JPH07508748A - ヒト白血球エラスターゼに対する阻害剤としてのフッ素含有ジペプチド - Google Patents

ヒト白血球エラスターゼに対する阻害剤としてのフッ素含有ジペプチド

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JPH07508748A JP6503080A JP50308094A JPH07508748A JP H07508748 A JPH07508748 A JP H07508748A JP 6503080 A JP6503080 A JP 6503080A JP 50308094 A JP50308094 A JP 50308094A JP H07508748 A JPH07508748 A JP H07508748A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 式 本発明によると、式■ (式は、ローマ数字によって示す他の式と共に、実施例 ヒト エラスターゼに文するトー斉としてのフッ素4 ジペプチド本発明は、あ る一定の複素環式アミド、特に、ヒト好中球エラスターゼ(HNE)としても知 られる、ヒト白血球エラスターゼ(HLE)の阻害剤である、ある一定のピリド [3,4−dl ピリミジン−7−イルアセトアミド化合物に関し、これらの化 合物は例えば哺乳動物におけるHLEが関与する疾患の薬理学的、診断的研究及 び関連する研究並びに治療におけるリサーチツールのためのような、このような 阻害が必要である場合に常に有用である。例えば、HLEは、例えば慢性気管支 炎及びのう胞性腺維症のような、気道分泌の増加及び異常を特徴とする気道炎症 性疾患を含めた、急性呼吸窮迫症候群(ARDS) 、慢性関節リウマチ、アテ ローム性硬化症、肺気腫及びその他の炎症性疾患の病因に関与している。
HLEはまた、好中球関与が含まれるか又は組み込まれる、ある一定の血管疾患 と関連する症状(及びそれらの治療)、例えば、急性非リンパ球性白血病に関連 する出血、並びに例えば心筋性虚血と、例えばアンギナ及び梗塞のような冠動脈 疾患、例えば一過性脳虚血発作のような心血管系虚血、例えば間欠波行及び決定 的(critical)四肢虚血のような末梢閉塞性血管疾患、例えば静脈性高 血圧、静脈瘤(varicose vein)及び静脈潰瘍のような静脈不全、 並びに例えば再構成血管手術、血栓崩壊及び血管形成に付随するような再潅流状 態損傷のような、関連症状とを付随する再潅流障害に関係する。本発明はまた、 これらの複素環式アミドの合成に有用な中間体、複素環式アミドの製造方法、こ のような複素環式アミドを含む薬剤組成物及びそれらの使用方法をも含む。
1(jアメリカ社(ICI^mericas Inc、) (現在、ゼネカ社( ZENECA Inc、 ) )に譲渡された、米国特許第4.910.190 号(1990年3月20日)には、HLE阻害剤であるペプチドイルトリフルオ ロメタン誘導体の系列が開示されて゛いる。これには、HLEに対する阻害性を 予想外に有し、本発明の根拠を与える置換2− (2,4,8−トリオキソ−1 ,2,3,4,7+ 8−へキサヒドロピリド[3,4−dl ピリミジン−7 −イル) −N−(3,3,3−トリフルオロ−1−アルキル−2−オキソプロ ピル)アセトアミドの系列が開示されている。
後に記載する)化合物である、本発明の化合物を提供する、式中:Roは(CI  Cs)アルキル: R1は水素、NReRf ;又は R′は(C,−C,)アルキル、(Cs Ca)シクロアルキル、フェナシル、 アリール、アセトニル又はヘテロアリールであり、これらの如何なる基も、ヒド ロキシ、(CI C4)アルキル、(CI C4)アルコキシ、(CI C4) アシルオキシ、COORa、C0NRbRc、Coo (CHz)zNReRf 1シアノ、502R5、CON Rd S O2R″、NReRf1NRgCO R’、NRgCOOR−NRhCONRiRj、NRkSOxR”、S(hNR IRm、5OzNRnCOR4、P (0)(ORa)2、アリール及びヘテロ アリールから成る群から選択される1個以上の置換基を有することができ、R1 又はその置換基のアリール又はヘテロアリール部分は1個以上のハロゲノ、ニト ロ、(CI C4)アルキル、(CI C4)アルコキシ又はトリフルオロメチ ル基を有することができ。
Ra−Rnは独立的に水素、ベンジル又は(CI C4)アルキルであるか:又 は、独立的に、基NRbRc1NReRf、NRjRj又はNRIRmは1−ピ ロリジニル、ピペリジノ、モルホリノ若しくは1−ピペラジニルから成る群から 選択される環状ラジカルであり、これらは4−位置に(CI C<)アルキル置 換基若しくはハロゲノを有することができる:又は、独立的に、基NReRfは 2−ピロリジノン−1−イル、スクシンイミド、オキサゾリジン−2−オン−3 −イル、2−ベンゾオキサシリノン−3−イル、フタルイミド及びシス−ヘキサ ヒドロフタルイミドから成る群から選択される環状ラジカルであり:R3〜R6 は独立的にトリフルオロメチル、(C,−C,)アルキル、(Cs CJシクロ アルキル、アリール又はヘテロアリールであり、アリール又はヘテロアリールは (CI C4)アルキル、ヒドロキシ、(CI C4)アルコキシ、ハロゲノ又 はトリフルオロメチルから成る群から選択される1個以上の置換基を有すること ができ。
R2は水素若しくは(CI Ca)アルキル、(Cs Ca)シクロアルキルで あるか、又は式B−Y−[式中、Bはアリール又はヘテロアリールであり、アリ ール又はへテロアリール置換基を冑することができ、B又はB上のアリール若し くはヘテロアリール置換基は独立的にハロゲノ、ニトロ、(CI Cg)アルキ ル、(CI C6)シクロアルキル、トリフルオロメチル、シアノ、ヒドロキシ 、(CI C4)アルコキシ、低級アシルオキシ、5O2Ro、C00Rq、C 0NRrRs、から成る群から選択される1個以上の置換基を有することができ ;RQ−Rsは独立的に水素又は(CI C4)アルキルであり、ROは(C1 −C4)アルキルであり:Yは直接結合、メチレン、エチレン又はトランス−ビ ニレンである]で示されるラジカルである;但し、環状ケタールの部分として存 在する場合を除いて又は窒素がカルボニル基を有する場合を除いて、1個より多 くの窒素又は酸素に結合する脂肪族炭素は存在しない;又は酸性若しくは塩基性 である式I化合物に関しては、それらの薬剤学的に受容される塩を提供する。
この明細書において、特別の記載がないかぎり、下記定義を用いる。ハロゲノは フルオロ、クロロ、ブロモ又はヨードである。アルキル、アルコキシ等は直鎖基 と分枝鎖基の両方を意味する、但し、例えば“プロピル”のような、個々のラジ カルの表現は直鎖(′ツルマッシ)ラジカルのみを含み、例えば“イソプロピル ”のような分枝鎖異性体ははっきり限定して表現される。低級アシルオキシは炭 素数1〜約5のラジカルを意味する。アリールはフェニルラジカル又は、少なく とも1環が芳香族である、環原子数約9〜10のオルト縮合(ortho−fu sed)二環式炭素環ラジカルを意味する。ヘテロアリールは、炭素と、酸素、 硫黄及び窒素から成る群から選択されるヘテロ原子1〜4個とから成る環原子数 5若しくは6の単環式芳香環の環炭素を介して結合したラジカル、並びにこれか ら誘導される環原子数約8〜10のオルト縮合二環式複素環のラジカル、特に、 ベンズ誘導体、又はこれにプロペニレン、トリメチレン若しくはテトラメチレン ジラジカルを融合させることによって誘導される誘導体、又はこれの安定なN− オキシドを含む。
式1中の“*”によって表示されるキラル中心における不斉置換炭素原子のため に、式■化合物が光学活性形及びラセミ形として存在し、単離されうることは理 解されよう。式I化合物が付加的なキラル元素を含む場合には、このような式■ 化合物はジアステレオマー混合物として又は単独ジアステレオマーとして存在し 、単離される。本発明がジアステレオマー混合物として並びに個別ジアステレオ マーとしての式I化合物を含むこと、及び本発明が鏡像異性体混合物として並び に個別鏡像異性体としての式■化合物を含むことを理解すべきである。Roがイ ソプロピルである場合には、式■化合物はアラニルトリフルオロメタン誘導体と 見なすことができる。一般に、L−アラニル配置(configuration )に一致する、“*”によって表示されるキラル中心に(S)配置を有する式I 化合物が好ましい。
従って、少なくとも95%、98%又は99%鏡像異性体過剰Cenantio meric excess) (e e )の(S)形を含むことを特徴とする 形状の式I化合物を用いることが好ましい。しかし、式I化合物の“*”によっ て表示されるキラル中心の容易なエピマー化による(S)異性体と(R)異性体 との相互交換可能性のために、式夏化合物を“*”によって表示される中心にお ける(S)異性体と(R)異性体との混合物として用いることが好ましい。
ラジカルRe、R1及びR2が、式Iの“ネ”によって表示されるキラル中心以 外に、キラリティの付加的元素を含まず、分子中に導入しないことが好ましい。
当業者によって理解されるように、式■のトリフルオロメチルケトンは溶媒和物 、特に水和物として存在することができ:式I化合物のこのような溶媒和物は本 発明に含まれる。式1化合物は多形現象を示すことができる。この化合物は上記 ケトン溶媒和物以外の溶媒和物を形成することができる。化合物は2種以上の互 変異性体形として存在することができる。それ故、本発明がHLEに対して阻害 性を有するラセミ形若しくは光学活性形、多形、互変異性体若しくは溶媒和物、 又はこれらの混合物を含むことを理解すべきであり、光学活性形の製造方法(例 えば、ラセミ形分割による又は光学活性出発物質からの合成による)と、以下で 述べる標準試験によるHLEに対する阻害性の測定方法は当該技術分野において 周知である。
説明のためにのみ、ラジカル、置換基及び範囲の特定の意味(value)を以 下に挙げるが、これらは他の定義した意味又は、ラジカルと置換基との定義した 範囲内の他の意味を除外するものではない。
特定の化合物群は次のような化合物である一R1が水素であるか:又は R1が(C1−06)アルキル、(CI Cs)シクロアルキル、フェナシル、 アリール又はヘテロアリールであり、これらの如何なる基も、ヒドロキシ、(C I−C1)アルキル、(CI C4)アルコキシ、(CI C4)アシルオキシ 、C00Ra%C0NRbRc、Coo (CHz)zNReRf、シアノ、5 (hR’、C0NRdSo、R’、NReRf、NRgCOR’、NRgCOO R@、NRhC0NRiRj、NRkSOzR”、SOzNRIRm、5OzN RnCOR’、P(0)(ORa ) 2 、アリール及びヘテロアリールから 成る群から選択される1個以上の置換基を有することができ、R1又はその置換 基のアリール又はヘテロアリール部分は1個以上のハロゲノ、ニトロ、(CI  C4)アルキル、(CI C4)アルコキシ又はトリフルオロメチル基を有する ことができ;その他のラジカルは上記と同様に定義される。
ROの特定の意味はエチル又はイソプロピルである。
(CI C4)アルキルの特定の意味はメチル、エチル、プロピル、イソプロピ ル、ブチル、イソブチル又はt−ブチルである。(C,−Cg)アルキルの特定 の意味はメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t− ブチル、ペンチル、3−メチルブチル、1−エチルプロピル、ヘキシル又は4− メチルペンチルである。(CI C6)シクロアルキルの特定の意味はシクロプ ロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルである。アリールの特定の意味はフ ェニル、インデニル、ナフチル又は4−ハロフェニルである。ヘテロアリールの 特定の意味はフリル、イミダゾリル、テトラゾリル、ピリジル(若しくはそのN −オキシド)、チェニル、ピリミジニル(若しくはそのN−オキシド)、インド リル又はキノリニル(若しくはそのN−オキシド)である。低級アシルオキシの 特定の意味はアセトキシである。(CI C4)アルコキシの特定の意味はメト キシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ又はt−ブトキシである。ハロゲ ノの特定の意味はブロモ、クロロ又はフルオロである。
Ra5Rd、Rg、Rh、Rk及びRnの特定の意味は、独立的に、水素、メチ ル又はエチルである。Rb、Rc、Re、Rf、Ri%Rj、R1及びRmの特 定の意味は独立的にメチル、エチル、イソプロピルである、又はNRbRc。
NReRf、NR4Rj若しくはNRIRmの特定の意味は独立的にモルホリノ 、1−ピロリジニル、ピペリジノ又は1−ピペラジニルである。R3−R6の特 定の意味は独立的にメチル、エチル、イソプロピル又はフェニルである。
R+の特定の意味は1−ナフチルメチル、2−(1−ナフチル)エチル、フェネ チル、α、α−ジメチルフェネチル、メチル、ベンジルオキシカルボニルメチル 又は4−メトキシベンジルである。
R2の特定の意味は水素又はフェニルである。
Roのさらに特定の意味はイソプロピルである。
R1のさらに特定の意味は1−ナフチルメチル、2−(1−ナフチル)エチル、 α、α−ジメチルフェネチル又はベンジルオキシカルボニルメチルである。
さらに特定の式■化合物群は、Reが上記で定義した意味のいずれかを有し、R 1が1−ナフチルメチル、2−(1−ナフチル)エチル、α、α−ジメチルフェ ネチル又はベンジルオキシカルボニルメチルであり、R2が水素である化合物で ある。
さらに特定の他の式■化合物群は、ROが上記で定義した意味のいずれかを有し 、R1が1−ナフチルメチル、2−(1−ナフチル)エチル、α、α−ジメチル フェネチル又はベンジルオキシカルボニルメチルであり R2がフェニルであり 、このフェニルが1個又は2個のハロゲノ、トリフルオロメチル、メチル、ヒド ロキシ、メトキシ、t−ブトキシ、メトキシカルボニル又はカルボキシ置換基を 有することができ、特にR2がフェニルである化合物である。
特定の式夏化合物は下記実施例に述べる。
式■の酸性化合物の薬剤学的に受容される塩は、アルカリ金属塩(特に、リチ。
ラム、ナトリウム及びカリウム)、アルカリ土類金属塩(特に、カルシウム及び マグネシウム)、アルミニウム塩及びアンモニウム塩、並びに例えばトリエチル アミン、モルホリン、ピペリジン及びトリエタノールアミンのような、適当な有 機塩基から製造される塩を含む。式Iの塩基性化合物の薬剤学的に受容される塩 は、例えば塩酸、硫酸又はリン酸のような強酸を含めた、薬剤学的に受容される アニオンを供給する酸によって製造される酸付加塩を含む。
式l化合物は構造的に類似した複素環式化合物及びペプチド化合物を製造するた めに化学技術分野で周知の方法を含む方法によって製造することができる。上記 で定義したような式I化合物を製造するための、このような方法と中間体とは本 発明のさらに他の特徴として提供され、一般的なラジカルの意味が上記で定義し た通りである下記操作(procedure)によって説明される:(A)対応 する式IIアルコールを酸化する。便利な方法は、例えば実施例1に述べるよう に、約室温において例えばトルエンのような不活性溶媒中で、触媒としてのジク ロロ酢酸と共に、過剰なジメチルスルホキシドと水溶性カルボジイミドとを用い ることである。有用な他の方法はアルカリ性過マンガン酸カリウム水溶液の使用 、塩化オキサリル、ジメチルスルホキシド及び第3級アミンの使用、無水酢酸と ジメチルスルホキシドとの使用:塩化メチレン中の三酸化クロム−ピリジン複合 体(CO■plex)の使用:及び例えばジクロロメタン中のトリフルオロ酢酸 と共に、例えばバーイオジナン(periodinane)のような多価(hy pervalent)ヨウ素試薬、例えば、1. 1. 1−)リアモトキシ− 2,1−ベンズオキシド−ルー3 (3H)−オンの使用を含む。
(B)アリール又はへテロアリール基にヒドロキシ置換基を有する式I化合物に 関しては、アリール又はヘテロアリール基に(CI C4)アルコキシ又は低級 アシルオキシ置換基を有する対応式■化合物のアルキルエーテル又はアシルオキ シエステルを開裂する。便利な方法は、例えば、三臭化ホウ素を用いたメトキシ 基の開裂、トリフルオロ酢酸を用いたt−ブトキシ基の開裂、及びアシルオキシ 基の酸性又はアルカリ性加水分解を含む。
(C)Ra又はRgが水素である式COORa又はCC00Rの基(カルボキシ 基)を有する式I化合物に関しては、除去するのに好都合な酸保護基で製造され た対応エステルのエステル基を分解する。この分解は有機化学分野において周知 の多様な方法のいずれかを用いて、例えば水酸化リチウム若しくは水酸化ナトリ ウムによる塩基性加水分解によって(例えば、実施例3におけるように)又はペ ンシルエステルの水素化分解によって実施することができる。
(D)アミノN−H残基を含む式■化合物に関しては、通常の窒素保護基を有す る対応化合物から窒素保護基を通常方法によって除去する、例えば水素化分解に よるベンジルオキシカルボニル基の除去、例えばジクロロメタンのような、不活 性溶剤中での強酸(例えば、トリフルオロメタンスルホン酸)を用いた処理によ るベンジルオキシカルボニル基若しくはt−ブトキシカルボニル基の除去、又は トリフルオロアセチル基の塩基性加水分解を実施する。
(E)へテロアリールN−オキシド基を有する式I化合物に関しては、ヘテロア リール基を有する対応式■化合物を例えば過酢酸又はアセトン中のジオキシラン のような、通常の酸化体(oxidant)を用いて酸化する。
(F)第1級アミノ基を有する式l化合物に関しては、ニトロ基を有する対応化 合物を、例えばパラジウム触媒上での水素化、塩化スズ(I I)による還元、 又は酢酸中での鉄による還元のような、通常の還元方法を用いて還元する。
上記操作のいずれに関しても、この後に、式■の酸性又は塩基性化合物の薬剤学 的に受容される塩が必要である場合には、このような式l化合物の酸性形若しく は塩基性形を生理的に受容される対イオンを供給する塩基若しくは酸と反応させ ることによって、又は任意の他の通常の方法によっぞ、このような塩を得ること ができる。
上記操作の必要な出発物質は、商業的に入手可能でない場合には、複素理化学と ペプチド化学との標準方法、構造的に類似した化合物の合成法に類似した方法、 及び上記方法又は実施例中に述べる方法に類似した方法から選択される方法によ って製造することができる。統一性と簡明さのために、ここでの化合物はヒドロ キシ互変異性体ではなくオキソ互変異性体として表すことにする。
当業者に明らかであるように、出発物質を製造するためには多様な順序(seq uence)が利用可能である。利用可能な経路の1つによると、重要な中間体 は式1■Ibのピリドン酸であり、式111bにおいてRpは適当なアルコール 保護基であり、例えばメトキシメチル、2−(トリメチルシリル)エトキンメチ ル、又は実施例1に述べるように、t−ブチルジメチルシリルであり、ピリドン 酸はスキームI (実施例後に、他のスキームと共に記載)に示すように製造す ることができる。スキームにおいて、CBZはベンジルオキシカルボニル基を表 し、Eはエトキシカルボニル基を表し、Mはメトキシカルボニル基を表す。
実施例に述べる経路の1つによると、式Vlのアミノアルコールを、R6がイソ プロピルである化合物に関して実施例1. a〜1. cに述べた方法と同様な 方法を用いて、式Vllの対応グリシンアミド誘導体に変換することができる。
エチルピルベートとジメチルマロネートとの縮合によって製造される式Vlll 化合物を式IXのアミドと縮合させて、例えば実施例1. kに、R2が水素で ある化合物に関して述べるように、式Xの対応ジエンを形成することができる。
或いは、式IXのエノール化されない(non−enolizable)アミド から式XIの塩を製造し、次に式Vllr化合物と縮合させて、例えばR2がフ ェニルである化合物に関して実施例16.a〜16.0に述べるように、式Xの 対応ジエンを形成することができる。
例えば、実施例1dに述べるような、式Xの対応化合物による式Vll化合物の 環化は、式111aの対応ジエステルを形成する。
実施例に述べる他の経路に従うことによって、例えば実施例1. p〜1. q に述べるように、式Xの対応化合物から得ることができる式Xllのピリドンを 、例えば実施例1. 1〜1. nに述べるように式Vlの対応アミノアルコー ルから製造される式X1llのヨウ化物によってアルキル化して、式111aの 対応ジエステルを形成することができる。
例えば、実施例1. eに述へる条件と同様な条件を用いて、式111aのピリ ドンの3位置においてエステルを選択的に分解することによって、式11rbの 対応ピリドン酸を得ることかできる。
スキームIIに示すように、式111bの対応ピリドン酸と式R’NH2の対応 アミンとから式I+の出発アルコールを得ることができる。したがって、通常の 方法を用いることによって、式111bの酸のカルボキシ基を、例えば実施例1 ゜rに述べるように、不活性溶剤中でのジフェニルホスホリルアジドによる処理 と、その後の中間体イソシアネートのベンジルアルコールによる処理とによって 、対応ウレタン、便利には式IVaのベンジルウレタンに転化させることができ る。
式IVcの対応アミドの形成と、その後の分子内環化とによって、式IVaのエ ステルを式Vの対応二環式化合物に転化させることができる。便利には、式IV aのエステルを加水分解して、式■vbの対応酸にし、この酸を式R’NH2の アミンと結合させて、例えば実施例11g〜1. hに述べるような、R1がベ ンジルである式IVcの対応アミドを形成することができる。式IVcのアミド を次に実施例15.a〜15.bに述べるように単離し、次に環化するか、又は 実施例1. hに述べるように単離せずに環化して、式Vの化合物を得ることが できる。式V化合物から保護基Rpを除去すると、式!■の対応アルコールが得 られる。
上記合成経路に必要なトリフルオロメチルアミノアルコールは公知方法によって 製造することができる。例えば、3−アミノ−1,1,1−トリフルオロ−4− メチル−2−ペンタノールff、その塩酸塩として)は便利には、米国特許第4 .910.190号実施例4に述べられるように(単一ジアステレオマーとして )又は実施例6に述べられるように(単一ジアステレオマーの単一鏡像異性体と して)製造することができる。式■化合物のキラル合成の実施が望ましい場合に は、実質的に鏡像異性体的に純粋な形での単一鏡像異性体の使用及び式■中の“ ネ”によって表示される中心におけるエピマー化を避ける方法及び条件の使用が このような合成を可能にする。
上記プロセスの全体又は一部中に保護基を任意に用いることが望ましい;その後 に、最終化合物又は必要な出発物質を形成すべきである場合には、この保護基を 除去することができる。当業者に明らかであるように、本発明の出発物質と生成 物とを生ずるシーケンス(sequence)の工程順序は、カップリング方法 、ラセミ化、脱保護方法等に関する適当な考察に従う場合には、変更することが できる。
本発明の化合物又はその薬剤学的に受容される塩(以下では、一括して、“化合 物”と呼ぶ)の有用性は、以下に述べる試験を含めた、標準試験と臨床試験とに よって実証することができる。
阻査測定・ 低分子量ペプチド基質メトキシ−スクシニル−アラニル−アラニル−プロリル− バリン−p−ニトロアニリド上のヒト白血球エラスターゼ(HLE)の阻害剤と して作用する化合物の効力を米国特許第4,910.190号に述べられている ように測定する。阻害剤とHLEとの相互作用から形成される複合体(comp lex)の解離定数に1の動力学的測定値を得ることによって、阻害剤の効力を 評価する。
化合物がHLEの“遅結合(slow−binding)”阻害剤であることが 判明した場合には、HLEの阻害に関するに、値を正確に測定するための特別な 分析方法は米国特許第4.910.190号に述べられているように実施する。
R1とR2が水素である本発明の化合物はミクロモル範囲内のに、値を有し、一 般に、試験した本発明の化合物のに、値は10−’M程度であるか又はこれより 非常に低い。例えば、実施例13に述べた本発明の化合物では44nMのに、が 測定された。
急性肺退洟旦デル: 肺気腫の動物モデルは肺の緩慢進行性の破壊性病変を惹起するためのエラストリ ティック(elastolytic)プロテアーゼの気管内(i、t、)投与を 含む。これらの病変を初期発作(initial 1nsult)から数週間〜 数かμ内に通常評価する。しかし、これらのプロテアーゼは最初の数時間後に明 らかになる病変をも誘導する。
この初期病変は最初、出血性であり、最初の24時間の終了までに炎症性病変に 進行し、発作後の最初の1週間内に消散する。この早期病変を利用するために、 下記モデルを用いた。
ハムスターをブレビタールによって最初は軽度に麻酔する。次に、単独の又はヒ ト白血球エラスターゼ(HLE)を含むリン酸緩衝生理食塩水(PBS)p)( 7,4を気管に直接投与する。24時間後に、動物を殺し、肺を取り出し、外側 に付着した組織を細心に切り取る。湿潤計重量を測定した後に、肺をPBSによ って洗浄し、回収した洗浄可能な(lavagable)総赤血球と総白血球と を測定する。
湿潤計重量、洗浄可能な総赤血球と総白血球の値はHLEの投与後に投与量に依 存して上昇する。有効なエラスターゼ阻害剤である化合物は酵素誘導病変の重症 度を予防又は軽減して、HLE単独投与に比べて、湿潤計重量を低下させ、赤血 球と白血球の両方の洗浄可能な総量値を減する。化合物はこれらをPBS中の溶 液若しくは懸濁液としてHLE試験(challenge) (400μg)と 共に若しくはHLE試験(400μg)前の種々な時点において気管内投与する ことによって、又はこれらを溶液としてHLE試験(100μg)前の種々な時 点において静脈内若しくは経口投与することによって評価して、HLE病変の予 防におけるそれらの有用性を判定することができる。化合物の溶液は、10%ポ リエチレングリコール400/PBS又は10%ポリエチレングリコール400 /水を用いて、便利に製造される。酸性又は塩基性である化合物に関しては、塩 基(例えば、水酸化ナトリウム溶液)又は酸(例えば、塩酸)を指示通りに加え て、溶液を得ることができる。本発明の化合物は、HLE単独に比べて、湿潤計 重量と洗浄可能な総血球値との統計的に有意な減少を生じた。
象性門血分析: この分析はヒト好中球エラスターゼ(HNE)の気管内投与後の肺中の出血量の みの監視に基づく。肺洗液(Iavage fluid)中に回収された赤血球 を破壊し、それをハムスター全血の希釈物と比較することによって、出血を定量 する。フレッチ+ −(Fletcber)等、American Revie w of Res 1ra1旦エヱ一旦工互且互王互玉(1990)、141. 672−677に記載のプロトコールと同様なスクリーニングプロトコールは下 記の通りである。試験管内で(in vitro)HNE阻害剤であると実証さ れた化合物は、急性肺損傷モデルに対して上述のように投与するために便利に製 造される。次に、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)(pH7,4)300μl中 のHNEの50μg/動物の気管内投与の例えば30分間又は90分間前のよう な一定時間に、この化合物を雄ゴールデンハムスターに経口投与する。酵素投与 の4時間後に、動物を過量のベントパルビタールナトリウムによって殺し、胸郭 を開き、肺と気管とを取り出した。切開した肺を気管内カニユーレを介して正常 生理食塩水2mlを3回取り替えて洗浄する。回収した洗液をプールし、量(約 5m1)を記録し、この洗液を分析まで4℃において保存する。各サンプルの血 液量を算出するために、解凍した洗液とハムスター全血サンプルとを超音波処理 して、赤血球を破壊し、96孔マイクロタイタープレートの6孔に適当に希釈し て入れる。破壊した洗液と血液サンプルとの光学濃度(OD)を405nmにお いて測定する。試験サンプルのODをハムスター全血から作成した標準曲線のO Dと比較することによって、(血液等価物(blood equivalent )μI) / (洗液ml)を算出する。各サンプルに関して、回収した洗液量 に(血液等価物μI)/(洗液ml)を乗することによって、回収された血液の 等価物の総μlを算出する。試験化合物をHNEの投与前に指定用量及び指定時 点で投与する場合に、結果をPBS処理対照に比べた出血抑制%として報告する 。
本発明の化合物を上記生体内(in vivo)試験で投与する場合に、明白な 毒性は観察されなかった。
急性肺損傷モデル又は急性出血分析への化合物活性の関与が肺気腫に限定されず 、むしろ、この試験がHLEの一般的な生体内阻害を立証することは理解される であろう。
試験した本発明の化合物は阻害測定、急性肺損傷モデル及び急性出血分析の項で 上述した試験の少なくとも1つにおいて活性を示した。阻害測定試験においてに 1値として測定された化合物の活性と、急性肺損傷モデル試験又は急性出血分析 における出血抑制において得られたHLE単独の投与に比べて低下した洗浄可能 な総血球と湿潤計重量との値との間に直接の相互関係が常に存在するとは限らな いことに留意すべきである。
本発明の他の特徴によると、化合物の薬剤学的有効量と、薬剤学的に受容される 希釈剤又はキャリヤーとを含む薬剤組成物を提供する。上述したように、本発明 の他の特徴は、哺乳動物、特にヒトにおけるHLEが関与する疾患又は症状の治 療のための本発明の化合物の使用方法である。
本発明の化合物はHLEが関与する疾患の治療のためにそれを必要とする温血動 物、特にヒトに、例えば米国特許第4.910.190号に一般的に開示される ような、通常の薬剤組成物として投与することができる。好ましい投与形式は粉 状又は液体エーロゾルを介してである。粉状エーロゾルでは、本発明の化合物を Fr1sons Carp、(マサチュセッツ州ベトフォード)から入手可能な ’5pinhaler” (登録商標)ターボ吸入器(turbo−inhal er device)によってクロモリンナトリウムと同様に、平均的なヒトに 対して、約0.1〜50mg/カプセル、1〜8力プセル/日の割合で投与され る。ターボ吸入器に用いる各カプセルは必要量の本発明の化合物を含み、20m gカプセルの残部は例えばラクトースのような薬剤学的に受容されるキャリヤー である。液体エーロゾルでは、本発明の化合物を、溶液を圧縮空気によって霧状 にする、例えば“Retec” (登録商標)ネブライザー(oebulize r)を用いて投与することができる。
エーロゾルを例えば1〜約8回7日の割合で下記のように投与することができる :ネブライザーに化合物の溶液、例えば10mg/mlを含む溶液3.5mlを 充填する:ネブライザー内の溶液を圧縮空気によって霧状にし;患者は自分の口 にネブライザーをあてがって通常(1回量(tidal volume) 、8 分間呼吸する。
或いは、投与形式は経口的又は、浸透ポンプ(ossotic pu■p)を用 いる皮下デポジット(subcutaneous deposit)を含めた非 経口的のいずれでもよい。本発明の化合物は通常、例えば米国特許第3.755 .340号に述べられているように、単位投与量につき約10−250mgに、 容認された製薬法(accepted pharmaceutical pra ctice)によって必要とされる通常のビヒクル、賦形剤、結合剤、保存剤、 安定剤、フレーバー等を混合することによって経口投与形又は非経口投与形に配 合することができる。非経口投与のために、本発明の化合物約0.02〜10m g/体重kgを含む静脈内、筋肉内又は皮下注射薬1〜10m1.3〜4回/日 を投与する。この注射薬はフェノールのような保存剤又は例えばエチレンジアミ ン四酢酸(EDTA)のような可溶化剤を任意に含む、等優性無菌水溶液又は懸 濁液中に本発明の化合物を含む。
エーロゾルとしての非経口投与又は使用のためには、酸性化合物の水性製剤(1 0mg/m+)は例えば、化合物(10mg) 、二塩基性リン酸ナトリウム七 水和物(米国薬局方)(11,97mgL−塩基性リン酸ナトリウム、米国薬局 方(0,74mg) 、塩化ナトリウム(米国薬局方)(4,50mg)及び、 pH7,0〜7.5を得るために充分なIN水酸化ナトリウム溶液又は0.05 M−塩基性リン酸ナトリウム溶液を1. 0ml (1,O1g’)に達するた めに充分な量の注射薬用水(米国薬局方)中に溶解した後に、無菌濾過し、標準 操作を用いて無菌貯蔵することによって製造することができる。
一般に、本発明の化合物はヒトにエーロゾルによって例えば化合物5〜100m gの範囲内の一日量で又は静脈内で50〜1000mgの範囲内の一日量で、又 は両者の組合せによって投与される。しかし、治療すべき疾患の性質と重症度、 同時に行われる療法、治療を受ける患者の年齢、体重及び性別を考慮する、周知 の医療法(鳳edical practice)に従って化合物の投与量を変え ることが必要であることは容易に理解されるであろう。同様に、一般に該化合物 の薬剤学的に受容される塩の等偏量も使用可能であることも理解されるであろう 。HLE阻害剤を投与し、患者を評価するためのプロトコールは、のう飽性線維 症、ARDS、気管支炎、及び急性非リンパ球性白血病若しくはその治療に関連 した出血の治療又は予防に関する、ヨーロッパ特許出願公開第45835号、第 458536号、第458537号及び第463811号にそれぞれ述べられて いる;同様に、本発明の化合物はこのような疾患及び症状の治療のために単独で 、又は特定の症状の治療に慣習的に適応される他の治療剤と組合せて用いられる 。好中球が関係又は関与する、哺乳動物における血管疾患又は関連症状の治療的 又は予防的処置のためには、本発明の化合物は便利には非経口経路によって単独 で、又は該症状に慣習的に投与される他の治療活性剤と同時に若しくは連続的に 投与される。
次に、本発明を以下の非限定的な実施例によって説明する、実施例中、他に指示 しないかぎり、下記のように定める。
(i)温度は摂氏度(℃)で記載し、操作は室温又は周囲温度において、すなわ ち18〜25℃の範囲内の温度において実施した。
(ii)有機溶液は無水硫酸マグネシウム上で乾燥させた。溶媒の蒸発は回転蒸 発器を用いて減圧下(600−4000パスカル; 4.5−30m5−3O, 60℃までの浴温度によって実施した。
(ii)クロマトグラフィーは、メルクキーゼルゲル(ilerck Kies elguhr) (E。
Merck(ドイツ、ダルムシュタット)からのArt9385)上で実施され る“フラッシュクロマトグラフィー”(Stillの方法)を意味する、ステッ プ及びランプ(step and ramp)傾斜を用いる溶離は、挿入語“傾 斜”の後に最初と最後の溶剤比を示すことによって表示する:薄層クロマトグラ フィー(TLC)は0.25mmシリカゲルGHLFプレート(Ana I t ech (米国、プラウエア州、ニューワーク)からのArt21521)上で 実施した:(iy)一般に、反応経過はTLCによって追跡し、反応時間は説明 のためにのみ記載する; (V)融点は未修正であり、(d e c)は分解を意味する;記載した融点は 上記のように製造した物質に関して得た融点である。多形現象は幾つかの製造に おいて異なる融点を有する物質の単離を生ずる:(虜)最終生成物は満足できる 核磁気共鳴(NMR)スペクトルを有し、試験した場合に、HPLCによって実 質的に純粋であった;(vi)収率は説明のためにのみ記載するものであり、必 ずしも、入念なプロセス展開によって得られる収率とは限らない:さらに多くの 物質が必要である場合には、製造を繰り返した: (輯)記載する場合のNMRデータは内部基準としてのテトラメチルシラン(T MS)に対してppmで記載した主要判定用(diagIIIostic)プロ トンのデルタ値であり、溶媒としてDMSO−d、を用いて250MHzにおい て測定する:シグナル形状に関する通常の略号を用いる。ABスペクトルに関し ては、直接観察されるシフトを報告する; (ix)化学記号はそれらの通常の意味を有し;SI単位と記号を用いる;(X )減圧は絶対圧力(パスカル(Pa))として記載し、高圧はゲージ圧力(バー ル)として記載する。
Cxj)溶媒比は容量 容量CV/V)として記載する:及び(Xi)質量スペ クトル(MS)は直接暴露プローブを用いて、化学イオン化形式で70電子ボル トの電子エネルギーによって実施した:指示する場合には、イオン化を電子衝撃 (El)又は迅速原子衝突(FAB)によって実施した。一般に親質量(par ent■ass)を指示するピークのみ報告する。
(輯)高圧液体クロマトグラフィー(HP L C)データを報告する場合には 、t、(保持時間)は分で記載し、FR(流量)はml/分で記載し、Col  AはZorbax (登録商標)ODS分析カラム(4,6mmx25cm)で あり、Col BはPhenomenex (登録商標)Zorbax (登録 商標)C−8分析カラム(4,6mmx35cm)である、溶剤系Aは水ニアセ トニトリル、テトラヒドロフラン°トリフルオロ酢酸(55:35:15:0. 1)である。
実施典1 2−3−ベンジル−2,4,8−トリオキソーユ 2.34工旦二仝土ヱ見ドロ ピリド 3. 4−d ピリミジン−7−イル −N−33,3−)リフルオロ −1−イソプロピル−2−オキソプロピル アセトミドジメチルスルホキシド: トルエン(1: L 8m1)中の実施例1.iからのアルコール(0,400 g)の溶液を1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3=エチルカルボジイミド 塩酸塩(1,59g)によって処理し、次に2.2−ジクロロ酢酸(0,274 m1)によって処理した。反応混合物を5時間撹拌し、クロロホルムとIN塩酸 とに分配した。有機層を洗浄しくIN塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム、ブライン )、乾燥させ、蒸発させた。生成物をクロマトグラフィーによって精製し、メタ ノール:クロロホルム(3:97)によって溶出した。
得られた物質をクロマトグラフィーによって精製し、メタノール:クロロホルム (傾斜、1:99.1.5:98.5.2:98)によって溶出して、標題化合 物(0,156g)を白色固体として得た。TLC:R,=0.55、メタノー ル:クロロホルム(5:95);HPLC,t、=8.00、Col A%FR =2、水ニアセトニトリル(7: 3);MS :m/z=479 (M+1) 、CwtHz+F3N40Sとシラン分析:計算値:C,55,23,H,4, 42,N、11.71;実測値:C,55,58,H,4,69;N、11.3 6゜実施例1で用いるアルコールは次のように製造した:a、2−フタルイミド −NL 3.3.3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1−イソプロピルプロピ ル アセトアミド−40℃のN−フタロイルグリシン(34,0g)5と4−メ チルモルホリン(39,1m1)の溶液をインブチルクロロホルメート(22, 1m1)の滴加によって処理し、−20℃〜−40℃において1.5時間撹拌し た。3−アミノ−1,1,1−トリフルオロ−4−メチル−2−ペンタノール塩 酸塩(33,6g)を加え、この溶液を室温に温度上昇させた。この溶液を1. 5時間撹拌し、酢酸エチルによって希釈し、洗浄しくINNH3IN NaOH 1ブライン)、乾燥させ、蒸発させ、アセトアミド(47,2g)を白色固体と して得た。TLC:R,=0.30.メタノール:クロロホルム(3: 97) ;MS :m/z=359 (M+1)。
b、y−ブチルジメチルシリルオキシ−3,3,3−トリフルオロ−1−イソプ ロピルプロピル −2−フタルイミドアセトアミド0℃のテトラヒドロフラン( 600ml)中の実施例1. aからのアルコール(47,2g)と2.6−ル チジン(30,7m1)との溶液を、テトラヒドロフラン(50ml)中のt− ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(45,4m1)の溶液 の滴加によって処理し、室温において16時間撹拌した。得られた混合物を蒸発 させて、酢酸エチル中に入れ、洗浄しくIN塩酸、IN NaOH、ブライン) 、乾燥させ、蒸発させて、エーテル(65,3g。
100%以上)を白色固体として得た。TLC:R1=0.54.ヘキサン:ア セトン(2+ 1);MS:m/z=473 (M+1)。
c、2−アミノ−N−2−t−ブチルジメチルシリルオキシ−333−)1フル オロ−1−イソプロピルプロピル アセトアミドエタノール(1,30リツトル )中の実施例1. bからの生成物(62,3g)の溶液を還流加熱し、ヒドラ ジン水和物(19,2m1)で処理し、3時間還流させた。この混合物をIN塩 酸によって酸性化しくpH2) 、1時間還流させ、0℃に冷却し、濾過し、蒸 発させた。残渣を酢酸エチル中に入れ、洗浄しくpHが8.0を越えるまでIN  NaOH,ブライン)、乾燥させ、蒸発させた。この生成物をクロマトグラフ ィーによって精製し、メタノール:ジクロロメタン(傾斜、2:98.5+95 )によって溶出し、アミン(43,8g)を透明油状物として得た。TLC・R ,=0. 68.ヘキサン:アセトン(3: 2) ;MS :m/ z −3 43(M+ 1)。
d、J−エトキシカルボニル−3−メトキシカルボニル−2−オキソ−1゜2− ジヒドロ−1−ピリジル −N−2−1−ブチルジメチルシリルオキシ−3,3 3−トリフルオロ−1−イソプロピルプロピル アセトアミドエタノール(14 0ml)中の実施例1. kの生成物(27,6g)と実施例1、cの生成物( 30,1g)との溶液を16時間、還流加熱し、蒸発させた。
残渣を酢酸エチル中に入れ、洗浄しくIN塩酸、ブライン)、乾燥させ(KIC ol:Na2SO4,1: 1) 、蒸発させた。残渣をエーテル中に入れ、洗 浄しくIN塩酸、ブライン)、乾燥させ(KzCOx:NazSOn、1 :  1) 、蒸発させて、ピリドン(34,5g)を黄色泡状物として得た。TLC :RI=0.68.ヘキサン:アセトン(1: 1);MS :m/z=551  (M+1)。
e、2−3−カルボキシ−4−エトキシカルボニル−2−オキソ−12−ジヒド ロ−1−ピリジル −N−2−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3,3゜3− トリフルオロ−1−イソプロピルプロピル アセトアミド還流ピリジン(200 ml)中のLi I (20,0g)の溶液をピリジン(200ml)中の実施 例1. dからの生成物(20,5g)の溶液の滴加によって処理した。この溶 液を1時間、還流加熱し、蒸発させた。残渣を酢酸エチル中に入れ、洗浄しくI N塩酸、ブライン)、乾燥させ、蒸発させて、酸(19,2g)を橙色泡状物と して得た。TLC:R,=0.63.クロロホルム:メタノール:酢酸(95:  5 : 1);MS:m/z=537 CM+1)。
f、l−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4−エトキシカルボニル−2−オキ ソ−1,2−ジヒドロ−1−ピリジル −N−2−t−ブチルジメチルシリルオ キシ−3,3,3−トリフルオロ−1−イソプロピルプロピル アセトアミド p−ジオキサン(150ml)中の実施例1. eからの酸(15,0g)の溶 液をトリエチルアミン(4,70m1)とジフェニルホスホリルアジド(6,7 0m1)とによって処理した。この溶液を2時間、還流加熱し、ベンジルアルコ ール(3,18m1)によって処理した。この溶液を16時間、還流加熱し、酢 酸エチルとIN塩酸とに分配し、洗浄しくIN塩酸、IN NaOH,ブライン )、乾燥させ、蒸発させた。残渣にヘキサン:アセトンを加えて磨砕し、濾過し 、ベンジルウレタン(4,80g)を白色結晶として得た。濾液を蒸発させ、残 渣をクロマトグラフィーによって精製し、アセトン:ヘキサン(傾斜、4:1. 3:1,2:1)によって溶出して、付加的生成物(7−20g)を白色固体と して得た;TLC:R,=0.22. ヘキサン:アセトン(8: 2);MS  :m/z=642 (M+1)。
g、2−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4−カルボキシ−2−オキソ− 1,2−ジヒドロ−1−ピリジル −N−(2−t−ブチルジメチルシリルオキ シ−3,3,3−トリフルオロ−1−イソプロピルプロピル アセトアミドエタ ノール(250ml)中の実施例1. fからのエステル(11,80g)の溶 液を水(125ml)中の水酸化カリウム(1,13g)の溶液によって処理し た。この溶液を室温において3時間撹拌し、追加の水(50ml)中KOH(0 ,57g)溶液によって処理し、室温において1時間撹拌し、35℃に加温し、 室温に冷却した。この溶液をIN塩酸によって酸性化しくpH2) 、グラ1″ ンによって希釈し、クロロホルムによって抽出した。−緒にした有機抽出物を乾 燥させ、蒸発させた。生成物をエタノール:水から再結晶させ、酸(8,75g )を乳白色結晶として得た。TLC:R,=0.23.メタノール:クロロホル ム:酢酸(5:95:1);MS:m/z=614 (M+1)。
h、2− (3−ベンジル−2,48−トlオキソ−1,2347,8−ヘキサ ヒドロピリド 3. 4−d ピリミジン−7−イル −N−2−t−ブチルジ メチルシリルオキシ−3,3,3−トリフルオロ−1−イソプロピルプロに匹1 ト乙乱下 ジメチルホルムアミド(5ml)中の実施例11gからの酸(0,500g)と 、ベンジルアミン(0,178m1)と、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水 和物(0,22g)との溶液を1−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−3−エ チルカルボジイミドヒドロクロリド(0,172g)によって処理し、6時間撹 拌した。この混合物を酢酸エチル中に入れ、洗浄しくIN塩酸、IN NaOH ,ブライン)、乾燥させ、蒸発させた。残渣をジメチルホルムアルデヒド(5m l)中に溶解し、120℃に2時間加熱し、酢酸エチル中に入れ、洗浄しくIN 塩酸、IN NaOH,ブライン)、乾燥させ、蒸発させて、二環式化合物(0 ,490g)を得た; TLC: R+=0. 55.メタノール:クロロホル ム(595);MS :m/z=595 (M+1)。
1.2−3−ペンシル−2,4,8−トリオキソ−1,2,3,4,7,8−ヘ キサヒドロピリド 3. 4−d ピリミジン−7−イル −N−3,3,3− トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1−イソプロピルプロピル アセトアミドテト ラヒドロフラン(10ml)中の実施例1.hの生成物(0,480g)の溶液 をテトラブチルアンモニウムフルオリド(0,82m1.THF中1.0M)に よって処理し、室温において2時間撹拌した。この溶液を酢酸エチルとIN塩酸 とに分配し、有機層を洗浄しくIN塩酸、IN Na0H)、廃棄した。
−緒にした水性洗液をIN NaOHによって塩基性にして、クロロホルムによ って抽出し、クロロホルム層を乾燥させ(KiCOs/Na2SO4,1+ 1 ) 、蒸発させて、アルコール(0,445g、100%以上)を固体として得 た。TLC:R1=0.40.メタノール:りooホルム(5: 95);MS  :m/z=481(M+1)。
実施例1. dで用いる中間体ジメチル(2−エトキシカルボニル−3−ジメチ ルアミノ−2−プロピリデン)マロネートは次のように製造した。
j、ジメチル 2−エトキシカルボニルエチリデン マロネート無水酢酸(47 4g)中の無水塩化亜鉛(258g)の懸濁液を2時間撹拌した。この溶液をデ カントして、エチルピルベート(120g)の滴加によって、続いてジメチルマ ロネート(136g)の滴加によって処理した。得られた混合物を2時間還流さ せた。この物質を真空蒸留(136℃、101Pa)によって精製して、生成物 (182g)を淡黄色液体として得た。TLC:R1=O−25、ヘキサン:ア セトン(9: 1);MS :m/z=231 (M+1)。
ジメチルホルムアルデヒド(57ml)中の実施例1.jの生成物(38,0g )とN、N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタール(29,1m1)との溶 液を80℃に3時間加熱し、ブラインと酢酸エチルとに分配した。酢酸エチル層 をブラインによって洗浄し、−緒にした水性洗液を酢酸エチルによって抽出した 。−緒にした有機層を乾燥させ(N a zs 04) 、蒸発させた。生成物 を四塩化炭素(550ml)から結晶化して、ジエン(37,5g)を黄色固体 として得た;TLC:R,=0.54.りcyoホルム・アセトン(15: 1 );MS :m/z=286 (M+1)。
或いは、実施例1. dで用いる2−(4−エトキシカルボニル−3−メトキシ カルボニル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1−ピリジル)−N−(2−t− ブチルジメチルシリルオキシ−3,3,3−トリフルオロ−1−イソプロピルプ ロピル)アセトアミドは次のように製造することができる。
1、 2−クロロ−N−3,33−)リフルオロ−2−ヒドロキシ−1−イソプ ロピルプロピル アセトアミド 0℃のテトラヒドロフラン(240ml)中の3−アミノ−1,1,1−トリフ ルオロ−4−メチル−2−ペンタノールヒドロクロリド(10,0g)と4−メ チルモルホリン(10,9m1)との溶液をテトラヒドロフラン(20ml)中 の塩化クロロアセチル(3,85m1)の溶液の滴加によって処理した。この溶 液を0℃において3時間撹拌し、蒸発させた。残渣を酢酸エチル中に入れ、洗浄 しくIN塩酸、IN NaOH,ブライン)、乾燥させ、蒸発させて、アミド( 12,2g)を黄色油状物として得た。TLC:R,=0.75.メタノール: クロロホルム(5: 95);MS:m/z=248 (M+1)。
m、N−2−t−ブチルジメチルシリルオキシ−333−トリフルオロ−1−イ ソプロピルプロピル −2−クロロアセトアミドツクooメタン(46ml)中 の実施例L l (11,4g)と2.6−ルチジン(10,7m1)との溶液 をt−ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(15,9m1) の滴加によって処理した。この溶液を室温において3時間撹拌し、酢酸エチルに よって希釈し、洗浄しくIN塩酸、IN NaOH1ブライン)、乾燥させ、蒸 発させた。生成物をクロマトグラフィーによって精製し、ヘキサン・酢酸エチル (傾斜、100:0.9:1.8:2)によって溶出して、シリルエーテル(1 0,3g)を白色固体として得た;TLC:R1=0. 62.ヘキサン:酢酸 エチル(4: 1);MS:m/z=362 (”Cに関して、M+1)。
n、N−2−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3,33−トーフルオロー1− イソプロピルプロピル −2−ヨードアセトアミドアセトン(56ml)中のヨ ウ化ナトリウム(8,45g)と実施例1.mの生成物(5,Log)との溶液 を室温において16時間撹拌し、酢酸エチルと水とに分配した。有機層を洗浄し く飽和硫酸水素ナトリウム、ブライン)、乾燥させ、蒸発させて、ヨウ化物(6 ,12g)を白色固体として得た。TL、C:R。
=0. 37.ヘキサン:酢酸エチル(9: 1);MS 二m/z=454  (M+1)2−ジヒドロ−1−ピリジル −N−2−t−ブチルジメチルシリル オキシ−3、3,3−トリフルオロ−1−イソプロピルプロピル アセトアミド ジメチルホルムアミド(80ml)中の4−エトキシカルボニル−3−メトキシ カルボニル−2−ピリドン(6,2g)と実施例1. nからの生成物(18゜ 1g)との溶液を1.8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデク−7−エン( 6,47m1)によって処理し、室温において24時間撹拌した。この反応混合 物を酢酸エチルによって希釈し、洗浄しくIN塩酸、ブライン、IN NaOH 。
ブライン)、乾燥させ(Kzcos:Natiol、1 : 1) 、蒸発させ た。生成物をクロマトグラフィーによって精製し、アセトン:ヘキサン(1二4 )によって溶出して、アミド(8,82g)を淡黄色固体として得た。TLC: R,=0゜55、アセトン:ヘキサン(3: 7);MS:m/z=551 C M+1)。
実施例1.0で用いる中間体4−エトキシカルボニル−3−メトキシカルボニル −2−ピリドンを次のように製造した:p、4−エトキシカルボニル−1−4− メトキシベンジル −3−メトキシカルボニル−2−ピリドン エタノール(186ml)中の実施例1. kの生成物(37,2g)をp−メ トキシベンジルアミン(18,8m1)の滴加によって処理し、1.1時間、還 流加熱した。この溶液を蒸発させ:残渣を酢酸エチル中に入れ、洗浄しくIN塩 酸、ブライン)、乾燥させ(KzCOs:Na25On、1 : 1) 、蒸発 させて、1−(4−メトキシベンジル)化合物(45,6g)を褐色ガムとして 得た。TLC:R,=0.42.りooホルム:アセトン(15: 1);MS :m/z=346 (M+1)。
4、 4−エトキシカルボニル−3−メトキシカルボニル−2−ピリドンアセト ニトリル:水(275m1.10:1)中の実施例1. pの生成物(24,0 g)の溶液をセリツクアンモニウムニトレート(cerric ammoniw  nitrate)(190g)によって処理し、室温において0.5時間撹拌 した。この溶液をクロロホルム(1リツトル)によって希釈し、濾過し、有機濾 液を洗浄しくIN塩酸、ブライン)、乾燥させ、蒸発させた。生成物をクロマト グラフィーによって精製し、クロロホルム:メタノール(傾斜、100:0.9 5:5)によって溶出し、ピリドン(6,3g)を白色固体として得た;TLC :R,−0,49゜メタノール−クロロホルム 実施豊スニ11 実施例1に述べた操作と同様な操作を用いて、式Iの下記化合物[式中、R2は 水素、Roはイソプロピル、R1は指定する意味を有する]を、特に指定する以 外は、式IIの対応アルコールの酸化によって製造した。
m:R’=メチル:生成物を蒸発によって単離し、クロマトグラフィーによって 精製し、クロロホルム:メタノール(傾斜.100:0,98:2.97=3) によって溶出して、標題化合物(0.106g)を白色固体として得た;HPL C.t*=7.01.Col A.FR−2.水ニアセトニトリル(5: 1) ;MS :m/Z=403 (M+1) 。CtsH+yFxN<Os ・0. 65HzOとしての分析二計算値:(:、46.41;I(、4.45.N.1 3.53;実測値:(、 46. 86.H, 4. 5.8,N. 13.  15。
実施u.R’=水素:抽出による後処理(extractive work−u p)を用いなかった。反応混合物をクロロホルムによって希釈し、クロマトグラ フィーによって精製し、クロロホルム:メタノール(傾斜.ioo:o,97. 5+2.5.95:5.90+10)によって溶出して、標題化合物(0.04 5g)を白色固体として得た;HPLC.t−=5.20.Col A.FR= 1.5.水ニアセトニトリル(85 :15);MS :m/z=389 (M +1)。
C+sH+sF3N<Os・0.70HzOとしての分析:計算値:(:、44 .93.H。
4、12.N.13.97.実測値:(:、45.31.H.4.51;N,1 3。
39。
実施例A:R’=1−ナフチルメチル:反応物質を0℃において加え、室温に加 温した。反応混合物をクロロホルムによって希釈し、洗浄しくIN塩酸,INN aOH.ブライン)、−緒にした水性洗液(aqueous wash)をIN 塩酸によって酸性化し、酢酸エチルによって抽出した。−緒にしたクロロホルム 抽出物と酢酸エチル抽出物を洗浄しくブライン)、乾燥させ、蒸発させた。この 物質をクロマトグラフィーによって精製し、ヘキサン:アセトン(傾斜. 4: 1. 3:1. 2:1)によって溶出した。クロマトグラフィーによる第2精 製とクロロホルム:エタノール(98:2)による溶出とによって、標題化合物 (0.200g)を白色泡状物として得た; TLC : Rr=0. 3 8 .クロロホルム:メタノール(1: 1);MS :m/Z=529 (M+1 )、C*sHzsFsN<Os” 1.20H!0としての分析:計算値:C, 56.77;H.4.65;N.io.18;実測値:C. 56. 98;H , 4. 50.N. 10. 01。
実施例5,RI=フェニル:クロロホルムの代わりに酢酸エチルを用い、抽出に よる後処理に炭酸水素ナトリウム洗浄を用いなか7た。この生成物をクロマトグ ラフィーによって精製し、クロロホルム:エタノール(9 6 : 4)によっ て溶出して、標題化合物(0.120g)を白色泡状物として得た,TLC:R .−0、23.クロロホルム;メタノール(95:5);HPLC.t.=7. 06。
Col A. FR=1. 5.水ニア七トニトリル(3 : 1) ; MS  : m/z−465(M+1)。Cz+H+sFsNnOs・Q,75HzO としての分析:計算値:C。
52、78,H.4.32;N.11.72;実測値:C, 52. 85.H . 4。
54;N.11.14。
9例1・R I =フェネチル:反応物質を0℃において加え、室温に加温した 。
クロロホルムの代わりに酢酸エチルを用い、抽出による後処理に炭酸水素ナトリ ウム洗浄を用いなかった。この生成物をクロマトグラフィーによって精製し、ク ロロホルム:メタノール(98:2)によって溶出した。単離した物質をクロマ トゲラフイーによって再精製し、クロロホルム:メタノール(99:1)によっ て溶出した。クロマトグラフィーによって最終精製し、ヘキサン:アセトン(3 :1)によって溶出して、標題化合物(0,150g)を白色固体として得た: TLC:R,=0.43.クロロホルム:メタノール(95: 5);HPLC 。
t、=5. 98. Col A、FR=1. 5.水ニアセトニトリル(3: 2);MS :m/Z=493 (M+1)、CzsHzsFsN40s”0. 80H20としての分析:計算値:(,54,50,H,4,89,N、110 5;実測値:C154,51;H,4,86;N、10.82゜実施!ロー:R ’=2− (1−ナフチル)エチル:クロロホルムの代わりに酢酸エチルを用い 、抽出による後処理に炭酸水素ナトリウム洗浄を用いなかった。この生成物をメ タノールによる磨砕によって精製して、標題化合物(0,101g)を白色固体 として得た。TLC:R,=0.47.クロロホルム:メタノール(95:5) ;HPLC,t−=11.73.Col A、FR=1.5.水ニアセトニドリ ル(3: 2); MS : m/z=543 (M+1)、CzyHzsF3 N40s ・0.50H20としての分析:計算値+(,58,80;H,4, 75,N、10.16.実測値+(,58,76;旦、 4. 74.N、 9 .−58゜′lU!JJi: R’ −2−フェニルシクロプロピル:抽出によ る後処理に炭酸水素ナトリウム洗浄を用いなかった。この生成物をクロマトグラ フィーによって精製し、ヘキサン、アセトン(傾斜、3:1,2・1,1:H) によって溶出して、標題化合物(0,110g)を白色泡状物として得た; T  L C: Rr= 0. 42゜クロロホルム:メタノール(97:3);H PLC,t−=5.95.Co1A、FR=1. 5.水ニアセトニトリル(2 : 3);MS :m/z−505(M+1)6 C24HxsFsNaO1・ 0.50H20としテノ分析二計算値:C,56゜14、H,4,71;N、1 0.91;実測値:C,56,15;H,4,86;N、10.19゜ 実施f!![R’=7エナシル:抽出による後処理に炭酸水素ナトリウム洗浄を 用いなかった。この生成物をクロマトグラフィーによって精製し、ジクロロホル ム:メタノール(傾斜、98:2.97:3,95:5)によって溶出し、エタ ノール及びエーテルを加えて磨砕し、標題化合物(0,110g)を固体として 得た。TLC:R,=0.26.クロロホルム:メタノール(95:5);HP LC,t*=8. 70. Co I A、FR=1. 5.水ニアセトニトリ ル(7:3):MS :m/z=507 (M+1)、CzsHz+FsN40 s”0.20Hz0 ・0.40CzHsOHとしての分析:計算値:C,54 ,09;H,4,54,N。
10.6;実測値:C,54,14,H,4,64,N、10.50゜実施例1 0.R’=α、α−ジメチルフェネチル:抽出による後処理に炭酸水素ナトリウ ム洗浄を用いなかった。この生成物をクロマトグラフィーによって精製し、ヘキ サン:アセトン(傾斜、4:1.3:1.2:1)によって溶出して、標題化合 物(0,190g)を褐色泡状物として得た;TLC:Rt=0.66゜クロロ ホルム:メタノール(95: 5);HPLC,t−=6.78.Co IA、 FR=1. 5.水ニアセトニトリル(55: 45);MS :m/z=52 1(M+1)、CzsH2tFsN40sとしての分析:計算値:C,57,5 9;H。
5.23:N、10.76;実測値:C,57,55;H,5,46,N、10 ゜41゜ 実施例1↓、R’=t−ブトキシカルボニルメチル二抽出による後処理に炭酸水 素ナトリウム洗浄を用いず、2N塩酸ニブライン(1: 1)をIN塩酸の代わ りに用いた。この生成物をクロマトグラフィーによって精製し、ジクロロメタン :メタノール(98:2)によって溶出して、標題化合物(0,030g)を乳 白色泡状物として得た。TLC:R,−0,48,クロロホルム:メタノール( 95: 5);HPLC,t*−9,58,Col A、FR=1.5.水ニア セトニトリル(7: 3);MS +m/z−447゜Cx+HisF3N40 7 ・0.20CmH14としテノ分析:計算値:C,51,31,H,5,3 9;N、10.78;実測値:c、 51. 08;H,5,30,N、10.  34゜実施例1又、R’−メトキシカルボニルメチル:抽出による後処理に炭 酸水素ナトリウム洗浄を用いず、2N塩酸ニブライン(1: 1)をIN塩酸の 代わりに用いた。−緒にした水性洗液をNaClによって飽和させ、クロロホル ムによって抽出し、−緒にしたクロロホルム層を乾燥させ、蒸発させた。この生 成物をクロマトグラフィーによって精製し、ジクロロメタン:メタノール(傾斜 、98:2.97+3)によって溶出して、標題化合物(0,110g)を乳白 色泡状物として得た; TLC: Rt=0. 46.クロロホルム:メタノー ル(95:5);HPLC,t−=7.15.Col A、FR−1,0,水ニ アセトニトリル(3: 1);MS :m/z=461 (M+1)、C+aH nFsf’LOvとしての分析−計算値:(,46,96,H,4,16,N、 12.17.実測値:C947,29:H,4,40;N、11.76゜W、R ’=ベンジルオキシカルボニルメチル:抽出による後処理において炭酸水素ナト リウム洗浄を用いず、2N塩酸ニブライン(1: 1)をIN塩酸の代わりに用 いた。この生成物をクロマトグラフィーによって精製し、ジクロロメタン:メタ ノール(傾斜、98:2.97+3)によって溶出して、標題化合物(0,21 0g)を乳白色泡状物として得た; TLC: R+−0,47,クロロホルム :メタノール(95:5);HPLC,t、=8.91.Col A。
FR−1,5,水ニアセトニトリル(3: 1):MS :m/z−537(M +1)。Cz<HzsFsN40tとしての分析:計算値:C,53,73;H ,4,32;N、10.44;実測値:(,53,44,H,4,44,N、1 0.30゜実施例2〜13で用いる中間体アルコールは次のように製造したニー 2.a〜13.a 実施例1. hで略述した操作と同様な操作を用いて、2−(3−ベンジルオキ シカルボニルアミノ−4−カルボキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−1−ピ リジル)−N−(2−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3,3,3−トリフル オロ−1−イソプロピルプロピル)アセトアミドを、式IIの対応アルコール[ 式中、R2は水素、Roはイソプロピル、R1は指定する基である]の下記t− ブチルジメチルシリルエーテルに転化させた。
u: R’=メチル:ペンシルアミンの代わりにメチルアミンヒドロクロリド( 4当量)を用い、4−メチルモルホリン(5当量)を酸スキャベンジャ−(ac id scavenger)として用いた。クロマトグラフィーによって精製し 、クロロホルム:メタノール(傾斜、100:0.99・1.98:2,97・ 3.95:5)によって溶出して、t−ブチルジメチルシリルエーテル(0,3 44g)を白色固体として得た。TLC:Rf=0.63.メタノール:クロロ ホルム(5: 95);MS:m/z−519(M+1)。
叉施透1.a:R’=水素=1−ヒドロキシベンゾトリアゾール及びベンジルア ミンの代わりに1−ヒドロキシベンゾトリアゾール:アンモニア複合体を用いた 。最終生成物を蒸発によって単離し、ジメチルホルムアミド中120℃において 加熱後、クロマトグラフィーによって精製し、クロロホルム:メタノール(傾斜 、100:0.97.5:2.5.95:5)によって溶出して、t−ブチルジ メチルシリルエーテル(0,285g)を乳白色固体として得た;TLC:Rf =0.43.メタノール:りooホルム(1: 9);MS :m/z=505 (M+1)。
u: R’=1−ナフチルメチル:ベンジルアミンの代わりに1−ナフチルメチ ルアミンを用い、抽出による第2後処理においてIN NaOH洗浄を用いなか った。この生成物(0,580g)を、さらに精製することなく用いた。TLC :R,=0.71.り01]*/lzム: 71タノール(97:3);MS: m/z=645 (M+1)。
m−且:R1=フェニル:抽出による第2後処理においてIN NaOH洗浄を 用いず、ベンジルアミンの代わりにアニリンを用いた。この生成物(0゜450 g)Gi、さらに精製すルコトなく用いた;TLc:R1=o、33.ヘキサン ゛アセトン(2: 1);MS :m/z=581 (M+1)。
実u : R’ =7エネチル:抽出による第2後処理においてIN NaOH 洗浄を用いず、ベンジルアミンの代わりに2−フェネチルアミンを用いた。
この生成物(0,510g)を、さらに精製することなく用いた;TLC:R+ =0. 75.クロロホルム:メタノール(97: 3);MS :m/z=6 09 (M+1)。
mニーa:R’=2−(1−ナフチル)エチル:ベンジルアミンの代わりに2− (1−ナフチル)エチルアミンを用いた。抽出による第2後処理においてlNN aOH洗浄を用いず、IN塩酸の代わりに水を用いた。この生成物(0゜480  g)を、さらに精製することなく用いた。TLC:R,=0.57.クロロホ ルム・メタノール(97: 3);MS :m/z=659 CM+1)。 中 間体2−(1−ナフチル)エチルアミンは次のように製造した。
テトラヒドロフラン(30ml)中2−(1−ナフチル)アセトアミド(1゜8 5g)の懸濁液を水素化アルミニウムリチウム(20ml、THF中1.0M) の滴加によって処理した。ガス発生が止んだ後、混合物を2時間還流加熱し、0 ℃に冷却し、水(2,9m1)の滴加によって処理し、濾過した。この濾液を蒸 発させ、クロマトグラフィーによって精製し、クロロホルム:メタノール:水酸 化アンモニウム(傾斜、100:0:0.9:1:0.9:1:0.1)によっ て溶出し、生成物(0,240g)を半固体として得た:TLC:R,=0.  09.クロロホルム:メタノール(95: 5);MS :m/z=172(M +1)。
実施刑旦、互:R’ =2−フェニルシクロプロピル:ベンジルアミンの代わり に塩酸2−フェニルシクロプロピルアミンを用い、4−メチルモルホリンを酸ス キャベンジャ−(2,1当量)として用いた。抽出による第2後処理において1 ノール:エーテルを加えて磨砕し、t−ブチルジメチルシリルエーテル(0,3 00g)を得た。TLC:R,=0.51. クロロホルム:メタノール(97 :3);MS :m/z=621 (M+1)。
U・R1=フェナシル:ベンジルアミンの代わりにフェナシルアミンを用いた。
抽出による第2後処理においてIN NaOH洗浄を用いず、IN塩酸の代わり に水を用いた。この生成物(0,490g)をさらに精製することなく用いた。
TLC:R,=0.50.クロロホルム:メタノール(97:3);MS :m /z=623 (M+1)。
m工a:R’=α、α−ジメチルフェネチル:ベンジルアミンの代わりにα、α −ジメチルフェネチルアミンを用いた。抽出による第2後処理においてlNNa OH洗浄を用いず、IN塩酸の代わりに水を用いた。この生成物(0,440g )をさらに精製することなく用いた。TLC:R,−0,74,クロロホルム: メタノール(97: 3);MS:m/z=637 (M+1)。
実施例11.a:R’ =t−ブトキシカルボニルメチル:ペンジルアミンの代 わりにt−ブチルグリシンを用いた。抽出による第2後処理においてIN Na OH洗浄を用いず、IN塩酸の代わりに水を用いた。この生成物(0,420g )をさらに精製することなく用いた;TLC:R,=0.59.クロロホルム: メタノール(97: 3);MS:m/z=619 (M+1)。
[:R’ =メトキシカルボニルメチル:ベンジルアミンの代わりに塩酸メチル グリシンを用い、4−メチルモルホリン(2,1当量)を酸スキャベンジャ−と して用いた。抽出による第2後処理においてIN NaOH洗浄を用いず、IN 塩酸の代わりに水を用いた。この生成物(0,390g)をさらに精製すること なく用いた。TLC:R1=0.55.クロロホルム:メタノール(97: 3 );MS :m/z=557 (M+1)。
実施例11工a:R’=ベンジルオキシカルボニルメチル:ベンジルアミンの代 わりに塩酸ベンジルグリシンを用い、4−メチルモルホリン(2,1当量)を酸 スキャベンジャ−として用いた。抽出による第2後処理においてIN NaOH 洗浄を用いず、IN塩酸の代わりに水を用いた。この生成物(,0,550g) をさらに精製することなく用いた。TLC:R,=0.82. クロロホルム: メタノール(95: 5);MS +m/z=653 (M+1)。
2、b〜13.b 前記と同様な操作を用いて、実施例2. a〜13、aにおいて製造した対応t −ブチルジメチルシリルエーテルから式Iの下記アルコール[式中、R2は水素 、Roはイソプロピル、R1は指定する基である]を製造した。
実施例2.b:R’−メチル:抽出による後処理し、次に蒸発させる以外は、実 施例1.iに記載の操作と同様な操作を用いて、実施例2. aの生成物をアル コールに転化し、これをクロマトグラフィーによって精製し、メタノール:クロ ロホルム(傾斜、o:ioo、3:97)によって溶出して、生成物(0,24 3g)を白色固体として得た。TLC:R1=0.25.メタノール:クロロホ ルム(5: 95);MS :m/Z=405 (M+1) 。C+5HnNa OsFsとしての分析:計算値・C,47,53;H,4,74;N、13.9 ;実測値、C147,24;H,4,81;N、13.52゜実施例」より :  R’=水素二アセトニトリル:テトラヒドロ7ラン(7ml。
6:1)中の実施例3. aの生成物(0,270g)の溶液をHF (0,5 35m1.50%水溶液)によって処理し、19時間撹拌し、追加のHF (0 ,535m1)によって処理し、2時間撹拌し、追加のHF (1ml)によっ て処理し、3時間撹拌し、メタノール(5ml)によって希釈し、16時間撹拌 し、シリカゲル(1g)で処理し、蒸発させた。残渣をクロマトグラフィーによ って精製し、溶離剤としてのクロロホルム・メタノール(傾斜、ioo:o、9 7.5:2゜5、 95 : 5. O: 100)によって溶出して、アルコ ール(0,170g)を白色固体として得て、これをさらに特徴づけせずに用い た。
