JPH07509154A - 気道と,食道からの排出物の同心状の排出とのための喉頭のマスク - Google Patents

気道と,食道からの排出物の同心状の排出とのための喉頭のマスク

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 気道と、食道からの排出物の同心状の排出とのための喉頭のマスク本発明は、英 国特許2.111.3948号(これに対応する米国特許4.509.514号 )と、公開された英国特許出願2.229.367A号(これに対応する米国特 許4.995.388号)に、図示によって開示された種々の喉頭のマスクに関 するものである。
そのようなマスクは、喉頭の入口の周囲に対し低圧力にてシールを形成すること によって、意識不明の患者に肺の換気を行うように設計された人工的な気道のた めの装置である。シールは、咽頭の下部に密着するように所定の形状に成形され たマスクの周囲に形成されており、そのようなマスクには、患者の口から突出し 、医学用のガス供給管に接続されるようになっているチューブが取り付けられて いる。
そのような装置は、実用上、存用であることが知られており、かつ、英国中の病 院にて日常的に用いられている。上記のマスクは、意識不明の患者における閉塞 状態を防止し、確実な気道を確保することに有効であり、今日、用いられている ように、気道の確保の困難さが生じた場合に特に有効であることが知られている 。上記のマスクは、例えば、鼻や喉の外科手術中の出血や手術により生じた破片 によって患者の肺が汚染されることを防止することが判っている。
しかしながら、そのようなマスクを用いる際における重要な禁忌は、意識不明中 に患者の胃内容物の嘔吐や吐き戻しから生じる危険性がある状態の患者に用いる ことであることが明らかとなっている。
すなわち、上記の装置では、喉頭の入口の周囲をシールする膨張可能なカフ状部 が形成されており、そのようなカフ状部によって、人工呼吸の際に肺を十分に膨 張させることができるようになっているが、上記のシールは、吐出動作、嘔吐動 作、または吐き戻しが生した際に、肺の汚染を十分に防止できるものではなかっ た。それゆえ、患者が手術前に確実に絶食していない場合、上記の喉頭のマスク をそのような患者に用いることは不適当であった。
そこで、そのような患者の場合、気管内用チューブが、患者の気道を最も安全に 確保できるものとして今まで考えられていた。しかしながら、気管内用チューブ の挿入は、常に、困難さを伴うことが多く、挿入の時期を誤ると、患者の死また は脳の損傷に至る可能性がある。
そのように気管内用チューブの安全な挿入が不可能な場合、最初に、喉頭のマス クを挿入し、次に、上記マスクを通して気管内用チューブの挿入を誘導するため に上記喉頭のマスクのチューブをガイドとして用いることが可能であることが知 られている。
本出願人の米国特許4.995.388号公報では、胃内容物の肺への吸引を防 止するための喉頭のマスクに関する他の手段が記載されている。そのような手段 について要約すると、上記手段は、喉頭に対するシール圧の周辺での連続性を改 善したことと、喉頭の入口への胃内容物の侵入を排除するための排出の装置との 組み合わせからなっている。
今日、喉頭のマスクの使用に際して達成されるべき具体的な目的に係わらず、胃 の排出物の喉頭の入口への侵入を確実に防止する点に対し、シールの効果性の問 題が存在している。
本願発明の米国特許4.995.388号公報では、喉頭のマスクの各構成が、 上記マスクの背面への胃の内容物の排出を容易に実現するための3つの互いに異 なる実施例が記載されている。
それら各実施例の内の第1のものでは、排出用チューブは食道内に直接挿入され ており、それら各実施例の内の第2のものでは、排出用チューブは、マスクの前 部にて分枝して、マスクの凹部の両側にて排出用開口をそれぞれ有しており、第 3の実施例では、排出用チューブは、マスクの後ろを通ってマスクの先端に並ん で終端を形成してなっている。
しかしながら、上記の3つの各実施例の各構成は、1つまたは複数の理由によっ て十分なものとは言い難いものであった。
第1の実施例の欠点は、進入し過ぎることにより、排出に関与しない膨張可能な マスクが食道上部の括約筋の位置にて形成したシールを破損することです。
第2の実施例の欠点は、排出用の装置が、取り付けられるとマスクの凹部に既に 入った吐き戻された流動物のみを外部に取り出すようになっており、それゆえ、 上記の流動物の少なくとも一部が気管内に侵入するおそれがあることです。
第3の実施例の欠点は、マスクの挿入を容易にするために、排出用チューブの先 端を斜めに切断して除去する必要があり、それゆえ、マスクの先端の後ろに長円 形の開口が存在し、マスクの膨張が咽頭の壁面に対して上記の開口を押圧する傾 向となり、このことから、上記開口が閉塞して望ましい排出の機能を損なうこと である。
胃の排出物の喉頭の入口への侵入を防止するための各提案の対する上記記載の各 欠点の他に、喉頭のマスクによって生じるその周囲に対する重要な問題の幾つか について指摘することができ、 そのような問題として、喉頭のマスクが咽頭の下部に確実にフィツトするように 十分に設計されると、喉頭のマスクが膨張したときに各構造の示した変形に対す る抵抗に応じて程度の違いはあるが圧力が周囲の構造の全て及ぶことである。
言い換えると、マスクの前部にある構造は軟骨質であり、マスクの周囲の構造は 筋肉質であり、マスクの後ろ側にある構造は骨質である。それゆえ、マスクのカ フ部の膨張は、喉頭の軟骨質の構造を前方、かつ、頚椎の骨質の構造から離間す る方向に押しつける結果になる。
このことから、周囲の筋肉が延ばされ、張り詰めた状態になることにより、喉頭 の入口に対して形成されたシールの機能は、マスクのカフ部の膨張に伴った筋肉 と軟質な組織の延伸に対する反発力に依存することになる。
もし、意識不明の患者が、胃の内容物の嘔吐動作、嘔吐、吐き戻しを生じたとき 、膨張したカフ部に対する各力のバランスが一時的に混乱する。つまり、マスク の周囲の筋肉は弛緩し、マスクの下端部に位置する括約筋の機構も弛緩し、結果 として、シールの効果を無くなるか低下することになり、流動物または半固形物 は、上記のような弛緩中に食道を通って押し上げられる。
その上、喉頭は、嘔吐動作への反射動作を行う部分として上方に変位する。そし て、そのような変位によってのみでも、喉頭の入口のシールの機能を一時的に中 断させることに十分なことがある。
さらに、極めて重要なこととして、マスクに装着された気道用チューブは、患者 の咽頭の正常な位置にあるときにその屈曲状態に対して復元力を示すことである 。それゆえ、上記気道用チューブは、咽頭の後部になる骨質の体壁に対して常に 圧力を加えるものとなる。このことから、嘔吐または吐き戻しによる物が、マス クの前方を通り、喉頭の入口に侵入することがある。
本発明の目的は、胃の内容物による肺の汚染を防止することができる喉頭のマス クのシステムを提供することにある。
本発明の具体的な目的は、そのようなマスクのシステムのための排出の特徴点を 提供することによって上記の目的を達成することであり、上記排出の特徴点は、 食道の上部にある括約筋領域に関して、喉頭の入口に対する胃からの排出物が侵 入する危険性を著しく軽減するようにシールされることである。
