JPH075059B2 - 産業車両のシ−ト - Google Patents
産業車両のシ−トInfo
- Publication number
- JPH075059B2 JPH075059B2 JP61008977A JP897786A JPH075059B2 JP H075059 B2 JPH075059 B2 JP H075059B2 JP 61008977 A JP61008977 A JP 61008977A JP 897786 A JP897786 A JP 897786A JP H075059 B2 JPH075059 B2 JP H075059B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- driver
- belt
- industrial vehicle
- shoulder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はフォークリフト等の産業車両に関し、特に、
横転事故等の際に運転者を機台内に安全に保持するため
のシートに関するものである。
横転事故等の際に運転者を機台内に安全に保持するため
のシートに関するものである。
[従来の技術] 図面の第4図には従来一般のフォークリフトが示されて
いるが、このようなフォークリフトを始めとする産業車
両の多くは、広い視界の確保のため或は乗降の容易化に
よる作業能率向上のために、運転席が開放されており、
ドア等の仕切りは設けられていないのが一般的となって
いる。
いるが、このようなフォークリフトを始めとする産業車
両の多くは、広い視界の確保のため或は乗降の容易化に
よる作業能率向上のために、運転席が開放されており、
ドア等の仕切りは設けられていないのが一般的となって
いる。
[発明が解決しようとする問題点] 一般に、産業車両は傾斜面や不整地面での走行が比較的
に多く、激しい横揺れが生じたり、最悪の場合には横転
することもある。特に、フォークリフト等は、荷物を上
下させるため重心が上方に移動し、横転しやすい状態に
なる場合がある。
に多く、激しい横揺れが生じたり、最悪の場合には横転
することもある。特に、フォークリフト等は、荷物を上
下させるため重心が上方に移動し、横転しやすい状態に
なる場合がある。
このように産業車両が激しい横揺れや横転を起こした場
合に、上述したような従来の構成では、運転者が機外に
放り出され、機台の下敷きになったり、地面にたたき付
けられたりする可能性がある、という問題点があった。
合に、上述したような従来の構成では、運転者が機外に
放り出され、機台の下敷きになったり、地面にたたき付
けられたりする可能性がある、という問題点があった。
この発明の目的はかかる問題点を解決することにある。
[問題点を解決するための手段] この発明は、運転者の腰部を拘束する腰ベルトと、運転
者の左右両肩部をそれぞれ拘束する左右1組の肩ベルト
とを具備している産業車両のシートにおいて、前記肩ベ
ルトは、シートバックの背面中央部から垂直上方に延び
る弾性変形可能なアンカレッジと、このアンカレッジの
上端に取り付けられたベルト支持具と、このベルト支持
具に形成された長孔に摺動自在に挿通されると共に各端
部がシートの左右にそれぞれ固定されたウェビングとか
ら構成されている産業車両のシートを特徴としている。
者の左右両肩部をそれぞれ拘束する左右1組の肩ベルト
とを具備している産業車両のシートにおいて、前記肩ベ
ルトは、シートバックの背面中央部から垂直上方に延び
る弾性変形可能なアンカレッジと、このアンカレッジの
上端に取り付けられたベルト支持具と、このベルト支持
具に形成された長孔に摺動自在に挿通されると共に各端
部がシートの左右にそれぞれ固定されたウェビングとか
ら構成されている産業車両のシートを特徴としている。
[作用] 上述したようなこの発明によるシートにおいては、運転
者の肩部および腰部を拘束すると共に、肩ベルトが運転
者の運転姿勢に追従するようになっている。
者の肩部および腰部を拘束すると共に、肩ベルトが運転
者の運転姿勢に追従するようになっている。
[実施例] 以下、図面と共にこの発明による産業車両のシートの好
適な実施例について詳細に説明する。
適な実施例について詳細に説明する。
第1図および第2図に示されるように、シートバック1
の背面の上部中央部にはアンカレッジ2がボルト3によ
って取り付けられて垂直上方に延びており、その上端が
運転者4の背中の上部にまで達するようになっている。
尚、産業車両においては、一般にバック走行の割合が多
いため、後方に振り向きやすいようにシートバック1の
高さは運転者4の腰部よりもやや高い程度に設定されて
