JPH0750545Y2 - 面格子 - Google Patents
面格子Info
- Publication number
- JPH0750545Y2 JPH0750545Y2 JP1992074712U JP7471292U JPH0750545Y2 JP H0750545 Y2 JPH0750545 Y2 JP H0750545Y2 JP 1992074712 U JP1992074712 U JP 1992074712U JP 7471292 U JP7471292 U JP 7471292U JP H0750545 Y2 JPH0750545 Y2 JP H0750545Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lattice
- slider
- guide rail
- grid
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、非常脱出機能を有し、
窓開口部の防犯柵として用いられる面格子に関する。
窓開口部の防犯柵として用いられる面格子に関する。
【0002】
【従来の技術】面格子は、従来、防犯目的から窓開口部
の室外側に固定して取付けられているが、この固定式の
面格子では、火災発生時などの緊急時に窓開口部からの
脱出を阻まれて参事を招くおそれがある。
の室外側に固定して取付けられているが、この固定式の
面格子では、火災発生時などの緊急時に窓開口部からの
脱出を阻まれて参事を招くおそれがある。
【0003】そこで上記面格子を、窓開口部の前方へ開
放回動可能な回動式としたり、窓開口部の側方へ開放移
動可能なスライド式とし、常時は施錠装置によりその面
格子を窓開口部に施錠し、火災発生時などの緊急時には
その施錠を解除し、面格子を開放して、窓開口部から緊
急脱出できるようにすることが考えられている。
放回動可能な回動式としたり、窓開口部の側方へ開放移
動可能なスライド式とし、常時は施錠装置によりその面
格子を窓開口部に施錠し、火災発生時などの緊急時には
その施錠を解除し、面格子を開放して、窓開口部から緊
急脱出できるようにすることが考えられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した回動式スライ
ド式の面格子では、構造が比較的複雑であるうえ、それ
が取付けられる窓開口部の前方または側方に充分な空間
を必要し、隣接建物などの障害物が前方または側方に接
近しているような窓開口部には取付けることができな
い。
ド式の面格子では、構造が比較的複雑であるうえ、それ
が取付けられる窓開口部の前方または側方に充分な空間
を必要し、隣接建物などの障害物が前方または側方に接
近しているような窓開口部には取付けることができな
い。
【0005】本考案は上記従来の問題点を解消するため
になされたもので、構造簡単にして組立施工が容易であ
って、常時は窓開口部を確実に閉鎖することができ、緊
急時には容易に開放することができ、しかも防犯性に優
れた面格子を提供することを目的としている。
になされたもので、構造簡単にして組立施工が容易であ
って、常時は窓開口部を確実に閉鎖することができ、緊
急時には容易に開放することができ、しかも防犯性に優
れた面格子を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案の構成を図中の参照符号を付して示すならば、
窓開口部3の室外側に固定して取り付けられる一対の中
空状ガイドレール4,4と、両ガイドレール4,4上に
これを横切るように配置され且つガイドレール4の長手
方向へ並列状に配列される複数の格子部材5(5A,5
B,…5Z)と、上記ガイドレール4の中空部内に挿通
される筒状部6aを有してガイドレール4にスライド可
能に係嵌されると共に各格子部材5に固定されるスライ
ダ6と、該スライダ6を介して上記格子部材5を所定間
隔おきに連結固定する紐状体7とからなり、上記紐状体
7は各ガイドレール4の中空部内に挿通されると共に各
スライダ6の筒状部6a内に挿通され、各スライダ6は