言い換えると、胃の内容物の排出が、嘔吐動作、吐き戻し等のときにしばしば生 じることがある周囲の構造が変化した場合、喉頭の入口の周囲へのシールの有効 性の一時的な消失に対して実質的に無関係となることを保証するように、上記排 出の特徴点と上部の括約筋の領域とのシールされた関係における前記の有効性を 達成することが、本願発明の具体的な目的である。
他の具体的な目的としては、上述の目的を達成すると共に、常時、排出のための シールの状態が、元の状態に維持されているか否かを観察可能である、シールさ れた排出の特徴点を達成することである。
本願発明の具体的な目的としては、従来の排出システムの上述した欠点を回避す るための胃内容物の排出のための特徴点を有する喉頭のマスクシステムを提供す ることである。
さらに他の具体的な目的は、上述の各目的に合致すると共に、胃内容物の排出の ための特徴点が、上部の括約筋の領域に対する最も少量の挿入を実現することに より、食道に関する外傷の危険性を最小にするものである。
本願発明の一般的な目的は、上述の目的を達成すると共に、コストの増加を抑制 でき、かつ、比較的未習熟な助産婦等の準医療従事者の操作によっても、容易に 効果的に用いることができる比較的簡素な構成を提供することである。
本願発明の第1の好適な実施例は、上述の各目的を達成する喉頭のマスクシステ ムであり、以下に示す特徴点として、膨張可能なほぼ長円の環状のリングである マスクに、上記の膨張可能なリングの末端部の中心部を通って開口する排出用チ ューブと、上記の膨張可能なリングの末端部から形成される膨張可能なカフ形状 部とを有し、上記カフ形状部は、(a)食道の上部括約筋領域の周辺部へのシー ルされた接合を確立し、(b)上記排出用チューブの末端部を同心状に、かっ、 弾性的に支持し、(C)排出の目的のために減圧下とする操作の正常な状態にお いて、前記のカフ形状部の末端に隣接する組織を減圧によって引き付けることに より食道をシールする効果を増強して上記括約筋に対して効果的に密着するもの である。
他の好適な実施例では、膨張可能なカフ形状部の構造は、さらに、上記マスクに おける少なくとも背面側の部分に一体的に形成したものである。このように追加 された構造は、膨張可能なほぼ長円の環状のリングであるマスクの素材より柔軟 な素材からなっている。
上記の追加された構造は、膨張して、咽頭の後部になる骨質の体壁に対して形状 を柔軟に沿わせることを確立する。これは、喉頭の入口の周囲への膨張可能なマ スクを前方に向かって優しく装着するためである。
この結果、喉頭の入口の周囲に対するシール動作を確立するための膨張圧力を、 十分に減圧したレベルにおいて、喉頭の入口の周囲へのマスクのシール効果を増 強することが可能となる。このような増強されたシール動作は、食道の上部括約 筋領域へのシールされた接合に起因する障害を回避してなから、上述した胃内容 物の排出の目的のために達成される。
本願発明は、好適な実施例および他の実施例と、添付した各図面とにより下記の ように詳細に記述される。
上記各図面としては下記の通りである。
図1は、本発明における胃内容物の排出における特徴点を有する喉頭のマスクを 備える人工的な気道の装置の第1実施例を示すための側面立面図と概する線画で あって、上記装置を患者に用いるための位置を示すものである。
図2は、図1の2−2線矢視にて示すように、図1のマスク部分の要部拡大図で ある。
図3は、喉頭のマスクの後部側を示す末端がら4分の1までの第1様相を示す図 1の装置の斜視図である。
図4は、喉頭のマスクの前部側を示す末端から4分の1までの第2様相を示す図 1の装置の斜視図である。
図5は、上記マスクの末端を食道の上部括約筋領域に装着したとき、上部括約筋 領域に対するカフ形状部の収縮した状態を示すための上記装置の側両立面図であ る要部拡大図である。
図5Aは、上記カフ形状部が膨張したとき、上記カフ形状部と上記上部括約筋領 域と関係を示すための上記装置の側両立面図である要部拡大図である。
図5Bは、胃内容物を排出するための吸引時の減圧下のときに、上記カフ形状部 と隣接する上記上部括約筋領域の組織と、上記カフ形状部との関係を示すための 上記装置の側両立面図である要部拡大図である。
図6は、本発明に含まれる喉頭のマスクの後部側を示す末端から4分の1までの 様相から示される、本発明の他の実施例を示す要部斜視図である。
図7は、上記喉頭のマスクの前部側を示す末端から4分の1までの様相から示さ れる、図6に示す実施例を示す要部斜視図である。
図8は、本発明のさらに他の実施例の後部側を示すための要部平面図である。
図9は、図8の9−9線矢視にて示した上記装置の拡大断面図である。
図1Oは、本願発明のさらに他の好適な実施例における膨張した状態での背面側 における末端から4分の3までの斜視図である。
図11は、図10に示した実施例の収縮した状態を図10と同様に示した図であ る。
図12は、図10に示した実施例の変形例を図10と同様に示した図である。
最初に、図1ないし図4に示す好適な実施例について言及すると、本願発明は、 喉頭のマスクユニットloと、喉頭のマスクユニット1oに設けられ、患者の口 12を通して装着される気道用チューブ11とを存する気道用システムの使用に おいて示される。
上記マスクユニット10は、概して前記の各米国特許に記載されているようなも のでよく、よって、ここでは詳細に記述される必要がないものである。このよう なマスクユニット10は、患者の口12と喉15を介して、喉頭蓋16を過ぎて 喉頭17に達し、外部からの自由な操作が容易な換気用の管として設定できる気 道用チューブ11に通じた管腔14を有する本体部13を含むことを述べること で十分である。
マスクlOの本体部13は、例えばシリコンゴムから調製すればよく、比較的硬 質に調製される。本体I3は、膨張可能なリングI8により囲まれており、その リング18は、概して長円形に形成され、実質的に単一平面にて本体13の周辺 部に結合されている。上記の膨張可能なリング18もまた、例えばシリコンゴム から調製すればよいが、望ましくは本体13に対して、比較的、軟質に、かつ、 柔軟に調製される。
膨張可能なリング18に対して空気を供給すると共に、リング18から空気を取 り出すことによりリング18を収縮されための手段として、外部から操作が容易 で柔軟なチューブ19が、患者へのマスクの挿入やマスクの除去のために設けら れている。
チューブ19に設けられたチェックパルプ手段21は、リング18における所定 の膨張状態や所定の収縮状態をそれぞれ保持するためのものであることは明らか である。
図1の装着位置では、リング18における突出しているが先の丸い先端2oは、 食道24の上部括約筋領域への進入限度を設定する下咽頭の底部の形状に沿うよ うに形成されている。
上記の膨張したリングは、喉頭の入口の周辺部のシールにより喉頭の入口の周囲 との当接によって上記入口を閉鎖し、このとき、気道用チューブ11の末端の軸 がリング18における平面に対して鋭角となり、かつ、喉頭の入口の軸の方向に 合わせるように気道用チューブ11が取り付けられており、よって、喉頭17と のみの直接的な気道形成にょる連通が可能となっている。
本願発明によれば、装置では、装着される際に、気道用チューブ11の一般的な 経路に沿うように排出用チューブ23が設けられており、このとき、気道用チュ ーブにおけるマスクの本体13に対するシールされた導入路と、上記のマスクの 末端近くにリングの内部への通路とが形成されている。
