JPH07503162A - プラテンポンプ - Google Patents
プラテンポンプInfo
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- JPH07503162A JPH07503162A JP5513332A JP51333293A JPH07503162A JP H07503162 A JPH07503162 A JP H07503162A JP 5513332 A JP5513332 A JP 5513332A JP 51333293 A JP51333293 A JP 51333293A JP H07503162 A JPH07503162 A JP H07503162A
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- A61M5/142—Pressure infusion, e.g. using pumps
- A61M5/145—Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons
- A61M5/148—Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons flexible, e.g. independent bags
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
プラテンポンプ
発明p分野
本発明は、柔軟なプラスチック製容器から薬剤を投与するのに有用である低置な
薬剤投与装置に関する。
発咀の背景
治療分野において多数の薬剤が連続的に患者に投与される。患者に対する薬剤の
連続的な投与は、当初、薬剤が満たされた薬剤投与袋を患者の頭上に配置し、重
力を利用して薬剤を袋から患者の体内に投与して行っていた。この方法は、多く
の適用例で成功しているが、(a)静脈内点滴箇所の薬剤に対する高さが変化す
るため、患者への流れが一定でなくなること、(b)患者は、常に流体投与袋の
下方に位置しなければならず、取り扱いに不便であること、(C)患者への流れ
を調節するローラクランプを常に調節しなければならないこと、といった欠点が
ある。これらの問題点を緩和すべく電気機械式点滴ポンプが開発された。しかし
、かかるポンプの有用性は、その寸法が大きいこと、及び連続的な電源を必要と
することで妨げられている。こうした障害は、患者が在宅であり歩き得るときに
特に問題であり、このため、自由に動き回れることが必要とされる。
過去5年間の間に、電子機械式の点滴ポンプの使用を必要とせず、薬剤を制御状
態で投与し、従って、緊急の患者への薬剤の制御状態の投与に適した、新型式の
装置が市場に登場している。この新型式の装置は、剛性で透明なプラスチックハ
ウジング内に収容された膨張可能なラテックスゴムバルーンを利用するものであ
る。装置に薬剤が満たされたとき、このラテックスバルーンが膨張する。投薬セ
ットが装置に取り付けらね、患者への薬剤投与の導管として機能する。バルーン
が薬剤によって膨張すると、そのバルーン自体が、投薬セットを介して薬剤をリ
ザーバから患者に送る駆動力となる。薬剤を所望の流量にて制御状態で送り出す
ことは、薬剤ラインに所定の直径のオリフィスを設けることにより実現される。
これらの装置は、一般に約10から15ps iという比較的高圧にて作動させ
られる。ラテックスバルーン装置の例は、米国特許第4,769,008号、同
第4.915.693号及び欧州特許第0.426,319A2号に開示されて
いラテックスバルーンを利用する薬剤投与方法は、電子機械式の点滴ポンプを利
用する方法に優る利点があるものの、この方法にも欠点がある。例えば、バルー
ンは、全方向に膨張するため、バルーンを包み込むハウジングの形状は円形であ
る。この円形の形状は、患者のポケットに入れて使用したとき、患者に具合良く
適合しない。更に、ラテックスバルーン型式の装置の一部は、バルーンに薬剤を
満たし、かつ加圧するために特殊な機械を必要とする。従って、薬剤師は、その
特殊な機械を使用して、装置の装填を行わなければならない。このため、 (a
)患者が人目に付かないように、かつ快適に使用することが出来、 (b)薬剤
師が特殊な加圧装置を使用せずに、容器に薬剤を満たすことを可能にし、 (c
)看護婦又は患者がその薬剤容器を加圧装置に装填することを可能にし、(d)
装置の部品の再使用を可能にする、安全で、かつ経済的な薬剤投与装置が課題と
されている。
発明Q概要
本発明の一つの特徴によれば、流体を流体リザーバから押し出す点滴ポンプ(i
nfusion pump)か?、%(共される。この点滴ポンプは、リザーバ
を受け入れるチャンバを有するハウジングと、流体リザーバに接触する、ハウジ
ングの第一の壁と、を備えている。第二の壁は、その間に上記チャンバを形成す
べ(、第一の壁から離間された第一の位置と、流体を流体リザーバの外に押し出
すべく、第一の壁に相対的に近接した、第二の位置との間で可動である。これら
第−及び第二の壁は、分配サイクル中に第−及び第二の壁の各々と流体リザーバ
との間における接触面積か変化するのを最小にし得るよう、平面状でない相補的
な表面形状とすることが望ましい。
ハウジングには、流体リザーバを第−及び第二の壁の間のチャンバ内に挿入する
ための装填ボートが設けられている。一つの実施例では、この第一の壁は、第一
のリザーバを取り付は得るようにハウジングに着脱可能に取り付けられる。別の
実施例では、この装填ポートは、流体リザーバを第−及び第二の壁の間に横方向
から挿入し得るように、ハウジングの伸歴に配置されている。
一つの変形例においては、第二の壁は、二又はそれ以上の異なる領域を有する。
流体リザーバ上の中央領域に接触する中央領域が設けられ、又、少なくとも一つ
の周縁領域も設けられ、この周縁領域は、中心領域の面内に出入りすることが出
来る。
本発明による点滴ポンプには、第二の壁を第二の位置の方向に偏倚させ、流体を
流体リザーバから押し出す、少なくとも一つのばねが更に設けられることが望ま
しい。これとは別に、二又はそれ以上のばねを利用することも可能である。
例えば、流体リザーバを装置内に装填する等のため、第二の壁を第二の位置から
第一の位置に退却させる各種のりトラクタが設けられる。このリトラクタの一つ
の実施例によれば、リトラクタは、ハウジングに枢動可能に固着されたレバーを
備えている。このレバーは、ポンプのユーザが把持する把持端部と、可動壁に固
着された突起に係合するカム端部とを備えている。レバーの把持端をハウジング
から上方に持ち上げると、この突起がカムに沿って進み、可動壁を退却させる。
このカムは、突起に接触すると共に、その移動範囲の限界点の間の少なくとも一
つの予め選択した静止位置に把持端を保持する摩擦前を備えることが望ましい。
リトラクタの別の実施例において、このリトラクタは、ねじ部分を有する第一の
構成要素と、この第一の構成要素のねじと係合する相補的なねじ部分を有する第
二の構成要素とを備え、この第一の構成要素が第二の構成要素に関して相対的に
回転する結果、可動壁は第二の位置から第一の位置に向けて退却する。一実施例
において、この第一の壁は、この第一の壁を取り外し得るようにハウジングと着
脱可能に螺着係合し、流体リザーバを第一の壁と第二の壁との間に取り付けるこ
とを可能にし、ここで、その内部に流体リザーバが入ったハウジングに第一の壁
が螺着可能に係合することで、可動壁は、第二の位置から第一の位置に圧縮され
る。
これとは別に、リトラクタは、可動壁に関して固着された柱状部分を備え、この
柱状部分は、回転可能なキーの相補的なねじ部分と協働するねじ部分を備えてい
る。このキーは、柱状部分のねじ領域と螺着可能に係合し、又回転して、可動壁
を第二の位置から第一の位置に退却させる。これとは別に、リトラクタは、ハウ
ジングを通って伸長し、ハウジングに関して固着された相補的なねじと協働する
ねじ付き柱状部分を備え、このため、ねじ付き柱状部分がその長手方向軸線を中
心として回転すると、その柱状部分は軸方向に進み、これにより、ばねの偏倚力
に抗して第二の壁を退却させる。
本発明のりトラクタの更に別の実施例において、このリトラクタは、/\ウジン
グの外側に露出されたりトラクタの構成要素を可動壁に接続する、軸方向に折り
畳み可能な連結装置を備えている。本発明のこの実施例の一つの特徴において、
軸方向に折り畳み可能な上記連結装置は、第二の管状要素内に軸方向に可動であ
るように配置された第一の細長の要素を備えている。
これとは別に、軸方向に折り畳み可能な連結装置は、第二の壁とハウジングの外
側に露出されたりトラクタ構成要素との最大の分離距離を制限する、枢動可能に
接続された少なくとも二つのリンクを備えている。
本発明の更に別の特徴によれば、分配サイクルの完了状況を示す標識が設けられ
る。一つの形態において、この標識は、可動壁の移動軸線に沿った位置を表示す
るスケールを備えている。この実施例は、ユーザに対して、現在の分配サイクル
の状況を連続的に表現する。別の形態において、この第一の壁は、窓部を備え、
また、標識は、分配サイクルの完了時に窓部を通じて見えるようになる。
本発明の更に別の特徴によれば、このリトラクタは、少なくとも一つの感圧型の
膨張リザーバを備えている。一つの形態において、この膨張リザー/くは、シリ
ンダが略字である第一の退却位置から、シリンダが流体又はガスのような充填媒
体で満たされた第二の伸長位置まで可動である、軸方向長さを有する少なくとも
一つの空気圧シリンダを備えている。これとは別に、感圧型の膨張リザーノくは
、少なくとも一つの袋状体を備えている。この袋状体を空から完全な膨張状態に
拡張させることにより、可動壁は、第二の位置から第一の位置に圧縮される。
本発明は、第一の殻体内に収容されたばねと、第二の殻体内に収容された収縮可
能な流体投与袋(b a g)とを提供し、この第一の殻体内に第二の殻体を受
け入れる結果、ばねは、流体投与袋に圧縮さね、その後に、ばねが拡張されて、
流体はゆっくりと流体投与袋から押し出される。第−及び第二の殻体は、これら
殻体にばねが接触したときに、このばねの圧縮を促進する倍力を提供し得るよう
に螺着可能に係合する。本発明の薬剤投与装置は、プラテンポンプのような構造
とすることが望ましい。この装置は、袋の略平坦部分上にばねの負荷を分配し得
るよう1.−ばねと流体投与袋との間に配置されたプラテンを備えている。この
プラテンは、第一の殻体に回転可能に取り付けらね、このため、殻体を相互にね
じ止めしたとき、プラテンが流体投与袋にトルクを加えることはない。本発明の
プラテンポンプと共に使用される流体投与袋は、円形のパウチとして形成するこ
とが有利である。
この装置は、従来の低コストな製造方法の採用を可能にし、又、抗生物質のよう
な薬剤を多数回投与すべく、円筒状ハウジングの再利用を促進する。
本発明は、圧縮ポンプと共に使用して、容器を圧縮し、その内部の薬剤を押し出
す、可撓性があり、はとんど非弾性的である薬剤容器を提供する。この容器は、
その間に一つのチャンバを形成する、第−及び第二の対向する可撓性壁と、第−
及び第二の対向する壁を接続して、その間の上記チャンバを包み込む細長の継目
部分と、を備えており、この継目部分は、容器を通る面内を略伸長し、薬剤容器
の外周形状を画成し、又、チャンバと液体連通させるため、容器に設けられた流
出流体の流動ポートを備えている。この流出する流体の流動ポートの外周形状は
、略円形である。本発明の薬剤容器は、米国クラス6のPvCで構成することが
望ましい。更に、本発明の薬剤容器の壁は、3.5インチ(8,89cm)から
5゜0インチ(12,7am)の範囲の直径を有する。更にまた本発明の薬剤容
器が満杯のとき、薬剤容器の壁の間に形成されるチャンバの厚さは、約0.5イ
ンチ(1,27cm)から1.0インチ(2,54cm)であり、流体で一杯と
なった容器の壁の平坦部分の直径は、2.4インチ(6,096cm)から2,
8インチ(7,112cm)の範囲となる。この薬剤容器は、プラテンポンプと
組み合わせて使用することが出来る。
本発明の更なる特徴及び1り点は、当業者が、請求の範囲及び添付図面と共に、
以下の好適な実施例の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
図面の簡単な説明
図1は、本発明の点滴装置の等角図、
図2は、殻体が係合しないときの図1の点滴装置の部分断面図、図3は、図2の
上(Ila体の側面断面図、図4は、殻体が完全に係合したときの図1の点滴装
置の断面図、図58及び図5bは、図1の点滴装置に使用される回転可能なげね
リテーナのそれぞれ平面図、及び側面図、
図6a及び図6bは、本発明の点滴装置に使用されるプラテンのそれぞれ平面図
、及び(III面図、
図7は、本発明の流体投与袋の平面図、図8は、本発明の点滴装置の別の実施例
の等角図、図8aは、図8の点滴装置が開放位置にあるときの断面図、図8bは
、図8の点滴装置か閉位置にあるときの断面図、図9は、本発明による点滴ポン
プの二重同心型プラテンの実施例の斜視図、図10は、図9に示したポンプの立
面断面図、図11は、分配サイクルの途中における図9に示したポンプの立面断
面図、図12は、分配サイクルの完了時における図9に示したポンプの立面断面
図、図13は、分配サイクルの開始時における本発明による多数部分から成るプ
ラテンの実施例の立面断面図、
図14は、分配サイクルの途中における図13のポンプの立面断面図、図15は
、分配サイクルの完了時における図13に示したポンプの立面断面図、図16は
、本発明の一つの特徴による多数部分から成るプラテンの平面図、図17は、別
の多数部分から成るプラテンの平面図、図18は、本発明によるレバー支援によ
るばねリトラクタの立面断面図、図19は、プラテンが退却位置にあるときの図
18の実施例の立面断面図、図20は、分配サイクルの開始時における図18の
実施例の立面断面図、図21は、本発明によるキー操作式プラテンリトラクタの
立面断面図、図22は、キーが所定位置にあるときの図21の実施例の立面断面
図、図23は、分配サイクルの開始時における図21の実施例の立面断面図、図
24は、図23に示した構造の別の実施例の図、図25は、折り畳み型プラテン
リトラクタを有する点滴ポンプの立面断面図、図26は、分配サイクルの完了時
における図25のポンプの立面断面図、図27は、本発明による超偏平な外形の
ポンプの立面断面図、図28は、プラテンが完全に退却したときの図27のポン
プの立面断面図、図29は、分配サイクルの開好峙における図2のポンプの立面
断面図、図30は、図29に示したポンプの平面図、図31は、本発明による別
のプラテンリトラクタの立面断面図、図32は、完全な退却位置にあるときの図
31のりトラクタの立面断面図、図33は、分配サイクルの開卵引こおける図3
1のりトラクタの立面断面図、図34は、本発明の空気圧プラテンリトラクタの
実施例の立面断面図、図35は、図34に示した実施例の平面図、図36は、本
発明による可撓性のプラテン退却装置の平面図、図37は、図36の実施例の立
面断面図、図38は、分配サイクルの完了時における図36の実施例の立面断面
図、図39は、本発明による折り畳み型リンクプラテンリトラクタの立面断面図
、図40は、退却キーか所定位置にあるときの図39の実施例の立面断面図、図
41は、分配サイクルの開始時における図39の実施例の立面断面図、図42は
、連結機構組立体の立面図、
図43は、別の連結機構組立体の立面図、図44は、本発明による抗力要素を有
する点滴ポンプの立面断面図、図45は、本発明による空状態を表示するインジ
ケータの立面断面図、図46は、分配サイクルの完了時における図45の実施例
の立面断面図、図46Aは、分配サイクルの完了時における図45の実施例の立
面断面図の拡大図、
図47は、図45の実施例の透明な窓部分の底面図、図48は、本発明の偏平な
摺動型ばねリトラクタの実施例の平面図、図49は、図48の実施例のffli
面図、図50は、分配サイクルの開始時における図48の実施例のI11面図、
図51は、分配サイクルの途中における図48の実施例の側面図、図52は、本
発明による紋型偏倚手段の斜視図、図53は、図52の実施例の立面断面図、図
54は、分配サイクルの完了時における図52の実施例の立面断面図、図55は
、図52の実施例の分解図、
図56は、流体圧力対容積のプロット図、図57は、圧力対容積の変化率のプロ
ット図、図58は、流体圧力対容積のプロット図、図59は、圧力対容積の変化
率のプロット図、図60は、力対容積のプロット図、
図61は、本発明を具体化する流体容器の平面図、図62は、図61の流体容器
の左側面図、図63は、図61の流体容器の正面図、図64は、図61の流体容
器の背面図、図65L図61の流体容器が流体で満杯のときの左仰1面図、図6
6は、図61に示した流体容器の別の実施例の平面図、図67は、図66に示し
た別の実施例の左側面図、図68は、図66に示した別の実施例の正面図、図6
9は、図66に示した別の実施例の背面図、図70は、図61に示した流体容器
の更に別の実施例の図、図71は、図70に示した別の実施例の左側面図、図7
2は、図70に示した別の実施例の正面図、図73は、図70に示した別の実施
例の背面図、図74は、図61に示した流体容器の更に別の実施例の平面図、図
75は、図74に示した別の実施例の左側面図、図76は、図74に示した別の
実施例の正面図、図77は、図74に示した別の実施例の背面図、図78は、図
