JPH07508448A - 有孔フィルムと熱可塑性繊維を有する複合平面状材，その利用方法およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフィルムが繊維で被覆され、この繊維が相互に結合されていると共にフ ィルムにも結合されている複合平面状繊維材に関する。これはまた、前記材料の 好ましくは、但し限定的ではないが、空気透過性ではあるが液体に対して不透過 性のフィルムとしての利用、即ち、特に衛生物質、例えば廃棄可能なおむつの類 および衛生用ナプキンまたはタオルに関する。これはまた前記複合平面状繊維材 の製造方法にも関する。

おむつにおいては吸収性充填物は通常フィルム上に置かれるが、これは液体に不 透過で、前記充填物を支持してこれを正規位置に置いて使用者の上を被覆すると 共に尿に対する障壁としての役を行う。この物品が使用者上に定位置に置かれ、 吸収充填物が尿で濡れた場合、尿はしばしば浸み通って使用者の皮膚と接触する に至り、その為に発疹を生じ時としてはアレルギーを生しる。吸収充填物を支持 する為にフィルムを使用してこの状態を救済する提案は既になされており、この 場合フィルムは液体に不透過であるのみならず空気および水蒸気に対して透過性 である。即ちフィルムは尿に対して障壁として作用する一方で材料の中側と外側 の間でガス交換を可能としており、これによって吸収性充填物中に含まれる尿か 順次水蒸気の形で除去されるのを可能としている。

液体に対して不透過性で空気および水蒸気に対して透過性であると言う特性を有 するこの種のフィルムの一種は通常市場で名称ゴールテックス（ＧｏｒｅｔｅＸ ）として知られているマイクロポーラス物質から作られる。この物質の価格は非 常に高い。これに加えて、本出願人の考え方によれば、この感触が非常に快適で あるとは言えない。

衛生用ナプキンとしては、吸収性充填物は血液をその中に通過させるか４部へは 出さないフィルムで包囲されている。この目的の為に、孔がクレータ−の形を有 し、その突出部が吸収充填物と接触する側に向いている有孔フィルムの提案がな されている。

出願人の目的は上述のフィルムの欠点を解消することのできる複合平面状物質を 提供することである。

この目的は本発明の複合平面状物質によって完全に達成される。特徴的には、こ の物質は有孔熱可塑性フィルムによって構成されるが、これは複数個の小型有孔 クレータ−をその−面に有しその反対面はスムースで繊維で被覆されるが、その 殆どは熱可塑性繊維で、この繊維は相互間でおよびフィルムに事実上連続的に結 合されている。

フィルム上への繊維の接着は文献ＥＰＯ４０３１８７に記載の種類のクラッシュ スポット（ｃｒｕｓｈｅｄ　５ｐｏｔ）を作ってはならない、というのは、これ らはクレータ−の有害な変形と繊維シートの非一様性をもたらすからである。

文献中で、繊維のシートは、本発明におけるようにスムーズな表面に結合されて はいず、クレータ−を有する表面に結合されているのみであることに注意すべき である。

繊維は好ましくは相互に、および前記クレータ−の壁部であっても、フィルムに 接続される。

空気および水蒸気の透過性は前記物質の表面間に生しるガス交換の発生を可能と する孔の存在によって得られる。孔の選定された寸法、数、および形状は、適当 な場合、熱可塑性フィルムが液体に対して不透過性に止まるか、液体の一方向の みへの透過性を得られるようにする。熱可塑性フィルムの表面上の繊維の存在は 本発明の物質に更に快適な繊維感触をもたらす。

繊維は熱可塑性フィルムの平滑な表面、即ち、クレータ−の内壁に相当する表面 を覆っている。クレータ−に使用されたような内壁および「外壁」の概念は特定 の実施例に関する以下の説明から更に明瞭となろう。

本発明の平面状物質は好ましくは平方センチメートル当り１０乃至１００の範囲 の密度の孔を含み、この孔の寸法はＱ、ｌ＋ｎｍ乃至１．５ｎ＋ｍの範囲内にあ る。

繊維は、その原料の熱可塑性によって相互におよびフィルムに接着される。従っ て本発明の複合材料がフィルムと繊維との間に十分な接着性を有するようにする 為殆どの繊維に対して熱可塑性繊維であるべき必要性がある。

有孔熱可塑性フィルムはまた相互におよびフィルムに事実上連続的な要領で反対 側の面に、即ちその表面に有孔クレータ−を有する面上に相互におよびフィルム に接続されている。この状態の下において両表面は好ましい繊維感触を得る。

熱可塑性繊維とフィルムとを製造する原料は好ましくは同一で例えばポリエチレ ンである。ではあるが、フィルムはポリアミド、またはポリプロピレン、または ポリエチレンとエチレンビニルアセテート（ＥＶＡ）の混合物のようなその他の 材料によっても製造し得る。熱可塑性繊維はポリプロピレンでも作り得る。

変形例においては繊維は相互におよびフィルムに接着剤の存在下で繊維とフィル ムを構成する原料の熱可塑性との組み合わせの下で結合される。このような状況 下においては、相当に相違する溶融点を有する原料が使用できる。

接着剤の量は複合物質の柔軟性を損なわないように比較的少なくすべきである。

これは２ｇ／ｍ　乃至２０ｇ／ｒｎ２の範囲内の繊維重量に対して好ましくは０ ．２グラム毎平方メートル（ｇ／ｍ　）乃至５ｇ／ｍ２の範囲内に位置する。

複合繊維製品は好ましくは、特に廃棄可能のおむつおよび衛生用ナプキンのよう な吸収性衛生用品の製造において「呼吸性」フィルムとして有利に使用される。

これは特に吸収性充填物に対する支持体または被覆材として作用する呼吸性フィ ルムにも関する。

本発明はまた上述した複合平面状繊維物質の第１の製造方法も提供する。この方 法は、 ａ）好みに応して接着剤を予備的に塗布した熱可塑性フィルム上に殆どが熱可塑 性の繊維のシートを分散し、 ｂ）このようにして作った組立て物を溝を有する表面上に置き、Ｃ）前記溝上の フィルムに孔を開けるように溝を介して排気しながら繊維とフィルムから成る熱 可塑性物質の溶融温度に近い温度に前記組立て体を加熱する、各工程を有する。

フィルム／繊維組立て体の加熱は溝に対応する領域中のフィルムを軟化させると 共に繊維間および繊維とフィルムとの間の結合をこれらの各部分の間の接触点で ほぼ連続した要領で接続を得ると言う両者の役をする。特に、溝を通して排気さ れている空気の作用の下でフィルムの破損中形成されたクレータ−の壁が繊維と フィルムとの間の接続の優先的領域を構成し得ることが観察される。

繊維は任意適当な要領によって、特にカット繊維技術またはスパン（ｓｐｕｎ） 技術を使用して、または特にメルトブロー（ｍｅ　ｌ　ｔ−ｂ　Ｉ　ｏｗｎ）　 技術を使用して、熱可塑性フィルムの表面上にシートの形に分散させることがで きる。

好ましい要領に於いては製造方法は連続的な方法でありフィルム／繊維構成体が 作られる表面は内部排気システムが取り付けられた回転ドラムの周辺面で構成さ れる。

フィルム／繊維構成体の加熱は特にドラムの表面上に位置する放射線パネルによ って行われ、これのその部分の上には排気システムが取り付けられている。

本発明による複合平面状繊維物質は、−表面上に複数個の小型有孔クレータ−を 有する有孔熱可塑性フィルム上に熱可塑性繊維を分散するが、冷却後フィルムの 表面に自然に接着するように十分に高い温度に繊維を置いて、フィルムの他方の 平坦な表面に繊維が分散されると言う第２の方法を使用して得ることもできる。

　このような状況の下ではフィルムは繊維のシートで一様に被覆され、その材料 の熱可塑性の為のみで繊維は相互にまたフィルムと点結合されるが、結合はその クレータ−を除いてフィルムの表面で生じる。

繊維は事実それら相互間でおよびフィルムの表面と接続するのを確実にする為に 、上述の方法の変形は、前記温度に耐える接着剤を有孔熱可塑性フィルムのスム ーズな表面に塗布することから成る。接着剤は同様に熱可塑性ポリマーのように メルトブロー技術で塗布できるものが好ましい。

本発明はまた上述の複合平面状繊維材料を製造する第３の方法も提供する。この 方法は以下記載の工程を有する。

ａ）はとんどが熱可塑性物質である繊維のシートで構成された不織布上に熱可塑 性フィルムを押し出し、 ｂ）このようにして構成した構成物を溝を備える表面上に置き、更に、Ｃ）前記 溝に乗っているフィルムをパンクさせるように溝を介して排気をしながら繊維と フィルムで構成される熱可塑性物質の軟化温度に近い温度に前記構成体を加熱す る。

上述の第１法と比較すると、第１工程は既存支持体として熱可塑性フィルムの代 わりに不織布を使用している。この場合、不織布上へ直接に引きだしを行ってい るときにフィルムを単に施すことによって繊維とフィルムの間に高い効果的なボ ンディングが得られる限り接着剤の塗布を考慮する必要性がもはや存在しないと 言うこととなる。

本発明は添付図面に示す有孔ポリエチレン製のフィルム／繊維複合材の２実施例 に関する以下の説明を読むことによって更によく理解されよう。

図１は一形式の複合材の模式断面図であり、図２Ａ、２Ｂ、２Ｃおよび２Ｄはク レータ−領域における各種の繊維の形状の模式断面であり、 図３と４とは前記複合材の製造用の２装置を示す図であり、さらに、図５は他の 形式の複合材の模式断面図である。

本発明の特徴的な複合材１は、はとんどの場合熱可塑性繊維である繊維３でその 一方の表面が被覆されている熱可塑性フィルム２で作られている。複合材１は図 １から明らかに見られるように事実上クレータ−形状の複数個の孔を含んでいる 。

繊維３は相互におよびフィルム２に接続されるが、クレータ−４とは反対のフィ ルム表面上のフィルムのスムースな領域２４においてクレータ−４の内壁５を除 外する平面領域に対応している。繊維３は相互におよびフィルム２に事実上連続 した要領で、即ち繊維が潰されている点またはクレータ−が変形されている所の ないように接続されている。

繊維３は相互に接続されてもまたクレータ−４の壁５上でフィルム２に接続され てもよい。

更に詳細には、図２Ａ、２Ｂ、２Ｃおよび２Ｄは繊維３がクレータ−４に重なっ ている繊維３によって作られた形状を示す図である。

最初の形状（図２Ａ）においては、繊維３ａはクレータ−４の壁５に重なってい るが、一方クレータ−の溝６を離している。

第２の形状（図２Ｂ）においては、繊維３ｂはクレータ−４の壁５に重なり、更 にそのうちの若干は一方の壁５ａから反対側の壁５ｂにまたがり、前記クレータ −の頂点に対応するクレータ−の領域７で、部分的に溝６を覆っている。

第３の形状（図２Ｃ）においては、繊維３ａは第１の形状のようにクレータ−４ の壁５に重なっている。しかし、非複合材料１の孔のない領域中のその他の繊維 と同様にほぼ同一面内にクレータ−４の上に伸びる別の繊維３Ｃも存在する。

