JPH07503060A - マルチヘッド形シンチレーションカメラのためのガントリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 マルチヘッド形シンチレーションカメラのためのガントリ 発明の背景 本発明は、医療で診断に用いられるシンチレーションカメラ、より詳しくはマル チヘッド形シンチレーションカメラを患者の周囲で支持し、回転させるためのガ ントリに関する。

単一光量子放射形コンピュータ断層撮影（ＳＰＥＣＴ）系ではカメラヘッドが作 像すべき領域（頭部、胸部）の囲りを回転する。このような装置は有効ではある が、ヘッドが７φ者に対して１つの角度の向きになっているときにすべての他の 角度での放射が集められないので無駄が多い。更にヘッドを完全に患者の身体の 囲りで進ませることによって完全なデータセットを得るのに要する時間のために ５ＰＣＴ処理を行うには比較的長い時間がかかる。

したがって複数のヘッドを患者の囲りに同時に回転させることが提案された。こ れによって一定の時間内においてより多くのデータの収集が得られるがあるいは 所定量のデータを集めるのに必要な時間を短縮す結果が得られ、したがって診断 医は必要とするより良好な像またはより迅速な処理を可能にする。更には現在使 用されている最新の放射性同位元素は半減期がより短くなっているため、データ が迅速に集められないと消えてしまうのでデータ収集の速度は重要である。

口下手に入る３ヘツド形カメラ５ＰＥＣＴユニツトはシンチレーションカメラが 取付けられる３つの検出器ヘッドを有する環状のプレートを備えている。プレー トはガントリのフレームに取付けられており、回転して、作像される器官の回り のそれぞれ選択された角度にあるすべてのヘッドによるデータ収集を可能にする 。検出器ヘッドは半径方向に中へ、かつ外へ動いて検査される患者の寸法および 器官に応じて大小の中央開口を形成する。このタイプのユニットの問題は、環状 プレートの１つの側に取付けられた重いヘッドとこれらの支持部材とが片持ち式 の応力と力を形成することであり、これらの力はバランスが取られないので、頑 丈な支持構造を必要とする。したがって本発明の第１の目的は鉛直方向で静的バ ランスの取られた、したがって頑丈なガントリを必要としないマルチヘッド形シ ンチレーションカメラを提供することである。

発明の要約 上記および付加的な目的は本発明の原理に従って、ｊ対の平行な、互いに間隔を 置いた環状プレートが設けられており、これらの間にカメラを構成する放射形検 出器ヘッドが取付けられていることによって達成される。プレートは鉛直方向に 配置され、かつそれぞれ別個に周縁で回転可能に支持されている。駆動手段がプ レートを回転させるために設けられている。

本発明の１つの観点によればプレート支持構造は複数のローラを備えており、こ れらは各プレートの周縁と支持接触している。

図面の簡単な説明 上記のことは以下の図面と関連した説明を読めばより容易に明らかとなろう。図 面において同様の部材は同じ符号を有している。図１は本発明の原理によって構 成された患者の支持テーブルとシンチレーションカメラハウジングの斜視図であ る。図２はプレートの１つを取外してみた、本発明によるガントリを１示した正 面図である。図３は簡単にするためにカメラを１つだけ示した、図２によりガン トりの平面図である。図４は簡単にするためにヘッドを１つだけ示した、図２、 図３によりガントリの側面図である。

優れた実施例の詳細な説明 図１にはシンチレーションカメラハウジング１０とその隣りの患者支持テーブル １２が示されている。ハウジング１０は開口１４を有しており、ここから本発明 による構成のシンチレーションカメラガントリが見られる。以下の説明から明ら かであるようにガントリは第１のプレート１６を備え、このプレートは検出器ヘ ッド１．８．２０．２２を備えたシンチレーションカメラのための部分的な支持 を行う。テーブル１２は滑動可能をな患者の支持パレット２４を有し、パレット は患者に対して５ＰＥＣＴ検査が行われるようにハウジング１０の内外に出し入 れするために設けられている。本発明によればヘッド１８，２０．２２を支持し 、回転させるためのガントリは第１のプレート１６と第２のプレート２６とを備 えている。プレート１６と２６は平行で互いに間隔を置いた環状のプレートであ り、これらのプレートは主軸線を規定する、プレート１６．２６の中心を通って 延びたライン２８がプレート１．６．２６の両方と直交するように互いに相対的 に位置している。プレート１６は中央開口３０を有し、かつプレート２６は中央 開口３２を有しており、各中央開口３０．３２は当該ブレー１−１６．２６と同 心的である。開口３０．３２はそれぞれ環状のカバー３１．３３で部分的に覆わ れている。カバー３１．３３はそれぞれ中央開口を有し、開口は支持バレット２ ４上に横たわった串者の通過を許すのに十分である。

プレート１６．２６は複数のクロスビーム３４によって互いに結合されており、 クロスビームはまた検出ヘッド１８．２０．２２の取付はブラケットとしても働 く。クロスビーム３．１は、ヘッド１８．２０．２２が主軸線２８を中心にして 等角度間隔に位置するように配置されている。更にビーム３４にはヘッド１８゜ ２０．２２をそれぞれ主軸線２８から半径方向に各直線路に沿って動かすための 構造が取付けられている。

ヘッド１８，２０．２２の運動は診断医によって具体化された検査の要求に従っ てコンピュータ（図示せず）によって制御される。検査によってはこの運動が同 時的で同速度であり、したがってヘッド１８．２０゜２２は主軸線２８から等距 離にある。このような状態ではガントリはそれ自体で回転方向にバランスが取ら れる。他の検査ではヘッド１８．２０．２２が出来る限り患者に近づけて位置決 めされ、かつこれらのヘッドが例えば患者の身体の輪郭に従って主軸線２８によ り近づき、かつ・主軸線からより離れる動きをすることが望ましい。これら後者 の検査ではヘッド１８，２０．２２の運動は別個に行われ、ガントリの回転バラ ンスは本来欠けている。

このような可動の構造体が各ヘッドのためにベルト４２．４４を介してモータ４ ０によって駆動される１対のアクタねじ駆動装置３６．３８を備えていることが 判る。ヘッド１８．２０．２２の別の支持を配慮するためには各ヘッドに対して １対の直動軸受４６，４８が設けられている。図３から一番はっきり判るように ねじ駆動装置３６は直動軸受４６と同じヘッド１８の側に、かつねじ駆動装置３ ８は直動軸受け４８と同じヘッド１８の側にある。ねじ駆動装置３６．３８は互 いにずらされており、かつ直動軸受４６．４８は互いに整列していてヘッド１８ のために４つの点支持を行い、かつ駆動時の傾倒を防止する。ねじ駆動装置３６ ．３８をつなぐ線が直動軸受４６．４８をつなぐ線とヘッド１８のほぼ中心で交 差しているので、すべての力のバランスが取られる。必要ではないが、軸受の１ つ例えば軸受４８）が玉軸受を使い、他（例えば軸受４６）がカムフォロワまた はローラを用いると有利である。この構造が目下有利である、それというのも玉 軸受タイプの直動軸受の２つの同一セットを用いることはより厳密な製作誤差を 守る必要があり、したがって製作コストを上昇させるからである。１つの直動軸 受がカムフォロワタイプのものである場合には若干の寸法的変更はより厳密な誤 差を必要とせずに受け入れられる。

ガントリの支持を配慮し、かつ回転を許すためには複数の支持ローラ５０（図に は４つ）が設けられている。ローラ５０はプレート１６．２６の周縁との支持接 触によりプレート１６．２６を鉛直に支持している。各プレート１６．２６に対 して２つの支持ローラ５０が設けられており、各プレート１６．２６の支持ロー ラ５０は図２から一番良く判るように軸線２８を通過する鉛直線の互いに反対側 に等角度位置にある。ローラ５０はそれぞれ主軸線２８に平行な各軸線を中心に して回転可能に取付けられているので、プレート１６．２６のための荷重支承鉛 直支持の提供に加えて、ローラはプレート１６．２６の回転も許す。このような 回転はプレート２６に取付けられた駆動プーリ５２を設けることによって達成さ れる。駆動プーリ５２は主軸線２８と共直線の軸線を有している。モータ５４が 設けられており、これは（減速ギヤボックス（図示せず）を介して）出力プーリ ５６へ連結された出力軸を有し、かつベルト５８がプーリ５６と５２を連結して いるので、モータ５４はプレート１６．２６の回転を行うことができ、その結果 主軸線２８を中心にしたヘッド１８，２０．２２の回転が得られる。ギヤボック スは、回転下つり合いが著しくなる可能性があり、かつガントリの回転に大きな トルクが必要となることがあるために設けられている。

プレート１６．２６の回転とヘッド１８．２０．２２の半径方向の移動はコンピ ュータ（図示せず）の制御下にある。図２にヘッド１８に関して示されているよ うに、各ヘッドは実線で示された最も内側の位置と破線で示された最も外側の位 置との間で半径方向に移動することができる。最も内側の位置ではヘッドの中央 部公約２５Ｃ１１の最小軌道６０を与え、かつ最も外側の位置で最大軌道６２は ほぼ６０Ｃ１である。軌道の寸法は作像される患者の寸法および器官に依存し、 頭部の作像は心臓部よりも小さな直径の軌道を必要とするしたがってマルチヘッ ドシンチレーションカメラを患者の囲りで支持し、かつ回転させるためのガント リの改良された形が開示された。間にヘッドを支持した１対の鉛直に配置された プレートを設けることによりプレートのための鉛直の支持でもってこの装置は静 的バランスが取られ、かつ頑丈な支持構造体を必要としない。１つの実施例が開 示されたが、この開示された構成に対して種々の修正と適用が可能であることは 平均的な当業者には明らかであろうし、本発明が添付の請求項の範囲によって限 定されるものである。したがって３つのヘッドが図示されたが、２つ、またはも つと多くのヘッドを有する装置を本発明により構成することができる。

ＦＩ６．１ ＦＩＧ、４ 国際調査報告　Ｄｊ７／、ｌ（Ｑｌ／ｎＲ４７Ｆ＋

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．マルチヘッド形放射線検出カメラのためのガントリにおいて、 １対の平行な、相互間隔を置いた環状のプレートが設けられており、これらのプ レートが、主軸線を規定する、プレートの中心を通って延びた線が両方のプレー トと直交するように互いに相対的に位置しており、各プレートが当該プレートに 対して同心的な中央開口を有しており； 複数の放射線検出ヘッドをプレート間にかつプレートに取付けるための手段が設 けられており、この取付け手段が、検出ヘッドが主軸線を中心にして等角度間隔 を置いて位置するように配置されており；各プレートをほぼ鉛直の平面内で支持 するための手段が設けられており、この支持手段が主軸線を中心にしたプレート の回転を許すようになっていて、しかもそれぞれ主軸線に平行なそれぞれの軸線 を中心にして回転可能に取付けられた複数のローラを備えており、この複数のロ ーラの第１のグループがプレートの１つの周縁と支持接触しており、かつ残りの 複数のローラが他のプレートの周縁と支持接触をしており；かつ プレートを主軸線を中心にして回転させるための駆動手段が設けられていること を特徴とする、マルチヘッド形シンチレーションカメラのためのガントリ。
2. ２．４つのローラが設けられており、各プレートが主軸線を通る鉛直線の互いに 反対側に配置された２つのローラによって支持されている、請求項１記載のガン トリ。
3. ３．駆動手段において、 プレートの１つに一緒に移動するように取付けられた駆動プレートが設けられて おり、駆動プーリの軸線が主軸線と共直線であり； 主軸線に平行な軸線を中心にして回転可能に取付けられた出力プーリが設けられ ており：出力プーリを駆動するように連結されたモータ手段が設けられており； 出力プーリを駆動プーリへ連結するベルトが設けられている、請求項１記載のガ ントリ。
4. ４．取付け手段が、各検出ヘッドを主軸線に対して半径方向に延びたそれぞれの 直線路に沿って移動せしめるための手段を備えている、請求項１記載のガントリ 。
5. ５．移動手段が各検出ヘッドに対して、１対のねじ駆動装置と１対の直動軸受と ねじ駆動装置を同時に駆動するためのモータ手段とを備えており；各ねじ駆動装 置が各検出ヘッドの互いに反対の１対の側のそれぞれの側に取付けられており； 各直動軸受が各検出ヘッドの互いに反対の１対の側のそれぞれの側に取付けられ ており；ねじ駆動装置および直動軸受がすべて半径方向の直線路に平行である、 請求項４記載のガントリ。
6. ６．ねじ駆動装置および直動軸受が、対を成すねじ駆動装置をむすぶ線が対を成 す直動軸受をむすぶ線と各検出ヘッドのほぼ中心で交差するように１対の互いに 反対の側に配置されている、請求項５記載のガントリ。