61に示した流体容器の更に別の実施例の平面図、図79は、図78に示した別
の実施例の左側面図、図80は、図78に示した別の実施例の正面図、図81は
、図78に示した別の実施例の背面図、図82は、図61に示した流体容器の更
に別の実施例の平面図、図83は、図82に示した別の実施例の左側面図、図8
4は、図61に示した流体容器の更に別の実施例の平面図、図85は、図84に
示した別の実施例の左側面図、図86は、図61に示した流体容器の更に別の実
施例の平面図、図87は、図86に示した別の実施例の左側面図、図88は、図
61に示した流体容器の更に別の実施例の平面図、図89は、図88に示した別
の実施例の左側面図である。
な の な ■
次に、図面を参照すると、本発明の点滴装置は、プラテンポンプと称すべきであ
る。このプラテンポンプは、加圧部分と、流体保持部分という二つの部分から形
成される。これら部分の各々は、容器又は殻体内に収容される。加圧殻体12は
、ヘリカルばね14を備えている。流体保持殻体16は、流体投与袋18を収容
するチャンバ17を備えている。加圧殻体12及び流体保持殻体16を接続して
、包み込んだポンプを形成すると、流体投与袋はヘリカルばね14によって加圧
される。このため、流体は、流体連通状態にある出口管20を通じて袋18から
連続的に押し出される。流体の制御された流れは、管の端部付近に配置された小
径の固定オリフィス46により実現される。図1のポンプは、直径3−1/2イ
ンチ(8,89cm)、高さ1.フインチ(5,95cm)である。選択的に解
放可能なりランプ34を出口管に取り付け、ポンプからの流体の流れを遮断する
ことが出来る。このクランプを解放すれば流体の流れが復旧する。
本発明の現在の好適な実施例によれば、この加圧手段は、円錐形のヘリカルコイ
ルばね14である。このばねは、ステンレス鋼、又は適当なばね材料で形成され
る。ばねのコイルは漸進的に大きく形成し、そのばねコイルは、圧縮したときは
重なり合い、従来の圧縮ばねよりも低い高さに圧縮することが出来る。このばね
が膨張すると、ばねは円錐形の形状となる。円錐形のヘリカルばねは、完全に圧
縮されたときに最大の力を発揮する。この力は、等式F=kxに略等しく、ここ
で、kは、ばね定数であり、Xは、ばねの圧縮距離である。薬剤容器に加えられ
る力は、容器が満杯のときと、容器が略字であるときとが略等しいことが望まし
いため、ばねの自由長さは、ポンプの高さの数倍の寸法であることが望ましい。
このため、その有効長さは、その全自由長さの数分の1にしか過ぎない。このた
め、点滴の開始時から点滴の終予時まで、ばねにより付与される力は、許容可能
な公差範囲内に維持されることか確実となる。現在の好適な実施例によれば、点
滴過程中にばねにより加えられる力が、満杯の流体投与袋に圧縮されたときの最
初の力から変化する程度は、±20%以下である。本発明によれば、ばねの長さ
は、点滴過程中の力の変化が20%以下であるように選択すべきである。従来の
圧縮ばねに加えて、この着想は、板ばねを使用するならば、その板ばねにもあて
はまり、ここで、その板ばねの撓み程度は、可能な全撓み量の数分の1にしか過
ぎない。
可撓性のケーブル保持具26は、ばね14を取り囲み、その最初の圧縮された高
さを維持し、又、そのばねが加圧殻体12の高さを越えて膨張するのを防ぐ。
現在の好適な実施例において、二つのケーブル26が使用される。このため、加
圧殻体12が流体保持殻体16と最初に係合したとき、ばね14が流体投与袋に
圧接することはない。このことは、ユーザが二つの殻体を合わせることを容易に
する。ばねがその最初の圧縮状態にあるとき、図4に示した満杯の位置と、袋が
完全な収縮位置に圧縮された空のときの位置との間の力の差は、満杯の位置の初
期の力の20%以下である。円錐形のヘリカルコイルばねが望ましいが、板ばね
、加圧袋状体(b l adde r) 、標準的なヘリカル圧縮ばね、又は加
圧手段として機能する加圧ガスキャニスタを備えるプラテンポンプを形成するこ
とも可能である。
ばねの最小のコイルは、加圧殻体12の閉塞端に回転可能に取り付けられる。
このばねは、ばね保持具22、定着ピボット28、ばねストッパ23、及びばね
31によって加圧殻体に取り付けられる。定着ピボット28は、加圧殻体12の
頂部の穴を包み込む肩部29の上に着座する。この定着ピボット28は、この肩
部29の−して回転自在である。回転可能なばね保持具22が、定着ピボット2
8に取り付けられる。このばね保持具22は、ばねを殻体に対して中心法めする
。
ばねストッパ23は、ばねの端部コイルをばね保持具にクランプ止めし、ばねか
ばね保持具22から外れるのを阻止する。ねじ31は、定着ピボット28及びば
ねストッパ23を共に保持する。このばね保持具22は、定着ピボットとばねス
トッパとの間に挟持される。
本発明において、流体投与袋は、約5psi (ポンド/平方インチ)までしか
加圧されず、このためには、約30ポンド(13,608kg)の力があればよ
いようにすることが望ましい。健康な人間又は患者が、他人の手を借りずにポン
プを加圧し得るようにするため、加圧殻体12及び流体保持殻体16は、螺着可
能に係合される。現在の好適な実施例において、この加圧殻体は、ヘリカル内ね
じ13を有し、流体保持殻体は、ヘリカル外ねじ19を有する。1インチ(2゜
54cm)当たりのねじ数を増すことにより、ねじにより付与される軸方向力を
所定のトルクに対して増すことが出来る。現在の好適な実施例は、1インチ(2
゜54 cm)当たり4つのねじを使用し、このため、殻体を共にねじ止めし、
ポンプを完全に加圧することが比較的迅速、かつ容易に行い得る。ねじは、てこ
作用を提供し、このため軽微なトルクでもばねを圧縮するのに十分な軸方向の負
荷を発生させることが出来る。
プラテン24は、2つの殻体を接続したとき、ばね14と流体投与袋18との間
に配置される。このプラテン24は、ばね14からの圧力を袋の上に分配する。
現在の好適なプラテンは、ポリカーボネートで形成される。このプラテンは、満
杯の流体投与袋の略平坦な中央部分よりも大きくない面積に亙って伸長する底部
平坦部分を備えている。これは、点滴過程の全体に亙って接触表面積をがなり一
定に維持し、流体袋に加えられる圧力の変化を最小にするのに役立つ。プラテン
24は、可撓性の拘束ケーブル26により、加圧殻体12内でへりカルばねに対
して保持される。ケーブル26は、多数ストランドから成るステンレス鋼にて形
成することが望ましい。このケーブルは、回転可能な保持具22、及びプラテン
24の周りにループ状に巻かれる。2つのケーブルループ26を使用することが
望ましい。ケーブル26を受け入れる溝が、保持具22及びプラテン24に形成
されている。プラスチックのラベル36をプラテン24の底部に接着し、ケーブ
ル26が全て加圧殻体の軸線を中心として回転自在である。このよう1.−加圧
殻体と流体供給殻体とをねじ止めするために、その両者を回転させるとき、加圧
殻体は、プラテン24と独立的に回転する。プラテン24は、流体投与袋に関し
て静止状態を保ち、このため、この袋に捩り荷重が付与されることはない。2つ
の殻体を共にねじ止めしたとき、流体投与袋18が捻れるのを機械的に阻止する
べく、回転防止タブをプラテン24の外側縁部に取り付けることが出来る。この
りブは、半径方向外方に伸長し、流体保持殻体16の壁のスロットに係合する。
このタブは、このスロット内を案内さね、これにより、プラテンが流体保持殻体
に関して回転するのを阻止する。ばね及びプラテンを加圧殻体に回転可能に取り
付ければ、流体投与袋に望ましくないトルクが加わるのを防ぐのに十分であるこ
とが判明ししいる。この場合、タブ及びスロットは不要である。
患者が流体投与袋内に残る流体の量を調べ、袋が空になるときを判断することが
可能な装置を備えることが望ましい場合、本発明の好適な実施例としては、流体
保持殻体16の底部に透明なプラスチック窓開口部38を利用する。コスト及び
安全性を考慮した、本発明の特に好適な実施例は、窓開口部の材料としてポリカ
ーボネートのような透明なプラスチックを使用する。 「空」又はrEJ或はそ
の他の記号のような標識がプラテン24の底部にエンボス加工される。この標識
は、流体投与袋内に液体が入っている場合、エラストマー的材料から成る円盤及
び透明な窓開口部から見たとき不鮮明であり、又は読み取ることが出来ないよう
にすることが有利である。袋が空になり、プラテンが袋、円盤及びチャンバ17
の底部の層に対して平らに位置する場合、流体投与袋が透明であり、及び円盤が
接触する状態が明瞭であるため、プラテン24の標識は、流体保持殻体の底部を
通じて焦点法めされる。これを利用して、流体袋か空になったときを明確に表示
することが出来る。窓開口部と円盤との間に少量のシリコン油があれば、その明
確さが増すことが判明している。
プラテンポンプによる点滴中、比較的一定の流量を可能な限り維持することが望
ましい。流体投与袋内の内部圧力の変化を最小にするため、袋と、この袋に押し
付けられる咋肚な面との間の接触表面積は、一定に維持することが重要である。
本発明によれば、流体保持外殻16内のチャンバ17の底部は、袋の底部をその
全面積に亙って均一に支持し得る輪郭としである。このため、袋の底部に対する
接触面積は、プラテンの全行程中、一定に保たれる。図面において、湾曲した輪
郭は、チャンバ17の外周の周りに示しである。袋18は、流体で満杯のとき、
この湾曲した輪郭に適合し、支持体をその全面積の上で受ける。また、チャンバ
17の輪郭も外周を中心として45°の角度で実現することが出来る。袋18は
、この角変で形成されたコーナ部分を完全には満たさない一方、支持面の輪郭は
、袋の全面積に対して相当な支持力及び接触面積を提供するのに十分である。
袋に対するプラテン24の接触面積は、一定に保つことが重要である。故に、プ
ラテン24は、流体投与袋の平坦な中央部分を越えて伸長しない平坦な底面を備
えている。プラテンの平坦部分しか袋に作用しないならば、残留する流体は、点
滴の終了時にその外周を中心として袋内に残る。流体を袋からより完全に供給す
るため、プラテンは、面取り加工した縁部40及び凹状の外側リング42を備え
ている。プラテンのこれら部分は、チャンバ17の底部の外周の輪郭に略適合す
る。チャンバの底部の輪郭に一層正確に適合する外周を有するプラテン24も採
用可能である。点滴の終了近くの時点で、プラテン24がチャンバの底部に向け
て下降すると、袋18の外周の周りに蓄積する流体は、縁部40及び凹状リング
42により押し出される。
開口部30が流体保持殻体に形成されており、流体投与袋18に接続された出口
管がこの開口部30を通って伸長することが出来る。把持部分として機能するよ
う、流体保持殻体の外壁32を設けることも出来る。2つの殻体を共にねじ止め
するとき、一方の手で加圧殻体の外壁を保持する一方、その他方の手は流体保持
殻体16の外壁32を保持するようにする。
これらポンプの2つの殻体は、螺着可能な係合を許容し得るよう円形の形状をし
ている。次に、図7を参照すると、プラテンポンプに使用される流イ材愛与袋1
8は、出口管に接続された円形パウチとして示しである。この円形パウチは、コ
ーナ部分がないことが有利である。このため、袋の継目部分44は、均一に応力
か加えられる。袋の圧力の均一さを実現し易くするため、袋の外周は、満杯のと
きに湾曲した輪郭となる。袋の中央部分は略平坦であり、このため、プラテンと
袋との間の接触面は、点滴中に相対的に一定に維持することが出来る。袋は、等
級VI、PVCの生体に適合可能なプラスチックのような適当に柔軟なプラスチ
ック材料で形成される。袋は、2つの薄板で形成し、その薄板を共にRF溶着し
、その外周に沿って縁処理される。袋の円形の形状は、溶接した継目部分の応力
を均一にする。
出口管20は、袋18に接続される。出口管20は、狭小なオリフィス46に達
し、このオリフィス46は、加圧されたとき、流体が投与袋から流れ出るのを制
限する。現在、直径0.004インチ(0,,10110l6から0.008イ
ンチ(0,02032cm)のオリフィスが考えられる。このオリフィスの詰ま
りを防止するため、選択随意の微粒子フィルタ48を出口管内に挿入し、オリフ
ィスを詰まらせる粒子が流れるのを防止することが出来る。このオリフィスは、
相対的に一定の流体の流量を提供する。狭小なオリフィスに代えて、例えば、長
さ18インチ(45,72cm)の0015インチ(0,0381cm)の管の
ような直径の、既知の一本の管を使用することが出来る。流体投与袋の充填を促
進するため、7字形の注射部分52を出口管20内に挿入することが出来る。
この7字形の注射部分52は、ラテックスゴムの自己密封隔膜54を備え、針を
この隔膜に挿入して、袋内に流体を注入することが出来る。これとは別に、袋に
は、第二の充填ポート(図示せず)を形成してもよい。
出口管の端部は、ルアアダプタ50に接続することが出来る。このアダプタは、
螺着可能に係合したコネクタである。またこのアダプタは、IV管に螺着可能に
係合した接続部分にかみ合うように設計されている。点滴装置の再使用を可能に
するため、流体投与袋の出口管20は、薬剤袋から約3インチ(7,62cm)
離して第二のルアアダプタ50(図示せず)に直接、接続することが出来る。こ
の袋とルアアダプタ50との間において、管にクランプを使用する。流体は、ル
アアダプタ50を通じて注入するため、7字形の注入部分は不要となる。薬剤の
投与か終了したならば、新たな薬剤袋をTV上セツト取り付け、これにより、I
V上セツト24から48時間の期間に亙り、多数回の投与に再使用する。
本発明を実施するときは、クランプ34を使用して、空の薬剤投与袋内の出口管
を閉しる。針を隔膜54に突き刺して、流体を薬剤投与袋内に注入する。袋は、
満杯になったときは、平坦な面に位置する場合に略平坦となる頂部及び底部の中
央部分を備えている。そして針を取り外す。IV管に恒久的に取り付けられた袋
は、IV管が殻体の底部の開口部30を通過する状態で、流体を保持する殻体1
6のチャンバ17内に配置される。上方及び下方の殻体をあわせるとき、プラテ
ン24か袋を加圧する前に、ねじが最初に係合することが望ましい。次に、停止
位置に達するまで、これら二つの殻体を単に相互にねじ止めする。この時点で、
薬剤袋は完全に加圧される。IV出口管は、クランプ34を開放して、流体が流
動するのを許容することにより空気を排除する。流体の流れが僅かに漏れ出るな
らば管を閉め直す。次に、出口管をカテーテル管又は針に接続し、点滴液を患者
に投与する。クランプを解放すると、流体の流動が開始する。プラテン24の上
の標識が、流体保持殻体16の窓開口部38を通じて焦点が合ったとき、袋は空
である。出口管を患者から除去し、又は取り外す。次に、二つの殻体のねじを緩
め、薬剤容器及びIV管を廃棄する。ポンプは再使用することが出来る。
次に、図8、図8a及び図8bを参照すると、本発明の別の実施例が示しである
。この図の参照数字は、第一の実施例の対応する要素の100番台の数字である
。従来の矩形の薬剤投与袋188を使用したい場合、この別の実施例を採用する
ことが可能である。この別の実施例の流体保持殻体116には、矩形の薬剤投与
袋を受け入れる矩形のチャンバが設けられている。流体保持殻体116は、ヒン
ジ156により一端に取り付けられた上方部分152及び下方部分154により
形成される。これら上方部分及び下方部分を閉じたとき、両端は、ラッチ158
により接続される。−L方部分152は、加圧殻体112のねじ付き壁113と
境を接するねじ付き円筒壁119を備えている。加圧殻体112のばね114に
取り付けられたプラテン124は、矩形の袋の略平坦な中央部分の上に嵌まり得
るよう矩形の刑法に形成されている。
この別の実施例のプラテンポンプを作動させるためには、流体保持殻体上の加圧
殻体のねじを緩める。流体保持殻体は、そのヒンジ又は摺動手段の周りで開放さ
れる。流体投与袋を挿入する。流体保持殻体は、そのラッチ部分で閉じる。次に
、加圧殻体を流体保持殻体にねし止めし、薬剤投与袋を加圧することが出来る。
本発明の更に別の特徴によれば、二又はそれ以上の部分に分割されたプラテンを
有する点滴ポンプか提供される。その部分の各々には、各それぞれの部分の各々
を薬剤袋に押し付ける)蚊的な偏倚手段か設けられることが望ましい。本発明の
多数部分から成る圧力バットは、収縮する薬剤袋の変化する外形と協働し、プラ
テンと袋との間に相対的に一定の伸長した表面積を維持する。上述のように、略
一定の表面積を維持することは、一定の出口圧力の機能を促進させるために、本
発明者が案出したものである。
の実施例が開示されている。点滴装置160には、カバ一部分164及び基部1
66を備えるハウジング162が設けられる。上記の実施例と同様、カバー16
4及び基部166は、熱可塑性材又は熱硬化性ポリマーを射出成形する場合のよ
うに、医療装置のハウジングの製造に使用される従来技術に従って形成すること
が望ましい。これとは別に、当業者に明らかであるよう1″−Sその他の各種の
任意の技術も使用することが出来、薄板金属材料で製造することも可能である。
カバー164及び基部166は、本明細書に開示した各種の方法の任意の方法で
相互に固着することが出来る。例えば、カバー164及び基部166には、雄型
及び雌型係合ねじのような相補的な面構造体を設けることが出来る。この目的上
、基部166には、環状の軸方向伸長壁170が設けられ、基部166とカバー
164との間に伸長した接触表面積を提供する。これとは別に、カバー164及
び基部166の接触面には、押し込み−捻り嵌め式のインターロックを許容する
相補的なビス及びJ又はL字形の溝が設けられる。本発明の多数部分から成るプ
ラテンの実施例に、別のインターロック構造体の各種の任意のものを利用するこ
とが出来る。
利用されるばね退却構造体の型式いかんにより、基部166及びカバー164を
着脱可能に接続する必要があるか否かが決まる。例えば、側部から装填する実施
例の場合、基部166及びカバー164は、製造工程中に相互に一体に形成し、
又は恒久的に固着することが出来る。この実施例において、以下に説明するよう
に、退却したプラテンと基部との間に薬剤袋を挿入し得るように、側壁には開口
部が形成される。
一般に、基部166、環状壁170及びカバー164は、協働して点滴装置16
0の機能構成要素を保持するチャンバ172を形成する。図示した実施例におい
て、第一のプラテン部分176は、コイルばね178により薬剤袋174に対し
て偏倚される。このプラテン部分176には、軸方向に伸長するばねガイド18
4が設けられ、このばねガイド184は、軸方向に伸長する環状壁、又は軸方向
に伸長する複数の突起を備えることが出来る。ばねガイl’ 184は、点滴装
置160の反復的な締付(九及び排出サイクル中、ばね178を軸方向に整合し
た状態に保つのに役立つ。ばねガイド184は、ばね178の半径方向内側k又
はばねの半径方向外側或は半径方向内側に配置してもよいか、当業者に明らかで
あるように、キャップ164から垂下するようにすることも出来る。
第一のプラテン部分176には、第二のプラテン部分180の半径方向内方を向
いたストッパ188と協働し、半径方向外方に伸長する環状フランジ186が設
けられる。このストッパ188は、以下に説明するよう1へ支持体190により
第二のプラテン部分180の面から軸方向に離間されている。
第二のプラテン部分180は、第一のプラテン176の周りに同心状に配置され
た環状リングを備えている。第二のプラテン180は、第一のプラテン176に
関して独立的に軸方向に移動可能であり、又、第一のプラテン部分176の面か
ら離間された第一の位置から第一のプラテン部分176の略面内にある第二の位
置まで移動可能である。第二のプラテン部分180は、第二のばね182により
薬剤袋174の方向に偏倚させることが望ましい。
第一のばね178及び第二のばね182は、略円筒状の形状で示しである力(上
述の理由により円錐形の形状のばねとすることも望ましい。更に、板ばね、加圧
袋状(1,加圧ガス等のキャニスタ等のような別の偏倚手段も、本発明の多数部
分から成るプラテンの実施例に従って使用可能である。
図9から図11に示した図は、本発明の多数部分から成るプラテンの特徴を強調
するため、多少簡略化して示しである。しかし、全体として、更なる多数の特徴
を仕上げ装置に組み込むことも出来る。例えば、プラテンを退却させると共に、
基部166又は流体袋174が存在しないときに、ばねの拡張を制限するばね、
又はプラテン退却構造体も典型的に使用される。各種の適当な保持構造体が本明
細書に開示されており、又、これらは当業者が本開示内容を参照することにより
、直ちに明らかになるであろう。側部から装填する実施例において、ばね退却構
造体の採用が特に望ましい。
流体袋174は、排出流体管168を介して患者と流体連通している。流体管1
68は、ボート169を介してハウジング162を通って伸長する。カバー16
4と基部166との間の各種の関係に対応し得るように、ボート169を変形す
ることは、当業者に明らかであろう。これとは別に、多数部分から成るプラテン
ポンプの側部から装填する実施例において、ボート169は、適当な寸法の流体
袋174を受け入れ得るように周方向及び軸方向に十分に幅の広い開口部を有す
る、周方向に伸長するスロットの形態とすることが望ましい。
全体として、本発明に従って使用される流体袋の直径は、約3.5インチ(8゜
89cm)から約5インチ(12,7cm)の範囲とし、その厚さは約0. 5
インチ(1,27cm)から約1.0インチ(2,54cm)の範囲とする。し
かし、その他の寸法の袋を受け入れ得るようにした点滴ポンプは、本明細書の開
示内容に従って容易に製造することが出来る。
図10には、相対的に満杯の薬剤袋174を備えるポンプの形態が示しである。
第二のプラテン180は、第一のプラテン176と独立的に袋174の半径方向
の最外側部分を圧縮し、これにより、袋174の中央部分に圧ツノを付与する。
この分岐した偏倚により、平面状の単一の平坦なプラテンの設計の場合に比べて
、驚く程はるかに均一な圧力プロファイルか得られることは、本発明者の案出に
よるものである。
図11には、薬剤袋174が略゛1′、分だけ空になったときの装置の形態が示
してあり、図12には、流体薬剤袋】74が略完全に空になったときの装置が示
しである。
直径3.5インチ(8,89cmL厚さ1/2インチ(1,27cm)の50c
cの薬剤袋174と共に使用し得るようにした二つの部分から成るプラテンの実
施例において、第一のプラテン176は、約2.2インチ(5,588cm)か
ら約2.8インチ(7,112cm)の範囲内の直径を有する円形の接触面を備
えている。第二のプラテン180上の袋の接触面は、環状リングの形態をしてお
り、任意の一点におけるこの環状リングの幅は、約0.4インチ(1,16cm
)から約0.フインチ(1,778cm)の範囲内にある。第二のプラテン18
0の全体的な外径は、袋の外径に略等しい。
第二のプラテン180が、その移動経路に沿って末端方向に第一のプラテン17
6に関して移動可能な相対的距離は、支持体190の軸方向高さにより制限され
る。満杯のとき、厚さ約0. 5インチ(1,27cm)の袋を有する実施例に
おいて、支持体190の長さは、約0.4インチ(1,016cm)である。
本発明の更に別の特徴によれば、図13から図17には、多数部分から成る別の
プラテンの実施例が示しである。図13を参照すると、点滴ポンプ192は、上
方壁196及び下方壁198を有するハウジング194を備えている。これらの
上方壁196及び下方壁198は、互いに関して剛性に固着し、又は螺着可能な
係合又はその他の前述の開示した手段により、互いに関して着脱可能に固着する
ことが出来る。
上方壁196は、ポンプ192の幅の全体を通じて略平坦とすることが出来、又
は、図13から図15に示すように、略平坦な中央領域及び傾斜した環状領域1
97を備えるようにすることも出来る。傾斜領域197の内面には、一体成形し
た環状リングであることが望ましい周縁ばねガイド211が設けられる。
点滴ポンプ192の機能構成要素を受け入れるチャンバ200が、上方壁196
と下方壁198との間に形成される。プラテン202は、上方壁196と下方壁
198との間に移動可能に配置される。プラテン202は、中央領域204と、
周縁領域206とを備えている。図16を参照すると、多数部分から成る周縁領
域206が示しである。
中央領域204は、少なくとも一つの中央ばね208により下方壁198の方向
に偏倚される。中央ばね208は、軸方向に伸長する複数の突起、又は一つの環
状リングを備えることの出来る中央ばねガイド209により、所定位置に維持す
ることが望ましい。これとは別に、ばね208は、プラテン202の中央領域2
04のばね側に配置された環状凹所内に着座することが出来る。
周縁領域206は、−又は複数の周縁ばね210により下方壁198の方向に偏
倚されている。周縁ばね214の各々には、独立的な偏倚手段を設けることも出
来るが、単一の環状周縁ばね210は、本発明の実施例で良好に機能し得ること
が判明している。
収縮サイクルの近似例が図13から図15に示しである。点滴サイクルの完了時
、プラテン202は、下方壁198に対して偏倚さね、流体袋の中身の全てを略
完全に押し出す。この実施例において、下方壁198には、軸方向上方に傾斜し
た周縁領域199が設けられ、この周縁領域は、プラテン2020周縁領域20
6と相補的であるように寸法法めされている。
次に、図16を参照すると、プラテン202上の周縁部分214の各々は、ヒン
ジ215を介して中央領域204に接続されている。ヒンジ215は、各種の任
意の方法で設けることが出来、本発明の目的を達成することが出来る。例えば、
プラテン202の全体は、図14に示すように、中央ばね208及び周縁ばね2
10による偏倚力がプラテンを変形させるのに十分な可撓性のある薄板材料で形
成することが出来る。しかし、ヒンジ215は、プラテン202の囲繞する材料
よりも相対的により可撓性である領域を備えることが望ましい。これは、例えば
、図13から図15に示すように、各ヒンジ215の領域にて、プラテンの材料
の厚さを薄くすることにより提供出来る。これとは別へ中央領域204は、周縁
部分214と別個に形成し、その後、中央領域204及び周縁部分214を可撓
性の薄板材料上に取り付ける等して、組み立てることが出来る。薄い厚さは、プ
ラテンを射出成形することにより実現可能である。各種のプレス加工及び/又は
フライス加工、或は研磨技術の任意の方法を利用して、一体に形成されたプラテ
ン202の材料に環状溝を形成することが出来る。
図17を参照すると、へ角形のハウジングに使用できる点滴ポンプに特に適する
ようにしたプラテン202の別の実施例が開示されている。
ばね率及びその長さは、中央領域及び周縁領域のそれぞれの表面積に対応し、最
も許容可能な袋の内部圧力を提供し得るように選択することが出来る。
図18から図20を参照すると、本発明に従って点滴ポンプ216を装填するた
め、てこ力を利用するばねリトラクタか開示されている。このばねリトラクタは
、患者か操作するレバーにより作動させ、プラテンをばねの偏倚力に抗して「準
備」位置に退却させることか便宜である。その後、流体薬剤袋を装置の開穴を通
じて容易に挿入し、又は下側の殻体を除去することか出来る。
図18を参照すると、点滴ポンプ216には、ばねリトラクタ218が設けられ
ている。ばねリトラクタ218は、患者が操作するレバー220を持ち上げるこ
とにより作動さね、このレバーは、点滴ポンプ216のハウジングの支点222
を中心として回転する。レバー220は、穴223を通って上方ノλウジング2
32内に伸長し、その後に、ピン230に摺動可能に係合する而を有するカム、
又はその他の構造体のような傾斜路224か設けられる。傾斜路224のビン係
合面には、複数の歯225のような摩擦促進面構造体が設けられることが望まし
い。このようにしてレバーは、患者がその移動範囲の任意の時点にて解放させる
ことが出来、歯225と、ピン230と、傾斜路224の湾曲部とが協働して、
部分的に退却したレバーを所定位置に保持する。
ピン230は、プラテン226に力を伝達し得るよう支持体228に接続される
。本発明のこの特徴によるばねリトラクタは、単一のプラテン226として示し
であるが、上述のように開示した二つのプラテンから成る実施例と共に容易に利
用することが出来る。
レバー220を持上げ易くするため、レバー220は、ハウジング232の外周
を越えて僅かに伸長し、タブ221をH共する。これとは別に、当業者に明らか
であるように、各種の摩擦促進、又は把持面の任意の構造体を閘共することも出
来る。
更に、カムの形態は、摩擦促進構造体225がピン230に係合する前にレバー
220が僅かな程度の自由遊びを有するような形態とすることが望ましい。この
ようにして、このレバー220は、上方ハウジング232から僅かに一部に容易
に持ち上げることが出来、このため、患者はその指をレバー220の下側に容易
に位置決めしてから、ばね231により付与される抵抗力に抗してレバーを退却
させることか出来る。
本発明によるばねリトラクタ218は、ハウジング構造体の任意のものと共に利
用することか出来る。例えば、図18から図20に示した実施例において、ハウ
ジングは、複数のねじ236を介して下方ハウジング234に着脱可能に固着さ
れた上方ハウジング232を備えている。下方ハウジング234を上方ハウジン
グ232から螺着可能に取り外したとき、傾斜路224、ピン230、支持体2
28及びプラテン226の組み合わせ体は、ばねの膨張を制限する働きをし、所
望の予圧力状態を保持する。このように、ハウジングは、プラテンが伸長位置又
は退却位置の何れかにある状態で分解して、流体薬剤袋235を下方ハウジング
234内に収容することが出来る。
ばね231の力による抵抗を受けないため、図示したねじ236に代えて、各種
の固着手段の任意のものを利用して、下方ハウジング234を」二方ハウジング
232に組み立て直すことが出来る。例えば、スナップ嵌め構造体、ヒンジ及び
掛止め装置等が、容易に使用可能である。これとは別に、本発明者は、側部から
取り付ける実施例も採用可能であると考える。例えば、上方/’%ウジング23
2及び下方ハウジング234は、一体に成形し、又は機能構成要素を取り付けた
後に恒久的な方法で相互に固着するようにしてもよい。次に、ハウジングの側部
ボート(図示せず)を流体薬剤袋235を受け入れるのに適した寸法とする。
図18から図20に示した実施例は、更なる道具を使用せずに患者が容易に装填
可能であると共に、拡張した薬剤袋と圧縮したばねとの長さの合計値を僅かに上
廻る厚さを有するユニークな高さの低い点滴ポンプ216を提供する。
図21から図24には、本発明の更に別の特徴によるキー操作式のプラテンリト
ラクタが示しである。図21を参照すると、キー操作式のプラテンリトラクタ2
40を有する点滴ポンプ238が開示されている。プラテンリトラクタ240は
、スペーサ246を介してプラテン244に接続された円盤のようなねじ付き部
材242を備えている。当業者に明らかであるように、このねじ付き要素242
は、その周縁面に外ねじを有する円盤とする力\又はスペーサ246の軸方向に
形成された穴とし、ねじ付きキーを受け入れる雌ねじを設けてもよい。
図22を参照すると、ねじ付き円盤242に螺着可能に係合し得るキー248が
設けられている。このキー248には、貫通穴か形成されており、この貫通穴に
は雄ねじが設けられる。
ねじ付き円盤242は、ハウジングの一部に当接することにより、ばねが軸方向
に膨張するのを制限するストッパとして機能する。このようにして、ばねには、
所望通りの予圧力を加えることが出来る。
ねし付き円盤242は、凹所250内に軸方向に移動可能に配置されることが望
ましい。凹所250は、図23及び図21に示すように、装填された点滴ポンプ
238が、排出された点滴ポンプ238と同一の外形を保つのを許容することを
含む、多数の機能を果たす。またこの凹所250の下方限界点は、ばねが更に膨
張するのを阻止するストッパとして機能する。更に、ねじ付き円盤242は、液
位インジケータとしても機能する。
使用時、ユーザは、キー248を凹所250内に挿入し、キーを回転して、円盤
242のねしに係合させる。キーを回し続ければ、円盤は、ばねにより付与され
る偏倚力に抗して軸方向に引き寄せられ〜プラテンが完全な退却状態になるまで
その状態が続く。プラテンは、完全に退却したときに、図22に示すように、凹
所250の下方壁に当接する。この時点で、ハウジングの下方部分は、流体薬剤
袋を取り付けるべく、取り外す力\又は流体薬剤袋を側面又は側部入口ポートを
通じて挿入することが出来る。故に、完全に退却したときのプラテンとハウジン
グの底部との間の距離は、満杯の薬剤袋の厚さを僅かに上廻り、このため、この
袋をその間に便宜に摺動可能に位置決めし得るようにすることが望ましい。
袋を所定位置に配置したならば、ユーザは、キーの回中訪向を逆にし、キーを速
く回転してねじ付き円盤242から取り外すだけでよい。キーの一部がねじ付き
円盤242から外れたならば、薬剤袋は、プラテン244から作用される圧力を
受ける。
図24を参照すると、図21から図23に示したものと同様の装填し、かつ加圧
された流体薬剤投与ポンプ238が開示されており、これらの図には、更に詳細
な細部が示しである。例えば、ねじ252の断面図は、そのねじを対応する支持
構造体に取り付ける時点における相対的に狭小な寸法から、ねじの自由端におけ
る相対的に広い寸法まで、その幅寸法が変化するねじであることを示す。同様に
、各ねじを受け入れる通路には、互いに向けて通路の底部から離れる方向にテー
パーが付けられた伸歴が設けられている。このようにして、ねじは、完全に又は
部分的にインターロック嵌めされ、これにより、ハウジングの伸歴に対してより
薄く、かつより可撓性のある構造体材料を使用することが可能となる一方、ねじ
付き側壁を互いに係合離脱させるばねの偏倚力によって、側壁が可塑的に変形す
る虞れを最小にする。
更に、分配及び再装填サイクル中、プラテン244が軸方向に移動する精度を最
適にし得るよう環状プラテンガイド253が設けられる。このプラテンガイド2
53は、環状ばねガイド254と協働する。一つの好適な実施例において、プラ
テンガイド253及びばねガイド254は、入り千成に互いに向けて軸方向に移
動可能であり、かつ他方から分離する同+tL状の環状フランジを備えている。
図24には、又、スペーサ246をプラテン244に接続する別の手段が開示さ
れている。このスペーサ246は、プラテン244と一体に成形し、又はその他
の方法で形成することが出来るが、製造上の理由により、スペーサ246は、別
個に製造し、その後に、プラテン244に接続することが望ましい。これは、製
造上の観点から、即ち、プラテン及びスペーサ246に異なる構造イ木材料を利
用することが望ましいため、便宜である。
例えば、図24を参照すると、スペーサ246は、プラテン244の穴を通って
伸長している。浅い凹所249がプラテン244の薬剤袋側に設けられており、
この凹所は、スペーサ246の軸線を中心として半径方向に対称に配置すること
が望ましい。この凹所249は、スペーサ246の端部でアンカー247を受け
入れる。このアンカー247は、スペーサ246の端部に一体に形成した円盤、
又は薄板とすることが出来る。これとは別に、アンカー247は、スポット溶接
、溶剤接着、熱接着、又はねじによる取り付け、或はその他の締結手段のような
製造後の工程によりスペーサ246に固着されることが望ましい。
好適な実施例において、点滴ポンプ238を繰り返して使用した後に、応力疲労
が生じるのを最小にすべく、ねじ付き円盤242、スペーサ246及びアンカー
247は、全て、ステンレス鋼のような適当な耐食性金属で製造される。図24
に示すように、アンカー247は、流体薬剤袋を圧縮する平滑な外面が提供され
るような方法で凹所249内に着座することか望ましい。
点滴ポンプ238の全体的な厚さは、折り畳み可能なプラテンリトラクタ及びリ
ストレーナを組み込むことにより、薄くすることが出来る。例えば、図25及び
図26を参照すると、折り畳み可能なプラテンリトラクタ258を備える点滴ポ
ンプ256か開示されている。折り畳み可能なりトラクタ258は、第二の部分
262に関して軸方向に移動可能に配置された第一の部分260を全体として備
えている。これらの第一の部分260及び第二の部分262は、図26に示すよ
うに、プラテンが末端方向に移動するのを制限する働きを為し得るような方法で
組み立てられる。このようにして、折り畳み可能なプラテンリトラクタ258が
ばねに予圧力を加えている間に、点滴ポンプの基部を取り外し、点滴ポンプに薬
剤袋を挿入することが出来る。
図示した実施例において、第一の部分260は、プラテン268の面に対して垂
直に伸長する長手方向軸線を有する管状体261の形態にて提供することが便宜
である。第一の部分260の管状体261は、プラテン268と一体に成形する
力\又は任意の所定の実施例に対し、ばねにより発生される力に耐えるのに十分
な従来の技術を使用してプラテン268に固着することが出来る。第一の部分2
60の管状体261の基端には、図示した実施例において、半径方向内方を向い
たフランジ263が設けらね、このフランジは、以下に説明するように、第二の
部分262に関して移動するときの制限手段として機能する。
図示した実施例における第二の部分262は、第一の端部265及び第二の端部
266を有する細長の本体部分264を備えている。第一の部分265は、本体
264の長平方向軸線に直交する路面内を伸長する円盤のような交差要素を備え
ることが望ましく、この要素は、点滴ポンプ256のハウジングに設けられた凹
所267内を軸方向に往復運動し得るようにしである。この凹所267は、円盤
状の形状の第一の端部265の移動を制限する、半径方向内方を向いた環状フラ
ンジ269のようなストッパにて終端となる。図26を参照のこと。
同様にして、本体264の第二の端部266には、管状体261のフランジ26
3と協働し、プラテン268が伸長する程度を制限する拡大部分が設けられてい
る。このため、第二の端部266は、傾斜した末端面を有する−又は複数のあご
部分と、図26に示すように、フランジ263と協働する基端方向を向いた肩部
とを備えることが望ましい。この実施例において、第二の端部266は、軸方向
に伸長するスロット270を備える、全体として丸形のねじ頭の形態をしている
。この設計は、本発明の構成要素を容易に組み立てることを可能にし、このため
、第二の端部266を環状フランジ263の開口部に押し込み、第一の部分26
0と第二の部分262とを軸方向に移動可能にインターロック状に嵌合させるこ
とが出来る。
図25から図26に示した実施例において、ばねの偏倚力に抗してプラテン26
8を退却させることは、本明細書に開示した各種の方法の任意のものにより実現
することが出来る。例えば、第一の端部265には、図22に示すようなキーを
螺着可能に受け入れる外ねじを設けることが出来る。このようにして、ばねによ
り発生される力の方向と反対方向に、第一の端部265を軸方向に引き寄せ、プ
ラテン268を図25に示した位置に退却させることが出来る。このとき、薬剤
袋272は、開穴を通じて挿入する力\又はポンプ256の基部を取り外す等し
て、ポンプ256内に挿入される。薬剤袋272を導入した後、キー(図示せず
)を第一の端部265から取り外す。図25に示すように、その後、第二の部分
262を、第一の部分260の管状体261内で摺動可能に折り畳み、点滴ポン
プ256に平滑な外面を付与することが出来る。
これとは別に、本明細書に開示した更なる退却構造体を木実絶倒に採用すること
も可能である。
図27から図29を参照すると、プラテン277を基部の壁278に偏倚させ、
その間で流体薬剤袋を圧縮し得るよう、ハウジング276内に配置された少なく
とも一つのばね274を備えた、極端に平坦なばね駆動によるポンプが開示され
ている。プラテン277は、回転可能な退却機構279によりばね274の力に
抗して退却する。
退却機構279は、プラテン277に回転可能に連結されたねじシャフト280
を備えることが望ましい。これは、シャフト280の端部に半径方向に拡大した
アンカー289を設け、図示するように、アンカー289を通し得ない程小さい
プラテン278の穴を通じてシャフト280を位置決めすることにより、便宜に
行われる。
シャフト280の基端は、クランク281を受け入ね、患者かねしシャフト28
0を回転させてプラテン277を退却させ得るようにしである。図示した実施例
において、ハウジングの上方部分の穴には、ねじシャフト280のねじと協働す
る相補的な雄ねし付き面が設けられている。
この実施例において、プラテン277は、ねじシャフト280を回転させること
により退却されへこのため、プラテンと基部との間に薬剤袋282を配置するこ
とが出来る。その後、ポンプの外形を小さくするため、ねじシャフト280を逆
方向に回転させ、図29に示すように、完全に前進させ、又はその一部を薬剤袋
282内に軸方向に戻すことが出来る。この目的上、薬剤袋282は、図29に
示した可撓性の変形を可能にする材料から成ることが望ましく、この薬剤袋28
2内に保持された流体の量は、その袋の弾性限界値よりも十分に少なく、図29
に示した変ず」に対応し得るようにする必要がある。
図30を参照すると、図27から図29に示したような点滴ポンプの端面図が示
しである。図示するように、スケール283は、分配サイクル中における、ポン
プの相対的状況を表示する手段を提供する。図示した実施例において、プラテン
277、又はプラテン277の伸長部分力かウジング側部の開口部284を通じ
て見ることが出来る。状況を表示する標識285は、ハウジングの側部に設けら
れており、ユーザが分配サイクルの残余部分を略数量的に判断することを可能に
する。
例えば、図示した実施例において、スケール283は、100から0までの目盛
りがある。このスケールは、袋内に残る薬剤のパーセンテージを表示することが
出来る。これとは別に、100ccの投与袋を受け入れ得る寸法とした装置にお
いて、このスケールは、薬剤の残量をミリリットルで表示することも出来る。
単一で既知の流量及び薬剤量を有する実施例において、この標識285は、分配
サイクルの残余時間を表現する、時間又は分のような時間単位の目盛りを有する
ものとしてもよい。
また、図30には、プラテン277を退却させる別のクランク機構が示しである
。このクランク286は、ねじシャフト280に枢動可能に取り付けられており
、このため、このクランクは、格納又は使用中における第一のコンパクトな位置
287からプラテン277を退却させるのにクランクを使用するために位置決め
された第二の準備位置288まで便宜に動かすことが出来る。
図31から図33を参照すると、折り畳み可能で、部分化されたプラテンの退却
及び保持構造体を備える点滴ポンプの別の実施例が開示されている。この実施例
は、図27から図29に示すようなねじ式リトラクタの使用を許容する一方、薬
剤袋をへこませることなく、そのねじ式リトラクタをポンプ内に再度挿入し、略
平滑な外面を提供することが出来る。
図31を参照すると、第一の部分290は、ポンプハウジングの頂部の開口部の
相補的なねじに係合するねじ付ぎ柱状部分を備えることが望ましく、このため、
ねじ付き柱状部分が回転すると、この部柱状分は、ハウジングの開口部を通じて
軸方向に引き寄せられる。第一の部分290の第一の端部292及び第二の端部
293には、例えば、図25から図29に示した実施例に関して上述した理由の
ため、円盤状のストッパのような拡大部分が設けられる。同様に、第二の部分2
91は、図25に示した部分260と構造及び機能の点で同様の管状要素を備え
ることが望ましい。しかし、何れの実施例においても、薬剤袋の一部分だけをへ
こませるような、プラテンを退却させ、かつ拘束する各種の別の構造体が、上記
の開示内容から当業者に明らかであろう。
図32を参照すると、ねじシャフト290の回転により、プラテンは、ばねによ
り付与される偏倚力に抗して引き寄せらね、流体薬剤袋を受け入れる開口部を形
成する。図示した実施例において、二つのコイルばねが断面図で示しである。
しかし、本発明の設計には、約1から約5又はそれ以上の数のばねを容易に採用
することが出来る。
ねじ付き柱状部分290は、アレンレンチ、クランク、回転ナツト、電気ドリル
、又は当業者に明らかなその他の手段のような各種の手段の任意のものをイ史用
して回転させることが出来る。
図31から図33に示した実施例の寸法は、所定の分配サイクル中に点滴すべき
薬剤の所望の量、及び当業者に明らかであるその他の考慮事項に基づいて、相当
の範囲に亙って変更を加えることが可能である。しかし、全体として、ばねの長
手方向軸線に対して平行な軸線に沿ったポンプの厚さは、約2インチ(5,08
cm)以上でないことが望ましく、又、厚さ0. 5インチ(1,57cm)の
薬剤袋を受け入れ得るようにした実施例において、約1.4インチ(3,556
am)から約1.6インチ(4,064cm)の範囲内であることが特に望まし
い。この実施例において、退却したプラテンと基部との間の距離は、約0.6イ
ンチ(1,524cm)であり、薬斉1袋の取り付けを容易にするのに十分な隙
間が得られるようにすることが望ましい。
図27から図30に関して説明したように、プラテンの縁部は、開口部294又
はその他の窓部を通じて見ることが出来、ユーザが薬剤袋内に残る流体量を確認
し得るようにすることが望ましい。
薬剤袋の挿入を容易にするため、プラテンを退却させることは、各種の液圧又は
空気圧の任意のものを使用して行ってもよい。例えば、図34及び図35を参照
すると、プラテンを第二の拡張位置から第一の退却位置まで動かし、薬剤袋の挿
入を容易にする空気圧リフト手段が設けられている。この実施例において、−又
は複数のばね297により付与される偏倚力に抗してプラテンを進める−又は複
数の空気圧シリンダ296が設けられている。空気圧シリンダ296は、全体と
して、チャンバ299の容積を拡大し又は収縮させるために、ハウジング298
内に軸方向に摺動可能に配置された少なくとも一つの可動壁300を有する、チ
ャンバ299を形成するハウジング298を備えている。この可動壁300は、
スペーサ301によりプラテン302に機械的に連結される。可動壁300には
、この可動壁300とハウジング298との間のシールを11ける各種の公知の
密封リング、又はその他の手段の任意のものが設けられる。
少なくとも−っのボート303がチャンバ299に連通し得るよう、ハウジング
に設けられている。作動時、流体又はガスのような加圧物質の供給源がボート3
03ど連通状態に置かれており、これらの物質は、−又は複数のばね297に起
因する力に抗して、十分な力によりチャンバ299内に押し込まれて、壁3゜O
を進める。
好適な実施例において、二又はそれ以上の空気圧シリンダ296が設けられる。
このため、例えば、図35には、薬剤袋の外周の周りに配置された7つの空気圧
シリンダ296を有する点滴ポンプの平面図が示しである。加圧流体又はガスを
単一のボート303を通じてのみ注入することにより、プラテンの退却を容易に
すべく、空気圧シリンダ296のチャンバ299の各々は、流路304を介して
互いに連通している。
一実施例によれば、その各々が約1/2インチ(1,57cm)の内径を有する
4つの空気圧シリンダ296が設けられる。これは、空気圧シリンダ当り約0゜
196平方インチの可動壁300の表面積を提供し、4つのシリンダ全体で合計
0.784平方インチの表面積となる。摩擦が存在しないと仮定して、150ボ
ンド(68,04kg)を持ち上げるためには、流体は約190psi(ポンド
/平方インチ)にてボート303内に導入する必要がある。4つではなく、8つ
のピストンを提供する等により、ピストンの面積を2倍にして1.57平方イン
チにすれば、空気圧流体の必要圧力は、約95psi (ポンド/平方インチ)
まで軽減される。上述のように、各種の圧力源を利用することが可能である。
これとは別に、図36から図38を参照すると、プラテンをばねの偏倚力に抗し
て退却させるのに必要な力を提供するために、−又は複数の可撓性の袋状体を利
用する空気圧退却手段の実施例が開示されている。このように、図36を参照す
ると、内腔307を介して充填ボート308に連通ずる2つの細長の管状袋状体
306を有する、本発明の実施例の平面図が開示されている。図37及び図38
に示すように、袋状体306を拡張させると、プラテンは、−又は複数のばね3
09により付与されるばね偏倚ツノに抗して進み、プラテン310と基部311
との間に、満杯の薬剤袋312を受け入れるのに十分なスペースを提供する。
本発明のこの実施例を実施するために、各種の形態の任意の袋状体306を利用
することが出来る。全体として、この袋状体は、その拡張した状態にて、プラテ
ン310と基部311との間に薬剤袋312を受け入れるのに十分な距離を提供
するのに十分な直径を有する、−又は複数の細長の管状体を備えている。この袋
状体306の軸方向長さは、ポンプハウジングの許容可能な最大寸法、プラテン
を退却させるのに必要な許容可能な最大圧力のようなファクタと共に、所望の薬
剤袋の寸法に依存する。全体として、袋状体306の容積が大きければ大きい程
、プラテンを退却させるのに必要な圧縮力は少なくて済むが、当業者に明らかで
あるように、より大きいハウジングが必要となる。
袋状体306を充填する駆動力は、流体又は気体媒体の何れかを利用する各種の
方法の任意のもので提供することか出来る。例えば、この充填ポート308には
、袋状体306を拡張させるのに十分な容積を有する従来の注射器との流体連通
を実現するルアコネクタ、又はその他の従来の手段を設けることが出来る。この
注射器には、袋状体及びばねの相対的な力持性に依存して、水又は空気を満たす
ことが出来る。病院又は診療所で使用する場合、一般に患者の部屋の壁に設けら
れた差込口を通じて利用可能なような、屋内の圧縮装置からの加圧空気も利用す
ることが可能である。これとは別に、圧縮CO2カートリッジ又はその他の加圧
空気、又は液体の便宜な供給源も容易に利用することが可能である。
図39から図41を参照すると、本発明による点滴ポンプの更に別の実施例が開
示されている。この実施例において、プラテンの退却は、上述のようにねじ付き
キーを使用して行わ札点滴ポンプの全体的な厚さは、折り畳みリンクリフト機構
の使用により最小となる。
この実施例において、点滴ポンプ314には、上述のように、プラテン316を
基部318の方向に偏倚させる−又は複数のばね320が設けられる。基部31
8を取り外すときのように、プラテン316の末端方向への移動を制限すると共
に、プラテン316をばね320により付与される偏倚力に抗して退却させるた
め、退却及び保持構造体322が設けられる。
図42を参照すると、退却及び保持構造体322は、全体として、折り畳み連結
組立体324を備えている。この連結組立体324は、基端325及び末端32
6が所定の最大距離だけ離間された第一の位置と基端325及び末端326がよ
り短い距離だけ離間された第二の位置との間で、これらの基端325及び末端3
26が相対的に動くのを許容する。
図42に図示した実施例において、連結組立体324には、ピン328等により
基端325に枢動可能に固着された第一の部分327が設けられる。この連結機
構327の末端には、第二の連結機構329との滑り継手部が設けられる。この
滑り継手部は、第−及び第二の連結機構の一方に対して軸方向に伸長するスロッ
トを設け、その第−及び第二の連結機構の他方に対してそのスロットを通って伸
長するピン332を設け、ナツト、はんだ付けした座金又はピンのような定着手
段を使用して、ピン332がスロットから外れるのを阻止することにより便宜に
形成される。
その後、第二の連結機構329は、基端方向に伸長するフランジをプラテン31
6に設け、第二の連結機構329の末端に枢動可能に係合させる等により、プラ
テン316に枢動可能に接続される。
この実施例では、上述の実施例に関して説明したように、キー330内に受け入
れられるようにした折り畳み連結機構324の基端325に、ねじ付きプラグを
設けることが望ましい。これとは別に、本実施例には、レバーのようなその他の
退却構造体も使用可能である。ねじ付きプラグの実施例における連結機構324
の1つの機能は、キーが回るときに、プラグが回るのに抵抗することである。
このように、多数ストランドから成る編組みケーブルのような連結機構324の
別の手段を使用する場合、ねじ付きプラグの回転に抵抗する更なる何らかの心合
わせ構造体を設ける必要がある。
使用時、ねじ付きプラグは、キー330内に係合し、キー330を回することに
より引き出されて、プラテン316を装填位置に退却させる。プラテンかばね偏
倚力に抗して退却される間に、第一の連結機構327及び第二の連結機構329
は、その軸方向限界点まで伸長する。
薬剤袋を取り付けた後、ハウジングに関して逆に回してキーを取り外し、図41
、に示すように、連結組立体324を基端325に押し付けることにより、ハウ
ジング内に折り畳んで退却させることが出来る。基端325をハウジング内に又
はハウジングに対して保持し、分配サイクル中にポンプの外形を最小に保つ解放
可能な保持構造体を設けることが望ましい。例えば、基端325とハウジングと
の間の各種の凹所、及びスナップ嵌めの相互作用関係の任意のものを採用し、こ
れにより、ハウジングの材料の可塑的変形による利点を利用することが出来る。
本発明のこの特徴の一つの実施例によれば、連結機構組立体324は、基端32
5と末端326との間の最大長さが約1. 0インチ(2,54cm)あるよう
な形状にする。このため、弛緩したときの長さ約7インチ(17,78cm)の
コイルばねは、分配サイクルの終了時までに軸方向に約1.0インチ(2,54
cm)以内、膨張することが可能となる。装填された点滴ポンプ314は、約1
゜2から1.6インチ(3,048から4゜064cm)以内の厚さであり、こ
のため、連結機構組立体3240基端325と末端326との間の折り畳んだ距
離は、約0.3から約0. 5インチ(0,762cmから1.57cm)の範
囲内にあることが望ましい。
連結機構327.329は、当業者に周知の各種の方法の任意のもので製造する
ことが出来る。例えば、連結機構327.329は、アルミニウム又はステンレ
ス鋼のような薄板金属材料でプレス加工、又は打ち抜き加工し、その後、適当な
スロット及び枢着穴を穿孔し又は打ち抜き、或は、この所期の適用例に合った)
−分な強度を有する各種の成形可能なプラスチック材料の任意のもので成形する
ことが出来る。
本発明の一実施例において、連結機構327.329は、厚さ0.1インチ(0
,254cm)のステンレス鋼薄板を打ち抜き、幅約0.25インチ(0,63
5cm)、長さ約0. 6インチ(1,524cm)にする。このスロットの軸
方向長さは、約0. 4インチ(1,016cm)であり、リベット、ねじ等を
使用してピボット点が形成される。
別の実施例において、第−及び第二の連結機構は、滑り継手を使用せずに、共に
枢動可能に接続されている。この構造は、プラテンが退却位置にあり、連結機構
324の基端325力仏ウジング内に押し込まれたとき、ピボット点331 (
図41)をピボット点332(図42)よりも更に横方向に伸長させる。明らか
であるように、図42の実施例は、その他の設計上のパラメータに依存して、相
対的により小径のばね320と共に利用することが出来る。
更に別の変形例として、連結機構接続部は、図43に示すように、単一のリンク
327′を備えている。当業者に明らかであるように、図43の連結機構327
′を有する点滴ポンプの外形は、折り畳み可能な連結組立体を有する実施例より
も相対的に大きい。更に、図43に図示した実施例におけるように、患者がねじ
4=1キプラグ325に加えるような圧縮力がばねカに追加さね、流出する流体
の流量を変化させる可能性がある。このように、この実施例は、相対的に製造が
簡単であるが、その外形及び圧縮力が問題とならない状況でのる利用することが
望ましい。
上記の設計は、これらの設計を組み込んだ装置の分配サイクルの全体に亙り、相
対的に一定の出力プロファイルを形成するために、本発明の発明者が案出したも
のである。しかし、ばねの妥当な予応力が加わる場合でさえ、ばねが弛緩し、貸
玉の圧力接触面積が変化するのに伴い、排出圧力は、全体として、分配サイクル
に亙って低下する。より大きいばね定数又はより大きい予応力を有するばねを設
けることは、分配サイクルの全体に亙り、開始力及び終了力を変化させるが、全
体として出力又は接触面積のプロファイルを感知し得る程に平坦にする程ではな
い。
中身を排出する間に、袋の内部圧力を一定の5ポンド/平方インチに維持する試
験において、袋に加えられる力は、分配サイクルの開始時点における24ポンド
(10,8864kg)の力から分配サイクルの終了時付近における40ポンド
(18,144kg)の力まで増大させる必要があることが判明した。図6゜を
参照のこと。
このように、本発明の更に別の特徴によれば、排出圧力のプロファイルを平坦に
するために、プラテンが末端方向に移動することに対する抗力、又は抵抗力を付
与する要素が設けられる。プラテンの末端方向への移動に対する抗力の大きさは
、分配サイクルの一部又は全部に亙り連続的に変化し、分配サイクルの開始時で
最大であり、分配サイクルの開好峙と終了時点との間のある時点で最zNaにな
るようにすることが望ましい。この抗力要素により付与される抗力の低下は、分
配サイクルの全体に亙ってばね力が低下することと適合し、分配サイクルの全体
に亙り、ばね及び袋の正味接触面積、及び力が略一定であるようにすることが望
ま(2い。」二記の2つの事項のうち、袋の接触面積が変化することは、ばね力
が低下することよりも好ましくない影響を与える。
このように、図44を参照すると、プラテン338を薬剤袋340に対して偏倚
させる−又は複数のばね336を有する点滴ポンプ334が開示されている。
プラテン338には、その軸方向移動長さの少なくとも一部に亙って摩擦要素3
42に接触する、少なくとも1つの抗力要素342が設けられる。抗力要素34
2は、各種の形態の任意のもので提供することが出来、また、プラテン338の
面内で半径方向外方に伸長させることが出来、又は、図44に示すように、プラ
テンの面から軸方向に離間して配置するようにしてもよい。
図示した実施例において、抗力要素342は、その基端に略交差する要素346
を有する、軸方向に伸長する支持体345を備えている。要素346は、少なく
とも一つの摩擦面344に係合し、この摩擦面344は、図示した実施例におい
て、要素346か末端方向に移動するのに伴ない、要素346から半径方向外方
に傾斜する。要素342は、ゴムのような弾性材料、又は、ネオブレーンのよう
なその他のエラストマー材料から成ることが望ましい。
要素346及び摩擦面344は、各種の形態の任意のものを採用することが出来
る。例えば、図示した実施例において、要素346は、凹所の周りを伸長する環
状面344を有し、略截頭円錐形の凹所内を伸長する、円盤状の形状にすること
か出来る。これとは別に、摩擦面344は、両側方向に対称の要素342の片側
のみ、又はその両側に設けることが出来る。プラテン338が基端方向に退却す
ることで、要素342は、摩擦面344に押し付けらね、相対的にきつく嵌まる
が、この状態は、要素342を末端方向に向けて軸方向に引き出したときに解消
する。
簡略化した実施例において、ポンプハウジングの内壁は、その内周の全部又はそ
の一部に沿って半径方向に僅かに傾斜し又は段状になっている。この傾斜し又は
段状の部分は、基端方向内方に向けて半径方向に伸長し、このため、分配サイク
ルの開始時に最小の断面積となる。この時点にて、プラテン338の半径方向外
縁部は、段状部分又は傾斜路に摩擦係合し、末端方向への移動に対する抵抗力を
付与し、この抵抗ノコは、プラテンカ味端方向に移動するある箇所にて解消し、
又は失われる。
全体として、段状の摩擦面の実施例において、段状部分は、その移動距離の最初
の約半分、又は1/3以上は伸長しないようにする。しカル、所望の摩擦力及び
段状部分の末端縁部のテーパー程度、又はその位置は、ばね定数及び予応力の大
きさ、袋の接触面積によって異なり、当業者が通常の実験を通じて任意の特別の
実施例に対して最適なものとすることが出来る。
本発明の一実施例によれば、抗力要素は、図44に示すような構造とされる。
50ccの薬剤袋を点滴ポンプ中に挿入し、その袋に作用するばね力の変り及び
抵抗要素に起因する抗力を、流体を10cc分配する毎に測定する。次の結果が
得られる。
表1
充填量 ばね力 抗力要素無し 抗力要素有り 抗力要素有り 抗力要素有りの
ときの のときの のときの のときの出力排出圧力 排出圧力 純変化
50m1 401bs、+8psi −131bs、 0 5psi40ml
391bs、+7psi −111bs、 0 5psi30ml 381bs
、+5.9psi −8,81bs、 0 5psi20ml 371bs、+
4.4psi −6,41bs、 0 5psi10m1 361bs、+2.
4psi −3,41bs、 0 5psiOml 351bs、0psi 0
1bs、 0 5psi本発明の更に別の特徴によれば、分配サイクルの状況を
表示する標識が設けられ、この標識は、上記に開示した実施例の任意のものに容
易に採用出来る。図45を参照すると、点滴ポンプのプラテン349と基部35
0との間に配置された流体薬剤袋348が開示されている。この基部350の少
なくとも一部は、ポリカーボネート、又は透明なポリプロピレス又は当該技術分
野で周知のその他の材料から成る透明な窓部分352を備えることが望ましい。
薬剤袋348とプラテン349との間には、以下に詳細に説明する薄膜354が
配置されている。
プラテン349、又はプラテンのカバーには、「空」であることを表示するEの
ような、少なくとも一つのエンボス加工した記号356が設けられる。このエン
ボス加工による記号は、プラテンの平担面から浮き上がるようにすることが望ま
しい。
薬剤が袋348から完全に押し出されたならば、エンボス加工した記号356は
、プラテン349によって薄膜354に抑圧さね、プラテンにエンボス加工され
た記号356は、点滴ポンプの基部350の窓部分352を通じて見えるように
なる。この目的上、薄膜354は、ゴム又はシリコンのような各種の材料の任意
のもので形成出来る。薄膜354は、その厚さか約0.020インチ(0,05
08cm)から約0.030インチ(0,0762cm)の範囲内であることが
望ましい。しかし、薄膜354及び材料の厚さは、薄膜の本来の着色性、及びば
ねによる力を受けたときの圧縮性に依存して、著しく異なる可能性がある。エン
ボス加工による文字は、プラテンの表面から約0.04インチ(0,10110
l6、浮き上がるようにすることが望ましい。
図48から図51を参照すると、本発明の更に別の実施例による超偏平な形状の
摺動ばねリトラクタの実施例が開示されている。点滴ポンプ360には、−又は
複数のばね364により流体薬剤袋368の方向に偏倚されたプラテン366を
内蔵するハウジング362か設けられる。図示した実施例において、4つのコイ
ルばね364が設けらね、そのコイルばね364の各々は、略円錐形の形状をし
ており、このため、図50に示すように、圧縮されたばねの軸方向長さは、ばね
のコイルワイヤーの直径以下である。
プラテン366は、スロット370のような傾斜路に沿ってハウジング362に
関して移動可能に配置されたー又は複数のレバー374により、ばね364の偏
倚力に抗して退却する。少なくとも一対の対向するレバー374.376を設け
ることが望ましく、図示した実施例において、第二対のレバー375.377も
又、設けられている。図49を参照すると、レバー374は、ハウジング362
に形成されたスロット370内に嵌入する。スロット370は、第一の端部37
1から第二の端部379まで軸方向及び子午線方向に傾斜している。同様に、レ
バー375は、軸方向に向けて子午線方向に傾斜したスロット372内を移動す
る。このようにして、ユーザは、親指をレバー375に当て、人差し指をレバー
374にのせ、その二つのレバーを共に締め付けて、プラトンをばねの偏倚力に
抗して前進させることが出来る。ハウジング362の片側の対応する傾斜したス
ロット(図示せず)内を移動し得るよう鏡像の対のレバー376.377を設け
ることにより、ユーザが手で加えることを必要とする力の程度は、半分に軽減さ
ね、プラテンポンプ360内での力の分配をより便利にする。
本発明の一実施例において、レバー374.375.376.377の各々は、
ハウジング362内の、そのそれぞれのスロット内に別個に移動可能に取り付け
られる。例えば、各レバーは、プラテン366と巳桐こ成形さゎ、又はこのプラ
テン366に固着さね、対応する傾斜した移動路内を往復運動する間の摩擦を最
小にし得るように、ローラー軸受(図示せず)のような軸受が設けられることが
望ましい。
これとは別に、一対のレバーの対向する部材の各々は、装置の中心を通じて接続
し、貫通して伸長する単一の柱状体を提供するようにしてもよい。例えば、レバ
ー374.376は、プラテン366を通り、又はこのプラテン366に隣接し
て伸長する単一のシャフトの両端を備えることか出来る。この設計は、レバーを
プラテン366に支承し及び/又は接続する場合に生ずるようなトルクを解除す
ることにより、ポンプの構造の一部を簡略化する。単一の柱状体は、ハウジング
内に恒久的に取り付ける力\又は貫通する内腔内に着脱可能に位置決めし、薬剤
袋を挿入したならば、その柱状体をユニットから除去し得るようにすることが出
来る。
図示した実施例において、対向するレバー374.376は、単一の柱状体の両
端であり、対向するレバー375.377は、同様に、単一の柱状体の両端であ
る。この実施例における柱状体は、図50及び図51に示すように、プラテン3
66の薬剤袋368の側部に沿って伸長する。図50には、薬剤袋368を挿入
する等のために柱状体が退却位置に保持された本発明の実施例の側面図が示しで
ある。図51には、柱状体がプラテン366に隣接する位置に止まる、図50の
実施例の分配サイクルにおける柱状体が示しである。
図49を参照すると、レバー374が移動する経路における最中心位置となる伸
長部379には、装填中のようなときに完全な退却位置にレバー374を着脱可
能に保持し得る回り止め380か設けられる。レバーの各々がこの回り止め38
0まで前進した後、プラテン366は、その退却した位置に解放可能に保持さね
、プラテン366とハウジング362との底部との間に流体薬剤袋368を挿入
することを可能にする。これは、本明細書に開示した各種の方法のうちの任意の
方法で行うことが出来、ハウジング362の側部開口部を通じて流体袋368を
挿入し、又は流体薬剤袋368を挿入し得るように開放することの出来るヒンジ
付き底部壁をハウジング362に設けることにより行うことが出来る。袋を挿入
した後、各レバー374は、対応する回り止め380から外に僅かに横方向に進
め、レバー374が、最早、ばねの偏倚力を受けないようにすることが出来る。
その後、レバーは、装置から引き出し、又はヒンジ箇所(図示せず)にて折り畳
み、装置の周方向の外形を小さくすることが出来る。
図示した実施例において、スロット370の角度により支配されるレバー374
が移動する経路の角度は、プラテン366の中央領域の面から約10°Cから約
20°Cの範囲内にあることが望ましい。当業者に明らかであるように、レバー
374が移動する路の軸線がプラテンの面に垂直になる(即ち、ばね364が移
動する経路の長手方向軸線に接近する)に伴ない、プラテンをばねの偏倚力に抗
して進めるときのてこ力か低下する。このため、一実施例において、スロット3
70は、プラテンの而に対して垂直に伸長するようにする。しかし、プラテンを
ばねの偏倚力に抗して退却させるためには、患者は、相当な力を作用させなけれ
ばならない。
レバー374が移動する経路とプラテン366の面との間の角度範囲の下方限界
値は、幾つかの因子によって左右される。その移動経路の軸方向成分は、プラテ
ン366を十分に退却させ、薬剤袋368を挿入するのに十分でなければならな
い。このため、その角度が一定の限界値よりも小さくなると、同一の軸方向成分
を得るためには、その移動経路の長さを増大させなければならず、このため、装
置の外周寸法をより大きくする必要がある。一つの好適な実施例において、ハウ
ジング362は、長さ約5インチ(12,7cm)で、ばね364の長手方向軸
線に沿った厚さが約0. 9インチ(2,286cm)である。スロット370
は、プラテン366の中央領域の面から約156の角度で傾斜しており、その長
さは、約2.2インチ(5,588cm)である。
本発明の更に別の実施例によれば、ばね力を薬剤リザーバに伝達する平行四辺形
の「鋏」型連結機構を有する改良に係るばね偏倚式静脈内点滴ポンプが提供され
る。図52を参照すると、このポンプ400は、一体のユニットととして形成し
、又は上述のように、着脱可能に接続された2以上の構成要素で形成することが
出来るハウジング401を備えている。
図53及び図54を参照すると、好適な着脱可能な構成要素のハウジング4゜1
は、カバー4′コと、基部404とを備えている。これらのカバー402及び基
部404の各々は、軸方向に伸長する環状壁442.444を備えている。基部
404の環状壁442の外面及びカバー402の環状壁444の内面には、相補
的なねじを設け、上述のように、カバー402と基部404との螺着可能な係合
を容易にし得るようにすることが望ましい。これとは別1′、カバー402と基
部404との接触面には、押し込み−捻り嵌め式インターロックを可能にし得る
ように、相補的なビン及びJ又り字形溝が設けられる。上記の開示内容がら明ら
かであるように、各種の選択可能なインターロック式構造体の任意のものを本発
明のハウジング401に利用することが出来る。
カバー402及び基部404は、熱可塑性材又は熱硬化性ポリマーを射出成形す
るといった、医療装置のハウジングの従来の技術の製造によって形成することが
望ましい。これとは別に、当業者には十分、理解されるように、薄板金属材料で
製造することを含む、各種のその他の技術の任意のものを利用することも可能で
ある。
一般に、基部404、環状壁442、環状壁444及びカバー402は、協働し
て、点滴装置の機能的構成要素を保持するチャンバ446を形成する。図示した
実施例において、プラテン部分410は、ばね及び連結機構組立体411により
可撓性の薬剤袋406のようなリザーバに対して偏倚される。
流体袋406は、ポート450を通じてハウジング401を通って伸長する流出
流体管448により、患者と流体連通している。カバー402と基部404との
間の各種の関係に対応し得るように、ボート450を変形することは、当業者に
明らかであろう。薬剤の流量を調整する流量調整弁(図示せず)が流体管448
に設けられる。
一般に、本発明に従って使用しようとする流体袋の直径は、約3.5インチ(8
,89cm)から約5インチ(12,7cm)の範囲であり、その厚さは、約0
.5インチ(1,57cm)から約1.0インチ(2,54cm)の範囲である
。しかし、その他の寸法の袋を受け入れ得るようにした点滴ポンプは、本明細書
の開示内容に従って容易に製造することが出来る。
図53及び図54を参照すると、直径3.8インチ(9,652cm)、厚さ1
インチ(2,54cm)、100ccの薬剤袋406に使用し得るようにしたプ
ラテン410の実施例は、直径が約2.4から約2.8インチ(6,096cm
から7,112cm)の範囲にある平坦で円形の中央接触面413と、プラテン
410のリザーバ接触側から傾斜した環状リング部分415とを備えている。
この環状リング部分415の外径は、全体として、直径3.8インチ(9,65
2cm)の平坦な薬剤袋406に使用し得るよう、約3.4から約366インチ
(8,636から9.114cm)の範囲内にある。薬剤袋406は、満杯のと
き、直径約3.5インチ(8,89Cm)である。中央の接触面413の面の伸
長部分に対する環状リング部分415の表面の角度は、約10’から約45°の
範囲内にあることが望ましく、特に、約10°から約30°の範囲内にあること
か望ましい。
一般に、中央接触面413と環状リング部分415の半径方向の最内側伸長部と
の間の移行部分417は、その円形の中央接触面413が流体薬剤袋406の上
面の平坦部分を略完全に覆うように位置決めされている。図53を参照すると、
薬剤袋406は、袋406の外周領域が上面409の面から偏倚し始める箇所で
ある、外側限界点又は移行領域407を有する略平坦な上面を備えている。
図53に示すように、袋406の移行点407は、プラテン410の移行点41
7と略一致する。図54を参照すると、底部板408の内面は、プラテン410
に対し相補的な着座面を備える形態にしである。プラテン410は、プラテン4
10が薬剤袋406をハウジング401の基部404に圧縮するとき、このプラ
テン410を安定させるため、軸方向に伸長する環状フランジのようなガイド4
25を備えることが望ましい。
このプラテン410は、連結機構組立体411を通じて薬剤袋406の方向に偏
倚されている。全体として、連結機構組立体411は、プラテン410の長手方
向移動軸線に関して、ある角度で伸長する長手方向軸線を有する−又は複数の偏
倚要素を備えている。この偏倚要素の軸線は、プラテン410の移動軸線に対し
、略垂直に伸長することが望ましい。以下に説明するように、この偏倚要素は、
中心シャフト又は管状カバーのような少なくとも1つの同心状又は平行なばねガ
イドを有する−又は複数のばねを備えることが望ましい。
図示した実施例において、ばねガイド414は、プラテン410の軸方向移動方
向に対して略垂直な軸線に沿って伸長する。このばねガイド414は、当業者に
その変形例が容易に明らかであろうが、長さが約3. 0から約3,4インチ(
7,62から8.636cm)の範囲内にあり、直径が約0.125インチ(0
゜3175cm)から0.250インチ(0,635cm)の範囲内にあるねじ
付き金属ロッドを備えることが便宜である。
ばねガイド414がその全長に亙って伸長する連続的なねじを有する単−又は部
分化したシャフトを備える一実施例において、管状スリーブは、以下に説明する
ように、その他の可動部品を摺動可能に保持するねじ付きシャフトの一部の上に
便宜に配置することが出来る。これとは別に、ばねガイド414は、ナツト41
6.416′を受け入れるその末端にのみねじ領域を有する略平滑なロッドで形
成することが可能である。
ばねストッパは、ばねガイド414の一端に保持される。当業者に容易に明らか
であるように、各種の手段の任意のものを利用してばねの張力状態を保持するこ
とか出来る。例えば、製造上の観点、及び製造業者がナツトを回すだけでばね張
力を調整し得る点にて、ばねガイド414に螺着可能に係合させたナツト、又は
ナツトと座金を使用することか便宜である。
図示した実施例において、各ばねの横方向への膨張を制限し得るよう、ばねスト
ッパ419が、ばねガイド414の各側端部に設けられる。このばねストッパ4
19は、全体として、ばねガイド414のねじ部分を受け入れ得るよう、軸方向
に貫通して伸長する穴421を有する、半径方向外方に伸長する環状フランジ4
23を備えている。また、ばねストッパ419は、半径方向面に、ばねの膨張を
制限するのに十分な断面積を有する。ばねストッパ419の各々には、軸方向に
伸長する管状スリーブ418.418′か設けられることが望ましく、これらス
リーブは、ポンプを組み立てたとき、ばねガイド414に沿って中心方向に、か
つばね内部で伸長する。図示した実施例において、スリーブ418.418’は
、ばねガイド414のねしと相補的な内ねじを備えており、ばねストッパ419
を所定位置に確実に螺着可能に保持する。
別の実施例(図示せず)において、ばねストッパ419は、上記の実施例におけ
るように、平径方向外方に伸長する環状フランジ423と、軸方向に伸長する管
状スリーブ418とを備えている。しかし、ばねストッパ419は、外方に伸長
する環状フランジ423の側面で、ばねガイド414に直接に固着されたねじナ
ツトにより所定位置に保持される。この実施例において、穴421及び軸方向に
伸長する管状スリーブ418の内壁の内ねじは不要である。側部ねしナツトを使
用することは、製造上の観、屯から便宜であるが、その結果、ばねガイド414
の全体的な横方向長さか増し、このことは、特定の実施例では望ましくないこと
である。
ばね412.412′は、ばねストッパ419と軸方向に移動可能な2つのブロ
ック420.420′ との間で圧縮される。一実施例において、これらのばね
412.412′は、直径約0.085インチ(0,2159cm)の楽器用ワ
イヤーから成る。予負荷を増すことにより、0.080インチ(0,2032c
m)といったより小さい直径のものを使用することことも出来る。
ばね412.412′は、2つのばねを使用する実施例において、1インチ(2
,54cm)当り約80ポンド(36,288kg)から1インチ(2,54c
m)当り130ボンド(58,968kg)の範囲内のばね定数を有することが
望ましい。これらのばね412.412′の各々の長さは、非圧縮状態のとき、
約1.フインチ(4,318cm)で、図53に示したその完全な圧縮状態のと
き、約0. 9インチ(2,286cm)であり、その直径は1/2インチ(1
゜57cm)である。分配サイクルの開始時における図53に示した圧縮状態と
、分配サイクルの終了時における図54に示した状態との間で、ばね412.4
12′が軸方向に意で得する合計量は、約0゜フインチ(1,778cm)であ
る。
ブロック420.420′は、ばねの中心方向への移動を連結機構組立体411
及びプラテン410に機械的に連結する中心方向のばね当接部として機能する。
図示した実施例において、ブロック420.420′は、略矩形の外形をしてお
り、ブロック420.420′の軸方向長さの全体に亙っては伸長しない側部に
環状又は管状凹所422を備えている。ばね412.412′は、ブロック42
0.420’の各々の凹所422内に嵌まる。また、これらのブロック420.
420′は、ブロックの中心を通って軸方向に伸長する管状開口部を備えており
、ブロックかばねガイド414に沿って軸方向に摺動するのを許容する。
ブロック420.420’の各々は、アルミニウム、ステンレス鋼、又は医療装
置の技術分野で公知のその他の金属のような、各種の耐久材料の任意のもので形
成することか出来る。しかしながら、デュポン(DuPont)から市販されて
いるデルリン(Delrin)のような強力で軽量なプラテン材料を使用するこ
とが望ましい。高分子系ブロック又はコーティングは、ばね412.412′に
より偏倚されたときに、ばねガイド414の上を相対的に自由に摺動し得るため
に、望ましい。
ばねガイド414に対して平行なブロック420,420’の両側部の各々は、
ブロックピボット点438を備えている。上述のピボット点と対応する凹所との
相対的な位置決めは、当業者に明らかであるように、容易にその逆にすることが
出来る。
これら2つのリンクアーム424.426は、その第一の端部にて、各ピボット
点438に枢動可能に固定される。リンクアーム424は、その第二の端部にて
、アンカーピボット点436に接続される一方、このアンカーピボット点436
は、カバー402に接続される。リンクアーム426は、その第二の端部にて、
プラテンのピボット点434に接続される一方、このプラテンのピボット点43
4は、プラテン410に接続される。リンクアーム424.426は、リンクア
ーム428.430の形態の鏡像である鋏状の形態を形成する。これら4つのリ
ンクアーム424.426.428.430は、共に、当業者に理解されるよう
に、調節可能な平行四辺形の連結機構を形成する。図55に示すように、ブロッ
ク420.420′の対向する垂直壁には、同一の平行四辺形の連結機構が存在
することが望ましい。
アンカーピボット点436は、カバー402に固定することが望ましい取り付は
部432に固着される。プラテンのピボット点434は、プラテン取り付は部4
40に固定される一方、このプラテン取り付は部440は、プラテン410に枢
動可能に取り付けられることが望ましい。
好適な実施例において、プラテン取り付は部440には、ブロック420,42
0′の各々の下方内縁部の経路に従動し得る形状及び寸法とした上方のカム状外
形が付与される。適当なカム状面は、当業者に明らかであるように、環状のドー
ム形要素440により、又はカム状の外形を有する−又は複数の略平行な平面状
要素を提供することにより、形成することが出来る。ブロック420,420′
の下方内縁部の[81こ従動するカム面を提供することは、底部板408の面に
対して略平行であるその通常の位置からプラテン410の面が偏倚可能な程度を
制限する作用を果たす。このアンカー440のカム状部分の外面は、ブロック4
20.420′の各々の移動経路に十分に接近し、プラテンの傾斜か約5%以内
に制限されるようにすることが望ましい。
本発明の鋏状の実施例の更なる選択随意の構成として、流体の液位インジケータ
451が設けられる。図54を参照のこと。この流体液位インジケータ451は
、全体として、鋏組立体の可動部分及び流体の液位インジケータ451に枢動可
能に接続された連結機構452を備えている。液位インジケータ451は、スケ
ール(図示せず)に隣接して軌道454内に摺動可能に取り付けらべ又、液位イ
ンジケータ451及びスケールが流体の残量を表示し得るように、目盛りを付す
ることが望ましい。
薬剤袋406を基部404内に挿入し、この基部404がカバー402に係合し
た後、ばね412.412’は、その最大の圧縮位置にある。ばね412.41
2′がプラテンの移動する軸方向に対して垂直な方向に力を解放するのに伴い、
ブロック420.420′は、ばねガイド414上で互いの方向に摺動し、リン
クアーム424.426.428.430の中間端部を軸方向に動がして、更に
分離させる。ばね412.412′を通じて付与される力は、この機構を通じて
、リンクアーム424.426.428.430を通じて伝達さね、プラテン取
り付は部440を介してプラテン410に伝達される。リンクアーム424.4
26.428.430によりプラテン410に伝達されるばね力の成分は、ばね
張力の低下に伴って分配サイクルの全体に亙り増大し、図54に示すように、袋
が略収縮するまで、薬剤の排出圧力を驚く程、略一定に保持する。上述の実験例
で明らかとなったこの驚くべく結果は、一定時間に亙って一定量の化学療法薬剤
を患者に点滴するような場合の適用例において特に望ましい。リンクアーム42
4.426.428.430により得られるてこ力は、分配サイクルの全体に亙
り、ばね張力の低下及び袋の接触面積の増大を補う。
実験例↓
ポンプの製造
線径的0.085インチ(0,2159cm)の楽器用ワイヤーから成るばね4
12.412′を備えるプラテンは、図52から図55に示した実施例に従って
製造した。これらのばね412.412′は、外径的0. 5インチ(1,57
cm)、ばね定数1インチ(2,54cm)当り約111ポンド(50,349
6kg)、非圧縮状態における長さ約1.フインチ(4,318cmL及び図5
4に示すように、完全な圧縮状態の長さ約0.9インチ(2,286cm)であ
る。ばね412.412′の軸方向への移動距離の合計は、分配サイクルの開始
時における図53に示した圧縮状態と、分配サイクルの終了時における図54に
示した状態との間で、約0.フインチ(1,778cm)である。これらのばね
には、各(111部で約35ポンド(15,876kg)の予負荷を加え、測定
の結果、約160ポンド(72,576kg)の合計ばね力か得られた。これら
のブロック420.420′は、デュポンから市販されているデルリンで形成し
た。
ピボット点からピボット点までの4つのリンクアームの各々の長さは、約0.
8インチ(2,032cm)である。プラテン及び対向壁は、略平坦とし、ばね
偏倚組立体に起因する圧力の作用から絶縁されるようにした。
実験例1
プラテンポンプの試験
50ccの薬剤袋406を実験1のプラテンポンプに挿入し、この薬剤袋406
からの排出流体圧力を測定し、分配サイクルに亙って薬剤袋406内の容積が低
下する値とした。以下の表Iには、この実験例からのデータが示しである。
(以下余白)
表1
薬剤袋からの排出ff1(cc) 流体の排出圧力(psi)上記の実験から得
られたデータは、図56にも再現されており、この図は、立方セン千メートルに
よる分配された薬剤の量と、ボンド/平方インチによる排出圧力とを比較したも
のである。排出圧力の変化対排出量の変化のパーセンテージは、図57に示しで
ある。図57には、分配サイクル中の薬剤袋406内に保持される薬剤の排出圧
力が、プラテンポンプ400によって極めて一定に保たれることを示す。
実験例1
100cc容積の試験
実験例3において、50ccの薬剤袋406に代えて、100ccの薬剤袋を使
用した。上記の実験例2で行った手順を反復し、次のデータが得られた。
表土↓
薬剤袋からの排出Jl(cc) 流体の排出圧力(psi)図58には、分配サ
イクル中における排出圧力が示しである。図59には、分配サイクル中における
圧力変化がパーセンテージで示しである。
薬剤袋406内の薬剤の容積が50ccから100ccに増しても、分配サイク
ル中において、薬剤袋406に作用する圧力の変化に顕著な影響はなかった。
図61から図65を参照すると、プラテンポンプの上記開示した実施例の任意の
ものと共に、容易に使用可能である流体容器500が提供される。この流体容器
500は、流出流体管530と流体連通した収縮可能な薬剤リザーノ(又は袋5
10から成ることが望ましい。この排出流体管530は、図61に仮想線で示し
た投与セット540に接続することが出来る。また、図7には、投与セットも示
しである。排出流体管530は、当業者に公知の標準的なPVC管、又はその他
の材料とすることが出来る。
薬剤リザーバ510は、第一0面508と、略対向する第二の面509とを備え
ることが望ましい。これらの第一の而508及び第二の面509の各々は、略平
坦な中央部分512.513を備えている。直径約3.5インチ(8,89cm
)の薬剤リザーバの場合、これらの略平坦な中央部分512.513は、典型的
に約1.5から約3.0インチ(3,811cmから7.62cm))の範囲の
直径を有し、又、完全な満杯の形態のとき、約2.4から約2.8インチ(6゜
096Cmから7.112cm)の直径であることが望ましい。
移行部分514は、第一の面508、第二の面509の円形の中央部分512.
513を囲繞する。この移行部分514は、第一の面508又は第二の面509
の面から偏倚するリザーバ510の表面の一部を備えている。このようにして、
図62に示すように、薬剤リザーバ510が満杯になったとき、移行部分514
は、平坦な円形の中央部分512.513を半径方向最外側の傾斜部分516に
接続する。
これら半径方向最外側の対向する傾斜部分516は、継目部分520にて接続す
ることが望ましい。本発明において、 「継目部分」とは、当該技術分野で公知
の各種の成形、又はその他のプラスチック製造技術の任意の方法により製造し得
るような「継目無し」袋の外周縁部をも意味するものである。
所望の薬剤が存在する場合、第一の面508及び第二の面509は、適度な安定
性を示す、適宜に接着可能な非延伸性の2枚の薄板材料で形成することが望まし
い。これら2枚の薄板材料は、熱接着、溶剤接着、接着剤又は高周波溶接のよう
な各種の接続技術の任意の方法を使用して、継目部分520で接続することが出
来る。この薬剤リザーバは、当業者に公知のその他の材料が利用可能であり、又
、使用することが出来るが、薬剤を患者に投与するのに十分な米国クラス6のP
VCで製造することか望ましい。
図63及び図65に示すように、流出流体管530は、接続部525にして高周
波溶接又はその他の接着方法を採用することにより、薬剤リザーバ510に接続
することが出来る。熱接着、溶剤接着、接着剤又は摩擦結合のような薬剤リザー
バ510を流出流体管530に接続するその他の手段は、当業者に容易に明らか
であろう。
図61から図65に示した薬剤リザーバ510は、直径が約3.5インチ(8゜
89cm)から約5インチ(12,7cm)の範囲であり、高さが約0. 5イ
ンチ(L 57cm)から1.0インチ(2,54cm)の範囲であることが望
ましい。全体として、この袋の直径は、採用される圧縮機構の型式により左右さ
れる。例えば、図1のねじクラム殻体の場合、直径が約4インチ(10,16c
m)よりもはるかに大きい袋は、多くの患者が便宜に把持し得ない程の直径のポ
ンプを必要とするであろう。しかしながら、直径5インチ(12,7cm)、6
インチ(15,24c m)又はそれ以上の袋に対し、その他の圧縮機構を容易
に使用することが可能である。この袋の高さ又は厚さは、典型的に、所望の容積
及び所望の最大直径により左右される。
本発明の多くの適用例の場合、流体容器500は、50ccの流体を保持するこ
とが望ましい。本発明において、これらの容積が望ましいが、本発明の開示内容
を利用して、その他の寸法の流体容器を容易に構成することが可能である。これ
ら各種の寸法の流体容器は、この開示内容の範囲に含めることを意図するもので
ある。
この流体容器500の重要な特徴は、本明細書に開示したプラテンポンプにより
その容器に付与される圧力に耐え得ることである。更に、この流体容器500は
、プラテンポンプにより流体に付与される圧力の変化を最小にし得るよう相対的
に非延伸性であることが望ましい。本実施例の流体容器500が円盤状の形態で
あるため、薬剤リザーバ510及び排出流体管530が分配サイクルにあるとき
、継目部分520の全体を通じて圧力が略均−に配分される。上述のように、こ
の均一な圧力分布は、容器500の破断の原因となる局部的な応力の蓄積を最小
にする。
流体容器500の別の利点は、満杯の複数の流体容器500を冷蔵庫等に積み重
ねた状態で容易に貯蔵可能である点である。流体容器500か空のとき、流体容
器500は平坦であり、かつ空のときは可撓性であるため、その容器を処分する
のに必要な容積は極めて小さくて済む。
円形の外形を有する流体容器に加えて、本発明の開示内容に従ってその他の形状
のリザーバを形成することも可能である。例えば、図66から図69を参照する
と、略平面状の方形の上面562及び底面563を有する矩形の薬剤リザーバ5
60をプラテンの各種の実施例のプラテンポンプと共に使用することが出来る。
円形の薬剤リザーバに対すると同様の方法にて、矩形の薬剤リザーバ5600頂
部上面及び底面は、略方形の平坦な中央部分、移行部分564及び半径方向最外
側の傾斜部分566を備えている。高周波溶接方法を利用して、継目部分572
を接続し、薬剤袋560を接続部568にて排出流体管570に取り付けること
が望ましい。
図70から図73を参照すると、菱形の流体リザーバ561をtlJすることが
出来る。更に、六角形の薬剤リザーバ580の側部に接続部582(図74から
図77)又は六角形の薬剤リザーバ581の一つのコーナ部の接続部583を備
える(図78から図81)、六角形の流体リザーバ580.581(図74から
図81)を提供することも出来る。図82から図89を参照すると、8個の側部
(586)、10個の側部(588)、12個の側部(590)又は24個の側
部(592)を備える薬剤リザーバを有する流体容器を貼供することが出来る。
故に、流体容器内のかかる変更は、請求の範囲に包含することを意図するもので
ある。
ゆえに、当業者には、上述の好適な実施例の各種の変更、及び変形例が明らかで
あることを理解すべきである。ねじのてこ力が不要であるならば、加圧殻体及び
流体保持殻体は、ラッチによって共に保持することが可能である。上述のように
、円錐形のヘリカルばねに代えて、その他の加圧方法も採用可能である。更に、
本発明の範囲から逸脱せずに、更なる変形例が案出可能である上記及びその他の
変更は、本発明の精神及び範囲から逸脱せずに、カリそれに伴う利点を損なわず
に実現可能である。
FIG、4
FIG、5A FIG、 58
FIG、6A
FIG、7
FIG、8B
FIG、 10
FIG、 24
FIG、42
排出流体圧力(J)si)
排出流体圧力(へ)l)
υ間流イ本口じυの悴イヒ %
R
国際調査報告
国際調査報告
US 9300565
S^ 69625
フロントページの続き
(51) Int、C1,’ 識別記号 庁内整理番号A61M 37100
9052−4C7344−4C
(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、 PT、 S
E)、 AU、 CA、JPI
A61J IJ’OO333A
(72)発明者 イア−ハート、ドナルド エム。
−アメリカ合衆国、 92715.カリフォルニア。
アーパイン、デルフィナス、10番地
(72)発明者 マックフィ、チャールズ ジェイ。
アメリカ合衆国、 92647.カリフォルニア。
ハンティングトン ビーチ、ラーソン ドライブ、 8562番地
Claims (92)
- 1.流体を流体リザーバから押し出す点滴ポンプであって、流体リザーバを受け 入れるチャンバを内部に有するハウジングと、前記流体リザーバに接触する第一 の壁と、その間に前記チャンバを形成し得るように前記第一の壁から離れたる第 一の位置と前記第一の壁に相対的に近接した第二の位置との間で可動である第二 の壁とを備える点滴ポンプにして、 前記第一及び第二の壁には、前記第一及び第二の壁の各々と前記流体リザーバと の間の接触面積が分配サイクルの全体に亙って変化するのを最小にし得る形態と した非平面的な相補的面が設けられることを特徴とする点滴ポンプ。
- 2.請求の範囲第1項に記載の点滴ポンプにして、前記ハウジングには、前記第 一及び第二の壁の間の前記チャンバ内に流体リザーバを挿入する装填ポートが設 けられることを特徴とする点滴ポンプ。
- 3.請求の範囲第1項に記載の点滴ポンプにして、前記第二の壁が、中央領域と 、周縁領域とを備え、この周縁領域が前記中央領域の面の外に移動可能であるこ とを特徴とする点滴ポンプ。
- 4.請求の範囲第1項に記載の点滴ポンプにして、前記第二の壁を前記第二の位 置の方向に偏倚させる少なくとも1つのばねを更に備えることを特徴とする点滴 ポンプ。
- 5.請求の範田第4項に記載の点滴ポンプにして、請求項1から5に記載したば ねを備えることを特徴とする点滴ポンプ。
- 6.請求の範囲第1項に記載の点滴ポンプにして、前記第二の壁を前記第二の位 置から前記第一の位置に退却させるリトラクタを更に備えることを特徴とする点 滴ポンプ。
- 7.請求の範囲第6項に記載の点滴ポンプにして、前記リトラクタが、前記ハウ ジングに枢動可能に固着されたレバーを備えることを特徴とする点滴ポンプ。
- 8.請求の範囲第7項に記載の点滴ポンプにして、前記レバーが、ポンプのユー ザが把持する把持端と、前記可動壁に固着された突起に係合するカム端とを備え 、前記レバーの前記把持端を持ち上げることにより前記突起が前記カムに沿って 進み、前記可動壁を退却させることを特徴とする点滴ポンプ。
- 9.請求の範囲第8項に記載の点滴ポンプにして、前記カムが、前記突起に接触 すると共に、前記把持端をその移動範囲の限界点の間の少なくとも1つの静止位 置に保持する摩擦面を更に備えることを特徴とする点滴ポンプ。
- 10.請求の範囲第6項に記載の点滴ポンプにして、前記リトラクタが、ねじ部 分を有する第一の構成要素と、この第一の構成要素の前記ねじ部分に係合する相 補的なねじ部分を有する第二の要素とを備え、前記第一の構成要素が前記第二の 構成要素に関して相対的に回転する結果、前記可動壁が前記第二の位置から前記 第一の位置に向けて退却されることを特徴とする点滴ポンプ。
- 11.請求の範囲第10項に記載の点滴ポンプにして、前記第一の壁が、前記ハ ウジングに螺着着脱可能に係合し、前記第一の壁と前記第二の壁との間に流体リ ザーバを取り付けるのを可能にし、前記第一の壁を流体リザーバが取り付けられ た前記ハウジングと螺着可能に係合させることにより、前記可動壁が、前記第二 の位置から前記第一の位置まで圧縮されることを特徴とする点滴ポンプ。
- 12.請求の範囲第10項に記載の点滴ポンプにして、前記可動壁に固着された 柱状体を備え、この柱状体が、回転可能なキーの相補的なねじと協働し、前記可 動壁を第二の位置から前記第一の位置まで退却させるねじ領域を備えることを特 徴とする点滴ポンプ。
- 13.請求の範囲第10項に記載の点滴ポンプにして、前記ハウジングを通って 伸長し、かつ前記ハウジングに関して固着された相補的なねじと協働するねじ付 き柱状体を備え、このねじ付き柱状体が、その長手方向軸線を中心として回転す ることにより、この柱状体が、軸方向に前進されるようにしたことを特徴とする 点滴ポンプ。
- 14.請求の範囲第13項に記載の点滴ポンプにして、前記ねじ付き柱状体が、 前記可動壁に回転可能に固着されることを特徴とする点滴ポンプ。
- 15.請求の範囲第6項に記載の点滴ポンプにして、前記リトラクタが、前記ハ ウジングの外側に露出されたリトラクタ構成要素を前記可動壁に接続する、軸方 向に折り畳み可能な連結機構を備えることを特徴とする点滴ポンプ。
- 16.請求の範囲第15項に記載の点滴ポンプにして、前記軸方向に折り畳み可 能な連結機構が、第二の管状要素内に軸方向に可動であるように配置された第一 の細長の要素を備えることを特徴とする点滴ポンプ。
- 17.請求の範囲第15項に記載の点滴ポンプにして、前記軸方向に折り畳み可 能な連結装置が、枢動可能に接続された少なくとも2のリンクを備えることを特 徴とする点滴ポンプ。
- 18.請求の範囲第17項に記載の点滴ポンプにして、その基端にて、前記ハウ ジングの外側に露出された前記リトラクタ構成要素に枢動可能に接続されると共 に、その末端にて第二のリンクの基端に枢動可能に接続された第一のリンクを備 え、前記第二のリンクの末端が前記可動壁に関して枢動可能に接続されることを 特徴とする点滴ポンプ。
- 19.請求の範囲第1項に記載の点滴ポンプにして、分配サイクルの完了状況を 表示する標識を更に備えることを特徴とする点滴ポンプ。
- 20.請求の範囲第19項に記載の点滴ポンプにして、前記標識が、その移動軸 線に沿った前記可動壁の位置を測定するスケールを備えることを特徴とする点滴 ポンプ。
- 21.請求の範囲第19項に記載の点滴ポンプにして、前記第一の壁の少なくと も一部が、窓部分を備え、前記標識が、前記分配サイクルの完了時に前記窓部分 を通じて見えるようにしたことを特徴とする点滴ポンプ。
- 22.請求の範囲第1項に記載の点滴ポンプにして、前記ハウジングが、略2イ ンチ(5.08cm)以内の軸方向厚さを有する略円盤状の形状であることを特 徴とする点滴ポンプ。
- 23.請求の範囲第22項に記載の点滴ポンプにして、前記点滴ポンプの厚さが 約1.5インチ(3.81cm)以内であることを特徴とする点滴ポンプ。
- 24.請求の範囲第1項に記載の点滴ポンプにして、前記可動壁の軸方向への移 動距離が、約0.5インチ(1.57cm)から約1.2インチ(3.048c m)の範囲内であることを特徴とする点滴ポンプ。
- 25.請求の範囲第24項に記載の点滴ポンプにして、前記可動壁の軸方向への 移動距離が、約0.6インチ(1.524cm)であることを特徴とする点滴ポ ンプ。
- 26.請求の範囲第1項に記載の点滴ポンプにして、流体リザーバを更に備え、 前記リザーバが、少なくとも1つの流体排出オリフィスを有する変形可能な流体 袋を備えることを特徴とする点滴ポンプ。
- 27.請求の範囲第26項に記載の点滴ポンプにして、前記リザーバが、このリ ザーバと流体連通し、流体をこのリザーバから遠方の位置に運ぶ排出流体管を更 に備えることを特徴とする点滴ポンプ。
- 28.請求の範囲第26項に記載の点滴ポンプにして、前記リザーバが、約10 ccから約200ccの範囲内の充填容積を有することを特徴とする点滴ポンプ 。
- 29.請求の範囲第28項に記載の点滴ポンプにして、前記リザーバが約100 ccの充填容積を有することを特徴とする点滴ポンプ。
- 30.請求の範囲第26項に記載の点滴ポンプにして、前記リザーバが、約0. 5インチ(1.57cm)の最小厚さを有することを特徴とする点滴ポンプ。
- 31.請求の範囲第6項に記載の点滴ポンプにして、前記リトラクタが、少なく とも1つの圧力反応型膨張リザーバを備えることを特徴とする点滴ポンプ。
- 32.請求の範囲第31項に記載の点滴ポンプにして、前記膨張可能なリザーバ が、シリンダが略空であるときの第一の退却位置から前記シリンダに充填媒体が 満たされたときである第二の伸長位置まで可動である軸方向長さを有する空気圧 シリンダを備えることを特徴とする点滴ポンプ。
- 33.請求の範囲第32項に記載の点滴ポンプにして、1から8つの空気圧シリ ンダを備えることを特徴とする点滴ポンプ。
- 34.請求の範囲第31項に記載の点滴ポンプにして、前記圧力反応型膨張リザ ーバが、少なくとも1つの袋状体を備えることを特徴とする点滴ポンプ。
- 35.請求の範囲第34項に記載の点滴ポンプにして、前記袋状体を空の状態か ら満杯の状態に膨張させることにより、前記可動壁が第二の位置から第一の位置 まで圧縮されることを特徴とする点滴ポンプ。
- 36.分配サイクルの全体に亙り、液体を略一定の流量にて収縮可能な流体リザ ーバから排出する方法にして、 その内部に流体を有する収縮可能な流体リザーバであって、流体をリザーバの外 に運ぶ少なくとも1つの排出流体の流動管を有する型式である収縮可能な流体リ ザーバを提供する段階と、 2つの圧縮面の間で前記収縮可能な流体リザーバを圧縮し、流体を前記リザーバ の外に、かつ排出流体の流動管を通じて排出する段階と、前記投与サイクルの全 体に亙り、前記折り畳み可能なリザーバの外形の変化を補正し、前記収縮可能な リザーバと2つの圧縮面との間の純接触面積が、投与サイクルの全体に亙り、略 一定であるようにする段階と、を備えることを特徴とする方法。
- 37.流体を流体リザーバから押し出す点滴ポンプであって、流体リザーバを受 け入れるチャンバを内部に有するハウジングと、前記流体リザーバに接触する第 一の壁と、その間に前記チャンバを形成し得るように前記第一の壁から離れたる 第一の位置と前記第一の壁に相対的に近接した第二の位置との間で可動である第 二の壁と、前記第二の壁を前記第一の位置から前記第二の位置の方向に前進させ るばね偏倚手段であって、前記第二の壁の移動軸線に対し略垂直に伸長する長手 方向軸線を有する少なくとも1つのばねと、ばね力を前記第二の壁に対する圧縮 力に変換する少なくとも1つのレバー連結機構とを備えるばね偏倚手段とを備え る点滴ポンプにして、 前記第一及び第二の壁には、前記第一及び第二の壁の各々と前記流体リザーバと の間の接触面積が分配サイクルの全体に亙って変化するのを最小にし得る形態と した非平面的な相補的面が設けられることを特徴とする点滴ポンプ。
- 38.流体を流体リザーバから押し出す点滴ポンプであって、流体リザーバを受 け入れるチャンバを内部に有するハウジングと、前記流体リザーバに接触する第 一の壁と、その間に前記チャンバを形成し得るように前記第一の壁から離れたる 第一の位置と前記第一の壁に相対的に近接した第二の位置との間で可動である第 二の壁と、前記第二の壁に対して略垂直に伸長する面内に位置する、対向した第 一及び第二のピボット点と、前記第二の壁に対して略平行に伸長する面内に位置 する、対向した第三及び第四のピボツト点と、前記第三及び第四のピボット点の 少なくとも一方をその他方に偏倚させる少なくとも1つのばねとを有する平行四 辺形の連結機構とを備える点滴ポンプにして、 前記第三及び前記第四のピボット点が互いの方向に移動することにより、前記第 一及び第二のピボット点が互いに離れるように移動し、これにより、前記第二の 壁を前記第二の位置に向けて前進させることを特徴とする点滴ポンプ。
- 39.請求の範囲第6項に記載の点滴ポンプにして、前記ハウジングが、前記チ ャンバを包み込み得るように相互に着脱可能に固着された第一及び第二の構成要 素を備え、この第一及び第二の構成要素には、第一及び第二の構成要素を互いの 方向に前進させ、かつ互いに回転させることにより、この第一及び第二の構成要 素を共に係止する相補的なインターロック面構造体が設けられることを特徴とす る点滴ポンプ。
- 40.請求の範囲第39項に記載の点滴ポンプにして、前記第一の構成要素が、 略軸方向に伸長する部分と、第二の構成要素の突起を受け入れ得るよう略周縁方 向に伸長する部分とを有する少なくとも1つの略「J」字形のスロットを備え、 前記突起を前記スロットの軸方向伸長部分に沿って軸方向に前進させ、次に、第 二の構成要素を回転させて、前記突起を前記スロット内で周縁方向に前進させる ことにより、前記第一及び第二の構成要素が、解放可能に係止されることを特徴 とする点滴ポンプ。
- 41.点滴装置にして、 第一の殻体と、 前記第一の殻体内に取り付けられたへリカルばねと、前記第一の殻体に係合する 手段を有する第二の殻体と、前記第二の殻体内に収容され、流体を保持し、かつ 出口管と流体連通した流体投与袋とを備え、前記第一の殻体が前記係合手段に係 合したとき、流体が圧力により前記ヘリカルばねから前記出口管を通って前記流 体投与袋の外に押し出されるようにしたことを特徴とする点滴装置。
- 42.請求の範囲第41項に記載の点滴装置にして、前記係合手段が、前記第一 の殻体に螺着可能に係合することを特徴とする点滴装置。
- 43.請求の範囲第41項に記載の点滴装置にして、前記ばねが、前記第一の殻 体に取り付けられた小径端と、前記流体投与袋を加圧するより大径端とを有する 円錐形のヘリカルばねであることを特徴とする点滴装置。
- 44.請求の範囲第41項に記載の点滴装置にして、前記ヘリカルばねが完全に 伸長するのを阻止し得るよう、前記第一の殻体に固着された可撓性ケーブルを更 に備えることを特徴とする点滴装置。
- 45.請求の範囲第41項に記載の点滴装置にして、前記ヘリカルばねが、点滴 過程の全体に亙り、前記流体投与袋に力を作用させ、この力が、点滴の開始時に 前記流体投与袋に加えられる初期力から30%以内だけ変化することを特徴とす る点滴装置。
- 46.請求の範囲第41項に記載の点滴装置にして、前記出管出口管を選択的に 開放し又は閉塞し得るよう、前記出口管に配置されたクランプを更に備えること を特徴とする点滴装置。
- 47.請求の範囲第41項に記載の点滴装置にして、前記ばねの圧力を前記流体 投与袋の全体に分配する底面を有するプラテンを更に備えることを特徴とする点 滴装置。
- 48.請求の範囲第47項に記載の点滴装置にして、前記プラテンの底面が、前 記流体投与袋の略平坦な中央部分以上、前記流体投与袋に接触しないことを特徴 とする点滴装置。
- 49.請求の範囲第47項に記載の点滴装置にして、前記プラテンが、残る流体 を前記流体投与袋の外縁から押し出すのに適した、その外縁の周りに形成された 凹状の環状部分を更に備えることを特徴とする点滴装置。
- 50.請求の範囲第47項に記載の点滴装置にして、前記プラテンの底面に重ね 合わされた標識と、この標識と整合された前記第二の殻体の透明な窓部分とを備 え、この窓部分と前記プラテンとの間の全ての流体が前記袋から排出されるまで 、前記標識が前記窓部分から不鮮明にしか見えないようにしたことを特徴とする 点滴装置。
- 51.請求の範囲第41項に記載の点滴装置にして、前記第二の殻体が、その周 縁の周りに湾曲した外形の内側を有し、前記流体投与袋の底部の上に略均一な支 持体を提供することを特徴とする点滴装置。
- 52.出口管と、流体接続する流体投与袋から患者への流体の投与を許容する点 滴装置にして、 第一の殻体と、 前記第一の殻体と螺着可能に係合する第二の殻体であって、前記流体投与袋を保 持するチャンバを有する第二の殻体と、前記第二の殻体が、前記第一の殻体と係 合するとき、流体投与袋を加圧し、流体を前記出口管を通じて前記流体投与袋か ら押し出し得るよう、前記流体投与袋を加圧する、前記第一の殻体内に取り付け られた手段とを備えることを特徴とする点滴装置。
- 53.請求の範囲第52項に記載の点滴装置にして、前記加圧手段がヘリカルば ねを備えることを特徴とする点滴装置。
- 54.請求の範囲第52項に記載の点滴装置にして、前記第一の殻体に回転可能 に取り付けられた小径端と、前記流体投与袋を加圧する大径端とを有する円錐形 のヘリカルばねを備えることを特徴とする点滴装置。
- 55.請求の範囲第54項に記載の点滴装置にして、前記第一の殻体に取り付け られた軸方向に回転可能なコネクタを更に備え、前記円錐形のヘリカルばねの小 径端が、前記軸方向に回転可能なコネクタに固着されることを特徴とする点滴装 置。
- 56.請求の範囲第54項に記載の点滴装置にして、前記円錐形のヘリカルばね の圧力を前記流体投与袋の全体に分配する底面を有するプラテンを更に備えるこ とを特徴とする点滴装置。
- 57.請求の範囲第56項に記載の点滴装置にして、前記円錐形のヘリカルばね の大径端に対して前記プラテンを保持すべく、前記第一の殻体に固着された可撓 性ケーブルを更に備えることを特徴とする点滴装置。
- 58.請求の範囲第57項に記載の点滴装置にして、前記円錐形のヘリカルばね が、前記ケーブルにより拘束され、前記第一の殻体が前記第二の殻体に最初に係 合するとき、前記ばねが前記流体投与袋に当接しないようにすることを特徴とす る点滴装置。
- 59.請求の範囲第56項に記載の点滴装置にして、前記プラテンの前記底面が 前記流体投与袋に略平坦な中央部分以上、前記流体投与袋に接触しないことを特 徴とする点滴装置。
- 60.請求の範囲第56項に記載の点滴装置にして、前記プラテンが、点滴の終 了時に前記流体投与袋の外周から残留流体を押し出すのに適したその外周の周り に配置された凹状の環状部分を更に備えることを特徴とする点滴装置。
- 61.請求の範囲第56項に記載の点滴装置にして、前記プラテンの底面に重ね 合わされた標識と、この標識と整合された前記第二の殻体の透明な窓部分とを更 に備え、前記標識が、前記窓部分と前記プラテンとの間で前記袋から全ての流体 が除去されるまで、前記窓部分を通じて不鮮明にしか見えないようにしたことを 特徴とする点滴装置。
- 62.請求の範囲第52項に記載の点滴装置にして、前記第二の殻体が、その外 周の周りに湾曲した外形の内側底部を備え、前記流体投与袋の底部の上に略均一 な支持体を提供することを特徴とする点滴装置。
- 63.請求の範囲第52項に記載の点滴装置にして、前記加圧手段が、点滴過程 の全体に亙り、前記流体投与袋にカを作用させ、その力が、点滴の開始時に前記 流体投与袋に作用された初期力から30%以内だけ変化することを特徴とする点 滴装置。
- 64.点滴装置にして、 出口管に接続された流体投与袋であって、その外周の周りに湾曲した外形の底側 部と、略平坦な中央部分を有する頂部側とを備える流体投与袋と、第一の殻体と 、 前記第一の殻体に係合する手段と、前記袋の底側部を横断して略均一な支持体を 提供し得るように、前記流体投与袋の外形に近似する、底部外形を有するチャン バとを備える第二の殻体と、 前記第二の殻体が前記第一の殻体に係合したとき、前記出口管を通じて前記流体 投与袋から流体を押し出し得るよう、前記流体投与袋を加圧する、前記第一の殻 体内に取り付けられた手段と、を備えることを特徴とする点滴装置。
- 65.請求の範囲第64項に記載の点滴装置にして、前記加圧手段が、ヘリカル ばねを備えることを特徴とする点滴装置。
- 66.請求の範囲第65項に記載の点滴装置にして、前記流体投与袋の頂部側と 底部側との間の垂直距離が、前記ヘリカルばねの自由長さよりも著しく短く、前 記ばねが点滴過程の全体中、前記流体投与袋に力を作用させ、その力が、点滴の 開始時に、前記流体投与袋に前記ばねにより作用される初期力よりも30%以内 だけ変化することを特徴とする点滴装置。
- 67.請求の範囲第65項に記載の点滴装置にして、前記ばねが軸方向に自由に 回転するのを許容し得るよう、前記ヘリカルばねを前記第一の殻体に取り付ける 回転可能なコネクタ手段を更に備えることを特徴とする点滴装置。
- 68.請求の範囲第64項に記載の点滴装置にして、前記加圧手段が、前記第一 の殻体に取り付けられた小径端と、前記流体投与袋を加圧する大径端とを有する 円錐形のヘリカルばねを備えることを特徴とする点滴装置。
- 69.請求の範囲第64項に記載の点滴装置にして、前記加圧手段の圧力を前記 流体投与袋の全体に分配する、底面を有するプラテンを更に備えることを特徴と する点滴装置。
- 70.請求の範囲第69項に記載の点滴装置にして、前記プラテンを前記加圧手 段に対して保持すべく、前記第一の殻体に固着された可撓性ケーブルを更に備え ることを特徴とする点滴装置。
- 71.請求の範囲第69項に記載の点滴装置にして、前記プラテンの前記底面が 、前記流体投与袋の略平坦な中央部分以上、前記流体投与袋に接触しないように したことを特徴とする点滴装置。
- 72.請求の範囲第69項に記載の点滴装置にして、前記プラテンの底面に重ね 合わされた標識と、この標識と整合された前記第二の殻体に形成された透明な窓 開口部とを備え、前記標識が、全ての流体が前記窓部分と前記プラテンとの間で 前記袋から除去されるまで、前記窓部分を通じて不鮮明にしか見えないようにし たことを特徴とする点滴装置。
- 73.請求の範囲第64項に記載の点滴装置にして、前記係合手段が、ねじ円筒 面を備えることを特徴とする点滴装置。
- 74.請求の範囲第64項に記載の点滴装置にして、前記出口管を選択的に開放 し又は閉塞し得るよう、前記出口管の上に設けられたクランプを更に備えること を特徴とする点滴装置。
- 75.点滴装置にして、 前記出口管に接続された流体投与袋であって、略平坦な中央部分を有する頂部壁 を備える流体投与袋と、 第一の殻体と、 軸方向に回転し得るように前記第一の殻体内に取り付けられたヘリカルばねと、 前記第一の殻体と螺着可能に係合可能であり、前記流体投与袋を保持するチャン バを有する第二の殻体と、 前記ヘリカルばねに取り付けられたプラテンであって、前記流体投与袋の略平坦 な中央部分に亙って前記ばねの圧力を分配し、前記第二の殻体が前記第一の殻体 に係合したとき、前記ヘリカルばねが、前記プラテンを付勢して、前記流体投与 袋を加圧し、流体を前記出口管を通じて前記流体投与袋から押出し得るようにし たプラテンとを備えることを特徴とする点滴装置。
- 76.請求の範囲第75項に記載の点滴装置にして、前記第一の殻体に接続され た軸方向に回転可能な手段を更に備え、前記ヘリカルばねが、この軸方向に回転 可能な手段に固着されることを特徴とする点滴装置。
- 77.請求の範囲第76項に記載の点滴装置にして、前記軸方向に回転可能な手 段及び前記プラテンの周りにループ状に巻かれ、前記プラテンを前記ヘリカルば ねに対して保持する可撓性ケーブルを更に備えることを特徴とする点滴装置。
- 78.請求の範囲第76項に記載の点滴装置にして、前記プラテンの底面に重ね 合わされた標識と、この標識と整合された前記第二の殻体の透明な窓部分とを備 え、この標識が、この窓部分と前記プラテンとの間で全ての流体が前記袋から除 去されるまで、前記窓部分を通じて不鮮明にしか見えないようにしたことを特徴 とする点滴装置。
- 79.患者に対し流体投与袋から流体を点滴する方法にして、閉じた出口管に取 り付けられた流体投与袋を加圧する手段を第一のねじ付き殻体に設ける段階と、 前記流体投与袋を第二のねじ付き殻体内に配置し、閉じた出口管が前記第二のね じ付き殻体の開口部を通って外方に突出するようにする段階と、前記第一のねじ 付き殻体及び前記第二のねじ付き殻体を共にねじ止めし、前記流体投与袋を加圧 する段階と、 前記出口管を開放し、流体が流動するのを許容する段階と、を備えることを特徴 とする方法。
- 80.容器を圧縮して、単位量の薬剤をこの容器から押し出す圧縮ポンプと共に 使用される型式の略非延伸性で可撓性の薬剤容器にして、その間に1つのチャン バを形成する第一及び第二の対向する可撓性壁と、前記第一及び第二の対向する 壁を接続し、その間の前記チャンバを包み込む細長の継目部分であって、前記容 器を通る面内を略伸長し、かつ薬剤容器の外周形態を形成する細長の継目部分と 、 前記容器に設けられ、前記チャンバと流体連通させる排出流体流動ポートとを備 え、前記外周形状が略円形であることを特徴とする薬剤容器。
- 81.請求の範囲第80項に記載の薬剤容器にして、前記壁が米国クラス6のP VCで形成されることを特徴とする薬剤容器。
- 82.請求の範囲第80項に記載の薬剤容器にして、3.5インチ(8.89c m)から5.0インチ(12.7cm)の範囲内の直径であることを特徴とする 薬剤容器。
- 83.請求の範囲第80項に記載の薬剤容器にして、前記チャンバが、1ccか ら300ccの範囲の単位量の容積を有することを特徴とする薬剤容器。
- 84.請求の範囲第80項に記載の薬剤容器にして、前記容器が単位量の流体を 保持するとき、前記壁が2.4インチ(6.096cm)から2.8インチ(7 .112cm)の範囲の直径を有する略平坦面を備えることを特徴とする薬剤容 器。
- 85.請求の範囲第80項に記載の薬剤容器にして、前記チャンバが、単位量の 流体を保持するとき、0.5インチ(1.57cm)から1.0インチ(2.5 4cm)の範囲の高さを有することを特徴とする薬剤容器。
- 86.流体投与袋にして、 互いに周縁方向に密封された2つの円形の層により形成された1つの円形パウチ を有する円形パウチの投与袋と、 このパウチに取り付けられ、かつこのパウチの内部と流体連通状態にある出口管 と、を備えることを特徴とする流体投与袋。
- 87.請求の範囲第86項に記載の流体投与袋にして、米国クラス6のPVCで 形成されることを特徴とする流体投与袋。
- 88.請求の範囲第86項に記載の流体投与袋にして、3.5インチ(8.89 cm)から5.0インチ(12.7cm)の範囲の直径であることを特徴とする 流体投与袋。
- 89.請求の範囲第86項に記載の流体投与袋にして、前記流体管がPVC管で あることを特徴とする流体投与袋。
- 90.流体投与袋にして、 互いに周縁方向に密封された2つの円形層により形成された円形パウチと、前記 パウチに取り付けられ、かつこのパウチの内部と流体連通している出口管と、前 記出口管の出口端部に取り付けられ、流体の流量を精密な量に制限する狭小なオ リフィスと、 前記パウチと前記オリフィスとの間で前記出口管内に取り付けられ、所定の寸法 以上の粒子が前記パウチから前記オリフィス内に流動するのを阻止する微粒子フ ィルタとを備えることを特徴とする流体投与袋。
- 91.請求の範囲第90項に記載の流体投与袋にして、前記円形のパウチと前記 微粒子フィルタとの間で、前記出口管に取り付けられたクランプを更に備えるこ とを特徴とする流体投与袋。
- 92.請求の範囲第90項に記載の流体投与袋にして、前記円形パウチと前記ク ランプとの間で前記出口管内に挿入されたY字形注入部分を更に備えることを特 徴とする流体投与袋。
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A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20031225 |
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A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20040325 |