JPH07504689A - 後発白内障の防止方法および手段 - Google Patents

後発白内障の防止方法および手段

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 後発白内障の防止方法および手段 本発明は眼科分野、より詳細には、眼内レンズ移植を伴うまたは伴わない白内障 嚢外摘出後の長期的合併症である後発白内障の防止方法および手段に関する。
多年にわたり多(の眼内レンズ(intraocular 1ens ; l0 L)モデルが開発され、試験されてきていて、これらモデルおよび移植技術の向 上の結果、眼内レンズ移植を伴う白内障嚢外摘出は今や成功率の高い十分確立さ れた方法となっている。しかしながら、後置の視軸における混濁は依然として顕 著な長期的合併症であり、2〜5年後に症例の約50%で生じることが報告され ている。この状態はしばしば後発白内障(secondary catarac tまたはaf ter−cataract)といわれる。
混濁の危険は、患者が高齢な程低(なるようであり、年令の若さが最も有意な危 険因子であると考えられる。さらに注目すべきこととして、外科医がある特定の 移植方法および同じIOLタイプをルーチンに使用しても全く予測不可能な程に 結果が異なってしまうことがある。患者によっては混濁が全く無い極めて良い結 果が得られる一方で、同様の条件で手術を受けた患者の中には重い混濁を患う者 もいる。従って、混濁予防は白内障手術の長期的結果を向上させる上で極めて重 要である。
IOL自体および手術に用いられる技術の両方について、多くの後発白内障予防 方法が多年にわたり試験されてきている。その−例はHoffer (US 4 244060)により記述されたバリヤーリッジ(barrierridge)  IOLである。この設計の一つの目的は、機械的バリヤーを創設して残留水晶 体上皮細胞およびそれらの派生物がIOL背後の光学ゾーンに移行するのを阻止 することにあった。
後発白内障は混濁した後水晶体嚢に穿孔することによって治療される。この穿孔 は今日では通常NdYagレーザーを用いて行われる。
レーザービームは瞳孔とIOLを通して放射されそして後水晶体嚢に集中する。
この方法によりいくつかの合併症が認められており網膜剥離および嚢胞状黄斑浮 腫の発生を高めることが報告されている。
本発明の一つの目的は、細胞の付着および増殖を減じることにより後嚢壁を化学 的に変性して、白内障装作摘出および眼内レンズ移植に関係した混濁を防止する ための改良方法を提供することにある。
もう一つの目的は、かかる変性のための手段を提供することにある。
表面に所望の細胞相互作用特性を付与するには、一般に、移植用デバイスの表面 変性が長い間用いられてきている。応用例によっては、目的が細胞付着を完全回 避することにあるものもあれば、細胞付着および増殖の良さが良い結果とするた めに不可欠である応用例もある。こうした理由の為に、親水性表面のほか疎水性 表面が開発されてきており、また、表面を正電荷およびその他様々な官能基で化 学的に変性して細胞付着を増大させる例もある。様々な種類の挿入用カテーテル を調製する際によく用いられる様々なヘパリンコーティングは極めて特異的な生 物学的活性を有する親水性表面変性の例である。やはり極めて親水仕度の高い表 面を与える化合物の他の例は、ポリエチレングリコール(PEG) 、デキスト ランおよびホスファチジルコリンである。PEG被覆表面のタンパク質/細胞拒 絶に関する独特の性質は、水性相の表面層の水和度が高まるために、極めて易動 性の高いPEG分子と表面の外側成分例えばタンパク質および細胞との間に立体 斥力(反撥力)が生じるということで説明されている。ある関係で用いられる疎 水性表面は、例えばシリコーンまたはテトラフルオロエチレンポリマー(Tef lon)の層を適用することにより得られている。
我々の知る限り、生体組織の表面変性に関連する刊行物はほんのわずかしかない 。その−例(Pathak C,P、、 Sawhney^、S、、 Dunn R,C,およびHubbel J、^、Fourth World Bioma terial Congress Ber−1in 1992 Transac tions and final program p、 231)では、う・ ソト盲腸およびウサギ子宮角を生物学的分解性ヒドロゲル(ポリエチレングリコ ールグリコリジルジアクリレート)で変性した。組織の表面は生物学的に付着性 がないと報告されており、また付着を防止するには、バイオコンパチブルな機械 的バリヤーが形成されている。
本発明による眼の水晶体嚢の変性は、例えば組織中の化学基に共有結合的に結合 され得る安定沈着物を与えるか、または水晶体嚢組織と共に入り組んだネットワ ークを形成する、嚢に化学的変成を施すことによって特徴付けられる。ポリマー はまた、海胎具(marinemussel ; Mytflus Eu1is )により分泌される2、3−ジヒドロキシフェニルアラニンに富むポリフェノー ル性タンパク質(Waite J、 +1. 。
Chew、 Tech、 Nov、1987 p、 692−697)のように 付着性を有する特定構造を有していてもよ(、またRGDペプチド配列含有ポリ マー(Piersbacher、 M、DおよびRuoslahti、 E、、  Nature 1984.309.3O−33)も組織に対し親和性を示すで あろう。
本発明により生成される安定層または永久層は非水溶性であって、例えば眼内の 水晶体の移植に関係してヒアルロン酸を嚢内注入した際に作られる一時的な層と は明らかに区別される。
本発明の一態様においては、ポリマー、例えばポリエチレングリコール(PEG ) 、多糖類、ポリエチレンポリプロピレングリコール(ボロキサマー、すなわ ちPluroniceおよび5ynperonic) 、およびポリビニルアル コール類またはこれらの誘導体は、マクロモノマーを組織にグラフト、架橋、ま たは重合するのに用いられる官能または活性基を含有するように更に誘導体化さ れる。
この関係で有用な誘導体には、水晶体嚢組織中のタンパク質のカルボキシル基、 ヒドロキシル基、アミノ基またはチオール基と反応するものが包含される。かか る誘導体の例としては、アルデヒド、アンハイドライド、活性化エステル例えば : (アルキル−オキシ−ホルミル)カルボキシレート、ニトロフェニルカーボ ネートエステル、カルボキシレートスクシンイミジルエステル、カーボネートス クシンイミジルエステル、カルボキシレートp−ニトロフェニルエステル、オキ シカルボニルイミダゾール、トリフルオロアセテート:アルキルおよびアリール スルホネート例えばトルエンスルホネート、メチルスルボネート、トリフルオロ エチルスルホネート;ナイトライド処理すると相当するカルボキシメチルアジド を形成するカルボキシメチルヒドラジド;チオール、エポキシド、イソシアネー ト、5−フェニルイソオキサゾリウム−3′−スルホネート誘導体、ハロゲナイ ド例えばクロライド、ブロマイドおよびヨーダイト;塩化シアヌル誘導体;およ びUV照射すると水晶体嚢に対する共有結合的結合を形成するアリールアジドな どを挙げることができる。
本発明の好ましい一観点において、誘導体化ポリマーはPEGである。
多糖類およびそれらの誘導体の例は、ムコ多糖類例えばヒアルロン酸、ヘパリン 、コンドロイチン硫酸、およびデルマタン硫酸:デキストラン、スターチ、およ びスターチ誘導体例えばカルボキシメチルスターチ、セルロースおよびセルロー ス誘導体例えばカルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセ ルロースである。
モノマーまたはマクロマー物質をまず組織内に拡散させた後に重合させると入り 組んだネットワークが形成される。これは、重合可能基を含有するかまたはかか る基を含有するように誘導体化されたモノマーまたはマクロマーにより達成する ことができる。ラジカル重合に適した化合物および置換分の例はアクリル酸アミ ドおよびエステル、ケイ皮酸誘導体、ビニルエステルおよびスチレン誘導体であ る。
マクロマー骨格の例は、PEGおよびポリエチレングリコールポリプロピレング リコールコポリマー(ボロキサマー例えばPluronicおよび5ynper onic)である。
ラジカル重合は、例えばペルオキシドまたはアゾ化合物、例えばベンゾイルペル オキシド、アゾイソブチロニトリルおよび過硫酸アンモニウムなどの開始剤を用 いて熱的に、あるいは照射によって行うことができる。
