JPH0749212B2 - 射出成形における冷却方法 - Google Patents

射出成形における冷却方法

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JPH0749212B2
JPH0749212B2 JP32567189A JP32567189A JPH0749212B2 JP H0749212 B2 JPH0749212 B2 JP H0749212B2 JP 32567189 A JP32567189 A JP 32567189A JP 32567189 A JP32567189 A JP 32567189A JP H0749212 B2 JPH0749212 B2 JP H0749212B2
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JP
Japan
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cavity
refrigerant
cooling
slide member
mold
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JP32567189A
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JPH03184823A (ja
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浩次 原田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、射出成形における冷却方法に関する。
(従来の技術) 従来の射出成形における冷却方法は、金型本体内に円形
や半円形等の一定形状の流路を形成し、この流路に水、
油等の冷媒を流すことによって、射出成形品から熱を奪
うようにしていた。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記のように金型内に冷媒の流路を形成する
ものは、金型の強度上、構造及び加工上の問題によっ
て、流路の大きさや流路を設ける位置の制約を受けると
いった問題点があった。
更に、このために、冷却速度が遅く、しかも射出成形品
が均一に冷却されないといった問題点があった。
この発明の課題は、上記従来の問題点を解決することで
ある。
すなわち、冷却面積を大きくとることができるとともに
冷却速度の向上を図ることができ、しかも、射出成形品
を均一に冷却することができる射出成形における冷却方
法を提供することである。
(課題を解決するための手段) この発明は、上記課題を解決するために、雄金型と雌金
型とを有する射出成形機の一方の金型本体内あるいは両
方の金型本体内のキャビティ近傍にスライド部材を嵌め
入れた空部を形成し、射出成形品の冷却時に、このスラ
イド部材を冷媒の押圧力によってキャビティから離れる
方向に移動させて、空部内におけるキャビティ側に冷媒
を充填する一方、非冷却時には、前記スライド部材を空
部内のキャビティ側に移動させて冷媒をキャビティから
遠ざかるように押し出すこととした。
(作用) 射出成形品を冷却するときは、スライド部材を冷媒の押
圧力によって、空部におけるキャビティ側と反対側に押
しやり、この空部におけるキャビティ側に冷媒を充填さ
せて、射出成形品を冷却する。
このことにより、冷却面積を大きくとることができると
ともにキャビティ側の全面を冷却することができるの
で、冷却速度を向上を図ることができる。射出成形品を
均一に冷却することができる。
一方、非冷却時にはスライド部材を空部内のキャビティ
側に移動させて冷媒をこの空部内のキャビティから遠ざ
かるように押し出す。このことにより、射出成形品の原
料の注入時には冷却が行われないので支障をきたすこと
がない。
(実施例) 以下、この発明に係る射出成形における冷却方法につい
て、図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明に係る射出成形における冷却方法を実
施するために用いられる雄金型と雌金型とを示す縦断面
図、第2図は第1図におけるII−II線断面図、第3図は
射出成形品を金型内で冷却するための冷媒の回路図、第
4図乃至第7図は金型本体内における射出成形品を冷却
するための冷媒の導入工程と冷媒の押出工程を示す説明
図である。
まず、射出成形における冷却方法を実施するための成形
機における各金型本体を第1図、第2図に基づいて説明
する。
雌金型本体1と雄金型本体2内のキャビティ3近傍に空
部4、4が設けられている。
この空部4、4には、スライド部材5がそれぞれ嵌め入
れられている。
空部4を形成する一側壁41に第1冷媒出入孔6が貫設さ
れているとともに、他側壁42に第2冷媒出入孔7が貫設
されており、更に、一側壁41寄り上側壁43には真空引き
孔8が貫設されている。
前記した第1冷媒出入孔6と第2冷媒出入孔7及び真空
引き孔8は、第3図に示すように、切換え弁9に導通し
ている。
更に、この切換え弁9は吸引ポンプ10に導通され、この
吸引ポンプ10はタンク11に導通されている。
このタンク11は冷媒の温度を調節する温度装置12に導通
されており、この温度装置12は圧縮機13に導通されてい
る。
そして、この圧縮機13は前記とは別の切換え弁14に導通
され、この切換え弁14は前記した第1冷媒出入孔6と第
2冷媒出入孔7とに導通されている。
次に、上記の成形機によって成形される射出成形品20
(第1図参照)を冷却時に冷媒によって冷却する工程
と、この冷媒を非冷却時に押し出す工程とを、第4図乃
至第7図に基づいて説明する。
金型本体1、2内に射出成形品20の原料が注入されると
きには、スライド部材5は空部4の第4図に示す位置に
ある。
すなわち、スライド部材5は空部4内におけるキャビテ
ィ3側に配されている。
次に、射出成形品20の冷却時には、スライド部材5は第
5図に示すように移動して、空部4の第6図に示す位置
に配される。
すなわち、圧縮機13からの冷媒が切換え弁14を介して第
1冷媒出入孔6から空部4内に送られ、この冷媒による
押圧力によって、スライド部材5はキャビティ3側より
離れる方向、図にて左方向に移動される。このとき、第
2冷媒出入孔7は切換え弁9を介して吸引ポンプ10に導
通されているので、第2冷媒出入孔7から吸引作用が行
われ、スライド部材5の移動を助長している。
第6図に示す状態になると、空部4内におけるキャビテ
ィ3側には冷媒が充填されて射出成形品20の冷却が行わ
れる。この冷媒の充填中は、真空引き孔8が切換え弁9
を介して吸引ポンプ10に導通されていて、冷媒が空部4
内を通って循環されるようにしている。
この射出成形品20の冷却が終了して、金型本体1、2の
いずれかが開かれて射出成形品20が取り出され、再び金
型本体1、2が閉められて第1図の状態になり、射出成
形品20の原料が注入される段階になると、第7図の状態
から第4図の状態になる。
すなわち、温度装置によって温度を調節された冷媒が圧
縮機13より切換え弁14を介して第2冷媒出入孔7から空
部4内に送られてスライド部材5が空部4内におけるキ
ャビティ3側に移動される。このとき、第1冷媒出入孔
6は切換え弁9を介して吸引ポンプ10に導通されてい
て、吸引作用をなして、スライド部材5の移動を助長し
ている。
上記のように、射出成形品20を冷却するときは、スライ
ド部材5を冷媒の押出力によって、空部4におけるキャ
ビティ3側と反対側に押しやり、この空部4におけるキ
ャビティ3側に冷媒を充填させて、射出成形品20を冷却
する。
空部4はキャビティ3の面積と同じか、それ以上に大き
くとることができるので、冷却面積が大きくなる。
このことは、冷却速度の向上を図ることができ、射出成
形品20を均一に冷却することができる。
一方、非冷却時には、スライド部材5を空部4内のキャ
ビティ3側に移動させて、冷媒をこの空部4内のキャビ
ティ3から遠ざかるように押し出すことにより、射出成
形品20の原料の注入時には冷却が行われないようにす
る。したがって成形に支障をきたすことがない。
尚、上記実施例においては、空部4が両方の金型本体
1、2内に設けられたものについて説明したが、これに
限らず、空部4を金型本体1、2内のいずれか一方に設
けてもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、金型における
キャビティ内の射出成形品に対する冷却面積を大きくと
ることができるとともに冷却速度の向上を図ることがで
き、しかも、射出成形品を均一に冷却することができる
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る射出成形における冷却方法を実
施するために用いられる雄金型と雌金型との一実施例を
示す縦断面図、第2図は第1図におけるII−II線断面
図、第3図は射出成形品を金型内で冷却するための冷媒
の回路図、第4図乃至第7図は金型本体内における射出
成形品を冷却するための冷媒の導入工程と冷媒の押出工
程を示す説明図である。 1、2……金型本体 3……キャビティ 4……空部 5……スライド部材 20……射出成形品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雄金型と雌金型とを有する射出成形機の一
    方の金型本体内あるいは両方の金型本体内のキャビティ
    近傍にスライド部材を嵌め入れた空部を形成し、射出成
    形品の冷却時に、このスライド部材を冷媒の押圧力によ
    ってキャビティから離れる方向に移動させて、空部内に
    おけるキャビティ側に冷媒を充填する一方、非冷却時に
    は、前記スライド部材を空部内のキャビティ側に移動さ
    せて冷媒をキャビティから遠ざかるように押し出すこと
    を特徴とする射出成形における冷却方法。
JP32567189A 1989-12-14 1989-12-14 射出成形における冷却方法 Expired - Lifetime JPH0749212B2 (ja)

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JPH03184823A JPH03184823A (ja) 1991-08-12
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110920002A (zh) * 2019-10-11 2020-03-27 沈阳炳恒科技有限公司 一种塑料模具的冷却系统及其工作方法

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CN110920002A (zh) * 2019-10-11 2020-03-27 沈阳炳恒科技有限公司 一种塑料模具的冷却系统及其工作方法

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JPH03184823A (ja) 1991-08-12

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