図2に示すように、気道用チューブ23の末端の開口は、リング18の末端の穴 の位置にてリング18における再進入した軟質な部分に対してシールされて取り 付けられており、チューブ23の取り付けでは、(a)チューブ23の末端が、 膨張時の上部括約筋領域内にて上部括約筋領域によって支持され、(b)チュー ブ23の末端23は、リングの18の末端であるが丸い末端の内側に短く入り込 んだ位置となるように形成されている。
言い換えると、上述した構造上の構成では、周辺部での連続的で柔軟な環状、ま たはリング18の末端の位置でのカフ形状部の形成が、柔軟ではあるがチューブ 23の末端の同心上での安定した支持により、上部括約筋領域の組織に対して周 辺全体のシールされた接合を確立している。
リング18の膨張した内部空間を通る排出用チューブ23の通路には、リング1 8が膨張するときと同等の圧縮圧力と、胃の産物の排出を排出する吸引のための 減圧とによる圧縮圧力とを合わせた合計の圧縮圧力が必然的にかかることから、 上記チューブ23は、上記の合計の圧縮圧力に応じて強化されるべき、または、 上記圧縮圧力に耐えるだけの構造上の強度を存するべきである。
このようなリング18とチューブ23との結合では、チューブ23として、内径 5−10mmで、細いステンレス鋼にて連続的にらせん状に強化された市販品の プラスチックチューブを用いて十分である。
上述のマスクと、排液法用ともいえる排出用チューブ230機能については、続 きの図である図5、図5A、図5Bからよりよく理解されるであろう。
図5では、リング18が十分に収縮しているときにマスクが患者に挿入されると 、マスクにおける太くて短い末端が前記の上部括約筋領域に挿入できる状態とな っており、上記のマスクと上記領域との間では完全にシールされた接合に至って いない状態となっている。
しかしながら、マスクが一旦挿入されたときに、好ましくは80から160mm Hgの圧力範囲内の膨張用の空気が、膨張/収縮チューブ19に対して導入され ると、装着されたマスクは、IIJ5Aに示すような外観、具体的にはこの時点 にてリング18が喉頭の入口の周囲とのシールされた接合を達成するだけではな く、マスクの末端の位置にてカフ形状部18’が膨張して、上記カフ形状部18 °に隣接する上部括約筋領域における組織に対し、マスクの周辺部の全体にわた って弾性的に適合させることにより上記組織と周辺部との間に予備的なシールさ れた接合が達成されるものである。
チューブ23が排気状態、つまりチューブ23の終端にて吸引装置(図示せず) による減圧が、食道内における減圧状態を招くと、膨張して略球状となったカフ 形状部18’の端部に対して隣接する上部括約筋領域の組織が変形して、図5B に示した関係のように、上記端部と上部括約筋領域とのシールされた接合の面積 を増加させることになる。
本願発明の使用に際しては次の使用方法が推奨される。小さな変位がバネ力によ り復元する簡素な提灯型の送風器(図示せず)を用い、最初に、その送風器をバ ネ力の復元力に抗して押しつぶして通常に膨張した送風器の内部から空気を排出 した後、そのように押しつぶされた状態の送風器をチューブ23における外部に 露出した端に結合し、続いて、バネ力に抗して押しつぶした力を解放して、送風 器のバネ力の復元力によってチューブ23に対する吸引を発生させる。
そのとき、送風器が、バネ力の復元力によって十分に膨張しない場合、マスクl Oが適切な位置に設置されていると判断される。その理由は、上記のようなとき 、食道が、喉頭の入口との間にて連通が確実にシールされているからである。
このようなシール動作を確実なものとするために、上記の送風器を連続的なモニ ターとして設置することが可能である。また、上記送風機の他の用い方として、 上記の送風器を、用いた吸引手段に局所的に接続して、上記吸引手段を適切にモ ニターおよび制御するように用いてもよい。
図6および図7に示す実施例は、図1ないし図5に示したものと同様の気道用の チューブ31を有し、また、比較的硬質な本体32を有している。上記本体32 の周辺部には、外部から操作できる膨張用のチューブ34を通して、選択的に膨 張されたり収縮されたりされる、軟質で柔軟なリング33が上記本体32を囲む ように設けられている。
胃の産物の排液および排出のための装置は、一対のチューブ35・36を含んで おり、そのような各チューブ35・36は、気道用のチューブ31に沿って設け られ、上記気道用のチューブ31によって支持されている。
各チューブ35・36は、本体とリング33の末端を通して延びる排出用の単一 のチューブ形状部37からの2又状の腕部であり、チューブ形状部37は、チュ ーブ形状部37の末端に対して、中心に穴が形成されたリング33の素材に重な り合うように再進入して包まれ、シールされて結合されることにより、マスク3 0の末端に短くて太いカフ状形成部38が確実に形成される。
図6および図7に示す実施例の動作および使用方法は、各チューブ35・36の 双方が外部にて十分な吸引動作を示す装置と接続された場合、前述した図1ない し図5に示した実施例と同様とすることができる。
代わりに、定常流をチューブ36から吸引することにより、図6の矢印35゛・ 36゛に示すように、チューブ35の外部端から進入する定常流を発生させるこ ともできる。これにより、上記定常流により前記チューブ形状部37に対して吸 引力が生じ、外部での収集、分析および/または廃棄のため、胃の産物を、単一 の中央通路となるチューブ形状部37に導入することができる。
さらに他の使用方法は、一方の分岐したチューブ36を、胃の産物を抽出するた めに連続的に吸引する間に、図示しないが、他方の分岐したチューブ35に、光 学または他の検査装置を環状にシールしながら導入し、カフ形状部38によって 確立されたシール部分に近接および隣接した前述の括約筋領域を検査することで ある。
図8および図9の実施例では、一対の気道用チューブ40・41が、湾曲し、か つ、それらの隣接する側面間にて適切に結合されて形成されており、膨張リング 44を有する単一の喉頭のマスク43の本体42に対し、前述と共通の方法にて 接続され、上記リング44に膨張/収縮用のチューブ接合部45が結合されてい る。
単一の排出用チューブは、各チューブ40・41の双方に、それらの長手方向に 沿って取り付けられており、前述した他の実施例と同様の方法にて、リング44 に対しシールされて導入され上記リング44を通る通路を有し、カフ形状部47 を形成することにより上部括約筋の内部に開口して上記上部括約筋とのソール状 態を確実に設定できるようになっている。
図8および図9に示す実施例の使用方法は、図1ないし図5に示した実施例中に 記載した使用方法と同様の方法を、下記の点を除いて用いることができる。その 点は、他の気道用チューブの追加は、一方の気道用チューブ41を通常の気道の 機能を提供する間に、他方の気道用チューブ40を通して光学的または他の検査 装置の設備を用いるような他の使用方法が可能となる。
さらに他の使用方法としては、麻酔を用いた状態において、新鮮な空気の通気の ためにチューブ40を用いることによって喉頭の位置に新鮮な空気を吹き込むこ とができる一方、他方のチューブ41を用いて不要なガス(二酸化炭素)を除去 することができる。このことから、二酸化炭素の低減を容易にできる。
