JPH07507851A - 道路標識 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 道路Ｉ！ｊＡ識 発明の分野 本発明は、紫外線照射によって蛍光性を発生するバインダ層中、このバインダ層 中に５０％と７５％との間の大きさの部分が埋設された光透過性のガラスパール とを具え、道路上に発光面を形成する道路標識であって、前記発光面が道路、街 路、波止場又は駐車場の方向標識、土手標識及び／又は側帯標識として用いられ 、水による作用及び通過する車輌による摩損を受ける道路標識に関するものであ る。さらに、本発明はこのような発光面を形成するプロセスに関するものである 。

従来の技術 ガラスバールを反射性バールとして道路に用いることは、既に既知であり、多く の国の専門家により発表されている。

ガラスパールの目的は、暗闇中に車輌からの光を該車輌の運転者に向けて再度１ 、ｌして道路標識を一層眼で見易くすることである。この機能は一般的にレトロ 反射として既知である。

ガラスパールか車輌のへノドライト又は雨中のヘッドライトによって発光される と、ガラスパールは暗闇中で上記機能を達成することができる。しかしながら、 雨中のへノドライトにより視認できる距離は、雨のないときのヘッドライトによ って視認できる距離の半分以下である。

雨が降ってい場合又は池の理由によりガラスパールが配置されているコート層に 水の皮膜か形成されている場合、車輌から放射された光は反射してしまい、車輌 の運転者は車輌から数ｍ１ｌｉれた道路標識しか最良の状態で見ることができな い霧がかかっている場合、車輌からの可視光は霧の水滴によって反射され車輌の 運転者の可視距離は２０ｍ以下に減少してしまい、この距離は運転者がブレーキ をかける前の７ｏｋｍ／ｈの速度での反応距離とほぼ同一である。雪の場名にも 同様である。その差は、雪片か車輌からの光を反射し運転者の可視距離を減少さ せているにすぎない。

可視距離を改善するため、車輌に３２０〜４００ｎｍの波長域の紫外光を放射す るランプを装着し、紫外光によって蛍光性のコート層を作用して４００ｎｍの波 ｎ域の可視光を放射する試みがなされている。

紫外光は水の皮膜によって反射されず或いは霧又は雪片によって再反射しないの で、蛍光コート層は、水の皮膜か形成されていても並びに霧や雪が存在しても紫 外光による作用を受け、蛍光性コート層が水の皮膜、霧や雪片でおおわれていて も蛍光コート層を可視化して運転者に対して可視光を放出する。

放出された可視光は蛍光性コート層から全ての方向に出射し拡散光と称せられる 。これにりｊして車輌からの光は反射体のガラスパールから車輌の運転者に向け て反射し又は水の層か形成されている場合車輌から離れる方向に反射する。

紫外光は車輌の運転者にとって眼で見ることができず、従って眼で見ることがで きる作用効果を有していない。従って、紫外光を用いれば、車輌の運転者によっ て見えなくなることなく、完全な状態でのヘッドライトを用いる場合と同一の可 視距離をｉＩｌることかできる。

しかしなから、実際には蛍光効果は極めて短い寿命しか示さない。

蛍光性コート層を改善する特許の提案がなされており、例えば米国特許第３２５ ３１４６号、スエーデン特許第４Ｇ２１０９号及び英国特許出願公開第２０４３ ６７３号で提案されている。上記米国特許では、蛍光性顔料粒子で被覆されたガ ラスパールを用いることか提案されている。上記スエーデン特許では、粉砕され た岩石材ネ１及び溶融すると共に無機蛍光性特性を生じる作用剤か添加された無 機物を用いることか提案されている。

しかしながら、紫外線ランプの強度を増加させ又は蛍光性コート層の吸収強度を 増加させることにより蛍光強度又は放射光強度を増大させる試みは、蛍光層の実 際の可視化性能を増大させる決定的な方法ではない。

＜Ｌって、手記提案のいずれも上記課題を解決するのに十分な蛍光効果を得るこ 従って、本発明の目的は、暗闇中、市、霧及び雪の場合でも所望の改良された可 視化性能を達成する道路標識を堤供することにある。

課題を解決する手段 上記目的は、前記ガラスパールが、０．４ｍｍと１．Ｏｍｍとの間の大きさを有 し最大０．１ｍｍの間隔で散布されると共に、Ｏ，１％以下の鉄酸化物を含有す ることを特徴とする本発明によって解決される。

本発明のプロセスは、発光面の所望の部分が紫外光ＵＶ−Ａの照射よって蛍光性 を生ずる着色顔料を含む熱可塑性バインダの層で被覆され、上記バインダに０４ ｍｍ−１，０＋ｎｍの大きさの丸い光透過性ガラスバールが散布され、ガラスパ ールの５０％〜７５％の部分か前記バインダ層中に埋設されていることを特徴本 発明の実施例を添付図面に基いて詳細に説明する。

図１は従来技術による道路標識及びそのレトロ反射のらとでの作用を示す線図で ある。

図２はタイヤスパイクによって摩損した道路標識及びレトロ反射の状態を示す線 図である。

図３は水の層か形成された道路標識及びそのレトロ反射の状態を示す線図である 。

図４は本発明による道路標識及び紫外光か照射された場合の状態を示す線図であ る。

図５は本発明による道路標識の摩損した状態及び紫外光照射した場合の可視光の 発生状態を示す線図である。

図６は本発明による道路標識の水の層か形成された状態及び紫外光照射した場合 の可視光の発生状態を示す線図である。

好適実施例 図１〜図３は通常の道路標識を示し、この道路標識は道路の面１０上に形成され 例えば白又は黄のような通常の顔料で着色されたバインダ層１１を有している。

各図面において、ガラスパール１２はガラスパールの直径の半分以上の深さで埋 設されているように示す。道路標識が相当摩損した後に現われるバインダ層中に 混合されたガラスパールは図示されていない。

図１において、車輌のヘッドライトから放出され道路標識に対して約２″の角度 を有する可視光でガラスパール１２が照射された状態を矢印１３で示す。この光 線は凸状のガラス体によってバインダ層１１と接触する集光点１４に向けて屈折 する。集光点１４からの光は、破線１５で示すように、車輌の運転者の方向に少 なくとも平行に再反射する。

図２は、このレトロ反射が、例えばタイヤのスパイクによって摩損したガラスパ ール１２によってどのように悪化するかを示す。ガラスパール１２が摩損すると 、でこぼこした表面が広がり、このでこぼこした表面によって入射した可視光か 反射してしまい、レトロ反Ｑ１はほとんど生じなくなってしまう。

図３は、道路が水の層１６によっておおわれた場合、入射した可視光が車輌から 離れるように反射する状態を示す。この場合、実際には道路標識は運転者にとっ てほとんど見えなくなってしまう。

図４は、ガラスパール１２が紫外線ＵＶ−Ａ照射された場合の本発明の道路標識 がどのように機能するかを示ず。ガラスパール１２の下側部分を包囲するバイン ダ層＋１は紫外光ＵＶ−Ａが照射された場合蛍光性となる型式のものである。

紫外光放射ヘッドライトを有する車輌からの光は凸状のガラス体によってバイン ダ層１１と接触する拡散点１４に向けて屈折する。これにより、照射されたバイ ンダ層の部分は蛍光性となり可視光を発生し、破線１５で示すように、これら可 視光は全ての方向に拡がると共にガラスパールが埋設されている凹状のバインダ 層の表面で反射する。

紫外線ｌ＼ツドライトを有する車輌から投射された紫外光は本発明による道路標 識に入射し、ガラスパールの入射点で屈折し、ガラスパールの埋設された部分を 包囲する蛍光性バインダの１点を照射し、この点から生じた可視光は部分的に空 気で包囲されたガラスパールの別の面に入射する。

ガラスパールを包囲する空気は光学的により薄い媒体であるから、ガラスパール のこの部分で全反射が生じ、ガラスパールは車輌の運転者の位置から強く発光す るランプとして可視化される。

この効果は、紫外線ヘッドライトが装着されている車輌の運転者が発光するガラ スパールを見た場合驚くほどである。

図５のでこぼこしたガラスパールは入射した紫外光を拡散させるので、バインダ の凹状の表面の大部分は弱い光で照射される。タイヤスパイクによって劣化した 道路標識でも紫外光によって照射されることにより発光するので、本発明によれ ばガラスパールか弱い強度で発光することになる。

図６のように、本発明の道路標識が水の層によっておおわれている場合、車輌か ら出射した紫外光は水の層を透過し蛍光性の道路標識を発光させる。この効果は 、照射された紫外線がガラス体１２により集束するので、各ガラスパールの真上 の水の層が明るくなることにある。

ガラス体の組成に依存する種々の量の種々の波長の紫外光を透過させ又は吸収す るガラス体の特性より紫外光の量及び波長を調整することができるので、蛍光性 バインダ層は最大の蛍光性が得られ、同時に蛍光層は早期劣化につながる。

例えば太陽光のような紫外線から保護されることになる。

依って、本発明による道路標識は、光量を増加させることによって蛍光層の可視 性能を増大させること並びに蛍光層を早期に破損する紫外線照射から蛍光層を保 護することにより蛍光層の寿命を延長する課題を解決することにある。

鉄酸化物Ｆｅ＠Ｏｓは４００ｎｍ付近の波長域の紫外光を吸収する。ガラスパー ル中の鉄酸化物の量を調整することによりガラスパール１２を透過してガラスパ ールを包囲するバインダの凹部に入射する紫外光の量が制御される。鉄酸化物の 好適量は０〜９．　１％である。

好適な特性は鉄酸化物の含有量が０．　１％以下のガラスに見い出すことができ る。この好適なガラスは３７５　ｎｍの波長の紫外光の９０％を透過させる。し か′し、このガラスは紫外光ＵＶ−Ｂ及びＵＶ−Ｃは透過させない。

屈折率１．４５〜１．６０のガラスは好適である。この場合、ガラスパールに入 射した紫外光は球状のガラスパールの外部に集束するので、ガラスパールの下側 のガラスパールを包囲する蛍光性バインダの広い領域において入射した紫外線を 可視光に変換することができると共に、同時にガラスパールは可視光に対するガ ラスパールとして機能する。

上記屈折率は５Ｂ７．９ｎｍの波長の標準法に基いて決定した。紫外光としての 好適波長３７５ｎｍにおいて、この屈折率値は増大する。これにより、紫外光ビ ームは微小の入射角で屈折してガラスパールに入射するので、紫外光ビームは埋 設されたガラスパールの一部を包囲するバインダ層に入射する。

上記ガラスパールは大きさが０．４〜０．８ｍｍで、±０．１ｍｍを超えない公 差範囲とすることが好ましい。０゜７ｍｍの大きさを選択すれば、全てのガラス パールが０．６〜０．８ｍｍの大きさの範囲内に入ることになる。

ガラスパールの大きさを１ｍｍとすれば、適当な密度の単一層を形成するために は１ｃｍ’当り１００Ｉ＆ｇのガラスパールが必要である。これらガラスパール の重量は約１．３ｋｇ／ｍ”である。

ガラスパールの大きさを０．７ｍｍとすると、適当な密度の単一の層を形成する ためには１ｃｍ”当り２０４９１のガラスパールが必要になる。これらガラスパ ールの重量は約ｏ、９ｋｇ／ｍ”である。

ガラスパールの大きさが０．４ｍｍの場合、適当な密度の単一層を形成するため には、Ｉｃｍ″当り約１３２５１！！］のガラスパールが必要である。このガラ スパールの重量は約０．５ｋｇ／ｍ”である。

ガラスパールが小さくなると、これらガラスパールを平坦な層中に配置するのが 困難なため蛍光効果が低下する。０．４ｍｍ〜０．８ｍｍの範囲の大きさのガラ スパールの場合、Ｉｃｍ’当り機能的に見て最も多数のガラスパールが得られ、 つまり最も強い強度の可視光が放出される。１ｃｍ”当りのガラスパールの数を その半分まで低減すると、道路の表面はガラスパールによって完全におおわれる が、放出される光量は半分に減少する。

熱可塑性の反射性道路榎識の場合、通常２０重量％の反射性ガラスパールがバイ ンダ中に包含され、コート層が固化する前に別のガラスパールがさらに散布され るので、約６０％のガラスパールがコート層に存在する。散布されるガラスパー ルの量は約０．５ｋｇ／ｍ”である。

本発明による混合されるべきガラスパールの好適量は約２０重量％である。しか し、本発明はこの混合範囲に限定されない。

本発明による散布されるガラスパールの好適量は０．９ｋｇ／ｍ”である。しか し、本発明はこれに限定されるものではない。

ガラスパールの散布は、道路表面にバインダ層を形成した後直ちに、すなわち被 着した後２０〜３０秒以内に行なうことができる。このガラスパールの散布は、 マウスピースが装着されているエアープレッシャ駆動パール散布装置により行な うことができる。この場合、マウスピースをバインダ層表面に直交するように向 けてバインダ層表面から約５〜１５ｃｍの距離だけ離間させる。

本発明は上述した実施例だけに限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲内に おいて種々の変形が可能である。

？＋Ｉｉ正書の写しく翻訳文）提出占（特許法第１８４条の８）平成　６年　９ 月　２０

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．紫外線照射によって蛍光性を発生するバインダ層（１１）と、このバインダ 層（１１）中に５０％と７５％の間の大きさの部分が埋設された光透過性のガラ スパール（１２）とを具え、道路（１０）上に発光面を形成する道路標識であっ て、前記発光面が道路、街路、波止場又は駐車場の方向標識、土手標識及び／又 は側帯標識として用いられ、水による作用及び通過する車輪による摩損を受ける 道路標識において、 前部ガラスパール（１２）が、０．４ｍｍと１．０ｍｍとの間の大きさを有し最 大０．１ｍｍの間隔で散布されると共に、０．１％以下の鉄酸化物を含有するこ とを特徴とする道路標識。
2. ２．前記ガラスパールが約０．６ｍｍから１．０ｍｍの大きさを有することを特 徴とする請求項１に記載の道路標識。
3. ３．前記ガラスパール（１２）が１．４５と１．６０との間の屈折率を有するこ とを特徴とする請求項１に記載の道路標識。