その筒状部6aをかしめることによって紐状体の所定位
置に固定されてなる構成を採用するものである。
の本考案の構成を図中の参照符号を付して示すならば、
窓開口部3の室外側に固定して取り付けられる一対の中
空状ガイドレール4,4と、両ガイドレール4,4上に
これを横切るように配置され且つガイドレール4の長手
方向へ並列状に配列される複数の格子部材5(5A,5
B,…5Z)と、上記ガイドレール4の中空部内に挿通
される筒状部6aを有してガイドレール4にスライド可
能に係嵌されると共に各格子部材5に固定されるスライ
ダ6と、該スライダ6を介して上記格子部材5を所定間
隔おきに連結固定する紐状体7とからなり、上記紐状体
7は各ガイドレール4の中空部内に挿通されると共に各
スライダ6の筒状部6a内に挿通され、各スライダ6は
その筒状部6aをかしめることによって紐状体の所定位
置に固定されてなる構成を採用するものである。
【0007】
【作用】上記構成の考案によれば、各格子部材5にスラ
イダ6を固定して、このスライダ5をガイドレール4に
係嵌すると共に、紐状体7をガイドレール4の中空部内
に挿通させ更にスライダ6の筒状部6aに挿通させ、こ
の紐状体7を挿通させた筒状部6aをかしめてこの筒状
部6aを紐状体7の所定位置に固着することによって、
面格子1を容易に組立てることができる。しかして、こ
の面格子1の使用にあたっては、両ガイドレール4,4
を窓開口部3の室外側に固定し、そして複数の格子部材
5のうち、たとえば他端側のものを固定し、一端側のも
のを閉鎖方向へスライドさせれば、隣接側の格子部材5
も紐状体7で順次牽引されて一定間隔毎に配列され、こ
れにより窓開口部3が閉鎖される。したがって、常時
は、一端の格子部材5の位置をロックしておくことによ
って窓開口部3に対する防犯効果が発揮される。そし
て、火災発生時などの緊急時には、ロックを解除して格
子部材5の一端側のものを開放方向へスライドさせれ
ば、他の格子部材5も順次開放方向へ押されて格子部材
5の全体が他端側へ片寄り状態に収縮し、窓開口部3が
開放されてここから安全に緊急脱出することができる。
また、この面格子1では、格子部材5を相互に連結する
紐状体7は、ガイドレール4の中空部内に挿通されてい
るため、外部から切断される心配がない上に、外観上の
体裁も良い。
イダ6を固定して、このスライダ5をガイドレール4に
係嵌すると共に、紐状体7をガイドレール4の中空部内
に挿通させ更にスライダ6の筒状部6aに挿通させ、こ
の紐状体7を挿通させた筒状部6aをかしめてこの筒状
部6aを紐状体7の所定位置に固着することによって、
面格子1を容易に組立てることができる。しかして、こ
の面格子1の使用にあたっては、両ガイドレール4,4
を窓開口部3の室外側に固定し、そして複数の格子部材
5のうち、たとえば他端側のものを固定し、一端側のも
のを閉鎖方向へスライドさせれば、隣接側の格子部材5
も紐状体7で順次牽引されて一定間隔毎に配列され、こ
れにより窓開口部3が閉鎖される。したがって、常時
は、一端の格子部材5の位置をロックしておくことによ
って窓開口部3に対する防犯効果が発揮される。そし
て、火災発生時などの緊急時には、ロックを解除して格
子部材5の一端側のものを開放方向へスライドさせれ
ば、他の格子部材5も順次開放方向へ押されて格子部材
5の全体が他端側へ片寄り状態に収縮し、窓開口部3が
開放されてここから安全に緊急脱出することができる。
また、この面格子1では、格子部材5を相互に連結する
紐状体7は、ガイドレール4の中空部内に挿通されてい
るため、外部から切断される心配がない上に、外観上の
体裁も良い。
【0008】また、開放操作時に窓開口部3の前方もし
くは側方に格子部材5のためのスペースを確保する必要
がなく、狭い場所での取付も可能となる。
くは側方に格子部材5のためのスペースを確保する必要
がなく、狭い場所での取付も可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面にしたがって説
明する。図1および図2はそれぞれ本考案の一実施例に
よる面格子を閉鎖状態で示す正面図および平面図であ
る。
明する。図1および図2はそれぞれ本考案の一実施例に
よる面格子を閉鎖状態で示す正面図および平面図であ
る。
【0010】図1および図2において、面格子1は建物
驅体2の窓開口部3に取り付けられている。そして、こ
の面格子1は、窓開口部3の室外側に横設された上下一
対の横桟としての中空状ガイドレール4,4と、これら
両ガイドレール4,4上にこれを横切るように配置され
且つガイドレール4の長手方向へ並列状に配列された3
数の格子部材5(5A,5B,…5Z)と、ガイドレー
ル4にスライド可能に係嵌されると共に各格子部材5に
固定されるスライダ6(図4)と、このスライダ6を介
して上記格子部材5を所定間隔おきに連結固定するため
の紐状体7とからなる。なお、50A,50Bおよび5
0Y,50Zは上記ガイドレール5の両端部にそれぞれ
固定された外枠兼用の格子部材である。
驅体2の窓開口部3に取り付けられている。そして、こ
の面格子1は、窓開口部3の室外側に横設された上下一
対の横桟としての中空状ガイドレール4,4と、これら
両ガイドレール4,4上にこれを横切るように配置され
且つガイドレール4の長手方向へ並列状に配列された3
数の格子部材5(5A,5B,…5Z)と、ガイドレー
ル4にスライド可能に係嵌されると共に各格子部材5に
固定されるスライダ6(図4)と、このスライダ6を介
して上記格子部材5を所定間隔おきに連結固定するため
の紐状体7とからなる。なお、50A,50Bおよび5
0Y,50Zは上記ガイドレール5の両端部にそれぞれ
固定された外枠兼用の格子部材である。
【0011】上記ガイドレール4は、アルミニウム押出
型材からなり、図4および図5に示すよう表面側基板部
4aの背面側に連成された上下一対の凹条レール部4
b,4cと、この凹条レール部4b,4cに連成された
取付片部4dとから構成されており、この取付片部4d
の長手方向の両端部がそれぞれ連結金具8,8(図2)
を介して建物驅体2の外壁面に固着されている。
型材からなり、図4および図5に示すよう表面側基板部
4aの背面側に連成された上下一対の凹条レール部4
b,4cと、この凹条レール部4b,4cに連成された
取付片部4dとから構成されており、この取付片部4d
の長手方向の両端部がそれぞれ連結金具8,8(図2)
を介して建物驅体2の外壁面に固着されている。
【0012】上記格子部材5は、アルミニウム押出型材
からなる中空状の基体5aと、この基体5aの上下両開
口端部にそれぞれ嵌着されたエンドキャップ5b,5c
とからなり、上記基体5aにおける幅方向両側部には、
図4に示すように上記ガイドレール4に対応する位置
に、スライダ嵌着用の切欠部5dが形成されている。
からなる中空状の基体5aと、この基体5aの上下両開
口端部にそれぞれ嵌着されたエンドキャップ5b,5c
とからなり、上記基体5aにおける幅方向両側部には、
図4に示すように上記ガイドレール4に対応する位置
に、スライダ嵌着用の切欠部5dが形成されている。
【0013】図4および図5において、上記スライダ6
は、アルミニウムなどから側面視略C字形に形成されて
おり、その上下両端には、筒状部6a,6bを介してそ
れぞれ上記ガイドレール4の上下の凹条レール部4b,
4cに係嵌するスライド用の上下の突部6c,6dが連
成されている。9,9はスライダ6に形成された挿通孔
10,10に挿通されて格子部材5の背面壁5eに形成
されたねじ孔13,13に螺着されるスライダ取付用の
ねじである。
は、アルミニウムなどから側面視略C字形に形成されて
おり、その上下両端には、筒状部6a,6bを介してそ
れぞれ上記ガイドレール4の上下の凹条レール部4b,
4cに係嵌するスライド用の上下の突部6c,6dが連
成されている。9,9はスライダ6に形成された挿通孔
10,10に挿通されて格子部材5の背面壁5eに形成
されたねじ孔13,13に螺着されるスライダ取付用の
ねじである。
【0014】つまり、上記スライダ6を格子部材5の切
欠部5dに嵌着した状態で、ねじ挿通孔10,10に挿
通したねじ9,9をねじ孔13,13に螺着すれば、ス
