JPH0749889A - 建築用cad装置 - Google Patents

建築用cad装置

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JPH0749889A
JPH0749889A JP5196018A JP19601893A JPH0749889A JP H0749889 A JPH0749889 A JP H0749889A JP 5196018 A JP5196018 A JP 5196018A JP 19601893 A JP19601893 A JP 19601893A JP H0749889 A JPH0749889 A JP H0749889A
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equal
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JP5196018A
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Tetsuya Udagawa
徹也 宇田川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定寸法内での分割作業を行う際、分割寸法
と分割数を任意に設定でき、分割結果をシュミレートす
ることにより、設計変更が容易で効率化できること。 【構成】 等分割するための基準間隔Lは、2本の基準
線X,Yの設定で得られる。基準線X,Yには、それぞ
れ所定幅の非等分間隔x,yが設けられる。等分数Nお
よび等分間隔Aの設定後は、L=x+A*n+yの演算
式で等分割演算される。うち、再設定する項目があれ
ば、この項目に対応して演算式が変形され、この結果は
再び演算式に反映される。これにより操作者は表示手段
上で対話形式により等分割作業をシュミレートできるた
め、設定値の変更を容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築意匠の設計、施工
図の作成、建築設備等を設計する際に用いられ、自動作
図を行う建築用CAD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築用CAD装置は、建築物の作図をマ
イコン等を用いて行い、平面図の線引き、寸法線、文
字、開口部、壁、柱、シンボル、床等をキーボード、マ
ウスを用いて入力する構成となっている。また、各部の
部品が予め記憶されており、この部品を呼び出し、図中
で編集することにより作図作業の効率化が図られてい
る。
【0003】ところで、床、壁、天井、階段等の箇所で
は、所定の間隔に対し、建築時実際に用いられる材料の
寸法に合わせてこれを配置し割付けする必要があり、こ
のCAD装置上でも一定の寸法で等分割した設計を頻繁
に行わねばならない。具体的に壁を例に説明すると、こ
の壁にタイルを張りつけるには、このタイルを調達する
ためにタイルの枚数を決定しなければならず、該枚数を
CAD装置上で設計する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
CAD装置では、全体の寸法の数値入力と、分割数を入
力するのみで、単純に各分割寸法、あるいは分割数を演
算する構成であって、分割数と分割寸法と、両端にでき
る端数を調整することができなかった。したがって、使
用したい材料の寸法とCAD装置で分割された分割寸法
との間に相違が生じ、再度の設計を行わねばならなかっ
た。
【0005】このため、CAD装置があっても実際に
は、製図板と定規、および電卓等を用いた手作業によ
り、数回の計算を試行して分割作業を行っており、設計
作業を効率化することができなかった。また、この作業
は、作図者の経験と勘に依存していた。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、所定寸法内での分割作業について分割
数と分割寸法とをいずれも任意に設定でき、これの演算
結果を設計時にシュミレートすることにより、設計の変
更等を画面上で容易に行え、設計作業を効率化できる建
築用CAD装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の建築用CAD装置は、建築用各部の作図を
自動的に行う建築用CAD装置において、請求項1で
は、各設定手段の設定値を設定するための入力手段
(1)と、図面中において等分割したい基準間隔(L)
の端部(X,Y)を設定する基準線設定手段(2)と、
該基準線設定手段で設定された区間内で等分割したい間
隔(A)を設定する等分間隔設定手段(7)と、該等分
間隔(A)の等分数(n)を設定する等分数設定手段
(9)と、前記区間の端部(X,Y)位置に非等分する
非等分間隔(x,y)を設定する端部間隔設定手段
(5)と、前記基準線設定手段で設定された基準間隔
(L)内で前記等分間隔(A)および等分数(n)、お
よび非等分間隔(x,y)に基づき、下記式 L=x+A*n+y で等分割演算する等分割手段(12)と、該等分割手段
(12)の演算式を前記各設定手段の各設定項目別に変
形し、該当する設定項目の再入力により該変形式で得ら
れた値を前記演算式に帰還する条件値演算手段(16)
と、前記等分割手段(12)で得られた各項の設定値に
基づき図面上に展開する展開手段(14)と、該展開手
段(14)の出力に基づき、等分割した図面を表示する
表示手段(20)と、を具備することを特徴としてい
る。
【0008】また請求項2記載の建築用CAD装置は、
各設定手段の設定値を設定するための入力手段(1)
と、図面中において等分割したい基準間隔(L)の端部
(X,Y)を設定する基準線設定手段(2)と、該基準
線設定手段で設定された区間内で等分割したい間隔
(A)を設定する等分間隔設定手段(7)と、該等分間
隔(A)の等分数(n)を設定する等分数設定手段
(9)と、前記区間の端部(X,Y)位置に非等分する
非等分間隔(x,y)を設定する端部間隔設定手段
(5)と、前記等分割間隔(A)同士の間に所定の隙間
間隔(B)を設定する隙間間隔設定手段(18)と、前
記基準線設定手段で設定された基準間隔(L)内で前記
等分間隔(A)および等分数(n)、および隙間間隔
(B)、および非等分間隔(x,y)に基づき、下記式 L=x+A*n+B*(n+1)+y で等分割演算する等分割手段(12)と、該等分割手段
(12)の演算式を前記各設定手段の各設定項目別に変
形し、該当する設定項目の再入力により該変形式で得ら
れた値を前記演算式に帰還する条件値演算手段(16)
と、前記等分割手段(12)で得られた各項の設定値に
基づき図面上に展開する展開手段(14)と、該展開手
段(14)の出力に基づき、等分割した図面を表示する
表示手段(20)と、を具備することを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】入力手段1により、基準線設定手段2は基準線
X,Yの指定で基準間隔Lを設定する。また、等分間隔
設定手段7は、等分間隔Aを設定し、等分数設定手段7
は、等分数nを設定する。同様に、端部間隔設定手段5
は非等分間隔x,yを設定する。これらの設定値は、等
分割手段12に出力され、L=x+A*n+yなる演算
式により、基準間隔L内で非等分間隔x,yを除いた区
間が等分間隔A,等分数nで等分割される。ここで、各
設定値は、入力手段1により設定値を変更でき、この変
更に基づき、条件値演算手段16は再入力される設定値
に対応して上記演算式を変形し、再入力される設定値に
基づく条件値演算の結果を再び上記演算値に帰還する。
上記構成により、変更に伴い各設定値が自動的に変更さ
れるので、任意の設定値に基づく等分割作業を表示手段
20上で対話形式で各設定値を変更できる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の建築用CAD装置の第1実
施例の要部を示すブロック図であり、等分割するための
構成要素が表現されている。したがって、不図示の構成
部はCAD装置が有する基本的な作図を行うようになっ
ている。また、図2は、本装置における等分割箇所の作
図結果を示している。
【0011】入力手段1は、キーボード、マウス等で構
成され、後段に設けられた複数の設定手段に対する入力
操作を行う。この入力手段1には、後述する演算内容を
確認するための確認キー1aが設けられ、この確認キー
は、リターンキー、改行キー等が用いられる。
【0012】表示部20には、CADの基本操作により
建築設計する際の平面図等が予め表示され、よってこの
表示部20内で等分割する箇所も表示されている。この
表示部20の図面は所定の縮尺比で表示され、対応する
実寸寸法が表示演算されるようになっており、以下の各
構成部で得られる数値は全てこの実寸寸法の単位に基づ
き処理されるようになっている。また、画面下方には等
分割する際に用いられる数式、および分割演算に関する
メッセージが表示されるようになっている。
【0013】基準線設定手段2は、等分割する距離と角
度を設定するために、平行な2本の基準線X,Yを、表
示部20に表示された図面中から選択させる。
【0014】範囲線設定手段3は、分割したときの出力
線の長さを設定するもので、表示部20に表示された図
面中から選択する。このとき、図面中に適切な線がない
場合も想定して2点を指定するだけで出力線の長さを指
定できる選択を操作者が選択できるようになっている。
このときの範囲線は指定された、それぞれの2点から基
準線Xにおろした2本の垂線として認識する。
【0015】端部間隔設定手段5は、図2に示す基準線
X,Y部分に所定の非等分間隔x,yを設定するもの
で、初期値は0としてあり、この場合には基準線X,Y
からこの間全てを等分割するものとみなされる。
【0016】等分間隔設定手段7は、等分する間隔Aを
設定するもので入力手段2の数値入力により設定する。
等分数設定手段9は、等分数nを設定するもので入力手
段2の数値入力により設定する。初期値は2とする。基
準間隔演算手段10は、基準線設定手段2により基準線
X,Yが設定されると、この基準線X,Y間の距離の実
寸寸法である基準間隔Lを演算する。
【0017】上記各設定手段は、表示部20の画面下部
に”等分間隔Aは?”等の対話形式で設定を促す画面を
表示させ、入力手段1の操作があれば設定値を出力する
構成である。また、各構成手段における初期値は、後に
入力手段1からの入力値により変更される。
【0018】等分割手段12は、下記の基本式(1)に
よる等分演算を行う。 L=x+A*n+y…(1) 上記式(1)は、等分間隔Aを有して等分数nだけ設け
られ、かつ2つの非等分間隔x,yを有する距離が基準
間隔Lであることを示している。そして、予め基準間隔
Lが固定値として得られており、以降、この基準間隔L
に基づき非等分間隔x,y、等分間隔A、等分数nの演
算を行う。また、等分間隔Aは基準間隔Lの1/2の値
を演算し、これを初期値として用いる。
【0019】例えば基準間隔Lが1000mmであり、等
分間隔Aは500mmとされる他は、全て初期値を用い
(非等分間隔x,yが0、等分数nが2)て演算を行い
基本式に各項の値を代入した代入式(1−2)を表示部
20の画面下部に表示する。 L (1000) =x(0) +A(500) *n(2) +y(0) …(1−2)
【0020】条件値演算手段16は、上記式(1)にお
ける右項の非等分間隔x,y、等分間隔A、等分数nい
ずれかの再入力を待つ。そして、非等分間隔xが例えば
x(200) として入力されると、次に、条件値演算手段1
6は未知数の入力を促す。このため条件値演算手段16
は”未知数は”なる表示出力をする。
【0021】この後、操作者が、未知数*として等分間
隔Aを指定すると、条件値演算手段16は、上記(1)
式を等分間隔Aを求めるために変形した変形式(2−
1)を用いて条件演算を行う。
【0022】A=〔L−x−y〕/n…(2−1) 実際には既に得られた各値を代入演算し、 A(*) =〔L(1000)−x(200) −y(0) 〕/n(2) から未知数*であった等分間隔Aが400mmに変更され
た結果が得られる。
【0023】この結果得られた等分間隔Aは、再び等分
割手段12に出力され、等分割手段12の代入式(1−
2)に代入する。 L (1000) =x(200) +A(400) *n(2) +y(0) …(1−3) 操作者は、この画面により、各項の値を同時に見ること
ができる。
【0024】また、上記未知数*の選択時に、この未知
数*として非等分間隔yを指定すると、条件値演算手段
16は、上記(1)式を非等分間隔yを求めるために変
形した変形式(2−2)を用いて条件演算を行う。 y=L−x−(A*n)…(2−2)
【0025】同様に上記未知数*の選択時に、この未知
数*として等分数nを指定すると、条件値演算手段16
は、上記(1)式を等分数nを求めるために変形した変
形式(2−3)を用いて条件演算を行う。 n=(L−x−y)/A…(2−3) このときnは整数に限定されるので、nを小数点以下を
切り捨て、再び上記式(2−2)の演算を行い、余りを
yに振り向けようになっている。
【0026】また、未知数*は、非等分間隔x,yを同
一距離として振り分けることができる。振り分け(x,
y)とした時には、下記変形式(2−4)を用いて条件
演算を行う。 x=y=(L−(A*n))/2…(2−4)
【0027】上記演算過程は、非等分間隔xの入力後
に、未知数*として等分間隔A,あるいは非等分間隔
y,あるいは等分数nとした場合について説明した。こ
の他、非等分間隔yの入力後に等分間隔A、あるいは非
等分間隔x,あるいは等分数n、あるいは振り分け
(x,y)を求めるには、下記変形式(3)式のいずれ
かにより行う。 A=(L−x−y)/n…(3−1) x=L−y−(A*n)…(3−2) n=(L−x−y)/A…(3−3) x=y=(L−(A*n))/2…(3−4)
【0028】また、等分間隔nの入力後に非等分間隔
x,y、あるいは等分間隔A、あるいは振り分け(x,
y)を求めるには、下記変形式(4)式のいずれかによ
り行う。 x=L−y−(A*n)…(4−1) y=L−x−(A*n)…(4−2) A=(L−x−y)/n…(4−3) x=y=(L−(A*n))/2…(4−4)
【0029】操作者は、未知数設定後における代入式
(1)の値を見て、再び各項の値を変更することができ
る。このとき、値の大きさにより、代入式(1)におけ
る右項の合計値が左項の基準間隔L以上となったときに
は、表示部20の画面下部に”2線間距離を越えていま
す”とエラーである旨を表示させ、再入力を促す。
【0030】上記入力操作により、各項の値が満足でき
るものとなった場合には、確認キー1aの押下により展
開手段14には、この各項の値が出力され、対応する等
分割した図面が展開される。この展開手段14は、基準
線Xから平行で、距離x+Anで範囲線Z1及びZ2上
の点の座標を演算しながら、その2点の座標をCADデ
ータ上にデータとして保存する。これと同時に表示部2
0の画面に表示することを、n=0からn+1回行うこ
とによって、表示手段20上に図2に示す基準線X,Y
間に非等分間隔x,yを有し、この間に等分間隔Aで等
分数nの表示がなされ、各部分が所定の幅を有したもの
とされる。
【0031】上記構成によれば、例えば階段の割付けを
容易に行える。この場合、x,yがおどり場であり、A
がふみ面、nが段数に相当している。又、n=1にした
場合には、例えば机の幅を(A)を入力し、未知数*を
振り分け(x,y)を選択すれば、瞬時に机を中央に配
置でき、また、このあとx,またはyを入力して適当な
位置に配置することもできる。この構成を直交する2方
向に適用することにより他に、床材、天井材、壁材等の
目地幅の無い材料の割付けに適用でき、各々のnを掛け
れば材料の数が計算できる。
【0032】次に、本発明の建築用CAD装置の第2実
施例を説明する。この第2実施例では前記第1実施例で
説明した各構成部に新たに隙間間隔Bを設定する隙間間
隔設定手段18が設けられる。この隙間間隔設定手段1
8は、図3に示す等分を行うもので、等分間隔Aの間に
隙間間隔Bを設けるものである。隙間間隔Bの初期値は
1とされ、かつ隙間数は前記等分数n+1である。
【0033】そして、等分割手段12は、この実施例で
は下記の基本式(5)による等分演算を行う。 L=x+A*n+B*(n+1)+y…(5) 上記式(5)は、等分数nの等分間隔Aが隙間数n+1
(n+1)で隙間間隔Bを有して設けられ、かつ2つの
非等分間隔x,yを有する距離が基準間隔Lであること
を示している。この実施例でも、予め基準間隔Lが固定
値として得られており、以降、この基準間隔Lに基づき
非等分間隔x,y、等分間隔A、等分数n、隙間間隔B
の演算を行う。
【0034】例えば基準間隔Lが6000mmである場合
には、他が全て初期値を用い(非等分間隔x,yが0、
等分数nが1、隙間間隔Bが1、隙間数がn+1)で演
算を行い基本式に各項の値を代入した代入式(5−2)
を表示部20の画面下部に表示する。 L (6000) =x(0) +A(5998)*n(1) +B(1) * (n
+1) +y(0) …(5−2) 上記式(5−2)により、
初期値代入の結果、等分間隔Aは5998mmとなること
が演算されている。
【0035】条件値演算手段16は、上記式(1)にお
ける右項の非等分間隔x,y、等分間隔A、等分数n、
隙間間隔Bいずれかの再入力を待つ。そして、非等分間
隔xが例えばx(200) として入力されると、次に、条件
値演算手段16は未知数の入力を促す。このため条件値
演算手段16は”未知数は”なる表示出力をする。
【0036】この後、操作者が、未知数*として等分間
隔Aを指定すると、条件値演算手段16は、上記(5)
式を等分間隔Aを求めるために変形した変形式(6−
1)を用いて条件演算を行う。
【0037】 A=(L−B(n+1)−x−y)/n…(6−1) 実際には既に得られた各値を代入演算し、 A(*) =〔L(6000)−B(1) *(n+1) −x(200) −y
(0) /n(1) となり、未知数*であった等分間隔Aが5798mmとな
る結果が得られる。尚、n=1であるため(n+1)の
項は数値が2である。
【0038】この結果得られた等分間隔Aは、再び等分
割手段12に出力され、等分割手段12の代入式(5−
2)に代入する。 L (6000) =x(200) +A(5798)*n(1) +B(1) *
(n+1) +y(0) …(5−3) 操作者は、この画面により、各項の値を同時に見ること
ができる。
【0039】また、上記未知数*の選択時に、この未知
数*として隙間間隔Bを指定すると、条件値演算手段1
6は、上記(5)式を非等分間隔yを求めるために変形
した変形式(6−2)を用いて条件演算を行う。 B=(L−An−x−y)/(n+1)…(6−2)
【0040】他、非等分間隔x,yについては、下記式
(6−3)、(6−4)により行う。 x=L−An−B(n+1)−y…(6−3) y=L−An−B(n+1)−x…(6−4) また、非等分間隔x,yがいずれも同一長さである場合
には下記式(6−5)により演算する。 x=y=(L−An−B(n+1))…(6−5)
【0041】同様に上記未知数*の選択時に、この未知
数*として等分数nを指定すると、条件値演算手段16
は、上記(6−6)式を等分数Nを求めるために変形し
た変形式(6−3)を用いて条件演算を行う。 n=(L−x−y−B)/(A+B)…(6−6) このときnは整数に限定されるので、nを小数点以下を
切り捨て、上記式(6−4)の演算を行い、余りをyに
振り向ける。
【0042】操作者は、未知数設定後における代入式
(5)の値を見て、再び各項の値を変更することができ
る。このとき、値の大きさにより、代入式(5)におけ
る右項の合計値が左項の基準間隔L以上となったときに
は、表示部20の画面下部に”2線間距離を越えていま
す”とエラーである旨を表示させ、再入力を促す。
【0043】上記入力操作により、各項の値が満足でき
るものとなった場合には、確認キー1aの押下により展
開手段14には、この各項の値が出力され、対応する等
分割した図面が展開される。この展開結果は、表示手段
20上に図3に示す基準線X,Y間に非等分間隔x,y
を有し、この間に隙間間隔Bを有し、等分間隔Aで等分
数nを有する表示がなされ、各部分が所定の幅を有した
ものとされる。
【0044】上記構成によれば、例えば外壁のタイルの
割付けを容易に行える。この場合、x,yが0とすれ
ば、Aがタイルの幅、nがタイルの個数に相当しこのタ
イル同士の目地Bを有している。同様に、この構成によ
り他にカーテンウォール、戸棚、等間隔の窓の設計等に
適用することができる。
【0045】尚、上記構成では、一方向すなわち基準線
X,Y間の等分割について説明したが、一方向への等分
割を終えた後に、これと交差する方向(以前の範囲線Z
1 ,Z2 上)に新たに基準線X,Yを設け、再度等分割
演算を行うことにより、図4に示すように2次元での等
分割を行うことができるようになる。また、一方向の等
分割時の等分数n1を記憶しておき、この後、交差する
方向の等分割時の等分数n2と乗算処理することによ
り、2次元の等分数を求めることができ、図4に示す等
分割部分に用いる材料の数を容易に得られる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、等分割する基準間隔内
は、等分割手段の所定の演算式により非等分間隔を除く
等分間隔および等分数により等分することができる。上
記演算は、設定値が再設定される都度、条件値演算手段
がこの設定値に基づき演算式を変形して演算し、演算結
果を等分割手段に帰還する構成であるため、操作者は、
必要とする設定値を順次入力でき、これを対話形式で入
力していくことができるため、等分割作業に必要な各部
の設定値の入力作業を行うのみで所望する等分割結果を
容易に得ることができる。この等分割演算により、従来
建築用CAD装置は、図面の線を引く作業のみであった
ものが、図面中での等分割部分を容易に作図できるよう
になり、作図作業全体を効率化することができるように
なった。具体的には、床材、天井材、壁材等の図面中で
の割付けを容易化でき、合わせてこれを実際の寸法で、
材料の枚数として得ることができ、単なる設計のみなら
ず、材料発注も具現化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築用CAD装置の要部を示すブロッ
ク図。
【図2】第1実施例における作図結果を示す図。
【図3】第2実施例における作図結果を示す図。
【図4】本発明の他の使用例を示す図。
【符号の説明】
1…入力手段、1a…確認キー、2…基準線設定手段、
3…範囲線設定手段、5…端部間隔設定手段、7…等分
間隔設定手段、9…等分数設定手段、10…基準間隔演
算手段、12…等分割手段、14…展開手段、16…条
件値演算手段、20…表示手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築用各部の作図を自動的に行う建築用
    CAD装置において、 各設定手段の設定値を設定するための入力手段(1)
    と、 図面中において等分割したい基準間隔(L)の端部
    (X,Y)を設定する基準線設定手段(2)と、 該基準線設定手段で設定された区間内で等分割したい間
    隔(A)を設定する等分間隔設定手段(7)と、 該等分間隔(A)の等分数(n)を設定する等分数設定
    手段(9)と、 前記区間の端部(X,Y)位置に非等分する非等分間隔
    (x,y)を設定する端部間隔設定手段(5)と、 前記基準線設定手段で設定された基準間隔(L)内で前
    記等分間隔(A)および等分数(n)、および非等分間
    隔(x,y)に基づき、下記式 L=x+A*n+y で等分割演算する等分割手段(12)と、 該等分割手段(12)の演算式を前記各設定手段の各設
    定項目別に変形し、該当する設定項目の再入力により該
    変形式で得られた値を前記演算式に帰還する条件値演算
    手段(16)と、 前記等分割手段(12)で得られた各項の設定値に基づ
    き図面上に展開する展開手段(14)と、 該展開手段(14)の出力に基づき、等分割した図面を
    表示する表示手段(20)と、を具備することを特徴と
    する建築用CAD装置。
  2. 【請求項2】 建築用各部の作図を自動的に行う建築用
    CAD装置において、 各設定手段の設定値を設定するための入力手段(1)
    と、 図面中において等分割したい基準間隔(L)の端部
    (X,Y)を設定する基準線設定手段(2)と、 該基準線設定手段で設定された区間内で等分割したい間
    隔(A)を設定する等分間隔設定手段(7)と、 該等分間隔(A)の等分数(n)を設定する等分数設定
    手段(9)と、 前記区間の端部(X,Y)位置に非等分する非等分間隔
    (x,y)を設定する端部間隔設定手段(5)と、 前記等分割間隔(A)同士の間に所定の隙間間隔(B)
    を設定する隙間間隔設定手段(18)と、 前記基準線設定手段で設定された基準間隔(L)内で前
    記等分間隔(A)および等分数(n)、および隙間間隔
    (B)、および非等分間隔(x,y)に基づき、下記式 L=x+A*n+B*(n+1)+y で等分割演算する等分割手段(12)と、 該等分割手段(12)の演算式を前記各設定手段の各設
    定項目別に変形し、該当する設定項目の再入力により該
    変形式で得られた値を前記演算式に帰還する条件値演算
    手段(16)と、 前記等分割手段(12)で得られた各項の設定値に基づ
    き図面上に展開する展開手段(14)と、 該展開手段(14)の出力に基づき、等分割した図面を
    表示する表示手段(20)と、を具備することを特徴と
    する建築用CAD装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08329134A (ja) * 1995-05-30 1996-12-13 Techno Vision Kk 部品図形の入力方法
JP2020149465A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社Lixil タイル割付けプログラム

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JPS6449991A (en) * 1987-08-20 1989-02-27 Mitsubishi Electric Corp Radar equipment

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