JPH0750037Y2 - スプレ冷却モールド装置 - Google Patents

スプレ冷却モールド装置

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JPH0750037Y2
JPH0750037Y2 JP12217489U JP12217489U JPH0750037Y2 JP H0750037 Y2 JPH0750037 Y2 JP H0750037Y2 JP 12217489 U JP12217489 U JP 12217489U JP 12217489 U JP12217489 U JP 12217489U JP H0750037 Y2 JPH0750037 Y2 JP H0750037Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
inner cylinder
spray
nozzle
mold
mold body
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP12217489U
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JPH0362651U (ja
Inventor
省三 大林
浅雄 郷
統 西村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は連続鋳造設備に適用されるスプレ冷却モールド
に関する。
〔従来の技術〕
連続鋳造設備において、鋳片を形成するモールドをスプ
レ水によって冷却するスプレ冷却モールド装置が普及し
ている。このスプレ冷却モールド装置では、通常、第5
図に示すように、正方形又は矩形断面のモールド本体1
を囲む円形断面の内筒2の内側からスプレノズル3を内
筒2へネジ込んで取付けた上、内筒2を外筒4に装入
し、内筒2と外筒4の間に供給される水wをスプレノズ
ル3からその内側にあるモールド本体1の外表面へスプ
レ水を噴出させるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のスプレ冷却ノズルでは、前記のように、スプレノ
ズル3は内筒2に内側からネジ込んで取付けられてい
る。この従来のスプレ冷却ノズルは次の欠点をもってい
る。
(1)スプレノズル3の先端からモールド本体1までの
スプレ水距離が大きくとれない。
第6図及び第7図に示すように、正方形のモールド本体
1の各面に対して上下方向に1列に配置されたスプレノ
ズルから冷却水をスプレする場合、モールド本体1の外
表面(散水面)におけるノズル1個当りの必要散水直径
d(散水面積を代表するファクタ)は、モールド本体1
の幅bでほぼ決まる(即ち、第7図におけるd=b+
α)。
一方、この散水直径dは、ノズルのスプレ角度θとスプ
レ距離lにより、 として与えられる(第6図参照)。
つまり、モールドサイズが大きくなるにつれて必要散水
直径dは大きくなり、これを満足するためにはスプレ角
度θ又はスプレ距離lを大きくとらねばならない。
しかし、スプレ角度θは経験的に決められた範囲があ
り、この範囲で必要散水直径dを確保するためには必然
的にスプレ距離lを大きくとらねばならない。
スプレノズル3を内筒2の内側からネジ込んでいる従来
のスプレ冷却モールドでは、第6図に示すように、スプ
レノズル3は内筒の内側面より距離sだけ突出している
ために、スプレ距離lを大きくとることができない。
(2)スプレノズル3は内筒2の内側からネジ込まれて
るために、モールド本体1を抜去らないと手作業による
ノズルの交換ができない。ノズル詰りや水量変更による
ノズル交換作業は短時間でじん速に行う必要があるが、
従来のスプレ冷却ノズルでは作業工程が複雑になると共
に、内筒内側に取付けたノズルの着脱が容易でない。
本考案は、前記の従来のスプレ冷却ノズル装置の欠点を
解消しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、内筒と同内筒を取囲んで配置された外筒を備
え、内筒と外筒の間に供給される水を内側に設けられた
スプレノズルからモールド外表面へスプレ水として噴出
させるスプレ冷却モールド装置において、スプレノズル
の先端部にネジ部を設け、同ネジ部を内筒の外側から内
筒へネジ込みスプレノズル先端を内筒内へ開口させてい
る。
〔作用〕
本考案は次の作用を挙げることができる。
(1)ノズルを内筒の外側から内筒へネジ込み、その先
端を内筒内へ開口させているために、ノズル先端からモ
ールド本体までのスプレ距離をより長くすることがで
き、その長さ増分に対応した、より大きいモールドサイ
ズまでスプレ冷却適応範囲が拡大される。
(2)内筒の外側からノズルを取付けているので、モー
ルド本体を内筒から抜取らなくてもノズル交換ができ、
作業時間が短くて済む。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図ないし第3図によって説明す
る。
正方形断面のモールド本体1は円形断面の内筒2内に装
入され、上部のキープレート5およびボルト6により内
筒2に固定されている。内筒2には、正方形断面のモー
ルド本体1の各面に対向して上下方向に1列に配置され
た4列の多数の先端にねじ部3aをもつスプレノズル3が
内筒2の外周側からネジ込んで取付けられ、その先端3b
は内筒2の内面と同一面に位置して内筒2内へ開口して
いる。内筒2とモールド本体1を組合せたユニットは外
筒4内へ嵌装され、内筒下端のフランジ2aと外筒4の間
はパッキン9でシールされ、また内筒上端のフランジ2b
は外筒4にボルト7によって取付けられている。内筒2
と外筒4との間の空間はウォータージャケットを形成
し、同ウォータージャケットはモールドテーブル10を介
して給水管11に接続されている。内筒2と外筒形4の下
方には排水用に隙間が設けてあり、この隙間は外筒4に
設けた排水管12に連通されている。なお13はモールド本
体1ら下方へ引出される鋳片を示す。
以上の構造をもつ本実施例において、冷却wは給水管11
を通ってモールドテーブル10を介して内筒2と外筒4の
間のウォータージャケットに入り、そこから各スプレノ
ズル3を通って冷却水がモールド本体1へ向って噴出さ
れ、モールド本体1の各面を冷却しながら鋳片13が鋳造
される。モールド本体1を冷却した冷却水は下方に流
れ、内筒2の下部と外筒4の下部との隙間に一度溜ま
り、排水管12を通って排出される。
本実施例では、スプレノズル3が内筒2の外側からネジ
込まれ同スプレノズル3の先端3bが内筒2の内面と同一
面となっているために、第2図に示すように、スプレノ
ズル3の先端からモールド本体1まで距離lが内筒2か
らモールド本体1までの距離loに等しくなり、これによ
りスプレノズル3のスプレ適用範囲を広くし、モールド
本体1の面の全幅にわたって冷却水のスプレを行なうこ
とができる。
例えば、内筒2の直径f=333.4mmφの装置に、幅b=1
84mmのモールド本体1を取込む場合、従来の第5図ない
し第7図に示す装置では、ノズル3の先端からモールド
本体1までのスプレ距離lはl=f/2−b/2−s=333.4/
2−184/2−20=54.7mm、必要散水直径dはd=b/2+α
=184+30=214mmで与えられる。
したがってノズルのスプレ角度θは が必要となる。しかし、スプレ角度θの上限は110度程
度であるために、モールド本体の面の全幅にわたっての
冷却水のスプレは不可能で装置として成立しない。
これに対して、本実施例では、ノズル3の先端が内筒内
面と同一面にあるために、スプレ距離lはl=f/2−b/2
=74.7mmとなり、よってスプレ角度θは (上限角度)となり、スプレモールド装置として成立す
る。
つまりより大きいサイズに対してスプレ冷却を適応する
ことが可能となる。
また、スプレノズル3の詰りが発見された場合や、水量
変更のためにスプレノズル3を交換しなければならない
場合には、第4図に示すように、モールドユニット(内
筒+モールド本体)を吊り上げた状態で内筒2の外側か
らスプレノズル3を点検でき、また交換できる。
したがって従来のようにモールド本体1を内筒2から抜
く必要がない。
なお、上記実施例は、モールド本体断面形状を正方形と
し、その各面に対応して上下方向に1列に配置された複
数のスプレノズルを内筒に設けているが、各面に対応し
て上下方向に複数列のスプレノズルを配置するようにし
てもよい。
また、モールド本体の断面形状は矩形その他の形状にす
ることも可能である。
〔考案の効果〕
本考案は、スプレノズルを内筒の外側からネジ込みスプ
レノズル先端を内筒内へ開口させるようにしたので、ノ
ズル先端からモールド本体までのスプレ距離をより長く
とることができ、そのためより大きいモールドサイズま
でスプレ冷却を適応することができる。また、スプレノ
ズルの詰りが発見された場合や、水量変更のために、ノ
ズル交換しなければならない場合に、内筒の外側からノ
ズルを点検しながら交換することができるため、モール
ド本体を円筒から抜かなくて済み、作業が簡単になり作
業時間が大巾に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図は第1図
A部の拡大図、第3図は第2図B−B矢視図、第4図は
同実施例におけるスプレノズル交換時を示す説明図、第
5図は従来のスプレ冷却モールド装置の縦断面図、第6
図は第5図C部の拡大図、第7図は第6図D−D矢視図
である。 1…モールド本体、2…内筒、3…スプレノズル、4…
外筒、10…モールドテーブル、11…給水管、12…排水
管、13…鋳片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西村 統 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 菱重製鉄エンジニアリング株式会社広島 支社内 (56)参考文献 特開 昭63−215339(JP,A) 特開 昭63−188452(JP,A) 実開 昭64−5750(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内筒と同内筒を取囲んで配置された外筒を
    備え、内筒と外筒の間に供給される水を内筒に設けられ
    たスプレノズルからモールド外表面へスプレ水として噴
    出させるスプレ冷却モールド装置において、スプレノズ
    ルの先端部にネジ部を設け、同ネジ部を内筒の外側から
    内筒にネジ込みスプレノズルの先端を内筒内へ開口させ
    たことを特徴とするスプレ冷却モールド装置。
JP12217489U 1989-10-20 1989-10-20 スプレ冷却モールド装置 Expired - Lifetime JPH0750037Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12217489U JPH0750037Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 スプレ冷却モールド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12217489U JPH0750037Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 スプレ冷却モールド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0362651U JPH0362651U (ja) 1991-06-19
JPH0750037Y2 true JPH0750037Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=31670187

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12217489U Expired - Lifetime JPH0750037Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 スプレ冷却モールド装置

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JPH0362651U (ja) 1991-06-19

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