JPH07508242A - 海上での油／石油製品生成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 海上での油／石油製品生成装置 茨ｌ−丘１ 本発明は、海上の工場又は生成前−Ｌで油／石油製品を精製又は生成するための 装置に関し、陸上設備と海上設備との組み合わせで精製／生成を実施ための装置 に関する。ここで「船」という用語は、海上でのあらゆるタイプの設備を意味す るものとする。

支亙背遣 海上での油／石油の採掘においては、油製品の生成、即ち、油層からの油製品の 抽出は、通常、船上石油設備上で行われる。この生成プロセスには、しばしばガ スが発生することがあるが、今日まで用いられている従来の方法によってはガス を採収することは困難であった。比較的小さい油田や、テスト掘削においては、 従来から油生成船も用いられていいる。油生成船による場合、油が貯蔵所から汲 み上げられて船のタンクに中間溜めとして貯留された後、別の船によって岸又は 別の精製所へ搬送される。この種の油生成船は、その特種な目的のためには合理 的な解決手段であることが認められているが、実際には比較的コスト高の解決手 段であり、いずれにしても、油／石油製品の通常の採掘となるとコスト高になる 油を岸へ搬送するための電気エネルギーを創生ずることができる採掘プラットホ ーム又は船の上に精製設備又は向上設備を設置することによって油／石油製品を 採掘現場又はその近傍において採収するという思想も企図されている。そのよう なアイデアは、汚染を岸から隔離しておくためにガスパワーステーションのに代 わるものとして考慮されている。しかしながら、油／石油製品の海上での生成及 び生成された油／石油製品の海上での精製を経済的に正当化される態様で、従っ て採算性の優れた態様で実施する方法については今日まで解決策が見出されてい ない。

兄」ＬΩ」Ｌ示 本発明の目的は、油／石油製品の海上での生成及び生成された油／石油製品の海 上での精製を経済的に正当化される態様で実施して岸へ搬送し、あるいは又、油 ／石油製品の精製及びより価値の高い製品への変換を実施し、それらの製品を岸 へ、又は使用場所へより合理的な態様で搬送する装置を提供することである。

これらの目的は、ここに提出したクレームに記載された諸特徴によって特徴づけ られた装置によって実現される。

本発明は、又、カーボンブラック及び可能な場合は水素を生成し、岸へ搬送する ためにラッシュ船を使用することに関する。

ここで、「ラッシュ船」とは、多数のはしけ又は小型貨物船を搭載して搬送する ための船のことである。はしけは、ラッシュ船に（を赦されて、う・ソシュ船か ら海上に進水させて別個の船として用いることができる。そのようなはしけは、 船の主甲板の上にも下にも収容することができ、あるいは、大きい船体の脱着自 在のセグメントとして設計することもできる。はしけは、又、船体中央部に中央 部に設け、船を双胴船のような設計とすることもできる。この種の船としては、 いろいろな設計のものが知られている。

この種の船は、従来は、大型船に積込むことが困難な貨物や、大型船を用いるこ とによって運搬を簡単にすることができるような貨物等の輸送を容易にし、合理 化するためにもっばら設計されている。

従って、本発明は、貨物を小型船ユニットに積込み、それらの小型船ユニットを 主船に搭載し、あるいは主１１［）内に何らかの手段によって組み入れ、荷揚げ 場所で貨物を小型船ユニットによって主船から荷卸しすることができるようにす るという中間的解決方法を開発した。このタイプの船は、従来、油田内では用い られたことがなく。又、上述した輸送問題、即ち、多量の油を岸へ搬送するとい う課題に対する解決策も提案されていない。

本発明は、テスト掘削又はテスト抽出、小規模の、又は何らかの理由で採算のと れない油田の掘削、又は大型油田での従来は採収されなかったガスの採収のため の生成前をラッシュ船の形に設計することによって大きな利点が得られるという 着想に基づいている。それによって油を往復輸送で岸へほぼ連続的に運ぶことが でき、しかも、小型船を送り出すことができない悪天候のときに補充することが できる備蓄を常時用意しておくことができる。かくして、生成量が少ないときで も、抽出された製品の連続的な分配ネットを維持することができる。

ただし、本発明は、石油製品の精製特に油／ガスの抽出、及び純粋ガス田（天然 ガス発生地）に適用するのに特に有利であることが認められた。現在、大きな問 題となっているのは、ガス田からガスを岸へ搬送することであり、そのために、 多くのガス田、特に小規模ガス田からガスを採収することができなかった。本発 明の目的のために設計された船内では、油田がら採収されたガスを現場で更に精 製又は分解することができるので、小規模のガス源から経済的に正当化し得る態 様でガスを採収することを可能にし、製品を実用的な好適な態様で岸へ搬送する ことを可能うにする。

船上に炭化水素を分解するための装置、例えばプラズマトーチを設けることが特 に有利であることが判明した。それによって、電極等の製造のためのカーボンブ ラックを生成することができる。カーボンブラックは、ゴム産業に関連した貴重 な原料となる純粋炭素製品である。

更に、例えば電力を創生ずるために使用することができる水素も生成することが でき、水素を更に精製するために船のはしけに積載して岸へ搬送することもでき る。

水素ガスは大きな場所を取らない高度の製品に変換されるので、この更なる精製 の最終製品は、非常に合理的な態様で岸へ搬送することができる。それと同時に 、本発明は、環境にとって危険な廃ガスの発生を相当に減少させることができる 。

本発明によれば、生成ユニット又は精製ユニットをはしけとして設計することが でき、それによって、生成設備をその船の使用目的に応じて交換することができ る。

生成ユニットから得られた製品をラッシュ船へ搬送するための搬送装置を設ける ことが必要となる。そのような搬送装置は、ラッシュ船の慣用の設備の一部では なく、本発明のラッシュ船は、しけの搬送のためにのみ企図された船である。

図面の簡単な説明 本発明の取上及びその他の目的並びに利点は、以下に添付図を参叩して記述する 本発明の詳細な説明から一層明らかになろう。

図１は、本発明のラッシュ船の基本的原理を示す概略側面図である。

図２〜４は、本発明による装置のいろいろな実施例を示す３つの概略立面図であ る。

支１」 上述したようにラッシュ船はいろいろな態様に設計することができるので、添付 図は、単に、本発明の装置の構成の基本となる原理を例示するものにすぎない。

従つて、本発明は、ラッシュ船の実際の設計に依存するのではなく、そのような 設計を沖合い生成及び製品沖合い製品の精製に関連して利用することに向けられ ている。

図１は、多数のはしけ２を搭載したラッシュ型の船（「ラッシュ船」と称する） １を示す。それらのはしけは、例えば双胴船体として設計された船の場合のよう に船首から卸すことができるように構成してもよく、あるいは、船のセクション として又はハツチを通して側方へ卸すことができるように構成してもよい。ある いは又、船首を開放自在の構成として、はしけ２を船首の方向に次々に卸すこと ができるようにすることもできる。

積卸し自在のはしけが搭載されている区域より後方の船の後方部分に、船の操舵 室等の主要部３があり、この部分には、例えばガス又は浦系製品を更に精製する ための生成設備即ぢ精製ユニット４が組み込まれている。本発明による装置は、 小規模のガス田に使用するのに特に適しており、精製ユニット４を、例えば、炭 化水素の分解製置例えばプラズマトーチとして使用することを可能にする。

図２は、精製ユニット４の代わりに、海底貯蔵所がら抽出するための生成設備を 設置した本発明の装置５の上からみた概略図である。各はしけ２には、パイプ系 統６が接続されている。パイプ系統即ち搬送系統６は、個々のはしけ及び、又は コンテナタンクに接続する分岐バイブ７を有している。この搬送系統６は、生成 ユニット５から直接ガス又は油を搬出して、各はしけに充填する。

はしけにガス又は油を充填した後、はしけを船１から卸し、岸へ運ぶことができ る。これらのはしけを往復搬送することによって、船１内に又は船の近傍に、常 時、空のはしけ及び、又はコンテナタンクの十分な準備を維持することができ、 それによって、はしけを海上へ送り出すことができない悪天候のときでも生成を 継続することができる。

図３は、はしけ２を側方へ卸すことができるように構成されたラッシュ船の変型 例を示す。この場合もやはり、生成され精製された製品をユニット４がら移送す るための搬送バイブ系統６．７を備えている。この例では、ユニット４は、操舵 室３の前に別個のユニットとして設けられている。

図４の実施例では、この思想を更に発展させて、別個のはしけ２′内に生成又は 精製設備が設けられている。

この生成又は精製設備は、パイプ系統８を介して船の推進装置に接続することが でき、それによって、はしけ２′内の生成又は精製設備を駆動するための電源を 推進装置即ち駆動装置から抽出することができる。更に、はしけ２及びパイプ系 統６，７も、先の実施例の場合と同様に用いられる。

図４の実施例は、船の作動部を変更する必要がある場合、あるいは、油田又はガ ス田に変動が生じた場合、単にはしけ２°を外して、適当な設備を備えた他のは しけと交換することによって生成ユニットを交換することができる。この構成は 、高度の融通性を提供し、ラッシュ船の利用度を高める。

以上、本発明のいろいろな実施例を説明したが、その他にも多（の変型が可能で あることは当業者には明らかであろう。

添付図は、生成／精製ユニットを船の推進装置及び操舵室３に配置した場合だけ を例示しているが、これは、生成／精製ユニットを作動させるために船の推進装 置を利用することができるという点で有利である。特殊な場合には、生成／精製 ユニノ１−を船の前方部分に配置することが得策であることもあるが、そのよう な構成は、容易に実施することができる。又、船の船尾全体を変更すること（ン できる。

平成　６年１２月２６日

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．岸から離れた海上において油／石油製品を精製又は生成するための生成及び 、又は精製設備を備えた船であって、 複数の積卸し自在のはしけを組み込んだラッシュ船から成り、該船の生成又は精 製ユニットは、該船の１セクション内に、好ましくは該ラッシュ船の一部を構成 する積卸し自在のはしけ内に設けられ、好ましくは該船の推進及び操舵装置の近 くに配置されており、該該船は、油／石油製品を該生成及び、又は精製設備へ移 送し、生成及び、又は精製設備から船の貯留タンク及び、又は組み込まれたはし けへ移送するためのパイプライン、弁及びポンプ等の恒久設備を備えていること を特徴とする船。
2. ２．該船は、特に水素及びカーボンブラック等のガス状製品及び液状／粒状物製 品のためのはしけ及び、又はコンテナタンクを有していることを特徴とする請求 の範囲第１項に記載の船。