図8および図9に示す実施例の構成は、さらに、3つのチューブ40・41・4 6が、図9の断面図に示すように、一度の押出成形により生産できるのでそれら 各チューブの内径を同一とすることができ、または特殊な適用方法を提供できる ように互いの各内径を所定の割合にすることができる。
また、同様の方法によって、図1ないし図5に示したチューブ11・23を、ま た、図6および図7に示したチューブ31・35・36を、単一の押出成形によ って形成することもできる。
上述した本願発明の各実施例は、次に述べる数多(の利点を付与できるものであ ることが理解されるだろう。なお、本願発明の利点は次に述べる利点に限定され るものではない。
(a)吐き戻された流動体は、マスクの末端、またはマスクの端部形状からの抵 抗無しにチューブ形状の部材27・37・46に直接通過するようにできる。
(b)排出用チューブの末端は、カフ形状部の末端内の中心となるように存在す るので、マスクまたはカフ形状部は、それらの膨張によって排出用チューブの末 端の開口の周囲にて周辺部全体を均一に膨張することになる。これにより、嘔吐 動作の状態においても、マスクの側面側の全体からの吐き戻された流動体のもれ を防止することができるので、上記流動体の喉頭に対する突発的なもれを生じる 機会を低減できる。
(C)患者の食道は、通常は閉じた状態となっている空洞を存するチューブであ る。排出用チューブの外側端に対して吸引することは、食道における上部括約筋 の位置を減圧下にし、隣接する組織の各体壁を共により一層しっかりと引きつけ ることにより、この括約筋領域に対する膨張による接合によって設定されたシー ル機能をさらに増強することができる。
この点は、麻酔された状態では、ある種の患者において、上記の括約筋が弛緩し て危険な程度に食道を閉塞している圧力が低下することにより、吐き戻しが生じ ることがあることによって重要な点となる。
(d)喉頭のマスクの挿入後、そのマスクの末端がどの位置に留まっているのか 不明なときがときときある。上記マスクの末端が望ましくない位置、例えば、喉 頭の開口にしばしば侵入して声帯に達することがあり、障害や外傷の原因となる 可能性がある。
排出用チューブに対する減圧の操作は、上記の(C)に述べた特徴点と同様に、 そのような状態において、テストとして作用させることができる。というのも、 そのような誤った位置へのマスクの先端の装着により、空気は気管から吸引され 、減圧下における迅速な圧力上昇に代えてガスの流れを生じることからマスクの 装着位置の正誤を検査するテストとすることができる。
このようなテストは、一般にWeeテストと呼ばれており、気管内用のチューブ が食道内に装着されたというような誤った位置に装着された場合のテストとして もう既に知られている。それゆえ、このようなテストの方法は、臨床医によって 容易に理解されるものである。
(e)喉頭のマスクは、一度、装着されると、加圧により肺の換気のために用い ることができる。しかしながら、この場合の危険性の一つに、喉頭のマスクの吹 き出し用チューブを通して気道に加わった過剰に高い圧力は、マスクと喉頭との 内だの接合部分においてもれを生じることがある。
このことが、結果として胃の段階的な膨張を招くことが知られており、また、換 気の効力を劣化させ、最終的には胃の内部圧力の上昇により、吐き戻しを誘発さ せることになる。
本願発明は、このような危険性を回避することができる。その理由は、排出用チ ューブが食道内の減圧下に設定でき、よってシール機能を増強できると共に、マ スクと喉頭との間の接合部からもれたガスを食道に入る前に排出用チューブを通 して吸い出すこともできるからである。
本願発明の不利な点は、十分に収縮したときでさえも、排出用チューブの末端の 存在によってマスクの先端がより球状に形成されることである。言い換えると、 このことは、外傷を生じることな(、また、喉頭への入口に向かって通過してい くことなく、マスクを挿入することが困難となることがある。
しかしながら、本願発明では、標準的な喉頭のマスクに代えて、ハンドルを有す る硬質なチューブを用いることにより、確実な挿入がより容易に達成するように なっている。なお、上記ハンドルについては、本出願人の国際出願(出願番号P CT/GB92100242、それに対応する米国特許出願No、 869,4 91)に記載された喉頭のマスクのハンドルを参照。
図1ないし図5に示した実施例では、気道用チューブ11は、適切に曲げたステ ンレス鋼からなるように、硬質であることが望ましく、ハンドル22は、気道用 チューブにおける外部に露出した端部に着脱自在に結合されている。このような 気道用チューブ11とハンドル22との組み合わせは、挿入されたマスクの末端 は、その前部側の各構造を確実に操作されて、上部括約筋領域に対して確実に挿 入をより保証するものとなっている。
本願発明の排液/排出の目的に、上述した喉頭のマスクを適合される場合、チュ ーブ23は、マスクの本体13の背面板、つまり後部側を通るようになっている 。上記本体13は、チューブ23を収容するようにスリットが都合に応じて成形 されていてもよく、また、代わりにチューブ23が本体13の一部となるように 一体成形されていてもよい。
このような湾曲した気道用チューブ11は、マスクの本体13に取り付けられ、 気道用チューブ11の後部側、つまり凸面状に湾曲した壁面に、上記排出用チュ ーブ23を支持するように都合に応じて適合させて形成されている。
このように装着された喉頭のマスクは、胃の産物を排出するための装置を有する と共に、末端がカフ状となった従来からの柔軟な気管内用チューブを正確に挿入 できるようにガイドして、マスクの管腔を通して喉頭の入口に同軸状に正確に合 わせて挿入するというさらに他の目的を提供できるものであることも本願発明の 特筆すべき点である。それは、続いて行われるカフ形状部の膨張が、マスクの使 用目的である肺への換気のだめの代用としての気管内チューブに対するシールを より確実なものとすることができるからである。
第2に、本願発明のより好適な実施例は、図1Oおよび図I+に示されており、 膨張可能な第2のカフ形状部としてのカフ50を加えた他は、図1ないし図4に 示した実施例と同一のものとすることができ、よって、図」0および図11に示 したカフ50の他の全ての部材は図1ないし図4のために記載されたものと同様 なものとすることができることから、当てはまる部材に対して同一の部材番号を 用いた。
カフ50は、図から明らかなように、マスクの本体13の長さ方向の1/3から 1/2までの適切な長さ方向の長さしを有している。カフ50は、マスクの本体 の長さ方向の両端の中間に位置して取り付けられている。カフ50は、排出用チ ューブ23の周囲を完全に囲んでいる。この排出用チューブ23は、マスクの本 体13に取り付けられた位置の周囲のどの側面も露出するようになっている。
図10では、カフ50へとの、カフ50からの膨張/収縮用の空気流は、小さな チューブ状の通路51によって供給され、その通路51は、排出用チューブ23 の内部にて局所的に統合されている。通路51は、52にて図示した位置にて、 マスクIOの膨張可能なリング18に対して通路51の末端が結合した出入口を 、53にて図示した位置にて、カフ50の内部空間に対して通路51の基端が結 合した出入口を存している。それゆえ、ライン19からの膨張用の空気と同じ圧 力が、リング18とカフ50とに同時に提供される。
マスクlOに対するカフ50の作製および取付は方法の一つとしては、最初に排 出用チューブ23の周囲に対して連続的に囲むようにカフ5oを仮に組み立てて おき、通路51と、カフ50の内部への出入口となる通路51の結合部位53と を完成させる。その後、仮の組立体23150をマスクの本体13の背面側に取 付け、通路51の出入口とな結合部位52は、膨張可能なリング18の内部空間 への取付けが完了される。チューブ23と本体13との隣接したコースに沿った 結合は、上記のように組み立てられたものを安定したものとする。
このような組み立て工程では、カフ50における本体13に立設する部分は押し 潰された状態となっているが、取り付けられたカフ5oはチューブ23の露出し て残った周面の回りに、大きな膨張可能な弧として残るものとなる。
望ましくは、カフ50の材料は、リング18の材料よりも、厚みが薄くまたは柔 軟な材料からなっており、よって、リング18より柔軟に種々の形状に順応する ものとなっている。
カフ50とリング18との間の材料間における柔軟さの割合の程度は、図11に 示されており、マスクが膨張していない状態において、カフ50のしわや重なり 具合(図中、50°にて示すように)は、リング18のしわや重なり具合(図中 、18′にて示すように)より極めて薄く、また狭いものであることが判る。
このことから、膨張していない状態のカフ50の容積は実質的にゼロであり、本 願発明によって処置された患者にとって、図11に示す構造のものを挿入したり 取り出したりすることは、図1ないし図4に示した構造のものにおける同様な使 用のときと無視できるぐらいの小さな違いしか示さない。
さらに、図10および図11の装置の膨張は、図1ないし図4に示した構成の作 用の記載と同様に患者に挿入されると、喉頭の入口の周囲に対するマスクのリン グ18の周辺部のシール効果を極めて改善できるものとなっている。
このようなシール効果は、図1ないし図4に示した実施例に対して同様なシール 効果を発揮させた場合と比較した場合、十分に低い膨張圧力にて同様に達成され ている。具体的には、図1Oおよび図11の実施例のために、今までのところ、 実験的に確立された最も適切なカフ内部の膨張時の圧力は、約62 c mHz  Oであり、図1ないし図4に示した実施例に対して同様なシール効果を発揮さ せた場合の膨張時の圧力である80から+ 60mmHgに対して十分に小さな ものであることが判る。
図1Oおよび図11に示す実施例から判る改善点は、短い説明にて明らかにでき る。そのような説明では、図1ないし図4では18にて示されているように、ま た前述の各特許中に示されているように、以前の膨張可能なリングの構造との比 較を含む必要が当然ながらある。
以前の構造では、喉頭のマスクのリングの膨張は、喉頭の入口でのリングの周囲 の空間が膨張しているが、マスクにおける比較的固い本体の後部側、つまり背面 板は、はとんど曲がらない状態を維持しながら、患者の喉の後部に対して押し付 けられる。
図1ないし図4では23にて示したように、排出用のチューブが加えられると、 その排出用のチューブは、上記の背面板と喉との間にくさび状に挟まれるた状態 となり、このことがさらに発生するかもしれない不快感や外傷のおそれを増加さ せる。特に長期間の使用時に上記のおそれを増加させる。
第2のカフ50(図10およびlff1l I)を用いることによって、外傷の 可能性が十分に低減される。その理由は、膨張圧力が低くなることからだけでは なく、咽頭の後部側の体壁に対して、カフ50によって付与される圧力が分散さ れ、柔軟な感触どなる表面部位が、その固有の性質として、後部側の体壁におけ る関係する部位に対してクッションの働きをし、排出用チューブ(23)が咽喉 の後部側の体壁に対して接触することを回避することからでもある。
一般に、前述したマスクの膨張可能なリング18を、カフ50無しにて用いた場 合、ガスが肺に2kPa (20cmH* O)を越える圧力にて注入されると リークを生しることが考えられる。本出願人は、上記のようなリークの発生場所 が、マスクのリング18の長さ方向のほぼ中間地点の、前部側から観測したとき マスクの両側部または何方か一方の側部であることを確認した。なお、前部側か ら見たときの側部とは図10にて示すことができる。そのようなリークの発生場 所は図10における矢印55の先端によっておおよそ指摘される。
このようなリークの可能な概して共通の位置が存在することから、上記の新たな 、柔軟で、形状への順応し易い膨張可能なカフ50は、マスクの背面側に、かつ 、マスクと同様な長さ方向での位置に取り付けられている。これにより、カフ5 0は、膨張したときに喉頭のマスク10を前方へ推進し、マスクlOのリング1 8をリークを防止できる最も有利な位置に設定できるものとなる。
図1Oおよび図11に示した構造のさらなる利点は、喉頭の入口に対するリング の周辺部てのシールされた接合が十分に低い膨張圧力にて可能となるという知見 である。
リング18は不可避的にカフ50の隔壁の厚さより厚く形成されている。この理 由は、使用時に、呼吸困難の原因となる、リング18の隔壁の偶発的なヘルニア 形成(herniation)を確実に防止する必要性からである。それゆえ、 膨張に必要な圧力の低下は、リング18の隔壁のヘルニア形成が発生する機会を 極めて低減する。
このような場合、カフ50の隔壁の厚さを、リングの隔壁の厚さより十分に薄く 成形することが望ましく、例えば、カフ50の隔壁の厚さを、リングの隔壁の厚 さに対して、3分の1から2分の1までの厚さに設定する。これは、カフ50の 隔壁に生じたヘルニア形成が生じた結果は、リング18の隔壁にヘルニア形成が 生じた場合と比べて何ら問題とならないからである。
その上、カフ50に対して、より薄い形成された隔壁からなる、言い換えるとよ り順応性の高い材料を用いることによって、カフ50はより容易に膨張し、マス クを前部側へ押し付けて変位させることができ、これにより、膨張圧力が最大と なる前に、喉頭における平面的な周辺に対して増強されたシール機能という結果 が得られ。
リング18にかけることのできる高い圧力は、麻酔中、麻酔ガスの吸収によって 、食道における反射的な弛緩を引き起こすことができて、嘔吐をより起こし易( する。薄いことからより屈伏し易い材料からなるカフ50は、圧力を制限するシ ステムとして作用し、リングI8において上述のような高い圧力に達することを 防止するものとなっている。
図1Oおよび図11の構造のさらなる利点として、リング18内における膨張圧 力を軽減することにより、リング18を、喉頭における複雑な外形を有する周辺 部をぴんと張ったように延ばす代わりに、上記周辺部に対してより密着させるよ うに合致させることが可能となる。このような状況では、高い圧力点に達するこ とを回避し、リング18の内部圧力と喉頭の入口のシール圧力とのより好ましい 圧力の割合が得られる。
カフ50を用いた上記実施例に対して、本出願人が前もって行った実験では、リ ング18の内部圧力が60cmHtOに対して、32 c mHz Oとなる平 均のリーク発生圧力を示し、これに対する比較として、カフ5oを用いない場合 、同様にリーク発生圧力を調べたところ、同様のリング18の内部圧力に対して 平均のリーク発生圧力が18 c m H20となることを示した。
