JPH0748038B2 - セラミック焼成用匣 - Google Patents

セラミック焼成用匣

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JPH0748038B2
JPH0748038B2 JP1315685A JP31568589A JPH0748038B2 JP H0748038 B2 JPH0748038 B2 JP H0748038B2 JP 1315685 A JP1315685 A JP 1315685A JP 31568589 A JP31568589 A JP 31568589A JP H0748038 B2 JPH0748038 B2 JP H0748038B2
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正嘉 勝部
常男 天野
憲一 山崎
明義 大西
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はセラミックコンデンサのセラミック誘電体や圧
電共振子のセラミック圧電基板等の平板状のセラミック
電子製品を自動機にて収容、移送および焼成するのに適
した構造を有するセラミック焼成用匣に関する。
(従来の技術) 一般に、この種のセラミック電子製品を焼成炉にて焼成
する場合、匣(さや)もしくは匣体(さやばち)と呼ば
れるセラミック製の容器に被焼成物が収容されて焼成さ
れる。
従来より、上記匣としては、焼成するセラミックの被焼
成物の形状や大きさに応じて種々の構造を有するものが
使用されている。たとえば、セラミックの被焼成物が平
板状のものでは、四角形の皿状の匣が使用され、内部に
板状のセラミックの被焼成物を複数枚積み重ねたものを
1組として、これを数組並べて整列収容し、焼成炉にて
焼成していた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記従来の匣では、セラミックの被焼成物を
匣に収容する際に、精度よく重ねてから正確に位置決め
して収容するか、匣にセラミックの被焼成物を収容した
後に、改めて整列するなどの煩雑な作業を必要とすると
いった問題があった。
また、上記従来の匣では、セラミックの被焼成物の焼成
前や焼成中の移送の際に、匣のずれによる匣内の雰囲気
飛散や収容されているセラミックの被焼成物の整列乱れ
が発生し、それによりセラミックの被焼成物に反りなど
の不良品が生じるという問題があった。
一方、セラミック製品の焼成の自動化により、匣の移動
等の際に、匣の側面を自動機のチャック等により把んで
保持する等の動作が必要になったが、匣がチャックから
滑り落ちないように保持するには、匣の外側面を強い圧
力でチャックで挟み込む必要がある。このため、匣に対
する負荷が増加し、匣に割れやクラック等が発生しやす
いという問題もあった。
このような問題を解消するため、第6図に示すように、
匣1の外周面に段部2を設け、この段部2で匣1が自動
機(図示せず。)のチャック3に係止され、匣1がチャ
ック3から脱落するのを防止するようにすることも行わ
れているが、上記段部2の基部4に応力が集中してその
部分にクラック5が発生しやすいという問題があった。
本発明の目的は、セラミックの被焼成物を自動機により
収容、移送および焼成するのに適したセラミック焼成用
匣を提供することである。
(課題を解決するための手段) このため、本発明は、内部にセラミックの板状の被焼成
物を収容し、焼成炉内にて上下方向に積み重ねられて上
記焼成物を焼成するためのセラミック焼成用匣であっ
て、 上記被焼成物が積み重ねられる床部分から上記被焼成物
を取り囲んで立ち上がる壁部分が上記被焼成物との対向
面に上記被焼成物に向かって突出するとともに、その積
重ね方向に走る積重ねのガイド用の突条を備え、外周壁
はその外周面が上記床部分に向かうテーパ面となってお
り、上記外周壁はその上端部分および下端部分にそれぞ
れ積重ね固定用の嵌合部分を有していることを特徴とし
ている。
(作用) セラミックの被焼成物を上記匣の上部開口の上から落下
させると、セラミックの被焼成物は上記突条に案内され
て匣の内部のほぼ所定の位置に順次落下し、積み重ねら
れる。そして、匣を傾斜させると、上記セラミックの被
焼成物は、突条の突出面に沿って正確な積重ねが得られ
る。
一方、自動機による匣の移送等において、自動機のチャ
ックは匣の両側から外周壁のテーパ面に軽く当接し、匣
を移送する。
(発明の効果) 本発明によれば、匣の上部から匣の開口にほぼ合致させ
て、セラミックの被焼成物を落下させた後、匣を傾斜さ
せるだけで、セラミックの被焼成物は、突条の突出面に
沿って整列さえれるので、セラミックの被焼成物の匣へ
の収容、匣内での整列等の工程が著しく簡略化され、こ
れら工程に自動機の導入が容易になる。
なた、本発明によれば、匣はその外周壁の外周面がテー
パ面となっているので、自動機によるチャックによるチ
ャッキングが容易で、匣に加わる力が小さくても、匣が
脱落することがなく、匣の割れやクラックの発生も防止
することができる。
さらに、本発明によれば、匣は積重ね固定用の嵌合部分
を有しているので、匣の移送中等に匣の位置のずれや、
この位置ずれによるセラミックの被焼成物の整列乱れの
発生をなくすことができる。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
本発明に係るセラミック焼成用匣(以下、単に匣と記
す。)の2つの実施例の外観をそれぞれ第1図および第
2図に示す。
第1図に示す匣11は、複数枚の四角形のセラミックの被
焼成物12(第3図および第4図参照)を積み重ねて収容
するための一つの空間13を有するものである。
上記匣11は、四角形状の被焼成物12が積み重ねられる床
部分14と、上記被焼成物12を取り囲んで立ち上がる壁部
分15とを有する。
上記壁部分15は、その床部分14の上に積み重ねられる被
焼成物12との対向面に、上記被焼成物12に向かって突出
するとともに、その積重ね方向に走る積重ねのガイド用
の突条16を備える。
一方、上記壁部分15は、匣11の外周壁17ともなってお
り、この外周壁17の外周面は上記床部分14に向かう方向
にテーパを有している。そして、上記外周壁17はその上
端部分の4つのコーナ部分に、その上に配置される同様
の匣(図示せず。)の積重ね固定用の嵌合突起18を有す
る。また、上記外周壁17の下端部分の4つのコーナ部分
にも、上記匣11の下に配置される同様の匣(図示せ
ず。)の嵌合突起が嵌合する嵌合凹部19を有する。
一方、第2図に示す匣21は、第1図の匣11において、4
枚の外周壁17のうちの対向する2枚の外周壁17を結合す
る2枚の壁部分15により、内部を3つの空間13に分離
し、複数枚の四角形状のセラミックの被焼成物12を3組
に分けて、各組のセラミックの被焼成物12を積み重ね
て、各空間13内に、それぞれ収容するようにしたもの
で、第1図と対応する部分には対応する符号を付して示
し、重複する説明は省略する。
このような構成を有する匣11では、セラミックの被焼成
物12を上記匣11,12の上部開口にほぼ合致させて落下さ
せると、第3図および第4図に第1図の匣11について示
すように、その周縁が上記突条16に当接し、セラミック
の被焼成物12は上記突条16に案内されて匣11の内部のほ
ぼ所定の位置に順次落下し、積み重ねられる。そして、
匣11を傾斜させると、上記セラミックの被焼成物12は、
その周縁が上記突条16に当接して整列される。これによ
り、上記セラミックの被焼成物12は、突条16の突出面に
沿う正確な積重ねが自動的に得られ、整列工程が非常に
簡単になる。
また、上記突条16により、セラミックの被焼成物12とそ
の周縁に隣る上記壁部分15との間に形成される間隙21か
らは、セラミックの被焼成物12の焼成時に発生するバイ
ンダの分解ガスを匣11の外部に排出させることができ
る。
一方、上記匣11の外周壁17に形成されたテーパ面は、自
動機による匣11の移送等において、自動機のチャック22
が、第5図において矢印Aで示すように、実線で示す位
置から2点鎖線で示す位置に動き、匣11の外周壁17の両
外側から上記テーパ面に、匣11の外周壁17に軽く当接
し、匣11を持ち上げて移送する。この場合、匣11には上
記チャック22から大きな力を加えなくても、上記テーパ
のために、匣11がチャック22の間から脱落することはな
い。
また、匣11に大きな力が加わらないので、匣11が割れた
り匣11にクラックが生じるといったトラブルも防止する
ことができる。
さらに、上記匣11は、その上および下に同じ構造を有す
る匣(図示せず。)が積み重ねられるが、上記匣11はそ
の外周壁17の上端の4つのコーナ部の嵌合突起18が、上
記匣11の上の匣(図示せず。)の嵌合凹部に嵌合し、ま
た、上記匣11の外周壁17の下端の4つのコーナ部の嵌合
凹部19に、上記匣11の下に位置している匣(図示せ
ず。)の嵌合突起18が嵌合するので、匣11の位置のずれ
や、この位置ずれによるセラミックの被焼成物12の整列
乱れの発生をなくすることができる。
第2図の匣11についても上記と全く同様の効果を得るこ
とができる。
本発明の、1つもしくは3つのセラミックの被焼成物12
の収容用の空間13を有するものに限らず、セラミックの
被焼成物12の収容用の空間13の数が任意のものに適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明に係る匣の2つの
実施例の斜視図、 第3図はセラミックの被焼成物を収容した第1図の匣の
縦断面図、 第4図はセラミックの被焼成物を収容した第1図の匣の
平面図、 第5図は第1図の匣の移動のための自動機のチャックに
挟んだ状態を示す説明図、 第6図は従来の匣の問題点の説明図である。 11…セラミック焼成用匣,12…被焼成物,13…空間,14…
床部分,15…壁部分,16…突条,17…外周壁,18…嵌合突
起,19…嵌合凹部,21…間隙,22…チャック。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にセラミックの板状の被焼成物を収容
    し、焼成炉内にて上下方向に積み重ねられて上記被焼成
    物を焼成するためのセラミック焼成用匣であって、 上記被焼成物が積み重ねられる床部分から上記被焼成物
    を取り囲んで立ち上がる壁部分が上記被焼成物との対向
    面に上記被焼成物に向かって突出するとともに、その積
    重ね方向に走る積重ねのガイド用の突条を備え、外周壁
    はその外周面が上記床部分に向かうテーパ面となってお
    り、上記外周壁はその上端部分および下端部分にそれぞ
    れ積重ね固定用の嵌合部分を有していることを特徴とす
    るセラミック焼成用匣。
JP1315685A 1989-12-05 1989-12-05 セラミック焼成用匣 Expired - Fee Related JPH0748038B2 (ja)

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WO2024053970A1 (ko) * 2022-09-07 2024-03-14 주식회사 엘 앤 에프 전극 활물질 제조용 소성용기

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