体温(約37℃)でのペルオキシド系における開始速度を上げるために、好まし くは促進剤を添加する。かかる促進剤の例は金属例えばCo、、Fe5In、  V、Cuなど、および第三級アミン例えばN、 N、 N’ 、 N’−テトラ メチルーエチレンジアミン(TEMED)である。そのベルオキシドおよび促進 剤はレドックス系を形成し、そしてこの系により使用モノマーまたはマクロモノ マーの重合および/または架橋に必要なラジカルが作られる。現在のところ好ま しいとされる系は、過酸化水素および過硫酸アンモニウムとそれぞれTEMED およびFeを用いることにより調製される。
二重結合で官能化されたマクロモノマーの反応を開始させるもう一つの方法は、 反応を照射により開始させる方法である。この方法では、マクロモノマーは、そ のマクロモノマー上、または光開始剤上に、反応を開始するラジカルを直接生成 させるのに十分な励起エネルギーに付される。それら活性ラジカルは、次いで嚢 上の組織上にグラフトするためのグラフト化部位として用いられるか、または入 り組んだネットワークを形成する二重結合の伝搬(重合)を開始することができ る。
ポリマーを沈着させ、そして多分ある程度共有結合的置換を得た後水晶体嚢組織 と共に入り組んだネットワークを形成するもう一つの方法は、PEGカルボン酸 クロライドおよびポリオキシプロピレンアミンを相互に反応させている後述の実 施例9に例示されるように、縮合重合を用いる方法である。
本発明のもう一つの態様として、ポリビニルアルコールチタニウム複合体を水晶 体嚢組織上に沈着させることにより水晶体上皮細胞の増殖を実質的に低下させた 。
非水溶性コーティングを得るための複合体形成は、いくつかの方法により、例え ば二種類の反対に荷電した高分子(または多価)電解質間の電荷相互反応に基づ いて自然に得ることができる。
各種分子を表面に結合することは、いくつかの技術分野から知られており、すで に一つのそのような分野であるクロマトグラフィーに用いられている技法は、本 明細書から一般思想が知られればただちに、所望の沈着物を得るための多くの方 法を示唆する。
この関連で一つの特定の例、すなわち、ヘパリンを調節された方法によりアミノ 基に富む基質に結合するための、米国特許第4810784 (Larm)に開 示されているようなヘパリンのナイトライド活性化、を挙げることができる。
さらに我々は、前述のタイプの化合物を用いることのほか、低分子量化合物も水 晶体嚢の変性に使用できることも見出した。水晶体嚢をブロモ酢酸で処理すると 、カルボキシル基が導入され、そして生理学的pHで負荷電表面が生じる。荷電 表面を形成するこのような低分子量置換分層もこの関連で用いられる沈着物とい う用語の範囲内にある。
沈着物を作るための試薬による水晶体嚢の処理は、モノマー、マクロマー、ポリ マーまたは反応に必要な他のすべての成分を生物学的に許容し得る溶媒例えばジ メチルスルホキシドに溶解しそして組織の上に位置させた後で反応を開始させそ して所望の層を形成するというようにして行うことができる。次に、すべての残 留および未反応成分を、好ましくは各種眼科学的応用例においてよく用いられる ヒアルロン酸をも含有する生理学的に許容し得る水性溶液で組織を洗浄すること により除かれる。非水溶性ポリマーも生物学的に許容し得る溶媒中の溶液として 適用すれば水晶体嚢組織上に沈着させることができる。水を添加するとポリマー が組織上に沈殿する。
さらに本発明は、有効量の一種または二種以上の前記において定義された物質を 担体中に含む、眼への使用に適合させた組成物に関する。
本発明のもう一つの観点として、有効量の、前記において定義された生理学的に 許容し得る細胞付着・細胞増殖防止物質を担体中に含んで成る眼科学的に適合さ せた組成物を含有する眼内注射用シリンジより成る投薬デバイス(dosage  device)が提供される。
次に本発明を一連の実施例によって例説するが、その大部分は自明な理由から試 験管内試験系で行われた。この系は生体内状態に関連するように設計されている ため水晶体細胞付着および形態学的成長を変性モデル基質で評価することができ る。ウサギ白内障モデルで一連の試験が行われている。
試験管モデル基質としては、後水晶体嚢または装作マトリックス(ECM)被覆 培養皿(Biological Kibbutz Beth Ilaewek  l5rael)が用いられている。
使用水晶体上皮細胞は次のようにして培養された二ニューシーラント白ウサギ水 晶体を摘出したばかりの目から取り出し、前嚢を単離しそして切片に寸断した。
付着性LECを有する嚢切片を10%仔牛脂児血清、20%Hams F−12 ,1%非必須アミノ酸、1%L−グルタミンおよび1%抗生物質・抗真菌剤溶液 (すべてG i baa社製)を補給したダルベツコ変性イーグル培地で培養し た。全面生長に達した後、細胞を0.05%トリプシンおよび0,02%EDT Aを用いて10分分間式しモして1:3に分けた。それら細胞を37℃および5 %CO2でインキュベートした。
水晶体嚢は新鮮な牛の死体の目を用いて次の手順に従って調製した:鋏を用いて 眼球を通して赤道部切断を行いそして硝子体を除去した。水晶体嚢の後部に残留 している硝子体を綿棒を用いて除去した。その水晶体嚢を鋏を用いて前部と後部 に切断した。後部を内部表面を上にしてガラスジ1ノートに移し、次に乾燥させ 、そして最後に嚢表面の流体処理のウェルをも形成するシリコーンゴムのリング (RTV 5ilicone GEC)を用いてガラスプレートに固定した。
様々な処理手順の前および後に水晶体嚢を生理学的食塩溶液を用いて十分洗浄し た。それら水晶体嚢を細胞付着実験に用いるまでかかる溶液中に保存した。
試験に用いた表面上での細胞インキュベージコンは次のとおり標準化した:第四 経代において、細胞を付着実験用の水晶体嚢および培養皿に移した。水晶体嚢1 個あたりio、 ooo〜20.000個の細胞を用い、また培養皿1枚あたり 約50.000個の細胞を用いた。それらサンプルを前述の通りに48時間イン キュベートした。培地を除去し、そして細胞を1%ゲルタールアルデヒドで固定 し、PBSで洗浄しまたメイヤー(Mayer)のへマドキシリンで15分間染 色した。それらサンプルを水道水で洗浄しそして細胞付着および形態を光学顕微 鏡を用いて評価した。
氷寒判嚢および培養皿の表面はインキュベーション手順の後、完全に水晶体上皮 細胞で覆われていた。細胞の形態は典型的な上皮多角形状のものであるか、また は平たくなりかつより広がった細胞を有するより不規則な形態であった。それら 細胞は増殖能を有し生存力を示した。
以下のすべての実施例において、前記変性手順により、変性基体表面に対する水 晶体細胞付着の有意な低下を示す表面が生じた。それら細胞の形態を見たところ 、細胞は丸まっていて広がることができず、そのため完全に付着できないでいた 。48時間培養後、それら細胞は増殖能を全く示さなかった。生体内使用にはこ れらの方法の一部に特別な投与手順が必要となり得る点に留意すべきである。
実施例1 (イソブチル−オキシ−ホルミル) PEGサクシネートによる水晶体嚢の変性 モノメトキシPEG3000 (MeOPEG3000−11oechst)を 、Abuchovskiet al (Cancer Bioches Bio phys 7(1984)176)に従って、ピリジン中無水コハク酸との反応 を介してサクシネートエステルに転化した。
5gのMeOPEG3000サクシネートエステルを40m1の塩化メチレンに 溶解した。’ 490plのトリエチルアミンおよび481alのイソブチルク ロロホルメートを添加した。その溶液を30分間撹拌後溶媒を30℃で蒸発させ た。残留物を50m1ずつの石油エーテルで5回洗浄した。
その物質を用いて水晶体嚢およびECM被覆培養皿を処理した。17511gの 該物質をimlの0.25Mポレート緩衝液(pH18または9.5)で速やか に湿らした。その物質が溶解してしまう前に、それを水晶体嚢または培養皿に適 用した。それら表面を各々5分間処理した。PEG置換はESC八分へ法によっ ても確認された。
実施例2 PEGの5−フェニルイソオキサゾリウム−3′−スルホネート誘導体による水 晶体嚢の変性 39のメトキシPE63000サクシネートエステルを25属lの乾燥アセトニ トリルに溶解した。その溶液を水浴で冷却した。139μlのトリエチルアミン を添加した後0.253BのN−エチル−5−フェニルイソオキサゾリウム−3 ′−スルホネートを添加した。その溶液を2時間撹拌し、その間に該溶液を室温 にまで昇温させた。溶媒を蒸発させそして物質を石油エーテルで2回洗浄した。
250mvのこの誘導体を0.25Mポレート緩衝液(pH9,5)に速やかに 溶解した。その溶液を5分間水晶体嚢に直ちに適用した。そのコーティング手順 をもう一度繰り返した。
実施例3 PEGのアジド誘導体による水晶体嚢の変性300りのPEG100O(Flu ka社)をトルエンに溶解しそして溶媒を蒸発させた。この手順をもう一度繰り 返した。この物質を5mlの60%水酸化カリウム溶液に溶解した。lQwlの トルエンに溶解した80すの4−アジド−1−フルオロ−2−二トロベンゼン( Aldrich社)をそのPEG溶液と混合した。その二相系を暗所で3日間、 高速撹拌した。そのトルエン相を薄層クロマトグラフィーにかけたところ、ジー およびモノ置換PEG−アジド誘導体の混合物が検出された。そのトルエン相を 水と共に振盪した。モノアジド置換誘導体を水相中に分配し、そしてジアジド誘 導体をトルエン相中に保持した。それらの相を蒸発乾固した。
40籾の乾燥モノアジド置換物質を0.5dの水に溶解した。その溶液を水晶体 嚢に適用し、10分間UV照射した。
トルエン相を蒸発させて得られるジアジド誘導体も用いた。20叩のこの物質を 超音波浴内で水に乳化させた。その乳濁液を水晶体嚢に適用シソれらをUV光( UVう:/ブ、Ph1lips TL K40f109N 90mW/c−”) で15分間照射した。
実施例4 ポリビニルアルコール(PVA)のアンド誘導体による水晶体嚢の変300m9 のPVA(100%加水分解Mv14,00OEGA社スウェーデン)を加熱し ながら5s+1’の水に溶解した。1gの水酸化カリウムを添加した。その溶液 を室温にまで冷却した。75w9の4−アジド−1−フルオロ−2−二トロベン ゼンを1017’のトルエンに溶解しそして前記のPVA溶液と混合した。その 二相系を暗所で一夜激しく撹拌した。
形成された乳1iil液に25g+/の水を添加し、そしてその混合物を遠心分 離した。水相を分離しそして酢酸で中和し、そして蒸留水に対し約35m1の最 終容量となるまで透析した。
透析したPVA溶液を水晶体嚢に5分間適用した。その溶液を取り除き、そして 水晶体嚢を(実施例3と同様にして)10分間UV照射した。
実施例5 エポキシ活性化デキストランによる水晶体嚢の変性2gのデキストランMy 2 0.000 (Dextran T2O、Pharmacia FineChe IIlicals社)を20M1の0.5%Na011溶液に溶解した。2gの 1.4−ブタンジオールジグリシジルエーテルをその溶液に添加し、半時間撹拌 しそして一夜透析した。生成物をエタノール中で沈殿させそして乾燥した。
100りのこのようにして得られたエポキシ活性化デキストランをimlのボレ ート緩衝液(pl+9.5)に溶解した。その溶液を水晶体嚢に半時間適用した 。
実施例6 ポリアクリロニトリルによる水晶体嚢の変性25++9のポリアクリロニトリル Me 150,000CPolysciences社)をimlのジメチルスル ホキシドCDIaSO)に溶解した。その溶液を水晶体嚢に5分間適用した。そ の水晶体嚢を次に01301次いで食塩水で短時間洗浄した。
実施例7a、bおよびC PEG−アクリレートによる水晶体嚢の変性a) 0.3qのPEG−ジアクリ レート400 (Polysciences社)および5厘9のN、 N、 N ’ 、 N’−テトラメチルエチレンジアミン(TEMED)を1厘lの食塩水 に溶解した。その溶液に窒素気泡を4分間通じて酸素を除去した。次にその溶液 を水晶体嚢に5分間適用した後、その溶液を取り除きそして過硫酸アンモニウム の溶液(0,9%食塩水中0.5%)で5分間置換した。この過硫酸塩処理を1 回繰り返した。
b) 0,4qのPEG−ジアクリμ−1−400および1011gのFeSO 4を1*I!の食塩水に溶解した。その溶液に窒素気泡を4分間通じて酸素を除 去した。次にその溶液を水晶体嚢に5分間適用した後、その、3液を取り除き、 そして過酸化水素の溶液(0゜9%中2%)で5分間置換した。
C) 0.3tのPEG−ジアクリレート400および5叩の開始剤Quant a−cure BTC(lard Blenkinsop、社)をIWllの食 塩水に溶解した。その溶液を水晶体嚢に5分間適用した後、その溶液を取り除き 、そして水晶体嚢を2分間(実施例3と同様にして)UV照射に付した。
実施例8 アクリル化ポロキサマーによる水晶体嚢の変性259のポロキサマー(プロピレ ン−エチレンオキサイド共重合体−3ynperonic F127 My 1 2,000、ICI社)を実施例3と同様にしてトルエンで処理した。その物質 を175++#の塩化メチレンに溶解した。
その溶液を水浴で冷却し、そして6.6181のピリジンと7.231/のアク リロイルクロライドを添加した。その溶液を一夜にわたり室温に至らしめるまで 撹拌した。200++1の塩化メチレンを添加し、そしてその溶液を濾過した。
濾液を2.500++1のジエチルエーテル中で沈殿させた。沈殿物質を水に溶 解しそして一夜透析した。その透析した溶液を凍結乾燥した。
1.25mfの乾燥物質を1厘lの0.9%食塩水に溶解した。6.4ulのT EMEDを添加し、そしてその溶液を窒素で脱気した。その溶液を水晶体嚢に5 分間適用後、その溶液を取り除き、そして過硫酸アンモニウムの溶液(0,9% 食塩水中0.5%)で5分間置換した。この過硫酸塩処理を一度繰り返した。
実施例9 109のPEG600−ジ酸(Fluka社)を実施例3と同様にしてトルニレ で処理した。この物質を1hlの塩化メチレンに溶解した。その溶液を窒素下に 0℃に冷却した。5ulのチオニルクロライドを添加し、そしてその溶液を一夜 撹拌した。溶媒を蒸発させ、50m1のトルエンを添加し、次いでその溶媒をも う一度蒸発させた。
29のポリオキシプロピレントリアミン(Jeffamine T−403、T exaco社)を2011!の水に溶解した。その溶液のpHを塩酸で9.5に 下げた。その溶液を水晶体嚢に5分間適用した後取り除いた。0.29のPEG 酸クロライドを2mA’の水に速やかに溶解しそして直ちに、前処理した水晶体 嚢に適用しそして1分間放置した。
実施例10 Pv^チタニウム複合体による水晶体嚢の変性500籾のPVA(実施例4参照 )を加熱しながら10m/の0.9%食塩水に溶解した。室温にまで冷却したそ の溶液を水晶体嚢に15分間適用した。次にその水晶体嚢を食塩水で洗浄した。
30(bvのTYZOR”TE (チタニウムイソプロポキシ(トリエタノール アミナト)イソプロピルアルコール、du Pont社)を2諺lの水に溶解し た。前処理した水晶体嚢をこの溶液で1分間処理した。
実施例11 150りのPEG3400ジサクシンイミジルプロピオネート((SPA) ! −PEG3400、Shearwater Polymers社、l1unts ville1アラバマ州)を1ulの等張セーレンセンホスフエート緩衝液(p H8,0)(S(5rensen(1909)、Biochet Zeits、 、 21.131)に速やかに溶解した。PE0400に基づく類似の生成物を 同様にして調製した。調製後、各溶液を直ちに、後述のとおり処理すべき水晶体 嚢に適用した。
後発白内障(Lundgren et al (Lundgren B、 Jo nsson EおよびRolfsen W (1992)Secondary  Cataract、^n in vivo model onsecondar y cataracts in rabbits、 Acta Ophthal mol 5uppl 205 :25−28)参照)の研究のためのモデルで白 ウサギにュージーランドホワイト)を用いて生体内試験を行った。ウサギはIO L移植移植中速に後発白内障を生ずることが知られており、それ故に人間の場合 は異なるかもしれないとの指摘があったとしても、潜在的な処理系の初期スキャ ニングには極めて重要である。
それらウサギを1匹ずつ標準化された条件下に保ち、そして水道水と食物を自由 摂取させた。
全部で12匹のウサギを用い、そのうち6匹につ0ては8週間後Iこ分析した。
残る6匹はそれより後の段階で分析されることになる。
それらウサギに塩酸ケタミン(Keta1ar@、Parke−Davis社、 英国)およびザイラジン(zylazine)クロライド(RompunO,B ayerAG社、ドイツ)をそれぞれ35および5u/&+g(体重)筋肉内投 与して麻酔した。Cyclogyl@ 1%(Alcon社、Fort for th、テキサス引4、米国)およびNeosynephrine 10%(St erlingJinthrop社、ニューヨーク、米国)を、各眼につき約5分 間間隔で2〜3回繰り返し注入することにより瞳孔拡大を行った。局所麻酔(こ l;!Tetraca1n(S+with & Nephew社、英国)の局所 適用を用し)た。5uperblade■(Kabi Pharmacia社、 ウプサラ、スウェーデン)を用L1て2〜3++m角膜切開を行い、そしてII ealonO(Kabi Pharmacia社)の注射後に、円状嚢崩壊(c ircular capsulorhexis)を行った。水晶体をB55(^ 1con社、Fort Worth、テキサス州、米国)を用(また水晶体乳イ しにより摘出した。
前房を1lealon@で満たした。75肩9のポリエチレンジ1Jコールジサ クンンイミジルブロピオネートをQ、 5++/の(前記のとおりの)滅菌等張 セーレンセン緩衝液(pH8,0)に速やかに溶解した。約200μlのその溶 液をl1ealon@カバー下の嚢内に注入しそしてその溶液を嚢袋内に5分間 放置した。次いでそのPEG溶液をPhacoチ・ツブで吸弓1した。新鮮なP EGサクシンイミド溶液を調製し、そして水晶体嚢を前述のとおりもう一度満た した。5分後にPEG溶液を吸引し、該嚢をHealon@で満たしそして眼内 レンズ(Model 720^、Kabi Pharmacia社B社)を移植 した。前記11ealon[F]を洗浄により除去し、そして角膜切開部を9− 〇ナイロンを用いた連続X−縫合により閉じた。
対照として用いた反対側の眼については、眼内レンズを移植したが、水晶体嚢は ″FGサクシンイミド溶液で処理しなかった。
術後に、5窮9のGaramycina@(Schering Carp、、  ニューシャーシー化、米国)および1119のCe1estona■(Sche ring Corp、、 =x −シャーシー州、米国)を結膜下に注射した。
術後、ウサギを7日間にわたり、l5opto■−Maxidex 1my/m l (Alcon社、Fort Worth。
テキサス州、米国)で毎日3回、またMydriacyl (Alcon社)で 毎日2回処理した。外科手術後、すべての眼は閉じたままとし、また処理群と対 照群の眼の間に差は全くみられなかった。
8週間後にウサギを安楽死させ、そして眼を摘出した。各摘出眼球を赤道部のす ぐ前の冠状部(coronal place)で切断した。後発白内障部を注意 深く除去しそして直近の票9まで秤量した(Lundgrenet al(Lu ndgren B、 Jonsson EおよびRolfsen W (199 2) 5econdaryCataract、^n in vivo mode l on 5econdary cataracts jn rabbi−tt s、Acta Ophthalmol 5uppl 205 : 25−28) の方法による)。
この生体内モデルで今日まで試験され評価された大部分の動物において、後発白 内障の発現は、細胞の付着およびひき続いての増殖を防ぐ物質で処理された眼に 比べ対照眼における方が有意に高かったが、このことは本発明の思想の潜在的重 要性を示している。
フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、 PT、 S E)、 AU、 BB、 BG、 BR,BY、 CA、 CN、 CZ、 F I、 HU、JP、 KP、 KR、KZ、 LK、 LV、 MG、 MN、  MW、 No、 NZ。
PL、RO,RU、SD、SK、UA、UZ、VN

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.水晶体嚢の少なくとも光学的部分における後部表面を、細胞付着および増殖 を防止するために、化学的に変性することを特徴とする、眼内レンズ後房移植を 伴うまたは伴わない白内障嚢外摘出方法。
  2. 2.細胞付着防止化合物を水晶体嚢の後部表面上に沈着させる請求項1記載の方 法。
  3. 3.沈着物が嚢組織に共有結合的に結合される請求項2記載の方法。
  4. 4.沈着物が嚢組織と入り組んだネットワークを形成する請求項2記載の方法。
  5. 5.沈着物がポリエチレングリコール、多糖類、ポリエチレンポリプロピレング リコールおよびポリビニルアルコールおよびこれらの誘導体より成る群より選択 されるポリマーである請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 6.ポリマーがポリエチレングリコールまたはその誘導体である請求項5記載の 方法。
  7. 7.ポリマーが重合可能な誘導体であるか、または組織表面上の官能基、例えば カルボキシル基、ヒドロキシル基、アミノ基およびチオールなどと反応して沈着 物を形成し得る反応性基を含有する請求項5または6のいずれかに記載の方法。
  8. 8.反応性基がアルデヒド、アンハイドライド、活性化エステル、スルホネート 、アジド、チオール、エポキシド、イソシアネート、ハロゲナイド、アクリル基 およびビニル基より選択される請求項7記載の方法。
  9. 9.ポリマーが(イソブチル−オキシーホルミル)ポリエチレングリコール;ポ リエチレングリコールの5−フェニルイソオキサオゾリウム−3′−スルホネー ト誘導体;ポリエチレングリコールのアジド誘導体;ポリエチレンゲリコールジ スクシンイミジルプロピオネート;ポリエチレングリコールジアクリレート;ポ リエチレングリコールジカルボン酸クロライドとポリオキシプロピレンアミンと の縮重合体;ポリビニルアルコールのアジド誘導体;ポリビニルアルコールチタ ニウム複合体;エポキシ活性化デキストラン;およびプロピレンオキサイドとエ チレンオキサイドとのアクリル化共重合体より成る群より選択される請求項5記 載の方法。
  10. 10.ネットワークがモノマーまたはマクロマー物質を嚢組織中に拡散させ、次 いで該物質を系内で重合させることにより形成される請求項4記載の方法。
  11. 11.白内障嚢外摘出後の細胞付着および増殖を防ぐために水晶体嚢の後部表面 を被覆するための医薬を調製するための有効量の化学物質の使用。
  12. 12.物質がポリエチレングリコール、多糖類、ポリエチレンポリプロピレング リコールおよびポリビニルアルコールまたはこれらの誘導体より選択される請求 項11記載の使用。
  13. 13.物質が重合可能なモノマーであるか、またはアルデヒド、アンハイドライ ド、活性化エステル、スルホネート、アジド、チオール、エポキシド、イソシア ネート、ハロゲナイド、アクリル基およびビニル基を含有する誘導体である請求 項12記載の使用。
  14. 14.物質がポリエチレングリコールまたはその誘導体である請求項13,記載 の使用。
  15. 15.有効量の生理学的に許容し得る細胞付着・細胞増殖防止物質と担体とより 成る、眼の水晶体嚢の後部表面を被覆するための、眼内使用に適合した組成物。
  16. 16.物質がポリエチレングリコール、多糖類、ポリエチレンポリプロピレング リコールおよびポリビニルアルコールおよびこれらの誘導体または重合可能なモ ノマーより選択される請求項15記載の組成物。
  17. 17.物質がアルデヒド、アンハイドライド、活性化エステル、スルホネート、 アジド、チオール、エポキシド、イソシアネート、ハロゲナイド、アクリルおよ び/またはビニル基を含有する請求項16記載の組成物。
  18. 18.有効量の生理学的に許容し得る細胞付着・細胞増殖防止物質と担体とより 成る、眼科的に適合させた組成物を含有する眼内注射用シリンジより成る、水晶 体嚢の後部表面を被覆するための投薬デバイス。
  19. 19.細胞付着・細胞増殖防止物質がポリエチレングリコール、多糖類、ポリエ チレンポリプロピレングリコールおよびポリビニルアルコールおよびこれらの誘 導体または重合可能なモノマーより選択される請求項18記載の投薬デバイス。
  20. 20.細胞付着・細胞増殖防止物質がアルデヒド、アンハイドライド、活性化エ ステル、スルホネート、アジド、チオール、エポキシド、イソシアネート、ハロ ゲナイド、アクリルおよび/またはビニル基を含有する請求項18または19記 載の投薬デバイス。
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