図12の実施例は、21にて示したものとライン19とからなり、リング18を 膨張させるために設けられた装置と別個の装置が、リング18から離れた位置に 個別の装置がカフ50を膨張させるために21’にて示したものとライン19°  とから設けられた特徴点のみにおいて、図10および図11に示した実施例と 異なっている。
このような特徴点は、リング18において異なる各膨張圧力を選択することによ り、リング18での柔軟性の程度を可能なかぎり最適なものに設定すると共に、 同様に、カフ50に対して最適な柔軟性を別々に設定することから理解されるだ ろう。図12の他の特徴点は図10および図11の実施例に対する記載と同様で ある。
図100図11および図12の各構造におけ前述したシール機能の全ての利点は 、食道の入口の上部括約筋領域に対する排出用のシールの接合を劣化させること なく達成される。
図1ないし図5の実施例では、気道用チューブ11は操作用のハンドルの使用す るために望ましい堅さのものであることを前述したが、そのような相対的な堅さ が本願発明の全ての実施例において望ましいものであることは明らかである。
そして、2つのチューブ11・23は、互いに隣接する湾曲した部位に沿ってシ リコン系接着剤を用いる場合のように、湾曲して互いに隣接して沿い重なり合う ように接着により結合され、上記各チューブにおける双方の各中心軸が同一平面 上となるよう設定されており、十分な堅さが、2つの湾曲した各チューブの接着 による結合、それゆえ重なり合った組立物において達成することができ、必ずし も金属による強化を加える必要がない。
補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の8)平成7年 1月23日Q歓

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.人工的な気道用の装置は患者の肺の換気を助成するためのものであって、気 道用チューブと、排出用チューブと、上記各チューブの一端に設けられた喉頭の マスクとを含み、上記マスクは、柔軟な材料からなり、上記気道用チューブの末 端での上記気迫用チューブの軸に対して傾いたほぼ単一な平面となり、基端から 末端に向かって延びた概して長円形状の第1の膨張可能なカフ形状部と、上記の 平面の後部側に上記マスクによって支持された第2の膨張可能なカフ形状部とを 有し、上記マスクは、各カフ形状部の膨張が、(1)喉頭の入口の周辺部の全体 に対してのみ気道用チューブのためのシールを形成し、(2)咽頭の後部側の体 壁とマスクの後部側との間で上記第2のカフ形状部を介して緩衝作用を確立する ように配置され、上記のカフ形状部の末端は、上記マスクが喉頭の入口に対して 気道用チューブをシールするための位置に定められたとき、食道の上部括約筋領 域の位置にて食道と接合することにより上記装置の進入および挿入位置が設定さ れるようになっており、前記排出用チューブは、第1のカフ形状部の末端に対し て軸方向に短く入った位置にて同軸状な末端開口を有し、さらに、上記各カフ形 状部を選択的に膨張/収縮装置を行うための上記各カフ形状部と連通する膨張用 通路手段を含み、上記膨張用通路手段によって、(1)上記気道用チューブを喉 頭の入口に対してのみ連通するためにシールし、(2)咽頭の後部側の体壁と、 それに対応する上記マスクとの間を緩衝し、(3)排出用チューブを上記括約筋 領域に対してのみシールし、その結果、膨張後に食道の括約筋領域に関してシー ルされた排出用チューブによる排気のときに、隣接する食道の組織が局所的に導 入されるように変形することにより膨張したカフ形状部に対する上記組織のシー ルされる接合が増強され、これにより、胃から排出された産物を、上記排出用チ ューブにのみ通すことができ、よって、胃からの喉頭の入口へのもれを生じる機 会を低減する。
  2. 2.人工的な気道用の装置は、患者の肺の換気を助成するためのものであって、 気道用チューブと、排出用チューブと、上記各チユーブの一端に設けられた喉頭 のマスクとを含み、上記マスクは、基端から末端に向かって延びた概して長円形 の形状で、ほぼ単一な平面となり、上記マスクの形状は、喉頭の入口の周囲の全 体で支持されるように適合されており、喉頭の入口の周囲全体で支持されたとき に、上記気道用チューブの末端を上記平面に対して角度を付け、かつ、喉頭の入 口の軸とほぼ直線状となるように設定され、上記マスクの末端は、上記マスクが 気迫用チューブを食道の入口の軸と直線状に合わせた位置に設定されると、食道 の上部括約筋領域に接合することにより挿入されて固定された位置が設定される ように形成された第1の膨張可能なカフ形状部を有し、上記排出用チューブは、 第1のカフ形状部の末端に対して軸方向に短く入った位置にて同軸状な末端開口 を有し、さらに、上記の平面の後部側に上記マスクによって支持された第2の膨 張可能なカフ形状部と、上記各カフ形状部と連通する膨張用通路手段とを含む。
  3. 3.人工的な気道用の装置は患者の肺の換気を助成するためのものであって、気 道用チューブと、吸引用チューブと、上記各チューブの一端に設けられた喉頭の マスクとを含み、上記マスクは、基端と末端とを有し、患者の喉頭の入口の周辺 部全体のみに対する気道用チューブのシールを形成するように形成され、上記の 末端は、上記マスクが気道用チューブを喉頭の入口に対してシールされた状態に 配置されたときに、食道の上部括約筋領域の入口において上記装置の導入と挿入 位置が設定されるように形成され、上記排出用チューブは、マスクの末端に対し て軸方向に短く入った位置にて同軸状な末端開口を有し、上記マスクの末端は、 排出用チューブに対する上部括約筋領域の周辺的にシールされた接合のための膨 張可能で柔軟な第1のカフ形状部を有し、それゆえ、マスクの前部側に喉頭の入 口にのみ連通する気道用チューブのためのマスクを介した通路を露出させており 、一方、マスクの後部側を咽頭における後部側の体壁に対して露出されており、 さらに、上記マスクの後部側にて支持され、咽頭における後部側の体壁に対して 膨張した快感で接合する第2の膨張可能なカフ形状部と、上記各カフ形状部と連 通する膨張用通路手段とを含む。
  4. 4.請求項3に記載された人工的な気道用の装置であって、喉頭のマスクは喉頭 の入口の周囲全体に対するシールを確立するための膨張可能なリングを含み、第 1の膨張可能なカフ形状部は、喉頭のマスクの膨張可能なリングの末端部分であ る。
  5. 5.人工的な気道用の装置は患者の肺の換気を助成するためのものであって、気 道用チューブと、上記チューブの一端に設けられた喉頭のマスクとを含み、上記 マスクは、柔軟な材料からなり、上記気道用チューブの末端での上記気道用チュ ーブの軸に対して傾いたほぼ単一な平面となり、基端から末端に向かって延びた 概して長円形状の第1の膨張可能なカフ形状部と、上記の平面の後部側に、上記 の基端と末端との中間領域における上記マスクの末端側によって支持された第2 の膨張可能なカフ形状部と、上記の双方の膨張可能なカフ形状部に連通する膨張 用通路手段とを食む。
  6. 6.請求項5に記載された人工的な気道用の装置であって、第1の膨張可能なカ フ形状部の隔壁の厚さは、第2の膨張可能なカフ形状部の隔壁の厚さより大きい
  7. 7.請求項6に記載された人工的な気道用の装置であって、第1の膨張可能なカ フ形状部の隔壁の厚さが、第2の膨張可能なカフ形状部の隔壁の厚さを越える程 度は、2:1から3:1までの範囲内である。
  8. 8.請求項5から7のどれか一つに記載された人工的な気道用の装置であって、 第2の膨張可能なカフ形状部の隔壁は、第1の膨張可能なカフ形状部の隔壁より 順応性に富んでいる。
  9. 9.請求項1から8のどれか一つに記載された人工的な気道用の装置であって、 膨張用通路手段は、マスクに連結された柔軟な単一のチューブである。
  10. 10.請求項1から8のどれか一つに記載された人工的な気道用の装置であって 、膨張用通路手段は、第1と第2のカフ形状部に対して個々の独立して接続され る第1と第2の柔軟な各チューブを含む。
  11. 11.人工的な気道用の装置は、患者の肺の換気を助成するためのものであって 、気道用チューブと、排出用チューブと、上記各チューブの一端に設けられた喉 頭のマスクとを含み、上記マスクは、柔軟な材料からなり、膨張可能な環状のカ フを、単一な平面となる概して長円形状の状態にて含み、上記の概して長円形状 は、上記のカフの気道用チューブとの結合点となる基端から、上記カフの末端に 向かって延びた長軸を有し、上記の単一の平面は、マスクに対する結合位置での 上記気道用チューブの軸に対して傾いた状態であり、上記マスクは、膨張したと きに、喉頭の入口の周辺部の全体に対してのみ気道用チューブのためのシールを 形成する形状になっており、収縮した状態での上記カフの末端は、上記マスクが 喉頭の入口に対して気道用チューブをシールするための位置に定められたときに 食道の上部括約筋領域の位置にて食道と接合することにより上記装置の進入およ び挿入位置が設定されるようになっており、上記の排出用チューブは、上記カフ の部分の内側にてシールされた通路を有し、かつ、(a)周辺部にてシールされ 、(b)上記カフの末端の膨張可能な材料により囲まれた末端開口を有し、さら に、カフの選択的な膨張/収縮操作のための膨張可能な上記カフに連通する第3 のチューブを含み、かつ、(1)喉頭の入口とのみ連通するために気道用チュー ブをシールし、(2)上部括約筋領域に対してのみ排出用チューブを周辺的にシ ールするための手段を含み、それにより、カフの膨張によって食道の上部括約筋 領域に対する周辺的なシールされた関係となった後の排出用チューブの排気によ って、隣接する食道の組織は、局所的な変位が誘引されて膨張したカフに対する シールの接合が増強され、これにより、胃から排出された産物を、上記排出用チ ューブにのみ通すことができ、よって、胃からの喉頭の入口へのもれを生じる機 会を低減する。
  12. 12.人工的な気道用の装置は、患者の肺の換気を助成するためのものであって 、気道用チューブと、排出用チューブと、上記各チューブの一端に設けられた喉 頭のマスクとを含み、上記マスクは、単一な平面となる概して長円形の形状のも のであり、上記の概して長円形の形状は、上記のカフの気道用チューブとの結合 点となる基端から、上記カフの末端に向かって延びた長軸を有し、上記の単一の 平面は、マスクに対する結合位置での上記気道用チューブの軸に対して傾いた状 態であり、上記マスクの形状は、周辺的にシールされた状態にて喉頭の入口の周 囲の全体で支持されるように適合されており、喉頭の入口の周囲全体で支持され たときに、上記気道用チューブの末端を上記平面に対して角度を有し、かつ、喉 頭の入口の軸とほぼ直線状となるように設定され、上記マスクの末端は、上記マ スクが気道用チューブを食道の入口の軸と直線状に合わせた位置に設定されると 、食道の上部括約筋領域に接合することにより挿入されて固定された位置が設定 されるように形成された柔軟な材料からなる膨張可能なカフ形状部を有し、上記 排出用チューブは、カフ形状部の一部の内側にシールされた通路を有し、かつ、 (a)周辺部にてシールされ、(b)上記カフの末端の膨張可能な材料により囲 まれた末端開口を有し、さらに、カフの選択的な膨張/収縮操作のための膨張可 能な上記カフに連通する第3のチューブを有する手段を含み、それにより、カフ の膨張によって食道の上部括約筋領域に対する周辺的なシールされた関係となっ た後の排出用チューブの排気によって、隣接する食道の組織は、局所的な変位が 誘引されて膨張したカフに対するシールの接合が増強され、これにより、胃から 排出された産物を、上記排出用チューブにのみ通すことができ、よって、胃から の喉頭の入口へのもれを生じる機会を低減する。
  13. 13.請求項1から12のどれか一つに記載された人工的な気道用の装置であっ て、気道用チューブは、相対的に硬質であり、患者の気道に沿って湾曲した状態 となっている。
  14. 14.人工的な気迫用の装置は、患者の肺の換気を助成するためのものであって 、気道用チューブと、吸引用チューブと、上記各チューブの一端に設けられた喉 頭のマスクとを含み、上記マスクは、ほぼ単一な平面の状態で、患者の喉頭の入 口の周辺の全体にて気道用チューブのシールを形成するように形成され、上記マ スクは、上記平面において対称となり、上記のマスクの気道用チューブとの結合 点となる基端から、上記マスクの末端に向かって延びた長軸を有し、上記の単一 の平面は、マスクに対する結合位置での上記気道用チューブの軸に対して傾いた 状態であり、上記マスクの末端は、上記マスクが気道用チューブを喉頭の入口を シールする位置に設定されると、食道の上部括約筋領域の入口の内側にて挿入さ れて固定された位置が設定されるように形成されており、上記排出用チューブは 、カフ形状部の一部の内側にシールされた通路を有し、かつ、周辺部にてシール され、上記マスクの末端でのカフの膨張可能な材料により囲まれた末端開口を有 し、さらに、上部括約筋領域への入口に対する周辺的なシールによる接合を形成 するカフ形状部の選択的な膨張のために上記カフ形状部に連通する第3のチュー ブを有する手段を含み、それにより、カフの膨張によって食道の上部括約筋領域 に対する周辺的なシールされた関係となった後の排出用チューブの排気によって 、隣接する食道の組織は、局所的な変位が誘引されて膨張したカフに対するシー ルの接合が増強され、これにより、胃から排出された産物を、上記排出用チュー ブにのみ通すことができ、よって、胃からの喉頭の入口へのもれを生じる機会を 低減する。
  15. 15.請求項14に記載された人工的な気道用の装置であって、喉頭のマスクは 喉頭の入口の周囲全体のシールを確立するための膨張可能なリングを含み、膨張 多能なカフ形状部は、喉頭のマスクの膨張可能なリングの一部である。
  16. 16.請求項1から15のどれか一つに記載された人工的な気道用の装置であっ て、気道用チューブは、相対的に硬質であり、患者の気道に沿って湾曲した状態 となっており、さらに、気道用チューブのヤスクから遠い方の端に取り付けられ 、外部に突出し、十分に硬質なハンドル部分を含む。
  17. 17.請求項1から16のどれか一つに記載された人工的な気道用の装置であっ て、気道用チューブは、相対的に硬質であり、患者の気道に沿って湾曲した状態 となっており、さらに、気道用チューブのマスクから遠い方の端に着脱自在に結 合され、外部に突出し、十分に硬質なハンドル部分を含む。
  18. 18.請求項1から17のどれか一つに記載された人工的な気道用の装置であっ て、気道用チューブは、相対的に硬質であり、患者の気道に沿って湾曲した状態 となっており、気道用チューブの内径は、選択に応じて膨張可能でカフが形成さ れた気管内用チューブの挿入に適応してガイドし、上記気管内用チューブの膨張 可能なカフは、マスクを越えた末端位置にて喉頭の入口に対するカフによる選択 的な挿管およびシールの接合のために、マスクを通過して挿入可能となっている 。
  19. 19.請求項1、2または3に記載された人工的な気道用の装置であって、排出 用チューブは、少なくともカフの膨張の領域内にて、周辺的に強化されており、 これにより、カフの膨張によって排出用チューブが潰れることが回避される。
  20. 20.請求項1から19のどれか一つに記載された人工的な気道用の装置であっ て、さらに、第2の排出用チューブを含み、2つの排出用チューブは、気道用チ ューブに対して角をなした位置に合わせて形成され、末端開口を有する単一のチ ューブを構成するためにマスクの位置にて互いに結合されている。
  21. 21.請求項1から20のどれか一つに記載された人工的な気道用の装置であっ て、さらに、第2の気道用チューブを含み、2つの気道用チューブは、互いに側 面にて隣接し、喉頭の入口の軸に対してほぼ同軸となるように合わせた単一の末 端の気道用の通路を構成するためにマスクの位置にて互いに結合されている。
  22. 22.請求項1から21のどれか一つに記載された人工的な気道用の装置であっ て、排出用チューブは、少なくともカフの膨張の領域内にて、周辺的に強化され ており、これにより、カフの膨張によって排出用チューブが潰れることが回避さ れる。
  23. 23.人工的な気道用の装置を装着する方法は、患者の肺の換気を助成するため のものであって、上記方法は、 (a)気道用チューブの末端に膨張可能でシールされた喉頭のマスクを用意し、 上記マスクでは、第1の膨張可能なカフ形状部はマスクの後部側にて支持され、 マスクの末端は食道の上部括約筋領域に対してシールされた接合のための膨張可 能なカフ形状部を含み、排出用チューブはカフ形状部の内部にて末端となる末端 開口を有し、 (b)上記装置を、収縮状態にて、挿入し、食道の上部括約筋領域にマスクの末 端を位置させ、上記マスクは喉頭の入口の周囲の全体を支持する位置であり、上 記マスクの後部側は咽頭の後部側の体壁に対して対面する状態であり、(c)上 記の双方のカフ形状部を、咽頭の後部側の体壁に対応する位置に緩衝作用をもた らすと共に、食道の上部括約筋領域の内側にて排出用チューブのカフによるシー ルを確立するために膨張させ、(d)排出用チューブに対して減圧による吸引を 行うことにより、上部括約筋領域の組織に対してカフの形成によるシール作用を 増強する各工程を含む。
  24. 24.人工的な気道用の装置を装着する方法は、患者の肺の換気を助成するため のものであって、上記方法は、 (a)気道用チューブの末端に設けられた喉頭のマスクを用意し、上記マスクで は、マスクの末端が食道の上部括約筋領域に接合したときに、喉頭の入口に対し て気道用チューブの末端が合うように喉頭の入口の周囲全体で支持するために適 合してなっており、かつ、第1の膨張可能なカフ形状部は、喉頭の入口に対する 気道用チューブの位置合わせが達成されたときに、マスクの末端位置にて上部括 約筋領域の内側に接合し、かつ、第2の膨張可能なカフ形状部は、マスクの後部 側に支持され、咽頭の後部側とマスクとの間にて膨張によって挟まれ浮かんだ状 態となっており、かつ、排出用チューブは、カフ形状部の内側にて末端となる末 端開口を有し、 (b)上記装置を、収縮状態にて、挿入し、食道の上部括約筋領域にマスクの末 端を位置させ、上記マスクは喉頭の入口の周囲の全体を支持する位置であり、( c)上記の双方のカフ形状部を、食道の上部括約筋領域の内側にて排出用チュー ブのカフによるシールを確立すると共に、咽頭の後部側の体壁に対応する位置に 緩衝作用を確立するために膨張させ、喉頭の入口に対するマスクの押圧力を高め 、 (d)排出用チューブに対して減圧による吸引を行うことにより、上部括約筋領 域の組織に対してカフの形成によるシール作用を増強する各工程を含む。
  25. 25.患者の肺の換気を助成するための方法であって、上記方法は、(a)人工 的な気道用の装置を用意し、上記装置は、気道用チューブの末端に膨張可能でシ ールされた喉頭のマスクを含み、上記マスクは、食道の上部括約筋領域に対して シールされた接合のための膨張可能なカフ形状部と、カフ形状部の内側にてシー ルされた通路を有し、かつ、カフ形状部の末端の膨張可能な材料により囲まれ、 上記末端に対してシールされている末端開口を有する排出用チューブとを含み、 (b)上記装置を、収縮状態にて、挿入し、食道の括約筋領域にマスクの末端を 位置させ、上記マスクを喉頭の入口の周囲の全体を支持するように位置させ、( c)上記のマスクおよびカフ形状部を、喉頭の入口の周囲全体にマスクのシール と、食道の上部括約筋領域の内側にて、上記の上部括約筋領域に対する排出用チ ューブのカフによるシールとを確立するために膨張させ、(d)排出用チューブ に対して減圧による吸引を接続することにより、上部括約筋領域の組織に対して カフの形成によるシール作用を増強する各工程を含む。
  26. 26.患者の肺の換気を助成するための方法であって、上記方法は、(a)人工 的な気道用の装置を用意し、上記装置は、気道用チューブの末端に膨張可能でシ ールされた喉頭のマスクを含み、上記マスクは、気道用チューブの端と接合する 基端を有し、上記マスクは、末端を有し、かつ、上記マスクの末端が食道の上部 括約筋領域に対して接合するときに喉頭の入口に対する気道用チューブの接合端 を合わせるように喉頭の入口の周囲全体を支持するために適合して形成され、マ スクの末端位置にて、喉頭の入口に対する気道用チューブの位置合わせが達成さ れたときに上部括約筋領域の内側に接合する膨張可能なカフ形状部を有し、さら に、(i)カフ形状部の内側にてシールされた通路を有し、(ii)マスクの末 端位置でのカフ形状部の膨張可能な材料により囲まれ、上記末端に対してシール されている末端開口を有する排出用チューブを含み、(b)上記装置を、収縮状 態にて、挿入し、食道の括約筋領域にマスクの末端を位置させ、上記マスクを喉 頭の入口の周囲の全体を支持するように位置させ、(c)上記のカフ形状部を、 食道の上部括約筋領域の内側にて、上記の上部括約筋領域に対する排出用チュー ブのカフによるシールを確立するために膨張させ(d)排出用チューブに対して 減圧による吸引を接続することにより、上部括約筋領域の組織に対してカフの形 成によるシール作用を増強する各工程を含む。
  27. 27.請求項23から26の何れか一つに記載の方法であって、所定の減圧のレ ベルにて保持されていることを確認するための吸引圧力を観察するステップをさ らに含み、これにより、食道に対するシール作用が完全であることを確認する。
  28. 28.請求項23から27の何れか一つに記載の方法であって、気道用チューブ を介した肺の換気を継続するために、排出用チューブにおける所定の減圧レベル を維持するステップをさらに含む。
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