JPH07501294A - 牽引埋設係留マリンアンカー - Google Patents

牽引埋設係留マリンアンカー

Info

Publication number
JPH07501294A
JPH07501294A JP5509949A JP50994993A JPH07501294A JP H07501294 A JPH07501294 A JP H07501294A JP 5509949 A JP5509949 A JP 5509949A JP 50994993 A JP50994993 A JP 50994993A JP H07501294 A JPH07501294 A JP H07501294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor
cable
shank
marine
fluke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5509949A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3459418B2 (ja
Inventor
ピーター ブルース
Original Assignee
ブルパット リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ブルパット リミテッド filed Critical ブルパット リミテッド
Publication of JPH07501294A publication Critical patent/JPH07501294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3459418B2 publication Critical patent/JP3459418B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/24Anchors
    • B63B21/46Anchors with variable, e.g. sliding, connection to the chain, especially for facilitating the retrieval of the anchor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/24Anchors
    • B63B21/26Anchors securing to bed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/24Anchors
    • B63B21/38Anchors pivoting when in use
    • B63B21/40Anchors pivoting when in use with one fluke
    • B63B21/42Anchors pivoting when in use with one fluke of ploughshare type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/24Anchors
    • B63B21/26Anchors securing to bed
    • B63B2021/262Anchors securing to bed by drag embedment

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 牽引埋設係留マリンアンカ一 本発明は、牽引埋設係留マリンアンカー(水中錨)に関するものである。
シャンクに取り付けたフルーグを有する牽引埋設係留アンカーの必要条件は、係 留着床地面内に深く貫入する能力である。保持能力は係留着床地面の表面の下方 の埋設深さに直接関係する。係留着床地面内への貫入する能力は、アンカーが係 留着床地面に存在する特定の地質に対して適正なフルーク角度を有するか否かに 依存する。このフルーク角度は、フルーグの前方方向と、シャンクのアンカーケ ーブル取付ポイントからアンカーの前後方向に延びる対称面で測ってフルーグの 後端縁のポイントを結ぶラインとのなす角度と定義されるのが一般的である。
実際上、泥土に対してはこの角度は50°であり、砂地に対しては30°である 。ケーブル取付ポイント及びフルーグの質量中心を含む直線ラインがフルーグの 前方方向となす角度は、従って、泥土に関しては60°〜70°であり、砂地に 関しては45°となり、このときフルーグは三角形又は矩形形状にし、長さ対幅 比を1と2の間の範囲とするのが一般的である。この後者の角度を質量中心フル ーク角度と称する。
水中の地面と平滑なスチール製のアンカーフルーフとの間の摩擦角度φは、砂地 に関しては22°〜306の範囲であり、泥土に関しては6″〜14°である。
従って、質量中心フルーク角度は、常に(90−φ)°以下となり、アンカーケ ーブル取付ポイントに加わる引張力によって、フルーグの前方方向に地面上を摺 動させることによりアンカーを貫入させ、水平に引っ張るとき係留着床地面の表 面の下方に徐々に深く埋設される。
深く埋設された牽引埋設係留マリンアンカーは、アンカーシャンクの前方端部に 取り付けたアンカーケーブルを垂直上方に引き上げることにより、又はフルーグ の後端縁でアンカーに取り付けた吊り下げケーブル又はペンダント(penda nt)ケーブルを垂直上方に引き上げることより、回収するのが一般的である。
この垂直方向の引き上げにより、アンカーを地中で回転させ、最終的にフルーグ の質量中心が、シャンクのケーブル取付ポイント(「ブレークアウト」位置と称 する)又はフルーグの後端縁における吊り下げケーブル取付ポイントの垂直下方 の位置をとるようにする。この回転の後にアンカーケーブルによって引き上げる と、アンカーはフルーグの前方方向に「掘り」続けるが、水平に対して斜行する よりも、垂直に対して斜行し、最終的に係留着床地面の表面から浮かび上がる0 回転後に吊り下げケーブルを引き上げると、垂直ケーブルがフルーグの回転方向 にあるため、アンカーは地中において垂直方向に上昇する。
ブレーキングアウト力は、吊り下げケーブルによって引き上げるとき最少になり 、アンカーケーブルによって引き上げるとき最大になる。ピークのブレーキング アウト力は、アンカーの回転直後ではあるが、垂直に対して傾斜した移動を生ず る前にケーブルに生ずる。アンカーケーブルにおけるこのピークブレーキングア ウト力は、砂地でのピーク水平埋設力の約20〜30パーセント、泥土での10 0パーセントのオーダーの大きさである。一般的に、アンカーブレーキングアウ ト力の最少化は、特に、牽引埋設アンカーの設計の目標である。
これに対して、本発明の目的は、ブレークアウト位置におけるブレーキングアウ ト力を最大にする牽引埋設係留マリンアンカー及び方法を得るにある9本発明の 他の目的は、係留着床地面の地面における埋設の所定の深さにおいて保持能力を 増加する牽引埋設係留マリンアンカーを得るにある。
更に、本発明の他の目的は、牽引埋設中にマリンアンカーに加わる負荷を制限し 、所望の位置で保持能力を増加する前に、所要位置に一定の負荷で牽引すること ができる方法を得るにある。
これらの目的は、アンカーケーブル取付ポイントにおいて比較的小さいフルーク 質量中心角度で引っ張るとき係留着床地面の地面に埋没し、次に大きいフルーク 質量中心角度でケーブル取付ポイントを引っ張ることができ、これにより摩擦に 抗してフルーグの方向にアンカーを移動することをほぼ防止するアンカーを設け ることによって達成される。
この目的を達成するため、本発明は、水中の地面に牽引して埋設係留するアンカ ーであり、フルーグと、このフルーグに取り付け、アンカーケーブルを取り付け るための少なくとも1個の取付ポイントを設けたたシャンク手段とを備えるマリ ンアンカーにおいて、前記シャンク手段は、アンカーにフルーグの質量中心から 前記取付ポイントに至る2個の方向を与え、アンカーの前後方向に延びる対称面 で測ってフルーグの前方方向に関して、第1方向が前記前方方向に対して第1前 方開き角度をなし、前記第2方向が前記前方方向に対して前記第1前方開き角度 よりも大きい第2前方開き角度をなす構成にし、前記第1方向に位置する取付ポ イントでアンカーを引っ張って水中地面でアンカーをほぼ前方方向に移動させる ことにより牽引埋設を可能とするとともに、前記第2方向に配置した取付ポイン トで前記埋設されるアンカーを引っ張ることにより、このような前進運動を阻止 し、前方方向に交差する方向のアンカーの移動に抵抗するよう作用する引張力の 方向に投影したフルーク面積を増加する構成としたことを特徴とする。
好適には、第1前方開き角度及び第2前方開き角度を、フルーク表面とアンカー を埋設すべき水中地面との間の11!擦角度φに対して選択し、第1前方開き角 度を(90−φ)°以下にし、第2前方開き角度を(90±φ)°の範囲にし、 ケーブルによってアンカーを水平に引っ張るとき埋設を生じ、フルーグが最終的 に水平になり、ケーブルによってアンカーを垂直方向に引っ張るとき水平方向へ の摺動を防止するようにすると好適である。
地面がアンカーの後方が乱れており、アンカーの前方は乱されていないため、好 適には、第2前方開き角度はく90±φ)°の範囲とし、特に、泥土での作業に は84°〜90”の範囲、砂地での作業には68″〜90@の範囲とする。
本発明の好適な第1の実施例において、前記シャンクに、ケーブルアンカーのた めの第1及び第2の取付ポイントを設け、ケーブル取付移動手段を設け、アンカ ーケーブル取付手段を第1取付ポイントから前記第2取付ポイントに移動してア ンカーの牽引埋設を行う。
この第1の実施例において、好適には、溝孔付き案内手段を前記2個の取付ポイ ント間に設け、アンカーケーブル取付ポイントを前記第2取付ポイントに摺動で きる構成とし、前記シャンクを、側面で見てほぼ三角形形状にし、この三角形の 1個の頂点の近傍で前記フルーグに取り付け、また残りの頂点の近傍にアンカー ケーブルを取り付けるためのシャックルピンを収容する取付孔を設け、第1方向 上に存在する孔の中心と、第2方向上の孔に対してはフルーク寄りにオフセット した位置とを接続する前記孔間の溝孔を設け、アンカーの牽引埋設後にアンカー ケーブルに上向きかつ後方に引っ張ることにより、シャックルビンを前記第1方 向孔から摺動させ、前記第2方向孔に配置する構成とする。
本発明によるマリンアンカーの第2の好適な実施例においては、シャンクのフル ーグから遠い方の端部でアンカーケーブル取付ポイントを設け、前記シャンクの 少なくとも取付ポイントを含む部分を、対称面に交差する軸線の周りに回動自在 にし、更に、アンカーには、アンカーの牽引埋設中にはアンカーケーブル取付ポ イントが第1方向上の位置をとるようシャンクを保持する第1制限手段と、第1 制限釈放手段とを設け、前記アンカーの埋設が完了した後にアンカーケーブルを 引っ張ることにより、前記制限手段を釈放して前記シャンクを回動し、アンカー ケーブル取付ポイントの第2方向への移動を可能にする構成とする。
第2の実施例のマリンアンカーにおいて、好適には、前記ケーブル取付ポイント が前記第2方向の位置をとるとき前記ソヤンクの回動を阻止する第2制限手段を 設ける。
好適には、前記第2制限手段に、シャンク及び前記フルーグの少なくとも一方に 固着した止め部を設ける。
好適には、前記止め部は、前記シャンクを前記フルーグにロックするロック止め 部とする。
好適には、前記第1制限手段は、シャンクをフルーグにリンク連結する破断可能 な部材を有する構成とし、前記アンカーの牽引埋設後に引っ張ることによって前 記シャンクに加わる所定の垂直負荷を越えるとき、前記破断可能な部材が破断す る構成とする。
好適には、前記破断可能な部材を、前記枢着部に隣接して前記シャンクを前記フ ルーグにリンク連結する分断可能なビンとする。
好適には、枢着軸線を前記フルーグの質量中心に隣接配置し、前記破断可能な部 材を枢着軸線に隣接配置し、枢着軸線から僅かに離れた第1方向におけるアンカ ーケーブルのユニ7)力が、その後に枢着軸線からより遠く離れた垂直方向に引 っ張るときアンカーケーブルのユニット力よりもアンカーの牽引埋設中に前記破 断部材により小さい力を発生し、牽引埋設力よりも相当小さい垂直力により破断 部材を破断させ、シャンクを第2方向に回転させる構成とする。
好適には、前記第1制限釈放手段を、係留着床地面の表面の上方に離れた位置で 遠隔操作できる構成とする。
好適には、前記第1制限釈放手段を、取付ポイントで前記第1制限釈放手段に取 り付けた制御吊り下げケーブルによって遠隔操作可能の構成とし、制御吊り下げ ケーブルに加わる垂直引張力により前記第1制限釈放手段を動作させる構成とす る。
好適には、前記第1制限手段を、前記枢着軸線の後方で前記シャンクと前記フル ーグとの間に配置し、また前記制御吊り下げケーブルに取り付けた釈放自在の模 状止め部とし、アンカーの牽引埋設後に前記制御ケーブルに垂直引張力を加える ことにより、前記喫状止め部を前記アンカーから外して抑止力を釈放する構成と する。
好適には、前記制御吊り下げケーブルを細長レバ一部材の一方の端部に取り付け 、前記細長レバ一部材の他方の端部で喫状止め部に回動自在に取り付け、前記他 方の端部には、フルーグ又は関連の部分に圧着して支点として作用する突出トー を設け、制御吊り下げケーブルに対する垂直引張力により生ずる支点の周りのレ バ一部材の回転によって、前記模状止め部を前記シャンクと前記フルーグとの間 から自由にてこ動作で移動できるようにする。
好適には、前記レバ一部材を、前記制御吊り下げケーブル取付端部で、制御吊り 下げケーブルによって動作する釈放自在取付手段を介して前記シャンクに取り付 ける。
好適には、前記釈放自在の取付手段を、制御吊り下げケーブルに所定値よりも大 きい引張力を加えることにより動作させる構成とする。
好適には、前記釈放自在取付手段は、前記取付手段を釈放するよう制御吊り下げ ケーブルに加える所定値の引張力で破断する破断可能部材とする。
更に、本発明は、シャンク及びフルーグを有するマリンアンカーを、係留着床地 面においてマリンアンカーに取り付けたアンカーケーブルを引っ張ることにより 牽引埋設する間にマリンアンカーによって展開される負荷を制御する制御方法に おいて、 (a)アンカーシャンクの一部又は前記シャンクに取り付けたアンカーケーブル の後方部分に制御吊り下げケーブルを取り付けて前記フルーグの水平に対する傾 斜角度を減少するようアンカーを回転させることを可能にする吊り下げケーブル 取付ステップと、 (b)係留着床地面にアンカーを配置し、前記アンカーケーブルを水平に引っ張 って前記アンカーを係留着床地面に埋設させる埋設ステップと、(c)埋設作業 の進行中に前記アンカーケーブルに展開される負荷を測定するステップと、 (d)アンカーケーブルの負荷が所定の大きさになるとき前記制御吊り下げケー ブルを上方に引っ張り、前記制御吊り下げケーブルにおける力を、前記移動する アンカーを回転してアンカーフルーフの水平に対する傾斜角度を減少し、アンカ ーの保持能力を減少するに十分な大きさに維持するステップと、(e)前記アン カーケーブルにおける測定した負荷に対する制御吊り下げ力の作用結果を認知す るステップと、 (f)前記認知した結果に従って、前記制御吊り下げケーブルにおける力を変化 させ、アンカーを所定設置位置まで牽引するとき、アンカーケーブル負荷を一定 の所定値に制御する制御ステップと よりなることを特徴とする。
好適には、前記制御吊り下げケーブルを遠隔操作で釈放できる取付手段によって 取り付け、アンカーの設置後に前記制御吊り下げケーブルを釈放し、回収する好 適には、上述の方法を使用するマリンアンカーを本発明により構成する。
次に、図面につき本発明の好適な実施例を説明する。
図1は、本発明による第1実施例のマリンアンカーの側面図である。
図2は、図1のアンカーの平面図である。
図3は、図1のアンカーの前面からみた正面図である。
図4は、図1のアンカーの釈放自在の連結部分P−Pの断面図である。
図5は図4の連結を釈放した状態の断面図である。
図IA〜図3Aは、それぞれ図1〜図3のアンカーに類似の変更例の側面図、平 面図、及び正面図である。
図6〜図8は、それぞれ図1〜図3のアンカーに類似の本発明による第2の実施 例の側面図、平面図、及び正面図である。
図9〜図11は、それぞれ図1〜図3のアンカーに6の回動アンカーシャンクを 有する本発明による第3の実施例の側面図、平面図、及び正面図である。
[D12は、図9〜図11のシャンク回動釈放機構を動作させるアンカーの一部 の作動位置の状態を示す説明図である。
図13は、図9〜図41のアンカーの他の回動止め機構の説明図である。
図14は、本発明による投錨係留作業を示す説明図である。
図1〜図5に、前後方向に延びるフォアアンドアフト(fore−and−af  t)平面M−Mの周りに対称形状のマリンアンカー(水中錨)lを示し、この マリンアンカー1は、フルーグ(錨かぎ)2と、フルーグの質量中心(cent rojd) 7に隣接させてフルーグ2に取り付けたシャンク3を有し、このシ ャンク3にはフルーグ2から最も遠いシャンク端部Aに形成した孔を有する第1 アンカーケーブル取付ポイント4Aと、シャンクのシャンク端部Aとフルーグ2 との間の後方位置Bにおける溝孔付き孔の外端の第2アンカーケーブル取付ポイ ント4Bとを設ける。孔4A、4Bは、アンカーケーブルの取付のためのシャッ クルのピンを収容する。フルーグ2は、2個のフルークハーフ8を有し、各フル ークハーフの各々は、平面図で見て五角形の形状をしており、最も前方のポイン ト9は対称面M−Mから離れる。前方から見ると、各フルークハーフの平面状の 上面は、対称面M−Mに対して60°〜90°の範囲の角度θをなす、平面図で 見たフルーグの長さ一幅比は、好適には、1〜2とする。
フルーグ2の前方方向は、対称面M−Mに対する平面状の平面10のライン交差 によって決定され、図1で質量中心7からポイント9に向かう方向を意味するも のとする。質量中心のフルーク角度α(第1質量中心フルーク角度)は、フルー グ2の前方方向Fと、質量中心7及びケーブル取付ポイン)4Aとを結ぶ直線ラ イン5とのなす角度であり、(90−φ)°以下の角度である。ただし、φは、 アンカーとこのアンカーが着床する地面とのなす摩擦角度である。αを決定する ためのφの大きさは、砂地に対しては30°とし、泥土に対しては159とする 。角度αは、図1の実施例では、(泥土用に)約70°、即ち、75°以下とす る。フルークポイント角度δは、フルーグ2の前方方向Fと、第1ケーブル取付 ポイント4A及び対称面M−Mのフルークポイント9の突出部を含む直線ライン との角度であり、柔らかい泥土に対しては110°であり、砂地に対しては50 e〜70″である。図1は泥土用に100@の実施例を示しである。
フルーグの質量中心7と第2ケーブル取付ポイント4Bとを結ぶ直線ライン6は 、フルーグの前方方向Fに対して角度β(第2質量中心フルーク角度)をなし、 (90±φ)°の範囲である。角度βは、図1の実施例において泥土及び砂地の 双方に対して90°として示す。取付ポイント4Bは、フルーグの上方にフルー ク長さの25〜100パーセントの距離に配置し、フルーグに対する地面圧力の 分布変動によってポイント4Bの周りのフルーグ2の回転が不安定になるのを回 避する。
シャンク3は、フルーク幅の5パーセント以下の厚さのプレート構造にし、前方 端縁に傾斜を付け、シャンクが係留着床地面に貫入する抵抗を減少するようにす る。側面から見ると、シャンク3は、方向Fに対してほぼ角度αをなす長い上方 リム3A、及び方向Fに対してβの角度をなす短い上方リム3B、及びフルーク 質量中心7に隣接してフルーグ2に取り付けた短い下方リム3Cを有する7字形 状である。前方から見ると、フルーグ2は、対称面M−Mにおける最大深さ断面 部と、M−Mの末端における最小深さの断面部上を有し、M−Mの各側方ではほ ぼ模形状となり、前方の最小断面積部分を中空のダブルスキンプレート構造にし 、方向Fへの着床地面に対する貫入抵抗を減少する。全体的に見て、アンカーの 平面図における面積対F方向のアンカーの投影面積は、適正な構造上の強度を確 保しつつ最大にし、これにより、前方方向Fへの移動抵抗ができるだけ小さくな るとともに、前方方向Fに直交する方向への移動抵抗ができるだけ大きくなるよ うにする。
シャンクリム3Aは、端部Aとは反対側のリム3Aの端部に取り付けた1対のラ グ43によってシャンクリム3Bに着脱自在に取り付ける。ラグ43は、リム3 Bの各側方にそれぞれ1側部して設け、リム3Bの孔45に軸線方向に整列する 同軸状の孔44を有するクレビス(Uリンク)を形成し、2個の円筒形ピン46 によってリム3Bにビン連結する(図4及び図5参照)、ピン46を、オイルシ ール48に装着した2個のピストン47に衝合させ、孔45の中心で対称面M− Mにおいて互いに背中合わせに衝合させる。ピストン47は、オイル供給パイプ 51に接続したドリル穿孔オイル路50からオイルを供給する環状のオイル室を 形成する互いに対向する傾斜面49を有する。ピン行程止め52をラグ43にボ ルト連結し、ピン46とピストン47との間の衝合面53がリム3Bの外面に整 列するとき、孔45内のオイル圧力によってピン46の突出を止める。衝合面5 3は、エポキシ樹脂のような剪断強度が低い接着剤によって互いに接着保持し、 この接着剤は、衝合面53がリム3Bの外面に整列するときに第1アンカーケー ブル取付ポイント4Aに僅かな引張負荷を加えるときに分断できるものとするシ ャンクリム3Bは、アンカーケーブルを取り付けるためのシャックル57のピン 56を収容する孔55を有する摺動自在のスリーブ54に嵌合させる。孔55は 、溝孔付き孔4Bに掛合するよう位置決めし、孔55及び溝孔付き孔4Bを通過 するピン56が、スリーブ54を担持したまま溝孔付き孔4Bによって限定され る範囲で摺動できるようにする。同軸状の孔58をスリーブ54及びリム3Bに 配置し、分断可能なピン59を収容し、このピン59は、ピン56をフルーグ2 に最も近い溝孔付き孔4Bの端部に配置しである位置にスリーブ54をロックす る。方向Fに直交する方向に分断可能なピン59に対して剪断負荷以上の引張力 を加えることにより、ピン59を分断し、ピン56をフルーグ2から離れる方向 に溝孔付き孔4Bによって可能となる行程だけ移動する。ラグ60をスリーブ5 4の後面に取り付け、同様のラグ61をリム3Bの後面に取り付ける。オイルを 充填しだ液圧シリンダ62をラグ60に連結し、ピストンロッドをラグ61に連 結する。シリンダ62は、オイル供給パイプ51によって、リム3B内のドリル 穿孔したオイル路50に接続し、ピン59の分断後に生ずるピン56の溝孔付き 孔4Bに沿う移動により、シリンダ62を動作させ、ピストン47間の孔45に オイルをポンプ送給する。このことにより、衝合面53間の接着が分断する際に 、ピン46を孔45から突出させ、リム3Aをリム3Bから引き出することがで き、リム3A及びこのリム3Aに取り付りるアンカーケーブルの回収を行うこと ができる0代案として、ビン突出機構を取付ポイント4B、及びこのポイントに 取り付けるアンカーシャックル内に配置することもできる。
この場合、リム3Aは、アンカーケーブルとともには回収されず、シャンク3の 一体部分として構造が簡単となる。
更に、取付4Aに取り付けるアンカーケーブルを釈放するための釈放機構全体を なくし、ポイント4A及び4Bは、シャックルピンを収容するために単に丸い孔 とすることもできる(図IA〜図3A参照)。この構成の場合、リム3A及び3 Bはシャンク3の一体部分とし、ポイント4Aにおける分断可能なシャックルピ ンにより第1アンカーケーブルを回収できる。
図6〜図8の実施例においては、第2アンカーケーブル取付ポイント4Bをほぼ フルーグの長さだけフルーグから離し、シャンク3の溝孔11によって第1アン カーケーブル取付ポイン+−4Aに接続し、この溝孔lI内のシャックルビンの 摺動により、アンカーケーブルをポイント4Aからポイント4Bに移動できるよ うにする。溝孔11の軸線をポイント4Aにおけるシャ・ツクルピン孔の中心に 交差させるが、ポイント4Bではフルーグ2に向けてオフセントさせてシャ・ツ クルピン孔に交差させ、シャックルピンがポイント4Bでは孔内に少ない負荷が 加わるようにする。全体的に、アンカーは図1〜図3に示すアンカーに対応し、 同一部分には同一符号を付して説明する。シャンク3は、側面で見ると三角形形 状であり、重量を減らすために内部に三角形の開孔12を設ける。孔14を有す るラグ13を、シャンク3のアンカーケーブル取付ポイント4Bに隣接する部分 に取り付け、このラグ13にアンカー吊り下げ(アンカーペンダント: anc hor pendant)ケーブルを取り付けるためのシャックルピンを収容す る。図6〜図8のアンカーは、例えば、ヨツト及び小さいボート等の軽量負荷用 途に好適である。
図9〜図13の実施例では、第1アンカーケーブル取付ポイン)4Aは、シャン ク3がフルーグ2の枢着部15の周りに回転自在であり、ポイント4Aがライン 5からライン6に移動し、図9のポイン)4Bに対応する4Bの位置をとること ができるため、物理的に移動可能である。図1〜図3に示すアンカーに対応する アンカー及び同様の部分には同一の参照符号を付して示す。枢着部15は、対称 面M−Mに直交する枢着軸線16を有し、平面状表面lOの下方のフルーク質量 中心7の後方でフルーグ2に配置する。枢着ビン17は、シャンク3の端部Aと は反対側の端部を構成するラグ18を、フルーグの下面に取り付けた2個のラグ 19間に1¥−置する作用を行う、シャンク3は、フルーグ2の開孔20に貫通 し、開孔20の前端縁21がシャンク3の前端縁22に衝合し、前端縁21は、 シャンク3の回転を止める止め部として作用し、図1〜図3の実施例におけるフ ルーク買置中心角度αを形成するようにする。
開孔20の後端縁23及びフルーグ2に取り付けた止め部24は、シャンク3の 後端縁25に衝合し、図1〜図3の実施例における角度βよりもシャンク3が回 転するのを防止することができる。ビンクレビス27及びビン28を担持する模 状の止め部26をシャンク3の後端縁25と止め部24との間に着脱自在に介挿 し、ポイント4Aがライン5に整列する状態にシャンク3を一時的にロックする 。止め釈放レバー29の一方の端部をビン28によって模状止め部26のクレビ ス27に回動自在に取り付け、シャンク3の後端縁25に沿って長さ方向に配置 する。トー30をビン28に隣接させてレバー29に形成し、このトー30は、 レバー29のシャンクの後端縁25から離れる方向への回転後に止め部24に圧 着し、次いでレバー29が更に回転して止め部24と端縁25との間の位置から 模状止め部26を強制的にこし上げるための支点として作用し、シャンク3を止 め部24に衝合する位置に回転し、ポイント4Aをライン5からライン6に移動 する。フルーグの下側に設けたばね負荷喫状止め部(図示せず)は、このとき端 縁21と端縁22との間で自由に上昇し、ポイント4Aをライン6の4Bの位置 に配置した状態でシャンク3をロックする0代案としてのシャンク3のための止 め及びロック装置を図13に示す、この場合、止め部24の下側でフルークプレ ート32に圧着し、端縁21に圧着する端縁22の代わりにシャンク3の前方回 転を制限するクランクアーム31を設ける。孔33をアーム31の端部に設け、 この孔33は、シャンク3が回転して端縁25を止め部24に衝合させるとき、 ラグ19の対応の孔34に整列する。ばね負荷ポルト35をラグ19のうちの一 方の孔34に取り付け、孔33が孔34に整列したとき、このボルト35が孔3 3に挿通し、アンカーケーブル取付ポイント4Aが4Bの位置(図12及び図1 3参照)をとり、ライン6上にある状態でシャンク3をロックする。アーム31 にアンカ一孔36を設け、このアンカ一孔36は、最初はラグ19の対応の同軸 状孔に整列する0分断可能なビン37を孔36に装着し、ポイン)4Aが初期的 にライン5上の位置をとるとき、シャンク3をラグ19にロックし、枢軸16の 周りに所定の力のモーメントを越えるとき、ビン37を分断し、シャンク3が後 方に回転できるようにする。
シャンク3は、同軸状の孔39を有するクレビス(Uリンク)ラグ3日を有し、 このラグ38は、ポイント4Aからシャンクの長さの約20パーセント離して後 端縁25に配置する。レバー29(図12及び図13参照)は、シャンク3の長 さの0.8倍の長さにし、トー30から遠い方の端部にラグ孔41を設け、アン カー吊り下げケーブルに連結するためのシャックルピンを収容する。レバー29 には、孔39を有するラグ38間に同軸状に整合する孔40を設ける。孔39. 40に分断可能なビン42を装着し、アンカー吊り下げケーブルを引っ張ること によって孔41に加わる所定の力で破断てきるようにする。アンカー吊り下げケ ーブルを更に引っ張ることにより、レジ−29及び模状止め部26を一体に着床 したアンカー1から移動する。このことにより、フルーク質量中心7に有効に作 用するフルーグ2の表面10にわたり分散した地面の力の枢軸16の周りに回転 モーメントの下にフルークI!中心角度をαからβに増加させる。
図14及び図1〜図12につき説明すると、使用にあたり、本発明によるアンカ ーは、水中の係留着床地面63に2個のケーブル64.65により着床させ、ケ ーブル64はポイント4Aに取り付け、ケーブル65は孔4Bに、図1〜図3の 実施例ではシャックル57によって、又は図6〜図8の実施例では孔14に、又 は図9〜図11の実施例では孔41に取り付ける。
アンカーは、第1アンカーハンドリング船(AHV)66のデンキから投錨し、 この船66はウィンチドラムからケーブル64を繰り出す、ケーブル65は第2 A+(V67に通し、このケーブル65によりAHV66のテンキ上のアンカー を引っ張って投錨し、水中の係留地面の上方に水没させる。アンカー1は、2個 のケーブル64.65の繰り出しを制御して係留着床地面63の表面に接触する よう降下させ、アンカー1のフルーグを先ず方向Fが係留着床地面の所望のドラ ッグ経路に整列するよう係留着床地面63に接触させる。この接触ポイントは、 所望の設置位置Xから十分な距離をとるよう選択し、ケーブル64によってアン カー1を位置Xまで引きする際に、ケーブル64の所望の張力が得られるか、又 は所望の張力以上になるようにする。AHV66の水平移動とともにケーブル6 4を更に繰り出すことによって、アンカーlを回転させてシャンク端部Aを係留 着床地面に接触させ、ケーブル64を所望の引張方向に係留着床地面63上に水 平に敷設する。このとき、AHV67もケーブル65を繰り出してたるませつつ 、AHV66が水平に移動してアンカーlを引っ張り、係留着床地面中にもぐり 込ませ、埋没軌跡68に沿って移動させ、これにより、アンカーlが所望の設置 位置Xに接近するにつれて、ケーブル64の張力が増加する。
AHV66によって測定されるケーブル64の張力が増加し、アンカー1が位置 Xに達する前に所望張力を越えることを示す場合、AHV66はAHV67に対 して、ケーブル65を引っ張ってアンカー1を係留着床地中において回転させ、 フルーグ2の水平に対する傾斜度を減少させ、位置Xに向かって牽引するときの 掘り込み能力、従って、アンカー1の保持能力を減少するよう指示する。AHV 66とAHV67のこの連携作業により、アンカーlは、ケーブル64の張力を 一定に制御された状態で、位置Xに達するまで係留着床地中で水平軌跡69に沿 って牽引される。
図1〜図3の実施例に関しては、位置Xにおけるその後の係留作業は、AHV6 6がケーブル64をゆるめるとともに、AHV67がケーブル65を強制的に引 っ張り、分断ビン59を破断させ、上述の液圧釈放機構を動作させ、シャンクリ ム3Aを取付ケーブル64とともにアンカーlから釈放する。AHV66は、こ のとき、ケーブル64を引っ張って、次の再利用のためにシャンクリム3Aとと もに回収し、現場から離れる。AHV67は、このとき、アンカー1のポイント 4Bに対してより一層垂直方向の引張力を加え、前方方向Fが水平になり、高い 持上抵抗が好ましい場合にはAHV66によって加わる水平負荷よりも相当高い 垂直持上抵抗負荷が得られるまで、フルーグ2を回転させる0代案として、AH V67によりケーブル65を繰り出し、AHV66が元いた位置まで移動し、ケ ーブル65に高い水平引張力を加え、アンカーlを回転させ、フルーグの前方方 向Fをケーブル65の軸線に対して直交させ、高い水平抑止力が望ましい場合に AHV66により加わる水平負荷よりも相当高い水平抵抗負荷がケーブル65に 得られるようにする。
図6〜図8の孔14に装着した分断可能シャックルピンを有する実施例に関して は、位置Xにおけるアンカーlのその後の係留作業は、AHV67がケーブル6 5を強制的に引っ張り、分断可能なシャックルピンを破断させ、船上に回収する ためにケーブル65を釈放する。AHV66は、ケーブル64を引っ張ってアン カー1の後尾に移動し、強制的に上向き後方に引っ張り、ポイント4Aのシャン クルに取り付けたケーブル64を溝孔11に沿って摺動させ、シャックルピンを ポイント4Bにおけるオフセットした孔内に配置する。ケーブル64における高 い垂直抑止負荷が得られるようにするため、AHV66をアンカーlの垂直上方 に移動し、ケーブル64を強制的に引っ張り、ポイント4Bに加わる負荷によっ てアンカーを回転させ、フルーグの前方方向Fを水平にする0代案として、ケー ブル64に高い水平抑止負荷を得るようにするため、AHV66によりケーブル 64を繰り出し、アンカー1が最初に位置Xに達したときにとっていた位置に再 びアンカー1を戻す。次にAHV66によりケーブル64を水平に強制的に引っ 張り、ポイント4Bに負荷を加えることによってアンカーlを回転させ、フルー グの前方方向Fをポイント4Bに隣接するケーブル64の方向に直交させるよう にする。
図9〜図13の実施例に関して、位置Xにおけるアンカーlのその後の係留作業 は、AHV67がケーブル65を強制的に引っ張り、分断ピン42を破断させ、 レバー29を回転させ、模状止め部26及び止め部24及びシャンク3からてこ 作用で動かし、レバー29を全体的にアンカーlから外し、ケーブル65及びレ バー29を船上に回収する。ケーブル64の高い垂直抑止力を得るため、AHV 66をアンカー1の垂直上方に移動し、ケーブル64を強制的に引っ張り、シャ ンク3を回転させて止め部24に衝合させ、次にアンカー1を回転させ、フルー ク前方方向Fを水平に指向させる。代案として、ケーブル64の高い水平抑止負 荷を得るためには、模状止め部26が外れた後に、AHV66により単にケーブ ル64を強制的に引っ張り、地面がフルーグ2の質量中心7に作用する力のオフ セットモーメントによってフルーグ2を軸線16の周りに回転させ、止め部24 をシャンク3に衝合させる。このとき、フルーグの前方方向FはシャンクAに隣 接するケーブル64の方向に直交する。
極めて柔らかい泥土を満たしたタンク内で、本発明により構成した縮尺モデルの アンカーを使用して上述のように展開したテストから以下のことが分力’ツた。
即ち、フルークポイント9が泥土表面の下方にフルーグ2の長さの約5倍の位置 に達するまで、ケーブル65に得られるピーク負荷がアンカーを着床させるに必 要なケーブル64に加わるピーク水平力よりも約5倍も大きくすることができる ことが分かった。砂地でも同様のテストを行い、フルークポイント9が泥土表面 の下方にフルーグ2の長さの約2.5倍の位置に達するまで、ケーフ゛ル65に 得られるピーク負荷がアンカーを着床させるに必要なケープJし64に加わるピ ーク水平力よりも約2.5倍も大きくすることができることが分かった。
このような存益な結果は従来の牽引埋設係留アンカーによっては得られな力)つ た。
国際調査報告 DrT#Jl。?/n5フ1nρCT/GB 92102210

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.水中の地面に牽引して埋設係留するためのアンカーであり、フルーク(8) と、このフルークに取り付け、アンカーケーブル(64)を取り付けるための少 なくとも1個の取付ポイント(4A/4B)を設けたたシャンク手段(3)とを 備えるマリンアンカーにおいて、前記シャンク手段(3)は、アンカーにフルー ク(8)の質量中心(7)から前記取付ポイント(4A/B)に至る2個の方向 (5、6)を与え、アンカーの前後方向に延びる対称面(M−M)で図ってフル ーク(8)の前方方向(F)に関して、第1方向(5)が前記前方方向(F)に 対して第1前方開き角度(α)をなし、前記第2方向(6)が前記前方方向(F )に対して前記第1前方開き角度(α)よりも大きい第2前方開き角度(β)を なす構成にし、前記第1方向(5)に位置する取付ポイント(4A)でアンカー を引っ張って水中地面でアンカーをほぼ前方方向(F)に移動させることにより 牽引埋設を可能とするとともに、前記第2方向(6)に配置した取付ポイント( 4B)で前記埋設されるアンカーを引っ張ることにより、このような前進運動を 阻止し、前方方向(F)に交差する方向のアンカーの移動に抵抗するよう作用す る引張力の方向に投影したフルーク面積を増加する構成としたことを特徴とする マリンアンカー。 2.前記シャンク(3)に、ケーブルアンカー(64)のための第1及び第2の 取付ポイント(4A、4B)を設けた請求項1記載のマリンアンカー。 3.ケーブル取付移動手段を設け、アンカーケーブル取付手段を第1取付ポイン ト(4A)から前記第2取付ポイント(4B)に移動してアンカーの牽引埋設を 行う請求項2記載のマリンアンカー。 4.溝孔付き案内手段(11)を前記2個の取付ポイント(4A、4B)間に設 け、アンカーケーブル取付ポイントを前記第2取付ポイント(4B)に摺動でき る構成とした請求項3記載のマリンアンカー。 5.前記シャンク(3)を、側面で見てほぼ三角形形状にし、この三角形の1個 の頂点の近傍で前記フルーク(8)に取り付け、また残りの頂点の近傍にアンカ ーケーブルを取り付けるためのシャックルピンを収容する取付孔(4A、4B) を設け、第1方向(5)上に存在する孔の中心と、第2方向(6)上の孔に対し てはフルーク(8)寄りにオフセットした位置とを接続する前記孔(4A、4B )間の溝孔(11)を設け、アンカーの牽引埋設後にアンカーケーブル(64) に上向きかつ後方に引っ張ることにより、シャックルピンを前記第1方向孔(4 A)から摺動させ、前記第2方向孔(4B)に配置する構成とした請求項4記載 のマリンアンカー。 6.シャンク(3)のフルーク(8)から遠い方の端部でアンカーケーブル取付 ポイント(4A)を設け、前記シャンク(3)の少なくとも取付ポイント(4A )を含む部分を、対称面(M−M)に交差する軸線(16)の周りに回動自在に し、更に、アンカーには、アンカーの牽引埋設中にはアンカーケーブル取付ポイ ントが第1方向(5)上の位置をとるようシャンク(3)を保持する第1制限手 段(26)と、第1制限釈放手段(29)とを設け、前記アンカーの埋設が完了 した後にアンカーケーブル(64)を引っ張ることにより、前記制限手段(26 )を釈放して前記シャンク(3)を回動し、アンカーケーブル取付ポイント(4 A)の第2方向(6)への移動を可能にする構成とした請求項1記載のマリンア ンカー。 7.前記ケーブル取付ポイント(4A)が前記第2方向(6)の位置をとるとき 前記シャンク(3)の回動を阻止する第2制限手段(24)を設けた請求項6記 載のマリンアンカー。 8.前記第2制限手段(24)に、シャンク(3)及び前記フルーク(8)の少 なくとも一方に固着した止め部を設けた請求項7記載のマリンアンカー。 9.前記止め部は、前記シャンク(3)を前記フルーク(8)にロックするロッ ク止め部(35)とした請求項8記載のマリンアンカー。 10.前記第1制限手段は、シャンク(3)をフルーク(8)にリンク連結する 破断可能な部材(37)を有する構成とし、前記アンカーの牽引埋設後に引っ張 ることによって前記シャンク(3)に加わる所定の垂直負荷を越えるとき、前記 破断可能な部材(37)が破断する構成とした請求項6記載のマリンアンカ11 .前記破断可能な部材(37)を、前記枢着部(16)に隣接して前記シャンク (3)を前記フルーク(8)にリンク連結する分断可能なピンとした請求項10 記載のマリンアンカー。 12.枢着軸線(16)を前記フルーク(8)の質量中心(7)に隣接配直し、 前記破断可能な部材(37)を枢着軸線(16)に隣接配置し、枢着軸線(16 )から僅かに離れた第1方向(5)におけるアンカーケーブル(64)のユニッ トカが、その後に枢着軸線(16)からより遠く離れた垂直方向に引っ張るとき アンカーケーブル(64)のユニット力よりもアンカーの牽引埋設中に前記破断 部材(37)により小さい力を発生し、牽引埋設力よりも相当小さい垂直力によ り破断部材(37)を破断させ、シャンク(3)を第2方向(6)に回転させる 構成とした請求項11記載のマリンアンカー。 13.前記第1制限釈放手段(29)を、係留着床地面の表面の上方に離れた位 置で遠隔操作できる構成とした請求項6乃至12のうちのいずれか一項に記載の マリンアンカー。 14.前記第1制限釈放手段(29)を、取付ポイント(41)で前記第1制限 釈放手段(29)に取り付けた制御吊り下げケーブル(65)によって遠隔操作 可能の構成とし、制御吊り下げケーブル(65)に加わる垂直引張力により前記 第1制限釈放手段(29)を動作させる構成とした請求項13記載のマリンアン カー。 15.前記第1制限手段(26)を、前記枢着軸線(16)の後方で前記シャン ク(3)と前記フルーク(8)との間に配置し、また前記制御吊り下げケーブル (65)に取り付けた釈放自在の楔状止め部とし、アンカーの牽引埋設後に前記 制御ケーブル(65)に垂直引張力を加えることにより、前記楔状止め部(26 )を前記アンカーから外して抑止力を釈放する構成とした請求項14記載のマリ ンアンカー。 16.前記制御吊り下げケーブル(65)を細長レバー部材(29)の一方の端 部に取り付け、前記細長レバー部材(29)の他方の端部で楔状止め部(26) に回動自在に取り付け、前記他方の端部には、フルーク又は関連の部分(24) に圧着して支点として作用する突出トー(36)を設け、制御吊り下げケーブル (65)に対する垂直引張力により生ずる支点の周りのレバー部材の回転によっ て、前記楔状止め部(26)を前記シャンク(3)と前記フルーク(8)との間 から自由にてこ動作で移動できるようにした請求項15記載のマリンアンカー。 17.前記レバー部材(29)を、前記制御吊り下げ取付の端部(40)で、制 御吊り下げケーブル(65)によって動作する釈放自在取付手段(42)を介し て前記シャンク(3)に取り付けた請求項16記載のマリンアンカー。 18.前記釈放自在の取付手段(42)を、制御吊り下げケーブル(65)に所 定値よりも大きい引張力を加えることにより動作させる構成とした請求項記載の マリンアンカー。 19.前記釈放自在取付手段(42)は、前記取付手段(42)を釈放するよう 制御吊り下げケーブル(65)に加える所定値の引張力で破断する破断可能部材 とした請求項18記載のマリンアンカー。 20.前記第2前方開き角度(β)を90°±φの範囲とし、ただしψはアンカ ーを埋設する係留着床地面の地面の摩擦角度とした請求項1乃至19のうちのい ずれか一項に記載のマリンアンカー。 21.前記第2前方開き角度(β)を、砂地に対しては68°〜112°の範囲 とした請求項20記載のマリンアンカー。 22.前記第2前方開き角度(β)を、泥土に対しては84°〜96°の範囲と した請求項20記載のマリンアンカー。 23.シャンク(3)及びフルーク(8)を有するマリンアンカーを、係留着床 地面においてマリンアンカーに取り付けたアンカーケーブル(64)を引っ張る ことにより牽引埋設する間にマリンアンカーによって展開される負荷を制御する 制御方法において、 (a)アンカーシャンク(3)の一部又は前記シャンクに取り付けたアンカーケ ーブル(64)の後方部分に制御吊り下げケーブル(65)を取り付けて前記フ ルークの永平に対する傾斜角度を減少するようアンカーを回転させることを可能 にする吊り下げケーブル取付ステップと、(b)係留着床地面にアンカー(1) を配置し、前記アンカーケーブル(64)を水平に引っ張って前記アンカー(1 )を係留着床地面に埋設させる埋設ステップと、 (c)埋設作業の進行中に前記アンカーケーブル(64)に展開される負荷を測 定するステップと、 (d)アンカーケーブルの負荷が所定の大きさになるとき前記制御吊り下げケー ブル(65)を上方に引っ張り、前記制御吊り下げケーブル(65)における力 を、前記移動するアンカー(1)を回転してアンカーフルークの水平に対する傾 斜角度を減少し、アンカー(1)の保持能力を減少するに十分な大きさに維持す るステップと、 (e)前記アンカーケーブル(64)における測定した負荷に対する制御吊り下 げ力の効果を認知するステップと、 (f)前記認知した効果に従って、前記制御吊り下げケーブル(65)における 力を変化させ、アンカーを所定設置位置まで牽引するとき、アンカーケーブル負 荷を一定の所定値に制御する制御ステップとよりなることを特徴とする負荷制御 方法。 24.前記制御吊り下げケーブル(65)を遠隔操作で釈放できる取付手段(4 2)によって取り付け、アンカーの設置後に前記制御吊り下げケーブル(65) を釈放し、回収する請求項23記載の負荷制御方法。 25.請求項1乃至22のうちのいずれか一項に記載のアンカーを使用する請求 項23又は24記載の負荷制御方法。
JP50994993A 1991-11-27 1992-11-27 牽引埋設係留マリンアンカー Expired - Fee Related JP3459418B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9125241.1 1991-11-27
GB919125241A GB9125241D0 (en) 1991-11-27 1991-11-27 Drag embedment marine anchor
PCT/GB1992/002210 WO1993011028A1 (en) 1991-11-27 1992-11-27 Drag embedment marine anchor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07501294A true JPH07501294A (ja) 1995-02-09
JP3459418B2 JP3459418B2 (ja) 2003-10-20

Family

ID=10705338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50994993A Expired - Fee Related JP3459418B2 (ja) 1991-11-27 1992-11-27 牽引埋設係留マリンアンカー

Country Status (14)

Country Link
US (1) US5474015A (ja)
EP (1) EP0613436B1 (ja)
JP (1) JP3459418B2 (ja)
AU (1) AU671263B2 (ja)
BR (1) BR9206838A (ja)
CA (1) CA2124446C (ja)
DE (1) DE69222180T2 (ja)
ES (1) ES2109375T3 (ja)
FI (1) FI942460A (ja)
GB (1) GB9125241D0 (ja)
NO (1) NO301817B1 (ja)
PL (1) PL170601B1 (ja)
RU (1) RU2148520C1 (ja)
WO (1) WO1993011028A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013525171A (ja) * 2010-04-16 2013-06-20 ブルパット リミテッド 沖合船舶用アンカ

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993003958A2 (en) * 1991-08-16 1993-03-04 Vrijhof Ankers Beheer B.V. Anchor, anchorfluke and methods for anchoring
FR2729365B1 (fr) * 1995-01-16 1997-08-22 Poiraud Alain Ancre marine "fer de lance"
GB9514964D0 (en) * 1995-07-21 1995-09-20 Brupat Ltd Anchoring apparatus and method
BR9603600A (pt) * 1996-08-30 1998-05-19 Petroleo Brasileiro Sa Ancora do tipo placa e seu respectivo processo de instalação
NL1005353C2 (nl) 1997-02-24 1998-08-26 Vrijhof Ankers Beheer Bv Anker en ontkoppelwerkwijze daarvoor.
US6220198B1 (en) * 1998-04-30 2001-04-24 Brupat Limited Marine anchors
PT1321356E (pt) * 1998-10-30 2007-09-06 Brupat Ltd Dispositivo de ancoragem marinha
OA12254A (en) * 2000-04-27 2003-11-06 Vrijhof Ankers Beheer Bv Anchor with shank.
US6951183B1 (en) * 2004-06-03 2005-10-04 John Alexander Burback Marine anchor release device
US8485117B2 (en) * 2008-07-29 2013-07-16 Peter Michael Weinstein Anchor retrieval device, system and method
US7886681B2 (en) * 2008-07-29 2011-02-15 Peter Michael Weinstein Anchor retrieval device, system and method
US20100326344A1 (en) * 2009-06-26 2010-12-30 Peter Michael Weinstein Anchor retrieval device, system and method
NL2002086C (nl) * 2008-10-10 2010-04-13 Stevlos Bv Anker met meetkoppeling.
CN105059479B (zh) * 2015-08-10 2017-06-09 徐州工程学院 海洋设施锚固定位自动锚
CN106697200B (zh) * 2017-01-10 2018-06-08 江苏翔晟重工有限公司 一种锚角度可调节的锚
RU173810U1 (ru) * 2017-03-13 2017-09-12 Александр Викторович Корнилов Устройство крепления якоря "карабин александра"
RU204967U1 (ru) * 2020-06-25 2021-06-21 Сергей Владимирович Сыпков Якорь для маломерных судов
CN112460105B (zh) * 2020-11-24 2022-12-09 山西环新宇益环境科技有限公司 一种生态环境及环境污染的监测装置
US11858593B2 (en) * 2021-09-28 2024-01-02 Sardine Marine, LLC Self-retrieving anchor (SRA)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE168099C (ja) *
US3407775A (en) * 1967-02-13 1968-10-29 Thomas T. Lunde Method and apparatus for pulling anchors
NL6814828A (ja) * 1968-10-16 1970-04-20
US3685479A (en) * 1968-12-24 1972-08-22 Peter Bruce Anchor-cable systems
US4369727A (en) * 1980-11-17 1983-01-25 Rudolph Fasco Anchor
GB2171970A (en) * 1985-03-08 1986-09-10 Richard Hoseason Smith Drag embedment anchors

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013525171A (ja) * 2010-04-16 2013-06-20 ブルパット リミテッド 沖合船舶用アンカ

Also Published As

Publication number Publication date
AU2953192A (en) 1993-06-28
CA2124446A1 (en) 1993-06-10
NO301817B1 (no) 1997-12-15
EP0613436A1 (en) 1994-09-07
ES2109375T3 (es) 1998-01-16
US5474015A (en) 1995-12-12
GB9125241D0 (en) 1992-01-29
AU671263B2 (en) 1996-08-22
FI942460A (fi) 1994-07-25
RU94029680A (ru) 1996-09-27
EP0613436B1 (en) 1997-09-10
JP3459418B2 (ja) 2003-10-20
RU2148520C1 (ru) 2000-05-10
NO941966D0 (no) 1994-05-26
DE69222180D1 (de) 1997-10-16
FI942460A0 (fi) 1994-05-26
PL170601B1 (en) 1997-01-31
DE69222180T2 (de) 1998-04-09
WO1993011028A1 (en) 1993-06-10
NO941966L (no) 1994-07-20
CA2124446C (en) 2006-02-07
BR9206838A (pt) 1995-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07501294A (ja) 牽引埋設係留マリンアンカー
JP5095710B2 (ja) 船舶用アンカーの改良
US7886681B2 (en) Anchor retrieval device, system and method
US5540175A (en) Anchor, anchorfluke and methods for anchoring
US5890451A (en) Anchoring apparatus and method
US7117812B2 (en) Apparatus and method for gravity anchor installation
US20100294191A1 (en) Anchor retrieval device, system and method
US4655158A (en) Boat anchor including releasable coupling means
US4098216A (en) Apparatus for retrieving anchors
KR20140074394A (ko) 개량된 연안 해양 앵커
US4708086A (en) Boat anchor
US3902446A (en) Anchor
JPH10329784A (ja) 投錨装置及び投錨方法
GB2091188A (en) Single fluke anchor
JPS62110591A (ja) アンカ−
NZ623253B2 (en) Improved offshore marine anchor
MXPA01004308A (en) Improvements in marine anchors

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees