JPH0750547B2 - テープカセツト - Google Patents
テープカセツトInfo
- Publication number
- JPH0750547B2 JPH0750547B2 JP59023343A JP2334384A JPH0750547B2 JP H0750547 B2 JPH0750547 B2 JP H0750547B2 JP 59023343 A JP59023343 A JP 59023343A JP 2334384 A JP2334384 A JP 2334384A JP H0750547 B2 JPH0750547 B2 JP H0750547B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reel
- tape
- pressing spring
- upper case
- reel pressing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はビデオテープレコーダに使われるテープカセッ
トに関するものである。
トに関するものである。
従来例の構成とその問題点 近年、ビデオテープレコーダの普及に伴ないテープカセ
ットの生産数量は増加の一途にある。その中でコストダ
ウンをはかるため構成部品の見直しをせまられている。
ットの生産数量は増加の一途にある。その中でコストダ
ウンをはかるため構成部品の見直しをせまられている。
以下、図面を参照しながら、従来のテープカセットにつ
いて説明を行う。
いて説明を行う。
第１図は従来のテープカセットの断面図を示すものであ
る。第１図において１は回転駆動用の軸穴を有するテー
プリール2,3を押圧するリール押えバネであり、このリ
ール押えバネ１は下面に開口6,7を有する下ケース５と
上ケース４との間にテープリール2,3とともに収納され
ている。上ケース4,下ケース５及びテープリール2,3は
合成樹脂で作られており、リール押えバネ１は弾性金属
板から作られている。リール押えバネ１は第２図に示す
ようにその中央部に設けた取付孔を有する取付片10,11
で上ケース４の内面に２点で固着され、テープリール2,
3を押圧するバネ性をもたせるため長さ方向全体にわた
って湾曲している。第３図に示すようにリール押えバネ
１の上ケース４への取付部の周囲には窓部8,9が設けて
ある。これはくり返し曲げ応力をうけるリール押えバネ
１の耐久性を高めるために設けているものである。また
リール押えバネ１は上ケース４の突起を取付片10,11の
孔に入れその突起をつぶすことにより取り付けている。
第４図は第３図のＢ−Ｂ断面を示している。
る。第１図において１は回転駆動用の軸穴を有するテー
プリール2,3を押圧するリール押えバネであり、このリ
ール押えバネ１は下面に開口6,7を有する下ケース５と
上ケース４との間にテープリール2,3とともに収納され
ている。上ケース4,下ケース５及びテープリール2,3は
合成樹脂で作られており、リール押えバネ１は弾性金属
板から作られている。リール押えバネ１は第２図に示す
ようにその中央部に設けた取付孔を有する取付片10,11
で上ケース４の内面に２点で固着され、テープリール2,
3を押圧するバネ性をもたせるため長さ方向全体にわた
って湾曲している。第３図に示すようにリール押えバネ
１の上ケース４への取付部の周囲には窓部8,9が設けて
ある。これはくり返し曲げ応力をうけるリール押えバネ
１の耐久性を高めるために設けているものである。また
リール押えバネ１は上ケース４の突起を取付片10,11の
孔に入れその突起をつぶすことにより取り付けている。
第４図は第３図のＢ−Ｂ断面を示している。
以上のように構成されたテープカセットについて、以下
その動作について説明する。
その動作について説明する。
まずビデオテープレコーダに装着する前の状態を説明す
ると上ケース４内でテープリール2,3はリール押えバネ
１によりリール押えバネ１の固着側と反対側の下ケース
５の下面に押えつけられている。次にビデオテープレコ
ーダに装着されると（図示せず）下ケース５の開口6,7
を通ってテープリール2,3の軸穴にテープリール駆動軸
が挿入され、テープリール2,3はリール押えバネ１側に
押つけられるがリール押えバネ１のバネ力により押もど
され平衡を保つ位置で静止する。２つのテープリール2,
3が同じ平衡を保つためテープリール2,3間をテープが移
動しても巻き乱れが発生しない。
ると上ケース４内でテープリール2,3はリール押えバネ
１によりリール押えバネ１の固着側と反対側の下ケース
５の下面に押えつけられている。次にビデオテープレコ
ーダに装着されると（図示せず）下ケース５の開口6,7
を通ってテープリール2,3の軸穴にテープリール駆動軸
が挿入され、テープリール2,3はリール押えバネ１側に
押つけられるがリール押えバネ１のバネ力により押もど
され平衡を保つ位置で静止する。２つのテープリール2,
3が同じ平衡を保つためテープリール2,3間をテープが移
動しても巻き乱れが発生しない。
しかしながら上記のような構成では、リール押えバネ１
において窓部8,9を設けることによる材料の無駄が生
じ、更に窓部8,9を設けるため中央部分の幅が広くな
り、バネ材を多く使用することになり製造コストが大き
くなるという欠点を有していた。
において窓部8,9を設けることによる材料の無駄が生
じ、更に窓部8,9を設けるため中央部分の幅が広くな
り、バネ材を多く使用することになり製造コストが大き
くなるという欠点を有していた。
発明の目的 本発明は上記欠点に鑑み、従来の機能を維持するととも
に、使用材料を削減し製造コストの低減をすることがで
きるリール押えバネを使用したテープカセットを提供す
るものである。
に、使用材料を削減し製造コストの低減をすることがで
きるリール押えバネを使用したテープカセットを提供す
るものである。
発明の構成 この目的を達成するために本発明のテープカセットは、
上ケースと下ケースからなるケース内に回転自在に配設
されかつテープを巻回した２個のリールと、このリール
を下ケース方向に付勢しかつ上ケースに取付けたリール
押えバネとを有し、リール押えバネを上ケースに取付け
られる側が凸面になるように長さ方向と幅方向の両方向
に全体に亘って湾曲した形状としたものである。この構
成によってリール押えバネを細幅化できるとともにコス
トダウンが可能となり、更に細幅化にもかかわらずバネ
力を低下させず従来通りの機能を果たすことができる。
上ケースと下ケースからなるケース内に回転自在に配設
されかつテープを巻回した２個のリールと、このリール
を下ケース方向に付勢しかつ上ケースに取付けたリール
押えバネとを有し、リール押えバネを上ケースに取付け
られる側が凸面になるように長さ方向と幅方向の両方向
に全体に亘って湾曲した形状としたものである。この構
成によってリール押えバネを細幅化できるとともにコス
トダウンが可能となり、更に細幅化にもかかわらずバネ
力を低下させず従来通りの機能を果たすことができる。
実施例の説明 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。
明する。
第５図は本発明の一実施例におけるテープカセットの断
面図を示すものである。第５図において13,14は回転駆
動用の軸穴を有するテープリール、15は上ケース、16は
下面に開口17,18を有する下ケース、12はテープリール1
3,14を下ケース16方向に付勢するリール押えバネであ
り、上ケース15への取付部19,20を中央に設けてある。
テープリール13,14とリール押えバネ12は上ケース15と
下ケース16の間に収納されている。リール押えバネ12の
形状は第６図に示すように、上ケース15に取付けられる
取付部19,20側が凸面になるように長さ方向と幅方向の
両方向に全体に亘って湾曲している。更に第７図に示す
ように上ケース15への取付部19,20は切起片によって構
成され、取付孔を有している。第８図は第７図のＣ−Ｃ
断面を示しており、リール押えバネ12の取付部19,20に
対し反対側に湾曲している。すなわち長さ方向に湾曲し
ている状態を示したものである。第９図は第７図のＡ−
Ａ断面を示し幅方向に湾曲している。本実施例によれば
従来リール押えバネ12の取付部19,20の周囲に設けられ
ていた窓部をなくすことにより生ずるバネ圧の減少を幅
方向の湾曲による内部応力の上昇で防止し、従来通りの
機能を果している。更にリール押えバネ12の製造はフー
プ材を使用し、行程としてはプレスによる穴あけの後、
長さ方向と幅方向の湾曲の曲げ加工及び取付部19,20の
曲げ加工を行なう。本実施例によれば工程数は増加しな
い。
面図を示すものである。第５図において13,14は回転駆
動用の軸穴を有するテープリール、15は上ケース、16は
下面に開口17,18を有する下ケース、12はテープリール1
3,14を下ケース16方向に付勢するリール押えバネであ
り、上ケース15への取付部19,20を中央に設けてある。
テープリール13,14とリール押えバネ12は上ケース15と
下ケース16の間に収納されている。リール押えバネ12の
形状は第６図に示すように、上ケース15に取付けられる
取付部19,20側が凸面になるように長さ方向と幅方向の
両方向に全体に亘って湾曲している。更に第７図に示す
ように上ケース15への取付部19,20は切起片によって構
成され、取付孔を有している。第８図は第７図のＣ−Ｃ
断面を示しており、リール押えバネ12の取付部19,20に
対し反対側に湾曲している。すなわち長さ方向に湾曲し
ている状態を示したものである。第９図は第７図のＡ−
Ａ断面を示し幅方向に湾曲している。本実施例によれば
従来リール押えバネ12の取付部19,20の周囲に設けられ
ていた窓部をなくすことにより生ずるバネ圧の減少を幅
方向の湾曲による内部応力の上昇で防止し、従来通りの
機能を果している。更にリール押えバネ12の製造はフー
プ材を使用し、行程としてはプレスによる穴あけの後、
長さ方向と幅方向の湾曲の曲げ加工及び取付部19,20の
曲げ加工を行なう。本実施例によれば工程数は増加しな
い。
発明の効果 以上のように本発明は長さ方向の湾曲に幅方向の湾曲を
加えたことによりバネ圧力を低下させずにリール押えバ
ネを細幅化したものである。具体的には幅を30％以上細
くすることができコスト的にも20％以上低下させること
ができる。
加えたことによりバネ圧力を低下させずにリール押えバ
ネを細幅化したものである。具体的には幅を30％以上細
くすることができコスト的にも20％以上低下させること
ができる。
第１図は従来のテープカセットの断面図、第２図はリー
ル押えバネの正面図、第３図は第２図の平面図、第４図
は第３図のＢ−Ｂ断面図、第５図は本発明の一実施例に
おけるテープカセットの断面図、第６図は第５図におけ
るリール押えバネの外観図、第７図はリール押えバネの
平面図、第８図は第７図のＣ−Ｃ断面図、第９図は第７
図のＡ−Ａ断面図である。 12……リール押えバネ、13,14……テープリール、15…
…上ケース、16……下ケース、17,18……開口、19,20…
…取付部。
ル押えバネの正面図、第３図は第２図の平面図、第４図
は第３図のＢ−Ｂ断面図、第５図は本発明の一実施例に
おけるテープカセットの断面図、第６図は第５図におけ
るリール押えバネの外観図、第７図はリール押えバネの
平面図、第８図は第７図のＣ−Ｃ断面図、第９図は第７
図のＡ−Ａ断面図である。 12……リール押えバネ、13,14……テープリール、15…
…上ケース、16……下ケース、17,18……開口、19,20…
…取付部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 青木 忠夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−103987（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭53−26121（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭50−145325（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭53−100221（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−64885（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−140585（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】上ケースと下ケースからなるケース内に回
転自在に配設されかつテープを巻回した２個のリール
と、このリールを下ケース方向に付勢しかつ前記上ケー
スに取付けたリール押えバネとを有し、前記リール押え
バネを上ケースに取付けられる側が凸面になるように長
さ方向と幅方向の両方向に全体に亘って湾曲した形状と
したテープカセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59023343A JPH0750547B2 (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | テープカセツト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59023343A JPH0750547B2 (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | テープカセツト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60167176A JPS60167176A (ja) | 1985-08-30 |
| JPH0750547B2 true JPH0750547B2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=12107943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59023343A Expired - Lifetime JPH0750547B2 (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | テープカセツト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0750547B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4899243A (en) * | 1986-12-23 | 1990-02-06 | A.T.B. S.P.A. | Flat spring structure for magnetic tape cassettes, in particular video cassettes |
| JPH0242273U (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-23 | ||
| NL190428C (nl) * | 1989-08-30 | 1994-02-16 | Gold Star Co | Bladveer voor het steunen van de toevoer- en opneemspoelen van een videobandcassette. |
| JP2595625Y2 (ja) * | 1991-02-08 | 1999-05-31 | 株式会社ユニシアジェックス | オイルポンプ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5426008Y2 (ja) * | 1976-08-11 | 1979-08-29 | ||
| JPS5847593Y2 (ja) * | 1979-12-28 | 1983-10-29 | 三興線材工業株式会社 | テ−プカセツト |
-
1984
- 1984-02-10 JP JP59023343A patent/JPH0750547B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60167176A (ja) | 1985-08-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |