JPH07502186A - 障害の影響を受けない治療およびマイクロ治療のための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コンピュータトモグラフを備え、そのケーシングは患者撮影開口を有 し、該開口に、同時に手術−および治療場所として構成された患者支持台が配属 されており、該患者支持台とコンピュータトモグラフのケーシングとは、患者の 長手方向に互いに相対的に移動可能である形式の、障害の影響を受けない治療お よびマイクロ治療のための装置に関する。

前述の形式の装置は同じ出願人および発明者にょる先願のドイツ連邦共和国特許 第４２０２３０２号公報に示されている。この装置においては、患者支持台は、 コンピュータトモグラフのケーシングの撮影開口の中へ進入可能な寝椅子として 構成されている。この種の進入可能な患者寝椅子は、次の時は、障害の影響を受 けない治療およびマイクロ療法の目的には、必ずしも最適ではない。例えば著し く長く持続する手術の場合、この手術の監視のために多くのコンピュータトモグ ラフが必要とされる時は、最適ではない。例えば進入可能な患者寝椅子の始動お よび制動の際に不可避的に生ずる、患者へ作用する慣性力が障害となる。この慣 性力は患者の身体の位置をおよび／または患者の内部の器官の具体的な位置を変 動させることがある。著しい困難は例えば内視鏡による治療または穿刺法の場合 に生ずる。この場合に生ずる危険として、身体の中へ挿入される外科器具はこの 慣性力の作用の下に位置ずれまたは移動し、これにより医療の成果が害なわれる おそれがある。さらに、患者はひんばんな往復によりいらいらさせられ、そのた め精神的にひきおこされるストレスが生ずる。

本発明の課題は、冒頭に述べた形式の装置を、患者が治療ないし診断中にできる だけ動かされない様に改善することである。

この課題を解決するために本発明は冒頭に述べた装置から出発して、患者支持体 を固定的に設け、他方、コンピュータトモグラフのケーシングは駆動−および案 内装置を用いて直線的に移動可能に案内される。

本発明による装置は次の利点を有する、即ち患者を、コンピュータトモグラフに よる手術ないし診断操作監視の目的で動かす必要なく、そのため患者のまたは、 患者の中へ挿入される外科器具の不所望の位置ずれが回避される。本発明の装置 においては、患者ではなく、治療監視用のコンピュータトモグラフが動かされる 。このコンピュータトモグラフは重量は大きいが、移動の際に生ずる慣性力から 影響を受けることなく簡単に構成できる。

本発明の第１実施例によれば、患者が横臥の姿勢に置かれており、コンピュータ トモグラフが水平に移動可能である。この実施例の場合、患者支持台が患者を横 臥状態で撮影する手術テーブルとして構成されている。

本発明の選択的実施例によれば、患者が直立の姿勢に置かれており、コンピュー タトモグラフのケーシングが垂直に移動可能である。この場合は患者支持台が、 患者を直立の姿勢で固定する支持装置として構成されており、この支持装置に外 科手術を実施する補助装置も配属できる。本発明のこの実施例は、直立状態の人 体の診断または手術を実施可能にする。このことは例えば、当該の身体部分が横 臥位置におけるよりも直立位置における方が実質的に荷重が加わらない時は、有 利である。直立位置においては例えばを柱の椎間障害を一層正確に診断し必要に 応じて手術できる。

コンピュータトモグラフの移動可能なケーシングへの申し分のないエネルギ供給 およびデータ伝送を保証する目的で、コンピュータトモグラフの移動可能なケー シングが、エネルギ給電ケーブルおよび情報伝送ケーブルを含む垂下ケーブル束 を有する。情報伝送ケーブルに代えて、必要に応じて無線の情報伝送も行なえる 。

本発明の実施例によれば、コンピュータトモグラフのケーシングが懸架走行機構 に懸架されており、該懸架走行機構は、患者支持台の上に設けられている、水平 に延在する走行レールの上を移動可能である。懸架走行機構におけるコンピュー タトモグラフのケーシングのこの種の懸架配置の利点は、駆動−および走行機構 コンポーネントが、患者寝椅子の上方の、これらが治療する医師および治療され る人に最も支障をきたさない空間に配置できることにある。選択的に、コンピュ ータトモグラフのケーシングが付加的に、患者寝椅子の下方に設けられている水 平の案内レール上を移動可能な直立走行機構に支承される。この種の直立走行機 構は例えば、相応に重い支持構成体をカバーに取り付けできない時に有利である 。最後にコンピュータトモグラフのケーシングが、垂直に延在する走行レールを 介して移動可能な走行機構に取り付けられている。

この選択的構成は、患者が患者支持台の中に直立状態で置かれる時は有利である 。

必要に応じて装置を汎用に即ち患者が直立位置または横臥位置で使用可能にする 目的で、次の構成が設けられている。即ち垂直に延在する走行レールが、水平に 延在する走行レールを介して移動可能な走行機構により支持されており、コンピ ュータトモグラフのケーシングが、該ケーシングに配属されている走行機構にお いて、水平軸を中心に９０°だけ旋回可能に取り付けられている。この種の懸架 され駆動されるケーシングは、患者に沿って水平方向にも垂直方向にも移動でき る。一方の移動方向から他方の移動方向への移行前に、コンピュータトモグラフ のケーシングは、駆動される水平軸を中心に９０°だけ旋回する必要がある。

好適に駆動装置が圧力媒質により駆動されるピストンシリンダユニットの形式の りニヤモータを有する。

この種の圧力媒体操作のピストンシリンダユニットの利点は、このユニットが著 しく大きい力を発生できて、はとんど騒音なく動作しさらに著しく正確に位置窓 めできることである。

選択的に駆動装置が電気式リニヤモータを有する。

好適に患者支持台に情報ディスプレーが配属されており、該ディスプレー上にコ ンピュータトモグラフの像がおよび／または別の患者データが表示される。この 情報ディスプレーは治療中の医師に医療の間中に必要な情報を与える。

好適に患者支持台に別の診断手段および／または治療手段および／または治療手 段が配属されている。必要な場合に、手術テーブルとして構成された患者支持台 を、コンピュータトモグラフのケーシングの移動路を横切る位置へ旋回可能にす るため、手術テーブルとして構成された患者支持台が垂直の回転柱に支承されて おり、該回転柱の旋回により、コンピュータトモグラフのケーシングの移動方向 を横切る方向に延在する位置へ旋回可能である。

さらにコンピュータトモグラフのケーシングのおよび／または患者支持台の全部 の運動が非接触形式で、例えば音声制御によりまたは光制御により制御可能であ る。これにより、治療中の医師は、装置の全部の運動機能を、何らかの切り換え エレメント等を接触させる必要なく、トリガできる。このことは無菌の条件の維 持のために有効かつ有利である。

次に本発明の実施例を図面を用いて説明する。

第１図は本発明の装置の側面図であり、第２図は第１図に示された患者支持台の 平面図である。

第１図においてコンピュータトモグラフのケーシングが参照記号１で示されてい る。ケーシング１に従来の様に患者撮影開口が設けられている。第１図において 患者２の頭部がちょうどこの撮影開口の中に位置している。

患者２は、手術テーブルとして構成されている患者支持台３の上に置かれている 。手術テーブルには別の多数の図示されていない診断および／または手術−およ び／または治療補助手段が配属されている。患者支持台３は垂直の回転柱４の上 に支承されている。この回転柱は、患者支持台３を第２図に示されている様に旋 回できる。

ケーシング１は、支持レール６を走行可能な３つの懸架走行機構５に懸架されて いる。支持レールは患者支持台３の上方に設けられていて、患者２の長手方向に 平行に延在する。懸架走行機構５の駆動の目的で、リニヤモータとして用いられ る、圧力媒質の作用されるピストンシリンダユニット７が設けられている。これ に代えて懸架走行機構５を電気リニヤモータにより駆動することもできる。

ピストンシリンダユニット７と懸架走行機構５を用いて、コンピュータトモグラ フのケーシング１を、矢印８で示されている様に、患者の長手方向に沿って水平 に移動できる。この場合、固定用の患者支持台３の上に置かれている患者２を移 動する必要はない。

ケーシング１は、付加的に底部に設けられている、同じく患者の長手方向に平行 に延在する案内レール１０における案内走行車９により案内される。この付加的 な案内部材はケーシング１に、その移動の際に付加的な安定性を与え、さらに著 しく重いケーシングがその運動の際に振動することを阻止する。

ケーシング１は図示されていない、エネルギー供給ケーブルもデータ伝送ケーブ ルも含むけん引ケーブル束を介して、供給される。患者支持台１の近傍にディス プレー１１が設けられている。このディスプレーには、コンピュータトモグラフ のおよび／または他の患者データを表示する受像面が設けられている。

さらに第１図に示されている様に、ケーシング１は水平の旋回軸１２を用いて、 ９０°だけ旋回可能に走行機構１３に取り付けられている。この走行機構は、懸 架走行機構５により保持される走行レール１４に垂直方向に走行可能である。ケ ーシング１を水平軸１２を中心に旋回してさらに垂直方向へ移動することにより 、立った状態に置かれる患者のコンピュータトモグラフが作成できる。この場合 、患者支持台３はもちろん手術テーブルとしてではなく垂直な患者保持体として 構成されている。

国際調査報告 国際調査報告　ＰＣＴ７ＥＰ　９２１０２３６、＋１５．＋ｍｌ―ムい＋＋＋− −ρＣＴ／Ｅρ　９２１０２３６１フロントベージの続き （７２）発明者　ザイベル、ライナー　エム　エムドイツ連邦共和国　Ｄ−４３ ３０ミュールハイム／ルール　シュールシュトラーセ　１０（７２）発明者　フ リーベ、　ミヒャエル　バードイツ連邦共和国　Ｄ　−４３３０ミュールハイム ／ルール　シュールシュトラーセ　１０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．コンピュータトモグラフを備え、そのケーシングは患者撮影開口を有し、該 開口に、同時に手術−および治療場所として構成された患者支持台が配属されて おり、該患者支持台とコンピュータトモグラフのケーシングとは、患者の長手方 向に互いに相対的に移動可能である形式の、障害を受けない治療およびマイクロ 治療のための装置において、患者支持台（３）が固定的に設けられており、他方 、コンピュータトモグラフのケーシング（１）は駆動−および案内装置（５，６ ，７）を用いて直線的に移動可能に案内されることを特徴とする、障害の影響を 受けない治療およびマイクロ治療のための装置。 ２．患者（２）が横臥の姿勢に置かれており、コンピュータトモグラフが水平に 移動可能である、請求項１記載の装置。 ３．患者（２）が直立の姿勢に置かれており、コンピュータトモグラフのケーシ ング（１）が垂直に移動可能に配置されている、請求項１記載の装置。 ４．コンピュータトモグラフの移動可能なケーシングが、エネルギ給電ケーブル および情報伝送ケーブルを含む垂下ケーブル束を有する、請求項１記載の装置。 ５．コンピュータトモグラフのケーシング（１）が懸架走行機構（５）に懸架さ れており、該懸架走行機構は、患者支持台の上に設けられている、水平に延在す る走行レール（６）の上を移動可能である、請求項１記載の装置。 ６．コンピュータトモグラフのケーシング（１）が付加的に、患者支持台（３） の下方に設けられている案内レール（１０）を介して案内される、請求項１から ５までのいずれか１項記載の装置。 ７．コンピュータトモグラフのケーシング（１）が、患者支持台（３）の下方に 設けられている水平の走行レール上を移動可能な直立走行機構に支承されている 、請求項１記載の装置。 ８．コンピュータトモグラフのケーシング（１）が、垂直に延在する走行レール （１４）を介して移動可能な走行機構（１３）に取り付けられている、請求項１ 又は３記載の装置。 ９．垂直に延在する走行レール（１４）が、水平に延在する走行レール（６）を 介して移動可能な走行機構（５）により支持されており、コンピュータトモグラ フのケーシング（１）が、該ケーシングに配属されている走行機構（１３）にお いて、水平軸（１２）を中心に９０°だけ旋回可能に取り付けられている、請求 項１又は３又は８記載の装置。 １０．駆動装置が圧力媒体により駆動されるピストンシリンダユニット（７）の 形式のリニヤモータを有する、請求項１から９までのいずれか１項記載の装置。 １１．駆動装置が電気式リニヤモータを有する、請求項１から９までのいずれか １項記載の装置。 １２．患者支持台（３）が患者を横臥状態で撮影する手術テーブルとして構成さ れている、請求項１記載の装置。 １３．患者支持台が、患者を直立姿勢で固定する支持装置として構成されている 、請求項１記載の装置。 １４．患者支持台（３）に情報ディスプレー（１１）が配属されており、該ディ スプレー上にコンピュータトモグラフの像がおよび／または別の患者データが表 示される、請求項１２又は１３記載の装置。 １５．患者支持台に別の診断手段および／または手術手段および／または治療手 段が配属されている、請求項１４記載の装置。 １６．手術テーブルとして構成されている患者支持台（３）が垂直の回転柱（４ ）の上に支承されており、該回転柱の旋回により、コンピュータトモグラフのケ ーシング（１）の移動方向を横切る方向に延在する位置へ旋回可能である、請求 項１２記載の装置。 １７．コンピュータトモグラフのケーシング（１）のおよび／または患者支持台 （３）の全部の運動が非接触形式で例えば音声制御によりまたは光制御により制 御可能である、請求項１から１６までのいずれか１項記載の装置。