JPH07504405A - 置換アザスピラン化合物の投与によるhiv個体aidsの遅延方法 - Google Patents

置換アザスピラン化合物の投与によるhiv個体aidsの遅延方法

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JPH07504405A
JPH07504405A JP5514099A JP51409993A JPH07504405A JP H07504405 A JPH07504405 A JP H07504405A JP 5514099 A JP5514099 A JP 5514099A JP 51409993 A JP51409993 A JP 51409993A JP H07504405 A JPH07504405 A JP H07504405A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 置換アザスピラン化合物の投与によるHIV個体AIDSの遅延方法本発明は、 ヒト免疫不全ウィルス(HIV)血清反応陽性のヒトに有効量の置換アザスピラ ンを投与することを特徴とするヒト免疫不全ウィルス(HI V)血清反応陽性 のヒトにおける後天性免疫不全症候群(AIDS)発生の予防または遅延方法に 関する。
発明の背景 免疫抑制/免疫調節剤の使用がウィルスの複製を抑制することは判明している。
特に、免疫調節CD8リンパ球が末梢血管単核細胞においてHIVの複製を抑制 することは判明しており[ウエイラー(Waler)ら、サイエンス(S ci ence)、243 :1563−6 (1986)]、活性CD8+T細胞が 無症候性HIv血清反応陽性個体由来のCD4+細胞の培養物においてHIVの 複製を阻害することは判明している[ブリンチマン(B rinchmann) ら、CD8+ T細胞、ジャーナル・オブ・イムノロジー(J 、 I a+m uno1. )、144.2961−2966 (1990)]。さらに、免疫 抑制性化合物サイクロスポリンA (CsA)は、いくつかのウィルス感染の動 物モデルにおいて保護効果を示した。特に、LP−BM5ネズミ白血病ウィルス 感染前後のCsAによる慢性治療は、免疫不全疾患の発生に対する有効性を証明 した[サーニイ、エイ(Cerny、A、)ら、ヨーロピアン・ジャーナル・オ ブ・イムノロジー(E ur、 J 、 I mmunol、 )、21 :1 747−50(1991)]。CsAに、J−るAIDSおよびHIv−血清反 応陽性非AIDS患者の治療がT4細胞を増加させ、リンパ節疾患を阻害する証 拠も報告された[アンドリュ(Andrieu)ら、クリニカル・イムノロジー ・アンド・イムツノ(ソロジ(C1in、 I aueunol、 and I  mmunopathol、 )、46:181−198 (1988)]。
1991年6月7日に出願されたバラジャー(B adger)らのU、S、特 許出願番号第07/712.325号(バラジャーI)には、式[式中、mは、 1または2であり、R1およびR1は、同一または異なって、水素または直鎖状 もしくは分枝鎖状アルキルから選択され、ただし R1およびR21;よって含 有される炭素原子の総数は合わせて4〜10であるか、あるいは、R1およびR 2は、−緒に、炭素原子3〜7個を含有する環状アルキル基を形成し、Aは、不 在またはC3〜C7アルキルとして存在し、R3は、複素環式環または複素二環 式環であり、該複素環式環または複素二環式環は、炭素原子10個まで、および 式/NR4(式中、R4は、不在または水素もしくは炭素原子1〜3個を含有す る直鎮状アルキルとして存在する)で示されるヘテロ原子1〜3個を含有する] で示される化合物またはその医薬的に許容される塩、水和物または溶媒和物が開 示されている。
バラジャーIには、サプレッサー細胞活性の刺激によって特徴例けられる免疫調 節効果を誘発する化合物の新規なりラスとして式1の化合物が開示されている。
バッジャーエには、HIV血清反応陽性のヒトにおいてAIDSの発生を予防ま たは遅延させるための薬剤としての式(I)の化合物は開示されていない。
本発明は、HIV血清反応陽性の哺乳動物に、有効量の式:[式中、 mは、1または2であり、 R1およびR2は、同一または異なって、水素または直鎖状もしくは分枝鎖状ア ルキルから選択され、ただし、R1およびR2によって含まれる炭素原子の総数 が合わせて4〜10であるか、あるいは、R1およびR2は、−緒になって炭素 原子3〜7個を含有する環状アルキル基を形成し、Aは、結合またはC1〜C, アルキレン基であり、R3は、複素環式環または複素二環式環であり、該複素環 式環または複素二環式環は、炭素原子および1〜3個の窒素原子を含有する5〜 13員理系であり、該窒素原子は、水素またはCl−3アルキル基で置換されて いてもよい]で示される化合物またはその医薬的に許容される塩、水和物または 溶媒和物を投与することを特徴とするHIV血清反応陽性のヒトにおけるAID S発生の予防または遅延方法に関する。
発明の詳細な説明 式(I)の化合物およびその医薬的に許容される塩、水和物および溶媒和物なら びにその製剤の調製は、1991年6月7日に出願されたU、S、特許出願番号 第07/712,325号(出典明示により本明細書の一部とする)°に開示さ れている。
本発明の複素環式環および複素二環式環の例としては、ピペリジン、ピロリジン 、イミダゾールおよびキヌクリジンが挙げられる。
本発明化合物は、本明細書において以下に記載され、実施例によって説明される 方法によって製造される。試薬、保護基および分子の官能性は、提案された化学 的変換と一致しなければならない。合成における段階は、官能基および保護基と 適合しなければならない。
式(I)化合物は、スキームエ(式中、R1、R2、R3およびAは、式Iにお ける定義と同じであり、R4の定義は、さらに、解離させて、式(I)における 定義と同じR3の置換基を製造するか、または、解離させ、さらに反応させて、 式(I)における定義と同じR3の置換基を製造する保護基、好ましくは、ベン ジル保護基からなる)における記載に従うて製造される。
スキームI スキームIは、式(I)化合物の形成を記載している。出発の無水化合物は、公 知であり、公知の方法を使用して、入手可能な前駆体から合成される。スキーム エに従って、無水化合物(a)の溶液および置換第1級アミン化合物を適切な有 機溶媒、好ましくは、キシレンまたはトルエンに添加して、反応混合物を形成さ せる。この反応混合物を、一定の水除去を伴って、還流させながら撹拌し、蒸発 させて、式(b)化合物を形成させる。
テトラヒドロフラン(THF)などの適切な有機溶媒に溶かした式(b)化合物 に好適な還元剤、好まし7くは水素化アルミニウムリチウムを添加することによ って、式(C)化合物を製造する。
医薬的に許容される塩およびそれらの製造方法は、当業者に良く知られている。
式(I)の塩基性化合物についての好ましい医薬的に許容される塩としては、限 定されないが、塩酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、乳酸塩、臭化水素酸塩およ び硫酸塩が挙げられる。
式(1)の化合物は、水和物または溶媒和物であってもよい。充填しこ化合物が 、水と一緒に凍結乾燥させられると水和化された種類を形成したり、または、適 切な有機溶媒と一緒に溶液中で濃縮すると溶媒和化された種類を形成することは 、当業者に公知である。
好ましい式(1)の化合物は、R’およびR1がプロピルであり、mが1であり 、Aが結合であり、R3が4−ピペリジンである化合物、すなわち、8,8−ジ プロピル−2−アザスピロ[4,5]デカン−2−(4−ピペリジン)である。
本発明は、HIV血清反応陽性のヒトにおいてAIDS発生を予防または遅延さ せるのに有用な式(I)の化合物およびその医薬的に許容される塩または水和物 または溶媒和物を記載する。
本発明は、HIV血清反応陽性のヒトに有効量の式(I)の化合物またはその医 薬的に許容される塩または水和物または溶媒和物を投与することを特徴とするA IDS発生の予防または遅延方法に関する。式(I)の化合物またはその医薬的 に許容される塩または水和物または溶媒和物は、バラジャ−(’I)、1991 年6月7日に出願されたU、 S、出願番号第07/712.325号に開示さ れている方法などの公知の技術に従って、式(I)の化合物またはその医薬的に 許容される塩または水和物または溶媒和物を慣用的な医薬的に許容される担体ま たは希釈剤と合わせることによって調製された慣用の投与形態でかかるヒトに投 与されつる。
医薬的に許容される担体または希釈剤の形態および特徴は、合わせる有効成分の 量、投与経路および他の良(知られている変化しつるものによって指示されるこ とは、当業者によって認識される。式(I)の化合物またはその医薬的に許容さ れる塩または水和物または溶媒和物は、AIDSの発生を予防または遅延させる のに充分な量でHIV血清反応陽性のヒトに投与される。
式(I)ff有効成分」)化合物の投与経路は、限定されないが、通常、経口ま たは非経口、好ましくは、経口である。
本明細書で使用される場合、非経口なる語は、静脈内、筋肉内、皮下、鼻腔内、 直腸内、経皮、膣内または腹腔内投与を含む。一般に、皮下および筋肉内用の非 経口投与形態が好ましい。非経口日用量方針は、好ましくは、全体重1kg当た り約001富す〜約10薦9、最も好ましくは、約0.11/kti〜約119 /kgである。
好ましくは、各非経口投与単位は、約0.1119〜約10019の量の有効成 分を含有する。経口投与する場合に有効な式(1)の化合物は、液剤、例えば、 シロップ剤、懸濁液剤または乳剤、錠剤、カプセル剤およびロゼンジ剤として製 剤化されつる。
液体製剤は、一般に、懸濁化剤、保存剤、フレーバー剤または着色剤を含む好適 な担体、例えば、エタノール、グリセリン、非水性溶媒、例えば、ポリエチレン グリコール、油、または水中の化合物またはその医薬的に許容される塩の懸濁液 または溶液からなる。
錠剤形態の組成物は、固体製剤を調製するために慣用的に使用される好適な医薬 担体を使用して調製されうる。かかる担体の例としては、ステアリン酸マグネシ ウム、デンプン、ラクトース、ンユークロースおよびセルロースが挙げられる。
カプセル形態の組成物は、慣用の被包方法を使用してW製されつる。例えば、有 効成分を含有するペレットを、標準的な担体を使用して調製し、″次いで、ゼラ チン硬カプセル中に充填するか、別法としては、好適な医薬担体、例えば、水性 ガム、セルロース、ノリケートまたは油を使用して分散物または懸濁液を調製し 、次いで、該分散物または懸濁液をゼラチン軟カプセル中に充填することかで赤 る。
経口日用量方針は、好ましくは、全体重IJ1g当たり約0.01u〜約101 9である。好ましくは、各経口投与単位は、約0.1119〜約100吋の量の 有効成分を含有する。
有効成分は、単独で投与することができるが、医薬組成物として投与することが 好ましい。
式(I)の化合物またはその医薬的に許容される塩または水和物または溶媒和物 の個々の最適な投与量および投与間隔は、治療される症状の性質および程度、投 与の形態、経路および部位、ならびに治療される個々の患者によって決定され、 かかる最適条件が慣用技術によって決定されることは、当業者に認識される。最 適な治療単位、すなわち、式0)の化合物またはその医薬的に許容される塩また は水和物または溶媒和物の1日当たりの投与回数、および治療期間は、慣用の治 療単位決定試験を使用して、当業者によって確定されうることも、当業者によっ て理解される。
さらに、本発明の化合物は、レトロヴイア(retrovir) (以前、アジ ドチミジン(AZT)と称されていたシトプシンの商標名)などの、HIV血清 反応陽性のヒトにおいてAIDS発生を予防または遅延させることが知られてい る他の化合物などのさらなる有効成分と一緒に投与することができる。
さらに詳ll1lに説明しなくとも、当業者は、前記説明を使用して、本発明を 充分に利用することができると思われる。したがって、下記実施例は、単なる説 明と解釈され、如何なる場合も本発明を限定するものではない。
10合成実施例 以下の実施例では、温度は、摂氏(’C)である。
4.4−ジプロピルシクロヘキサン−1−カルボキシ−1−酢酸無水物、4.4 −ジエチルシクロヘキサン−1−カルボキシ−】−酢酸無水物、4.4−ジプロ ピルシクロヘキサン−1,1−二酢酸無水物、および4.4−ジエチルシクロヘ キサン−1,1−二酢酸無水物は、U、S、特許第4゜963.557号におけ る記載に従って合成した。4−アミノ−1−ベンジルピペリジン、水素化アルミ ニウムリチウムおよびトロビノンは、商業的に入手可能である。3R−ピロリジ ンおよび3S−ピロリジンは、シーティシー・オーガニクス(CTCOrgan jcs) (ジョーシア州アトランタ)から購入した。
実施例1 2−[4−ピペリジニル]−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4,5]− デカザスピロ[4,5]−デカン−1,3−デカン4.4−ジプロピルシクロヘ キサン−1−カルボキシ−1〜酢酸無水物(1モル当量)のキシレン中溶液に4 −アミノ−1−ベンジルピペリジン(1モル当量)を添加した。反応混合物をデ ィーシースターク・トラップを用いて還流させながら、1当量の水がトラップ中 に回収されるまで加熱した。反応混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮して、白 色固体を得た。粗製イミドを過剰の酢酸エチルに溶かし、次いで、炭酸水素ナト リウム飽和水溶液で2回洗浄して、生成物から残留酸アミドを除去した。有機相 を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、白色固体として所望のイミド を得た。融点148〜149℃:収率90〜95%。
水素化アルミニウムリチウム(32モル当量)のテトラヒドロフラン中混合物に 2−[4−(N−ベンジル)ピペリジニル]−8,8−ジプロピル−2−アザス ピロ[4,51−デカン−1,3−ジオン(1モル当量)のテトラヒドロフラン 中溶液を滴下した。添加終了後、反応混合物を2〜6時間撹拌した。過剰の水素 化物を硫酸ナトリウム・土水和物と一緒にクエンチし、得られた混合物を濾過し 、濾液を濃縮して、粘性無色油として所望のジアミンを得た。該油をさらに精製 せずにそのまま使用した。収率90〜95%。
メタノール溶液中7.5%ギ酸中の10%パラジウム−炭(0,1モル当量)の 懸濁液に2−[4−(N−ベンジル)ピペリジニル]−8,8−ジプロピル−2 −アザスピロ[4,5]−デカン(1モル当量)を添加した。反応混合物を、室 温で、バール水素添加装置中、5Qspi水素圧で、水素摂取が止むまで(48 〜96時間)水素添加した。セライトを通して濾過することによって触媒を除去 し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を水に溶かし、次いで、10%NaOHで 塩基性化した。得られた水性エマルジョンをエチルエーテルで抽出した。有機相 を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、無色油として脱ベンジル化ジ アミン生成物を得た。収率90〜95%。
2−(4−ピペリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4,5]− デカンを最少量の無水エタノールに溶かし、塩化水素のエタノール中冷却溶液に 添加した。多量のエーテルを添加した後、白色沈殿物が形成され、これを、濾過 によって単離した。白色固体をエタノールまたはメタノールから再結晶させた。
融点298〜300℃。収率85〜90に。
2−(4−ピペリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4,5コー プカン(実施例1(ffl)に従つて製造した1モル当量)のアセトニトリル中 溶液に37%ホルムアルデヒド水溶液(5モル当量)およびシアノホウ水素化ナ トリウム(1,6モル当量)を添加した。該反応混合物を室温で一晩撹拌した。
2NKOHを添加し、反応混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽 出物を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色粘 性油を得た。該残留物を、溶離液としてMeOH/酢酸エチル/濃水酸化アンモ ニウム(74/24/1.5)を使用して、シリカゲル上でクロマトグラフィー に付して精製した。生成物を無色油として単離した。収率60%。
2−(4−ピペリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4,5]− デカンを2−(4−(N−メチル)ピペリジニル−8,8−ジプロピル−2−ア ザスピロ[4,51−デカンに代えることによって、実施例1(■)に従って標 記化合物を製造した。融点332〜334℃。
実施例3 2−(4−ピペリジニル)−8,8−ジエチル−2−アザスピロ[45]−デカ ン・二塩酸塩 4.4−ジブロピルンクロヘキサンー1−カルボキン−1−酢酸無水物を4.4 −ジエチルフクロヘキサン−1−カルボキシ−1=酢酸無水物に代えることによ って、実施例1(1〜■)に従って標記化合物を製造した。融点331〜332 ℃。
2−(2−(4−−イミダゾリル)エチル)−8,8−ジプロピル−2−アザス ピロ4−アミノ−1−ベンジルピペリジンをヒスタミンに代えることによって、 実施例1(i−tii)に従って標記化合物を製造した。
2−(2−(4−イミダゾリル)エチル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピ ロ[4,5]デカンを最少量のエタノールに溶かし、HCL、+/EtOHの溶 液を添加した。二塩酸塩は、沈殿しなかった。該溶液を濃縮乾固し、60’15 .1で、真空オーブン中に一晩放置して、白色固体として所望の二塩酸塩を得た 。収率72%。融点258〜262℃。
実施例5 2−(3R−ビロリジニノリニ3ユ旦−ジプロピル−2−アザスピロ[4,5] −デ4.4−ジプロピルシクロヘキサン−1−カルボキシ−1−酢酸無水物(1 モル当量)のキシレン中溶液に3R−アミノピロリジン(1モル当量)を添加し た。
反応混合物をディーシースターク・トラップを用いて還流させながら、水1当量 がトラップ中に回収されるまで、加熱した。反応混合物を室温に冷却し、減圧下 で濃縮して、暗褐色の粘性油を得た。粗製生成物をメタノールに溶かし、マレイ ン酸(1モル当量)を含有するメタノール溶液を添加した。揮発成分を減圧下で 生成物・マレイン酸塩溶液からストリップして暗褐色固体を得た。該固体をンク ロロメタン/酢酸エチルから再結晶させて、白色結晶固体として純粋な塩を得た 。
生成物塩を最少量の水に溶かし、得られた溶液を1M水酸化ナトリウムで塩基性 化し、エチルエーテルで抽出した。エーテル抽出物を合わせ、硫酸ナトリウムで 乾燥させ、濾過し、濃縮して、粘性油として所望のイミドを得た。収率70〜7 5%。
水素化アルミニウムリチウム(3,2モル当量)のエチルエーテル中混合物に2 −(3R−ピロリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4,5]− デカン−1,3−ジオン(1モル当量)のエチルエーテル中溶液を滴下した。添 加終了後、反応混合物を2〜6時間撹拌した。過剰の水素化物を硫酸ナトリウム ・土水和物と一緒にクエンチし、得られた混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃 縮して、無色の粘性油としてジアミンを得た。収率80〜85%。
2−(3R−ピロリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4,5] −デカンをメタノールに溶かし、マレイン酸(2モル当量)を含有するメタノー ル溶液を添加した。溶媒の体積を真空下で減少させた。生成物−メタノール溶液 に酢酸エチル溶液中10%ヘキサンを注意して添加して、白色沈殿物を形成させ 、これを濾過によって単離した。白色固体生成物は、さらなる精製を必要としな かった。融点168.5〜170℃。収率70〜80%。
実施例6 2−(3S−ピロリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4,5] −デカン・ニマレイン酸 3R−アミノピロリジンを38−アミノピロリジンに代えることによって、実施 例5(i−迅)に従って標記化合物を製造した。融点169.5〜1705℃。
実施例7 2−(3’−キヌクリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4,5 ]−4,4−ジプロピルシクロヘキサン−1−カルボキシ−1−酢酸無水物(1 モル当量)のトルエン中溶液に3−アミノキヌクリジン(1モル当量)を添加し た。
反応混合物をディーシースターク・トラップを使用して撹拌しつつ、回収される 水の体積が変化しなくなるまで(約5時間)加熱還流させ、次いで、冷却した。
トルエンを減圧下で蒸発させ、残留物を酢酸エチルおよびIN水酸化ナトリウム 溶液間で分配させた。有機相を分離し、水で洗浄し、乾燥させ(MgSOa)、 蒸発させて、黄色油として2−(3−キヌクリジニル)−8,8−ジプロピル− 2−アザスピロ[4,5]デカン−1,3−ジオン(94%)を得、これは、放 置すると固化した。これをさらに精製せずに使用した。
アルゴン下、0℃で、水素化アルミニウムリチウム(3,5モル当量)のTHF (80mJ)中撹拌懸濁液に2−(3°−キヌクリジニル)−8,8−ジプロピ ル−2−アザスピロ[4,5]デカン−1,3−ジオン(1モル当量)のTHF 中溶液を45分間かけて滴下した。反応混合物を室温に加温し、次いで、−晩撹 拌した。
硫酸ナトリウム・土水和物を複数に分けてゆっくりと添加して、未反応LAHを クエンチし、得られた固体懸濁液を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて、残留し た無電池を得た。
2−(3°−キヌクリジニル)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4,5 ]デカンを少量のエタノールに溶かし、飽和した塩化水素のエタノール中溶液を 添加した。多量のエーテルを添加した後、白色沈殿物が形成され、これを濾過し 、乾燥させて、白色アモルファス固体として標記化合物を得た(収率70%)。
融点277〜278℃。元素分析は、標記化合物が一水和物として単離されたこ とを示した。
実施例8 2−(3°−α−(8゛−メチル−8−アザビンクロ(3,2,1,)−8,8 −ジプロピル−2−アザスピロ[4,5]デカン・二塩酸塩0℃で、パラジウム −活性炭(10%、2.09)を含有するトロピノン(5゜09)のエタノール 中溶液をアンモニアで飽和させ、次いで、50psiでパール装置で24時間水 素添加した。混合物を、セライトを通して濾過し、減圧下で蒸発させた。無色の 残留油をさらに精製せずに使用した。
メタノール(5@l)中の前記アミン(0,5g)をイソチオシアン酸フェニル 1mlで処理した。30分間撹拌し、エーテルと一緒に粉砕した後、結晶固体が 沈殿し、これを濾去し、酢酸エチルから再結晶させた。該チオウレイドは、15 6〜157℃で溶融した[エイ・ストール(A、 5toll)、イー・タッカ −(E。
Tucker)およびエイ・エブノザ−(A、 E bnother)、ヘルベ チカ=シミカ・アクタ(Helv、 Che+m、 Acta)、38.559  (1955)ならびにニス・アーチャー(S、A rcher)、ティ・アー ル・ルイス(T、 R,Levis)およびエム・ジェイ・アンサ−(M、 J  、 Unser)、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ (J、Am、 Chem、 Soc、)、79.4194 (1957)には、 各々、153〜154℃および160〜161℃としてエンドチオウレイドの融 点が報告さトロピノンオキシムのナトリウム/アミルアルコール還元によって調 製した[正確な方法については、エム・ニス・ハドリイ(M、 S 、 Had ley)およびエフ・ディ・キング(F、 D、 King)、U、S、4,2 73,778]。
対応するβ−アミノトロパンチオウレイドは、178〜179℃で溶融した[ア ールメウィルスタットラー(R,Willstatler)およびダブリュ・モ ラー(W、 Mo11er)、B er、、31.1202 (1898)およ びニス・アーサー(S、Arther)、ティ・アール・ルイス(T、 R,L ewis)およびエムルジェイ・アンサ−(M。
J 、 U n5er)、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエ ティ(J、 Am、 Chew、 Soc、 )、79.4194 (1957 )には、各々、171−172℃および173〜175℃の融点を報告している ]。
(ii) 2−(3°−α−(8′−メチル−8°−アザビシクロ(3,2,1 )−オクタン)−8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4,5コデカン・二塩 酸塩3−アミノキヌクリジンを3−β−アミノ−8−メチル−8−アザビシクロ (3,2,1)オクタン(3β−アミノトロパン)に代えることによって、実施 例7(i−fH)に従って標記化合物を製造する。実施例7(i)の記載に従っ て、二塩酸塩を白色固体として単離した。収率60%。融点234〜235℃。
元素分析は、標記化合物が一水和物として単離されたことを示す。
実施例9 2−(3’β−8゛−メチル−8′−アザビンクロ(3,2,1)オクタン)− 8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4,5]デカン・二塩酸塩 。
3−α−アミノトロパンを3−β−アミノトロパンに代える以外は、実施例1( i=fv)に従って標記化合物を製造する。二塩酸塩を白色のアモルファス固体 として単離した。融点245〜247℃。元素分析は、標記化合物が一水和物と して単離されたことを示す。
実施例i。
2−(4−ピペリジニル)−9,9−ジプロピル−3−アザスピロ[4,51− デカン・二塩酸塩 4.4−ジブロビルノクロヘキサンー1−カルボキシ−1−酢酸無水物を4.4 −ジブロビルンクロヘキサン−1,1−二酢酸無水物に代えることによって、実 施例1 (i =tv)に従って標記化合物を製造する。
■ 組成物実施例 実施例1 カプセル組成物 標準的なツーピース型ゼラチン硬カプセルに下記第1表に示す割合で成分を充填 することによって、式(1)化合物を投与するための経口投与形態を調製する。
!1嚢 ラクトース 55.リ タルク 16即 ステアリン酸マグネシウム 4腸9 実施例2 非経口注射4mtw 水中10容量%プロピレングリコール中で8.8−ジプロピル−2−アザスピロ [4,5]デカン−2−(4−ピペリジン)・二塩酸塩1.5重量%を撹拌する ことによって、式(1)化合物を投与するための注射可能な形態を調製する。湿 潤顆粒をスクーニングし、乾燥させ、デンプン、タルクおよびステアリン酸と混 合し、スクーニングし、次いで、錠剤に圧縮した。
硫酸カルシウム・二水和物 30av ステアリン酸 0・5u 前記説明および実施例は、本発明を充分に記載したが、本発明が以下の請求の範 囲の範囲内になるならば個々の記載した具体例に限定されないと理解される。
FI:T/Iに3:l:/(++)7に!、+:lax伯s1,3−7.9−1 3and15−18.drawrltovarh−>usantムvxral  azaspirane−p+1ar+++ac會utz+:al 1:ompo sitions、(OntJ1+11{+9 a S member h舎t*rOare>up +−+it1% l:1n会 ho t会ro ak◇輪 1− 部会thods L>〆 リ1c9 su1:h cc=IIIp*5itions、+=lassifi舎d in  C1ass !+14. 5ubclass 40(3+B IC−二lanms1.3−7.9−13and1コー18.drawnto、 vart−xtsantivxral azaspirane pharb+a c軸tical co■ositions、 (Ot1t#1111+’+9@ a 5 ser*eab會r h会を會ro group watll 二 h会を會r o atoms and methods h>r uil撃m9 such I:0qcsxtxons、・=lasmifLed in C1a ss 514. 5ubclass 36五◆。
Itl、 C1axr+is 1.3−7.9−13 and 15−IE3.  drawn to varxc+usantiviralazaspiran epbarmac命uHcalco論posiHons、contauunga 5+mφmer h会を會ro group wi七h 3 h會を昏ro a toms and methods fly usingsuch compo sitnons、classified in C1ass 514. mub class 3日3◆。
!ν、 C1axr*s 1−LJ drawn to various an tiviral a:asptran舎pharma+=eutical cg mpositions、containing a 6 member h骨を 舎ro 9rOugP with 1 11会を會ro atom and methods for  ullin9 @u()’+ composittons。
classi find in C1ass 5t4. 5ubclass 2 77”−V、 Claims 1@ 3−7.9−13 and ts−to、 drawn to variousantxvsral azaspirane  phara+ac*utical coqos五tions、contatm ng a Sm会m壷r )set会ro group +、nth l he tero ato輸 and r*ethods ずor ussng Tuc l* compo++utions、 classified in C1ass 5 14.5ubclass 241+。
ν1. Claims 1. 3−7. 9−13 and 15−1日、dr awn to variousantivzral azaspirane p harmac*utical compositions、containin g a 6m会+eber lt会を会ro group with 2 h會 t*ro atoms and m*tltods for ustn■ such (O1++pO1!1tionll、 classified in  C1ass 514.5ubclass 2474゜P(T/us’il:i i/l:107に°〕I1.+:1ath+sl、3−7.’″l−13and 15−1日、drawntoVJlrlOuila11ヒ5vsral a:a sptran會 pharmaζ会utiζal +:omposttions 、−:cntaulcng ■@7 In会Tub壷r ++舎を會r・コ group with l h会を会r o atom and m舎thods ++:+r us撃獅■@%u曙:1 1 −:O1++1)OjltLOIIJζ1assxfi壷dinC1ass51 4,5ubclass二に十。
−’lI1. C1axh+s l、377、 9−13 and !!−1日 、drJkwn to VarLCAJ%antsrtrala:aspzra nephar+nac*uticalqompositions、+:+>nt ainsnga7hl會kbe+’h舎を会r−:+grOupWlth二)1 會teroatomsandm*t11odsLニーrusu1g1u、:il 、:、:、hlpOSltl+)lvs、e:1assified 111C1 ass !+14. IILJI)I:141高Pm! 21日+。
IX、 Claxm% 1. 3−7. ター13and15−1日、draw n to varsou%mntswxral JIZJISpirJllle  pharmac費utical compositions、(O11t!1 lll獅X Jl 7 T++eh+1)會r h会を壷r+)group with 3 het費r o atoms and methods for usi{19 11u()1 (O1’T+pO%1t L +=+ n % + CI Jl  % % L f L * d 1 n Cl & % @@514 v @  u b (l蟲1鶴 ラ1!會Th・ above d壷Lxneazeo t nventLons arm 1ndependent andpat会nta bly dzstznct each fro−七り會 other 、The  grouped inv舎ntxonsdxff費r both cheII Iically and pharmacologLcally、a ref會 r*nζ會 whic■ w+:+uld antxζ1pat会 the 1nvention of  one group would n会ith・7ant1<xpat*、no rsakeobvioustheinventionsintheotherg roups。
Th・ 慢舎arch會s are not co−4nclusive as  tndicat会d by Th会 diverseC1a@5zficat ion and nature of the 5ubject +natte r、One 5killed 11P th・ 蟲rt ++IO1,Ild readily practice t he 1nvention of one of the ≠b盾迄■ groups with out infrLnging and or pr acHcing the 1nvention ofanoth費r grou p、The sub%ct matter is unique and ha s acquired a協会parale %tatus zn the a rt and is fully capable of supportin gF−CT/LIS’:13/l)l’J7 に鳴舎parat會 1)Jlt elltti、r−:v Th舎 for費goung r舎−110nll  r會5tridtト>n lI ++x−g*r for(r%J11++lnJ@tしンnpul”pl:IIi会11゜フロン トベージの続き (51) Int、 C1,’ 識別記号 庁内整理番号C07D 45310 2 7602−4CI

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)血清反応陽性のヒトに有効量の式:▲数式 、化学式、表等があります▼(I)〔式中、 mは、1または2であり、 R1およびR2は、同一または異なって、水素または直鎖状もしくは分枝鎖状ア ルキルから選択され、ただし、R1およびR2によって含有される炭素原子の総 数は合わせて4〜10であるか、あるいは、R1およびR2は、一緒になって炭 素原子3〜7個を含有する環状アルキル基を形成し、Aは、結合またはC1〜C 7アルキレン基であり、R3は、複素環式環または複素二環式環であり、該複素 環式環または複素二環式環は、炭素原子および1〜3個の窒素原子を含有する5 〜13員環系であり、該窒素原子は、水素またはC1−3アルキル基で置換され ていてもよい]で示される化合物またはその医薬的に許容される塩、水和物また は溶媒和物を投与することを特徴とするHIV血清反応陽性のヒトにおける後天 性免疫不全症候群(AIDS)発生の予防または遅延方法。
  2. 2.化合物が8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4.5]デカン−2−(4 −ピペリジン)またはその医薬的に許容される塩、水和物または溶媒和物である 請求項1記載の方法。
  3. 3.化合物が経口投与される請求項1記載の方法。
  4. 4.1日当たり約0.01mg/kg〜約10mg/kgの化合物が投与される 請求項3記載の方法。
  5. 5.化合物が非経口投与される請求項1記載の方法。
  6. 6.1日当たり約0.01mg/kg〜約10mg/kgの化合物が投与される 請求項5記載の方法。
  7. 7.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)血清反応陽性のヒトにおける後天性免疫不 全症候群(AIDS)発生の予防または遅延のため医薬の製造における式:▲数 式、化学式、表等があります▼(I)[式中、 mは、1または2であり、 R1およびR2は、同一または異なって、水素または直鎖状もしくは分枝鎖状ア ルキルから選択され、ただし、R1およびR2によって含有される炭素原子の総 数は合わせて4〜10であるか、あるいは、R1およびR2は、一緒になって炭 素原子3〜7個を含有する環状アルキル基を形成し、Aは、結合またはC1〜C 7アルキレン基であり、R3は、複素環式環または複素二環式環であり、該複素 環式環または複素二環式環は、炭素原子および1〜3個の窒素原子を含有する5 〜13員環系であり、該窒素原子は、水素またはC1−3アルキル基で置換され ていてもよい]で示される化合物またはその医薬的に許容される塩、水和物また は溶媒和物の使用。
  8. 8.化合物が8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4,5]デカン−2−(4 −ピペリジン)またはその医薬的に許容される塩、水和物または溶媒和物である 請求項7記載の使用。
  9. 9.化合物が経口投与される請求項7記載の使用。
  10. 10.1日当たり約0.01mg/kg〜約10mg/kgの化合物が投与され る請求項9記載の使用。
  11. 11.化合物が非経口投与される請求項1記載の使用。
  12. 12.1日当たり約0.01mg/kg〜約10mg/kgの化合物が投与され る請求項11記載の使用。
  13. 13.式: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中、 mは、1または2であり、 R1およびR2は、同一または異なって、水素または直鎖状もしくは分枝鎖状ア ルキルから選択され、ただし、R1およびR2によって含有される炭素原子の総 数は合わせて4〜10であるか、あるいは、R1およびR2は、一緒になって炭 素原子3〜7個を含有する環状アルキル基を形成し、Aは、結合またはC1〜C 7アルキレン基であり、R3は、複素環式環または複素二環式環であり、該複素 環式環または複素二環式環は、炭素原子および1〜3個の窒素原子を含有する5 〜13員環系であり、害窒素原子は、水素またはC1−3アルキル基で置換され ていてもよい]で示される化合物またはその医薬的に許容される塩、水和物また は溶媒和物からなることを特徴とする、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)血清反 応陽性のヒトにおける後天性免疫不全症候群(AIDS)発生の予防または遅延 用医薬組成物。
  14. 14.化合物が8,8−ジプロピル−2−アザスピロ[4,5]デカン−2−( 4−ピペリジン)またはその医薬的に許容される塩、水和物または溶媒和物であ る請求項13記載の組成物。
  15. 15.化合物が経口投与される請求項13記載の組成物。
  16. 16.1日当たり約0.01mg/kg〜約10mg/kgの化合物が投与され る請求項15記載の組成物。
  17. 17.化合物が非経口投与される請求項13記載の組成物。
  18. 18.1日当たり約0.01mg/kg〜約10mg/kgの化合物が投与され る請求項17記載の組成物。
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