JPH07509150A - 手術用ドレープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 手術用ドレープ 本発明は、吸収性のあるシートとそれに張付けられた流体不浸透性のシートとを 有する手術用ドレープに関する。

本出願人は、３枚シート積層の手術用ドレープを、クリニドレープ（登録商標） の名称で小売りしている。この積層は、不織布材料でできた液体吸収性のある頂 部シートと、ポリエチレンでできた流体不浸透性の中間シートと、セルロースを 詰めた吸収性のある底部シートを有する。頂部シートの目的は、手術創から出て くる血液およびその他の流体を吸収し、全体として被手術者と手術室の汚染を防 ぐことである。前記中間シートは患者と手術側流域との間で流体により運ばれた バクテリアが移動するのを防ぐ障壁を形成し、ドレープの下側のセルロースを詰 めた層は、汗を吸収し、患者の皮膚と前記中間シートとが直接接触するのを防ぐ ことによって、患者の快適さを増すように意図されたものである。

クリニドレープは手術用ドレープに関する要求事項を極めてよく満たすが、その 構造が比較的複雑なために容易に折りたたんで提供することができず、またこの 手術用ドレープにとってかわられた織布材料の手術用ドレープよりも柔らかさが 少なく感じられる。

本発明の目的は、クリニドレープと同じかあるいはそれ以上に良好な特性を有す る、より単純な構造の手術用ドレープを提供することであり、このことは頂部供 することができる。

のドレープ表面に突起が設けられていることを特徴とする。クリニドレープと同 様に、そのような手術用ドレープは絶対的な障壁特性を有している。さらに、そ のような手術用ドレープは、患者の皮膚に対して突起の底部だけが位置し、従っ て皮膚とドレープとの間に良好な空気循環が得られるので、患者の快適さは良好 浸透性のシートはポリエチレンの膜を有する。好ましい変形例においては、流体 不浸透性のシートは空気浸透性があり、このことは実施例において、細孔状のプ ラスチック膜を用いることによって好適に達成される。

本発明の例示例について添付図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の１つの実施例に関して構成された手術用ドレープの部分底面図 である。

第２図は第１図の■−■線での断面図である。

図示した手術用ドレープは吸収性のある頂部シート１と底部の流体不浸透性シー ト２とを有し、後者はドレープを用いる時に患者の皮膚に最も近くぽ位置してい る。頂部シートｌは、好ましくは、不織布材料でできており、また好適には、ス パンレース材料でできており、これは伸長させることができるので、プラスチッ ク膜、例えば、底部の流体不浸透性シート２が好ましくは含有しているポリエチ レン膜と極めて良く共同作用する。前記スパンレース材料の強度は、頂部シート ｌにドレープに必要とされる全ての強度を与えることを可能にし、従ってプラス チック膜は明らかに荷重を受け持つ必要がなくなる。

流体不浸透性シート２の下面全体にはカップ形状の突起３が設けられている。

これによって、ドレープを使用する時に患者の皮膚と接触するようになるのは前 記突起３の底部だけなので、この前記突起３が、皮膚と接触するプラスチック膜 の表面積を大きく減少させる。さらに、空気が、ドレープの下面における前記突 起３間を循環することができ、ドレープは患者によって非常に快適に感じられる 。

患者ｆ中−目４共用いられるプラスチック膜が細孔膜である場合、即ち、流体不 浸透性ではあるが空気浸透性のある場合には、患者の快適さはさらに増す。

各々の突起３はキャビティーすなわち空間４を有し、その中には手術創によって 放出された流体を集めることができる。従って、本発明による手術用ドレープは クリニドレープよりも大きな吸収性を有している。

前述した種類の手術用ドレープは、プラスチック材料を、全ての周辺表面にわた って配置されたカップ型の、空気浸透性のあるモールドを有したロールすなわち シリンダーの上へ直接的に押出し、そして次に前記モールドの下側に強い下向き の圧力を加え、それによってプラスチック膜に突起３を真空形成することによっ て都合よく製作される。このプラスチック膜には、突起３を形成した直後で、か つプラスチック膜が冷却される前（プラスチック膜には補足的な加熱プロセスを 施す必要があるかもしれない）に不織布材料が張り付けられ、突起の外側に位置 しているプラスチック膜の部分と結合される。

前記突起３が、第１図および第２図に示される円錐台形以外の形を有していても よいことがわかるであろう。例えば、前記突起３は半円球形状、あるいは部分円 球形状、ピラミッド形状、円筒形状、立方体形状などになっていてもよい。皮膚 と接触する表面積を減少させ、空気循環を改良することによって患者の快適さめ にカップ形状のキャビティーを有している必要はない。

する部分によって分離された突起３の型を設けることができる。しかしながら、 突起３の型が実質的にドレープ領域の全体にわたって拡大することは好ましい。

１つの例外は、患者の皮膚に縛りつけようとして、接着剤をこの端部に備えたド レープの部分であることが見い出された。前述の部分におけるドレープの２つの ノート間をよりしっかりと接着するために、これらの部分には、好ましくは、突 起３は存在しない。このことによって、ドレープを患者から取外すときに、ドレ ープのシート間の接着を破壊する危険性なしに、より強力な接着剤を用いること が可能である。ドレープのこれらの部分は傷領域の周りに適用されるので、傷か ら出る流体がドレープの下側へ入り込んだり浸み出したりする危険性を減少させ る。現在、一般的に用いられているこれらの手術用ドレープにおいては、ドレー プのエツジ部分、あるいは接着剤を塗付されたドレープの凹所の周囲領域は、特 別な外科手術のためのものである。

このように、本発明は、クリニドレープよりも単純な構造になっているのにもか かわらず、クリニドレープと同じか、あるいはそれ以上の良好な機能的特性を有 し、かつ単に２つのシートからできているので、クリニドレープよりも簡単に折 りたたんで提供することのできる手術用ドレープを提供する。

補正書の写しく８訳文）提出書（特許法第１８４条の８）平成７年１月６日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．吸収性のあるシート（１）と、それに張り付けられた流体不浸透性のシート （２）とを具備した手術用ドレープにおいて、前記流体不浸性のシート（２）に は、前記吸収性のあるシート（１）から離れて位置する方のドレープ表面に突起 （３）が設けられていることを特徴とする手術用ドレープ。 ２．前記突起（３）がカップ形状になっていることを特徴とする請求項１記載の 手術用ドレープ。 ３．前記吸収性のあるシート（１）が不織布材料でできていることを特徴とする 請求項１または請求項２記載の手術用ドレープ。 ４．前記不織布材料（１）がスパンレース材料であることを特徴とする請求項３ 記載の手術用ドレープ。 ５．前記流体不浸透性のシート（２）がプラスチック膜でできていることを特徴 とする請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の手術用ドレープ。 ６．前記プラスチック膜がポリエチレンでできていることを特徴とする請求項５ 記載の手術用ドレープ。 ７．前記流体不浸性のシート（２）が空気浸透性を有することを徴とする請求項 １から請求項６のいずれか１項に記載の手術用ドレープ。 ８．前記流体不浸透性のシート（２）の、前記吸収性のあるシート（１）から離 れた方の表面において接着剤の層を含む部分には、前記ドレープが突起を有して いないことを特徴とする請求項１から請求項７のいずれか１項に記載の手術用ド レープ。