JPH03503539A - 抗マラリヤワクチンとして有用な多重抗原ペプチドの樹木状ポリマー - Google Patents

抗マラリヤワクチンとして有用な多重抗原ペプチドの樹木状ポリマー

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JPH03503539A
JPH03503539A JP2507483A JP50748390A JPH03503539A JP H03503539 A JPH03503539 A JP H03503539A JP 2507483 A JP2507483 A JP 2507483A JP 50748390 A JP50748390 A JP 50748390A JP H03503539 A JPH03503539 A JP H03503539A
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タム,ジェームズ ピイ.
ザバラ,フィデル ピイ.
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ザ ロツクフェラー ユニバーシティ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 抗マラリャワクチンとして有用な多重 ペプチドの   ボ1マー ワクチンはしばしば抗原を蛋白質、炭水化物、脂質又はリボゾームのような担体 に担持して含む、断るワクチンは有用なもので、多年の間使用されてきた。しか し、それらワクチンに間して多数の問題があることはこの技術分野で認められて いる。これら問題の幾つかは担体に関係する。担体は天然源から単離されるので 、それらは往々にして品質が均一でない、更に、費用がかさみ、しかも骨の折れ る精製についての努力にもかかわらず、天然の汚染物質を完全に含まない生成物 を提供することは困難で、しばしば不可能である。このような汚染物質はそれら 自体抗原性となることがある。それら汚染物質はワクチンの使用としばしば結び 付いた望ましくない副作用、特に発熱と組織膨化を引き起こす、更に、抗原の濃 度は、担体と反応し、あるいは担体の表面に吸着される抗原の量が均一でないた めにバッチ毎に変化することがある。この問題は対マラリャ防御に適したワクチ ンを製造することの困難を著しく増加させた。
マラリャは世界中で2億人もの人に影響を及ぼすものであるため合成ワクチンの 特に重要な標的であるが、免疫予防は今だに開発されていない、げっし類、猿及 びヒトマラリャのスポロゾイトに対する防御免疫性は照射済みスポロゾイトによ る免疫化によって誘発させ得ることは知られている。このスポロゾイトの主要蛋 白質はサーカムスポロゾイト(circumsporozoite : C5) 蛋白質であるが、このC3蛋白質に対して向けられる抗体は寄生体の感染力を中 和し、抗体が肝細胞に入るのを抑制することが知られている。かくして、C3蛋 白質はマラリャのスポロゾイト段階に対する合成ワクチンの開発の1つの重要な 標的となった。C3蛋白質の免疫優勢B−細胞エビトーブは全てのマラリャ種の cs蛋白質に共通の1つの特徴であるC3蛋白質の繰返ドメイン内に含まれる。
このB−細胞エピトープの蛋白質担体としての破傷風トキソイドに結合させた合 成ペプチドを用いて免疫化したマウスは10 ”個のスポロゾイトにより高い抗 体力価と耐チャレンジ性を発現させることが見い出された。しかし、同様の方法 を用いてヒトに接種する試みがなされているが、良好な抗体力価は誘発されてぃ なC3蛋白質の幾つかのT−ヘルパー細胞エピトープも同定された〔ロメロ(R omero)等のEur、J、 I+mmuno1..1旦、1951 (19 8B)を参照されたい〕。ビー・バーゲイのC5蛋白質のB及びTヘルパー細胞 エピトープの同定は今や、J、 BIOl、Chew、+  263 、’17 19 (1988)に記載される、タム(Tan )とその共同研究者によって 開発された方法を用いてエピトープを規定された樹木状ポリマーに結合させるM AP法を用いる特定の、明確なやり方でこれらエピトープを1つの分子の中に組 み込むことを可能にした。加えて、他のマラリャ種のT−細胞エピトープが同定 された0例えば、シニガグリア・エフ(Sinigaglia、 F、)等のN ature。
336.77B  (1988)(ビー・ファルシバラム(P、falcipa rua+) )  ;クリサンティ’ニー(Cr1santj、 A)等の5c ience。
240.1324 (1988)(ビー・ファルシバラム、血液段階);クマー ・ニス(Kunar、 S)等のNature、 334.258(198B) (ビー・ファルシバラム スポロゾイト)等;グツcad、 Sci、 、85 .1199−1203 (198B);シニガグリア・エフ等Eur、 J、  I+u+uno1.1 B、633−636 (19BB);及びグッティンガ ー・エム(Guttinger、 M)等のEMBOJ、。
7.2555−2557 (1988)を参照されたい。
樹木状ポリマーは新しいポリマ一群である。これらポリマーは分子量の単位当り の官能基濃度が通常のポリマーより高いことに特徴がある。それらポリマーは一 般に少なくとも2個の官能基を有するコア分子に由来する2本以上の同−分枝鎖 に基づく、このようなポリマーは米国特許第4.289,872号明細書におい てデンケワルター(Denkewalter )等により、米国特許第4.59 9.400号及び同第4.507,466号明細書を含めて幾つかの米国特許明 細書においてトマリア(To■alia)等により述べられている。これらのポ リマーは、それらの構造がコアとしての1本の幹と数本の枝を持つ的に同じであ る。
本発明の生成物は斯る樹木状ポリマー系に基づくもので、この系において抗原は コア分子から放射状に延びている技に共有結合されている。この系に多重(mu l tiple)抗原ペプチド系という名称が付けられているが、本明細書では 時にはMAPSとも称される。後記の説明から明らかであるように、本発明の生 成物を形成するのに用いられる担体、即ちコア分子のあるものはそれらコア分子 が通常ではポリマーとはみなされないかもしれないような分子量を持つものであ る。しかし、それらの基本的構造は樹木状ポリマーと同様であるので、それらを そのように述べるのが便利ではポリマーと見なされるほど十分に大きい担体分子 だけでなく、3個程度の少数のモノマーを含むものも包含される。
樹木状ポリマーには広範囲の抗原の担体として有効に機能する能力があることが ここに発見された。
本発明は樹木状ポリマーの構造についての簡単な説明から更によく理解できるで あろう。
樹木状ポリマーは少なくとも2官能性のコア分子に作られる。
コア分子にある官能基の各々は少なくとも2つの分枝鎖を形成し、その主単位も 少なくとも2官能性である0分枝鎖中お各2官能性単位は更に生長するためのベ ースとなる。
この系は特定の分子を参照すると更によく視覚化することが可能である0例えば 、2個のアミノ基を持つリシンをそのカルボキシル基を介してペプチド結合でア ラニン又はグリシン(これらは順次結合して樹脂となり得る)のアミノ基に結合 させる場合、得られる分子は2個の遊離のアミノ基を有することとなる。このジ ペプチドは第一世代と見なすことができる。ジペプチドは2個の追加リシン分子 にペプチド結合を形成させることにより結合させて4個の遊離アミノ基を持つ第 二世代分子を生成させることができる。この方法を繰り返すことによって第三、 第四又は更に高次の世代の生成物を形成することが可能である。各世代の共に遊 離アミノ基の数は幾何学的に増加する。この数はnを世代数とすると、2′1で 表わすことができる。
この化合物には特に高分子量のものはないけれども、これらを樹木状ポリマーと 称するのが便利である。
第1図はりシンに基づく3世代の樹木状ポリマーのコア分子を示すもので、8個 の有効アミノ基は各々グリシン結合体分子を介してペプチド抗原に結合されてい る。
同じタイプの反応をアスパラギン酸又はグルタミン酸を用いて実施することが可 能である。これら両アミノ酸は2”個の遊離カルボキシル基を有するポリアスパ ラギン酸又はポリグルタミン酸を生成させる2個のカルボキシル基と1個のアミ ノ基を有する。
これらタイプの合成を遂行するのに必要な化学は公知でかつ利用可能である。ア ミノ酸に関し、反応すべきでない官能基を封鎖し、またそれら官能基が反応すべ きことが望まれるときにそれら封鎖基を脱離させるための化学は多数の特許明細 書及び技術文献中の雑文に詳細に記載されている。
樹木状ポリマーは周知のメリフィールド(Merrifield)合成における ように樹脂上に生成させ、次いでそのポリマーから取り外すことが可能である。
トマリアはコア分子としてアンモニア又はエチレンジアミンを用いた。この方法 において、コア分子はアクリル酸エステルとミカエル(Michael )付加 により反応せしめられ、そのエステル基は加水分解により除去される。得られる 第一世代分子はアンモニアの場合3個の遊離カルボキシル基を含有し、またエチ レンジアミンを用いる場合は4個の遊離カルボキシル基を含有する。トマリアは その樹木状ポリマーをエチレンジアミンにより、続いてアクリル酸エステルモノ マーにより鎖延長し、そしてその配列を所望とされる分子量が得られるまで繰り 返している。しかし、当業者には容易に分かるだろうように、樹木状ポリマーの 各分枝鎖は多数の選択された方法のどれによってもその長さを伸ばすことができ る。例えば、各分枝鎖はリシン分子との多重反応により鎖延長することが可能で ある。
エリノクソン(Erickson )は実質的に任意の所望分子量を持つポリペ プチドを固体樹脂支持体から生長させる古典的なメリフィールド法を利用した。
この方法を樹木状ポリマーの製造に用いるので、そのポリマーを樹脂支持体に結 合させる結合用分子は3官能性である。官能基の1個は樹脂に対する結合の中に 含まれ、他の2個の官能基はポリマー生長の出発点として役立つ、ポリマーは所 望とされる分子量が得られたときに樹脂から脱離される。1つの標準的な開裂法 は液体連化水素で0℃において1時間処理する方法である。もう1つの更に満足 すべき方法はタム等がJ、la。
Soc、、105.6442 (1983)で述べているように連化水素とジメ チルフルフィトとの錯体(HF : DMF)を利用するものである。この方法 は副反応及びペプチドの損失を著しく低下させる。
デンケウオルターはその方法の1例においてリシンをコア分子として利用してい る。このコア分子のアミノ基はウレタン基に転化することによって封鎖される。
カルボキシル基はベンズヒドリルアミンとの反応によって封鎖される。それらウ レタン基を加水分解すると、樹木状ポリマー生長の出発点として役立つ2個の遊 離アミノ基を持つリジンのベンズヒドリルアミドが生成する。
樹木状ポリマーを製造するのに利用可能な方法のうちの3方法についてのこの簡 単な概説は当業者に現在の技術の基本的原理を教示するのに十分なものであろう 、これら方法はまた当業者にポリマーの顕著な特徴を教示している。その最も重 要な特徴の1つは小さな分子量の中に非常に多数の利用可能な官能基を与えるこ とである。その結果は、抗原をこのような有効官能基に結合させることによって 小容積中に高濃度の抗原が達成可能となることである。更に、得られる分子生成 物は相対的に小さな担体上に抗原を高割合で含有する。このことはワクチンのベ ースとして使用された従来の生成物とはっきり違う点である。これら従来の生成 物はしばしば大量の担体上に担持された少量の抗原より構成される。
抗原の担体としての樹木状ポリマーの他の重要な特徴は、正確な構造が分かり; 自から抗原性となり、組織を刺激し、あるいは他の望ましくない反応をもたらす 汚染物質が存在せず;抗原の正確な濃度が分かり;抗原が担体上に対称的に分布 され;そして担体は1個より多くの抗原のベースとして利用することが可能で、 そのため多価ワクチンを製造することができる、ということである0本発明の具 体的ワク智チンのベースとしてのMAPS法の主たる利点は、かぎ穴カサガイの ヘモシアニン、破傷風のトキソイ1−及び牛の血清アルブミン等の天然産担体を 使用する従来の系とは違って、本発明の担体は抗原が判明した濃度で分散される 、完全に定義される化学的に実存するものであることである。更に、その抗原は その分子の大部分を含み、天然産担体の場合のように比較的少ない、定義さnな い割の分子ではない。
本発明のワクチンの場合、コア分子は通常の代謝経路に続いて体で取り扱いでき るようにリシン等の天然産のアミノ酸であるのが好ましい、しかし、後記におい て更に十分に説明されるように、天然のものではないアミ7ノ酸、更にはα−ア ミノ酸でないものでも使用することができる。コア分子を一つくる際に用いられ るこれら酸又は他の任意の非対称分子はDiでも、あるいはL態でもどちらでも よい。
上記では樹木状ポリマーをポリアミドポリマーとして主として説明したけれども 、本発明の担体は樹木状ポリ゛アミドに限定されないことは容易に分かるだろう 。少なくとも2個の利用可能な官能基を持つ広範囲の分のいずれもコア分子とし て役立ち得るのである0例えば、プロピレングリコールがポリエステル系樹木状 ポリマーのベースとして役立ち得る。こはく酸は選択されたグリコール又はアミ ンと共にポリエステル又はポリアミドを生成させるコア分子として役立てること ができる。ジイソシアネートはポリウレタンを生成させるために用いることがで きる0重要な点は、コア分子は少なくとも2個の利用可能の官能基を有し、それ ら官能基より、各分枝饋上に同様に少なくとも2個の利用可能の官能基又は係止 (anchoring )基を有する追加の分子との逐次足場型反応により同一 の分枝鎖を生成させ得ることである。コア分子が2個の利用可能官能基を有し、 そして各後続世代のものが2個の利用可能官能基を有する最も単純な場合は、本 発明で用いられるマラリャ起源のT−細胞及びB−細胞の抗原が係止される得る 係止座位の数はnを世代数として(2)”で表わされる。
樹木状ポリマー化学の更に完全な議論についてはタマリア等のPo1ys+er  Journal 、 17 (1)、117 (1985)、アカロニ−(A karoni )等のMacromolecules、  15.1093 ( 1982)及び次の米国特許明細書: 第4,289.872号   第4.558.120号第4,376.861号    第4,568.737号第4.507.466号   第4,587,3 29号第4,515,920号   第4,599.400号第4.517.1 22号   第4,600,535号に注意を向けられたい。
引用した全ての特許、特許出願及び文献はそれらの全体を本明細書で引用、参照 するものである。
生立ユ 本発明は、現在好ましい態様において、得られる構造がTエピトーブペブチド及 びBエビトーブペブチドの両者を有するように複数の係止憲位をC8蛋白質のよ うなマラリャ蛋白質の抗原性T−細胞エピトープ及びB−細胞エピトープに共有 結合して有する樹木状ポリマーベースを含んで成る多重抗原ペプチド系を提供す るものである。樹木状ポリマーは少なくとも2個の官能基を有する中心コア分子 を含み、そのコア分子には末端官能基を有する分子分枝鎖が共有結合されている 0分枝鎖上の末端官能基はエピトープペプチドに共有結合されている。抗原分子 は本明細書では主としてペプチド抗原として述べられるが、それらはペプチド抗 原、更には抗原に限定されるものではない。か(して、自らは抗原性でないペプ チドがそれがコア分子に結合されるとき抗原性となることがあるのである。
選択された抗原は別個に合成(この技術分野で周知のように組換えDNA法−こ れに限定されない−を含めて色々な合成法で)するか、他の方法で得、担体に結 合させることができる。抗原は担体ポリマーの各分岐鎖を公知のペプチド合成法 を用いて延長することによって担体上に合成してもよい。
第1図は本発明の実施に際して用いることができる樹木状ポリマーの構造を示す 、これより分かるように、そのポリマーは3世代の樹木状ポリリシン生成物であ る。このポリリシンは従来の固相法でパム(Paw )樹脂又はポツプ(Pop  )樹脂上にそのポリマーを生成させることによって製造することができる。ミ ノチェル(Mitchell)等のJ、Org、 Chew、、、土3,284 B (1978)及びタム(Tag )等のJ、 AM、 Chew、 Soc 、、  102.6117(1980)を参照されたい。ポリマーを次に樹脂か ら、好ましくはHF:DMSを用いて解裂させる。図示されるように、この樹木 状ポリリシンはベンジルリンカ−(linker)を介して樹脂に元々結合され ているグリシンリンカ−から作られたものである。
他のリンカ−1例えばアラニンも用いることができる。リンカ・−は勿論使用を 省いてもよいし、あるいは複数のリンカ−分子を用いてもよい。
第1図は各分子が8個のペプチドを持つ樹木状ポリマーを示す。
ここで、ペプチドの幾つかは、マラリャ、例えばプラスモジうム因ブラスジウム 種の、各末端リシン残基上の利用可能官能基の各々に直接結合したT−細胞エピ トープペプチドを表わし、他は同様に結合した原因プラスモジウム種のB−細胞 エピトープペプチドを表わす。ポリマー上のB−及びT−エピトープは同じマラ リャ種のものである0本発明は単一種からの1個だけのT−及びB−エピトープ の組み合せを有するポリマーに限定されない0例えば、ピー・ビバノク4のC8 蛋白質からのT−及びB−エピトープとピー・ファルシパラムのC3蛋白質から のT−4びB−エピトープを同時に有するMAPSも本発明の範囲内である。更 に、存しない、従って、T−ヘルパーエピトープペプチドとB−細胞エピトープ ペプチドの交雑種(cross−apecxes )の組み合せも意図されるも のである0選択されたエピトープの構造が比較的短かのリンカ−で延長すること が最もよいことが観察されている。しかし、残基が14個より多い抗原ペプチド についてはリンカ−は通常不要である。
本発明を、便宜上、主としてコア分子としてのりシンにつくった生成物に適用さ れる態様として説明した。事実、リジン、オルニチンのような分子に似たりシン 、ツルーリシン及びβ−アミノアラニンが本発明の生成物をつくるための好まし い分子である。
と言うのは、それらは入手が比較的容易であり、処理が容易であり、しかも良好 な収率を与えるからである。
このような分子は一般式 %式%( (式中、!、7及び2は0−10、好ましくは0〜4の整数である。ただし、そ れらの少なくとも1つは1であり、かつそれらのアミノ基は同一炭素原子には結 合することができない、)で表わすことができる。最も好ましい分子においては 、x、y及びZの総数は2〜6であり、アミノ基は少な(とも2個のメチレン基 で隔てられている。
他の好ましいコア分子にエチレンジアミン及びそれより長い鎖を持つ同様の分子 、例えばプロピレンジアミン及びブチレンジアミンがある。このような分子は一 最式 %式% (式中、nはO〜10、好ましくはO〜3の整数である)で表わすことができる 。
勿論、アンモニアもコア分子として用いることができる。
非常に多数の病気に対する合成ワクチンの開発が、ワクチンは自然蛋白質に基づ く必要がなく、自然蛋白質の低分子量セグメントに基づくものでよいと言うこと が認められるようになったために、最近著しく促進された。これらのセグメント は、通常免疫原性の決定因子又はエピトープと称されるが、自然蛋白質の抗原を 有するスポロゾイトによる感染に対して防御する抗体の産生を刺激することがで き、そして順次蚊ベクターのかみ付きによって宿主哺乳動物に導入される。
本発明はロメロ(Ro■ero )等がLoc、 eft、において述べるもの のようなマラリャ起源のT−及びB−細胞エピトープペプチドに関する。この文 献を本明細書において引用、参照するものとする。
限定される訳ではないが、ピー・バーゲー・のT−細胞エピトープペプチドの幾 つかを下記に例示する。
l−丞 YNRNTVNRLLAD                  1NEKIE RNNKLKQP                 NNDDSYIPSAE XI                  3KQIRDSITEEWS                B −4GSGIRVRKRKGSNX                 5SSIFNIVSNSLG                  6317   32B NEKIERNNドLKQPDPPPPNPNDPPPPNPND     N + 17.1にQIRDSITEE賀5DPPPPNPNDPPPPNPND    B −4+ 17.1最後の2つの抗原N + 17.1とB −4+17 .1はT−細胞エピトープN又はB−4とB−細胞エピトープとの組合せを表わ す。
エピトープ17.1とその製造に関してはここに引用、参照するものとするザバ ラ(Zavala)等のJ、 Ex 、 Med、、 166.1591(19 87)に記載されている。サーカムスボロゾイト蛋白質の場合、B−細胞エピト ープ(これは偶然にも免疫優勢エピトープである)は事実上反復性で、例えばビ ー・バーゲイについては(DPPPPNPN) x ;ビー・くバヱ久スについ ては(DRAAGQPAG)x若しくは(DRADGQPAG) x又は両者の 組み合せ;ビー・ファルシバラムについては(NANP)x ;ビー・ノーレジ については(QAQGDGANAGQP) x等である。ただし、Xは少なくと もある種のマラリャ種については少なくとも2である。これら最小繰返単位の環 状順列の繰返しでB−細胞エピトープペプチド、例えば(PNAN)χも生成す る。
現在商業的に、あるいは公知の合成法若しくは単離法で入手可能な抗原ペプチド の幾つかを以下の第1表に示す、この表には第2欄に示される病気又は病原体と 関係がある蛋白質のセグメントであるペプチドが示されている。参照数字はそれ らペプチド及びそれらを得る方法を述べている刊行物を確認するものである。ア ミノ酸については常用の略号が使用されている。
員上泉 放入り先吏肚り支−ム土i魁ちL昼どフ1上■1B、 )I−(Guy−Asp −Arg−Ala−マクリャ、ビー・ビバンAsp−Gly−Gln−Pro− Ala)n−’) ZのCSW白t2011、n >2 C,Glu、−Gin−Asn−Val−Glu−マクリャ、ビー・ファルシH is−^5p−Ala       バラムのPf155       3D、  Asn−Ala−Glu−Asn−Lys−マクリャ、ビー・ファルシGlu −Glu−Leu−Thr−3er−バラムのマロゾイト表面   4Asp− Pro−Glu−Gly−Gln−蛋白質lie−Mat E、 Asn−^1a−Asr+−Pro−Asr+−マクリャ、ビー・ファル シ  5Val−Asp−Pro−^5n−Ala−バラムのCS蛋白質Asn −Pr。
1、 ザバラ等の5cience 、 22 B、1436 (1985)2  マククツチャン(McCutchan )等の5cience 、230.13 81 (1985);デーノット・デー・イー−(Arnot、D。
E、 )等の5cience 、230.815 (1985)& ウドムサン グペッチ(υdomsangpetch)等の5cience s 231.4 、 ラベッチ(Ravetch )等の5cience 、 227.1593 5、 ナーディン・イー・エーチ(Nardin、 E、 H)等の5cien ce 。
246.1603 (1989) 更に、マラリャT−ヘルパー細胞エビトーブペブチドは、シンニガクリア(Si nigaglia)等の文献等において前記した通り、同定することができる。
簡単に述べると、あるマクリャ蛋白質のアミノ酸配列が分かると、その蛋白質の フラグメントに相当するペプチドは合成可能で、かつ哺乳動物に注射することが できる6次いで、T−細胞を免疫化された哺乳動物の血液試料から収穫し、免疫 化に使用したペプチドの存在下、試験管内でインキュベートすることができる。
このようなペプチドは、T−細胞がそのようなペプチドの存在下でのそのような インキュベーシツン中に増殖するならば、T−ヘルパー細胞エピトープペプチド であると考えられる。これらのT−細胞ペプチドがT−ヘルパーペプチドである かどうかを証明するには、それらT−細胞ペプチドについて、−細胞エピトープ に対する抗体の誘発試験を行なう。
前記において、アルファベットの文字はペプチドの技術分野において当業者が使 いているものと同じ意味を有する。これらは次の通りである。
A−アラニン        M−メチオニンC−シスチン        N −アスパラギンD−アスパラギン酸     P−プロリンE−グルタミン酸       Q−グルタミンF−フェニルアラニン    R−アルギニンG−グ リシン        S−セリンH−ヒスチジン       T−スレオニ ンニーイソロイシン      V−バリンに一リシン          W −)リブトファンL−ロイシン        Y−チロシンワクチン(即ち、 1つより多いマラリャ種に対して向けられるワクチン)の製造に、及び/又はマ クリャ寄生体の異なる段階に対するワクチンの製造に特に有用である。マクリャ に関係するT−細胞抗原とB−細胞抗原との両者が第2図において非限定様式で 例証される様々な配置のいずれかで樹木状ポリマーに結合されている本発明の抗 原生成物から製造されるワクチンは極めて高い抗体力価をつくり出し得るので、 特に有用である。
本発明のT−及びB−細胞エピトープをMAP基質に共有結合させると、得られ る生成物は組換えC3W白質又は照射されたスポロゾイトにより過去において得 られたものより10〜100倍大きい抗体応答水準を引き出すことが発見された 。更に、マイスにおいてはB−TモノマーのジエピトーブはMAP基質に支持さ れなかったか、あるいはB−エピトープMAPとT−エピトープMAPの混合物 は非常に低い抗体応答をもたらし、防御機能を示さなかったことも観察されてい る0本発明の現在のところで最も好ましい態様はT−エピトープペプチドとB− エピトープペプチドとの両者が樹木状ポリマー基質の同−官能基上にタンデムで 結合されている場合の態様である。
本発明の具体的に選択されたB−エピトープとT−エピトープとは第2図に図示 される通り種々の異なる配置でMAP基質に置くことができる。第2図はビー・ バーy 二について、それぞれPPPPNPDPPPPNPNDとKQIRDS  ITEEWSを含むB−エピトープ(白抜きブロック)とT−エピトープ(黒 塗りブロック)との交互配置を示す。
第2図において、T−(4)とB−(4)とは4本の分枝鎖を持つがエピトープ は1つだけであるマノマーマツプである(再び、C3蛋白質の免疫優勢B−エピ トープは少なくとも2つの繰返番単位を同時に含む)、T−(8)とB−(8) とは同様であるが、分枝鎖は8本である。T (8)B及びB(8)−Tにおい ては、樹木状ポリマーの分枝鎖上に8つのTエピトープ又はB−エピトープが、 またポリマーの根に1つのB−エピトープ又はT−エピトープが存在する。BT −(4)、TB−(4)、BT−(8)及びTB−18)がエピトープがタンデ ムで配置されている本発明の現在のところ好ましい生成物を例示するものである 。
本発明ではマクリャT−エピトープ及び同日−エピトープの組み合せと数は多数 意図され、それらも完全に本発明の範囲内であることは当業者であれば当然分か るだろう。
B−エピトープとT−エピトープとが分枝鎖上に交互に配置されている、即ち一 方の分枝鎖がB−エピトープだけを有し、他方の分枝鎖はT−エピトープだけを 有している本発明の生成物をつくることも可能である1例えば、第2図において 、T/B(8)はT及びBのマクリャ抗原を交互に配置して有する分枝鎖8本の 樹木状ポリマーベースを表わすもので、これも本発明の範囲内である。T/B  (4)はポリマーベースの分枝鎖が4本だけである点を除けばT/B(8)と同 様である。
これは、アミノ基が異なるアミノ封鎖基で封鎖されており、封鎖基の一方は酸加 水分解に対して安定であり、封鎖基の他方がアルカリ加水分解に対して安定であ る、リシンのようなジアミン化合物に基づく樹木状ポリマーを用いることによっ て直交防御法を用いて達成することができる。(例えば、第2図、E及びFの模 式図を参照されたい、) フルオレニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)は塩基に対して不安定な保護 基であって、酸性脱保護に対しては完全に安定である。t−ブトキシカルボニル 封鎖基(Boc )は50%トリフルオロ酢酸のような緩和な酸性条件下で安定 である。 Boc −Lys (Boc)−OH、Boc−Lys(Fmoc) −08,Fmoc−Lys(Boc)−0H又はFmoc−Lys  (Fmo c)−OHを選択することによって、1組の抗原をリシンのα−アミノ基に対し て、もう1組の抗原をω−アミノ基に入れることが可能である。ペプチド合成の 当業者であれば、逆の封鎖基と他の樹木状ポリマーとを用いて同一タイプの生成 物を達成する方法を容易に案出することができる。
本明細書に示され、議論された構造について多くの変形が可能であることは当業 者には明白であろう0例えば、樹木状ポリマーはセグメントがジスルフィド橋を 介して結合されている構造を有してもよい、斯る構造は根が分子状沃素のような 緩和な酸化網で酸化される保護されたシスチンを含有している樹木状ポリマーか ら容易に形成することができる。
もう1つの例として、第1図を参照して説明すると、樹木状ポリマーの祖にある グリシン、即ち遊離のグリシンは樹木状ポリマー分子の分枝鎖上にあるペプチド 抗原と同一でもよいしあるいは異なるものであってもよいT−又はB−マクリャ ベプチド抗原に結合させるか、又はそのようなT−又はB−マクリャベブチド抗 原で置換することができる。T−及びB−ペプチド抗原自体は他のりシン又は同 様の分子を結合させて追加の分枝鎖を与えることができる残基として役立つ、こ こで、これら追加の分枝鎖には更に追加のペプチド抗原、抗生物質又は非ペプチ ド抗原を結合させてもよい。
本発明の生成物は当業者に公知の方法のtどれかを用いてヒトを含めて哺乳動物 のマクリャ惑染に対して防御するのに有用なワクチンを製造するのに用いること ができる。これら生成物は、例えば、製剤上許容し得る媒質又は稀釈剤、例えば 不活性な油、適当には、ゴマ油、ビーナツツ油又はオリーブ油のような植物油に 懸濁させることができる。別法として、本発明の生成物はp)!約5.6〜7. 4の水性等張緩衝溶液に懸濁させてもよい、このような溶液は、典型的には、塩 化ナトリウムにより等張とされ、くえん酸ナトリウム−くえん酸により又は燐酸 塩により緩衝される。溶液はメチルセルロースのような増粘側を用いて増粘して もよい。
ワクチンはまたエマルジョン形態として調製してもよい、エマる。
上記組成物のどれにでもソルビトール又は加水分解ゼラチンのような安定剤を添 加することができる。ネオマイシンのような抗生物質又は感染を予防する他の抗 感染剤と配合することは異例なことではない。
本発明の生成物は高い抗体力価を与えるので、多くの場合それら生成物はキャリ アー又はアジュバントなして使用される。しかし、アジュバントを用いる場合、 それは哺乳動物の免疫原性系を刺激するのに通常用いられるもののいずれからも 選択することができる。これには、例えばフロインドアジュバント(完全又は不 完全)、アジュバント65(ビーナツツ油、マンナイド(mannide)モノ オレエート及びモノステアリン酸アルミニウムを含有する)、及び燐酸アルミニ ウム又は明ばんのような鉱物質ゲル;死菌ボーデテラ(Xflled Bord etella ) 、破傷風トキソイド、ジフテリアトキソイド、ムラミルジペ プチド、水酸化アルミニウム、サポニン等があるが、前記のように本発明のポリ マー基質を用いる場合はこのようなアジュバント又はキャリアーは必要がない。
フロインドアジュバントは、代謝されない鉱油を含有し、潜在的な発がん原であ るので、ヒト用又は食物に付く動物用のワクチン処方物には最早使用されない、 それは食物に付かない動物用のワクチンに用いることができる。鉱物質のゲルは 市販の家畜ワクチンに広(用いられている。
本発明のワクチンは上記の一般的な性質を持つ製剤上許容し得るキャリアーをあ る量の本発明の抗原性生成物、即ち免疫応答、即ち哺乳動物における防御抗体応 答をもたらすのに十分なある選択されたT−又はB−$16エピトープと共に含 んで成るものと定義することができる。有効量は非常に少ない、有効量は、公知 のように、抗原により変わる。有効量を組成する量はワクチンが第一治療として 意図されたものであるのか、それとも増強治療として意図されたものであるかに 依存して変わるだろう。
MAPの量は特定の免疫原、種々の被検対象において免疫原が引き出す応答、及 び異型キャリアー又はアジュバントの存在若しくは非存在に依存して変わる。一 般的に言えば、約1〜約1.000マイクログラムの範囲内の量のMAPが予定 される。最適量は、この技術分野で周知のように、抗体力価、その他補乳動物の 免疫応答の諸パラメーターの測定を含む日常的な実験により確かめることができ る。繰返免疫化が好ましい。
本発明の生成物は、使用直前に製剤上許容し得るキャリアーを用いて再構成され るだけの凍結乾燥粉末として提供するのが便利であるだろう。
ワクチンの調製と付随事項についての追加情報は周知である。
例えば、1986年8月20日公開の、スミスクライン・ベックマン(Ssit hkline Beckman)の欧州特許出願第A、 191,748号、1 986年8月27日公開の、スミスクライン・ベックマン等の欧州特許出麗第A 、 192,626号、米国特許第4,693.994号、同第4.707.3 57号、同第4,735.799号及び同第4,767.622号明細書を参照 されたい。
引用された特許、特許出願及び文献は全てその全体を本明細書において引用、参 照するものとする。
かくして、本発明はまたマクリャ細菌による感染に対して哺乳動物に免疫を与え る方法を提供するものである。この本発明の方法はマクリャT−及びB−ペプチ ド保有MAPを含んで成る化合物又は組成物を、好ましくは哺乳動物がマクリャ 細菌にさらされる前に哺乳動物にマクリャT−及びB−ペプチド保有MAPを含 んで成る化合物又は組成物を免疫学的に有効な量で投与することから成る。ここ で、上記有効量はマクリャ細菌による感染に続いて宿主哺乳動物に起こる寄生虫 血症を抑制するのに有効な量である。
マクリャ起源T−及びB−ペプチド保有MAP及び任意成分としての製剤上許容 し得るキャリアー又は稀釈剤を含んで成る免疫原性化合物を有効量で含む、マク リャのスポロゾイト、その他の段階でのマクリャ感染を抑制するのに有用なワク チンも意図される。
当業者には明白なように、本発明の生成物は、その着想を理解してしまうと、当 業者には周知の方法で製造することができる。
Proc、Natl、Acad、Sci、 U S A、 85.5409 ( 1988);ブロスネット(Prosnett)等のJ、Biol、Chem、  、263.1719(198B)、及びチェナグ(Chenag)等のPro c、Natl、Acad、Sci。
USA、86.4929 (198B)に記載されタム(Tag )法はその例 である。これらの文献を全て本明細書において引用、参照するものとする。
MAP合成に通用可能な若干の一般的観察結果は当業者にとって助けになるだろ う、これらは次の通りである:1、 この合成に要するカップリング時間は一般 に長い(2〜4時間)。
Z ジメチルホルムアミドが一般的には二塩化メチレンよりも適当な溶剤である 。
λ ペプチド樹脂は再溶媒和が極めて困難であるので合成のいかなる段階でも乾 燥すべきでない。
4、 カップリングはその完結について定量的ニンヒドリン法でよ(監視すべき である。
5、MAPは改良酸保護法で、強酸触媒による場合の副反応を回避するためにジ メチルスルフィド中でHFか又はTFMSAを用いて樹脂から一番良く解裂され る〔タム等のJ、^■、 Chew、 Soc、、105、6442  (19 83)  及び J、  As、  Chem、  Soc、、 108.52 42 (1986))。
6、MAPは樹脂支持体から解裂された後強(凝集する傾向がある。精製は、解 裂反応の望ましくない芳香族添加物、例えばP−クレゾール及びチオクレゾール を除去すべく、尿素及びメルカプトエタノール中8Mの透析媒体中、塩基性、強 力変性条件下での長時間透析で行うのが一番良い。所望によっては、高性能のゲ ル透過クロマトグラフィー又はイオン交換クロマトグラフィーを用いて更に精製 を行ってもよい、はとんどの場合、MAPは更なる精製なしで直接使用可能であ る。
表■はマウスに免疫応答を引き出す本発明生成物の効果を測定するために行った 幾つかの試験の結果を要約して示すものである。
これより、本発明のMAPベース生成物は照射済みスポロゾイト、組換えC3蛋 白質又はモノマーBTのペプチドに比較して均一な高抗体力価を有することが認 められる。また、その応答はBT免疫原の構造により変化することも認められる 。
表■:ビー・バーゲーの色々な免疫原により誘発され、組換えC3蛋白質とスポ ロゾイトを用いて検定された抗体力価の比較 応 IFA力価    RIA力価 一朋と一一一二良−スポロシイ)    r旦旦mスポロゾイト”         2.048       B、 192組換えCS蛋白質’     2. 048      2.048モ/7−BTペプチドc800      1, 024BT−MAP(4)’    128.000     40B、000 7B−MAP (4)     32,000     400,000BT− MAP (8)     24.000     100.0007B−MAP  (8)     64,000     400.000で2回、2週間間隔 で静脈注射した。血清を集め、最後の注射後lO日間プールして置いた。最高ポ ジティブの血清溶液の逆数として表わされる抗体力価を間接免疫蛍光検定法(I FA)ではグルグルアルデヒド固定ビー・バーゲースボロゾイトを、放射線免疫 検定法(RIA)では組換えC8蛋白質を用いて得た。
b、H−2”ハロタイプのマウス4匹(A/J菌株)に日数OではCFA中に乳 化させた組換えC3(rcVs)ピー・バーゲ二蛋白質25μgをi、  p、 注射し、また日数15日ではIFAでrCS蛋白質25μgをS、 C,注射し た。10日後に血清を集−C3蛋白質誘導T−細胞エビトーブペブチドが1画境 われるペプチド免疫原を各50マイクログラムi、P、注射した。免疫化の計画 及び検定方法は組換えC3蛋白質についてのものと同様であった。
かくして免疫化されたマウスを各2000スポロゾイトと対抗させると、BT− MAP (4)はマウスの80%に完全防m(すなわち、寄生虫血症の防止)を もたらし、TB−MAP (4)はマウスの60%を護り、BT−MAP (8 )はマウスの50%を護り、TB−MAP (8)はマウスの60%を護った。
本発明によるMAPは次のようにして合成することができる。
次の略号の幾つかが合成例の中で用いられている:Boc−t−ブトキシカルボ ニル TFA−)リフルオロ酢酸 DMF−ジメチルホルムアミド DCC−ジシクロへキシルカルボジイミドDnp−ジニトロフェニル 2CIz−2−クロロカルボベンゾキシDIEA−ジイソプロボイルエチルアミ ンTFMSA−トリフルオロメチルスルホン酸BSA−ウシの血清アルブミン HPLC−高性能液体クロマトグラフィーTBR−腫瘍保有ラビット ATP−アデノシントリホスフェート Dnp−ジニトロフェニル CIZ−クロロベンジルオキシカルボニルBrZ−ブロモベンジルオキシカルボ ニルELTSA−酵素結合免疫吸着検定 2隻班上 多重抗原ペプチド合成の一般的方法 ペブチドの抗原を持つ8分枝マドリンクスコアの合成をBoc−β−Ala   0CHx  Pam樹脂に対して、樹脂0.5gの典は前記レベルより若干低か った)で、段陽的固相法〔メリフィールド・アール・ビー(Merrifiel d、 R,B、のJ、Am、、 Ches、Soc、、+−彰」−1(1963 ))に手動法で行−た、Boc蒸の50%TFAによる脱離と得られた塩のDI EAによる中和後に、4モル過剰の、Boc−Lys (Boe)(0,2mm ojりの予しめ形成した対称無水物を用いてDMF中で担体−コアの第一レベル の合成を達成し、次いでCHzCi!、 z中でDCCにより再カップリングさ せた。
第二及び第三レベルを同じプロトコル(protocol)でそれぞれ0.4m moffi及びQ、13 +u+of!、の前以って活性化したB o c − L ySカップリングには1.5+u+on!の前以って活性化されたアミノ酸 が必要である。ペプチド−抗原の合成のための保護基は次の通りである:3官能 性アミノ酸のα−アミノ末端基G;、”ついではB o c、基、同アミノ酸の ほとんどの側鎖についてはヘンシルアルコール誘導体、即ちArg (Tos) 、ASP (OBZ72)、Gj2u (OBz、j2)、Hi s (Dnp )、Lys (2CIZ)、Ser (Bzffi)、Thr (Bzf)及び Tyr (BrZ)、重量と容量の幾何学的増加の故に、樹脂のg当り溶剤30 mj!という新し、い容量比を用いた。TFAによる脱保護(20分)をTFA で2回、各2分間予備洗浄することによって前以って行った。DIEAによる中 和はCHtCj2に中で行い(5%D T EA) 、かつDMFの追加中和も 行−d::(2%DIEA)、Arg、A、sn、、Gj2n及びG 1 yを 除く全残基に・ついて第一カップリングを前以って形成した前記対称無水物を用 いてCR11f中で行い、第二カップリングをDMF中で行ったや各カップリン グは2時間であった。Boc−AsnとBoc・−Glyとのカップリングは予 じめ形成した1−ヒドロキシベンゾI・リアゾールエステルによりDMF中で実 現させた。Boc、−GuyとBoc−Argとはジペプチドの形成及びラクタ ムの形成の危険をそれぞれ避けるためにDCC単独でカップリングさせた。カッ プリングは全て各サイクル後に定量的ニンヒドリンテスト〔サリン・ブイ・ケ・ −・ (Sarin、 V、 )[、)等の Anal、Bioehem、 、 上ニュー、147 (1981))でモニターし、そして必要ならばDMF中、 50°Cで2時間の対称性無水物の第三のカップリングを用いた〔りJ・トジェ ー°ビー゛”Proc、 A11゜Pept、 Sy*po、、第9回” (シ ー・エム・デーバー(C,M、 Deber)、ケー・ディー・コツベル(Ll )Joppel )及びブイ’ジs  (V。
J、)〕。この〕合成壱N、N−ジメチルピリジン03IIIlO2を含有する 無水酢酸/DMF (3si*offi)中でのアセチル化により停止させた。
MAPの完結後、保護されたベグチドー樹脂(0,3g)をHiS(存在する場 合)のN l m−ジ、;トロフ、−ニル保護基を除くためにDMF中で8時間 1Mチオフェノールで処理しく反応を完結さセるのに必要ならば50℃で3回) 、N−Boc基を除くために50%TFA/ CH2CI!z  (1,0mf f1)で5分間処理し、そして粗MAPを得るために開裂に関する低7/高−・ HF法〔タム・ジ1−・ビー ・ヒース・ダブりニー・ニス()ieath、  W、 F )及びメリフィ・−ルド・アール・ビーのJ、Am、Ches+、S oc、  10ゴL、6442(1983))又は低−高TFMSA法〔タム・ ジエー・ビー、ビー・ス・ダブりニー・エフ及びメリフィールド・アール・ビー のJ、Am、Chem、Soc、  108.5242 (1986))により 処理した。この粗ペプチドを次に冷エーテル/メルカプトエタノール(99:1 、v / v、30mf)で洗浄してp−チオクレゾールとp−クレゾールを除 去し、そして0,1. M )リス(Tris )パンツy−(pH8)中8M 尿素、0,2Mジチオスレ=f トールX00m1に抽出した。開裂工程で生成 した全ての残留芳香族副生成物を除去するために、透析管材料中のペプチド(ス ペクトル・ポルN、パージされた溶液中で0.1Mのメルカプトエタノールと0 °Cで24時間平衡させた。透析を次に全てpH(8,0の0.1M N)1. 1(COx−(NH4)t COi緩衝液中8Mの、次いで2Mの尿素中で12 時間、続いて)lto及びI M HOAc中で逐次的に続けて尿素を全て除去 した。次いで、凍結乾燥したMAPを高性能のゲル透過クロマトグラフィー又は イオン交換クロマトグラフィーでバ・ソチ式で精製した。精製された物質は全て 満足すべきアミノ酸分析を与えた。
ペプチドである(Asn−Affa−Asn−Pro)s −MAP(NP−1 ,6MAP)の合成と精製 ペプチド−(Asn−A/n−Asn−Pro)s −Lysa−Ly s2− 1−、y 5−OHを実施例1に記載の一般的方法で合成した。
この合成はBox−Lys (Boc)−0CHz −Pam−樹脂(コーポリ (スチレン−1%−ジビニルベンゼン樹脂)を用いて置換度0.11simof  / E−樹脂において開始させた。置換は3レベルのBoc−Xl、ys(B oc)の逐次添加後0.88m5of/ gであることが見い出され、8分枝構 造の(Boc−Lys(Boc)a)(Lys(Boc)、−しys (Boe )−0CHz −Pam樹脂を与えた。この合成を改良ベラクツ2990合成装 置〔カリフォルニア州、バロ・アルド(Palo Alto )のベックマン・ インストラクションズ(Bsekm?、n In5truetions)中で樹 脂2.5gを用いて続けた。合成はカップリング工程を全て最適化したコンピュ ータ・−プログラムを用いて行った。例えば、Boc−AlaとBoc−Pro とのカップリングは凝集と不完全力・ノブリングを最小限に抑えるcii!cp 、2  ニジメチルホルムアミドの溶剤比(1:3v/■)で対称性無水物法に より実現させた。Boc−Asnのカップリングは予備形成した1−一ヒドロキ シベンゾトリアゾール活性エステルによ、って同−溶剤中で行った。各アミノ酸 はカップリング収率を最大となシ、1、かつ反応を>99.6%完結まで本質的 にもってゆ(ために二重カップリングプロトコルを受けた。
保護ペプチド−・樹脂を部分、部分に分けて脱保護した。最初の脱保護は乾燥済 みペプチド−樹脂1.57 gを用いて反応容器中で実施し、ぞしてBOC−保 il基及び他の外来物質を除去するために次の操作に付した:CHzCj2*   (3%1分洗浄);CHsCO□1l−CHzC1,Z(1: 1,3%2分 )及びCF=COz)I (3X 2分洗浄)、次いで次の脱保護試剤:I〜リ フルオロメタンスルボン酸ニトリフルオロ酢酸:テトラ上1゛ロチオフエン二m −クレゾール(mlで4=20:12:4)を含有する4 ’Cにおける3、5 時間の反応、スルフィド補助解裂操作のアシドリシス解裂により放出されたペプ チドを集め、−30°Cに予冷されたエチルエーテル(230m1)で沈殿させ た。沈殿物を遠心分離してベレットとなし、そしてエチルエーテルを真空上除去 した。ペプチドを次に0゜01 M HOAcに溶解し、そして121の0.O IM HOAc中で透析した。ペプチドを次に凍結乾燥して60mgの(Asn −AI!a−Asn−Pro)sOMAPを得た。解裂後得られた樹脂を加水分 解すると、ペプチドの約90%が樹脂支持体から解裂されていたことが示された 。この低収率はペプチドのエーテルによる沈殿が不完全であることによるもので あった。同じペプチド−樹脂(1,0g)をHF−アニソール(9:1v/v、 全部で10m1)によってもo ”cで1時間解裂させて、10〜100%のH OACcによる長い抽出後に220mgのMAPを得た。粗収率は33%であっ た。透析を10%0HACを用いて行った。
透析後のペプチドを次にアミノ酸分析(6NHCffiによる加水分解後)でま ず分析した。見い出されたMAPのモル比はAsn:Aj!a : Pro :  Lys −1,97(2)  :1.03(1)  : 1 (1): 0. 26 (0,22)であった、これはカッコの中に示される予想理論値と一致す るものであった。
裏胤阻主 マクリャ起源のT−細胞抗原及びB−細胞抗原を含有するジ−エピトープ多重抗 原ペプチド合成の一般的方法(a)方法A、2個のエピトープのタンデムでの結 合ジ−エピトープMAPの合成は前記実施例に記載したモノ−エピトープMAP と同様のBoc−Aha−OCHz −Pam樹脂(Q、1mmoffiのAl aが樹脂1g中に存在する)に対する段階代置相法で手動式で達成した。50% TFAによるBoc基の脱離及びDIEAによる得られた塩の中和の後に、Bo c−Lys (Bo c)−Ajl!a−OCH,−Pam樹脂を形成する、担 体コアについての第一レベルの合成をC)IっCl、中で4モル過剰のBoc− Lys (Boc)を用い、DCC単独により達成した。第二及び第三レベルの 合成を同一プロトコルにより行って8分枝Boc−Lys (Boc)のコアマ トリックスを得た。この点から先きでは、ペプチド抗原又は2つのエピトープの 合成は、それらがタンデムで配列され、それらがあたかも1つの抗原であるかの ように処理されるので、t−ブトキシカルボニル/ベンジル保護基の手法を使用 して前記実施の合成と同様に進めた。場合によっては、テトラペプチド・に1y −Pro−Pro−Glyのようなスペーサーを2つのペプチド抗原間に挿入し て柔軟性を出すようにする0合成の完結後、MAP−樹脂をTFAで処理してN   Boc基を除去し、次にCHzCf□中で10%無水酢酸/10%DIEA によりアセチル化し、最後に低−高HF法により開裂させてMAPを樹脂支持体 から除去した。粗ペプチドを次に冷エーテル/メルカプトエタノール(99:l v/v)で洗浄してp−チオクレゾールとp−クレゾールを除去し、そして0. 1M)リス、)Ii緩衝液(pH8,0)中8Mの尿素に抽出した。開裂工程で 生成した残留芳香族副生成物を除去するために、MAPを8Mの尿素中で透析し くスペクトル・ポル6、分子量のカットオフ1,000 ) 、次いで0.1M の酢酸中で2回5〜6時間透析して尿素を除去した。
これらのMAPをHoから3回凍結乾燥して酢酸を除去した。
(b)方法B、リシンのアミノ基の交互分枝による2以上のエピトープの結合 リシンには2個のアミノ基が存在するので、またこれら2個のアミノ基は選択的 に保護することができると思われるので、そのN−H!N基を酸に不安定なりo c基で保護し、N−N22基を塩基に不Boc基で保護するそのような製造法で コアマトリックスは合成できると思われる。この選択性を利用してこのコアマト リックスの合成を達成するために、N−NH! ’  B o c及びN−N) +2−Fwrocを含有するコアマトリックスを例証する。このコアマトリック スの合成は第−及び第ニレベルの分枝のためにBoc−Lys (Boc)を用 いる前記実施例に記載したものと同様であった。第三レベルにおいては、コアの Lys分技分枝めにFmoc−Lys (B。
C)を使用して各々についてLys (Boc)及びFmoc−Lys末端基を 与えた。第一エピトープ(又はタンデム配置の2つのエピトープ)の合成では前 記実施例に記載したBoc/ベンジル化学を使用したが、この合成中に中和時間 をFmo cliの早期開裂を最小限に抑えるために1分に短縮した。第二エピ トープの合成ではFmoc/l−ブチルの化学を採用しく即ち、N−Nut基を Fmo cで保護し、側鎖をt−ブチルアルコール誘導保護基で保護する)、B ;c−アミノ酸鎖を使用する第一エピトープを完結させた後その合成を開始させ た。Fmoc−アミノ酸を次の通りの3官能性アミノ酸用側鎖保護基と共に使用 した:Gj!u(OBut)、Asp (OBut)、Lys (Boc)、T hr (But)、Set (But)、Tyr (But)、Arg (Pm z)、His (Trt)、Trp (For)及びC,ys (But)、N −Fmo cの繰返脱保護はジメチルホルムアミド中20%のピペリジンにより 行い、そしてピペリジンによる1回の予備洗浄に続いてDMF中でDCC:HO Butによりカップリングを試みた。
合成完結後、MAP樹脂を低−高HFにより処理してペプチド鎖を樹脂から脱離 させた。この処理と精製は前記実施例に記載のものと本質的に同じである。Fm oc、t−ブチル化学を採用してこのペプチド鎖を組み立てる手順は次の通りで あった:(1)DMF20mf (3y1分);  (2)ピペリジン/DMF  (1: 1v/v)20mj! (1分);  (3)ピペリジン/DMF  (1: 1v/v)20mf (10分); (4)DMF20mjl! (3 y1分); (5)CL(f!t 20mj! (3y1分); (6)DMF 20mf(2y1分); (7)DMF5mA!中アミノ酸(4当量)(5分) 、DMF中HOBt (4当量> 、CLCL中DCC(4当量)を2時間添加 ; (8)DMF20ml(4y2分); (9)co、cp。
20mf (2y2分)。
(c)方法C1前以って形成した2つの異種MAPのジスルフィド結合を介して の2種以上のエピトープの結合aのようなジペプチドを実施例3a又は3bに記 載されるようにしてそれら予備形成MAPのカルボキシ末端において付加させる 。
これは常法で達成することができ、次いでBoc−Cys (Acm)をBoc −Ala−OCH,−Pam−樹脂に付加させることによるコアマトリックスの 合成を開始させた。ジペプチド・Boc−Cys (Acm)−Afa−OCH t Pan−樹脂の形成、即ちコアマトリックスの合成の後、前記方法を使用す る1種以上のペプチド抗原の組み込みを進めてCys (Acm)−AIiaジ ペプチドC00H−の尾を有する上記予備形成MAPを得た。Cys(Acm) はHF脱保護法に対して安定である。このCo0HCys (Acm)−Ala ジペプチドの尾を有する予備形成MAPを精製した。2つの異種予備形成MAP の三量化は■2によるジスルフィドへの酸化により達成したが、これによりAc m−基のシステニル残基からの脱離も付随的に起こる。詳細な手順は次め通りで あった。1+m5ofのMAPに対して、Cys (Acm)を有する異種の予 備形成ジ−エピトープMAPを脱気されかつN8で精製された50%酢酸溶液に 室温で溶解し、■、のMeOH溶液(1M溶液)50mj!をO″Cで1時間バ ッチ式で加えた。IMの水性チオ硫酸ナトリウム(又はアスコルビン酸)を黄色 が除かれるまで加えることによって反応を停止させた。MeOHを0.1酢酸中 での透析により除去し、そして所望とされたMAPをゲル透過クロマトグラフィ ー、イオン交換クロマトグラフィー又は逆相高圧液相クロマトグラフィーで精製 した。
FIG、28      FIG、2CFIG、2J     FIG、2に 手続補正書(自発) 平成5年3月5日。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.B−細胞エピトープ及びT−細胞エピトープの物質ペプチドより成る群から 選ばれる、複数のT−細胞エピトープ及びB−細胞エピトープの両分子が結合さ れている官能基を有する樹ホ状ポリマーを含んで成る、抗原生成物。
  2. 2.少なくとも1種のT−細胞及びB−細胞のエピトープペプチドが縦1列で同 一官能基に結合されている請求の範囲第1項に記載の生成物。
  3. 3.T−細胞及びB−細胞エピトープペプチドがピー・バーゲー、ピー・ノーレ シ、ピー・ヨエリ、ピー・マラリヤエ、ピー・オヤレ、ピー・ファルシパラム及 びピー・ビバックスより成る群から選ばれる少なくとも1種のマラリヤ種のサー カムポロゾイト蛋白質に由来するT−細胞及びB−細胞エピトープペプチドから 成る、請求の範囲第1項に記載の生成物。
  4. 4.B−細胞エピトープペプチドが (a)(NANP)x; (b)(DRAZGQPAG)x:ただしZはA又はDから独立に選ばれる; = (c)(QAQGDGANAGQP)x;(d)(DPPPPNPN)x; (e)(YAAA(A)nGGG(G)mN)x:ただし、Yは独立にD又はG であり、nは0又は1であり、mは独立に0又は1である; (f)上記シーケンスの組み合せ; (g)繰返単位(a)乃至(e)の各々の環状配列物よりなるペプチド(式中、 xは少なくとも1の整数である)より成る群から選ばれるアミノ酸シーケンスを 含んで成り;そしてT−細胞エピトープがB−細胞エピトープと同一の物質種の CS蛋白質に由来する1種以上のT−細胞エピトープである、請求の範囲第3項 に記載の生成物。
  5. 5.樹木状ポリマーの官能基にT−細胞エピトープペプチドが垂下、結合されて おり、そして同一物質種に由来するB−細胞エピトープペプチドが、所望によっ て結合体を介して、前記T−細胞ペプチドの他端に垂下結合されている、請求の 範囲第4項に記載の生成物。
  6. 6.同一物質種に宙来する1つより多いT−細胞エピトープペプチドが上記物質 種に由来する少なくとも1つのB−細胞エピトープペプチドと共に含まれている 、請求の範囲第4項に記載の生成物。
  7. 7.請求の範囲第1〜6項のいずれか1項に記載の生成物を免疫原性的に有効な 量で含んで成る、マラリヤに対するワクチン。
  8. 8.哺乳動物にマラリヤに対する免疫性を与える治療が必要とされるときに、請 求の範囲第1〜6項のいずれか1項に記載の生成物を免疫原性的に有効な量で投 与することを含んで成る、哺乳動物に抗マラリヤ免疫性を与える方法。
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