JPH074935A - 回転角検出装置 - Google Patents

回転角検出装置

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Publication number
JPH074935A
JPH074935A JP5143223A JP14322393A JPH074935A JP H074935 A JPH074935 A JP H074935A JP 5143223 A JP5143223 A JP 5143223A JP 14322393 A JP14322393 A JP 14322393A JP H074935 A JPH074935 A JP H074935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
rotation angle
interferometer
distance
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5143223A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Iwasaki
裕隆 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP5143223A priority Critical patent/JPH074935A/ja
Publication of JPH074935A publication Critical patent/JPH074935A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】小型でかつ回転角の検出精度が高い回転角検出
装置を提供すること。 【構成】回転角検出装置は、所定の軸(O) を中心として
回転可能に設けられ、かつこの軸を中心とした対数螺線
形状の反射手段(13)と、反射手段との距離を光学的に測
長する干渉計(22)とを有する。この干渉計は、反射手段
上の所定の点(P)における法線(PR)に沿った距離を測長
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転の角度を検出する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転角検出装置として、ロータリ
ーエンコーダが知られている。このロータリーエンコー
ダは、回転軸と、この回転軸に連動して回転可能に設け
られかつ回転軸を中心とした放射状のピッチを有するメ
インスケールが刻印された円盤と、このメインスケール
に対して平行光を供給する光源及びコンデンサレンズ
と、メインスケールの透過方向に配置され所定形状の開
口部を持つインデックススケールと、インデックススケ
ールを介した光を光電変換する受光素子とを有するよう
に構成される。ここで、回転軸の回転に伴って円盤が回
転すると、インデックススケールに対してメインスケー
ルが移動する。そして、受光素子は、メインスケールの
移動に伴う光量変化を光電変換して、鋸状のパルスを出
力する。このパルスは、回転軸の回転角に対応してお
り、パルスをカウントすれば、回転角の検出ができる。
【0003】そして、近年、ロータリーエンコーダの回
転角の検出精度の高精度化が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如きロータリー
エンコーダにおいては、円盤のメインスケールのピッチ
を細かくするか、円盤を大型化することで、検出する回
転角の高精度化を図ることができる。しかしながら、メ
インスケールのピッチの微細化には、限界があり、現在
の微細加工の技術においては、これ以上の微細化を図る
ことが困難であった。また、円盤の大型化は、ロータリ
ーエンコーダの大型化を招く問題点がある。
【0005】そこで、本発明は、小型でかつ回転角の検
出精度が高い回転角検出装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明による回転角検出装置は、例えば図1に示
す如く、所定の軸(O) を中心として回転可能に設けら
れ、かつこの軸を中心とした対数螺線形状の反射手段(1
3)と、反射手段との距離を光学的に測長する干渉計(22)
とを有するように構成される。そして、干渉計は、反射
手段上の所定の点(P) における法線(PR)に沿った距離を
測長する。
【0007】ここで、上記の干渉計(22)は、光導波路型
干渉計であることが望ましい。
【0008】
【作用】上述の構成の如き本発明によると、干渉計から
の光は、対数螺線形状の反射面によって反射されて、再
び干渉計に達する。ここで、対数螺線形状の反射面上で
の光が反射される点(反射点)と回転軸との距離(以
下、動径と称する)は、対数螺線形状の反射面の回転角
(回転軸を中心とした回転の角度)に対して等比級数的
に変化する。従って、干渉計と反射面上の反射点との距
離を測長することで対数螺線形状の反射面の回転角を検
出できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による実施例を
説明する。図1は、本発明による回転角検出装置の構成
を模式的に示す図である。図1において、アーム10
と、アーム11とは、点Oを中心として回転自在に設け
られている。アーム10には、アーム10の回転に連動
して回転するピン12が設けられている。このピン12
の内部には、対数螺線形状の反射面13aを持つ反射部
材13が固設されている。そして、アーム11には、O
EIC型の微小干渉計である測長部22がマウント2に
よって固設されている。
【0010】測長部22からのレーザ光は、対数螺線形
状の反射面13a上の点Pに向けて投射される。このと
き、測長部22からのレーザ光は、反射面13a上の点
Pでの法線に沿って進行する。ここで、対数螺線形状の
反射面13aは、その中心Oからの距離(動径)をr、
任意の回転角をθとするとき、以下の(1)式にて示さ
れる。
【0011】
【数1】
【0012】ただし、a、kは、定数である。ここで、
対数螺線の中心Oを原点にとする極座標系を考えたと
き、対数螺線は、θ=定数の直線と、この直線の接線と
のなす角度が一定であるという性質を有する。すなわ
ち、図1において、対数螺線形状の反射面13aが回転
した場合でも、∠OPTは一定である。このため、反射
面13aが回転した場合でも、測長部22からのレーザ
光と、この反射面13a上でレーザ光が投射される点P
での接線PTとのなす角が常に直角となる。従って、測
長部22から点Pへのレーザ光は、再び測長部22へ戻
ることになる。
【0013】図2は、測長部22の構成の一例を模式的
に示す図である。図2において、測長部22は、干渉計
ヘッド部20と信号処理部21とから構成されている。
干渉計ヘッド部20において、半導体レーザ31からの
レーザ光は、例えばGaAsからなる基板38上に設け
られた光導波路を伝播し、光導波路の光分割部33に達
する。光分割部33に達したレーザ光は、参照光と測定
光とに分割される。ここで、参照光は、光導波路の参照
光路32aに沿って伝播し、基板38上に設けられたグ
レーティングミラー34に達する。また、測定光は、光
導波路の測定光路32bに沿って伝播し、ロッドレンズ
35に達する。このロッドレンズ35は、光軸垂直方向
に沿って所定の屈折率分布を有するように構成され、測
定光路32bから射出するレーザ光を平行光束に変換し
て射出する機能を有する。
【0014】ロッドレンズ35から射出した測定光(レ
ーザ光)は、反射面13aにて反射され、再びロッドレ
ンズ35に達し、測定光路32bを伝播する。一方、グ
レーティングミラー34に達した参照光は、このグレー
ティングミラー34にて反射され、参照光路32aを伝
播する。これらの測定光と参照光とは、光分割部33に
達する。
【0015】ここで、反射面13a上の点Pと測長部2
2との距離が変化すると、測定光と参照光との位相差が
変化する。光分割部33に達した測定光と参照光とは、
それぞれ干渉し、上記位相差に対応する光強度を有する
干渉光となる。この干渉光は、光導波路を伝播して、例
えばフォトダイオード等からなる検出素子37に達す
る。検出素子37は、干渉光の光強度の変化(明暗の変
化)を光電変換して、信号処理部21へ出力する。信号
処理部21は、検出素子37からの出力信号、すなわち
干渉光の明暗変化に対応する出力信号をカウントするこ
とにより、反射面上の点Pと測長部22との距離を求
め、この距離から反射部材13の回転角を算出する。
【0016】以下、図3を参照して具体的な算出方法に
ついて詳述する。なお、図3では、対数螺線形状の反射
面13bを図示省略している。図3において、直線PR
と直線OPとのなす角をω、原点Oを通る直線PRの法
線と直線PRとの交点をQ、原点Oと点Pとの距離をr
とするとき、以下の式が成立する。
【0017】
【数2】
【0018】
【数3】
【0019】ここで、直線PRと軸0−πとのなす角α
は、一定であるため、
【0020】
【数4】
【0021】が成り立つ。以上の(1)式〜(4)式よ
り、
【0022】
【数5】
【0023】が求められる。これより、距離PRから回
転角θを算出できる。また、本実施例による回転角検出
装置の検出精度は、測長部22のレーザ光の波長λ、反
射面13aの形状を規定する(1)式中の定数aによっ
て定まる。すなわち、レーザ光の波長λが短ければ、距
離PRの測長精度が向上するため、検出精度も向上す
る。また、(1)式中の定数aが大きければ、回転角θ
の変化量に対する動径rの変化量が増加するため、距離
PRの測長精度が同じ場合であっても、回転角の検出精
度の向上を図ることができる。
【0024】ただし、上記定数aは、測長部22と反射
面13aの中心との距離をLとするとき、以下の(6)
式を満足することが望ましい。
【0025】
【数6】
【0026】ただし、L>O、対数の底はeである。定
数aがこの(6)式の範囲から外れるときには、反射面
13aの大型化を招くため好ましくない。なお、上記実
施例において、反射面13aの幅(紙面垂直方向での
幅)は、測長部22から投射されるレーザ光のビーム径
よりも広いことが望ましい。
【0027】このように、本実施例によると、レーザ光
の波長(数百nm程度)による絶対測長に変換して回転
角θの検出を行なうため、原理的に高精度な回転角の検
出が達成できる。また、本実施例では、OEIC型の微
小干渉計を用いているため、装置全体の小型化をも達成
できる。
【0028】
【発明の効果】以上にように、本発明によれば、小型で
かつ回転角の検出精度が高い回転角検出装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転角検出装置の一例を示す模式
図である。
【図2】本発明による回転角検出装置に用いる干渉計の
一例を示す模式図である。
【図3】測長部−反射面間の距離と回転角との関係を説
明するための平面図である。
【符号の説明】
13…反射部材、13a…反射面、22…測長部、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の軸を中心として回転可能に設けられ
    かつ前記軸を中心とした対数螺線形状の反射手段と、該
    反射手段との距離を光学的に測長する干渉計とを有し、
    前記干渉計は、前記反射手段上の所定の点における法線
    に沿った距離を測長することを特徴とする回転角検出装
    置。
  2. 【請求項2】前記干渉計は、光導波路型干渉計であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の回転角検出装置。
JP5143223A 1993-06-15 1993-06-15 回転角検出装置 Pending JPH074935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5143223A JPH074935A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 回転角検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5143223A JPH074935A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 回転角検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH074935A true JPH074935A (ja) 1995-01-10

Family

ID=15333760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5143223A Pending JPH074935A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 回転角検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH074935A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019138629A (ja) * 2018-02-06 2019-08-22 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 回転角度センサ及びそれを用いたロボット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019138629A (ja) * 2018-02-06 2019-08-22 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 回転角度センサ及びそれを用いたロボット

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