いる。このアンカレッジ2は、薄鋼板の表面にビニルコ
ーティング等を施したもので、前後方向に弾性的に湾曲
すると共に多少のねじりや横方向の揺動も可能となって
いる。アンカレッジ2の上端にはベルト支持具5が取り
付けられており、このベルト支持具5に形成されたアン
カレッジ2の軸線に直交する長孔6に、1本のウェビン
グ7が摺動自在に通されている。このウェビング7は長
孔6にて折り返され、各端部がシート8の左右の後部側
面に固着され、このようにして運転者4の両肩部をそれ
ぞれ拘束する左右1組の肩ベルト9を形成している。
の背面の上部中央部にはアンカレッジ2がボルト3によ
って取り付けられて垂直上方に延びており、その上端が
運転者4の背中の上部にまで達するようになっている。
尚、産業車両においては、一般にバック走行の割合が多
いため、後方に振り向きやすいようにシートバック1の
高さは運転者4の腰部よりもやや高い程度に設定されて
いる。このアンカレッジ2は、薄鋼板の表面にビニルコ
ーティング等を施したもので、前後方向に弾性的に湾曲
すると共に多少のねじりや横方向の揺動も可能となって
いる。アンカレッジ2の上端にはベルト支持具5が取り
付けられており、このベルト支持具5に形成されたアン
カレッジ2の軸線に直交する長孔6に、1本のウェビン
グ7が摺動自在に通されている。このウェビング7は長
孔6にて折り返され、各端部がシート8の左右の後部側
面に固着され、このようにして運転者4の両肩部をそれ
ぞれ拘束する左右1組の肩ベルト9を形成している。
また、左右の各肩ベルト9におけるウェビング7の下部
には別のウェビング10、11が交差して縫い着けられてお
り、互いの先端がバックル12により連結可能となってお
り、これらによって運転者4の腰部を拘束する腰ベルト
13が形成されている。
には別のウェビング10、11が交差して縫い着けられてお
り、互いの先端がバックル12により連結可能となってお
り、これらによって運転者4の腰部を拘束する腰ベルト
13が形成されている。
以上のような構成において、運転者4がシート8上に座
り、左右それぞれの側の肩ベルト9に腕および肩を通
し、腰ベルト13を締めることにより、運転者4の体はシ
ート8およびシートバック1に確実に保持される。この
際、肩ベルト9のウェビング7はアンカレッジ2により
運転者4の肩部付近まで吊り上げられているので、腕や
肩の挿入を容易に行うことができる。
り、左右それぞれの側の肩ベルト9に腕および肩を通
し、腰ベルト13を締めることにより、運転者4の体はシ
ート8およびシートバック1に確実に保持される。この
際、肩ベルト9のウェビング7はアンカレッジ2により
運転者4の肩部付近まで吊り上げられているので、腕や
肩の挿入を容易に行うことができる。
肩ベルト9および腰ベルト13を装着した状態で、例え
ば、バック走行姿勢をとるために運転者4が右後方を見
た場合、アンカレッジ2は運転者4の背骨の動きに追従
して変形する。また、左右の肩ベルト9が1本のウェビ
ング7により形成されていることから、第3図から理解
されるように、左肩が前方に移動するにつれウェビング
7がベルト支持具5の長孔6を介して左方に引っ張ら
れ、左側の肩ベルト9が長くなる。逆に、右側の肩ベル
ト9は短くなるが、これによって、後方に移動する右肩
を緩みなく保持することができる。このように、運転者
4の上半身がどのように動いても、その動きに応じてア
ンカレッジ2が変形し、且つ、肩ベルト9の長さが調節
されるので、肩ベルト9の存在によって運転姿勢に支障
を来す恐れがない。
ば、バック走行姿勢をとるために運転者4が右後方を見
た場合、アンカレッジ2は運転者4の背骨の動きに追従
して変形する。また、左右の肩ベルト9が1本のウェビ
ング7により形成されていることから、第3図から理解
されるように、左肩が前方に移動するにつれウェビング
7がベルト支持具5の長孔6を介して左方に引っ張ら
れ、左側の肩ベルト9が長くなる。逆に、右側の肩ベル
ト9は短くなるが、これによって、後方に移動する右肩
を緩みなく保持することができる。このように、運転者
4の上半身がどのように動いても、その動きに応じてア
ンカレッジ2が変形し、且つ、肩ベルト9の長さが調節
されるので、肩ベルト9の存在によって運転姿勢に支障
を来す恐れがない。
尚、腰ベルト13および肩ベルト9のウェビング7、10、
11には、運転者4の体格に適応するように、長さ調節具
14を設けておくのが好適であり、また、肩ベルト9には
保護パッド15を取り付けてウェビング7のこすれから運
転者4の肩を保護するのが望ましい。
11には、運転者4の体格に適応するように、長さ調節具
14を設けておくのが好適であり、また、肩ベルト9には
保護パッド15を取り付けてウェビング7のこすれから運
転者4の肩を保護するのが望ましい。
[発明の効果] この発明による産業車両のシートは以上のような構成と
作用を有しているため、運転者の腰部と肩部が確実にシ
ート上に拘束され、機台が横転或はそれに近い状態にな
っても、運転者は機外に放り出されることがなく、安全
性の向上という効果は絶大なものである。また、肩ベル
トは運転者の上半身の動きに追従可能となっているの
で、運転姿勢に支障を来すことなく、運転姿勢を良好に
維持できる、という効果も奏する。
作用を有しているため、運転者の腰部と肩部が確実にシ
ート上に拘束され、機台が横転或はそれに近い状態にな
っても、運転者は機外に放り出されることがなく、安全
性の向上という効果は絶大なものである。また、肩ベル
トは運転者の上半身の動きに追従可能となっているの
で、運転姿勢に支障を来すことなく、運転姿勢を良好に
維持できる、という効果も奏する。
第1図はこの発明によるシートの前方からの斜視図、第
2図は第1図のシートの背面図、第3図は肩ベルトの動
きを示す平面図、第4図は従来一般のーフォークリフト
を示す側面図である。図中、 1:シートバック、2:アンカレッジ、 4:運転者、5:ベルト支持具、 6:長孔、 7、10、11:ウェビング、 8:シート、9:肩ベルト、 13:腰ベルト、
2図は第1図のシートの背面図、第3図は肩ベルトの動
きを示す平面図、第4図は従来一般のーフォークリフト
を示す側面図である。図中、 1:シートバック、2:アンカレッジ、 4:運転者、5:ベルト支持具、 6:長孔、 7、10、11:ウェビング、 8:シート、9:肩ベルト、 13:腰ベルト、
Claims (1)
- 【請求項1】運転者の腰部を拘束する腰ベルトと、運転
者の左右両肩部をそれぞれ拘束する左右1組の肩ベルト
とを具備している産業車両のシートにおいて、前記肩ベ
ルトは、シートバックの背面中央部から垂直上方に延び
る弾性変形可能なアンカレッジと、該アンカレッジの上
端に取り付けられたベルト支持具と、該ベルト支持具に
形成された長孔に摺動自在に挿通されると共に各端部が
シートの左右にそれぞれ固定されたウェビングとから構
成されている産業車両のシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61008977A JPH075059B2 (ja) | 1986-01-21 | 1986-01-21 | 産業車両のシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61008977A JPH075059B2 (ja) | 1986-01-21 | 1986-01-21 | 産業車両のシ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62168748A JPS62168748A (ja) | 1987-07-25 |
JPH075059B2 true JPH075059B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=11707746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61008977A Expired - Lifetime JPH075059B2 (ja) | 1986-01-21 | 1986-01-21 | 産業車両のシ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075059B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006062668B4 (de) | 2006-12-29 | 2009-05-14 | Schmücker, H. Hartmut, Dr. | Sicherheitsgurt-Rückhalte-System |
US20150069813A1 (en) * | 2013-08-21 | 2015-03-12 | Darrin Keith Furr | Restraint harness for a person |
-
1986
- 1986-01-21 JP JP61008977A patent/JPH075059B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62168748A (ja) | 1987-07-25 |
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