!・R1=1−ナフチルメチル:テトラヒドロフラン(9ml)中の実施例4.  aの生成物(0,570g)の溶液をテトラブチルアンモニウムフルオリド( 1,33m1.THF中1.0M)によって処理し、0℃において1時間撹拌し 、酢酸エチルによって希釈し、洗浄しくIN塩酸、ブライン、飽和炭酸水素ナト リウム、ブライン)、乾燥させ、蒸発させた。この生成物をクロマトグラフィー によって精製し、クロロホルム:メタノール(97:3)によって溶出し、クロ ロホルム:メタノールから結晶化して、アルコール(0,443g)を固体とし て得た。TLC:R+=0.18.メタノール:クロロホルム(3:97);M S:m/z=531 (M+1)。
U例5.b:R’=フェニル:実施例5. bからの生成物に実施例4. bに 述べた操作と同様な操作を実施したが、この場合には抽出による後処理に炭酸水 素ナトリウムを用いず、−緒にした水性洗液を塩化ナトリウムによって飽和させ 、クロロホルムによって抽出し、−緒にした酢酸エチル層とクロロホルム層とを 乾燥させ、蒸発させた。残渣をクロマトグラフィーによって精製し、クロロホル ム:メタノール(95:5)によって溶出して、アルコール(0,340g)を 白色固体として得た。TLC:R,=0.19. クロロホルム メタノール( 95: 5);MS :m/z=467 (M+1)。
実施例5.b:R’−フェネチル:抽出による後処理に炭酸水素ナトリウムを用 いない以外は、実施例4− bに述べた操作と同様な操作を用いて、実施例6゜ この生成物を転化させた物質をクロマトグラフィーによって精製し、クロロホル ム:メタノール(97:3)によって溶出して、アルコール(0,300g)を 固体として得た。TLC:R,=0.16.クロロホルム:メタノール(97: 3);MS:m/z=495 (M+1)。
実施例ニーb : R’=2− (1−ナフチル)エチル:炭酸水素ナトリウム を用いず、抽出による後処理にIN塩酸の代わりに水を用いた以外は、実施例4 . bに述べた操作と同様な操作を用いて、実施例7. aの生成物を転化させ た物質をメタノールを加える磨砕によって精製して、アルコール(0,130g )を固体として得た。TLC:R,=0.43. クロロホルム:メタノール( 95:5);MS :m/z=545 (M+1)。
実施泗旦−互: R’ = 2−フェニルシクロプロピル:炭酸水素ナトリウム を用いず、抽出による後処理にIN塩酸の代わりに水を用いた以外は、実施例4 . bに述べた操作と同様な操作を用いて、実施例8.aの生成物を転化させた 物質をメタノール及びエーテルを加える磨砕によって精製して、アルコール(0 ,207g)を固体として得た;TLC:RI=0.17.クロロホルム:メタ ノール(95: 5);MS :m/z=507 <M+1)。
実施例9.b、R’=フェナシル、炭酸水素ナトリウムを用いず、抽出による後 処理にIN塩酸の代わりに水を用いた以外は、実施例4. bに述べた操作と同 様な操作を用いて、実施例7. aの生成物を転化させた物質をクロロホルム: メタノール エーテルからの結晶化によって精製して、ヘキサン:アセトン(傾 斜。
41.3・1.2:1)によって溶出して、アルコール(0,260g)を黄色 泡状物として得た。TLC:R,=0.15.クロロホルム メタノール(97 : 3);MS :m/z=523 (M+1)。
実施例10.b:R’−α、α−ジメチルフェネチル:炭酸水素ナトリウムを用 いず、抽出による後処理にIN塩酸の代わりに水を用いた以外は、実施例4゜b に述べた操作と同様な操作を用いて、実施例10.aの生成物を転化させた物質 をクロマトグラフィーによって精製し、ヘキサン、アセトン(傾斜、4:1゜3 :1.2:1)によって溶出して、アルコール(0,260g)を黄色泡状物と して得た。TLC:R,=0.15.クロロホルム:メタノール(97:3); MS :m/z=523 (M+1)。
!↓より:R’=t−ブトキシカルボニルメチル、炭酸水素ナトリウムを用いず 、抽出による後処理にIN塩酸の代わりに水を用いた以外は、実施例4゜bに述 べた操作と同様な操作を用いて、実施例11.aの生成物を転化させた物質をク ロマトグラフィーによって精製し、ヘキサン:アセトン(傾斜、2:1゜1=1 )によって溶出して、アルコール(0,210g)を固体として得た:TLC: R,=0.14.クロロホルム:メタノール(97: 3):MS +m/z= 449 (M+1)。
u : R’ =メトキシカルボニルメチル:炭酸水素ナトリウムを用いず、抽 出による後処理にIN塩酸の代わりに水を用い、−緒にした水性洗液をクロロホ ルムによって抽出し、−緒にした有機抽出物を乾燥させ、蒸発させた以外は、実 施例4. bに述べた操作と同様な操作を用いて、実施例12.aの生成物を転 化させた物質をりFマドグラフィーによって精製し、ヘキサン:アセトン(傾斜 、1:1,1:2)によって溶出して、アルコール(0,240g)を黄褐色固 体として得た。TLC:R,=0.08. クロロホルム、メタノール(97: 3);MS:m/z=463 (M+1)。
u、、R’ =ベンジルオキシカルボニルメチル:炭酸水素ナトリウムを用いず 、抽出による後処理にIN塩酸の代わりに水を用いた以外は、実施例4. bに 述べた操作と同様な操作を用いて、実施例13.aの生成物を転化させた物質を クロマトグラフィーによって精製し、ヘキサン:アセトンの傾斜(傾斜、2:1 .1°1)によって溶出して、アルコール(0,240g)を乳白色固体として 得た。TLC:R,=0.30.クロロホルム・メタノール(95:5);MS  :=m/z=539 (M+1)。
実施例1A 2−3−2−モルホリノエチル −2,4,84リオキソ−1,2,3゜4、  7. 8−へキサヒドロピリド 3. 4−d ピリミジン−7−イル −N− (3,3,3−1−リフルオロ−1−イソプロピル−2−オキソプロピル アセ トアミド 炭酸水素ナトリウム洗浄を用いず、抽出による後処理にIN塩酸の代わりに飽和 NH,CIを用い、−緒にした水性洗液をNaOHによって塩基性(pH8)に して、クロロホルムによって抽出し、−緒にしたクロロホルム層を乾燥させ、蒸 発させた以外は、実施例1に述べた操作と同様な操作を用いて、実施例14゜b の生成物を転化させた物質をクロマトグラフィーによって精製し、クロロホルム 、メタノール:水酸化アンモニウム(90: 10 : 1)によって溶出した 。得られた物質をクロマトグラフィーによって再精製し、ヘキサン:アセトン( 傾斜。
1:1.1・2.1:3.O:1)によって溶出した。この物質を再びクロマト グラフィーによって精製し、ジクロロメタン メタノール(傾斜、ioo:o。
99:1)によって溶出して、標題化合物(0−40g)を橙色油状物として得 た。TLC:R,=0.23.クロロホルム:メタノール: NH4OH(90 : 10 : 1);MS :m/z=502 (M+1)、Cx5HzsFs NsOa・0.70Hz測値 C,49,17;H,5,29,N、13.40 ゜実施例14で用いる中間体アルコールは次のように製造した。
a、2−3−2−モルホリノエチル −2,4,8−トリオキソ−1,2゜3、  4. 7. 8−へキサヒドロピリド 3. 4−d ピリミジン−7−イル  −N−2−【−ブチルジメチルシリルオキシ−3,3,3−トリフルオロ−1 −イソプロピルプロピル アセトアミド ジメチルホルムアミド(5ml)中の実施例11gからの酸(0,500g)と 、2−モルホリノエチルアミン(0,318m1)と、1−ヒドロキシベンゾト リアゾール水和物(0,220g)との溶液を、1−(3−ジメチルアミノプロ ピル)−3−エチルカルボジイミドヒドロクロリド(0,172g)によって処 理し、室温において16時間撹拌した。この混合物を酢酸エチルによって希釈し 、洗浄しくIN塩酸、IN Na0H)、酸性洗液を塩化ナトリウムによって飽 和させ、飽和炭酸水素ナトリウムによって塩基性にして、クロロホルムによって 抽出した。−緒にしたクロロホルム層と酢酸エチル層とを乾燥させ、蒸発させた 。残渣をジメチルホルムアミド(5ml)中に溶解し、120℃において2時間 加熱し、クロロホルム中に入れ、ブラインによって洗浄し、乾燥させ、蒸発させ て、二環式化合物(0,400g)を褐色油状物として得て、これをさらに精製 せずに用いた。TLC:R,=0.43.メタノール:クロロホルム(5・95 );MS +m/z=618 (M+1)。
b、2−3−2−モルホリノエチル −2,4,8−トリオキソ−1,2゜3、  4. 7. 8−ヘキサヒドロピリド 3. 4−d ピリミジン−7−イル  −N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1−イソプロピルプロ ピルアセトアミド 抽出による後処理にIN塩酸も炭酸水素ナトリウムも用いなかったこと以外は、 実施例4. bに述べた操作と同様な操作を用いて、実施例14.aの生成物を 転化させた物質をクロマトグラフィーによって精製し、ヘキサン:アセトン(傾 斜。
1:1,1:2.O:1)によって溶出して、アルコール(0,240g)を黄 褐色油状物として得た。TLC:RI=0.31.クロロホルム:メタノール( 95: 5);MS :m/z=504 (M+1)。
実施例1旦 2−3−4−メトキシベンジル −2,4,8−1−リオキソ−12,3゜4、  7. 8−へキサヒドロピリド 3. 4−d ピリミジン−7−イル −N −(3,3,3−1−リフルオロ−1−イソプロピル−2−オキソプロピル ア セトアミド 抽出による後処理にクロロホルムの代わりに酢酸エチルを用いる以外は、実施例 1に述べた操作と同様な操作を用いて、実施例15.Cの生成物を転化させた物 質をクロマトグラフィーによって精製し、クロロホルム:メタノール(傾斜。
100:0.97.5:2.5)によって溶出して、標題化合物(0−170g )を白色固体として得た。TLC:R,=0.29.クロロホルム:メタノール (95:5);HPLC,t、=8.35.Co1A、FR=2.水ニアセトニ トリル(7: 3);MS :m/z=509 (M+1)、Cx5HzsFs N<Chとしての分析:計算値:C,54,33,H,4,56;N、11.0 2;実測値:C953,90,H,4,60,N、10.75゜実施例15で用 いる中間体アルコールは次のように製造した:a、2−3−ベンジルオキシカル ボニルアミノ−4−4−メトキシベンジルアミノカルボニル −2−オキソ−1 ,2−ジヒドロ−1−ピリジル −1−1−ブチルジメチルシリルオキシ−3, 3,3−トリフルオロ−1−イソプロピルプロピル アセトアミド ジメチルホルムアミド(5ml)中の実施例19gからの酸(0,550g)と 、4−メトキシベンジルアミン(0,234g)と、1−ヒドロキシベンゾトリ アゾール水和物(0,241g)との溶液を1−(3−ジメチルアミノプロピル )−3−エチルカルボジイミドヒドロクロリド(0,189g)によって処理し 、室温において16時間撹拌し、クロロホルム中に入れ、洗浄しくIN塩酸、I N NaOH、ブライン)、乾燥させ、蒸発させた。生成物をクロマトグラフィ ーによって精製し、アセトン:ヘキサン(傾斜、25ニア5.35:65)によ って溶出して、アミド(0,566g) ヲ固体トして得た。TLC:R,=0 .52、メタノール:クロロホルム(5: 95);MS :m/z=733  (M+1)。
b、m−メトキシベンジル −2,4,8−)リオキソ−1,2゜3. 4.  7. 8−ヘキサヒドロピリド 3. 4−d ピリミジン−7−イル −N− 2−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3,3,3−)リフルオロ−1−イソプ ロピルプロピル)アセトアミド ジメチルホルムアミド(8ml)中の実施例15.aの生成物(0,550g) の溶液を120℃において2時間加熱し、蒸発させた。この物質をクロマトグラ フィーによって精製し、アセトン:ヘキサン(傾斜、20 : 80. 25  : 75゜30ニア0)によって溶出して、二環式化合物(0,469g)を乳 白色泡状物として得た。TLC:R,=0.49.アセトン:へキサン(3:  7) ;MS :m/z=625 (M+1)。
C12−3−4−メトキシベンジル)−2,4,8−)リオキソ−1,2゜3、  4. 7. 8−へキサヒドロピリド 3. 4−d ピリミジン−7−イル  −N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1−イソプロピルプロ ピルアセトアミド 反応を0℃においてではなく室温において実施した以外は、実施例4. bの操 作と同様な操作を用いて、実施例15.、bの生成物(0,460g)をアルコ ール(o、350g)に転化させて、さらに精製せずに用いた;TLC:R+= 0゜23、アセトン ヘキサン(1: 1);MS :m/z=511 (M+ 1)。
実施例」」− 2−3−(4−メトキシベンジル −2,4,8−トリオキソ−6−フェニル− 1,2,3,4,7,8−へキサヒドロピリド 3. 4−d ピリミジン−7 −イル −N−3,3’、3−トリフルオロ−1−イソプロピル−2−オキソプ ロピル アセトアミド ジメチルスルホキシド:トルエン(1: 1,30m1)中の実施例16.hか らのアルコール(0,710g)の溶液を、1−(3−ジメチルアミノ−プロピ ル)−3−エチルカルボジイミドヒドロクロリド(2,32g)によって処理し 、0℃に冷却し、2.2−ジクロロ酢酸(0,40m1)によって処理した。こ の反応混合物を室温において16時間撹拌し、酢酸エチルとIN塩酸とに分配し た。
有機層を洗浄しくIN塩酸、ブライン、飽和炭酸水素ナトリウム、ブライン)、 乾燥させ、蒸発させた。生成物をクロマトグラフィーによって精製し、メタノー ル・クロロホルム(傾斜、1:99,3:97)によって溶出して、標題化合物 (0,38g)を乳白色固体として得た。TLC:R,=0.38.メタノール :クロロホルム(3:97);HPLC,t、=4,31.Col A、FR= 2、水ニア七トニトリル(1: 1);MS :m/z=585 (M+1)、 CzsH27F3N408・0.80CH30Hとしての分析:計算値:C,5 8,66;H。
4.99.N、9.18.実測値:C,59,04,H,5,38;N、 s、  68゜ 実施例16で用いる中間体アルコールは次のように製造した:a、(α−クロロ ベンジリデン ジメチルアンモニウムクロリドジクロロメタン(150ml)中 のN、 N−ジメチルベンズアミド(20,0g)の溶液を塩化オキサリル(3 0,0m1)によって処理し、室温において3時間処理した。この溶液を蒸発さ せ、ヘキサンによって希釈し、固体が形成されるまで激しく撹拌し、溶媒をデカ ントした。残渣にヘキサンを加えて磨砕し、次にエーテルを加えて磨砕し、蒸発 させて、感湿性白色固体を得て、これを真空下で貯蔵し、さらに精製せずに用い た。
b、ジメチル 2−エトキシカルボニル−3−ジメチルアミノ−3−フェニル− 2−プロベニリデン マロネート 0℃のテトラヒドロフラン(300ml)中のヘキサン洗浄水素化ナトリウム( 8,0g、60%油分散液)の懸濁液を実施例1.1の生成物(40,0g)に よって処理し、室温において4,5時間撹拌し、0℃に冷却し、テトラヒドロフ ラン(100ml)中の実施例16.aの生成物の懸濁液によって処理した。
この混合物を室温において1時間撹拌した。得られた物質をシリカゲル(100 ml)に通して濾過し、濾液中に黄色物質が出現するまで、エーテルによって溶 出した。得られたエーテル溶液を蒸発させ、残渣にエーテルを加えて磨砕し、濾 過して、ジエン(13,1g)を黄色結晶として得た。濾液を蒸発させ、残渣を クロマトグラフィーによって精製し、エーテル:ヘキサン(1: 1)によって 溶出した。生成物を含む画分を一緒にし、外部から熱を加えずに、付加的生成物 (8,5g)が析出するまで蒸発させた。TLC:R1=0.29.エーテル: ヘキサン(7: 3);MS :m/z=362 (M+1)。
0.2−4−エトキシカルボニル−3−メトキシカルボニル−2−オキソ−6− フェニル−1,2−ジヒドロ−1−ピリジル −N−2−t−ブチルジメチルシ リルオキシ−3,3,3−トリフルオロ−1−イソプロピルプロピル アセトア ミド 実施例1.bからの生成物(18,0g)と実施例1. cからのアミン(18 ゜0g)との混合物を120℃、真空(133Pa)下で8時間加熱し、追加の アミン(6,0g)によって処理し、120℃、真空下で16時間加熱し、室温 に冷却した。残渣をエーテル中に入れ、洗浄しくIN塩酸、IN NaOH,ブ ライン)、乾燥させ(K2CO3:NazSO<、1 : 1) 、蒸発させた 。この物質をクロマトグラフィーによって精製し、エーテル、ヘキサン(傾斜、 40:60゜50:50.55:45.60:40,70・30.100:0) によって溶出し、得られた物質を第1カラムからの純粋物質と一緒にして、生成 物(14,9g)を固体として得た;TLC:R,=0.41.アセトン:へキ サン(3: 7);MS :m/z=627 (M+1)。
d、2−(3−カルボキシ−4−エトキシカルボニル−2−オキソ−6−フェニ ル−1,2−ジヒドロ−1−ピリジル −N−2−t−ブチルジメチルシリルオ キシ−3,3,3−トリフルオロ−1−イソプロピルプロピル アセトアミドピ リジン(250ml)中の実施例16.0の生成物(14,9g)と無水Li  I (7,49g)との溶液を4時間、還流加熱し、エーテルによって希釈し、 洗浄しくIN塩酸、ブライン)、乾燥させ、蒸発させた。残渣をエーテル中に入 れ、洗浄しく6N塩酸、IN塩酸、ブライン)、乾燥させ、蒸発させた。この生 成物をクロマトグラフィーによって精製し、メタノール:クロロホルム(傾斜。
0:100. 5:95. 10:90. 15:85. 20:80. 30  コ 70.50:5Q)によって溶出して、酸(13,1g)を灰色泡状物と して得た;TLC:R,=0.56.メタノール・クロロホルム:酢酸(5:  95 : 1) ;MS:m/z=631 (M+1)。
e、2−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4−エトキシカルボニル−2− オキソ−6−フェニル−1,2−ジヒドロ−1−ピリジル −N−2−1−ブチ ルジメチルシリルオキシ−3,3,3−トIフルオロー1−イソブロピルブ旦頁 西と1皇上ヱj下 p−ジオキサン(200ml)中の実施例16.dの酸(31,1g)と、ジフ ェニルホスホリルアジド(6,91m1)と、トリエチルアミン(4,74mり と、ベンジルアルコール(3,77m1)との溶液を4時間、還流加熱し、蒸発 させた。残渣をエーテル中に入れ、洗浄しくIN塩酸、ブライン、IN NaO H,ブライン)、乾燥させ(KzCO3:NazSO4,1: 1) 、蒸発さ せた。
この物質をクロマトグラフィーによって精製し、酢酸エチル、ヘキサン(15: 85)によって溶出して、生成物(12,8g)を黄褐色半固体として得た:T LC:0.36.酢酸エチル:ヘキサン(3: 7);MS :m/z=718  (M=6−フェニル−1,2−ジヒドロ−1−ピリジル −N−2−t−ブチ ルジメチルシリルオキシ−3,3,3−トリフルオロ−1−イソプロピルプロピ ルアセトアミド 0℃のエタノール:水(270m1.100:35)中の実施例16.eの生成 物(11,0g)の溶液をL i 0H−H2O(0,674g)によって処理 し、4時間撹拌し、追加のL i 0H−HzO(0,674g)によって処理 し、エーテルによって希釈し、洗浄しくIN塩酸、ブライン)、乾燥させ、蒸発 させた。
この生成物をクロマトグラフィーによって精製し、メタノール:クロロホルム: 酢酸(傾斜、O:100:0.2.5:97.s:o、5:95:0.5:95 :1)によって溶出して、酸(5−6g)を乳白色泡状物として得た。TLC: R,=0. 30.メタノール りooホルム(1:9);MS :m/z=6 90(M+1)。
g、2−3−(4−メトキシベンジル −2,4,8〜トリオキソー6−フェニ ル−1,23,4,7,8−へキサヒドロピリド 3. 4−d ピリミジン− 7−イル −N−2−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3,3,3−トリフル オロ−1−イソプロピルプロピル アセトアミドジメチルホルムアミド(15m l)中の実施例16.fの酸(1,50g)と、4−メトキシベンジルアミン( 0,57m1)と、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物との溶液を1−( 3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドヒドロクロリド(0 ,501g)によって処理し、室温において16時間撹拌した。この混合物を酢 酸エチル中に溶解し、洗浄しくIN塩酸、ブライン、飽和炭酸水素ナトリウム、 ブライン)、乾燥させ、蒸発させた。残渣をジメチルホルムアミド(15ml) 中に溶解し、120℃において2.5時間加熱し、酢酸エチル中に入れ、洗浄し くIN塩酸、ブライン、飽和炭酸水素ナトリウム、ブライン)、乾燥させ、蒸発 させた。生成物をクロマトグラフィーによって精製し、ヘキサン:アセトン(8 : 2)によって溶出して、二環式化合物(0,940g)を淡黄色泡状物とし て得た; TLC: Rt=0. 35.ヘキサン・アセトン(8:2);MS :m/z=701 (M+1)。
h、z−メトキシベンジル −2,4,8−トリオキソ−6−フェニル−1,2 ,3,4,7,8−へキサヒドロピリド 3. 4−d ピリミジン−7−イル  −N−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1−イソプロピルプロピ ル アセトアミド テトラヒドロフラン(15ml)中の実施例161gの生成物(0,920g) の溶液をテトラブチルアンモニウムフルオリド(1,58m1.THF中1.0 M)によって処理し、室温において2時間撹拌し、蒸発させた。この物質をクロ マトグラフィーによって精製し、クロロホルム:メタノール(傾斜、97:3゜ 95:5)によって溶出して、生成物(0,730g)を乳白色固体として得た 、TLC:R,=0.20.メタノール:クロロホルム(5: 95);MS: m/z=587 (M、+1)。
実施例1ユ 2−3−メチル−2,4,8−トリオキソ−1,2,3,4,7,8−へキサヒ ドロピリド 34−d ピリミジン−7−イル −N−333−ト1フルオロー 1−イソプロピル−2−オキソプロピル アセトアミド洗液としてIN塩酸、飽 和炭酸水素ナトリウム:ブラインの代わりにIN塩酸ニブライン(11)を用い る以外は、実施例16に述べた操作と同様な操作を用いて、実施例17.bの生 成物を転化させた物質をクロマトグラフィーによって精製し、メタノール:クロ ロホルム(2:98)によって溶出して、標題化合物(0,197g)を白色固 体として得た。TLC:Rず=0. 40.メタノール:クロロホルム(5:9 5);HPLC,t−=4.76、Col A、FR=2.水、アセトニトリル (65: 35);MS :m/z=479 (M+1)。
310゜C2□Hz lF s N 40 m・1.2H20としての分析:計 算値:C,52,84H,4,71,N、11.20;実測値:(,52,81 ;H,4,72,N。
10.79゜ 実施例17で用いる中間体アルコールは次のように製造した:a、2−3−メチ ル−2,4,8−トリオキソ−6−フェニル−123゜47.8−へキサヒドロ ピリド 3. 4−d ピリミジン−7−イル −N−2−t−ブチルジメチル シリルオキシ−3,33−トリフルオロ−1−イソプロピルプロピル アセトア ミド 4−メトキシペンシルアミンの代わりに塩酸メチルアミンを用い、酸スキャベン ジャ−として4−メチルモルホリン(5当量)を用いた以外は、実施例16゜g に述べた操作と同様な操作を用いて、実施例16.fの生成物を二環式化合物( 0,610g)に転化させ、さらに精製せずに用いた。TLC:R1=0.54 、ヘキサン・アセトン(4:’6);MS +m/z=595 (M+1)。
b、B−メチル−24,8−トリオキソ−6−フェニル−1234、7,8−ヘ キサヒドロピリド 3. 4−d ピリミジン−7−イル −N−33341フ ルオロ−2−ヒドロキシ−1−イソプロピルプロピル アセトアミド 実施例16.hに述べた操作と同様な操作を用いて、実施例17.aの生成物を 転化させた物質をクロマトグラフィーによって精製し、メタノール:クロロホル ム(5・95)によって溶出して、アルコール(0,330g)を白色固体とし て得た。TLC:R,=0.29.メタノール:クロロホルム(5・95);M S :m/z=481 (M+1)II CzzHzsFsN<Os・1.6H 20としての分析:計算値:C,51,88,H,5,18;N、11.’OO ,実測値:C151,79;H,4,96;N、10.81゜実施例1旦 2−3− α、α−ジメチルフェネチル −2,4,8−トリオキソ−6−フェ ニル−123,4,78−へキサヒドロビード 34−d ピリミジン−7−イ ル −N−3,3,3−)リフルオロ−1−イソプロピル−2−オキソプロピル  アセトアミド 実施例16に述べた操作と同様な操作を用いて、実施例18.bの生成物を転化 させた物質をクロマトグラフィーによって精製し、メタノール:クロロホルム( 1:99)によって溶出して、標題生成物(0,215g)を黄色固体として得 た。TLC:R,=0.42.メタノール:クロロホルム(2,5: 97−5 );HPLC,t*=6.09.Co I A、FR=3.水ニア七ト二トリル (1: 1);MS :m/z=597 (M+1)、Cs+HslFsN40 m”0.5H20としての分析:計算値:C,61,48,H,5,32;N、 9.25:実測値:C,61,35;H,5,34;N、8.98゜実施例17 で用いる中間体アルコールは次のように製造した:a、2−3−(α、α−ジメ チルフェネチル −2,48−トリオキソ−6−フェニル−1,2,3,4,7 ,8−ヘキサヒドロピリド 3. 4−d ピリミジン−7−イル −N−2− t−ブチルジメチルシリルオキシ−3,3゜3−トリフルオロ−1−イソプロピ ルプロピル アセトアミド4−メトキシベンジルアミンの代わりにα、α−ジメ チルフェネチルアミンを用いる以外は、実施例161gに述べた操作と同様な操 作を用いて、実施例16゜fの生成物を転化させた物質をクロマトグラフィによ って精製し、エーテル:ヘキサン(傾斜、70 : 30.80 : 20)に よって溶出して、二環式化合物(0゜520 g)を黄色油状物として得た。T LC:R,=0.51.メタノール:りooホルム(2,5:97.5);MS :rn/z=713 (M+1)。
低R1物質(0,210g)も回収され、実施例18.bからの生成物と同じ物 質であると判明した。
b、2−3− α α−ジメチルフェネチル −2,48−)1オキソ−6−フ ェニル−12,3,4,7,8−ヘキサヒドロピリド 34−d ピリミジン− 7−イル −N−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1−イソプロピ ルプロピル アセトアミド最初に単離された生成物を洗浄しくIN塩酸、ブライ ン、飽和炭酸水素ナトリウム)、乾燥させ、蒸発させたこと以外は、実施例16 .hに述べた操作と同様な操作を用いて、実施例18.aの生成物を転化させた 物質を実施例18.aからの低R,物質と一緒にし、クロマトグラフィーによっ て精製し、アセトン:へキサン(35:65)によって溶出して、アルコール( 0,295g)を淡黄褐色固体として得た。TLC:R,=0.33.メタノー ル:クロロホルム(2,5: 97.5);MS :m/z=599 (M+1 )。
実施例1盈 2−3−アセトニル−2,4,8−トリオキソ−1,234,78−ヘキサヒド ロピリド 3. 4−d ピリミジン−7−イル −N−33,3−トリフルオ ロ−1−イソプロピル−2−オキソプロピル アセトアミドカルボジイミドとジ クロロ酢酸との第2等量を16時間後に加え、混合物をさらに24時間撹拌し、 抽出による後処理に炭酸水素ナトリウムを用いなかったこと以外は、実施例1に 述べた操作と同様な操作を用いて、実施例19.bの生成物を転化させた物質を クロマトグラフィーによって精製し、クロロホルム:メタノール(傾斜、99: 1.98:2.95:5)によって溶出して、標題化合物(0,086g)を白 色固体として得た。TLC:R,=0.74.クロロホルム:メタノール(85 :15);MS :m/z−445(M+1)、C+aH+eFxN<Os・0 .2C6HI4・0.2H20としての分析:計算値:(、48,82;H,4 ,91;N、11.86;実測値:(:、48.80;H,4,78,N。
11.74゜ 実施例19で用いる中間体アルコールは次のように製造したニー1−ブチルジメ チルシリルオキシ−3,3,3−トリフルオロ−1−イソプロピルプロピル ア セトアミド 4−メトキシベンジルアミンの代わりに2−ヒドロキシプロピルアミンを用いる こと以外は、実施例15.aに述べた操作と同様な操作を用いて、実施例1゜g の生成物をアミド(0,480g)に転化させ、これをさらに精製せずに用いた 。TLC:R,=0.21.クロロホルム:メタノール(95: 5);MS  :m/z=563 (M+1)。
5.2−3−2−ヒドロキシプロピル −2,4,8−トリオキソ−1,2゜3 、 4. 7. 8−ヘキサヒドロピリド 3. 4−d ピリミジン−7−イ ル −N−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1−イソプロピルプロ ピルアセトアミド ジメチルホルムアミド(5ml)中の実施例19.aの生成物(0,450g) の溶液を120℃において3時間加熱し、0℃に冷却し、テトラブチルアンモニ ウムフルオリド(l 1ml、THF中1.0M)によって処理し、0℃におい て0.5時間撹拌し、ブラインとクロロホルムとに分配し、洗浄しくブライン) 、乾燥させ、蒸発させた。この物質をクロマトグラフィーによって精製し、クロ ロホルム、メタノール(9: 1)によって溶出し、クロマトグラフィーによっ て再精製し、クロロホルム:メタノール:水酸化アンモニウム(85:15 :  1)によって溶出して、アルコール(0,480g)を橙色泡状物として得た 。TLC:R,=0. 12.クロロホルム:メタノール(9: 1);MS  :m/z=449 (M+1)。
実施雌λ立二又旦 スキームIIに略述した経路と同様な合成経路を用いて、式Iの下記化合物[式 中、R1とR2は指定する意味を有する]を製造した。
m : R’ =ベンジルオキシカルボニル;R2=フェニル:CBH2□F  s N 407−0.6H20としテノ分析:計算値:(,57,80;H,4 ,56,N。
8.98;実測値:(:、 57.81;H,4,54,N、 8.50゜実施 医λ1 :R1=N−メチルカルバモイルメチル:H1=フェニル: C!、H □Ns Oa F s・1.0H20としての分析:計算値・C,51,74; H,4,78;N、12.57;実測値:C,52,75,H,4,84,N、 11.44゜実施何又又:R’=N−ベンジルカルバモイルメチル:R−フェニ ル:C2゜H□N5Fx・2.0H20としての分析:計算値:C,55,64 ,H,4,98;N、10.81.実測値:C,55,74,H,5,07,N 、 10.04゜実施器ス旦:R’=水素;R”=Vx二)Lt:Cz+H+e N40sFs・1.IH!Oとしての分析:計算値:C,52,09,H,4, 41,N、11.57;実測値:C,52,01,H,4,55;N、11.0 1゜実施伝ス4 :R’=2−二トキシエチル:Rズ=フェニル: CzsHz tN<0sFs・1.0H20としての分析:計算値:C,54,15,H,5 ,27,N、10゜10:実測値:(,54,04,H,5,34;N、9.6 9゜実施雌ス旦:R’=hルyt:+シifk;R’=水素: C+yHuN< 0yFs・1.7H,0としての分析:計算値:C,42,82,H,4,31 ,N、11. 75、実測値:C,42,91,H,4,04;N、11.18 ゜実施型ス旦:R1=ジメチルアミノ:R2=フェニル:TLCR10,491 0%メタノール:CHCl5゜ 実施例又ユニR1=モルホリノメチル:R2=フェニル:TLCRto、341 0%メタノール:CHCl、。
5H20としての分析二計算値・C,4g、 77;H,4,80;N、12. 36;実測値:C,48,75;H,4,70,N、12.01゜■ I スキームl I スキーム夏■ l11b ■ ■ ■夏 蓼−−A、N・ PCT/GB 93101380フロントページの続き (51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号A61K 38100  ABS (81)指定回 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE) 、0A(BF、BJ、CF、CG、 CI、 CM、 GA、 GN、 ML、  MR,NE、 SN。
TD、 TG)、 AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA。
CH,CZ、 DE、 DK、 ES、 FI、 GB、 HU、JP、 KP 、 KR,LK、 LU、 MG、 MN、 MW、 NL、No、NZ、PL 、PT、R○、 RU、 SD、 SE。
SK、UA FI A61K 37102 ACB (72)発明者 ワーナー、ピーター イギリス国チェシャー ニスケイ10・2ティーズイー、マックレスフィールド 、バーンサイド・ウェイ 25 (72)発明者 ウォラニン、ドナルド・ジョンアメリカ合衆国コネチカット州 06477、オレンジ、ロングメト−・ロード 320

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式I(式は請求の範囲の末尾に記載する):式中、 R0は(C1−C5)アルキル; R1は水素、NReRf;又は R1は(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、フェナシル、 アリール、アセトニル又はヘテロアリールであり、これらの如何なる基も、ヒド ロキシ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4) アシルオキシ、COORa、CONRbRc、COO(CH2)2NReRf、 シアノ、SO2R5、CONRdSO2R5、NReRf、NRgCOR6、N RgCOOR6、NRhCONRiRj、NRkSO2R3、SO2NRIRm 、SO2NRnCOR4、P(O)(ORa)2、アリール及びヘテロアリール から成る群から選択される1個以上の置換基を有することができ;R1又はその 置換基のアリール又はヘテロアリール部分は1個以上のハロゲノ、ニトロ、(C 1−C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ又はトリフルオロメチル基を有 することができ;Ra〜Rnは独立的に水素、ベンジル又は(C1−C4)アル キルであるか;又は、独立的に、基NRbRc、NReRf、NRiRj又はN RIRmは1−ピロリジニル、ピペリジノ、モルホリノ若しくは1−ピペラジニ ルから成る群から選択される環状ラジカルであり、これらは4−位置に(C1− C4)アルキル若しくはハロゲノ置換基を有することができる;又は、独立的に 、基NReRfは2−ピロリジノン−1−イル、スクシンイミド、オキサゾリジ ン−2−オン−3−イル、2−ベンゾオキサゾリノン−3−イル、フタルイミド 及びシス−ヘキサヒドロフタルイミドから成る群から選択される環状ラジカルで あり;R3〜R5は独立的にトリフルオロメチル、(C1−C6)アルキル、( C3−C6)シクロアルキル、アリール又はヘテロアリールであり、アリール又 はヘテロアリールは(C1−C4)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C4)アル コキシ、ハロゲノ又はトリフルオロメチルから成る群から選択される1個以上の 置換基を有することができ; R2は水素、(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキルであるか ;又は式B・Y−[式中、Bはアリール又はヘテロアリールであり、アリール又 はヘテロアリール置換基を有することができ、B又はB上のアリール若しくはヘ テロアリール置換基は独立的にハロゲノ、ニトロ、(C1−C6)アルキル、( C3−C6)シクロアルキル、トリフルオロメチル、シアノ、ヒドロキシ、(C 1−C4)アルコキシ、低級アシルオキシ、SO2Ro、COORq、CONR rRs、から成る群から選択される1個以上の置換基を有することができ;Rq −Rsは独立的に水素又は(C1−C4)アルキルであり、Roは(C1−C4 )アルキルであり;Yは直接結合、メチレン、エチレン又はトランス−ビニレン である]で示されるラジカルである;但し、環状ケタールの部分として存在する 場合を除いて又は窒素がカルボニル基を有する場合を除いて、1個より多くの窒 素又は酸素に結合する脂肪族炭素は存在しない、 で示される化合物、又は酸性若しくは塩基性である式I化合物に関しては、それ らの薬剤学的に受容される塩。
  2. 2.R1が水素であるか;又は R1が(C1−C6)アルキル、(C3−C6)シクロアルキル、フェナシル、 アリール又はヘテロアリールであり、これらの如何なる基も、ヒドロキシ、(C 1−C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アシルオキシ 、COORa、CONRbRc、COO(CH2)2NReRf、シアノ、SO 2R5、CONRdSO2R5、NReRf、NRgCOR6、NRgCOOR 6、NRhCONRiRj、NRkS02R3、SO2NRIRm、SO2NR nCOR4、P(O)(ORa)2、アリール及びヘテロアリールから成る群か ら選択される1個以上の置換基を有することができ;R1又はその置換基のアリ ール又はヘテロアリール部分は1個以上のハロゲノ、ニトロ、(C1−C4)ア ルキル、(C1−C4)アルコキシ又はトリフルオロメチル基を有することがで き;Ra〜Rnは請求項1で定義した通りである、 請求項1記載の化合物。
  3. 3.R0がエチル又はイソプロピルであり;(C1−C4)アルキルがメチル、 エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル又はt−ブチルであり; (C1−C6)アルキルがメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、 イソブチル、t−ブチル、ペンチル、3−メチルブチル、1−エチルプロピル、 ヘキシル又は4−メチルペンチルであり;(C3−C6)シクロアルキルがシク ロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルであり;アリールがフェニル、 インデニル、ナフチル又は4−ハロフェニルであり;ヘテロアリールがフリル、 イミダゾリル、テトラゾリル、ピリジル(若しくはそのN−オキシド)、チエニ ル、ピリミジニル(若しくはそのN−オキシド)、インドリル又はキノリニル( 若しくはそのN−オキシド)であり;低級アシルオキシがアセトキシであり;( C1−C4)アルコキシがメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ又 はt−ブトキシであり、ハロゲノがブロモ、クロロ又はフルオロであり;Ra、 Rd、Rg、Rh、Rk及びRnが、独立的に、水素、メチル又はエチルであり ;Rb、Rc、Re、Rf、Ri、Rj、RI及びRmが、独立的に、メチル、 エチル、イソプロピルであり;NRbRc、NReRf、NRiRj又はNRI Rmが、独立的に、モルホリノ、1−ピロリジニル、ピペリジノ又は1−ピペラ ジニルであり;R3〜R6が、独立的に、メチル、エチル、イソプロピル又はフ ェニルであり;R1が1−ナフチルメチル、2−(1−ナフチル)エチル、フェ ネチル、α,α−ジメチルフェネチル、メチル、ベンジルオキシカルボニルメチ ル又は4−メトキシベンジルであり;R2が水素又はフェニルである請求項1又 は2に記載の化合物。
  4. 4.R0がイソプロピルであり;R1が1−ナフチルメチル、2−(1−ナフチ ル)エチル、α,α−ジメチルフェネチル又はベンジルオキシカルボニルメチル である請求項3記載の化合物。
  5. 5.R1が1−ナフチルメチル、2−(1−ナフチル)エチル、α,α−ジメチ ルフェネチル又はベンジルオキシカルボニルメチルであり、R2が水素である請 求項1〜4のいずれかに記載の化合物。
  6. 6.R1が1−ナフチルメチル、2−(1−ナフチル)エチル、α,α−ジメチ ルフェネチル又はベンジルオキシカルボニルメチルであり、R2がフェニルであ り、このフェニルが1個又は2個のハロゲノ、トリフルオロメチル、メチル、ヒ ドロキシ、メトキシ、t−ブトキシ、メトキシカルボニル又はカルボキシ置換基 を有することができる請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
  7. 7.(a)式Iの酸性化合物に関しては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩 、アルミニウム塩及びアンモニウム塩、又は適当な有機塩基から製造される塩; (b)式Iの塩基性化合物に関しては、薬剤学的に受容されるアニオンを供給す る酸によって製造される酸付加塩 から選択される請求項1〜6のいずれかに記載の塩。
  8. 8.請求項1〜7のいずれかに記載の式I化合物又はその薬剤学的に受容される 塩の製造方法において、下記工程;(A)式IIの対応アルコールを酸化する工 程;(B)アリール又はヘテロアリール基にヒドロキシ置換基を有する式I化合 物に関しては、アリール又はヘテロアリール基に(C1−C4)アルコキシ又は 低級アシルオキシ置換基を有する対応式I化合物のアルキルエーテル又はアシル オキシエステルを開製する工程; (C)Ra又はRgが水素である式COORa又はCOORgの基(カルボキシ 基)を有する式I化合物に関しては、除去するのに好都合な酸保護基で製造され た対応エステルのエステル基を分解する工程;(D)アミノN−H残基を含む式 I化合物に関しては、通常の窒素保護基を有する対応化合物から窒素保護基を、 通常方法を用いて除去する工程;(E)ヘテロアリールN−オキシド基を有する 式I化合物に関しては、ヘテロアリール基を有する対応式I化合物を、通常の酸 化体を用いて酸化する工程;(F)第1級アミノ基を有する式I化合物に関して は、ニトロ基を有する対応化合物を、通常の還元方法を用いて還元する工程を特 徴とし、上記工程のいずれに関しても、式I化合物の酸性化合物又は塩基性化合 物の薬剤学的に受容される塩が必要である場合には、この後に、このような式I 化合物の酸形又は塩基形を生理的に受容される対イオンを供給する塩基又は酸と 反応させるか又は他の任意の通常操作を実施することを特徴とする方法(化学式 I及びIIは以下に記載し、これらの式中、R0〜R6、Ra〜Ro、Rq〜R s、B及びYは、より具体的に記載する場合を除いて、請求項1〜7のいずれか において定義された意味を有する)。
  9. 9.R0〜R6、Ra〜Ro、Rq〜Rs、B及びYが請求項1における通りに 定義される式II(以下に記載)化合物、又はその塩。
  10. 10.請求項1において定義される化合物又はその薬剤学的に受容される塩と、 薬剤学的に受容される稀釈剤又はキャリヤーを含む薬剤組成物。 式▲数式、化学式、表等があります▼発明の詳細な説明
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