第４の形状（図２Ｄ）においては、繊維３ｄはクレータ−４の上のみに伸び、ス ムーズな領域２４内の他の繊維と同様な平面内に事実上残っている。

本発明の単一複合材１は当然上述の４形状の１またはそれ以上に対応する繊維カ バーリングに対応するクレータ−を含んでいるが、事実これらは製造法の特殊性 に応してその他の形状でカバーされ得る。例えば、図２Ａに示すようにクレータ −４に重なる繊維がないことも、またクレータ−４の内壁上の繊維も存在しない 。

１またはその他の形状の優先性は、以下の説明から更に明瞭になるように複合材 料の製造法の条件に依存している。

図３は図１および図２に示す複合材料の製造用の第１の設備２９の高炭に模式化 された図である。

装置２９は例えばポリエチレンフィルムであるプラスチックフィルム２を供給す る装置を含んでいる。これらの装置は駆動装置（図示せず）によって回転される シャフト８によって構成され、その上に取り付けられフィルム２のリールで構成 されるロール９を有する。

フィルム２の通路上には、装置１２９は繊維３をスプレーする装置１０を有し、 この装置１０は前記フィルム２の上面上に繊維のシート３を作る前記の操作中フ ィルム２を支持するようにコンベアー１１の上に位置する。

装置２９はまた、シャフト１３を中心として回転自在で、これは通常の装置（図 示せず）によって回転される回転ドラム１２を有する。ドラムの周辺には複数個 の溝１４を有する。

ドラム１２は中空シリンダーでその中に形成された排気室１５を有する。排気室 １５は事実上気密で静止している内壁１６とドラム１２の一部１７とで境されて いる。周知の排気設備（図示せず）、例えばファン、が前記排気室に接続されて いる。

装置２９はまた排気室１５の上に位置するドラム１２の一部１７上に円弧状に位 置する放射線パネルのセット１８も含んでいる。

最後に、装置１２９は複合材料１を巻き取る受取り装置１９を含んでいる。

装置ｌＩ２９は以下のように動作する。熱可塑性フィルム２はコンベア１１上に 置かれる。スプレー装置１１０は連続的な且つ一様なファイバーシート３をフィ ルム２の上面に形成するが、この繊維はフィルムに対して特別な接着なしにフィ ルム２の上に単に置かれるのみである。フィルム２と繊維シート３で構成された 構成体はドラム１２の上にもたらされ、受入れ装置１９上に巻き取られる前に排 気室１５に重なる事実上全位置１７においてプレスされる。ドラム１２のシャフ ト１３が回転するとフィルム／繊維構成体が回転する間、これは同時に放射線パ ネル１８の加熱作用と排気室１５の排気作用とをうける。　加熱作用の効果はフ ィルム／繊維構成体を、フィルム２と繊維３の両者を構成する熱可塑性原料物質 の軟化温度に近い温度に上昇させることである。

ドラム１２内の溝１４の存在によって排気の作用はフィルム２を前記ドラム１２ の表面に押し付けるのみならず、フィルム／繊維構成体を貫通する孔も発生させ る。熱可塑性フィルム２はその軟化状態に非常に近いので、排気力は溝１４に乗 っているフィルムの領域を変形させるが、この変形は（これはブリスターリング （ｂｌｉｓｔｅｒｉｎｇ）の類いであるカリ、これはブリスターバーストが完了 しクレータ−形状が作られるまで継続される。フィルム２はこのようにして排気 の機械的作用の下のみて開孔される。

フィルム２の表面上にある繊維３は同様に軟化されてクレータ−４が形成される が、これらは多少にかかわらずフィルム２の変形中継続される。繊維３のこの継 続は、特に加熱温度、フィルム２上の繊維３に及ぼされる可能性のある圧力、繊 維３の長さ、繊維混合物中の非熱可塑性繊維の含量、繊維３とフィルム２との間 の軟化温度の差、等の各種の各種操作条件に応して多少変化する。即ち、ブリス ターが形成される間、繊維の若干は各ブリスターの内壁に接着されて残り、その 為ブリスターが破壊した後、クレータ−４がブリスターの内壁４を覆う前記繊維 によって形成される。これは図２Ａ、２Ｂ、２Ｃ，および２Ｄに示す各種の相違 する形状を説明する。

接着性物質用スプレー装置１１２５を繊維スプレー装置１０の上流に熱可塑性フ ィルム２の通路上に置いて、フィルム２の全上表面に少量の一様な量の接着剤を 被着させることは好ましい。装置は接着性熱可塑性樹脂の形の接着剤２６を投射 する溶融噴射型（ｍｅｌｔ−ｂｌｏｗｎ　ｔｙｐｅ）のものでよい。

接着剤の施す量は、繊維間と繊維とフィルムとの間の接着を改善するのに十分な 量でなければならないが、しカル、本発明の材料の柔軟性を損なうのを防ぐよう に十分少量であるべきである。これはまたフィルム２上への繊維３の量の関数で あり、接着剤の好ましい量の範囲は平方メートル当り０．２グラム（２７ｍ２） 乃至５ｇ／ｍ２で、２ｇ／ｍ２乃至２０ｇ／ｒｎ２の範囲の繊維重量に対応して いる。

変形実施例においては、本発明の複合物質は模式的に図４に示す第２の装置によ っても製造される。簡略化のために、両設備２９と３０に共通の部品を定義する のに同一参照番号を使用する。

シャフト８はその上に固着されたロール３１を有するがこれはそのほとんどが熱 可塑性繊維である繊維のシートで構成される不織布３２のリールを有する。

不織布３２の経路上に装ｆｉ１３０は熱可塑性フィルム３４を引き出す為の装置 ３３を有する。引き出し装ｒ＠３３は繊維製品３２を支持するのに適するコンベ アー１１の上に位置するが一部フイルム３４は前記繊維製品３２の上面で引き出 される。

装置３０は同じ回転ドラム１２を含むが、これは有孔で排気装置と装置１２９に 関して上述したものと同一の放射線パネル１８を有する。しかし、ドラム１２は 、吸気室１５と重なるドラム１２の部分１７と接触するのは熱可塑性フィルム３ ４であるように配置され、従って相互的配列が装置２９のそれと比較して反対に なるように配置しなければならない。

装置３０は次のように作用する。不織布３２がコンベアー１１上に置かれる。

装置３３は熱可塑性フィルム３４を抽出するが、これは直ちにこれが完全に冷却 される前に繊維製品３２の上面に施される。これは繊維製品３２の繊維とフィル ムとの間の若干量の接着を確実化差せる。

その池の工程は装５！２９に関して上述したところと同一である。

この場合、熱可塑性フィルムは既に固化している繊維シート上に抽出されるので 、複合体が回転ドラムを通り過ぎた後、クレータ−に重なっている領域中の不織 布の繊維はクレータ−の内壁上のフィルムとほぼ非接続状態になるのみならず、 クレータ−上に孔を形成するように相互間が離れて行くことが分かる。

当然、上述した以外の技術、例えばニードル化技術（ｎｅｅｄｌｉｎｇ　ｔｅｃ ｈｎｉｑｕｅ）を使用して本発明の複合材料を得ることは可能である。しかし、 上述した方法は操作条件を調節することによってすべて同一の概念にもとずく各 種の製品のバラエティを得ることが可能であるが、このバラエティはニードル化 技術を使用して得られるであろうものよりも非常に大きい。

既に孔を存するフィルム上に繊維を分散させることも可能である。このような状 態の下では、繊維が、これが冷却後これらが相互におよびフィルムのスムース領 域２４に接着されるような温度の状態の下で、クレータ−を含まないフィルムの 表面に分散しなければならない。このような条件は連続的に移動しているフィル ムの上に直接に繊維を引き出し、前記フィルム上にこれらが尚これを作った熱可 塑性材料の溶融温度よりも上の温度にある前記繊維を投射することで得ることが できる。できた材料はほとんど図２Ｄに示す形状のものである。

このような環境の下では、繊維を投射するフィルム表面上に接着剤を予め塗布し ておくことが好ましい。例示すると、接着剤は、繊維がフィルムと接触するとき の温度で反応する熱可塑性接着性樹脂がよい。

上述の例において、繊維の塗布はクレータ−４の内壁５に対応するフィルムの面 のみに行われる。本発明はこの形式のみには限定されない。図５は、クレータ− ２３の外壁２２に対応するフィルム２１の表面２１ａ上に最初の繊維面２０が横 たわっており、一方策２繊維面２７はクレータ−２３の内壁２８に対応するフィ ルム２１の表面２１ｂに見られる材料の例を示す。この種の材料は、フィルム上 に直接にスパンボンド（ｓｐｕｎｂｏｎｄ）される他の表面上にスプレーされる 繊維でフォローされる図３の装置を通る第１パスによって作られる。

本発明による複合材料は廃棄可能吸収性衛生用品の製造に有利に使用される。

膣棄可能のおむつに関しては、吸収性充填材用の支持用シートとして、クレータ −を好ましくは物品の内側に向けて使用される。支持体はこのようにして液体の 不透過状態に止まり、従って尿の通過を防止する障壁としての作用をするが、し かし、孔を有するため、ガスは透過性でその為物品の内外間の空気と水蒸気の交 換が可能である。

衛生用ナプキンとしては、これは吸収性充填物を包囲するシートとして、クレー タ−を吸収性充填物の方に向けて使用する。孔の形状と寸法とは、本発明による 複合材料が吸収性充填物に向かう液の流れは透過可能であるが反対方向にはそう てはないようにする。両者の場合、繊維の存在は、吸収性充填物を支持または被 覆するのに現在使用されているフィルムのプラスチックな感触とは非常に異なる 本発明の材料の好ましい感触を与える。

孔の寸法と密度とは意図する用途による。衛生用の用途に関する特別な例におい て、約８０ミクロンの厚さのフィルムにおいて、孔は平方センナ当たり約５０ク レータ−の密度で、開き領域比２５％（フィルムの全面積で除算したクレータ− の頂点の比）である。フィルムは好ましくは３０　ｇ／ｍ　乃至４０ｇ／ｍ２の 重量を有する。

熱可塑性フィルムに対して通常の弾性を与えることが有用である。このような状 況ではフィルム力（４１き伸ばされた状態で繊維とフィルムの間の結合を行うの が好ましい。孔開けした平面上の繊維材料が一度作られると、フィルムは初期の 引き伸ばさない状態に戻り、その為繊維カバーリングは容積と嵩を増加し、材料 が再度引き伸ばされない限り破損の危険はない。

不織布を形成する繊維は例えばポリプロピレンまたはポリエチレンのようなポリ マーでよく、またはこれは各種のポリマーの混合物または合成繊維と天然または 人工繊維、例えばビスコーズの混合物でもよい。２成分繊維は繊維性充填物を作 る為の解決策にもなろう。

本発明は全部を尽していない例示として上述した実施例に限定されるものではな い。特に、熱可塑性フィルムはポリエチレン、ポリアミド、ＥＶＡ、ポリプロピ レン、または同時引出しまたは単一層で得られたこれらの材料の混合物で作り得 る。

フロントページの続き （５１）　Ｉｎｔ、　Ｃ１，６識別記号　庁内整理番号Ｂ５２Ｂ　５／２４　１ ０１　７４２１−４ＦＤＯ４Ｈ１／７２　Ａ　７１９９−３Ｂ１３１００　７１ ９９−３Ｂ （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、　ＰＴ、　Ｓ Ｅ）、　ＡＵ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＣＡ、　ＣＮ、　ＣＺ、　ＦＩ、　ＨＵ、ＪＰ 、　ＫＲ，Ｎｏ、　ＮＺ、ＰＬ、Ｒ○、ＲＵ、ＵＳ、ＶＮ Ｉ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １／繊維で被覆された熱可塑性フィルム（２）から成り、前記繊維はそのほとん どが熱可塑性でまたこれが相互におよびフィルムに結合され、前記フィルムがそ の一方の表面に複数個の小寸法のクレーター（４）を有する複合平面状材料にお いて、前記材料が、繊維がフィルムにそのスムースな表面上で事実上連続した要 領で接続されていることを特徴とする有孔フィルムと熱可塑性繊維を有する複合 平面状材。 ２／繊維（３）は相互間でおよびフィルムとの間でクレーター（４）の内壁（５ ）においてもなお接続されていることを特徴とする請求項１記載の複合平面状材 。 ３／平方センチメートル当り１０乃至１００の範囲内にある密度の孔を含み、前 記孔の寸法は０．１ｍｍ乃至１．５ｍｍの範囲内にあることを特徴とする請求項 １または２記載の複合平面状材。 ４／熱可塑性フィルム（２１）はほとんどが熱可塑性である繊維（２０）で被覆 され、これらが相互におよびフィルムにまた孔クレーター（２３）を有する他の 面（２１ａ）上でも被覆されていることを特徴とする請求項１記載の複合平面状 材。 ５／吸収性衛生用品、特におむつおよび衛生用ナプキンの製造に呼吸性フィルム として請求項１乃至４の任意１項記載の複合平面状材の利用方法。 ６／ａ）熱可塑性フィルム（２）の上にほとんどが熱可塑性である繊維シート（ ３）を散布し、 ｂ）このようにして作られた構成体を溝（１４）が設けられた表面（１２）の上 に置き、更に、 ｃ）前記構成体を繊維（３）とフィルム（２）を構成する熱可塑性材料の軟化温 度に近い温度に加熱し、一方同時に溝を介して吸気を行って前記溝上のフィルム に破裂を起こさせる、 ことを有することを特徴とする請求項１記載の複合平面状材の製造方法。 ７／その一方の面に小寸法の複数個の有孔クレーターを有する有孔熱可塑性フィ ルムの上に熱可塑性繊維のシートを散布する工程を有し、繊維はこれらが冷却後 フィルムの表面に自然に接着するのに十分なほど高い温度で繊維はフィルムの少 なくともスムーズな他面に散布されることを特徴とする請求項１記載の複合平面 状材の製造方法。 ８／繊維（３）が散布されるフィルム（２）の表面上に接着剤を予め塗布する先 駆工程を含むことを特徴とする請求項６または７記載の製造方法。 ９／接着剤は繊維がフィルムに接触するときの温度で反応する熱可塑性接着性樹 脂であることを特徴とする請求項８記載の製造方法。 １０／予備塗布は接着剤の０．２９／ｍ２乃至５ｇ／ｍ２の割合でメルトブロー （ｍｅＩｔ−ｂｌｏｗ）技術で行われることを特徴とする請求項９記載の製造方 法。 １１／繊維が前記フィルムに散布されるときに熱可塑性フィルムがストレッチさ れることを特徴とする請求項６または７記載の製造方法。 １２／ａ）ほとんどが熱可塑性材である繊維のシートで構成された不織布の上に 熱可塑性フィルムを押し出し、 ｂ）このようにして構成された構成体を溝（１４）が設けられている表面（１２ ）の上に置き、更に、 ｃ）前記溝の上に重なっているフィルムが破損するように溝を介して同時に吸気 しながら繊維（３）とフィルム（２）で構成される熱可塑性材料の軟化温度に近 い温度に前記構成体を加熱する、 ことから成ることを特徴とする請求項１記載の複合平面状材の製造方法。 １３／フィルム／繊維構成体がその上に作られる表面は内部吸気システムの取り 付けられた回転ドラム（１２）の周辺面で構成されていることを特徴とする請求 項６乃至１２に記載の製造方法。