ライダ6が格子部材5に固定される。そして、格子部材
5毎にそれぞれのスライダ6の上下の突部6c,6dの
部位をガイドレール4の一端から凹条レール部4b,4
cにそれぞれ対応させて挿入すれば、各格子部材5がガ
イドレール4に対してスライド可能に係嵌される。
欠部5dに嵌着した状態で、ねじ挿通孔10,10に挿
通したねじ9,9をねじ孔13,13に螺着すれば、ス
ライダ6が格子部材5に固定される。そして、格子部材
5毎にそれぞれのスライダ6の上下の突部6c,6dの
部位をガイドレール4の一端から凹条レール部4b,4
cにそれぞれ対応させて挿入すれば、各格子部材5がガ
イドレール4に対してスライド可能に係嵌される。
【0015】一方、上記紐状体7として、たとえばチェ
ーンが用いられている。このチェーン7の材質は耐久性
の点からステンレス製のものが好適である。このチェー
ン7は、上記ガイドレール4に挿通させる際に、格子部
材5に固定されたスライダ6の一方の筒状部6aを貫通
させて、この筒状部6aを適当なかしめ工具でかしめる
ことにより当該チェーン7の所定位置にスライダ6を固
定している。これにより、複数の格子部材5B,5C…
5Yが各スライダ6を介してチェーン7に所定間隔おき
に連結・固定されている。
ーンが用いられている。このチェーン7の材質は耐久性
の点からステンレス製のものが好適である。このチェー
ン7は、上記ガイドレール4に挿通させる際に、格子部
材5に固定されたスライダ6の一方の筒状部6aを貫通
させて、この筒状部6aを適当なかしめ工具でかしめる
ことにより当該チェーン7の所定位置にスライダ6を固
定している。これにより、複数の格子部材5B,5C…
5Yが各スライダ6を介してチェーン7に所定間隔おき
に連結・固定されている。
【0016】上記スライド方向の一端側、たとえば左端
に位置する格子部材5Aと5Bならびに他端側、つまり
右端側に位置する格子部材5Yと5Zは、図6に示すよ
うにスライダ6の他方の筒部6bに挿通した棒状連結部
材11で互いに連結してある。これは、上記格子部材5
A(5B)もしくは5Z(5Y)を掴んでスライド操作
して格子部材5の全体を伸縮させる際のこじれなどの発
生を防止させるためである。
に位置する格子部材5Aと5Bならびに他端側、つまり
右端側に位置する格子部材5Yと5Zは、図6に示すよ
うにスライダ6の他方の筒部6bに挿通した棒状連結部
材11で互いに連結してある。これは、上記格子部材5
A(5B)もしくは5Z(5Y)を掴んでスライド操作
して格子部材5の全体を伸縮させる際のこじれなどの発
生を防止させるためである。
【0017】このように構成された面格子1を実装する
にあたっては、各格子部材5にスライダ6を固定し、こ
のスライダ5をガイドレール4に係嵌すると共に、紐状
体7をガイドレール4の中空部内に挿通させ更にスライ
ダ6の筒状部6aに挿通させ、この紐状体7を挿通させ
た筒状部6aをかしめることによりこの筒状部6aを紐
状体7の所定位置に固着する。この場合の作業順序とし
ては、各格子部材5にスライダ6を固定した後、紐状体
7を各スライダ6の筒状部6aに挿通して、各筒状部6
aを紐状体7上の所定位置でかしめ、それから各スライ
ダ6を、ガイドレール4の表面側基板部4aに嵌合させ
ながら、各ガイドレール4の中空部内に該スライダ6の
両筒状部6a,6bを一方の筒状部6aに挿通された紐
状体7と共に挿通するようにするとよい。また、ガイド
レール4,4の各左端側には外枠兼用の格子部材50
A,50Bを固定し、各右端側には外枠兼用の格子部材
50Y,50Zを固定する。これら格子部材50A,5
0B,50Y,50Zは、上下のガイドレール4,4間
の間隔保持のためであり、体裁にこだわらなければ、格
子部材5と同形状である必要はない。この後、上記ガイ
ドレール4,4の各左右両端側を連結金具8,8によっ
てそれぞれ建物驅体2の外壁面に固定する。また格子部
材5のうちの左右両端側に位置する格子部材5A(5
B)および5Z(5Y)をそれぞれ閉鎖位置にロックす
るための施錠装置(図1〜図3)12,12を装備す
る。この施錠装置12は、窓ガラスMa(Mb)を室内
から開放すれば、ロック解除が行える周知のものでよ
い。
にあたっては、各格子部材5にスライダ6を固定し、こ
のスライダ5をガイドレール4に係嵌すると共に、紐状
体7をガイドレール4の中空部内に挿通させ更にスライ
ダ6の筒状部6aに挿通させ、この紐状体7を挿通させ
た筒状部6aをかしめることによりこの筒状部6aを紐
状体7の所定位置に固着する。この場合の作業順序とし
ては、各格子部材5にスライダ6を固定した後、紐状体
7を各スライダ6の筒状部6aに挿通して、各筒状部6
aを紐状体7上の所定位置でかしめ、それから各スライ
ダ6を、ガイドレール4の表面側基板部4aに嵌合させ
ながら、各ガイドレール4の中空部内に該スライダ6の
両筒状部6a,6bを一方の筒状部6aに挿通された紐
状体7と共に挿通するようにするとよい。また、ガイド
レール4,4の各左端側には外枠兼用の格子部材50
A,50Bを固定し、各右端側には外枠兼用の格子部材
50Y,50Zを固定する。これら格子部材50A,5
0B,50Y,50Zは、上下のガイドレール4,4間
の間隔保持のためであり、体裁にこだわらなければ、格
子部材5と同形状である必要はない。この後、上記ガイ
ドレール4,4の各左右両端側を連結金具8,8によっ
てそれぞれ建物驅体2の外壁面に固定する。また格子部
材5のうちの左右両端側に位置する格子部材5A(5
B)および5Z(5Y)をそれぞれ閉鎖位置にロックす
るための施錠装置(図1〜図3)12,12を装備す
る。この施錠装置12は、窓ガラスMa(Mb)を室内
から開放すれば、ロック解除が行える周知のものでよ
い。
【0018】上記面格子1の使用要領はつぎのようであ
る。まず、開放位置にある格子部材5のうち左端側の格
子部材5A(5B)を閉鎖方向(矢印a方向)へスライ
ドさせて格子部材5の相互の間隔が一定限度に規制され
る位置まで全体を伸張させると、窓開口部3がこれら格
子部材5の全体で閉鎖される。そして、施錠装置12,
12によって左右両端側の格子部材5A(5B),5Z
(5Y)を閉鎖位置にロックさせておく。つまり、常時
には、複数の格子部材5のいずれをスライドさせようと
しても、格子部材5がそれぞれチェーン7に連結・固定
されて不動状態に規制されているので、面格子1を開放
状態にすることは不可能である。これは、室内から窓ガ
ラスMaを開けて施錠装置12のロックを解除しない限
り保たれるので、外部から窓開口部3を通っての不法侵
入が阻止され、つまり防犯機能が確実に発揮される。
る。まず、開放位置にある格子部材5のうち左端側の格
子部材5A(5B)を閉鎖方向(矢印a方向)へスライ
ドさせて格子部材5の相互の間隔が一定限度に規制され
る位置まで全体を伸張させると、窓開口部3がこれら格
子部材5の全体で閉鎖される。そして、施錠装置12,
12によって左右両端側の格子部材5A(5B),5Z
(5Y)を閉鎖位置にロックさせておく。つまり、常時
には、複数の格子部材5のいずれをスライドさせようと
しても、格子部材5がそれぞれチェーン7に連結・固定
されて不動状態に規制されているので、面格子1を開放
状態にすることは不可能である。これは、室内から窓ガ
ラスMaを開けて施錠装置12のロックを解除しない限
り保たれるので、外部から窓開口部3を通っての不法侵
入が阻止され、つまり防犯機能が確実に発揮される。
【0019】この面格子1の閉鎖状態での格子部材5の
相互の間隔は、防犯柵として機能できる寸法であればよ
く、これは各格子部材5とチェーン7との連結・固定個
所を選択して任意に設定することができる。
相互の間隔は、防犯柵として機能できる寸法であればよ
く、これは各格子部材5とチェーン7との連結・固定個
所を選択して任意に設定することができる。
【0020】火災発生時などの緊急時には、室内から窓
ガラスMa,Mbのうちの、たとえば一方Maを開放し
てから、対応する一方の施錠装置12のロックを解除す
る。そして、左端側の格子部材5A(5B)を掴んで開
放方向(矢印b方向)へスライドさせれば、格子部材5
A(5B)と共に他の格子部材5C…が順次ガイドレー
ル4,4に沿ってスライドするので、格子部材5の全体
図3に示すように右側に片寄り状態に収縮させることが
でき、これによって、開放された窓開口部3から室外へ
迅速に緊急脱出することができる。
ガラスMa,Mbのうちの、たとえば一方Maを開放し
てから、対応する一方の施錠装置12のロックを解除す
る。そして、左端側の格子部材5A(5B)を掴んで開
放方向(矢印b方向)へスライドさせれば、格子部材5
A(5B)と共に他の格子部材5C…が順次ガイドレー
ル4,4に沿ってスライドするので、格子部材5の全体
図3に示すように右側に片寄り状態に収縮させることが
でき、これによって、開放された窓開口部3から室外へ
迅速に緊急脱出することができる。
【0021】勿論、他方の施錠装置12のロックを解除
して格子部材5Z(5Y)を掴んで矢印a方向へ開放操
作しても、窓開口部3を開放することができる。
して格子部材5Z(5Y)を掴んで矢印a方向へ開放操
作しても、窓開口部3を開放することができる。
【0022】このように、面格子1は、複数の格子部材
5をガイドレール4,4に挿通したチェーン7に連結す
るだけであり、構成の簡素化が達成されるうえ、格子部
材5を開放位置へスライドさせた際に窓開口部3の前方
や側方へ余分なスペースを確保する必要はなく、換言す
れば、隣接建物などが前方や側方に接近した場所であっ
ても、支障なく取り付けることが可能である。
5をガイドレール4,4に挿通したチェーン7に連結す
るだけであり、構成の簡素化が達成されるうえ、格子部
材5を開放位置へスライドさせた際に窓開口部3の前方
や側方へ余分なスペースを確保する必要はなく、換言す
れば、隣接建物などが前方や側方に接近した場所であっ
ても、支障なく取り付けることが可能である。
【0023】また、チェーン7をガイドレール4の中空
部内に挿通してあるので、外部からチェーン7を切断さ
れる心配がなく、また外観上の体裁、見栄えが良い。さ
らに、上記格子部材5をスライダ6を介してガイドレー
ル4に支持させているので、開閉操作の繰り返しによっ
て格子部材5自体が傷められることもない。
部内に挿通してあるので、外部からチェーン7を切断さ
れる心配がなく、また外観上の体裁、見栄えが良い。さ
らに、上記格子部材5をスライダ6を介してガイドレー
ル4に支持させているので、開閉操作の繰り返しによっ
て格子部材5自体が傷められることもない。
【0024】ところで、上記格子部材5をスライダ6を
介してガイドレール4にスライド可能に係嵌させる構造
は、上記実施例のものに限らず、種々の形態を採用でき
るものである。たとえば、図7に示すように格子部材5
の基体5aの上下両端に、凹条レール部71aやチェー
ン固定用筒部71bが形成されたスライダ71をそれぞ
れ固定し、両スライダ71,71をガイドレール4,4
にそれぞれ連成された嵌合部72,72に嵌合させると
ともに、両嵌合部72,72の各内面に形成されたスラ
イド用突部73に上記スライダ71側の凹条レール部7
1aを摺動させるように構成してもよい。この場合は、
スライダ71が嵌合部72でガイドされ、凹条レール部
71aがスライド用突部73で案内されるので、格子部
材5のスライドが安定的に行われる。
介してガイドレール4にスライド可能に係嵌させる構造
は、上記実施例のものに限らず、種々の形態を採用でき
るものである。たとえば、図7に示すように格子部材5
の基体5aの上下両端に、凹条レール部71aやチェー
ン固定用筒部71bが形成されたスライダ71をそれぞ
れ固定し、両スライダ71,71をガイドレール4,4
にそれぞれ連成された嵌合部72,72に嵌合させると
ともに、両嵌合部72,72の各内面に形成されたスラ
イド用突部73に上記スライダ71側の凹条レール部7
1aを摺動させるように構成してもよい。この場合は、
スライダ71が嵌合部72でガイドされ、凹条レール部
71aがスライド用突部73で案内されるので、格子部
材5のスライドが安定的に行われる。
【0025】また、上記各例において、格子部材5の連
結のためにチェーン7を用いたが、ロープなどの他の細
状体を使用できることも勿論である。
結のためにチェーン7を用いたが、ロープなどの他の細
状体を使用できることも勿論である。
【0026】また、上記面格子1は複数の格子部材5を
左右方向へスライドさせるもので説明したが、格子部材
5を上下方向へスライドさせる構成も可能である。
左右方向へスライドさせるもので説明したが、格子部材
5を上下方向へスライドさせる構成も可能である。
【0027】
【考案の効果】以上のように本考案の面格子は、一対の
中空状ガイドレールと、両ガイドレールを横切ってガイ
ドレールの長手方向へ並列状に配列される複数の格子部
材と、筒状部を有してガイドレールにスライド可能に係
嵌されると共に各格子部材に固定されるスライダと、ス
ライダを介して格子部材を所定間隔に連結固定する紐状
体とからなる簡単な構造のものであって、各格子部材に
スライダを固定して、このスライダをガイドレールに係
嵌すると共に、紐状体をガイドレール4の中空部内に挿
通させ更にスライダの筒状部に挿通させ、この筒状部を
かしめて紐状体の所定位置に固着することによって、窓
開口部を閉鎖し得る面格子を簡単容易に組立てることが
でき、それにより組立施工費の低減化を図ることができ
る。また、この面格子では、格子部材を相互に連結する
紐状体をガイドレールの中空部内に挿通しているため、
外部から切断される心配がなく、防犯性に優れている上
に、外観上の体裁も良い。そして、火災発生時などの緊
急時には、複数の格子部材をスライドさせて全体を収縮
させれば、窓開口部が開放されて室外へ迅速に脱出する
ことが可能となる。この格子部材を開放方向へスライド
させた時に、前方や側方へ突出したりしないので、隣接
建物などの障害物が接近しているような場所でも取り付
けることができ、該窓開口部からの脱出に支障を来すこ
とはない。
中空状ガイドレールと、両ガイドレールを横切ってガイ
ドレールの長手方向へ並列状に配列される複数の格子部
材と、筒状部を有してガイドレールにスライド可能に係
嵌されると共に各格子部材に固定されるスライダと、ス
ライダを介して格子部材を所定間隔に連結固定する紐状
体とからなる簡単な構造のものであって、各格子部材に
スライダを固定して、このスライダをガイドレールに係
嵌すると共に、紐状体をガイドレール4の中空部内に挿
通させ更にスライダの筒状部に挿通させ、この筒状部を
かしめて紐状体の所定位置に固着することによって、窓
開口部を閉鎖し得る面格子を簡単容易に組立てることが
でき、それにより組立施工費の低減化を図ることができ
る。また、この面格子では、格子部材を相互に連結する
紐状体をガイドレールの中空部内に挿通しているため、
外部から切断される心配がなく、防犯性に優れている上
に、外観上の体裁も良い。そして、火災発生時などの緊
急時には、複数の格子部材をスライドさせて全体を収縮
させれば、窓開口部が開放されて室外へ迅速に脱出する
ことが可能となる。この格子部材を開放方向へスライド
させた時に、前方や側方へ突出したりしないので、隣接
建物などの障害物が接近しているような場所でも取り付
けることができ、該窓開口部からの脱出に支障を来すこ
とはない。
【図1】本考案の一実施例による面格子を閉鎖状態で示
す正面図である。
す正面図である。
【図2】同実施例における面格子を閉鎖状態で示す平面
図である。
図である。
【図3】同実施例における面格子を開放状態で示す正面
図である。
図である。
【図4】同実施例における格子部材の取付構造を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図5】同実施例における格子部材のガイド構造を示す
一部破断側面図である。
一部破断側面図である。
【図6】同実施例における一部の格子部材の連結部分を
示す背面図である。
示す背面図である。
【図7】格子部材のガイド構造の変形例を示す一部破断
側面図である。
側面図である。
3 窓開口部 4 ガイドレール 5 格子部材 6,71 スライダ 7 紐状体
Claims (1)
- 【請求項1】 窓開口部の室外側に固定して取り付けら
れる一対の中空状ガイドレールと、両ガイドレール上に
