JPH0749552Y2 - 座標入力装置 - Google Patents
座標入力装置Info
- Publication number
- JPH0749552Y2 JPH0749552Y2 JP1987167283U JP16728387U JPH0749552Y2 JP H0749552 Y2 JPH0749552 Y2 JP H0749552Y2 JP 1987167283 U JP1987167283 U JP 1987167283U JP 16728387 U JP16728387 U JP 16728387U JP H0749552 Y2 JPH0749552 Y2 JP H0749552Y2
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- coordinate
- coordinates
- directions
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、各種の表示装置或いは表示物等の表示体上に
透明入力タッチパネルを配置し、この入力タッチパネル
の押下操作を介して表示体の任意の位置を検出する為の
座標入力装置に関するもので、特には、入力タッチパネ
ルなどに加わる外部ノイズ等による入力座標の検出処理
を阻止して誤座標の検出動作を確実に防止するようにし
たアナログ式座標入力装置に関する。
透明入力タッチパネルを配置し、この入力タッチパネル
の押下操作を介して表示体の任意の位置を検出する為の
座標入力装置に関するもので、特には、入力タッチパネ
ルなどに加わる外部ノイズ等による入力座標の検出処理
を阻止して誤座標の検出動作を確実に防止するようにし
たアナログ式座標入力装置に関する。
「従来技術とその問題点」 表示体の任意の位置を検出する為に使用されるこの種の
座標入力装置は、第３図の如く、適宜なプラスチックフ
ィルム等の透明な二枚の対向パネル基材1,2に、各一端
が共通電極に接続されるＡ−Ｂ及びＣ−Ｄで代表的に示
すようなＸ及びＹ方向に相当する透明導電部材からなる
多数のストライプ状電極を相互に交差するように対向配
置した透明入力タッチパネルを備え、これら多数の各ス
トライプ状電極間にはそれぞれトランジスタ等のスイッ
チング素子3,4及び5,6によって座標検出用電圧を印加す
るように構成される。
座標入力装置は、第３図の如く、適宜なプラスチックフ
ィルム等の透明な二枚の対向パネル基材1,2に、各一端
が共通電極に接続されるＡ−Ｂ及びＣ−Ｄで代表的に示
すようなＸ及びＹ方向に相当する透明導電部材からなる
多数のストライプ状電極を相互に交差するように対向配
置した透明入力タッチパネルを備え、これら多数の各ス
トライプ状電極間にはそれぞれトランジスタ等のスイッ
チング素子3,4及び5,6によって座標検出用電圧を印加す
るように構成される。
このような座標入力装置に於いて、Ｘ及びＹ両方向の入
力位置の読み取り制御を行うCPU13は、Ｘ方向の電極Ａ
−Ｂ間か又はＹ方向の電極Ｃ−Ｄ間に電圧を印加するか
を決定するための制御信号を発生し、この信号は入出力
I/O部14を介して出力される一方、検出電極をＸ又はＹ
方向の電極のいずれかに設定するための制御信号をも発
生する。各電極からの検出電圧は増幅器8,9及びゲート1
5,16を通してA/D変換器11に入力され、タッチパネルの
押下による測定電位はA/D変換器11を介してCPU13に入力
される。メモリ12は、タッチパネルに於けるＸ及びＹ方
向の各位置と出力電圧との関係を予め記憶しており、CP
U13は該記憶電位と測定電位とを比較してＸ、Ｙ方向の
入力位置座標を決定し、入出力I/O部14を通してその位
置データを出力するものである。
力位置の読み取り制御を行うCPU13は、Ｘ方向の電極Ａ
−Ｂ間か又はＹ方向の電極Ｃ−Ｄ間に電圧を印加するか
を決定するための制御信号を発生し、この信号は入出力
I/O部14を介して出力される一方、検出電極をＸ又はＹ
方向の電極のいずれかに設定するための制御信号をも発
生する。各電極からの検出電圧は増幅器8,9及びゲート1
5,16を通してA/D変換器11に入力され、タッチパネルの
押下による測定電位はA/D変換器11を介してCPU13に入力
される。メモリ12は、タッチパネルに於けるＸ及びＹ方
向の各位置と出力電圧との関係を予め記憶しており、CP
U13は該記憶電位と測定電位とを比較してＸ、Ｙ方向の
入力位置座標を決定し、入出力I/O部14を通してその位
置データを出力するものである。
斯かる座標入力装置の動作は、第４図のフローチャート
の如く、先ず、Ｘ方向の電極Ａ−Ｂ間に電圧を印加して
タッチパネルに対する押下操作を待機し、その押下を確
認した後、Ｘ方向の電位をリードし、その際の測定電位
とメモリ12の記憶電位とを比較して押下位置のＸ方向の
位置を決定する一方、Ｙ方向の位置決定処理は、電極Ａ
−Ｂ間に対する電圧印加を絶って電極Ｃ−Ｄ間に検出電
圧を印加することにより、上記と同様な手法で行うもの
である。
の如く、先ず、Ｘ方向の電極Ａ−Ｂ間に電圧を印加して
タッチパネルに対する押下操作を待機し、その押下を確
認した後、Ｘ方向の電位をリードし、その際の測定電位
とメモリ12の記憶電位とを比較して押下位置のＸ方向の
位置を決定する一方、Ｙ方向の位置決定処理は、電極Ａ
−Ｂ間に対する電圧印加を絶って電極Ｃ−Ｄ間に検出電
圧を印加することにより、上記と同様な手法で行うもの
である。
このような座標入力装置に於いて、透明タッチパネルを
押下していない状態でも、外部ノイズの侵入によって座
標検出処理を開始するので、位置出力としては不定なデ
ータを出力するという問題があり、また、タッチパネル
を押下した場合、Ｘ及びＹ方向の各電位をリードするス
テップで外部ノイズが入力電圧に加わると、誤った座標
を出力することとなり、この種の座標入力装置の信頼性
を欠く大きな要因となる。
押下していない状態でも、外部ノイズの侵入によって座
標検出処理を開始するので、位置出力としては不定なデ
ータを出力するという問題があり、また、タッチパネル
を押下した場合、Ｘ及びＹ方向の各電位をリードするス
テップで外部ノイズが入力電圧に加わると、誤った座標
を出力することとなり、この種の座標入力装置の信頼性
を欠く大きな要因となる。
「考案の目的及び構成」 本考案は、上記のように外部ノイズの侵入により位置座
標検出動作を開始して不定データを出力するか又は座標
検出動作中に外部ノイズによって誤動作を発生して不適
当な座標を出力するという事態を確実に防止可能な信頼
性の高い座標入力装置を提供するものである。
標検出動作を開始して不定データを出力するか又は座標
検出動作中に外部ノイズによって誤動作を発生して不適
当な座標を出力するという事態を確実に防止可能な信頼
性の高い座標入力装置を提供するものである。
その為に、本考案に係る座標入力装置では、対向パネル
基材面に複数のストライプ状透明電極を交差状に形成し
た透明入力タッチパネルを備え、押下操作による上記両
電極の接触により入力位置の座標を検出する為の座標入
力装置に於いて、上記入力タッチパネルが押下されたか
否かのペンタッチ信号を判別する入力検出部を備え、該
入力検出部からの上記ペンタッチ信号を所定時間待機し
て複数回確認したのち上記入力検出部からの押下入力さ
れたＸ及びＹ方向の各位置座標の検出処理を繰返し実行
する為の座標検出回路を備え、この座標検出回路は、上
記Ｘ及びＹ両方向の各位置座標決定処理を所定時間経過
した後、再度繰返して行うことにより各回のＸ及びＹ両
方向の各位置座標が等しい場合に適正な位置座標として
出力するように構成してある。
基材面に複数のストライプ状透明電極を交差状に形成し
た透明入力タッチパネルを備え、押下操作による上記両
電極の接触により入力位置の座標を検出する為の座標入
力装置に於いて、上記入力タッチパネルが押下されたか
否かのペンタッチ信号を判別する入力検出部を備え、該
入力検出部からの上記ペンタッチ信号を所定時間待機し
て複数回確認したのち上記入力検出部からの押下入力さ
れたＸ及びＹ方向の各位置座標の検出処理を繰返し実行
する為の座標検出回路を備え、この座標検出回路は、上
記Ｘ及びＹ両方向の各位置座標決定処理を所定時間経過
した後、再度繰返して行うことにより各回のＸ及びＹ両
方向の各位置座標が等しい場合に適正な位置座標として
出力するように構成してある。
「実施例」 以下、図示の実施例に従って本考案を差に詳述すると、
第１図に於いて第３図と同一符号はそれらと同一の構成
要素を示し、また、第２図は本考案に係る座標入力装置
の動作を示すフローチャートである。第１図に於いて、
10は透明タッチパネルが押下されたか否かのペンタッチ
信号を判別する為の入力検出部であり、その入力信号は
例えばＹ方向の電極Ｃ−Ｄ間の電位信号を増幅器７を介
して得るように構成できるものであって、ある時間安定
してタッチ信号が入力された場合に限って座標検出処理
を開始させるように指令し、これによってタッチパネル
が押下されない状態での外部ノイズによる座標検出処理
の開始を阻止するものである。この入力検出部10を有す
る本考案に係る座標入力装置では、先ず、スイッチング
素子３及び４をオンさせる一方、他のスイッチング素子
5,6をオフ状態にしてＸ方向の電極Ａ−Ｂ間に検出用電
圧を印加し、CPU13は入出力I/O部14を介して入力検出部
10からのペンタッチ信号を監視している。この状態で、
タッチパネルのいずれかの個所が押下されると、CPU13
は入力検出部10からのペンタッチ信号が出力されたこと
を確認し、次いである時間“待機”の処理状態を維持
し、その後再度ペンタッチ信号を確認する。そして、ペ
ンタッチ信号が共にオンの場合に限って位置検出処理を
開始するので、外部ノイズ等の侵入によりCPU13が誤っ
て位置検出処理を開始する恐れを阻止している。このよ
うにしてCPU13はＸ方向の電圧を検出してA/D変換器11で
座標に変換してＸ方向の座標を決定し、これをメモリ12
に記憶する。次に、スイッチング素子3,4をオフにし、
他のスイッチング素子5,6をオン状態に切換えてＹ方向
の電極Ｃ−Ｄ間に電圧を印加することにより上記同様に
Ｙ方向の座標を決定し、これをメモリ12に記憶する。CP
U13はその後“待機”の処理状態に移行し、外部ノイズ
等による誤動作を会費するため、ある時間経過した後、
第２図に（Ｉ）で示すように再度上記Ｘ及びＹ両方向の
各座標決定処理を繰返して各々メモリ12に記憶する。そ
して、メモリ12に記憶された上記１回目と２回目のＸ及
びＹ両方向の各座標データを比較処理し、その両者が等
しい場合に限って、適正な座標データとして最終的に位
置座標を出力するものである。
第１図に於いて第３図と同一符号はそれらと同一の構成
要素を示し、また、第２図は本考案に係る座標入力装置
の動作を示すフローチャートである。第１図に於いて、
10は透明タッチパネルが押下されたか否かのペンタッチ
信号を判別する為の入力検出部であり、その入力信号は
例えばＹ方向の電極Ｃ−Ｄ間の電位信号を増幅器７を介
して得るように構成できるものであって、ある時間安定
してタッチ信号が入力された場合に限って座標検出処理
を開始させるように指令し、これによってタッチパネル
が押下されない状態での外部ノイズによる座標検出処理
の開始を阻止するものである。この入力検出部10を有す
る本考案に係る座標入力装置では、先ず、スイッチング
素子３及び４をオンさせる一方、他のスイッチング素子
5,6をオフ状態にしてＸ方向の電極Ａ−Ｂ間に検出用電
圧を印加し、CPU13は入出力I/O部14を介して入力検出部
10からのペンタッチ信号を監視している。この状態で、
タッチパネルのいずれかの個所が押下されると、CPU13
は入力検出部10からのペンタッチ信号が出力されたこと
を確認し、次いである時間“待機”の処理状態を維持
し、その後再度ペンタッチ信号を確認する。そして、ペ
ンタッチ信号が共にオンの場合に限って位置検出処理を
開始するので、外部ノイズ等の侵入によりCPU13が誤っ
て位置検出処理を開始する恐れを阻止している。このよ
うにしてCPU13はＸ方向の電圧を検出してA/D変換器11で
座標に変換してＸ方向の座標を決定し、これをメモリ12
に記憶する。次に、スイッチング素子3,4をオフにし、
他のスイッチング素子5,6をオン状態に切換えてＹ方向
の電極Ｃ−Ｄ間に電圧を印加することにより上記同様に
Ｙ方向の座標を決定し、これをメモリ12に記憶する。CP
U13はその後“待機”の処理状態に移行し、外部ノイズ
等による誤動作を会費するため、ある時間経過した後、
第２図に（Ｉ）で示すように再度上記Ｘ及びＹ両方向の
各座標決定処理を繰返して各々メモリ12に記憶する。そ
して、メモリ12に記憶された上記１回目と２回目のＸ及
びＹ両方向の各座標データを比較処理し、その両者が等
しい場合に限って、適正な座標データとして最終的に位
置座標を出力するものである。
「考案の効果」 以上のとおり、本考案に係る座標入力装置は、入力タッ
チパネルが押下されたか否かのペンタッチ信号を判別す
る入力検出部を備え、該入力検出部からの上記ペンタッ
チ信号を所定時間待機して複数回確認したのち上記入力
検出部からの押下入力されたＸ及びＹ両方向の各位置座
標の検出処理を繰返し実行する為の座標検出回路を備
え、この座標検出回路は、上記Ｘ及びＹ両方向の各位置
座標決定処理を所定時間経過した後、再度繰返して行う
ことにより各回のＸ及びＹ両方向の各位置座標が等しい
場合に適正な位置座標として出力するように構成したの
で、少なくとも次の効果を奏する。
チパネルが押下されたか否かのペンタッチ信号を判別す
る入力検出部を備え、該入力検出部からの上記ペンタッ
チ信号を所定時間待機して複数回確認したのち上記入力
検出部からの押下入力されたＸ及びＹ両方向の各位置座
標の検出処理を繰返し実行する為の座標検出回路を備
え、この座標検出回路は、上記Ｘ及びＹ両方向の各位置
座標決定処理を所定時間経過した後、再度繰返して行う
ことにより各回のＸ及びＹ両方向の各位置座標が等しい
場合に適正な位置座標として出力するように構成したの
で、少なくとも次の効果を奏する。
透明入力タッチパネルが押下されていない状態で外部ノ
イズが侵入しても、入力検出部はこれをタッチ信号とし
て検出せず、従って、斯かる外部ノイズにより座標検出
動作を開始して不定データを出力するという誤動作を防
止できる。
イズが侵入しても、入力検出部はこれをタッチ信号とし
て検出せず、従って、斯かる外部ノイズにより座標検出
動作を開始して不定データを出力するという誤動作を防
止できる。
Ｘ及びＹ両方向の各座標決定処理を繰返して行い、各回
のデータが等しい場合に限って最終的に入力位置座標を
決定するので、座標検出中に外部ノイズが瞬間的に入力
電圧に乗った場合に発生する誤座標の検出を阻止でき、
従って、動作信頼性の高い座標入力装置を提供出来る。
のデータが等しい場合に限って最終的に入力位置座標を
決定するので、座標検出中に外部ノイズが瞬間的に入力
電圧に乗った場合に発生する誤座標の検出を阻止でき、
従って、動作信頼性の高い座標入力装置を提供出来る。
また、本考案によれば、遅延回路や制御回路は必要ない
ので、回路構成の簡易化を図って装置の低コスト化を達
成できる他、タッチパネルの応答時間に対応させてプロ
グラムによってペンタッチ信号の確認時間を任意に変更
できる。
ので、回路構成の簡易化を図って装置の低コスト化を達
成できる他、タッチパネルの応答時間に対応させてプロ
グラムによってペンタッチ信号の確認時間を任意に変更
できる。
更に、入力座標の決定処理に際し、Ｘ及びＹ両座標位置
をソフトウエアの処理により決定するので、座標の確認
回数と確認の際の掃引時間の決定も自由に行える。
をソフトウエアの処理により決定するので、座標の確認
回数と確認の際の掃引時間の決定も自由に行える。
第１図は本考案に係る座標入力装置のブロック構成図、 第２図は本考案に係る座標入力装置の動作を示すフロー
チャート、 第３図は従来例に従って構成された座標入力装置のブロ
ック構成図、そして、 第４図は上記従来の座標入力装置の動作を示すフローチ
ャートである。 1,2:透明なパネル基材 ３〜6:スイッチング素子 ７〜9:増幅器 10:入力検出部 11:A/D変換器 12:メモリ 13:制御擁CPU 14:入出力I/O部
チャート、 第３図は従来例に従って構成された座標入力装置のブロ
ック構成図、そして、 第４図は上記従来の座標入力装置の動作を示すフローチ
ャートである。 1,2:透明なパネル基材 ３〜6:スイッチング素子 ７〜9:増幅器 10:入力検出部 11:A/D変換器 12:メモリ 13:制御擁CPU 14:入出力I/O部
Claims (1)
- 【請求項１】対向パネル基材面に複数のストライプ状透
明電極を交差状に形成した透明入力タッチパネルを備
え、押下操作による上記両電極の接触により入力位置の
座標を検出する為の座標入力装置に於いて、上記入力タ
ッチパネルが押下されたか否かのペンタッチ信号を判別
する入力検出部を備え、該入力検出部からの上記ペンタ
ッチ信号を所定時間待機して複数回確認したのち上記入
力検出部からの押下入力されたＸ及びＹ両方向の各位置
座標の検出処理を繰返し実行する為の座標検出回路を備
え、この座標検出回路は、上記Ｘ及びＹ両方向の各位置
座標決定処理を所定時間経過した後、再度繰返して行う
ことにより各回のＸ及びＹ両方向の各位置座標が等しい
場合に適正な位置座標として出力するように構成したこ
とを特徴とする座標入力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987167283U JPH0749552Y2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | 座標入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987167283U JPH0749552Y2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | 座標入力装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0172644U JPH0172644U (ja) | 1989-05-16 |
| JPH0749552Y2 true JPH0749552Y2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=31455433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987167283U Expired - Lifetime JPH0749552Y2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | 座標入力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0749552Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-30 JP JP1987167283U patent/JPH0749552Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0172644U (ja) | 1989-05-16 |
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