JPH07508211A - 処理剤をパルプ懸濁液に混合する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 処理剤をパルプ懸濁液に混合する装置 本発明は容器内のパルプ懸濁液に処理剤を混合する装置に関するものである。処 理剤は、希釈その他の処理のためのほぼ流動体状態の繊体および化学物質から構 成できる。

あらゆる種類のパルプ処理において、パルプに処理剤を持続的かつ比例的に混合 することが、好ましい結果を得るために非常に重要である。

既知の装置においては、パルプ容器の下側部分で処理剤を混合する。混合装置は プロペラを備え、そのプロペラはパルプをノズルを通して高速で加速する。それ によって周囲のパルプは連続的に吸い込まれる。パルプが混合装置に吸い込まれ る前に処理剤をパルプに加える。しかし、容器内部のパルプ濃度がたとえば、１ ２％と高いと、連続混合を行う場合、問題となる。この問題を軽減するために、 容器はその底の部分の寸法が小さくなるように設計されている。しかし、そうす ると処理容積が減少し、かつ容器の設計がますます複雑かつ費用がかかる結果と なる。そのような構成では、混合技術が不完全なためにより多くのエネルギーが 必要となる。

本発明によれば、処理剤を中央部に加えて分布させ、パルプの流れを改善するこ とによって上記問題が解消される。混合結果が改善されると同時に、エネルギー 消費量も最少となる。本発明の特徴は、添付の請求の範囲から明らかである。

以下、本発明の実施例を示す添付図面を参照して本発明を詳しく説明する。

第１図は本発明の混合装置の横断面図である。

第２図は第１図の１１−１１に沿った断面図である。

第３図は本発明の別の実施例である。

第１図における混合装置は円錐形ハウジング１を有する。このハウジングは、処 理剤を混合すべきパルプ懸濁液用の容器の下側部分に取り付けられるフランジ２ を備えている。ハウジング１は連結部１３を有する供給室３を備え、この連結部 を通じて処理剤が入れられる。ハウジング１の内部に回転軸６が設けられる。こ の回転軸は軸受９で支持され、シール４を通じて容器内に延びる。紬６は、容器 の外部に設けられたモータ（図示せず）によって駆動される。軸６の他端部にプ ロペラ１２が取り付けられ、ハブ７が形成される。ハウジング１のプロペラハブ ７の最も近くに位置する内部部分は、希釈室５全体で構成される。この希釈室は 通路１４を介して供給室３に通じている。

希釈室５はハブ７への環状アパーチャ１５を有する。ハウジング１とハブ７の間 に間隙８が設けられる。軸６を軸方向に移動させることによって間隙８を調整で きる。間隙は３６０度の円周を成すことが好ましい。

はぼ機械的なものであるシール４は希釈室５に直接連結して配置される。したが って、シールはパルプ懸濁液に接触することはなく、それによって詰まりが阻止 される。

フランジ２を有する円錐形ハウジング１の上にいくつかの案内棒１０が取り付け られる。案内棒１０はほぼ放射状であって、プロペラ１２の周囲に配置されてい るノズル１１のための保持部材を構成する。ノズルは先細の入口部分と、それぞ れ、出口部分およびほぼ円筒形の中央部分を含む。案内棒１０の数は少なくとも ８本が好ましい。案内棒は、それの外径がノズル１１の入口の直径に一致するよ うにして、ノズルの全長に沿って伸長する。ノズル１１の円筒形部分においては 案内棒１０の内径は一定である。プロペラ１２の羽根と案内棒の間の距離は１０ 〜１５ｍｍである。

処理剤を供給室３を通って希釈室５に入れ、そこから処理剤は調整可能な間隙８ の周囲全体に分配する。間隙８からの出口において、プロペラ１２の作用でパル プ懸濁液が間隙８の混合領域を高速で通る際に、処理剤をその懸濁液に混合する 。底における懸濁液の流れは処理剤のそれより十分に速い。案内棒１０に対する プロペラ１２の羽根によって混合は行われる。

案内棒１０はノズル１１の入口内でのパルプの同時回転を阻止する。したがって 、パルプの流れは間隙８まで全てほぼ層状である。回転によって、ノズル１１を 高速で離れるＩくルプジェットの放出長さは長く、同時に貫通流も増大する。こ の結果、混合効率が非常に高くなる。

第３図に示されている実施例においては、ある数、たとえば、４〜８個の孔１６ がハブ７にあけられる。更に、プロペラ１２の前方においてハブに第２の間隙１ ７が設けられる。この実施例においては、処理剤の流れの一部がノ１ブ７の孔１ ６を通り、流れの向きとは逆に、間隙１７を通って出てプロペラ１２の羽根の後 ろでパルプ懸濁液と混合する。この実施例はある設備においては有利なことがあ る。また、！−ブの第２の間隙の代わりに、いくつかの孔を配置することもでき る。

混合は混合領域におけるパルプ濃度が１〜８％で行うことが好ましい。混合作業 のためのエネルギー人力を０．５〜１，５Ｋ　Ｗ　／　ｍ　’バルブに抑えるこ とができる。混合領域における速さは１〜３ｍ／ｓｅｅにできる０ 本発明は説明した実施例に限定されるものではなく、本発明の概念の範囲内で変 更できる。

Ｆ旧、２ 補正書の写しく翻訳文）提出書（特許法第１８４条の７第１項）平成６年１２月 ２７日−

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．回転軸（６）を有する円錐形ハウジング（１）を備え、ハブ（７）を有する プロペラ（１２）が回転軸に取り付けられ、容器内のパルプを加速するためにプ ロペラはノズル（１１）によって囲まれ、容器の壁にとりつけることを意図した 、容器内のパルプ懸濁液に処理媒体を混合するための装置において、ハウジング （１）は処理剤の希釈室（５）も備え、希釈室はハブ（７）へのアパーチャ（１ ５）を有し、ハブ（７）とハウジング（１）の間でノズル（１１）の入口端部に 処理剤をパルプ懸濁液に供給するための間隙（８）が設けられることを特徴とす る容器内のパルプ懸濁液に処理媒体を混合するための装置。
2. ２．間隙（８）が円周全体にわたって延びることを特徴とする請求の範囲第１項 に記載の装置。
3. ３．容器壁を貫通する軸（６）のためのシール（４）が、パルプ懸濁液に接触す ることなしに、希釈室（５）に直接連結して配置されることを特徴とする請求の 範囲第１項または第２項に記載の装置。
4. ４．間隙（８）とプロペラ（１２）の外部でノズル（１１）に棒（１０）が設け られ、案内棒がノズル（１１）の支持部材を同時に構成することを特徴とする上 記請求の範囲のいずれか一項に記載の装置。
5. ５．軸（６）の軸線方向の移動によって間隙（８）を調整できることを特徴とす る上記請求の範囲のいずれか一項に記載の装置。
6. ６．処理剤の流れの一部を、流れの向きとは逆に、プロペラ（１２）の羽根の後 ろのパルプ懸濁液に供給するために、いくつかの孔（１６）がハブ（７）に貫通 して設けられることを特徴とする上記請求の範囲のいずれか一項に記載の装置。