これを横切るように配置され且つガイドレールの長手方
向へ並列状に配列される複数の格子部材と、上記ガイド
レールの中空部内に挿通される筒状部を有してガイドレ
ールにスライド可能に係嵌されると共に各格子部材に固
定されるスライダと、該スライダを介して上記格子部材
を所定間隔おきに連結固定する紐状体とからなり、上記
紐状体は各ガイドレールの中空部内に挿通されると共に
各スライダの筒状部内に挿通され、各スライダはその筒
状部をかしめることによって紐状体の所定位置に固定さ
れてなることを特徴とする面格子。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992074712U JPH0750545Y2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 面格子 |
US08/127,610 US5458178A (en) | 1992-10-27 | 1993-09-28 | Lattice and security device for emergency escape |
KR1019930021203A KR0167576B1 (ko) | 1992-10-27 | 1993-10-13 | 창살 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992074712U JPH0750545Y2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 面格子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640290U JPH0640290U (ja) | 1994-05-27 |
JPH0750545Y2 true JPH0750545Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=13555114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992074712U Expired - Lifetime JPH0750545Y2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 面格子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750545Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100604413B1 (ko) * | 2006-04-14 | 2006-07-25 | 주식회사 화인종합건축사사무소 | 건축물의 방범창 구조 |
JP6767736B2 (ja) * | 2015-07-15 | 2020-10-14 | 旭ビルウォール株式会社 | 可動ルーバーを含むルーバー構造体 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55101295U (ja) * | 1979-01-11 | 1980-07-15 | ||
JPS57145097U (ja) * | 1981-03-07 | 1982-09-11 | ||
JP3031692U (ja) * | 1996-05-27 | 1996-11-29 | 株式会社ダイワ | 駆動部が固定側にある電動旋回装置 |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP1992074712U patent/JPH0750545Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0640290U (ja) | 1994-05-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960528 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |