JPH075095Y2 - 紡機のコイラー装置 - Google Patents

紡機のコイラー装置

Info

Publication number
JPH075095Y2
JPH075095Y2 JP1989044348U JP4434889U JPH075095Y2 JP H075095 Y2 JPH075095 Y2 JP H075095Y2 JP 1989044348 U JP1989044348 U JP 1989044348U JP 4434889 U JP4434889 U JP 4434889U JP H075095 Y2 JPH075095 Y2 JP H075095Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coiler
drive system
current
motor
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989044348U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02135575U (ja
Inventor
芳春 戸本
満 植手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Howa Machinery Ltd filed Critical Howa Machinery Ltd
Priority to JP1989044348U priority Critical patent/JPH075095Y2/ja
Publication of JPH02135575U publication Critical patent/JPH02135575U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH075095Y2 publication Critical patent/JPH075095Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は練条機、コーマー、カード等紡機のコイラー装
置に関する。
従来の技術 従来、この種のコイラー装置として、特公昭62−49369
号公報に示されているように各ドラフトローラ、カレン
ダローラ、コイラーディスク、カンテーブル等を夫々別
々の駆動モータによって回転させるように構成し、それ
らの駆動モータの回転数を夫々分周器によって調節し、
夫々の分周器の分周比を計算機によって計算して調節す
るようにしたものが提案されている。
考案が解決しようとする課題 上記提案のコイラー装置にあっては、各ドラフトロー
ラ、カレンダローラ、コイラーディスク、カンテーブル
等を夫々別々の駆動モータによって回転させるように構
成してあるので、スライバーの品質を維持する為に各駆
動モータの回転数を精度高く制御する必要があり、その
制御装置や管理に多くの費用を要し、また各駆動モータ
を計算機によって調節した分周器の分周比によって制御
するので、高価な計算機を必要とする上に各ローラ等に
加わる付加に変動があると回転斑を生じてスライバにテ
ンション斑を生じ易く、それを防ぐ為には各駆動モータ
の制御に高価な装置を必要とする問題があった。本考案
の課題は上記問題を解決することにある。
課題を解決するための手段 本考案は上記課題を解決するため、コイラーディスクと
カンテーブルの駆動系を、コイラーディスクをメインモ
ータによってカレンダローラ等と共に回転させる第1駆
動系とカンテーブルを専用のサブモータによって回転さ
せる第2駆動系に分割し、第1駆動系内に、第1駆動系
の回転数を検出してその回転数に対応したパルス信号を
出力する検出装置を備え、このパルス信号の周波数を電
流に変換すると共に、周波数−電流変換比率を任意に変
更可能な電流変換器と、この電流変換器からの電流に基
づいてサブモータの回転を制御するインバータとから成
る制御装置を備えたことを特徴とする。
作用 コイラーディスクを第1駆動系のメインモータによって
カレンダローラ等と共に回転させると、検出装置が第1
駆動系の回転数を検出し、その検出値に基づいて制御装
置がサブモータの回転を制御してカンテーブルをコイラ
ーディスクに対して電流変換器により設定される所定の
設定比率で比例回転させ、常にスライバを一定のテンシ
ョンの下でケンス内に均一に収容できる。その場合カレ
ンダローラやコイラーディスクはメインモータによって
正確に同期回転され、スライバを均一なテンションの下
でケンス内に案内する。また使用するケンス径を変更し
た場合には、制御装置の電流変換器の周波数−電流変換
比率を変更することでカンテーブルとコイラーディスク
の回転比率を正確にかつ簡易、迅速に調整でき、カンテ
ーブルをコイラーディスクに対して常にケンス径に適し
た比率で回転できる。
実施例 第1図に示すコイラー装置において、1はスライバ収容
用のケンス2を置く為のケンス存置空間、3はそのケン
ス存置空間1の上方に回転自在に配設されている周知の
コイラーディスクで、カレンダーローラ4から送り出さ
れるスライバを案内する巴孔3aを有している。コイラー
ディスク3はメインモータ5を備えた第1駆動系Aによ
って回転駆動されるようにしてある。この第1駆動系A
はメインモータ5、カレンダローラ4のローラ軸4a、ギ
ヤ列6、軸7、ベルト8等によって構成されている。10
はケンス存置空間1の下方に回転自在に配設されている
周知のカンテーブルで、ケンス2を乗載可能に形成さ
れ、そのテーブル軸10aは第2図に示すようにケンス交
換装置11の機枠12に設けた軸受12aによって支承されて
いる。カンテーブル10は汎用交流モータから成るサブモ
ータ13を備えた第2駆動系Bによって回転駆動されるよ
うにしてある。この第2駆動系Bはサブモータ13、その
モータ軸13bに交換自在に設けた駆動プーリ14、ベルト1
5、プーリ16、17、ベルト18及びテーブル軸10aのプーリ
19によって構成されている。サブモータ13は機枠12に設
けた開閉可能な箱体20内に位置され、そのモータ本体13
aは箱体20に設けた取付枠21に位置調整可能に取付けら
れている。プーリ16、17は機枠12に軸支されているが、
これらのプーリ16、17を省いてベルト15がプーリ19を直
接回転させるようにしても良い。
22は第1駆動系の回転数を検出する検出装置で、ローラ
軸4aに止着した表示板23とその表示板23の表示部23aを
検出する検出器24とで構成され、検出器24が表示部23a
を検出して検出値として例示するパルス信号を発信する
ようにしてある。25は上記パルス信号の発信度合に基づ
いてサブモータ13の回転を制御する制御装置で、パルス
信号の発信頻度(周波数)を電流に変換してその発信頻
度に応じた大きさの電流を出力する電流変換器26とその
電流変換器26からの電流の大きさに応じてサブモータ13
の回転数を制御するインバータ27とで構成され、カンテ
ーブル10とコイラーディスク3との回転比率が所定の設
定比率となるようにサブモータ13をメインモータ5に対
して比例回転させるようにしてある。上記電流変換器26
は周波数−電流変換比率をダイヤル等の操作によって任
意に変更できるようにしてある。28は周知のオートカウ
ンタで、図面では検出装置22から発信されるパルス信号
を利用してスライバの紡出量をカウントし、ケンス2内
に収容するスライバの紡出量が満杯になる値になるとケ
ンス交換装置11を作動させて満ケンス2と空ケンス2と
を交換するようにしてある。29はサブモータ13に流れる
過電流を検出する過電流検出器で、サブモータ13に通常
運転時の負荷以上の負荷が加わったことを検出し、その
検出信号によってメインモータ5の回転を停止するよう
にしてある。
上記構成のものにあっては、ケンス2内にスライバを収
容する場合、まず周知のケンス交換装置11によって空の
ケンス2をカンテーブル10上に乗載し、その状態でメイ
ンモータ5を作動させると、コイラーディスク3が矢印
方向へ回転し、巴孔3aからケンス2内に下降するスライ
バを旋回させる。またカレンダーローラ4のローラ軸4a
が回転されると、表示板23が一体回転して検出器24が表
示部23aの検出に応じたパルス信号を発信し、電流変換
器26がそのパルス信号の発信頻度に応じた大きさの電流
を出力し、その電流によってインバータ27がサブモータ
13の回転を制御してモータ軸10aをローラ軸4aの回転に
正確に比例回転させる。その結果カンテーブル10はその
回転数とコイラーディスク3の回転数の比率が所定の設
定比率になるように正確に比例回転され、コイラーディ
スク3によって旋回されるスライバは所定大きさのテン
ションの下でケンス2内にコイル状に均一に収容され
る。
次に、使用するケンス2のケンス径を変更した場合に
は、カレンダローラ4とコイラーディスク3間のテンシ
ョンをギヤ列6のチェンジギヤで交換すると共に、電流
変換器26の変換比率を変更することで、カンテーブル10
とコイラーディスク3との回転数の設定比率を使用ケン
ス2のケンス径に適した大きさに変更でき、その結果ケ
ンス径を変更した場合も常にスライバを所定大きさのテ
ンションの下でケンス2内にコイル状に均一に収容でき
る。上記電流変換器26の設定比率の変更はダイヤル操作
等によって手を汚すこと無く極めて簡易、迅速にでき
る。
なお上記の場合次のようにしてカンテーブル10とコイラ
ーディスク3との回転数の設定比率を変更しても良い。
先ず、サブモータ13のモータ軸13bに取付けた駆動プー
リ14を使用ケンス2のケンス径に対応する変換用の駆動
プーリ14に変更してコイラーディスク3に対するカンテ
ーブル10の回転数の設定比率を大きく変更し、また電流
変換器26の変換比率を変更してコイラーディスク3に対
するカンテーブル10の回転数の設定比率を僅かに変更す
る。その結果、カンテーブル10とコイラーディスク3と
の回転数の設定比率を使用するケンス2のケンス径に適
した大きさにでき、スライバを所定大きさのテンション
の下でケンス2内にコイル状に均一に収容できる。また
駆動プーリ14の交換によって設定比率を大きく変更し、
電流変換器26の変換比率の変更で設定比率を僅かに変更
するので、回転比率を大きく変更する場合でもインバー
タ29を常に最適な使用状態で効率良く使用でき、これに
よりインバータ29を小型で安価なものにできる。
また上記構成のものにあっては、スライバをケンス2内
に収容する場合、オートカウンター28の故障等によって
スライバの満杯時にカンテーブル10の回転が停止しない
ときは、ケンス2内のスライバ上面がコイラーディスク
3を押し付けてサブモータ13に大きな負荷が加わり、カ
ンテーブル回転専用のサブモータ13に流れる電流が大き
くなる。その結果、過電流検出器29がその過電流を検出
し、その検出信号によってメインモータ5の回転を停止
させる。従って、ケンス2内へのスライバの過収容を防
止できて安全である。
またコイラー装置を工場に設置する場合には、コイラー
ディスク3とカンテーブル10間の機械的な伝導機構が無
いので、カンテーブル10を組込んだケンス交換装置を極
めて簡易、迅速に設置できる。
本願は上記実施例に限定されるものでなく、例えば電流
変換器26の代わりにパルス−電圧変換器を使用し、イン
バータ27の入力電圧を換えることによってサブモータ13
の回転速度を制御したり、サブモータ13をサーボモータ
で構成し、そのサーボモータを制御するようにしても良
い。
考案の効果 以上のように本考案にあっては、コイラーディスクをメ
インモータで、カンテーブルを専用のサブモータで夫々
回転させるので、コイラーディスクとカンテーブル間の
機械的な伝導機構を省くことができ、装置の簡単化とメ
ンテナンスの向上を図ることができ、特にカンテーブル
をケンス交換装置に組込んだ場合ケンス交換装置の設置
を簡単にできる。また検出装置が第1駆動系の回転数を
検出して回転数に対応したパルス信号を出力し、そのパ
ルス信号の周波数を電流変換器が周波数−電流変換比率
に従って電流に変換してサブモータの回転をインバータ
制御するので、サブモータは電流変換器に設定された周
波数−電流変換比率でコイラーディスクに対してカンテ
ーブルを比例回転することができ、安価な装置でカンテ
ーブルをコイラーディスクに対して常に正確に比例回転
でき、スライバを常に一定のテンションの下でケンス内
に均一に収容できる。また使用ケンスのケンス径を変更
した場合は、制御装置の電流変換器の周波数−電流変換
比率を変更することで回転比率を容易にかつ正確に調整
でき、その変更を極めて簡単にかつ正確にできる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示し、第1図は一部を省略して示
す斜視図、第2図はII−II線拡大断面図である。 1……ケンス存置空間、2……ケンス、3……コイラー
ディスク、4……カレンダローラ、5……メインモー
タ、10……カンテーブル、A……第1駆動系、13……サ
ブモータ、B……第2駆動系、22……検出装置、25……
制御装置、26……電流変換器、27……インバータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケンス存置空間の上方にはカレンダローラ
    から送り出されるスライバを案内するコイラーディスク
    を、下方にはケンスを乗載可能なカンテーブルを夫々回
    転自在に配設して成り、カンテーブル上のケンス内にス
    ライバを収容するようにしてある紡機のコイラー装置に
    おいて、コイラーディスクとカンテーブルの駆動系を、
    コイラーディスクをメインモータによってカレンダロー
    ラ等と共に回転させる第1駆動系とカンテーブルを専用
    のサブモータによって回転させる第2駆動系に分割し、
    第1駆動系内に、第1駆動系の回転数を検出してその回
    転数に対応したパルス信号を出力する検出装置を備え、
    このパルス信号の周波数を電流に変換すると共に、周波
    数−電流変換比率を任意に変更可能な電流変換器と、こ
    の電流変換器からの電流に基づいてサブモータの回転を
    制御するインバータとから成る制御装置を備えたことを
    特徴とする紡機のコイラー装置。
JP1989044348U 1989-04-14 1989-04-14 紡機のコイラー装置 Expired - Lifetime JPH075095Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989044348U JPH075095Y2 (ja) 1989-04-14 1989-04-14 紡機のコイラー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989044348U JPH075095Y2 (ja) 1989-04-14 1989-04-14 紡機のコイラー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02135575U JPH02135575U (ja) 1990-11-09
JPH075095Y2 true JPH075095Y2 (ja) 1995-02-08

Family

ID=31557567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989044348U Expired - Lifetime JPH075095Y2 (ja) 1989-04-14 1989-04-14 紡機のコイラー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH075095Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60161862A (ja) * 1984-02-01 1985-08-23 Daido Steel Co Ltd 金属線巻取装置
JPH0242688Y2 (ja) * 1986-04-05 1990-11-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02135575U (ja) 1990-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4525905A (en) Apparatus for beaming elastic threads
US3924818A (en) Thread storage device
US4369550A (en) Method of levelling out variations of a fibre sliver and apparatus for implementing the method
US6998805B2 (en) Motor stop control device
JP3626250B2 (ja) スライバ容器にスライバを収容する方法および装置
US4922703A (en) Twist number setting device for a two-for-one twister
US4266324A (en) Silver weight unevenness correcting apparatus
JPH075095Y2 (ja) 紡機のコイラー装置
JP2713954B2 (ja) カードのカージング工程を改良する装置
JP2982733B2 (ja) 紡糸巻取機の巻取制御装置
US3986330A (en) Method of and apparatus for twisting a yarn
JPH11322193A (ja) 繊維機械のボビンクリ―ルを制御するための装置
US5174102A (en) Twist number setting device for a two-for-one twister
JP2569561B2 (ja) 粗紡機における巻取速度変速装置
JPS60198425A (ja) 巻取張力制御装置
US4294064A (en) Method of and a device for balancing a changing load of a strip roll orbiting about an axis in a strip winding machine
CN221026936U (zh) 一种具有计数功能的卷绕机
JP2949921B2 (ja) リング精紡機の紡出糸長測定装置
JPH0231475Y2 (ja)
SU1481295A1 (ru) Механизм отт жки круглов зальной машины
JPH0742668B2 (ja) 撚線機
JPH04341463A (ja) パーンワインダーの駆動方法
GB1580299A (en) Apparatus for twisting yarn while it is passed between a bobbin and a take-up package
JPS6036607Y2 (ja) 梳綿機の運転装置
JP2643391B2 (ja) 精紡機のスピンドル駆動装置