JPH0748175Y2 - 自動繰り戻し化粧料容器 - Google Patents

自動繰り戻し化粧料容器

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JPH0748175Y2
JPH0748175Y2 JP7298591U JP7298591U JPH0748175Y2 JP H0748175 Y2 JPH0748175 Y2 JP H0748175Y2 JP 7298591 U JP7298591 U JP 7298591U JP 7298591 U JP7298591 U JP 7298591U JP H0748175 Y2 JPH0748175 Y2 JP H0748175Y2
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英一 森
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、リップなどの化粧料の
繰り出し容器において繰り戻しをワンタッチでできるよ
うにした自動繰り戻し容器に関するものである。
【0002】リップなどの化粧料は、筒型の容器内に収
められ、容器を化粧料に対し回転させることで繰り出し
繰り戻しができるようにされているのが普通である。し
かし化粧をする際にゆっくりリップを繰り出し、ゆっく
り繰り戻す時間や心のゆとりがない場合もあり、化粧を
し終ったらそのまゝすぐに外出しなければならないよう
な忙しい状況も多々経験される最近である。それでも化
粧を終ったあと、普通容器に付されているキャップをす
るくらいの瞬間的余裕は誰でもあるが、突出している化
粧料を繰り戻し、そしてキャップをするという2動作を
考えると、実際以上に心せわしい感じをもち、つい化粧
料が出たままキャップをしてしまうような失敗をするこ
とになる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従って本考案は、化粧
を終ったあとの繰り戻しを瞬間的な時間に短縮し、化粧
料を繰り戻す動作に対する気忙しさやいらだちを解消
し、化粧料を出したまゝキャップをするような失敗をな
くすことを課題としてなされたもので、瞬間的なタッチ
操作だけで自動的に化粧料の繰り戻しができる自動繰り
戻し化粧料容器を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、回転
操作されるべき中空本体に外側からタッチ操作できる係
止レバーを枢支し、この係止レバー先端に噛合い凸部を
形成すると共に、中空本体に相対的に静止に嵌め合わさ
れるラセン筒の外周に、繰り出し方向には小さい抵抗で
繰り戻し方向には大きな抵抗を呈する凹凸波形を輪状に
形成して前記噛合い凸部と係合させ、係止レバーは常時
噛合い方向にバネ偏倚すると共に、ラセン筒内に収めら
れた化粧料を支持する中皿は常時繰り戻し方向にバネ偏
倚して、係止レバーを押した時前記噛合いが外れ、中皿
が自動的に後退するようにしたものである。ラセン筒外
周に輪設する凹凸波形は、好適に断面が不等辺三角形状
の連続とするのがよく、繰り出し方向に本体を回す時は
噛合い凸部が緩い傾斜を滑って越え、繰り戻し方向に回
そうとすると噛合い凸部が不等辺三角形の急な傾斜に噛
合って化粧料の戻りを止めるようにする。係止レバーを
押すと、この噛合いが外れ、引張りバネで常時後方へ偏
倚されている中皿が化粧料を引き連れて自動的に戻る。
【0005】
【実施例】図面を参照して本考案の実施例について説明
する。図1と図2は本考案の基本実施例を示すそれぞれ
部分縦断面図と横断面図である。中空本体1は、回転操
作されるべき部分で、後半が比較的肉厚の中空部2、前
半が薄肉のみぞ筒部3に形成されている。中空本体1の
外側は外筒1aで覆われ、前端に中袴1bが付設されて
いる。中空本体1のみぞ筒部3には公知の縦みぞ4が1
本又はそれ以上形成されている。みぞ筒部3上にラセン
筒5が相対回転可能に嵌め合わされ、内周には比較的ピ
ッチの大きいラセンみぞが形成されている。ラセン筒5
の外周は外筒6で被覆され、中袴1bと摺接しつつ相対
回転するようになっている。中空本体1のみぞ筒部3内
に、化粧料L(例えばリップ)を保持する中皿7が収め
られ、その外周の凸起8は縦みぞ4から突出し、ラセン
みぞに係合している。中空本体1の回転力を縦みぞ4を
介して伝達された中皿の凸起8はラセンみぞにガイドさ
れ、縦みぞ4に導かれて直線的に前進する。従来の繰り
出し容器構造であれば、中空本体1を逆回転させた時、
中皿は同じ経路を逆に辿って後退するが、本考案では後
述のように逆回転によっては戻らない。
【0006】本考案の特徴は、中空本体1に係止レバー
10を設けたことである。係止レバー10は、中空本体
1の肉厚部の外周に設けた支点11に枢支12され、押
圧操作される押圧部10aの下には押しバネ13が挿入
され、係止レバー10の先端を常時ラセン筒5方向へ偏
倚している。押圧部10は外筒1aに穿設した窓1cか
ら露出している。係止レバー10の先端の内面には、噛
合い凸部14が突設される。この位置に相応するラセン
筒5の外周に、断面がほゞ不等辺三角形ともいうべき凹
凸波形15が輪状に設けられる。不等辺三角形の波形1
5は、図2において中空本体(外筒1a)を時計回りに
回わす繰り出し方向に沿って緩やかやな傾斜を呈し、反
時計回りの繰り戻し方向には急な傾斜を呈している。図
2においては緩やかな傾斜も急な傾斜も若干曲面をなし
て描いてあるが、特に急な傾斜は後に図4に示すような
直壁状としてもよい。緩やかな傾斜が曲面状をなしてい
るのは、時計回りの回転の時噛合い凸部14が抵抗少な
く波形15を乗り越えていくのに好適である。
【0007】本考案によれば、中皿7の後端には中空本
体の中空部2内に挿入した引き戻しバネ17の前端17
aが掛止され、このバネの後端17bは中空部2の後端
に掛止されている。このため中皿7及びそれに保持され
ている化粧料Lは、中空本体1の繰り出し回転により図
1の位置より前進されたどの位置においても、常に後退
方向への偏倚力を受けるが、図2に示したように係止レ
バー10の噛合い凸部14が波形の凹部に係合している
限り、逆回転できないので前進位置に留まっている。
【0008】使用に当たっては、通常のように中空本体
1をそれと一体の外筒1aによりラセン筒5と一体の外
筒6に対し相対回転(図2において時計回りに)させれ
ば、化粧料Lは前述のように縦みぞ4とラセンみぞにガ
イドされる中皿7によって直進的に前進される。繰り出
した化粧料で化粧をし終った時は、通常キャップ18を
嵌める時間があるので、本考案ではこの時、例えば右手
で化粧料容器を、左手でキャップを持っているとして、
右手の指で係止レバーの押圧部10aをワンタッチすれ
ば瞬時に化粧料が戻るので、繰り戻しに時間を要さずし
て直ちにキャップ18を嵌めることができる。また、本
考案によれば化粧中に係止レバー10の噛合い凸部14
が凹凸波形15と噛み合っていれば、化粧料は戻らない
ように固定されているから化粧がしやすいという利点も
ある。
【0009】次に、図3と図4は係止レバーの噛合い作
用と外観を改良した本考案の好適実施例を示すそれぞれ
要部の縦断面図と横断面図である。中空本体1上に前例
と同様に支点21に枢支22された係止レバー20は、
その押圧操作部である円頭部20aだけが本体外筒1A
の窓1cから露出している。外筒1Aは図4から認めら
れるように断面外形輪郭が角筒状をなし、その肉厚の角
部1d(4ヵ所のうち3ヵ所だけ図示してある)の1つ
から係止レバー20の円頭部20aが露出している。係
止レバー20は前例と同様に押しバネ13で常時噛合い
方向に偏倚されている。係止レバー20の先端の噛合い
凸部24は、断面が三角形状をなし、三角の頂点側で凹
凸波形25と噛合うようになっている。凹凸波形25は
典型的な不等辺三角形状の断面形状をなし、緩やかな傾
斜も急な傾斜も直線状をなしている。係止レバーの噛合
い凸部24と不等辺三角状の凹凸波形25とは図4から
認められるように相補的な形状をしている。図4では、
凹凸波形25の一部だけ実線で描いてあるが、もちろん
ラセン筒の外周に沿って輪設されるものである。断面外
形が角形をなす外筒1Aも内部は円筒形で、後端では図
1に示したのと同様な中空本体1と一体に結合されてい
る。
【0010】図3、図4の好適実施例の作用は本質的に
前例と同様であって、外筒1Aを反時計回り(矢印F)
に回わす時は、噛合い凸部24が比較的抵抗少なく凹凸
波形25を乗り越えて回転し化粧料L(図3、4では省
略)を繰り出す。図4で時計回り(矢印R)に繰り戻そ
うとする時は、噛合い凸部24と凹凸波形25とが噛合
って逆回転できないが、係止レバー20の頭20aをち
ょっと押せば、噛合いが外れ、戻しバネ17で引かれて
いる中皿7は瞬時に自動的に原位置へ戻る。このような
押圧タッチは、キャップ18を嵌めようとする前のほん
の僅かな瞬間でなしうるから、従来のように容器を逆回
転させる動作に比べ、何の面倒くささも感じさせない。
【0011】なお、以上説明した不等辺三角形状の凹凸
波形とこれに噛合う係止レバー、及び中皿のバネ偏倚を
組合わせた機構は、専ら繰り戻しのスピードアップに適
用するものとして述べてきたが、この機構の原理は逆に
することによって繰り出しのスピードアップに応用する
ことも可能である。すなわち、凹凸波形の向きを逆にし
て繰り出しのための回転方向で係止レバーと噛合い、繰
り戻し方向の回転では係止レバーが容易に乗り越えられ
るようにすると共に、バネ偏倚の方向を逆に、すなわち
中皿に対し常時前進方向にバネ圧をかけるようにすれ
ば、繰り戻しは手で回わして行なうが、繰り出しは係止
レバーのボタンを押すだけで瞬時に化粧料が飛び出すよ
うにすることができる。ただし、この瞬時繰り出し方式
は、そのまゝではボタンを押すと化粧料が全部飛び出し
てしまうので、消費量に応じて少しずつ繰り出しストロ
ークを増すような調節機構と併用しないと実際的ではな
い。
【0012】
【考案の効果】以上説明のように、本考案は繰り出し化
粧料容器の相対回転する本体1とラセン筒5との間に噛
合い凸部14,24を有する係止レバー10,20と、
戻し方向では大きな抵抗を呈する凹凸波形15,25と
を設け、係止レバーの頭をバネ偏倚力に抗して本体外か
ら押圧操作できるようにすると共に、化粧料を保持して
いる中皿に常時後退方向へのバネ偏倚力を作用させるよ
うに構成したから、回転により繰り出した化粧料を戻す
のに逆回転を行なう必要がなく、単に係止レバーにワン
タッチで触れるだけで自動的に繰り戻しができ、使用者
に化粧後の面倒な収納操作への気遣いをさせないように
することができる。係止レバーの操作は、普通にキャッ
プを嵌める時間の瞬間的直前を利用して片手の1本の指
だけでできるから、使用者に新たな負担を何ら課するこ
となく、絶大な使いやすさという利点をもたらすもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案に係る自動繰り戻し化粧料容器の
基本実施例を示す部分縦断側面図である。
【図2】図2は図1のA−A′線に相当する部分横断面
図である。
【図3】図3は本考案の自動繰り戻し化粧料容器の好適
実施例の部分拡大縦断面図である。
【図4】図4は図3のB−B′線に相当する部分拡大横
断面図である。
【符号の説明】
1…中空本体 1a,1A…外筒 2…中空部 3…みぞ筒部 4…縦みぞ 5…ラセン筒 7…中皿 8…凸起 10,20…係止レバー 10a,20A…押
圧部 11,21…支点 12,22…枢支部 13…押しバネ 14…噛合い凸部 15,25…不等辺三角形状の凹凸波形 18…キャップ L…化粧料

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空本体1のみぞ筒部3にラセン筒5を
    相対回転可能に嵌め合わせ、みぞ筒部内に進退しうるよ
    うに収めた化粧料支持用の中皿7の凸起8をみぞ筒部3
    の縦みぞ4を介しラセン筒5の内周のラセンみぞに係合
    させた化粧料容器において、 中空本体1上に外部から押圧操作できるように枢支1
    2,22した係止レバー10,20の先端に噛合い凸部
    14,24を形成し、断面がほゞ不等辺三角形状をなす
    凹凸波形15,25を前記噛合い凸部と相対するラセン
    筒上に輪設し、前記係止レバーを常時噛合い方向に弾性
    偏倚すると共に前記中皿を常時後退方向に弾性偏倚して
    なる自動繰り戻し化粧料容器。
  2. 【請求項2】 前記不等辺凹凸波形15,25は、中空
    本体1をラセン筒5に対し化粧料繰り出しのため回転す
    る方向に緩い傾斜を有し、反対方向に急な傾斜を有する
    波形の連続からなる請求項1に記載の自動繰り戻し化粧
    料容器。
  3. 【請求項3】 前記噛合い凸部24が凹凸波形と相補的
    断面形状をなしている請求項2に記載の自動繰り戻し化
    粧料容器。
  4. 【請求項4】 前記係止レバー10,20の押圧部10
    a,20aを、中空本体1の外筒1a,1A外へ露出さ
    せてある請求項1に記載の自動繰り戻し化粧料容器。
  5. 【請求項5】 前記露出部が円頭形20aである請求項
    4に記載の自動繰り戻し化粧料容器。
  6. 【請求項6】 中空本体の外筒1Aが断面多角形状をな
    し、その肉厚の角部1dの1つに穿設した窓1cから円
    頭部20aが露出している請求項5に記載の自動繰り戻
    し化粧料容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5745309B2 (ja) * 2011-03-31 2015-07-08 株式会社吉野工業所 塗布具付き容器

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