JPH07505878A - Hivエンベロープ糖タンパク質から誘導された合成ポリペプチド - Google Patents

Hivエンベロープ糖タンパク質から誘導された合成ポリペプチド

Info

Publication number
JPH07505878A
JPH07505878A JP5518145A JP51814593A JPH07505878A JP H07505878 A JPH07505878 A JP H07505878A JP 5518145 A JP5518145 A JP 5518145A JP 51814593 A JP51814593 A JP 51814593A JP H07505878 A JPH07505878 A JP H07505878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hiv
synthetic polypeptide
gln
polypeptide
array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5518145A
Other languages
English (en)
Inventor
フィッシュリー,ロバート ヴィンセント
ロブソン,バリー
アストン,ロジャー
Original Assignee
プロチュース モレキュラー デザイン リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by プロチュース モレキュラー デザイン リミテッド filed Critical プロチュース モレキュラー デザイン リミテッド
Publication of JPH07505878A publication Critical patent/JPH07505878A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K7/00Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K7/04Linear peptides containing only normal peptide links
    • C07K7/08Linear peptides containing only normal peptide links having 12 to 20 amino acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/12Viral antigens
    • A61K39/21Retroviridae, e.g. equine infectious anemia virus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K7/00Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K7/04Linear peptides containing only normal peptide links
    • C07K7/06Linear peptides containing only normal peptide links having 5 to 11 amino acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P21/00Preparation of peptides or proteins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2740/00Reverse transcribing RNA viruses
    • C12N2740/00011Details
    • C12N2740/10011Retroviridae
    • C12N2740/16011Human Immunodeficiency Virus, HIV
    • C12N2740/16111Human Immunodeficiency Virus, HIV concerning HIV env
    • C12N2740/16122New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 HIVエンベロープ糖タンパク質から誘導された合成ポリペプチド本発明は、合 成ポリペプチドに関する。さらに詳しくは、本発明は、ビールスエンヘローブタ ンパク質の特定領域の三次元構造および/または静電的表面および/または他の 物理的、化学的および構造的特性と匹敵する合成ポリペプチドに関する。本発明 は、後天的免疫不全症候群(AIDS)の原因となる因子として知られるヒト免 疫不全ビールス(HIV)に関するワクチン、免疫学的に活性な治療剤、診断剤 、並びに他の医薬または科学的薬剤を設計するのに特に重要である。
最近の10年の間に、AIDSは、全世界的に重要な医療問題として浮かび上が ってきており、現在、この疾患の原因となる因子であるHIVによる感染の研究 、診断、処置および/または予防のための薬剤に対して緊急の必要性がある。H 工V1ビールスおよびHIV 2ビールスにより生産されるタンパク質のアミノ 酸配列の入手可能性に伴って(例えば、Ratner、 L、 et al、。
エンベロープタンパク質の抗原特性と匹敵する合成ポリペプチドを案出すること が可能となった。
本発明の目的は、H工Vビールスに対する抗体、最も好ましくは中和抗体、則ち 、受動または能動免疫作用により、H工Vビールスの感染を防止し、および/ま たはH工Vビールスか広がるのを制限する抗体の産生を引き出すことか可能な合 成ポリペプチドの開発にある。このような抗体を用いた受動免疫作用は、AID S患者の効果的な処置手段を構成し、個体内あるいは個体間でビールスが広がる のを制御し、従ってこの疾患の進行を遅くするか、あるいは阻止するであろう。
本発明は、少なくとも1種のヒト免疫不全ビールス(H工V)における少なくと も1種の抗原特性を有する合成ポリペプチドを提供する。このポリペプチドは、 実質的に、以下の式(1)のアミノ酸配列からなる:X−R,−Leu−R,− Leu−Thr−Val−Trp−Gly−R3−Lys−Yここで、R,はG ln−Gln−Ra −R+ 、 Gln−レ−R1、&−Rs、島から選択さ れるか、またはR1は存在せず: R1は、Gin 、 Lys 、 GluまたはArqから選択されるアミノ酸 残基であり7 R,は、Ile 5ThrまたはAlaから選択されるアミノ酸残基であり;R ,は、HisまたはGluであり: R,は、し川またはMet−でありi XおよびYは、各々独立して存在しないか、あるいは独立して1個以上のアミノ 酸残基である。
一般的に、R,がGln−Gln−R,−丸であり、XおよびYが存在する場合 、XおよびYは、天然エンベロープタンパク質配列とは対応しない。さらに詳し くは、Xおよび/またはYか存在し、R,が上記定義のとおりである場合、Xお よびYは、少なくとも1種のヒト免疫不全ビールスのエンベロープタンパク質の 抗原特性の一部を提供あるいは形成しない。
XおよびYが存在しない上記式Iによるペプチドは、勿論、例えばH工Vに対す る抗体の産生において有用であろう。このようなペプチドは、キャリアー分子と 結合した場合に、特に効果的であろう。しかしながらXまたはYが存在する場合 、これらはどのような長さであってもよいが、好ましくはアミノ酸残基20未満 、より好ましくは10未満、例えば3〜6である。式Iによる配列は、例えば粒 状タンパク賃上の露出ループの一部である抗原配列を有するタンパク質の主要部 分がXおよびYであるタンパク質を構成しうることが、勿論認識されるであろう 。
好ましくは、もしR3か存在する場合には、R,はLeuまたはMeζより好ま しくはI+euであり、R4は、もし存在する場合にはHisまたはGlu 。
好ましくはH工Sである。R+ は、好ましくはGin 、 LysまたはGl u 、より好ましくはGinであり、R1は、好ましくはIleである。
好ましくは、式(1)の配り旧こおいて、R,はGln−Gln−Ra−R5で あるか、または存在せず、そして存在する場合は、R4は好ましくはHisであ り、R1はLeuである。また、R,はLeuであり、R,はGlnであること が好ましい。
本発明に係る式Iのポリペプチドの好ましい形態は、以下の配列を構成する。
5aq−■−D−No: I X−Gln−GLn−His−Leu−Leu−Gln−Lau−Thr−−V al −Trp−Gly−工1e−Lys−Y(工a);および 5eq−■、D、 No= 2 X−Leu−Gln−Leu−Thr−Val−Trp−Gly−工1e−Ly s−Y(より);および ここで、XおよびYは上記定義のとおりであるが、もしXおよびYが存在する場 合には、これらは比較的短い配列であることが好ましい。好ましくは、又は存在 せず、かつYは2または3残基長さ、例えばGly−CysまたはGly−Cy s−AIaである。上記配列Iaおよびよりに関して、Xが存在せず、かつ配列 工aではYかGly−Cysであり、配列IbではYがGly−CysまたはG IY−Cys−Alaであることか好ましい。このようなC−末端延長はキャリ アーへのカップリングのための交代(alternate)部位を提供する。
式■のポリペプチドは、HIV1エンベロープタンパク質のあるエピトープ部分 と類似している。
本発明に係るポリペプチドの他の好ましい形態は、実質的に式(I[)のアミノ 酸配列を構成する。
X−R,−Leu−Arg−Leu−Thr−Val−Trp−Gly−R,− Lys−Y (エエ)ここで、R,は、Gin−Gin−Glu−Rs 5Gl n−Glu−R+ 5Glu−R+ 、 Rsから選択されるか、または存在せ ず: R,はThrまたはAlaであり; R,はMetまたはLeuであり:かつXおよびYは、上記定義のとおりである 。
好ましくは、R,は、もし存在する場合にはMetであり、R,IL、好ましく はThrである。また、R2はGin−Gin−Glu−Metであるか、存在 しな(〜ことが好ましい。
式■のポリペプチドの好ましい形態は、以下の配列を構成する。
Seq、工、D、No: 4 X−Leu−Arg−Leu−Thr−Val−Trp−Gly−Thr−Ly s−Y (工To)好ましくは、Xは存在せず、かつYは2または3残基長さ、 伊1えIf Gly−CysまたはGly−Cys−Alaである。
式■のポリペプチドは、)TIV 2エンベロープタンパク質のあるエピトープ 部分と類似している。
本発明に係る好ましいポリペプチド配列は、H工Vエンベロープタンパク質の1 つ以上の抗原決定基に対する局所的な類似性に基づいて選択された。
例えば、与えられたポリペプチドが抗原決定基の類似体となるように独創的に設 計された場合の抗原決定基は、HIVエンベロープタンパク質の1つ以上の他の 領域と局所的な類似性を示すことができる。これは、多分、原型となる遺伝子の 復製によるか、ポリペプチドが不連続決定基の類似体であるためか、あるいはポ リペプチドが多価となるように設計されていたためである。不連続エピトープは 、近接して対向する連続(sequential lエピトープから構成される と見てもよく、このエピトープはそれ自身の資質として抗原的に重要である。ま た、多価ポリペプチドは、2以上の(連続または不連続)決定基類自体を、単一 のポリペプチド鎖中に含んでいてもよく、このようにして、HIVエンベロープ タンパク質上賃上以上の決定基を認識するある範囲の抗体の産生を同時に誘発す る手段を提供する。
本発明のペプチドは、例えば標準的9・フルオレニルメトキシカルボニル(F− Moc)化学(例えばAtherton、 E、 and 5heppard、  R,C,(1985) J。
CC11e、 Soc、 Chem、 Comm、 16と参照)、または標準 的ブチルオキシカーボネート (T−BoC)化学を用いて合成することができ る。構造の正確さおよび純度のレベル(これは通常は85隻を超える)は、注意 深く検討すべきである。この目的のために、例えば、高速液体クロマトグラフィ ーを含む種々のクロマトグラフィー分析、および分光分析を採用できる。
本明細書において、全ての配列は、以下のような、アミノ酸残基のための工、U 、P、A、C規格3文字コード略語: Gly−グリシン、Ala−アラニン、 Val−バリン、r、eu−ロイシン、工le−イソロイシン、5er−セリン 、Thr−hレオニン、Asp−アスパラギン酸、Glu−グルタミン酸、As n−アスパラギン、Gln−グルタミン、Lys−リジン、His−ヒスチジン 、Arg−アルギニン、Phe−フェニルアラニン、Tyr−チロシン、Trp −)リブトファン、Cys−システィン、Met−メチオニンおよびPro−プ ロリン、を用いて述べられている。
治療の用途には、本発明に係るポリペプチドまたはそれに対する抗体は、単独で 、あるいは、他の薬剤、例えば3′−アジド−3′−デオキシチミジン(AZT ) (シトプシン:zidovudine )などのようなビールスの遺伝物質 の復製を阻害することにより異なったレベルで作用する薬剤、および/またはH IVプロテアーゼインヒビターのようなビールスの成長に基本的な酵素の活動を ブロックする薬剤などとともに投与してもよい。
本発明に係るポリペプチドは、広範囲のHIV 1株および/またはHIV 2 株によって産生されるエンベロープタンパク質と交差反応する抗体を誘導するの に用いることができる。我々の分析により、本発明に係るポリペプチドの構造的 /局在的/静電的特性か、これらか幾つかの、あるいは多くの株からのH工Vエ ンベロープタンパク質と交差反応する抗体の産生を高い確立で誘発する特性であ るため、幾つかの変異ポリペプチドをより大きなポリペプチド内に組み込むこと から、更なる利益を得ることができるということが判った。このようなポリペプ チドは、以下の一般式(■):[L、−F]、−[L、、−G]、−Lc(Iエ エ)(式中、FおよびGは、各々独立して、式1〜mbのいずれかで表されるポ リペプチドであってよく、Lは結合配列であり、a、bおよびCは、各々独立し て、0または1であり、mおよびnは、各々正の数、例えば1〜10である)で 表すごとかできる。Lは、好ましくはポリペプチド鎖の配座的に自由な短い部分 、例えば、(Seq、■、D、 No: sl Gly−Gly−Gly−Gl y−Gly 、 l5eq、 1.D、 No: 6) Gly−Pro−Gl y−Pro−Gly−Proまたは(Seq、 1.D。
No: 71 Gly−9er−Ala−Gly−5er−Gly−Ala等で あるが、これらに限定されるものではない。各々の繰り返し部分が、所望により 、本発明に係るポリペプチドの異なる変異体を持ち得ることは、明らかである。
式■で定義されるような多価の抗原決定基類似体は、本質的に同一な抗原決定基 類似体の変異体が、1つのポリペプチド鎖内で繰り返されるプソイドホモポリバ レントと称されるものである。加えて、式1〜Ilbの何れかで表される1つの 抗原決定基類似体の同一変異体の複製を複数含む単純なホモポリバレントポリペ プチド免疫原もまた、効果的であると考えられ、本発明の範囲に包含される。
プソイドホモポリバレント抗原ポリペプチドは、ワクチンとして特に価値がある と予想され、この場合、類似するが同一ではない基本的特異性を有する、ある範 囲の(中和)抗体の産生を誘発するに違いない。これら抗体は、互いにより広範 囲なHIV株からのエンベロープタンパク質と交差反応するであろうし、したが って防御免疫を授けるのにより効果的であろう。
本発明に係るポリペプチドの1つの複製を任意の順序で1個以上含み、かつ、決 定基類似体のポリペプチド類自体を1個以上含むヘテロポリバレントポリペプチ ドを構成することにも利点があるであろう。本発明において提供されるこのよう なポリペプチドは、以下の一般式(■):L、−[G−L]、−F−[L−G] I、−Lや (工V)(式中、Fは、式1〜mbのいずれかで表されるポリペプ チドであり、Gは、弐I〜mbのいずれかで表されるポリペプチドまたは他の配 列であり、mおよびnは、各々正の数、例えば1〜1oであり、dおよびeは、 各々独立して、0または1である)で表すことができる。“L”は、好ましくは ポリペプチド鎖の配座的に自由な短い部分、例えば、(Seq、 1.D、 N o:5) Gly−Gly−Gly−Gly−Gly 、(Seq、 1.D、  No: 6) Gly−Pro−Gly−Pro−Gly−Proまたは(S eq、 1.D、 No: 7) Gly−5er−Ala−Gly−5er− Gly−Ala等であるが、これらに限定されるものではない。
抗原的に重要なサブフラグメントおよび/または抗原的に重要な変異体が、親ベ ブヂドの全般的形態および機能を保持していれば、これらのものは何れも本発明 の範囲内に包含されると理解されるべきである。特に、特定残基の何れかが、匹 敵する配座的特性および/または物理的特性を有する残基により置換されたもの 、例えば稀少アミノ酸(例えばD−立体異性体)類似体または合成アミノ酸類似 体により置換されたものが、本発明に包含される。例えば、1つの残基が、以下 に示す同一セット内で他の残基により置換されたものは、本発明の範囲内である :セットl −Ala 5Val、Leu、 Ile 、 Phe 、 Tyr  5TrpおよびMet rセット’l −9e)r 5Thr 、 Asnお よびGin ;セット3−AspおよびGlu;セット4− Lys 5His およびArg ;セット5−AsnおよびASpiSルミセットluおよびGi n ;セット7−Gly 5Ala 、 Pro、SerおよびThr、全ての アミノ酸タイプのD−立体異性体、例えばD−Phe 、 D−TyrおよびD −Trpは置換されていてもよい。
本発明の好ましい態様において、XおよびYは、もし存在する場合は、各々独立 して、T細胞エピトープとして作用する能力を有するタンパク質配列のセグメン トを1個または2個以上含んでいてもよい。例えば、一般式1−2−3−4 [ 式中、1はGlyまたは荷電アミノ酸(例えばLYIII。
His SArg 、ASPまたはGlu)であり、2は疎水性アミノ酸(例え ば、11e 、 Leu 、 Val 、Met 、 Tyr 、 phe 5 TrpまたはAla)であり、3は疎水性アミノ酸(上述したとおり)または無 荷電極性アミノ酸(例えば、Asn 、 Ser 、 Thr 、 Pro 、 GinまたはGly )であり、4は極性アミノ酸(例えばLys SArg  、His 5Glu 、 Asp 、 Asn 5Gin 5Ser 1Thr またはPro)であるコのアミノ酸配列のセグメントは、少なくとも幾つかの場 合に、T細胞エピトープとして作用するようである(Rothbard、 J、 B、 &Taylor、 W、R,(1988) A 5equence pa ttern in common to T−cellepitopes、 T he EMBOJournal 7(1): 93−100参照)。同様に、セ グメントは、配列1°−2°−3° −4°−5゛(式中、1°は前述した1と 同様であり、2゛ は2と、3゛および4′は3と、かつ5′は4と各々同様で ある)であり得る(同書参照)。両方の形態は本発明の範囲内に包含され、そし て1個または2個以上のT−細胞エピトープ(好ましくは5個未満)が本発明に 係る式I〜■bの何れのポリペプチドに組み込まれていてもよい。したがって、 各々のエピトープは、前記で定義したタイプのものでも他の構造のものであって もよく、そして任意の長さまたは組成(好ましくは5個未満のアミノ酸残基の長 さ)を有するスペーサセグメントによって隔てられてもよく、かつ例えばGly 、 Ala 5Pro 、 Asn 、 ThrおよびSetから選ばれた残基 、または非−α−アミノ酸のような多官能性リンカ−を含んでいてもよい。C− 末端またはN−末端のリンカ−は完全なタンパク質を表すことが可能であり、従 って、担体タンパク質への結合の必要性がないようにする。
本発明の範囲にはまた、式Iで表され、式中のXまたはYが”レトロ−逆位(r etro−inverso)”アミノ酸、即ち、アミノ酸に対応する官能性基を 有する2官能性アミンであるか、あるいはこれを含むポリペプチドの誘導体も包 含される。例えば、本発明に従い、かつレトロ−逆位アミノ酸を含有する類似体 は、下記式: %式% (式中、Rは任意の官能性基、例えばグリシン側鎖であり、AlおよびA2は各 々好ましくは、本明細書で定義した類似体(必ずしも同一でなくてもよい)の1 つであってそのN−末端またはC−末端によって結合したもののコピーである) の構造を有しつる。先に論じたように、所望により、T−細胞エピトープか含ま れていてもよい。
ペプチドのレトロ−逆位修飾は、1個または数個のペプチド結合を逆転して含み 、元の分子よりも酵素分解に対する耐性が優れた類似体を生成させ、かつ中程度 ないし大きな免疫原性物質のためのエピトープを高濃度で含有している分岐した 免疫原性物質を生成させるのに便利な経路を提供する。生物学的に活性な短鎖ペ プチドのしドロー逆位類似体の大規模な溶液合成において、これらの化合物を使 用することは、大いに可能である。
類似体である挿入用レトロ−逆位アミノ酸誘導体は、組み換えDNAシステムを 用いて直接に作成することはできないことに注目すべきである。
しかしながら、基礎的な類似体を作成することができ、次いでこれらのものを精 製し、そして標率的なペプチド/有機化学を用いてレトロ−逆位アミノ酸に化学 的に結合することかできる。ポリアミド型樹脂上でレトロ−逆位ペプチドを固相 合成するための実用的かつ好都合な新規な手順が、最近記載された[Gazer ro、 H,、Pinori、 M、 & Verdini、 A、S、 (1 990)、 Anew general procedure for the  5olid−phase 5ynthesis of retro−inve rso peptides、In ”工nnovation and Pers pectives in 5olid PhaseSynthesis″ 、E d、Roger EPtOnl 5PCC(UK) Ltd、Birmingh am、tlK] 。
ポリペプチドは、任意に、ポリペプチドそれら自体中の化学基を介して、または C−末端またはN−末端の何れかで付加された追加のアミノ酸を介して、担体分 子に結合されていてもよく、この担体分子は、ポリペプチドをその免疫学的機能 にとって最適にするために、1個または2個以上の追加のアミノ酸によってポリ ペプチドから隔てられていてもよく、またはこれら追加のアミノ酸によって取り 囲まれていてもよい。多くの結合が好適であり、例えばTyrSCysおよびL ys残基の側鎖の使用が含まれる。好適な担体としては、例えばツベルクリン( PPD)の精製タンパク質誘導体、破傷風トキソイド、コレラ毒素およびそのB サブユニット、オボアルブミン、ウシ血清アルブミン、大豆トリプシン阻害物質 、ムラミルジペプチドおよびその類似体、およびブラウンのりボタンバク質等が 挙げられるが、他の好適な担体は、当業者に容易に明らかであろう。例えば、復 仇原性ペプチド、例えばヘプタリジル等の反応性アミン末端を有するポリリジル コアを含むものを用いることができる。本発明に係るポリペプチド抗原は、アミ ノ末端と反応させるかまたはアミノ末端上で合成することができ、そして異なる ペプチド抗原を同じコアまたは担体と反応させることができる。
本発明に係るポリペプチド抗原の担体としてr’PDを用いる場合には、ポリペ プチド−PPD結合体のレシピエンドが、例えば以前のBCGワクチン接種のた めに、既にツベルクリン感受性であるならば、より高い力価の抗体を得ることか できる。ヒトのワクチンの場合には、英国および他の多くの国において、市民は 、BCGワクチン接種を決まりきって受(プるので、大いにl’PD感受性であ る。従って、PPDは、これらの国において使用するのに好ましい担体である。
ポリペプチドを担体に結合させる様式は、結合すべき物質の性質に依存するであ ろう。例えば、担体中のりジン残基を、N−γ−マレイミドブチリルオキシーサ クシンイミドで処理することにより、ポリペプチド中のC−末端または他のシス ティン残基に結合させることができる (Kitagawa、 T。
& Ackawa、 T、 (19761J、 Biochem、 79.23 3)。他の結合反応および試薬は、文献に記載されている。
ポリペプチドは、単独でまたは担体分子に結合して、従来のアジュバント(例え ば水酸化アルミニウムまたは、人に投与しない場合には、フロイントの完全また は不完全アジュバント)および/または他の免疫増強剤と共にまたはこれら無し で、任意の経路(例えば非経口、鼻内、経口、直腸内、膣内)により投与するこ とができる。本発明は、例えばリボゾーム(A11i、son、 A、C,&  Gregoriadis、 G、 (1974) Nature (Londo n) 252゜252)を含むか、または乳酸とグリコール酸との共重合体から 製造された生体分解可能なマイクロカプセル(Gresser、 J、 D、  and 5anderson、 J、 E。
(19841in″’Biopolymer Controlled Re1e ase Systems″pp 127−138. Ed。
D、 L−Wiselを含む皮下インブラントまたはデボ−剤のような徐放性形 態の本発明に係るポリペプチドの製剤を包含する。
本発明のポリペプチドは、任意の従来法、前記のようなマニュアルまたは自動化 ペプチド合成技術を用いて直接に、あるいはRNA合成もしくはDNA合成と、 分子生物学および遺伝子工学の従来技術とにより間接的に、合成しうるちのと理 解すべきである。このような技術を用いて、他のポリペプチド配列中に挿入され た1個または2個以上のポリペプチドを含有するハイブリッドタンパク質を製造 することができる。
従って、本発明のもう一つの態様は、本発明に係る少なくとも1つの合成ポリペ プチドをコート化するDNA分子を提供し、この分子は、微生物細胞、哺乳動物 細胞、昆虫、植物細胞、菌類細胞または他の細胞内で復製可能な好適な発現ベク ター中に挿入されていることが好ましい。このDNAは、より長い生成物のDN A配列の一部であってもよく、例えばポリペプチドは、これらか遺伝子工学によ って挿入されている他のタンパク質の部分として発現されてもよい。このような 技術についての一つの実用的な手引は、Sambrook、 J、、 Fr1t sch、 E、F、 and Maniatis、 T、にょる”Mo1ecu lar cloning: a 1aboratory manua1″(第2 版、1989)である。
本発明に係るポリペプチドは、単独でまたは適切な担体分子に結合して、次のも のとして使用することができる (a) 例えば1種以上のHIV株による感染を防止するために用いられるペプ チドワクチン。
(b) 例えば、HIV陽性患者からの血清等のアッセイ用リガンド。
(c) 例えばポリペプチドに対して生成した抗体の結合レベルを調べる際の質 コントロール剤として。
(d) 適正な動物の免疫によるモノクローナル抗体またはポリクローナル抗体 の産生のための抗原性物質として、これらの抗体は、(i) H工Vビールスの 科学的研究のため、(11)例えば組織化学的試薬の一部としての診断剤として 、(ij、i、) H工V患者を受動免疫するためのAIDSの処置剤として、 単独で、または、例えばAZTおよび/またはH工Vプロテアーゼ阻害剤などの 他の剤と組み合わせて、(1v)他の物質(例えばAZTまたはHIVプロテア ーゼ阻害剤)を、表面上でH工Vエンベロープタンパク質を発現するHiV感染 細胞に集中させる手段として(このような他の物質は、共有結合しているか、あ るいは例えばこのような物質を含有し、かつ任意の抗原性ポリペプチドに対して 生成した抗体を組み込んでいるリボゾーム内でのように会合している)。本発明 は、本ポリペプチドに対して生成した抗体の遺伝子工学的に処理した形態または サブ成分、特にVH領領域並びに文献に記載された技術を用いて、他の動物内で 本ポリペプチドに対して最初に生成した抗体のヒト化形態の前記のような遺伝子 工学的処理形態またはサブ成分を提供し、および (e) H工Vビールスのヒト細胞または動物細胞への結合を置換するか、また はこのビールスのインビボでの3次元的構築を妨害することによる、HIV感染 処置1並びにHIVビールスのインビトロでの科学的研究の補助手段を提供する 。
HIVまたはHIVに対して生成した抗体の検出および診断に関し、当業者には 、この分野で公知の種々の免疫アッセイ技術、特にサンドイッチアッセイ、競合 的アッセイ、非競合的アッセイ、直接および間接の標識の使用等が判明している であろう。
本発明の更なる態様は、本発明に係る少なくとも1つの合成ポリペプチドを含む 、HIVまたはHIVに対して生成した抗体を検出するためのキットを提供する 。
ポリクローナル抗体またはモノクローナル抗体、このような抗体のヒト化形態( 例えばThompson K、 M、 et al (1986)工rnmun ology 58.157−160参照)、単一ドメイン抗体(例えばWard 、 E、 S、、 Gussow、 D、。
Grj−ffj、ths T 八、Dl、Jones、P、and Winte r、G、(19B9)Nature 341゜544−546参照)、および血 液−脳障壁を越えるかもしれず、本発明に係る合成ポリペプチドと特異的に結合 する抗体の製造は、従来の手段により行なうことができ、このような抗体は、本 発明の一部を形成するものと考えられる。本発明に係る抗体は、特に、哺乳動物 の組織または体液のサンプルを、本明細書に記載した効果的量の抗体と共にイン キュベートし、そして前記のサンプルと前記の抗体との間で交叉反応か起きるか どうかを測定し、そ(7て所望により、この交叉反応が起きる程度および/また は速度を測定することからなる、哺乳動物の1(TV感染診断方法に使用される 。前記の抗体の少なくとも1つを含む診断キットもまた、本発明の一部を形成す る。
本発明のもう一つの態様は、哺乳動物のHIV感染の治療または予防および/ま たは哺乳動物の免疫系の刺激および/またはHT、Vビールスの細胞レセプター のブロッキングに使用するための合成ポリペプチド、並びにこのような用途に適 する医薬を製造するための合成ポリペプチドを提供する。
また、活性成分として、本明細書に記載のポリペプチドまたはポリペプチド−担 体結合体の少なくとも1つを、1種または2種以上の製剤上許容されるアジ、バ ント担体および/または賦形剤と一緒に含有する製剤組成物も包含される。これ らの組成物は、経口投与、直腸内投与、鼻内投与または特に非経口投与(中枢神 経系内投与を含む)のために処方することができる。
本発明は更に、前記で定義した効果的量のポリペプチドを、単独でまたはAID Sを処置するための他の薬剤、例えばAZTおよび/またはH工Vプロテアーゼ 阻害剤等と組み合わせて投与することからなる、哺乳動物のH工V感染を治療ま たは予防する方法および/または哺乳動物の免疫系を刺激する方法および/また はH工Vビールスの細胞レセプターをブロッキングする方法を提供する。
以下の実施例は、本発明を説明するためのものであって、何ら限定するものでは ない。
実施例1 ペプチド比の配列(F、eq、工、D、 No、: 8)のC−末端延長形態L eu−Gin−Leu−Thr−Val−Trp−GE、y−工1e−Lys− Gly−Cys−Alaを、標準的な固相F−moc方法を用いて合成した(A therton、 E、 andSheppard、 R,C−、1985;  J、Ch、em、 Soc、 Comm、 165−166 ) 、 C−末端 Gly−Cys−Alaを導入し、担体への選択的結合部位を形成した。このペ プチドをトリフルオロ酢酸の存在下で樹脂から切り離し、次いでゲル濾過、イオ ン交換クロマトグラフィーおよび逆相高速液体クロマトグラフィーにより精製し た。得られたペプチドの純度は85%以上であった。C−末端アラニンは、結合 を補助するために含まれていた。このペプチドをリン酸塩緩衝生理食塩水(PB S ; 5 mg/ml)に溶解し、最終濃度0.1%(w/v)となるグルタ ルアルデヒドの添加に先立って、同体積のオブアルブミン(5mg/ml)と混 合した。この結合体混合物を、70インドアジユバントを用いた乳化に先立って 、30分間放置した。各々のヒツジ(各グループで5個体)を、フロイント完全 アジュバン1−(FCA)中のペプチド250μ9等価量を用いて免疫した。2 週間で1回、および5〜6週間で再度、各々の個体に、フロイント不完全アジュ バント(FIA)中のペプチド同量を用いて追加免疫注射を行なった。最終追加 免疫注射の後、7〜10日で、血清サンプルを採取し、HIV gp160エン ヘローブタンパク質への結合をアッセイした。
この研究には2種のHIV−1株が用いられた。これらの内の1種は、完全に特 性決定され、よく認識され、かつ広く用いられているGB8と命名されたHIV −1−株であり、Dr G、 Farrarr、 Centre for Ap plied Microbiologyand Re5earch (CAMR 1+ Porton Down、 5alisbury、 UKがら入手可能で あり、AIDS i: 147−150 (1987+で議論されている。他の 株は、シンシチウム阻害アッセイで用いられるHIV−1のR,F株であった。
HIV−1のU株は、5cience224+ 497−500 (1984) から公知である。単一個体からの2以上のHIV(分離集団から複数の配列か得 られ、試験材料かこれらビールス株の成長および復製を阻害する能力を比較して アッセイした。分離集団は、Dr。
FarrarrからGB8A、 GB8BおよびGB8Dの名称で入手した。セ ルラインH9、C8166およびJMIま、HTV−1r研究室法」(7)GB 8またはRFに感染した場合に、復製を支え、シンンチウム形成を示すことが知 られでいる。
(a)生体HIV−1抗ペプチド抗血清の阻害アッセイ抗ペプチド抗血清による 生体HIV−1の阻害を、3つの標準的アッセイ方法を用いてアッセイした。
(1)中和アッセイ このアッセイでは、抗ペプチド抗血清か、細胞を含まない生体ビールスによる感 受性細胞の結合および感染を阻害する能力が測定される。この測定値は、ンンン ヂーウムをカウントすることで決定される。
試験抗血清を、56°Cにて30分間加熱することにより不活性化し、RPMX 1640中で適宜希釈し、力価既知で同体積のH工V含有液体とともに、室温( RT)にて30分間インキュベートした。濃度既知の、HIV−1C88株の感 染に対して高感受性であるCDA+セルライン(JM)を、HIV−1抗血清混 合物にさらし、37°Cにて2時間放置し、洗浄し、細胞培養培地に再懸濁し、 インキュベートし、特定時間でのシンシチウムカウントによってアッセイした。
抗血清の中和活性は、コントロールと比較したンンシチウムカウントの減少によ って評価した。
各テストバッチに含まれるコントロールは、試験抗血清と交換した既知の陰性お よび陽性血清であり、その他の手順は同一であった。
(]1)阻害アッセイ このアッセイでは、細胞感染に引続き起こる抗ペプチド抗血清のHzV−1複製 の阻害能力が決定され、細胞外および細胞内H工V−1p24抗原のレベルが測 定される。加えて、シンシチウム検出および計数か行なわれる。
高感受性CD4→十ルラインを、既知の感染多重度でHIV−1にさらし、37 °Cで2時間インキュベートした。次いで、細胞をRPMI 1640で3回洗 浄し、同量の適宜希釈された熱−不活性化試験抗血清を加えた。感染細胞血清サ スペンションを37°Cで1時間インキュベートし、顕微鏡下で検査し、次いで p24抗原を測定するために、特定の時点(3日目および5日目)で培養液から サンプルを抜き出した。細胞内p24抗原レベルを同様の時点で決定した後、適 当な細胞溶解緩衝液を用いて細胞を溶解した。ELISAによりHIV−1p2 4抗原についてテストすべきサンプルは、アッセイを行なうまで貯蔵した。シン ンチウム数は、5日目に測定した。
各テストバッチのコントロールは、試験抗血清と交換した既知の陰性および陽性 血清を含み、その他の手順は同一であった。
(iii)シンシチウムアッセイ このアッセイでは、抗−ペプチド抗血清が、感染細胞から非感染細胞への生体H IV−1の拡散を防止する能力、およびビールス糖タンパク質(gpi60)と CD4分子との間の反応性によって媒介される細胞間の融合を防止する能力が決 定される。測定は、シンシチウム検出および計数によって行われる。
活性ビールス復製を維持するHIV−1産生(CD4+1セルライン(慢性的に HIV−I RF株に感染したH9細胞)を、3回洗浄し、特定希釈度で用いた 試験抗血清と混合した。37°Cで30分間のインキュベーションの後、これら 細胞を、HIV(感染およびシンンチウム誘導に高度に感受性であるインディケ ータ−CD4+セルライン(C8166)と、特定割合で混合した。これら細胞 を、シンシチウム形成に関して、毎日観察した。
各テストバッチに含まれるコントロールは、試験抗血清と交換した既知の陰性お よび陽性血清であり、その他の手順は同一であった。
結果 中和アッセイ ペプチドよりに対して得た多くの血清が、インビトロで、HIV−1Ga4株に 対する中和活性を示した。表1は、全てのGB8逐次単離物に対して、血清17 の活性かより高いことを示している。このアッセイは、血清が細胞を含まないビ ールスを中和することを実証している。
表1.H工V−1Ga4株に対するインビトロでの中和活性を示す抗ペプチドヒ ツジ血清 *=試験のシンリチウム平均数/コントロールのシンシチウム平均数(減少%) (−)−減少≦50% 復製阻害アッセイ 血清17および37は、表2に示されるように、複製阻害アッセイにおいて5日 目に、シンンチウム数の減少に関して同等の活性を示す。さらに、p24抗原の 測定によって示されるように、復製が阻害される。このアッセイで用いられた血 清は希釈されていないことに注目すべきである。
シンシチウム阻害アッセイ 表3は、ンンシチウム阻害アッセイにおける血清17に関するデータを示す。1 nlooの希釈により、血清の阻害活性は50%よりやや少なくなるまで減少し た。この試験は、希釈しても、血清がどれだけ細胞融合を防止できるか、従って 、生体H工Vの拡散を防止できるかを示唆する。
表3 : HIV−1(株H9−RF)に対する抗−ペプチドのインビトロでの シンシチウム阻害活性*=試験のシンリチウム平均数/コントロールのシンシチ ウム平均数(減少%) 大員烈ユ 式エエaおよd Ilbのペプ−tyとの、HIV−2陽性ヒト血清のEL工S A反応性下記配列(Seq、 1.D、 No: 9 )を有する式[aのC− 末端延長ペプチド、Gl n−Gin−Glu−Met−Leu−Arq−Le u−Thr−Val−Trp−Gly−Thr−Lys−Gly−Cys (2 A) および下記配列(Seq、 1.D、 No; 10)を有する式工よりのC− 末端延長ペプチド Lau−Arg−Leu−Thr−Val−Trp−Gly−Thr−Lys− Gly−Cys (2B)を、実施例1に説明されるように合成して精製した。
次いで、これらペプチドをHIV−2陽性ヒト血清とのEL工SAに用いた。ペ プチド“IOA” (WO91100903として公開された本出願人の共に継 続中の出願における実施例1に開示されている)は、H工Vエンベロープタンパ ク質に関連する免疫的に優性(immunodominant)なペプチドであ ること、および実質的に全てのHIV(i染個体を認識することが知られている 。このペプチドは、交差反応を調査し、かつプロトコールの適性を確認するため に用いた。
ELISAプロトコール 120μ97m1のペプチドを含む100μmのコーティング緩衝液を、ELI SAプレート(Dynetech)の各ウェルに加え、このプレートを4℃にて 1昼夜インギユベートした。
2、プレートをトリス緩衝生理食塩水で1回洗浄し、完全に乾燥させた。
3200μmのブロッキング緩衝液を各ウェルに加え、37°Cにて1時間イン キュベートした。
4 試験すべき血清を、希釈緩衝液を用いて、l/100または1/200に希 釈した。0.論1を各ウェルに加え、このプレートを37℃にて1時間インキュ ベートした。これは、各サンプルに対して3回行った。
5、プレートを洗浄緩衝液で2秒間3回洗浄した。
6.1ooμmのアルカリホスファターゼ結合ヤギ抗−ヒトエqG(希釈緩衝液 中で172000)を各ウェルに加え、このプレートを37℃にて1時間インキ ュベートした。
7、プレートを(5)に示すように洗浄した。
850μlのアルカリホスファターゼ緩衝液、次いで50μmの基質(水中で1 0mg/ml)を各ウェルに加え、このプレートを37℃にて15分間インキ試 験されたヒト血清サンプルは、以下の通りである:H工V−1血清との交差反応 を示さないことが前もって示されている、20の既知HIV−2陽性血清。20 人の患者の全てが、象牙海岸から来た。
HIV−1血清との交差反応を示さないことか前もって示されている、5つの既 知HIV−2陽性血清。5人の患者の全てが、象牙海岸ではないアフリカから来 た。
HIV−2血清との交差反応を示さないことが前もって示されている、7つの公 知!(工V−1陽性血清。
年齢及び性別が対応する被験者からの10の既知HIV陰性血清サンプル。
0.1ulの希釈緩衝液の添加により全体積を維持した、血清を含まないコント ロール。
以下の表4に示す結果から明らかなように:1) HIV−1ペプチドとHIV −2ペプチドとの交差反応性は観察されず、即ちHIV−2血清はHIV−1ペ プチドを認識せず、かっHIV(血清はHIV−2ペプチドを認識し、なかった ; 2) HIV陰性サンプルにおいて、ペプチド特異的活性は見られなかった:3 )象牙海岸から来た患者の血清の反応性と、アフリカ大陸の他の場所からきた患 者の血清の反応性との間に違いかある:および4) HIV−1+血清す′/プ ルは、HIV−4+IOA+ペプチドに対する検出可能な抗体を有していた。
表4:ペプチド2A、 2BおよびIOAとのI(mV陽性血清の反応性これら の結果は、多くの患者からのHIV−2→血清か、本発明の式1IaおよびII bによるHIV−2ペプチドと特異的に反応する抗体を含んでいることを示して いる。
担体タンパク質に結合された弐工aによるペプチドを用いたマウスの免疫感作 下記配列(Seq、工、D、 No:11)を有するC−末端延長G1n−G1 n−H1s−レ=u−Leu−Gin−Leu−Thr−Val −Trp−G ly−工1e−Lys−Gly−CyS (LA)を、実施例1で説明されたよ うに合成して精製した。
結合 カップリング剤としてグルタルアルデヒドまたはMBS(M−マレイミドベンゾ イル−N−ヒドロキシサクシンイミドエステル)を用いて、ペプチドをオボアル ブミンに結合した。
グルタルアルデヒド、ペプチドをPBS (5mg/ml)に溶解した後、オボ アルブミンを加えて、1モルのペプチドに対し、担体の50アミノ酸のモル比を 得た。全体積を、PBSによって2mlに調節した。グルタルアルデヒドの0. 2%PBS溶液2mlを、攪拌混合物に徐々に加え、溶液を1時間室温で攪拌し ながら放置した。混合物を、大体積のPBSに対して一昼夜透析し、3週以内の 間−20℃で貯蔵した。
MBS 、MBSの溶液(PBS中、25 mg、/ml) 0.1 mlを、 オボアルブミンの攪拌溶液(PBS中、1.0 mg/ml)に加え、反応混合 物を30分間室温で攪拌した。
この活性化オボアルブミンを、PBSで平衡化された5ephadex G−2 5カラムでのゲル濾過によって遊離MBSから分離した。ペプチドをPBSに溶 解し、活性化オボアルブミンに加えることにより、担体の50アミノ酸毎に最終 濃度1モルのペプチドという結果を得た。pHを7〜7.5に調節し、反応物を 室温にて3時間攪拌した。混合物を、大体積のPBSに対して一昼夜透析し、3 週以内の間−20℃で貯蔵した。
ペプチド/担体タンパク質比を決定するためには、Habeebにより説明され た方法を用いることができる(Habeeb、 A、F、S、A、、 Anal 、 Biochem、、 14゜328、1966)。この場合、遊離アミノ酸 は、ホウ酸塩緩衝液(pH9,0)を用いたトリニトロベンゼンスルホン酸(T NBS)法によって決定される。溶液の吸光度を335 nmで測定し、修飾遊 離アミノ酸基の割合を計算する。
Ellmanにより説明された遊離チオールアッセイも、結合効率を評価するた めに用いることができる(Andarson、 W、L、 and Wetla ufer、 D、B、、 Anal。
Biochem、、 67、493 +19751)。
免疫感作 C57Blackマウスから、−次接種の2〜3日前に予め採血し、血清を分離 し、−20℃で貯蔵した。これは、陰性コントロールマウス血清である。
各マウスを、FCA中の40μ9のペプチドで免疫感作し、次いで2〜3週間後 にFIA中の20μ9のペプチドで免疫感作した。各々の場合、接種体積は0. 1.mlであり、全ての注射は、皮下に行った。動物から、追加免疫注射の直前 、2週間後および4週間後に採血した。
匹H醍 ELISAプロトコールは、血清を希釈緩衝液中1150および1/100に希 釈し、用いた抗体がアルカリホスファターゼ結合ヤギ抗−マウスXqGであった 以外は、実施例2に説明されたのと同様であった。
結果 1、三次採血後にコントロールと比較した場合、2/24(8%)の動物がグル タルアルデヒドを用いて結合された式1aによるペプチドに応答した。したがっ て、ペプチドを非特異的にキャリアに結合した場合、このペプチドに対する抗体 を産生させることができる。
2、14/24 (58%)のマウスが、MBSを用いた特異的架橋によりオボ アルブミンに結合した式1aのペプチドによるたった1回の免疫感作の後に、ペ プチドに対する高レベルの抗体を有した。これは強力かつ特異的な応答である。
これらの結果は、式Iaによるペプチドが、MBSを用いてオボアルブミンに結 合した場合に、単一の免疫感作後、非常に高レベルの抗体を誘導する強力な抗原 であること、かつペプチドが非特異的にオボアルブミンに結合された場合であっ ても、抗体が産生され得るということを示している。
配列のリスト 11個の配列 (11Seq、 1.D、 No; 1の情報(11) 分子の種類; ペプチ ド (xi) 配列の記載: Seq、 1.D、 Noz IGin Gin H is Leu Lau Gln Leu Thr Val Trp Gly工1 e LYSl 5 10 (2) Seq、工、D、 NO: 2の情報(工1) 分子の種類: ペプチ ド (xl) 配列の記載: seq、工、D、 No: 2Leu Gin Le u Thr Val Trp Gly工1e Lysl5 +3) Seq、 1.D、 No+ 3の情報(3−1) 分子の種類: ペ プチド (xl) 配列の記載: Seq、 工、D、 No: 3Gin Gin G lu Met Lau Arg Leu Thr Val Trp Gly T hr Lysl 5 10 (4) Seq、工、D、 No: 4の情報(11) 分子の種類= ペプチ ド (xl) 配列の記載+ Seq、工、D、 No: 4Leu Arg Le u Thr Val Trp Gly Thr Lysl 5 (5) seq、 1.D、 No: 5の情報(i) 配列の特徴: (A)長さ: 5個のアミノ酸 CB1種類: アミノ酸 (D)トポロジー: 線状 (エエ) 分子の種類: ペプチド (xi) 配列の記載+ seq、工、D、 No: 5GIY GIY GI Y GIY GIY(6) Seq、工、D、 No: 6の情報(11) 分 子の種類: ペプチド (xi) 配列の記載: Seq、 1.D、 No: 6Gly Pro G ly Pro Gly Pr。
(71Seq、工、D、 No: 7の情報(11) 分子の種類: ペプチド (xi) 配列の記載: Seq、工、D、 No: 7Gly Ser Al a Gly Ser Gly Ala(8) Seq、 1.D、 No: 8 の情報(11) 分子の種類: ペプチド (xl) 配列の記載: Seq、工、D、 No+ 8Leu Gln Le u Thr Val Trp Gly工1e Lys Gly Cys A]、 a151゜ (9) Seq、工、D、 No: 9の情報(11) 分子の種類; ペプチ ド (xl) 配列の記載: Seq、 1.D、 No; 9Gin Gin G lu Met Leu Arg Leu Thr Val Trp Gly T hr Lys GIY CY51 5 10 1.5 (10) Seq、 1.D−No: toの情報(ユ1) 分子の種類コ ペ プチド (xi) 配列の記載; Seq、工、D、 No+ 10Leu Arg T Au Thr Val Trp Gly Tl〕r Lys Gly Cys1 51゜ (11) Seq、 1.D、 No: 11の情報(11) 分子の種類:  ペプチド (xl) 配列の記載: Seq、 1.D、 No: 11国際調査報告 、、、、l+−、A+、、、、、、へ、PCT/GB93100808、、、N −、、、−N・PCT/GB93100808フロントページの続き (51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号C07K 1/14 C12N 15109 C12P 21108 9161−48GOIN 33153 D 7055− 2J331569 H7055−2J (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE) 、0A(BF、BJ、CF、CG、 CI、 CM、 GA、 GN、 ML、  MR,NE、SN。
TD、TG)、AT、AU、BB、BG、BR,CA。
CH,CZ、DE、DK、ES、FI、GB、HU、JP、KP、KR,KZ、 LK、LU、MG、MN、MW、NL、No、NZ、PL、PT、R○、RU、 SD。
SE、SK、UA、US、VN FI (72)発明者 ロブソン、バリー 英国 エステ−65ニーニー チェシャー マーブル マーブル ブリッジ タ ウン ストリート 22ニー ジ オールドベーカリ− (72)発明者 アストン、ロジャー 英国 エスエヌ69エイチダブリユー ウイルトシエアー ニア−マーメスベリー イーストコート イーストコート、 コ

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.少なくとも1つのヒト免疫不全ウィルス(HIV)株のエンベロープタンパ ク質における少なくとも1つの抗原特性を有する合成ポリペプチドであって、実 質的に、式(I) 【配列があります】 (から選択され るか、または存在せず; R2は、Gln、Lys、GluまたはArgから選択されるアミノ酸残基であ り; R3は、Ile、THrまたはAlaから選択されるアミノ酸残基であり;R4 は、HisまたはGluであり; R5は、LeuまたはMetであり; XおよびYは、各々独立に存在しないか、あるいは独立に1個以上のアミノ酸残 基である合成ポリペプチド。
  2. 2.R2が、Gln、LYSおよびGluから選択され、R3が、Ileである 請求項1記載の合成ポリペプチド。
  3. 3.配列(Seg.I.D.NO:1)【配列があります】 (Ia)または 配列(Seg.I.D.NO:2) 【配列があります】(Ib) (式中、XおよびYは、請求項1で定義されたとおりである)からなる請求項1 または2に記載の合成ポリペプチド。
  4. 4.実質的に、式(II): 【配列があります】(II) (式中、R1はGln−Gln−Glu−R4、Gln−Glu−R3、Glu −R5、R5から選択されるか、または存在せず; R2は、ThrまたはAlaであり; R5は、MetまたはLeuであり; XおよびYは、請求項1で定義したとおりてちる)のアミノ酸配列からなる請求 項1に記載の合成ポリペプチド。
  5. 5.配列(Seg.I.D.NO:3)【配列があります】 (IIa);または 配列(Seg.I.D.NO:4) 【配列があります】(IIb) からなる請求項4記載の合成ポリペプチド。
  6. 6.Xが存在せず、YがGly−CYsまたはGly−Cys−Alaである上 記請求項のいずれかに記載の合成ポリペプチド。
  7. 7.一般式(III): 【配列があります】(III) (式中、FおよびGは、各々独立して、式I〜IIbのいずれかで表されるポリ ペプチドであってよく、Lは結合配列であり、a、bおよびcは、各々独立して 、0または1であり、mおよびnは各々正の数、例えば1〜10である)で表さ れる合成ポリペプチド。
  8. 8.一般式(IV): 第31頁請求項8、第2行目の式(IV)(式中、Fは、式I〜IIBのいずれ かで表されるポリペプチドであり、Gは式I〜IIbのいずれかで表される他の ポリペプチドであり、mおよびnは各々正の数、例えば1〜10であり、dおよ びeは、各々独立して、0または1である)で表される合成ポリペプチド。
  9. 9.請求項1〜8に記載のポリペプチド配列のいずれかの抗原的に重要なサブフ ラグメントおよび/または抗原的に重要な変異体を含む合成ポリペプチド。
  10. 10.更に、T−細胞エピトープを含む、請求項1〜5または請求項7〜9のい ずれかに記載の合成ポリペプチド。
  11. 11.レトロ−逆位(retro−inverso)アミノ酸を含有する、請求 項1〜5または請求項7〜10のいずれかに記載の合成ポリペプチド。
  12. 12.担体に結合された、前記請求項のいずれかに記載の合成ポリペプチド。
  13. 13.請求項1〜10のいずれかに記載の合成ポリペプチドの少なくとも1つを コードするDNA分子。
  14. 14.請求項1〜12のいずれかに記載の合成ポリペプチドの少なくとも1つを 含む、HIV感染に対する予防を促進するのに有効なワクチン。
  15. 15.請求項1〜12のいずれかに記載の合成ポリペプチドの少なくとも1つを 含む、HIVまたはHIVに対する抗体を検出するためのキット。
  16. 16.活性成分として請求項1〜12のいずれかに記載の合成ポリペプチドの少 なくとも1つを、1種または2種以上の製剤上許容されるアジュバント、担体お よび/または賦形剤と一緒に含有する製剤組成物。
  17. 17.更に、AZTおよび/またはHIVプロテアーゼ阻害剤を含む請求項16 に記載の製剤組成物。
  18. 18.請求項1〜12のいずれかに記載の合成ポリペプチドの少なくとも1つと ともにサンプルをインキュベートすること含む、HIVまたはHIVに対する抗 体あるいはその抗原結合フラグメントを検出する方法。
  19. 19.請求項1〜12のいずれかに記載の合成ポリペプチドに特異的に結合する 抗体またはその抗原結合フラグメント。
  20. 20.請求項19に記載の抗体またはその結合フラグメントの少なくとも1つを 含む、HIVまたはHIVに対する抗体の診断用キット。
  21. 21.請求項19に記載の抗体またはその結合フラグメントの少なくとも1つと ともにサンプルをインキュベートすること含む、HIV、HIVに対する抗体ま たはその抗原結合フラグメントを検出する方法。
  22. 22.活性成分として請求項19に記載の抗体またはその結合フラグメントの少 なくとも1つを、1種または2種以上の製剤上許容されるアジュバント、担体お よび/または賦形剤と一緒に含有する製剤組成物。
  23. 23.更に、AZTおよび/またはHIVプロテアーゼ阻害剤を含む請求項22 に記載の製剤組成物。
  24. 24.哺乳類の組織または体液のサンプルを効果的な量の請求項19に記載の抗 体またはその結合フラグメントの少なくとも1つとともにインキュベートし、前 記サンプルと前記抗体との交差反応が発生したかどうか、および所望により、そ の発生の程度および/またはその発生の速度を検出することを含む、HIV感染 を診断する方法。
  25. 25.請求項19に記載の抗体またはその結合フラグメントに対して産生された 抗イディオタイプ抗体。
  26. 26.哺乳動物のHIV感染を治療または予防し、および/または哺乳動物の免 疫系を刺激し、および/またはHIVビールスのための細胞レセプターをブロッ キングする薬剤の調製における、請求項1〜12のいずれかに記載のポリペプチ ドの使用。
  27. 27.請求項1〜12のいずれかに記載のポリペプチドの有効量を投与すること からなる、哺乳動物のHIV感染を治療または予防し、および/または哺乳動物 の免疫系を刺激し、および/またはHIVウィルスのための細胞レセプターをブ ロッキングする方法。
  28. 28.少なくとも1つのヒト免疫不全ウィルス(HIV)株のエンベロープタン パク質における少なくとも1つの抗原特性を有する合成ポリペプチドであって、 実質的に、式(I): 【配列があります】(I) (式中、R1はGln−Gln−R4−R5、Gln−R4−R5、R4−R5 、R5から選択されるか、または存在せず; R2は、Gln、Lys、GluまたはArgから選択されるアミノ酸残基であ り; R3は、Ile、ThrまたはAlaから選択されるアミノ酸残基であり;R4 は、HisまたはGluであり; R5は、LeuまたはMetであり; XおよびYは、各々独立して存在しないか、あるいは独立して1個以上のアミノ 酸残基である)のアミノ酸配列からなる合成ポリペプチドを製造する方法でかて 、従来公知の化学的技術、成物学的技または組換え技術を用いて残基をカップリ ングする工程、およびポリペプチドを単離する工程を含む、合成ポリペプチドの 製造方法。
  29. 29.少なくとも1つのヒト免疫不全ウィルス(HIV)株のエンベロープタン パク質における少なくとも1つの抗原特性を有する合成ポリペプチドであって、 実質的に、式(I): 【配列があります】(I) (式中、R1はGln−Gln−R4−R5、Gln−R4−R5、R4−R5 、R5から選択されるか、または存在せず; R2は、Gln、Lys、GluまたはArgから選択されるアミノ酸残基であ り; R3は、I1e、ThrまたはAlaから選択されるアミノ酸残基であり;R4 は、HisまたはG1uであり; R5は、LeuまたはMetであり; XおよびYは、各々独立して存在しないか、あるいは独立して1個以上のアミノ 酸残基である)のアミノ酸配列からなる合成ポリペプチドに特異的に結合する抗 体を製造する方法であって、ヒト以外の哺乳類を上記ポリペプチドで免疫感作し 、抗体を単離することを含む、抗体の製造方法。
JP5518145A 1992-04-16 1993-04-16 Hivエンベロープ糖タンパク質から誘導された合成ポリペプチド Pending JPH07505878A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB929208428A GB9208428D0 (en) 1992-04-16 1992-04-16 Synthetic polypeptides
GB9208428.4 1992-04-16
PCT/GB1993/000808 WO1993021218A1 (en) 1992-04-16 1993-04-16 Synthetic polypeptides derived from the hiv envelope glycoprotein

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07505878A true JPH07505878A (ja) 1995-06-29

Family

ID=10714175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5518145A Pending JPH07505878A (ja) 1992-04-16 1993-04-16 Hivエンベロープ糖タンパク質から誘導された合成ポリペプチド

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP0636145A1 (ja)
JP (1) JPH07505878A (ja)
KR (1) KR950700933A (ja)
CN (1) CN1082053A (ja)
AU (1) AU3960493A (ja)
CA (1) CA2118033A1 (ja)
GB (1) GB9208428D0 (ja)
WO (1) WO1993021218A1 (ja)
ZA (1) ZA932648B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6210873B1 (en) 1987-08-28 2001-04-03 Board Of Regents, The University Of Texas System Methods and compositions for the priming of specific cytotoxic T-lymphocyte response
US5128319A (en) 1987-08-28 1992-07-07 Board Of Regents, The University Of Texas System Prophylaxis and therapy of acquired immunodeficiency syndrome
AU667578B2 (en) 1992-08-27 1996-03-28 Deakin Research Limited Retro-, inverso-, and retro-inverso synthetic peptide analogues
US5603933A (en) * 1993-08-31 1997-02-18 Board Of Regents, The University Of Texas CD4 peptides for binding to viral envelope proteins
AUPM411994A0 (en) * 1994-02-25 1994-03-24 Deakin Research Limited Epitopes
FR2717081B1 (fr) * 1994-03-14 1996-06-21 Centre Nat Rech Scient Rétropeptides, anticorps dirigés contre ces derniers, et leurs utilisations pour la vaccination et le diagnostic in vitro.
US5705522A (en) * 1995-09-15 1998-01-06 Compagnie De Developpement Aguettant S.A. Compounds having anti-inflammatory and anti-viral activity, compositions of these, alone and in combination with reverse transcriptase inhibitors
CN100366633C (zh) * 2006-04-18 2008-02-06 河北师范大学 棕点湍蛙抗病毒多肽及其在制药中的应用
JP2008173077A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 膜タンパク質の発現を解析するモニタータンパク質

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8714802D0 (en) * 1987-06-24 1987-07-29 Proteus Biotech Ltd Synthetic polypeptides
EP0330359A3 (en) * 1988-02-25 1991-06-05 Bio-Rad Laboratories, Inc. Composition useful in the diagnosis and treating of hiv-1 infection
AU3557889A (en) * 1988-04-20 1989-11-24 Trustees Of The University Of Pennsylvania, The Protective peptides derived from human immunodeficiency virus-1 gp160
CA2003383A1 (en) * 1988-11-23 1990-05-23 Sushil G. Devare Synthetic dna derived recombinant hiv antigens
GB9005829D0 (en) * 1990-03-15 1990-05-09 Proteus Biotech Ltd Synthetic polypeptides

Also Published As

Publication number Publication date
EP0636145A1 (en) 1995-02-01
WO1993021218A1 (en) 1993-10-28
ZA932648B (en) 1994-10-15
GB9208428D0 (en) 1992-06-03
KR950700933A (ko) 1995-02-20
CN1082053A (zh) 1994-02-16
AU3960493A (en) 1993-11-18
CA2118033A1 (en) 1993-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7777011B2 (en) Prion-specific polyclonal antibodies
AU640619B2 (en) Hiv proteins and peptides useful in the diagnosis, prophylaxis or therapy of aids
JP2003529319A (ja) HIV−1gp41を標的化する広範に中和する抗体を誘発する方法
US20060240030A1 (en) Anti-hiv immunogenic formulation and process for preparation thereof
EP0702693A1 (en) Tandem synthetic hiv-1 peptides
JPS59501714A (ja) 広いスペクトルのインフルエンザ抗血清
AP211A (en) Synthetic polypeptides.
JPH03503539A (ja) 抗マラリヤワクチンとして有用な多重抗原ペプチドの樹木状ポリマー
JPH07505878A (ja) Hivエンベロープ糖タンパク質から誘導された合成ポリペプチド
US20060153865A1 (en) Antigenic peptides
WO1993003766A1 (en) Multiple antigen peptides for use as hiv vaccines
LOLEIT et al. Conjugates of synthetic lymphocyte-activating lipopeptides with segments from HIV proteins induce protein-specific antibody formation
AU733234B2 (en) Conjugated peptides, immunological reagent containing same and use thereof for treatment of immunological disorders
OA10271A (en) Multiple branch peptide constructions for use against hiv
JPH07504409A (ja) ウィルス因子のタンパク質に免疫学的に近縁するペプチド及びその生物学的利用
WO1994002508A2 (en) Polypeptide antigens of mycobacterium bovis
EP1476182A1 (en) Immunogenic formulations of variable peptidic epitopes and process for preparation thereof
WO1992017590A1 (en) Therapeutic and preventive vaccines for hiv
EP0498905A1 (en) Conformational epitopes of human immunodeficiency virus envelope glycoprotein gp120
JPH02502637A (ja) 合成抗むしばワクチン
AU2006200455A1 (en) Compositions and methods for treating viral infections