している。該溝部47の中央部分いわゆる最も
最後部に位置する部分には図示しないが外部電源接続部
48の結合部を形成している。該接続部48はプラグにて形
成され、室壁等に形成した電源給電部49に接続部48が接
続されることで給電される。前記接続部48の結合部への
結合は、前記接続部48の溝部47に沿った方向への移動に
対しては自由に行なわれ、結合部に連結されている状態
での後方、溝部47に直交する方向への移動に対しては固
定となる。前記接続部48の電源給電部49との接続、及び
前記接続部48の結合部への接続は、コンセント・プラグ
接続検知部50にて行なわれている。前記電源給電部49に
対する接続部48の位置合わせは、前記電源給電部49の位
置を知らせるコンセント位置報知部51からの信号を前記
溝部47内又は接続部48の近傍に形成したコンセント位置
検知部52にて検知し、前記移動作業車1を移動させて行
う。
前記円筒支柱8の外側には、前記リール電動機32にて駆
動される筒状中間回転軸53を枢支し、その外側にコード
リール31を枢支している。前記下基板7の上面とコード
リール31との間には、電源コード54の引出口部55を形成
した回転支持部材56を配置し、該回転支持部材56は円筒
支柱8に枢支している。前記円筒支柱8と中間回転軸53
とコードリール31と回転支持部材56と下基板7との間に
は軸受体57,58,59,60を介在している。前記中間回転軸5
3の上部外周には、リール電動機32の歯車61と噛み合う
歯車62と、前記コードリール31に形成したクラッチ爪体
63と係合するクラッチ歯車64とを形成している。前記ク
ラッチ爪体63は、常にクラッチ歯車64に当接する方向に
付勢している。本実施例において、前記リール電動機32
にて歯車61が右回転されると、中間回転軸53が左回転に
駆動され、クラッチ歯車64が左回転することで、クラッ
チ爪体63と係合し、コードリール31が左回転に駆動され
る。該コードリール31が左回転されると前記電源コード
54は巻き取られる。前記リール電動機32により歯車61が
左回転されると中間回転軸53が右回転し、クラッチ歯車
64とクラッチ爪体63は該クラッチ爪体63がクラッチ歯車
64にて外側に押し出されることで係合せず、コードリー
ル31は回転しない。また、リール電動機32の停止中に
は、電源コード54を外力にて引張すると、前記コードリ
ール31は右回転しようとするが、クラッチ爪体63がクラ
ッチ歯車64に係合することで、右方向に回転できない。
前記電源コード54の引き出しは、前記リール電動機32に
て歯車61を左回転し、中間回転軸53を右回転させ、コー
ドリール31の左回転によるクラッチ爪体63のクラッチ歯
車64への係合を行なえないようにすることで、外力にて
電源コード54を引き出すことで行う。
前記引出口部55には引き出しをスムーズに行なわせるた
めのローラ体65を形成し、構造を図示しない電源コード
たるみ検知部66と、電源コード長検知部67とを形成して
いる。前記回転支持部材56は、有底円筒状に形成され、
前記引出口部55を形成した一半側壁部分は、外装ケース
10に形成した切欠を閉じるように露出している。前記回
転支持部材56はコードリール31の位置に関係なく、回動
でき、前記外装ケース10に対する引出部55の位置を後方
180度の開き角度範囲で、自由に変更できるものであ
り、前記移動作業車1の向きに関係なく、前記引出部55
を前記電源給電部49に向けることができ、最短の電源コ
ード54の引き出し長さを得ることができる。該電源コー
ド54からの給電はコードリール31の上面に形成した摺動
リング68に接触片69を接触せしめて行なう。前記電源コ
ードたるみ検知部66はマイクロスイッチにて形成され、
電源コード長検知部67はローラに連動した回転数検知装
置にて形成され、各検知部66及び67からの信号は、回転
支持部材56に形成した摺動リングと下基板7に形成した
接触片69にて伝達され、制御部70に送られる。
次に第9図に示す電気回路に基づき、移動作業車1の動
作を説明する。
該移動作業車1は、移動を制御するための車駆動制御部
70と、作業を制御するための掃除機制御駆動部71とにて
全体の動作を制御する。前記車駆動制御部70と掃除機制
御・駆動部71とは、本実施例においてはマイクロコンピ
ュータにて形成されており、コンパクト高機能を容易に
得られる。前記車駆動制御部70への主な入力信号発生部
は、制御板部34に形成された信号入力部35と、電動式コ
ードリール31からの電源コード54の引き出し状態を検知
する電源コード長検知部67と電源コードたるみ検知部66
と、移動時の前方障害物を検出する障害物検知部30と衝
突検知部22と、作業場における給電を行うために電源コ
ード54を電源給電部49に接続するためのサーチを行うコ
ンセント位置検知部52とコンセント・プラグ接続検知部
50と、左右車輪11,12の位置及び走行距離を検出する右
車輪位置検知部17と左車輪位置検知部18と、左右車輪1
1,12が走行し、吸込具23が摺接する床Fの状態を検出す
る床状態検知部72と、掃除機制御・駆動部71とがある。
前記車駆動制御部70からの制御用信号は、移動作業車1
の運転状態と異常を示す表示部73と、異常を光又は音当
にて示す報知部74と、電動式コードリール31,32の正逆
回転停止を行うリール電動機駆動部75と、左右車輪電動
機13,14の正逆回転停止を行う車輪電動機駆動部76と、
各電動機13,14,32,44への蓄電池28又は電源給電部49か
らの給電とを切り替えると共に充電部78への給電とを切
り替える電動機供給電源切替部77と、掃除機制御・駆動
部71とに出力される。
前記信号入力部35は、移動作業車1の全ての機能が全自
動で行なわれる場合には単なる停動スイッチと作業場間
又は運搬時のスムーズな移動を行うための手動操作スイ
ッチがあればよい。だが、種々の作業場に対応させるた
めには、プログラムの変更を可能にすることで移動及び
作業の自由度を増すことが必要となり、そのための構造
として10キー部、ICカード入力部、ROMカートリッジ接
続部、フロッピーディスク挿入読取部、外部入出力端子
等を形成してもよい。前記プログラム変更部を形成する
ことで作業場間の移動ルート、作業場の配置、形状、電
源給電部49の位置を適宜記憶させることができ、それに
伴ない移動作業車1の移動・作業をよりスムーズなもの
とできる。
前記表示部73と報知部74は、移動作業車1の各種運転状
態及び異常を表示・報知するもので、例えば、蓄電池28
の容量及び充電時期、電源給電部49と外部電源接続部48
との作業中における外れ、転倒脱輪、回避できない障害
物(扉、段階等)による移動阻止、集塵部36の集塵量表
示と廃棄時期、作業完了部分の表示、作業終了の表示及
び報知等を行う。また本発明移動作業車1は電源給電部
(例えば商用電源)より給電を行い作業することで、電
力線搬送方式を用いて各種情報を中央制御部に送り、数
台の移動作業車1を遠隔にて管理制御できるものであ
る。電力線搬送方式にて制御する場合いにあっては、信
号入力部35にそのための制御判断部を必要とし、各移動
作業車1の車庫における駐車中も電源給電部49に、外部
電源接続部48を接続しておく必要がある。
前記移動作業車1は車庫から作業場及び作業場から作業
場への移動は電動機供給電源切替部77にて蓄電池28を選
択し、車輪電動機駆動部76に蓄電池28から給電され、障
害物検知部30と衝突検知部22と床状態検知部72からの信
号により車輪電動機駆動部76を制御して走行させる。左
右車輪電動機13,14が同一方向に同一速度で回転すると
前進、後退を行い、速度が異なると右、左に曲り、逆回
転すると、その場所で方向転換する。前記左右車輪11,1
2に対する前自在車輪19と後自在車輪20の位置が同一で
あることから前進と後退とを同様に行なわすことがで
き、走行軌跡を同一とできる。
作業場に着くと、移動作業車1は後部に形成したコンセ
ント位置検知部52にてコンセント位置報知部51からの信
号(赤外線信号)を受け、電源給電部49の位置を判断し
ながら後退し、前記外部電源接続部48を電源給電部49に
接続する。前記外部電源接続部48が電源給電部49に接触
すると、その給電をコンセント・プラグ接続検知部50に
て検出し、初期の接触があったことを検知し、前記車駆
動制御部70の信号にて移動作業車70をまっすぐ電源給電
部49に向い後退させて、前記外部電源接続部48を電源給
電部49に完全に接続する。該外部電源接続部48と電源給
電部49が完全に接続されると、外部電源接続部48に組み
込んだスイッチにて形成されたコンセント・プラグ接続
検知部50の構成部が完全接続を検知し、車駆動制御部70
に入力し、該車駆動制御部70からのそれに基づく出力信
号が、電動機供給電源切替部77に入力され、前蓄電池か
らの給電を外部電源接続部48からの給電に切替える。給
電が切替えられると前記車輪電動機駆動部76への蓄電池
28と同一の12Vの直流の給電と前記リール電動機駆動部7
5及び掃除機制御・駆動部71への外部電源接続部48から
の入力交流100Vが給電され、前記蓄電池28への充電部78
に給電される。該充電部78への給電により蓄電池28の消
費した電力量の補充が行なわれ、補充が完了すると自動
的に充電部がストップする。
前記移動作業車1が作業開始位置まで移動し、停止する
と車駆動制御部70の信号が掃除機制御・駆動部71に入力
され、電動送風機44への給電が始まり掃除を開始する。
本実施例における作業開始位置は電源給電部49を形成し
た室壁の室壁に沿った右回り移動を始める方向に向いた
位置である。前記外部電源接続部48の溝部47の結合部か
らの分離は、前記移動作業車1の回転により溝部47に沿
う方向に接続部48が移動するようにすることで行なわれ
る。前記外部電源接続部48が溝部47より分離され移動作
業車1が走行を開始すると、その走行量に応じた電源コ
ード54がコードリール31より引き出される。また走行量
と走行方向と電源コード54の引き出し量及びたるみを前
記左右車輪位置検知部17,18と電源コード長検知部67と
電源コードたるみ検知部66にて検知し、車駆動制御部70
による判断にて適正な電源コード54の引き出し量及びた
るみとなる如く、前記リール電動機駆動部75に車駆動制
御部70から信号が出力される。
前記移動作業車1が作業を開始し、その順路は、種々の
パターンがある。最もオーソドックスな順路としては、
電源給電部49を形成した室壁に並行に作業し、隣接する
室壁に衝突又は近接した位置で180度方向を変えて再度
室壁に並行に作業することを繰り返し、対面する室壁に
向い、順次に作業をし、折り返せなくなったことで、作
業終了とする順路である。該順路を一つの基本パターン
とし、その移動上に障害物があれば、障害物検知部30と
衝突検知部22にて検出し、適宜方向を変えて、作業を行
う。またべつの順路として、室壁に沿って作業をしなが
ら右回りに移動し、出発点にて方向転換して左回りに移
動して、出発点に戻ることで、作業場の地図を搭載した
RAMに記憶し、その地図に基づく作業を行うことも考え
られる。この場合、作業場には多くの障害物があり電源
コード54を巻き付けて移動不能となることが考えられる
ので、電源コード54を電源給電部49に接続せずに行なう
のがよく、電源給電部49の検出にも用いることができ
る。例えば、作業場に着くと、移動作業車1は作業場の
室壁に沿って右方向又は左方向に電源給電部49のコンセ
ント位置報知部51からの信号を検出しながら移動する。
すると、移動中コンセント位置検知部51の近傍を必ず通
過することで、最も信号の受信出力が強い位置を作成中
の地図に記憶し、作業場を1周して地図を作成する。そ
の後地図上に記憶したコンセント位置報知部51の位置に
移動し、近接した位置から、コンセント位置検知部52に
て正確な位置を検出して外部電源接続部48を電源給電部
49に接続する。
前記移動作業車1の作業中に床状態検知部72にて床Fの
状態、例えば木板床、コンクリート床、畳、ジュータン
等を検知し、前記移動作業車1の走行速度と掃除機制御
・駆動部71を制御して電動送風機44の吸込仕事率と、吸
込具23を床Fに適した吸込具への切替とを行う。吸込具
23は摺接ブラシの出入により切替、ジュータンに適した
タービンブラシの停動がオーソドックスな切替である。
前記移動作業車1の作業場での作業を終了すると、前記
電動送風機44は停止し、前記電源コード54をコードリー
ル31に巻き取りながら、前記電源給電部49に向い移動
し、前記外部電源接続部48を溝部47の結合部に連結す
る。該結合部への連結が検知されると、前記電動機供給
電源切替部77への信号の入力にて、蓄電池28からの給電
に切替え、移動作業車1を前進させて、外部電源接続部
48と電源給電部49との接続を解除し、次の作業場へ移動
する。
本発明は、コードリール31を中層部3に形成したこと
で、電源コード54にたるみ検知を的確に行え、コード54
の引き出しによるたるみにて他の床上載置物に対する引
っ掛かりを低減でき、移動作業車1の安定性が向上する
ものである。すなわち、下層部4にコードリール31を形
成すると引き出された電源コード54のたるみが検知でき
る程度に発生せず引き出し量が多い場合のたるみ検知が
正確に行なえない。また上層部2にコードリール31を形
成するとたるみ検知は正確に行なえるものの、垂れるコ
ード長が長くなり移動作業車1の前進後退による電源コ
ード54の移動が該電源コード54自体の重量によっても発
生し、床載置物に引っ掛けることが多くなる。また低い
載置物上に電源コード54が配線される事故も発生し、た
るみがまったく検知できない状況も発生する。
なお、本発明は前述の実施例に限定されるものではな
く、本発明の構成を備え、作用効果を逸脱しない範囲に
おいて種々の構造にて実施できるものである。例えば、
作業部を集塵部36と電動送風機部37にて形成したもので
あるが、床みがき機としての作業を行う場合には、シャ
ーシ板5下面に回転ブラシを配設し、該回転ブラシを駆
動する電動機を上層部に配設してもよい。また該電動機
を下層部に配設する場合の、上層部は床みがき用洗浄ワ
ックスやブラシ等の収納部となる。従って作業部とは作
業を行うに必要とする各種部品等の収納部であってもよ
いし、組立部品を運搬する移動作業車としては荷台であ
ってもよい。さらに前記コードリール31はリール電動機
32にて駆動するものであるが、巻き戻し用バネ体を有す
るゼンマイ式コードリールであっても同様の作用効果を
有し、この場合の機構としてはゼンマイによる巻き戻し
を阻止するストッパを電磁式ロックによる一方向クラッ
チ体にて形成し、引き出しについては一方向クラッチに
て自由な引き出しとし、巻き戻しについてはクラッチ体
を外してゼンマイにて行うようにする。
(ト)発明の効果 以上述べた通り本発明によれば、電源コードの引き出し
長を調整するコードリールを移動作業車の中層部に形成
したことで、長時間作業をスムーズに行えると共に、移
動作業車の軽量コンパクト化が図れる。
また、回転支持部材により外部電源接続部を先端に形成
した電源コードの引出口部を回転自在としているので、
電源コードの引出口部を常に電源供給部に向けることが
できる。
従って、作業中に移動作業車に電源コードが絡むこと無
く、複雑な作業領域にも対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】 図は本発明の実施例を示すもので、第1図は縦断面図、
第2図は第1図のII−II断面図、第3図は第1図のIII
−III断面図、第4図は第1図のIV−IV断面図、第5図
は第1図のV−V断面図、第6図は右側面図、第7図は
左向き平面図、第8図は分解縦断図、第9図はブロック
図である。 1…移動作業車、2…上層部、3…中層部、4…下層
部、5…シャーシ板、7…下基板、8…円筒支柱、9…
上基板、11,12…車輪、13,14…車輪電動機、23…吸込
具、31…コードリール、32…リール電動機、54…電源コ
ード、36…集塵部、37…電動送風機部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自走用車輪と該車輪を駆動する電動機等を
    形成した下層部と、 外部電源接続部を先端に形成した電源コードの引出口部
    を本体に対して回転自在とする回転支持部材と、前記電
    源コードの引き出し長を移動に従って調節するコードリ
    ールとを形成した中層部と、 前記電源コードからの給電にて駆動される作業部を形成
    した上層部とからなるコードリール付き移動作業車。
  2. 【請求項2】前記コードリールを電動式としてなる特許
    請求の範囲第1項記載のコードリール付き移動作業車。
  3. 【請求項3】前記作業部は集塵部と電動送風機とから形
    成し、吸込具を下層部下面に形成してなる特許請求の範
    囲第1項又は第2項記載のコードリール付き移動作業
    車。
  4. 【請求項4】前記中層部と下層部及び中層部と上層部と
    を仕切る一対の基板を円筒支柱にて支持し、該円筒支柱
    にコードリールを枢支せしめてなる特許請求の範囲第1
    項乃至第3項記載のコードリール付き移動作業車。
JP61108070A 1986-05-12 1986-05-12 コ−ドリ−ル付き移動作業車 Expired - Fee Related JPH0751120B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61108070A JPH0751120B2 (ja) 1986-05-12 1986-05-12 コ−ドリ−ル付き移動作業車
JP61262284A JPS62268316A (ja) 1986-05-12 1986-11-04 コ−ドリ−ル付き移動作業車

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61108070A JPH0751120B2 (ja) 1986-05-12 1986-05-12 コ−ドリ−ル付き移動作業車
JP61262284A JPS62268316A (ja) 1986-05-12 1986-11-04 コ−ドリ−ル付き移動作業車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62268305A JPS62268305A (ja) 1987-11-20
JPH0751120B2 true JPH0751120B2 (ja) 1995-06-05

Family

ID=54207925

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61108070A Expired - Fee Related JPH0751120B2 (ja) 1986-05-12 1986-05-12 コ−ドリ−ル付き移動作業車
JP61262284A Pending JPS62268316A (ja) 1986-05-12 1986-11-04 コ−ドリ−ル付き移動作業車

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61262284A Pending JPS62268316A (ja) 1986-05-12 1986-11-04 コ−ドリ−ル付き移動作業車

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JPH0751120B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2664391B2 (ja) * 1988-01-25 1997-10-15 三洋電機株式会社 移動車
KR100197676B1 (ko) * 1993-09-27 1999-06-15 윤종용 로보트 청소기
JP5300415B2 (ja) * 2008-10-31 2013-09-25 株式会社東芝 電気掃除機
JP2011120751A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Sharp Corp 縦型電気掃除機
JP6912937B2 (ja) * 2017-05-23 2021-08-04 東芝ライフスタイル株式会社 電気掃除機
CN110238138A (zh) * 2019-07-11 2019-09-17 上海澄泓机器人有限公司 一种小管径下水道清洗与检测装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1112122B (it) * 1976-06-03 1986-01-13 Mueller J & W Masch Perfezionamento nei generatori di corrente per saldatura elettrica
JPS5548058A (en) * 1978-09-19 1980-04-05 Sekisui Jushi Kk Packing band in synthetic resin* which both ends are provided with curved surfaceelike strip portion and its preparation

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62268316A (ja) 1987-11-20
JPS62268305A (ja) 1987-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63158032A (ja) コ−ドリ−ル付き移動作業車
US5534762A (en) Self-propelled cleaning robot operable in a cordless mode and a cord mode
JP4726392B2 (ja) 自律的に移動するキャニスタ型真空掃除機
JP5048663B2 (ja) ロボット清掃装置
US20070157416A1 (en) Robot cleaning system
US7266859B2 (en) System of vacuum accessibility for a vehicle
JP2003505127A (ja) ロボット型床掃除機
JP2003304992A (ja) 自走式掃除機
US6817058B1 (en) Ceiling mounted vacuum system
JPH0751120B2 (ja) コ−ドリ−ル付き移動作業車
JP2594047B2 (ja) コードリール付き移動作業車
KR101253619B1 (ko) 로봇청소기용 충전장치
JP2594048B2 (ja) コードリール付き移動作業車
JP2594049B2 (ja) コードリール付き移動作業車
JPH0714241B2 (ja) 移動作業車
JP2002321179A (ja) 移動作業ロボット
JP3451780B2 (ja) 移動作業ロボット
JPH05207955A (ja) 自走式掃除機
JP6685740B2 (ja) 電気掃除機
JP3036863B2 (ja) 走行ロボット
CN220735310U (zh) 自动清洁设备和清洁机器人系统
JP2022041833A (ja) 自律走行型掃除機
JP2023176033A (ja) 自律掃除ロボット
JP2023145368A (ja) 自律掃除ロボット
JP2002345703A (ja) 移動作業ロボット

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees