JPH0749343Y2 - 冷凍冷蔵装置 - Google Patents

冷凍冷蔵装置

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JPH0749343Y2
JPH0749343Y2 JP1991100424U JP10042491U JPH0749343Y2 JP H0749343 Y2 JPH0749343 Y2 JP H0749343Y2 JP 1991100424 U JP1991100424 U JP 1991100424U JP 10042491 U JP10042491 U JP 10042491U JP H0749343 Y2 JPH0749343 Y2 JP H0749343Y2
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JP
Japan
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evaporator
fan
gap
air
drain pan
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991100424U
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English (en)
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JPH0552682U (ja
Inventor
俊昭 向谷
利幸 間瀬
覚 阪江
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は室内天井部分に据付けら
れる冷凍冷蔵装置に関し、もっと詳しくは、吸込グリル
の結露を防止して、露が滴下することがないようにし得
る冷凍冷蔵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】室内天井部分に据付けられる冷凍冷蔵装
置の典型的な先行技術が実開平2−96577号公報に
挙示される。図8はこの先行技術である冷凍装置の断面
図である。ケーシング内には、蒸発器10とファン8と
が配設され、下方に向けて開口する吸込口6からファン
8の運転によって吸込まれる庫内空気は、ファン8の側
部に設けられる蒸発器10を通過して冷風となり、側方
に向けて開口する吹出口7’から庫内に吹出される。
【0003】冷凍運転中に蒸発器10が着霜すると、風
の流通抵抗が増してきて風の行き場が塞がれる結果、吸
込口6部分で吸込空気の一部が逆流する現象が生じて、
そのためにドレンパンの表面や、吸込グリルが冷やされ
て結露を生じ、この露が庫内に滴下する問題がしばしば
起こる。従来のこの種冷凍装置は冷風の吹出し側におい
て吹出口7’以外は風が通らないように塞がれているの
が通常であって、着霜に伴って逆流現象が生じることは
避けられない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図8に示す冷凍装置
は、蒸発器10の下方に空気バイパス用通路25が設け
られており、蒸発器10に着霜して空気が流通しにくく
なった際、この空気バイパス用通路25を通じて吹出し
風が流れることが予想されるが、上記通路25に関して
は、吹出し風の温度を一定に調節することを目的とする
ものであって、前述する逆流現象の防止を全く意図して
おらなく、この従来装置によっても吸込口6部分での結
露が生じて、庫内への滴下によって種々の不都合が起こ
ることは避けられない。
【0005】本考案の目的は、冷凍運転中に吸込グリル
に結露が生じないように、吸込口部での逆流現象の防止
を図って、安定した冷凍運転を維持する冷凍冷蔵装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、水平方向断面
がU字状をなして水平に配置される蒸発器10と、蒸発
器10の上部を覆う天板2と、蒸発器10の外側面に沿
う側部に設けられる吹出グリル7と、蒸発器10に面し
ない側部を塞いで吹出グリル7の端部間に亘って設けら
れる側板5と、蒸発器10の内方の下部に吸込側を下方
の吸込口6に向けて配設されるファン8と、蒸発器10
の直下部のファン8周囲に設けられるドレンパン13と
を含み、側板5の天板2に接する上端部にはすき間11
が設けられて、ファン8から吹出し風の一部量が前記す
き間11から吹出し可能であることを特徴とする冷凍冷
蔵装置である。
【0007】
【作用】本考案に従えば、水平方向断面がU字状の蒸発
器10側面に面しない側部を塞いで設けられる側板の上
端部にすき間11が設けられる。このすき間11は、フ
ァン8が起生する吹出し風のうち、蒸発器10を通らな
いでバイパスする一部量の風を流通させるためのもので
ある。したがって、開口面積を適当に設定することによ
って、装置全体の冷却能力を低下させることなく、吹出
し風中の極く少量をバイパスすることが可能である。蒸
発器10に着霜が生じた際、U字形の蒸発器10は熱交
換面積が大きい構造であるために、全面着霜によって気
流抵抗が著しく増大する。前記すき間11を設けたため
に、一部量がすき間を通って吹出される結果、吸込口6
への逆流現象は解消され、ドレンパン、吸込グリルが冷
やされて着霜につながる問題は生じない。この場合、側
板5のすき間11から吹出される風は、蒸発器10を通
らなくて庫内温度に近い温度に保たれているので、すき
間11の周辺部でも結露が生じることはない。
【0008】
【実施例】図1は本考案の実施例の冷凍冷蔵装置におけ
る冷却ユニットの略示正面図、図2は同じく略示平面図
である。この冷却ユニットのケーシング1は、天板2
と、中央部に吸込口6を有する下前面板3と、水平断面
がU字状をなして、ほぼ全面が吹出グリル7に形成され
る吹出側板4と、水平断面がコ字状をなす板体からなる
側板5とによって構成される。
【0009】ケーシング1内にはファン8と、該ファン
8を駆動するモータ9と、蒸発器10とが収納される。
ファン8は、吸込口6の直上方に回転軸を垂直に配置し
て設けられ、モータ9に軸結合し、駆動によって吸込ん
だ庫内空気を、吹出側板4の吹出グリル7から吹出し、
全周面のうちで、側板5が設けられる一方向を除く三周
面から広角範囲に風を吹出すようになっている。
【0010】図3および図4は蒸発器10の平面図およ
び正面図である。蒸発器10は、水平方向断面がU字状
をなして水平に配置され、たとえば上部を天板2に固定
して、曲面側板4に対応させその内側に設けられる。こ
の蒸発器10はクロスフィンコイル型熱交換器からなっ
ていて、U字管に形成される熱交換管17を、たとえば
2列8段に配置して、フィン18を4mmピッチで交差
させて多数配列するとともに、左右両端部に管板19を
固着してなる構造であって、補強部材を兼ねる管板19
を利用して天板2に固定し、ファン8が起生する吹出空
気流中に横断的に配設される。
【0011】前記側板5は、蒸発器10に面しない側部
を塞がせて吹出グリル7の端部間に亘って設けられ、両
端の曲げ片部分を利用して両管板19にビス締めして位
置決めされる。
【0012】図5は側板5の配置態様を示す斜視図であ
る。側板5の上端部と、その上方の天板2との間には、
水平の横方向に長いすき間11が形成される。このすき
間11は、たとえば上下方向に約6mm程度の細長く形
成した間隙であって、ケーシング外方に開口した状態で
設けられる。
【0013】上記すき間11は、ファン8からの吹出し
風の一部量を蒸発器10に通過させることなく、直接外
部に吹出させるために設けられていて、冷凍運転中は風
の極く一部が常に蒸発器10をバイパスしてユニット外
に吹出されるようになる。冷凍運転中に水分の氷結に伴
い霜が蒸発器10の伝熱面に付着して、そのため吹出空
気の流れが悪くなって、前述したように吸込口6で風の
逆流現象が生じる問題に対して、前記すき間11を設け
たことによって、ファン8からの吹出し空気の一部は常
にこのすき間11を通って流動する。このために、逆流
現象の原因である風の乱流が発生しなくなり、その結
果、吸込グリル12に結露することは防止される。
【0014】図6は図1におけるドレンパン13部の平
面図であり、図7は同じく一部を断面示する正面図であ
る。ドレンパン13はたとえば合成樹脂製の成型品から
なり、中央部分がファンカバー部、周囲部分が水受け部
に形成され、下前面板3の直内方に配設される。ファン
カバー部は円形の吸込口に形成されて、この吸込口に吸
込グリル12が成型によって一体に設けられている。一
方、水受け部は、蒸発器10の下面に近接し対向する面
が、蒸発器10の下面に平行な水平底面15に形成され
て、この水平底面15の中央部分に、下方に凹ませた傾
斜溝16が設けられている。
【0015】傾斜溝16は、蒸発器10のU字状に対応
するU字状に形成され、その屈曲端部が水平底面15に
対してほぼ同一レベルであるか、もしくは僅かに凹んで
いる最も浅い部分となり、この浅い部分から漸次深くな
って、U字状の相対向する両端部に至って最も深くなる
部分となり、傾斜溝16はテーパ底を有している。この
最も深い傾斜溝16の部分と同じレベルに形成される底
面部分にドレン排出孔21が設けられる。
【0016】図7に断面示されるように、ドレンパン1
3は周縁部に段部22が設けられる。この段部は周縁部
から内側に僅かに下げた受止面を有していて、蒸発器1
0の下面であるフィン18下端部の外側角部がこの段部
に載せられる。
【0017】以上説明するように、ドレンパン13は、
水受け部とファンカバー部とを一体に有する成型品であ
って、部品点数の減少によるコストダウンが図れ、ま
た、別体構造のものでは、締付けのためにビスが必要で
あるのに対して、締付け部分および組立て工数が省略で
きるし、振動対策を講じなくてすむなど多くの利点を有
する。
【0018】また、ドレンパン13の縁部に設けた段部
22で蒸発器10の下部を受ける構造としたことによっ
て、蒸発器10の周りを通るバイパス風を防止できて、
蒸発器10の外表面の着霜量を減らし、内表面側に着霜
が進行するようにして、デフロストの際、霜の機外への
落下を防ぐことができる。
【0019】なお、図1において23,24は伝熱管で
あって、デフロスト運転の際にホットガスを流して伝熱
管23で蒸発器10下部を加熱し、伝熱管24でドレン
パン13を加熱して融霜を確実に行わせることができ
る。
【0020】
【考案の効果】以上のように本考案に従えば、U字状の
蒸発器10に対面しない側部に設けた側板5の上端部に
は、天板2との間にすき間11が設けられ、このすき間
11を利用してファン8からの吹出し風の一部量を、直
接的に機外に吹出し可能としたから、蒸発器10に着霜
したときに、空気抵抗の増加に伴って風の行き場がなく
なるために生じる吸込口での逆流を、この吹出し風のバ
イパスによる逃がしによって解消することができる。そ
の結果、ファン8周辺のドレンパン13、または吸込グ
リルが冷やされなくなって、結露を防止し庫内への滴下
を解消することが可能である。
【0021】さらに吹出し風の一部を適当に逃がす構成
としたことによって着霜時のファンモータに対する負荷
を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の冷凍冷蔵装置の略示正面図
である。
【図2】図1に示される冷凍冷蔵装置の略示平面図であ
る。
【図3】図1における蒸発器10の平面図である。
【図4】図1における蒸発器10の正面図である。
【図5】図2における側板5の配置態様を示す斜視図で
ある。
【図6】図1におけるドレンパン13部の平面図であ
る。
【図7】図1におけるドレンパン13部の一部断面示正
面図である。
【図8】従来の冷凍装置の断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 天板 5 側板 6 吸込口 7 吹出グリル 8 ファン 10 蒸発器 11 すき間 13 ドレンパン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向断面がU字状をなして水平に配
    置される蒸発器10と、蒸発器10の上部を覆う天板2
    と、蒸発器10の外側面に沿う側部に設けられる吹出グ
    リル7と、蒸発器10に面しない側部を塞いで吹出グリ
    ル7の端部間に亘って設けられる側板5と、蒸発器10
    の内方の下部に吸込側を下方の吸込口6に向けて配設さ
    れるファン8と、蒸発器10の直下部のファン8周囲に
    設けられるドレンパン13とを含み、側板5の天板2に
    接する上端部にはすき間11が設けられて、ファン8か
    ら吹出し風の一部量が前記すき間11から吹出し可能で
    あることを特徴とする冷凍冷蔵装置。
JP1991100424U 1991-12-05 1991-12-05 冷凍冷蔵装置 Expired - Lifetime JPH0749343Y2 (ja)

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JP1991100424U JPH0749343Y2 (ja) 1991-12-05 1991-12-05 冷凍冷蔵装置

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JP1991100424U JPH0749343Y2 (ja) 1991-12-05 1991-12-05 冷凍冷蔵装置

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JPH0552682U JPH0552682U (ja) 1993-07-13
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ID=14273590

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DE102017216943A1 (de) * 2017-09-25 2019-03-28 BSH Hausgeräte GmbH Kältegerät mit Lagerkammer und Verdampferkammer

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JPH0552682U (ja) 1993-07-13

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