JPH0749176A - 経糸乾燥促進方法とその装置 - Google Patents

経糸乾燥促進方法とその装置

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JPH0749176A
JPH0749176A JP19568593A JP19568593A JPH0749176A JP H0749176 A JPH0749176 A JP H0749176A JP 19568593 A JP19568593 A JP 19568593A JP 19568593 A JP19568593 A JP 19568593A JP H0749176 A JPH0749176 A JP H0749176A
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JP
Japan
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warp
warp sheet
sheet
heating cylinder
heating
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JP19568593A
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English (en)
Inventor
Toshitake Hiraki
俊剛 平木
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KAWAMOTO IND
KAWAMOTO SEIKI KK
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KAWAMOTO IND
KAWAMOTO SEIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 糊付けされた経糸シートの乾燥を促進する。 【構成】 糊付けされた経糸シートyを複数本の加熱シ
リンダ2に順次巻き付けて水分を蒸発させる乾燥方法に
おいて、加熱シリンダ2を通過した経糸シートyに、そ
の一面側から他面側に貫通する気流を気流噴出管6,8
によって経糸シートyの全幅に渡って吹き付け、経糸シ
ートyに随伴する蒸発水分を含有した高湿度空気を経糸
シートyから剥離し、経糸シートyを貫通した気流と、
経糸シートyから剥離した高湿度空気を上方又は斜め上
方に向わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糊付けされた経糸シー
トの乾燥を促進する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】合成繊維糸のようなフィラメント糸の経
糸糊付機においては、多数本の経糸が並列した経糸シー
トは、糊付けされ、熱風により乾燥され、複数本の加熱
シリンダに順次巻き付いて仕上げ乾燥される。
【0003】綿糸のような紡績糸の経糸糊付機において
は、多数本の経糸が並列した経糸シートは、糊付けさ
れ、多数本の加熱シリンダに順次巻き付いて乾燥され
る。
【0004】一般に、フィラメント糸又は紡績糸の糊付
け能率を上げるため、経糸シートの走行速度を高める場
合、加熱シリンダの本数を増加する。
【0005】熱収縮率の異なる合成繊維からなる新合繊
と呼ばれるフィラメント糸は、熱収縮むらを防止するた
め、通常のフィラメント糸の場合より低温で乾燥させな
ければならない。そこで、加熱シリンダの温度を下げ、
乾燥量を低下させないため、経糸シートの走行速度を下
げる。糊付け能率を低下させないために経糸シートの走
行速度を下げない場合は、加熱シリンダの本数を増加す
る。
【0006】加熱シリンダの本数を増加すると、設備費
と熱消費量が非常に増加する。
【0007】一方、経糸の加熱シリンダによる乾燥装置
において、経糸の乾燥を促進する装置が発明された。こ
の乾燥促進装置は、実開昭48−47946号公報に開
示されているように、側壁に多数本の短い加熱シリンダ
を片持状に取り付けて2段に千鳥状に配置した乾燥装置
において、上段の前後の加熱シリンダ間の上方にプロペ
ラ式送風機を下向きに配置し、上下段の隣接する加熱シ
リンダ間の側方にプロペラ式送風機を側壁側向きに配置
している。
【0008】この装置においては、糊付けされた経糸シ
ートは、加熱シリンダによる加熱によって乾燥されると
同時に、プロペラ式送風機による送風によって乾燥が促
進される、とのことである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な加熱シリンダによる乾燥装置においては、糊付けされ
た経糸シートは、加熱シリンダに接触して加熱され、水
分が蒸発し、蒸発水分を含有した高湿度空気は、一部が
上昇し、残部が走行中の経糸シートに随伴する。
【0010】従って、上記のようなプロペラ式送風機に
よる乾燥促進装置においては、加熱シリンダの上方に下
向きに配置したプロペラ式送風機は、経糸シートから上
昇する蒸発水分を含有した高湿度空気を経糸シート側に
押し戻すことになり、経糸シート付近の湿度を高めて、
経糸の乾燥を妨げることになる。また、加熱シリンダの
側方に側壁側向きに配置したプロペラ式送風機は、経糸
シートの一側側に随伴する蒸発水分を含有した高湿度空
気を経糸シートの他側側に送ることになり、経糸シート
の一側側付近の湿度を下げるが、経糸シートの他側側付
近の湿度を高めて、経糸シートの他側側の乾燥を妨げる
ことになる。
【0011】結局、糊付けされた経糸シートの乾燥を促
進することができない。
【0012】本発明の目的は、上記のような従来の課題
を解決することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、糊付けされた
経糸シートを複数本の加熱シリンダに順次巻き付けて水
分を蒸発させる乾燥方法において、加熱シリンダを通過
した経糸シートに、その一面側から他面側に貫通する気
流を経糸シートの全幅に渡って吹き付け、経糸シートに
随伴する蒸発水分を含有した高湿度空気を経糸シートか
ら剥離し、経糸シートを貫通した気流と、経糸シートか
ら剥離した蒸発水分を含有した高湿度空気を上方又は斜
め上方に向わせることを特徴とする経糸乾燥促進方法で
ある。
【0014】また、加熱シリンダを通過した経糸シート
の一面側に、経糸シートの他面側に貫通する気流を経糸
シートの全幅に渡って吹き付ける気流噴出管を設け、経
糸シートを貫通した気流と、経糸シートから剥離した蒸
発水分を含有した高湿度空気を上方又は斜め上方に向わ
せる構成にしたことを特徴とする経糸乾燥促進装置であ
る。
【0015】
【作用】本発明においては、加熱シリンダを通過した経
糸シートの一面側から他面側に気流が経糸シートの全幅
に渡って貫通するので、経糸シートに随伴する蒸発水分
を含有した高湿度空気が経糸シートの全幅に渡って剥離
される。
【0016】また、経糸シートを貫通した気流と、経糸
シートから剥離した蒸発水分を含有した高湿度空気は、
上方又は斜め上方に向うので、経糸シートから上昇する
蒸発水分を含有した高湿度空気の上昇を妨げず、この高
湿度空気と一緒に上昇する。
【0017】
【発明の効果】本発明においては、経糸シートに随伴す
る蒸発水分を含有した高湿度空気が経糸シートの全幅に
渡って剥離され、また、経糸シートから上昇する蒸発水
分を含有した高湿度空気の上昇を妨げないので、経糸シ
ートの乾燥が促進される。
【0018】従って、本発明を用いると、経糸シートの
走行速度を高める場合、加熱シリンダの本数を増加しな
くてもよい。また、加熱シリンダの温度を下げて低温で
乾燥させ、経糸シートの走行速度を下げない場合、加熱
シリンダの本数を増加しなくてもよい。
【0019】
【実施例】
<第1実施例(図1〜図3参照)>本例の経糸乾燥促進
装置を備えたフィラメント糸の経糸糊付機においては、
多数本の経糸が並列した経糸シートは、糊付けされ、熱
風により乾燥され、複数本の加熱シリンダに順次巻き付
いて仕上げ乾燥される。
【0020】シリンダ乾燥装置は、図1と図2に示すよ
うに、左右に設立した側壁1の間に、2本の加熱シリン
ダ2を前後に並列して軸受し、両加熱シリンダ2間の上
側位置に1本の加熱シリンダ2を軸受し、各加熱シリン
ダ2に伝動機構3を介して図示しない回転駆動装置を連
結している。図示しないが、各加熱シリンダ2を加熱す
る装置を設けている。加熱シリンダ2は、長さが2m位
で、径が0.8m位である。
【0021】下段の後側の加熱シリンダ2の後上側位置
には、図1に示すように、案内ローラ4を軸受し、下段
の前側の加熱シリンダ2の前上側位置に案内ローラ5を
軸受している。
【0022】経糸シートyは、図1に示すように、後側
の案内ローラ4を通過し、下段の後側の第1加熱シリン
ダ2と上段の第2加熱シリンダ2及び下段の前側の第3
加熱シリンダ2に順次巻き付いて通過し、前側の案内ロ
ーラ5を通過する。糊付けされた経糸シートyは、各加
熱シリンダ2に接触して加熱され、水分が蒸発する。蒸
発水分を含有した高湿度空気は、一部が上昇し、残部が
走行中の経糸シートyに随伴する。
【0023】左右の側壁1の間には、図1と図2に示す
ように、両側壁1を接続する控え円管6を3本の加熱シ
リンダ2の中間位置に掛け渡して固定し、この控え円管
6を第1気流噴出管6に兼用している。
【0024】第1気流噴出管6は、図1と図2に示すよ
うに、後上部にスリット状の噴出口7を後上向きに開口
し、また、前上部にスリット状の噴出口7を前上向きに
開口し、スリット状の両噴出口7をそれぞれ経糸シート
yの幅方向に沿って経糸シートyの幅より長く形成して
いる。
【0025】前側の案内ローラ5の前下側位置には、図
1に示すように、第2気流噴出管8を設け、第2気流噴
出管8の後部にスリット状の噴出口9を後向きに開口
し、第2気流噴出管8の上部にスリット状の噴出口9を
上向きに開口し、スリット状の両噴出口9をそれぞれ経
糸シートyの幅方向に沿って経糸シートyの幅より長く
形成している。
【0026】第1気流噴出管6と第2気流噴出管8は、
それぞれ、図2に前者について示すように、一端にシロ
ッコファンの送風機10の吐出口を接続し、送風機10
の吸入口に吸入管11の一端を接続し、吸入管11の他
端を湿度の低い場所に開放している。
【0027】送風機10を駆動すると、第1気流噴出管
6の各噴出口7と第2気流噴出管8の各噴出口9からそ
れぞれ湿度の低い空気が膜状に噴出する。
【0028】第1気流噴出管6の後上部の噴出口7から
噴出する膜状の空気流は、図1に示すように、第1加熱
シリンダ2の周面前部から第2加熱シリンダ2の周面後
部に走行する経糸シートyをその全幅に渡って前側面か
ら後側面に貫通し、第1加熱シリンダ2と第2加熱シリ
ンダ2の間を斜め上方に通過する。第1気流噴出管6の
前上部の噴出口7から噴出する膜状の空気流は、図1に
示すように、第2加熱シリンダ2の周面前部から第3加
熱シリンダ2の周面後部に走行する経糸シートyをその
全幅に渡って後側面から前側面に貫通し、第2加熱シリ
ンダ2と第3加熱シリンダ2の間を斜め上方に通過す
る。
【0029】第2気流噴出管8の後部の噴出口9から噴
出する膜状の空気流は、図1に示すように、第3加熱シ
リンダ2の周面前部から案内ローラ5の周面後部に走行
する経糸シートyをその全幅に渡って前側面から後側面
に貫通し、第3加熱シリンダ2の周面の前上部に衝突し
て反射し、斜め上方に向う。第2気流噴出管8の上部の
噴出口9から噴出する膜状の空気流は、図1に示すよう
に、案内ローラ5の周面上部から前方に走行する経糸シ
ートyをその全幅に渡って下側面から上側面に貫通し、
上方に向う。
【0030】低湿度の空気流が経糸シートyをその全幅
に渡って一面側から他面側に貫通すると、図3に一部を
示すように、経糸シートyの各経糸の間に低湿度の空気
流が流通し、経糸シートyに随伴する蒸発水分を含有し
た高湿度空気が経糸シートyの全幅に渡って剥離され、
経糸シートyの周囲の湿度が低下して経糸シートyの水
分の蒸発が促進され、経糸シートyの乾燥が促進され
る。
【0031】また、経糸シートyを貫通した低湿度の空
気流と、経糸シートyから剥離した蒸発水分を含有した
高湿度空気は、上方又は斜め上方に向い、経糸シートy
から上昇する蒸発水分を含有した高湿度空気と一緒に上
昇する。
【0032】<第2実施例(図4参照)>本例の経糸乾
燥促進装置を備えた紡績糸の経糸糊付機においては、多
数本の経糸が並列した経糸シートは、糊付けされ、多数
本の加熱シリンダに順次巻き付いて乾燥される。
【0033】シリンダ乾燥装置は、図4に示すように、
7本の加熱シリンダ21を2段に千鳥状に配置し、上段
後端の第1加熱シリンダ21の後下側に案内ローラ22
を配置し、上段前端の第7加熱シリンダ21の前下側に
案内ローラ23を配置している。なお、加熱シリンダ2
1は、長さが2m位で、径が0.8m位である。糊付け
された経糸シートyは、図4に示すように、後側の案内
ローラ22を通過し、上段の加熱シリンダ21と下段の
加熱シリンダ21に交互に巻き付いて、第1〜第7加熱
シリンダ21を順次通過し、前側の案内ローラ23を通
過する。
【0034】下段の3本の加熱シリンダ21の前後左右
には、図4に示すように、囲い24を設け、囲い24の
下端に透き間25を設けている。上段の4本の加熱シリ
ンダ21の上方には、図4に示すように、経糸シートy
から蒸発した水分を含有した高湿度空気を集める排気フ
ード26を設け、排気フード26内の高湿度空気を外部
に排出する排気路27を設け、排気路27に送風機28
を設けている。
【0035】上段の4本の加熱シリンダ21の下側に
は、図4に示すように、それぞれ、第1,第2,第3,
第4気流噴出管29,30,31,32を配置し、前側
の案内ローラ23の前下側に第5気流噴出管33を配置
している。
【0036】第1気流噴出管29は、図4に示すよう
に、前上部にスリット状の噴出口34を前上向きに開口
している。第2,第3気流噴出管30,31は、それぞ
れ、後上部にスリット状の噴出口35,36を後上向き
に開口し、また、前上部にスリット状の噴出口35,3
6を前上向きに開口している。第4気流噴出管32は、
後上部にスリット状の噴出口37を後上向きに開口して
いる。第5気流噴出管33は、上部にスリット状の噴出
口38を上向きに開口している。スリット状の各噴出口
34,35,36,37,38は、それぞれ、経糸シー
トyの幅方向に沿って経糸シートyの幅より長く形成し
ている。
【0037】各気流噴出管29,30,31,32,3
3は、図示しない送風機に接続している。送風機を駆動
すると、各気流噴出管の各噴出口34,35,36,3
7,38からそれぞれ湿度の低い空気が膜状に噴出す
る。
【0038】第1気流噴出管29の噴出口34から噴出
する膜状の空気流は、図4に示すように、第1加熱シリ
ンダ21の周面前部から第2加熱シリンダ21の周面後
部に走行する経糸シートyをその全幅に渡って後側面か
ら前側面に貫通し、第1加熱シリンダ21と第2加熱シ
リンダ21の間を斜め上方に通過し、第1加熱シリンダ
21と第3加熱シリンダ21の間を上方に通過する。
【0039】第2気流噴出管30の後上部の噴出口35
から噴出する膜状の空気流は、図4に示すように、第2
加熱シリンダ21の周面前部から第3加熱シリンダ21
の周面後部に走行する経糸シートyをその全幅に渡って
前側面から後側面に貫通し、第2加熱シリンダ21と第
3加熱シリンダ21の間を斜め上方に通過し、第1加熱
シリンダ21と第3加熱シリンダ21の間を上方に通過
する。第2気流噴出管30の前上部の噴出口35から噴
出する膜状の空気流は、第3加熱シリンダ21の周面前
部から第4加熱シリンダ21の周面後部に走行する経糸
シートyをその全幅に渡って後側面から前側面に貫通
し、第3加熱シリンダ21と第4加熱シリンダ21の間
を斜め上方に通過し、第3加熱シリンダ21と第5加熱
シリンダ21の間を上方に通過する。
【0040】第3気流噴出管31の後上部の噴出口36
から噴出する膜状の空気流は、図4に示すように、第4
加熱シリンダ21の周面前部から第5加熱シリンダ21
の周面後部に走行する経糸シートyをその全幅に渡って
前側面から後側面に貫通し、第4加熱シリンダ21と第
5加熱シリンダ21の間を斜め上方に通過し、第3加熱
シリンダ21と第5加熱シリンダ21の間を上方に通過
する。第3気流噴出管31の前上部の噴出口36から噴
出する膜状の空気流は、第5加熱シリンダ21の周面前
部から第6加熱シリンダ21の周面後部に走行する経糸
シートyをその全幅に渡って後側面から前側面に貫通
し、第5加熱シリンダ21と第6加熱シリンダ21の間
を斜め上方に通過し、第5加熱シリンダ21と第7加熱
シリンダ21の間を上方に通過する。
【0041】第4気流噴出管32の噴出口37から噴出
する膜状の空気流は、図4に示すように、第6加熱シリ
ンダ21の周面前部から第7加熱シリンダ21の周面後
部に走行する経糸シートyをその全幅に渡って前側面か
ら後側面に貫通し、第6加熱シリンダ21と第7加熱シ
リンダ21の間を斜め上方に通過し、第5加熱シリンダ
21と第7加熱シリンダ21の間を上方に通過する。
【0042】第5気流噴出管33の噴出口38から噴出
する膜状の空気流は、図4に示すように、案内ローラ2
3の周面下部から前方に走行する経糸シートyをその全
幅に渡って下側面から上側面に貫通し、上方に向う。
【0043】低湿度の空気流が経糸シートyをその全幅
に渡って一面側から他面側に貫通すると、経糸シートy
の各経糸の間に低湿度の空気流が流通し、経糸シートy
に随伴する蒸発水分を含有した高湿度空気が経糸シート
yの全幅に渡って剥離され、経糸シートyの周囲の湿度
が低下して経糸シートyの水分の蒸発が促進され、経糸
シートyの乾燥が促進される。
【0044】また、経糸シートyを貫通した低湿度の空
気流と、経糸シートyから剥離した蒸発水分を含有した
高湿度空気は、上方に向い、経糸シートyから上昇する
蒸発水分を含有した高湿度空気と一緒に上昇して、排気
フード26に入り、排気路27を経て外部に排出され
る。囲い24内には、透き間25から湿度の低い新鮮空
気が流入する。
【0045】<変形例> 1)実施例においては、経糸シートを貫通させる気流
は、常温の空気であるが、高温の空気にする。
【0046】2)実施例においては、気流噴出管の噴出
口は、スリット状であるが、多数の小孔を線状に等間隔
に配列する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の経糸乾燥促進装置を備え
たシリンダ乾燥装置の縦断側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面の部分拡大図である。
【図4】第2実施例の経糸乾燥促進装置を備えたシリン
ダ乾燥装置の縦断側面図である。
【符号の説明】
y 経糸シート 2 加熱シリンダ 6,8 気流噴出管 21 加熱シリンダ 29,30,31,32,33 気流噴出管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糊付けされた経糸シートを複数本の加熱
    シリンダに順次巻き付けて水分を蒸発させる乾燥方法に
    おいて、 加熱シリンダを通過した経糸シートに、その一面側から
    他面側に貫通する気流を経糸シートの全幅に渡って吹き
    付け、経糸シートに随伴する蒸発水分を含有した高湿度
    空気を経糸シートから剥離し、経糸シートを貫通した気
    流と、経糸シートから剥離した蒸発水分を含有した高湿
    度空気を上方又は斜め上方に向わせることを特徴とする
    経糸乾燥促進方法。
  2. 【請求項2】 糊付けされた経糸シートを複数本の加熱
    シリンダに順次巻き付けて水分を蒸発させる乾燥装置に
    おいて、 加熱シリンダを通過した経糸シートの一面側に、経糸シ
    ートの他面側に貫通する気流を経糸シートの全幅に渡っ
    て吹き付ける気流噴出管を設け、経糸シートを貫通した
    気流と、経糸シートから剥離した蒸発水分を含有した高
    湿度空気を上方又は斜め上方に向わせる構成にしたこと
    を特徴とする経糸乾燥促進装置。
JP19568593A 1993-08-06 1993-08-06 経糸乾燥促進方法とその装置 Pending JPH0749176A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013019092A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Karl Mayer Textilmaschinenfabrik Gmbh 繊維材料を処理するための方法および装置
CN103063001A (zh) * 2012-12-25 2013-04-24 苏州昭人纺织有限公司 一种纺织烘箱
CN103063000A (zh) * 2012-12-25 2013-04-24 苏州昭人纺织有限公司 一种可调式纺织烘干箱
CN103148686A (zh) * 2013-03-05 2013-06-12 包中臣 蔺草席烘干机
CN104482737A (zh) * 2014-09-30 2015-04-01 张家港市华益纺织有限公司 一种用于干燥纱线的设备

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