JPH07501346A - 非発癌性ブライトストック抽出物、脱れき油及びこれらの製造方法 - Google Patents

非発癌性ブライトストック抽出物、脱れき油及びこれらの製造方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 非発癌性ブライトストック抽出物、脱れき油及びこれらの製造方法本発明は非発 癌性ブライトストック抽出物、脱れき油及びこれらの製造方法に関する。
潤滑油ベースストックの精製では、プロセスフィードストックから好ましくない 成分を除去するために、一連の一般的サブトラクティブ法(subtracti ve process)が用いられる。これらの方法の中で最も重要な方法には 、常圧蒸留、真空蒸留(「減圧蒸留」ともいう)、脱れき、溶剤抽出及び脱ろう がある。これらの方法は、分離した留分の全てを再び組み合わせた場合に、原油 が再構成されるという意味で、基本的に物理的分離方法である。
精製装置では単独の潤滑油ベースストックを製造するのではなく、数種類の留出 物留分と真空残渣留分を処理加工する。一般に、沸点範囲の異なる少なくとも3 種類の留出物留分と、残渣とが精製される。これらの4留分は精製分野で種々な 名称を得ており、最も揮発性の留出物留分は、しばしば、「軽質ニュートラル( light neutral)J油又は留分と呼ばれる。他の留出物は「中質ニ ュートラル」油及び「重質ニュートラル」油と呼ばれる。
脱れき、溶剤抽出及び脱ろう後の真空残渣は一般に「ブライトストック」と呼ば れる。従って、潤滑油ベースストックの製造は少なくとも1種類の精製留出物と 1種類のブライトストックとを含む、一連のベースストックの製造方法を含む。
さらに、各サブトラクティブ工程は副生成物を生成するが、この副生成物はさら に処理加工されて、その副生成物の用途を開発した産業に販売される。
種々な精製装置処理操作でのアップグレードに適した留分を回収するための原油 の通常の処理には、多段階蒸留が用いられる。原油を最初に常圧蒸留塔において 蒸留又は分留し、蒸留塔底からの残留物質を真空蒸留塔(「減圧蒸留塔」ともい う)においてさらに分離する。この組合せ操作では、ガスとガソリンとは一般に 常圧蒸留塔の塔頂生成物として回収され、重質ナフサ、灯油及び軽油は留出物側 部として取り出され、残留物質は塔底から常圧蒸留残油として回収される。塔底 に水蒸気を導入し、抜き出された重質液体生成物から軽質物質を除去するために 、サイドストリッパーを用いる。カマ残油、即ち常圧蒸留残油は、通常真空蒸留 塔に装填される。潤滑油精製における真空蒸留工程は約550’F (288℃ )〜1055”F (566℃)の沸点範囲内の1種以上の粗ストック(raw  5tack)と、真空残渣副生成物とを提供する。減圧状態の装填物は、装填 物の一部を揮発させるために、しばしば炉手段によって加熱される。予熱された 装填物は通常、真空塔の下部に入り、そこがらの蒸気が塔を通って上昇し、特定 の段階で冷却されて、連続的に軽質液体を生じ、これらの軽質液体は側油粗スト ック生成物として別々に抜き出される。潤滑油精製では、オーバーフランツユ物 質として知られる過剰な液体ランバック(runback)を真空蒸留塔残渣と 一緒にして、塔から取り出すが若しくはさらに加工するために脱れき装置に装填 するが、又は当業者に公知の他の通常の方法で処理する。或いは、オーバーフラ ンツユ物質を取り出し、回収し、溶剤抽出装置に直接装填する。金属不純物、ア スファルト等の存在は、この物質をこの工程に不適切なものにするが、又は同様 に接触処理工程に不適切なものにする。典型的な真空蒸留系は米国特許第2.7 13.023号、第3.886.062号、第4,239.618号及び第4, 261,814号に開示される。本発明に特に適切な、真空蒸留塔設計は米国特 許第3,929.626号及び第3,989゜616号に開示される。
真空蒸留後に、名粗ストックを、例えば芳香族炭化水素に選択的である、フルフ ラール、フェノール又はクローレックスのような溶剤によって抽出して、好まし くない成分を除去する。真空蒸留塔残渣は通常、溶剤抽出の11iiにアスファ ルト質物質を除去するために、典型的にはプロパン脱れきのような追加工程を必 要とする。ベースストック−\さらにm工するために製造した生成物は、ラフィ ネートとして知られる。溶剤精製から得られたラフィネートはその後、例えばメ グールエチルケトンとトルエンとのブレンド物のような溶剤との混合によって脱 ろうされ、次に最終ベースストックへ加工される。
溶剤抽出工程は炭化水素混合物を2相・しばしばパラフィン系物質と呼ばれる、 水素/炭素比が比較的高い物質を含む上述のラフイネ−1・相と、しばしば芳香 族系物質と呼ばれる、水素/炭素比が比較的低い物質を含む抽出相とに分離する 。
種々の液状化合物が相互に異なる溶液親和性を有し、ある種の組合せが完全に混 和可能であり、他の組合せは殆ど混和不能であるので、溶剤抽出が可能である。
炭素/水素比が高い芳香族系物質と炭素/水素比が低いパラフィン系物質とを識 別する能力は、選択性と呼ばれる。溶剤の選択性が高ければ高い稈、この識別を 良好に実施することができる。
フルフラールは代表的な溶剤抽出剤である。その混和性に関する特徴と物理的特 性によって、広範囲な沸点範囲の高芳香族油と高級パラフィン油との両方に対し て使用が可能である。ジーゼル燃料と、軽質と重質潤滑油ストックとはフルフラ ールによって精製される。フルフラールは高温[175〜250″F(79〜1 21℃)]において良好な選択性を示す。潤滑油のための典型的なフルフラール 溶剤抽出装置では、原料フィードを抽出塔の中央より下方又はほぼ中央に導入す る。フルフラールをこの塔の頂部又は上部に供給する。再循環抽出物を還流とし て塔の下部に導入する。同様に、高温の溶剤を導入することによって生ずる温度 勾配と、中間冷却系とによって塔内で内部還流が行われる。フルフラール溶剤は ラフィネートと抽出相流又は層とがら、適当な蒸留及びストリッピング装置にお いて回収される。ストリップされ、回収された溶剤は次に再循環される。
フルフラール溶剤抽出装置のラフィネートはさらに他の加工に進められ、この操 作からの抽出物はしばしば広範囲な産業用途に用いられる。これらの芳香族抽出 物の用途は抽出物の特定の性質に応じてしばしば変化し、これらの性質は主とし て、用いるフィードストックと装置条件との関数である。例えば、H,F、We inderとR,R,TercとにょるrA New Look at 0il s in RubberJ 、 ラバー・ワールド誌(1977年12月号)に 述べられているように、これらの抽出物はゴム加工のための低粘度及び高粘度エ キステンダー浦としての他の有用性を有する。
ブライトストック製造中の脱れき真空残油の溶剤精製がら得られるブライトスト ック抽出物(rBsEJともいう)は、ゴム加工に有用であり、インクオイル( inkoil)としても用いられる。軽質芳香族抽出物と同様に、BSEは非常 に有望な用途に役立つ、優れた溶剤特性を有する。
溶剤抽出装置へのフィードストックとしての有用性を有する他に、脱れき装置の ラフィネート流には特殊オイルとし〔の他の用途がある。脱れき油(rDAOJ ともいう)としても知られる、このラフィネート流はゴム加工のためのエキステ ンダー油、インクオイル等としての用途を見い出すことができる。
最近の数年間には、種々の芳香族油、DAO及びBSEの使用に関連した危険の 可能性に対する関心が高まっている。米国特許第4.321,094号の第2欄 第9〜14行に記載されているように、「・・・・多くの印刷インクオイルは、 例えばベンゼンのような発癌性であると分がっているが、又は例えばI・ルエン や多環式化合物のような、発癌性であると考えられる芳香族炭化水素を未だに含 んでいる。インクからこれらを除去することは、明らかに健康上の理由がら望ま しい。」これらの関心の結果、多くの精製業者はこれらの特殊な用途のためのD AO又は、BSEを含めた、芳香族抽出物を供給することをもはや快く思わない 。
これらの製品を市場に出し続ける精製業者はこれらの製品の使用に伴う、危険の 可能性を略述するラベルを貼付しなければならない。これは、米国特許第4,3 21.094号と第4.519.841号によって明らかにされるように、今ま でDAOとBSEによって満たされてきた用途への代替物質の開発と選択をもた らしている。これらの代替溶剤の使用は、しばしばそれに伴って、費用の増加と 完成製品の品質低下という不利益をもたらしている。
脱れき油又は、例えばBSEのような芳香族抽出物の相対的発癌活性を判定する ために、複雑な炭化水素混合物中のこのような活性を分析するための信頼できる 試験方法が必要である。炭化水素混合物の発癌活性指数との強い相互関係を示す 、高度に再現可能な方法は米国特許第4.499.187号に開示される。米国 特許第4.499,187号に開示されている炭化水素サンプルの試験がら、そ の突然変異誘発性指数(rMIJともいう)として知られるサンプルの性質が測 定される。1.0以下のMlを示す炭化水素混合物は非発癌性であると判明して おり、約0.0に等しいMlを有するサンプルは突然変異誘発活性を完全に有さ ないことが判明している。例えば、その物質との接触が生物組織中の癌増殖を発 生させないような、非発癌性であるブライトストック抽出物のような、脱れき油 及び/又は芳香族抽出物を製造することが望ましい。突然変異誘発活性を有さな いDAO及び/又はBSE、すなわちこのような製品との接触がDNA及び生物 細胞中に突然変異を誘発しないしないようなりAO及び/又はBSEを製造する ことが、さらに望ましい。
広い意味において、本発明は実質的に非発癌性であるか又は突然変異誘発活性を 実質的に有さない、ブライトストック抽出物又は脱れき油の製造方法を提供する 。本発明はまた、実質的に非発癌性であるか又は突然変異誘発活性を実質的に有 さない、ブライトストック抽出物又は脱れき油をも提供する。本発明によると、 非発癌性ブライトストック抽出物及び非発癌性脱れき油並びに、常圧蒸留残油炭 化水素フィードストックからのこれらの製造方法を提供する。常圧蒸留残油炭化 水素フィードストックからの非発癌性ブライトストック抽出物(B S E)の 製造方法は、突然変異誘発性指数(Ml)と、ブライトストック抽出物流の突然 変異誘発性を示す物理的特性との間の、好ましくは回帰による、関数的な関係を 確立することを含んで成る。この関係から、臨界的な物理的特性のレベルが決定 され、結果としてBSEは1.0以下のMlを示す。BSEの物理的特性のレベ ルが一貫して所望のものとなるためのプロセス条件を確立する。常圧蒸留残油炭 化水素フィードストックを次に真空蒸留塔に供給し、そこでこのフィードストッ クを少なくとも1種の蒸留生成物と残渣副生成物とに分離する。次に、真空蒸留 塔残渣の少なくとも一部のフラクション(fraction)を選択的溶剤膜れ き装置に供給して、脱れきラフィネートとアスファルト性抽出物又はタール抽出 物とを製造する。次に、脱れきラフィネートの少な(とも一部のフラクションを 少な(とも1つの溶剤抽出工程に通して、脱れきラフィネートの芳香族含量を減 じ、ブライトストックラフィネートとブライトストック抽出物とを製造する。こ のブライトストック抽出物は約1.0以下のMlを有する。このようにして製造 されたBSEは実質的に非発癌性である。
本発明は突然変異誘発活性を実質的に含まないBSEをも提供することができる 。5%蒸留沸点はMlとの相互関係のためにBSEの特に好ましい物理的特性で あることが判明している。
非発癌性脱れき油(DAO)の製造方法は、突然変異誘発性指数(Ml)と、脱 れき油流の突然変異誘発性を示す物理的特性との間の、好ましくは回帰による、 関数的な関係の確立を含んで成る。この関係から、臨界的な物理的特性のレベル が決定され、結果としてDAOは1.0以下のMlを示す。DAOの物理的特性 のレベルが一貫して所望のものとなるためのプロセス条件を確立する。常圧蒸留 残油フィードストックを次に真空蒸留塔に供給し、そこでこのフ仁−ドストック を少なくとも1種の蒸留生成物と残渣副生成物とに分離する。次に、真空蒸留塔 残渣の少なくとも一部のフラクションを選択的溶剤脱れき装置に供給して、脱れ き油とアスファルト性抽出物又はタール抽出物とを製造する。このDAOは約1 ゜0以下のMlを有する。このようにして製造されたDAOは実質的に非発癌性 である。
本発明は突然変異誘発活性を実質的に含まないDAOと、その製造方法をも提供 することができる。
5%蒸留沸点は、Mlとの相互関係のためにDAOの特に好ましい物理的特性で あると判明している。
Mlを1未満であるように選択する場合には、臨界的な物理的特性は実質的に1 .0に等しいMl値を生ずる物理的特性である。
Mlを実質的にOであるように選択する場合には、臨界的な物理的特性は実質的 にOに等しいMl値を生ずる物理的特性である。
次に、添付図面を参照する。
図1は部分的な潤滑油精製装置の配置であり、真空蒸留工程と脱れき工程と溶剤 抽出工程とを概略的に示す。この装置ではオーバーフラッシュ及び真空蒸留塔残 渣フィードのブレンド物を脱れき装置で用いる。
図2は部分的な潤滑油精製装置の配置であり、真空蒸留工程と脱れき工程と溶剤 抽出工程とを概略的に示す、この装置ではストレート真空蒸留塔残渣フィードを 脱れき装置で用いる。
図3は改良エイムス分析方法(Modified Ames As5ay)によ って測定される突然変異誘発性指数と、精製装置Aで製造された19種のBSE の5%沸点との間の関係を示すグラフである。
図4は改良エイムス分析方法によって測定される突然変異誘発性指数と精製装置 Bで製造された5種のBSEの5%沸点との間の関係を示すグラフである。
ブライトストックの製造に溶剤抽出工程及び/又は脱れき工程を用いる如何なる 潤滑油製油装置も本発明の使用のために想定されている。次に、本発明の方法を 図1を参照して説明する。図1は特に好ましい潤滑油精製装置の部分的配置fを 概略的に示す。パラフィンベース原油ヌは他の適当なべ・−ス原油の常圧蒸留に よって製造される適切な常圧蒸留残油をライン1から原油装置(crude u nit)の真空蒸留塔2に通す。ライン3を介して系から軽質最終生成物を取り 出す。軽質ニュートラル油として知られる、粗間滑油ストックである、軽質留出 物留分は真空蒸留塔2からライン4を介して貯蔵タンク(図示せず)へ、又はさ らに処理するために溶剤抽出装置22へ導く。同様に、中質ニュートラル油はラ イン5を介して、重質ニュートラル油はライン6を介して、貯蔵タンク(図示せ ず)へ、又は溶剤抽出装置122へ導く。オーバーフラッシュ沸点範囲物質は常 圧蒸留残油供給管1の上方の真空蒸留塔2の下部に配置された管7から取り出す 。真空蒸留塔残渣は管10から取り出す。管10から取り出された真空蒸留塔残 渣の一部は管12から取り出し、管7から取り出されるオーバーフラッシュ物質 の一部は管9から取り出す。これらの部分を取り出して、管13中で一緒にして 、脱れき装置15に導く。そこでは、例えば、特に好ましいプロパン脱れき(r PDAJともいう)のような、幾つかの有用なプロセスのいずれかによって処理 する。真空蒸留塔残渣と一緒にするための管9によって取り出さなかった、オー バーフラッシュ物質は管18によって取り出し、貯蔵タンク(図示せず)に貯蔵 するか、又は溶剤抽出装置22において溶剤抽出する。管12によって取り出さ ない真空蒸留塔残渣は管14に通し、貯蔵タンク(図示せず)に貯蔵するか、又 は必要な場合にはさらに処理する。脱れき後に、脱れき油生成物、即ちラフィネ ートを管16から取り出し、さらにブライトストックに加工するために送るか、 又は管26を介して取り出し、DAOとして貯蔵する。脱れき工程からの抽出物 、即ちタールは管17から取り出す。ブライトストックを製造すべき場合には、 適当な点において適時に、脱れき油ラフィネートを管16から溶剤抽出装置22 に導き、そこで数種の適当な溶剤のいずれかによって処理して、選択的な溶液に よって好ましくない成分を除去して、潤滑油ブライトストックラフィネートを製 造する。このようにして製造されたブライトストックラフィネートを管23に通 し、ブライトストック抽出物を管24から取り出す。上述したように、溶剤抽出 装置22では、例えばフルフラール、フェノール、クローレックス、ニトロベン ゼン、n−メチルピロロトン等のような、適当な選択的溶剤を用いる。ここで、 フルフラールが特に好ましい溶剤である。適当な点において適時に、管16から の流れを遮断して、その代わりに管4.5又は6のいずれかからの流れを用いる 。この溶剤抽出装置は再び不要な芳香族化合物を除去し、このようにして製造さ れた、軽質ニュートラル油(100SUS) 、中質ニュートラル油(300S US)又は重質ニュートラル油(700SUS)をそれぞれ、管19.20又は 21がら取り出す。溶剤抽出装置22によって処理されたラフィネートは適当な プロセスを用いて脱ろうするか、又は後で処理加工するために、貯蔵タンク(図 示せず)中に貯蔵する。
上記プロセス条件が通常用いられるものであることは、当業者によって認められ るであろう。ここに選んだ実例では4種類のベースストックの製造を説明するが 、もちろんこれより少ない又は多い留出物留分を製造することもできる。実質的 にアスファルトを含まない高級パラフィンラフィネートに関しては、脱れき装置 15における処理を省略することができる。池の場合には、脱れき装置15では 脱れきと溶剤抽出の複合プロセスを実施することができる。上記その他の変形は 本発明の範囲内と見なされ、変化は実質的な有意性を有さない。上記プロセスは ブロックトアウト操作であるが、例えばライン16を介して専用の抽出装置(図 示せず)へ、及びそこから管23を介して貯蔵タンク又は脱ろう装置(両方とも 図示せず)への脱れきラフィネートの連続流を生ずる、その変形は本発明の範囲 内と見なされる。
非発癌性ブライトストック抽出物又は非発癌性脱れき油のいずれの製造が望まし いかに依存して、サンプルを管24(ブライトストック抽出物用)からか若しく は管26(脱れき曲用)から予備操業中に取り出すか、又は既にサンプル残油を 回収した貯蔵タンク(図示せず)から取り出す。特定サンプルの製造に関する処 理条件に言及してお(ことも有利であろう。即ち、重要なパラメーターは、限定 する訳ではないが、下記を含む (1)脱れき装置に装填するための原油装置真 空蒸留塔残渣と混和するオーバーフラッシュ物質の割合−(2)重質ニュートラ ル留出物のカット点: (3)例えば水蒸気入口温度、フラッンング帯絶対圧、 他の内部要素(jnternals)のような、他の真空蒸留塔操作パラメータ ー: (4)溶剤処理速度のような脱れき装置操作条件: (5)脱れきラフィ ネートと共に池の流れのブレンド物を溶剤抽出装置に装填するか否かのような、 溶剤抽出装置装填特性:及び(6)溶剤処理速度のような溶剤抽出装置の操作条 件。本発明のDAOとBSEの製造に影響を与えるとは判明していないが、言及 する価値のある他の変数は、原油装置の真空蒸留塔に装填する常圧蒸留残油を製 造するための常圧蒸留装置に供給する原油又は原油ブレンド物である。
3〜7環の多核芳香族化合物(rPAcJともいう)がDAOやBSEの突然変 異誘発活性/発癌活性の原因であることが、発見されている。これらの生物学的 に活性なPACは一般に、640〜1000°F(338〜538℃)の沸点範 囲に入ると考えられている。残念ながら、脱れき油又はブライトストック抽出物 型物質中のこれらのPACを確実に検出するための適当な方法は存在しない。
しかし、DAO又はBSEの蒸留特性、特に5%沸点が、特定のDAO又はBS Eプロセス流の相対的突然変異誘発性/発癌性を示すプロセスパラメーターを提 供することができることが判明している。また、DAO又はBSEの初留点(r lBPJともいう)も、相対的突然変異誘発性/発癌性を示す他のプロセスパラ メーターを提供することができることも判明している。
回収したブライトストック抽出物又は脱れき油サンプルは、例えばASTMD− 1160のような標準的な方法を用いて蒸留し、好ましくは、少な(とも5%沸 点(B P)を各サンプルに関して報告する。各サンプルをその相対的突然変異 誘発性を測定するためにも試験する。米国特許第4,499.187号に開示さ れた改良エイムス分析方法は、石油由来の炭化水素混合物の発癌の可能性を迅速 かつ確実に測定することができるので、特に好ましい。改良エイムス分析方法か ら得られる突然変異誘発性指数データと、蒸留試験から得られる5%BPデータ とを周知の簡単な線形回帰方法を用いて回帰して、製油装置における基本操作に 特有のこれらのパラメーターの間の線形関係を導出する。米国特許第4.499 ゜187号に開示されている突然変異誘発性指数(Ml)は、相対的突然変異誘 発力のランク付けである。Mlは突然変異誘発に関する用量反応曲線の勾配であ る。
このような回帰線の一例を図3に示す。非発癌性油が1.0以下のMlを有する ことは知られているので、MI=1の値を生ずる5%BPが回帰線からめられ、 「臨界」5%BPとして選択される。「臨界」5%BP以上の5%BPを有する DAO及び/又はBSE (必要に応じて)を製造するように選択したプロセス 条件は非発癌性であると考えられる。図3の回帰関係から分かるように、M[= 0である点以上において5%BPを有するように製造される場合に、突然変異誘 発活性を全く有さないBSEも製造することができる。同様に、突然変異誘発活 性を有さないDAOも同じ方法で製造することができる。
再び図1を参照する。上述したように、臨界値以上で5%BPを有するDAO及 び/又はBSEを得るためには、処理の変更が必要であると考えられる。得られ るDAO又はBSEの蒸留特性に影響を与えることが判明している変更の1つは 、脱れき装置1115に装填するための真空蒸留塔残渣と混和するオーバーフラ ッシュ物質の量である。図1の潤滑油精製プロセスにおいてバルブ8及び/又は 11を、脱れき装置に装填されるオーバーフラッシュ物質の割合を減するように 変えることができる。脱れき装置用装填物としてオーバーフラッシュ物質/真空 蒸留塔残渣ブレンド物の使用は、多少低い粘度のブライトストックを製造しなが ら、ブライトストックの製造量を高めるという見地からは望ましいが、今やこの 使用を、実質的に非発癌性の脱れき油及び/又はブライトストック抽出物をも製 造するように最適化することができる。
本発明の方法が図1に示し、上記で説明した潤滑油精製プロセスに限定されない ことを知ることが重要である。本発明の実施に有用な、他の部分的潤滑油精製装 置の配置を図2に示す。図2に示す配置は図1と同じであるが、この場合には、 脱れき装置115に装填するために真空蒸留塔残渣と混和するオーバーフラッシ ュ側油の取り出しが存在しない。非発癌性DAO又はBSEの製造方法は上述の ように実施することができるが、この場合には脱れき装置へのオーバーフラッシ ュ物質の装填割合を変えることによって最終生成物の5%BPを変える可能性は 存在しない。上記の変更又は当業者に知られた他の変更のような他のプロセス条 件の変更が必要と考えられ、それらは本発明の実施に有用であると考えられる。
本発明を下記実施例によって説明する。
実施例1 上述した方法に従って、精製装ff1Aにおいて種々な供給原油ブレンド物を用 いて、19種のブライトストック抽出物を製造し、それぞれの代表的なサンプル を採取した。2種類の付加的変更を加えて、上述した改良エイムス分析方法を用 いて、突然変異誘発性試験を実施した。これらの試験では 典型的な真空留出物 に観察される突然変異誘発性に比べで、これらの物質の低い突然変異誘発性を維 持する場合に、高い用量範囲(標準的な5〜50μ6./ブL/−トではなく1 0〜80111/プレート)を用い、試験のために抽出したサンプル量は、低粘 稠物質に用いた2mlではなく2gであ−)だ。各サンプルに関してASTM  1)−1]60を用いて蒸留プロフィルを得た。得られたデータは下記表1に示 す。
サンプル 突然を貢誘発性 5%BP 盃!−指部= (”F) 説明 13.1 875 重質ニュートラル抽出物とブレンド;(4689C) 粘度 =69.7cSt2 2.0 915 フルフラール処理: 300%、PDA 処理;(491°C) 600% 3 2.1 929 オーバーフラッシュ含有、IBP=71.8(498℃)  ’F(381°C);粘度=70.6cSt4 1.6 931 フルフラー ル処理:300%、PDA処理:(500℃) 600%;原油ソース:13% C1yde、11%Arab Light、 4%Beryl、20%5tat fjord、 52%Ful+++ar; IBP=809’F(432°C) :粘度=61.3cSt5 1.7 935 70%S tatf jord、  3 Q%Arab Light :(502℃) 粘度=50.3cSt 6 1.3 945 フルフラール処理:300%、PDA処理:(507°C ) 600%:原油ソース・76%S tatfjord、17%Beryl  : 7%F ulmar ;粘度=65.7cSt 7 1.1 954 フルフラール処理: 300%、PDA処理・(5128 C) 600%:原油ソース:80〜90%FulIIlar110〜20%A rab Light ;粘度=68.23cSt 8 0.9 957 フルフラール処理・300%:PDA処理:(514°C ) 600%:原油ソース=54%Fu1mar、30%S tatf jor d、 13%C1yde、3%Arab1、ight 9 0.8 947 フルフラール処理・300%、PDA処理;(508℃)  600%;原油ソース S tatf jord/ F ulmar:粘度− 64,0cSt 10 0.6 945 フルフラール処理:300%、PDA処理=(507° C) 600%;原油ソース: S tatf jord/ F ulmar: 粘度=65.4cSt 11 0.6 954 フルフラール処理、300%、PDA処理:(512℃ ) 600%;原油ソース: S tatfjord/ Ful+*ar:粘度 =66.0cSt 12 0.6 962 フルフラール処理:300%、PDA処理:(517° C) 600%:原油ソース:85%5tatfjord、15%F ulma r ;粘度=63.2cSt13 0;5 962 フルフラール処理:300 %、PDA処理・(517°C) 600%;原油ソース:52%S tatf  jord。
33%FulIlar、11%C1yde、 4%Arabight 14 0.0 968 フルフラール処理=300%、PDA処理=(520℃ ) 600%;原油ソース:52%S tatfjord、33%Fu1mar 、11%C1yde、 4%A rabight 15 0.4 939 北海原油から;粘度=68cSt(504℃) 16 0.4 958 粘度=70.3cSt(515°C) 17 0.4 962 フルフラール処理、350%、PDA処理=(517℃ ) 600%、原油ソース、59%S tatf jord。
18%BeryL 15%Fu1mar、 4%C1yde14%Arab L ight 1.8 0.3 968 フルフラール処理:350%、PDA処理:(520 ℃) 600%;原油ソース:59%S tatfjord。
18%BeryL 15%Fuli+ar、 4%C1yde。
4%Arab Light 19 0.0 973 フルフラール処理=370%、PDA処理=(523℃ ) 600%;原油ソース=2%C1yde、 2%Arab Light11 3%BeryL 79%S tatfjord、 4%Fulsar; IBP =873°F(467℃);粘度=54.5cSt 5%BPとM!データを周知の方法によって線形回帰して、これらの変数の間の 関係を調べた。この回帰の結果を図3に示す。図3に示すように、良好な相互関 係が確認され、0.92の相関係数rが判明した。臨界5%BP(MI=1)は 精製装置Aでは約945°F(507℃)であることが判明した。さらに、この 関係から、5%Bpが約978°F(526℃)を越える場合には、実質的に突 然変異誘発活性(MI=1)を有さないBSEが製造されることを知ることがで きる。
実質的に非発癌性のBSEを製造するために必要な臨界5%BPを知ると、当業 者が理解するように、臨界値以上の5%BPを一貫して有するBSEを製造する ためのプロセス条件を確立することができる。次に、既述した方法を用いて、非 発癌性ブライトストックを製造することができる。これらのプロセス工程に従っ て、本発明の非発癌性BSEが得られる。
実施例2 精製装置Bにおいて、種々のプロセス条件下で5種のブライ]・スト・ツク抽出 物を製造し、サンプル採取した。実施例1と同様に、各サンプルのMlと5%B Pとを測定した。これらのデータを以下の表2に示す。
剋 サンプル 突然変異誘発性 5%BP tq−指数 −ゴニF) サンプルの説明20 2、 2 879(471℃)  BSE、粘度=70.3cSt21 2、 1 887(475℃) BSE 、粘度=70.3cSt22 1、 6 884(473℃) BSE、粘度= 70.3cSt23 1、 5 904(482℃) BSE、粘度=70.3 cSt24 1、 1 921(494℃) BSE、粘度=70.3cSt5 %BPとMlデータを線形回帰して、精製装置Bに特有の関係を調べた。この回 帰の結果を図4に示す。この場合にも、良好な相互関係が得られ、0.88のr 値が判明した。臨界5%BPは精製袋!IBでは約925°F(496℃)であ ることが判明した。さらに、この場合にも、精製装置Aと同様に、5%BPが約 978°F(526℃)を越える場合に、実質的に突然変異誘発活性を有さない BSEが製造されることになる。
当業者の知識によって、925°F(496℃)の臨界値以上の5%BPを一貫 して有するBSEを製造するように、プロセス条件を調整することができる。
次に、ブライトストック抽出物を既述した方法で製造することができる。これら のプロセス工程に従って、非発癌性BSEを製造することができる。
実施例3 実質的に実施例1に述べた通りに構成した潤滑油精製装置において、試行ラン中 に種々のプロセス条件下で10種の脱れき油を製造して、サンプル採取する。
実施例1と2と同様に、このようにして得られた回帰関係からMfと5%BPと を決定する。
当業者の知識によって、臨界値以上の5%BPを一貫して有するDAOを製造す るように、プロセス条件を調整することができる。
次に、脱れき油を上述した方法で製造することができる。これらのプロセス工程 に従って、非発癌性DAOを製造することができる。
本発明を好ましい実施態様に関して説明したが、請求の範囲内で変更及び改変す ることができることを理解すべきである。
n rQ rQへ〜〜−−−〇〇o。
此綻駆陳乱(社)駅細姪 国際調査報告 フロントページの続き (72)発明者 メキタリアン、アシュアヴイア・ニドワード アメリカ合衆国ニューシャーシー州08648゜ローレンスヴイル、バーニング ・トウリー・レーン 19 (72)発明者 ラドヴ、ニドワード・ニールアメリカ合衆国ニューシャーシー 州08003゜チェリー・ヒル、ダウンズ・ドライブ (72)発明者 サール、ナイジェル イギリス国エセックス シーエムワイ・9イーエフ、インゲイトストーン、パイ ン・ドライブ 9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.常圧蒸留残油炭化水素フィードストックから、脱れき油とブライトストック 抽出物とから選択される実質的に非発癌性の物質を製造する方法であって、次の 工程: (a)突然変異誘発性指数と、前記物質のプロセス流の突然変異誘発性を示す前 記物質の物理的特性との間の回帰によって関数的な関係を確立する工程と;(b )前記物質の突然変異誘発性指数が実質的に1.0以下である特定の値に達した ら、前記関係から前記物質の臨界的な物理的特性のレベルを決定する工程と(c )前記臨界的な物理的特性のレベルに達する前記物質を製造するためのプロセス 条件を設定する工程と; (d)突然変異誘発性指数が実質的に1.0以下である特定の値を有する実質的 に非発癌性である前記物質を製造する工程と;を含んで成ることを特徴とする方 法。 2.突然変異誘発性指数の前記特定の値が0.0に実質的に等しく、それによっ て前記物質が突然変異誘発活性を実質的に有さずに製造されることを特徴とする 請求の範囲第1項に記載の方法。 3.前記物質が脱れき油であり、前記脱れき油の製造工程が次の工程:(e)常 圧蒸留残油フィードストックを真空蒸留塔に通し、そこで該フィードストックを 少なくとも1種の蒸留生成物と真空蒸留塔残渣副生成物とに分離する工程と: (f)前記真空蒸留塔残渣副生成物の少なくとも一部のフラクションを、選択的 溶剤脱れき装置に通して、脱れきラフィネートとアスファルト性抽出物とを製造 する工程と; を含んで成ることを特徴とする請求の範囲第1項類は第2項に記載の方法。 4.工程(c)が、選択的溶剤脱れきの前に前記真空蒸留塔残渣と一緒にするた めのオーバーフラッシュ物質の量の設定を含むことを特徴とする請求の範囲第3 項に記載の方法。 5.前記オーバーフラッシュ物質の量を、脱れき油の収量が最大となるように選 択することを特徴とする請求の範囲第4項に記載の方法。 6.前記オーバーフラッシュ物質の量が、選択的溶剤脱れき装置フィードストッ クの実質的に10容量%を超えないことを特徴とする請求の範囲第4項又は第5 項に記載の方法。 7.前記物質がプライトストック抽出物であり、前記プライトストック抽出物の 製造工程が次の工程: (e)常圧蒸留残油フィードストックを真空蒸留塔に通し、そこで該フィードス トックを少なくとも1種の蒸留生成物と真空蒸留塔残渣副生成物とに分離する工 程と; (f)前記真空蒸留塔残渣副生成物の少なくとも一部のフラクションを、選択的 溶剤脱れき装置に適して、脱れきラフィネートとアスファルト性抽出物とを製造 する工程と; (g)前記脱れきラフィネートの少なくとも一部のフラクションを、少なくとも 一つの選択的溶剤抽出装置に通して、前記脱れきラフィネートの芳香族含量を減 じて、ブライトストックとブライトストック抽出物とを製造する工程と;を含ん で成ることを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載の方法。 8.前記選択的溶剤抽出装置の選択的溶剤が、フルフラール、フェノール、クロ ーレックス、ニトロベンゼン及びn−メチルーピロロドンから成る群から選択さ れることを特徴とする請求の範囲第7項に記載の方法。 9.選択的溶剤がフルフラールであることを特徴とする請求の範囲第8項に記載 の方法。 10.オーバーフラッシュ物質を工程(e)によって製造し、この物質の少なく とも一部を前記真空蒸留塔残渣と一緒にして、工程(f)〜(g)によって処理 することを特徴とする請求の範囲第7〜9項のいずれかに記載の方法。 11.工程(c)が、選択的溶剤脱れきの前に前記真空蒸留塔残渣と一緒にする ためのオーバーフラッシュ物質の量の設定を含むことを特徴とする請求の範囲第 10項に記載の方法。 12.前記オーバーフラッシュ物質の量が、ブライトストック抽出物収量を最大 にするように選択されることを特徴とする、請求の範囲第11項に記載の方法。 13前記オーバーフラッシュ物質の量が、選択的溶剤脱れき装置フィードストッ クの実質的に10容量%を越えないことを特徴とする請求の範囲第11項又は第 12項に記載の方法。 14.前記選択的溶剤脱れき装置の選択的溶剤が、プロパンであることを特徴と する請求の範囲第3〜13項のいずれかに記載の方法。 15.前記物理的特性が、蒸留特性であることを特徴とする請求の範囲第1〜1 4項のいずれかに記載の方法。 16.前記蒸留特性が、蒸留沸点であることを特徴とする請求の範囲第15項に 記載の方法。 17.前記蒸留沸点が、初留点と5%沸点とから成る群から選択されることを特 徴とする請求の範囲第16項に記載の方法。 18.真空蒸留塔残渣の溶剤脱れきによって製造される、脱れき油とブライトス トック抽出物とから選択される非発癌性物質であって、構造中に3〜7環の多核 芳香族化合物を実質的に含まないことを特徴とし、そして、実質的に1.0以下 である特定の値の突然変異誘発性指数を有する、前記非発癌性物質。 19.突然変異誘発性指数の前記特定の値が0.0に実質的に等しく、それによ っ前記物質が突然変異誘導発活性を実質的に有さないことを特徴とする請求の範 囲第18項に記載の非発癌性物質。
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