JPH0747999Y2 - インバータ用ノイズフイルタ - Google Patents

インバータ用ノイズフイルタ

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JPH0747999Y2
JPH0747999Y2 JP1987155753U JP15575387U JPH0747999Y2 JP H0747999 Y2 JPH0747999 Y2 JP H0747999Y2 JP 1987155753 U JP1987155753 U JP 1987155753U JP 15575387 U JP15575387 U JP 15575387U JP H0747999 Y2 JPH0747999 Y2 JP H0747999Y2
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JP
Japan
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noise
converter
noise filter
inverter
line
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JP1987155753U
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美智也 竹添
紀雄 鍵村
憲治 谷本
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は半導体素子を要素とするインバータ(周波数変
換器)で発生するノイズを効果的に減衰させるインバー
タ用ノイズフイルタに関する。
(従来の技術) 商用三相電源に使用されるこの種のインバータでは、イ
ンバータ部と称される直・交変換器(4)側において、
パワートランジスタ等半導体スイッチング素子が高速下
でオン・オフするのに伴ってノイズが発生し、これが他
の電気機器に雑音として悪影響を与えることから、従来
は第3図に示す如く三相用コモンモードチョークコイル
(10)、6個の相間コンデンサ(11),(11)…及び3
個の接地コンデンサ(12),(12),(12)が一体化さ
れてなるノイズフイルタ(9)を三相交流受電ラインに
設置するのが一般的であった。
このノイズフイルタ(9)によると、直・交変換器
(4)で発生したノイズは、発生時と同じ強さでコン
バータ部と称される交・直変換器(2)を経、前記ノイ
ズフイルタ(9)まで行くが、その間に別にで示され
る如き布線による伝播ノイズを発生し該ノイズはノイズ
フイルタ(9)の入力まで行った後、接地コンデンサ
(12),(12),(12)より大地に吸収される。
一方、ノイズフイルタ(9)まで達したノイズは
「C」および「L」により減衰され、さらに接地コンデ
ンサ(12),(12),(12)を通して大地に吸収される
ようになるのである。
(考案が解決しようとする問題点) この場合、布線による伝播ノイズは、トランジスタで
発生したノイズが減衰しないままノイズフイルタまで
達する影響を受けて高デシベルの状態となる結果、接地
コンデンサ(12),(12),(12)の容量を大きくしな
ければ抑止効果が期待されなく、また、相間コンデンサ
(11),(11),(11)についても同様であり、従って
ノイズフイルタが大型化し、かつ、大地への漏れ電流が
大となる問題を有していた。
本考案はかかる実状に鑑みて、ラインノイズ及び布線に
よる伝播ノイズに対し十分な抑止作用を有しながら、し
かも軽量・小型化を可能とするノイズフイルタを提供し
ようとして成されたものであって、特にチョークコイル
と相間コンデンサとを分離させて夫々目的に叶う位置に
装備させる構成とすることによって、遵守を義務づけら
れてなる雑音端子電圧規格に適合し得るノイズフイルタ
の普及実現を低コスト下、高性能下で果たさせることを
主要な目的とする。
(問題点を解決するたの手段) そこで本考案は添付図面の例により明らかな如く、ダイ
オード等半導体素子を要素とする交・直変換器(2)
と、平滑回路部(3)と、トランジスタ等の半導体スイ
ッチング素子を要素とする直・交変換器(4)とからな
るインバータ(1)において、ノイズフイルタを構成す
るコンデンサと、コイルとを分けて2個のコイル
(7A),(7B)を共通の磁心に対し誘起磁束の打消し可
能に巻付けて形成した直流用チョークコイル(6)のみ
を、前記交・直変換器(2)と前記直・交変換器(4)
とを接続する直流ラインに設けて、前記各コイル
(7A),(7B)を前記直流ラインの正・負各線路中に直
列に接続せしめる一方、3個のノイズフイルタ用コンデ
ンサ(8A),(8B),(8C)を前記交・直変換器(2)
の1次側における三相交流受電ラインに対し夫々相間接
続せしめてノイズフイルタを構成したものである。
(作用) 本考案は、直・交変換器(インバータ部)(4)で発生
したノイズ(第2図参照)が十分なノイズ抑制力のあ
るインダクタンスを有する直流用チョークコイル(6)
により減衰させられ微小ノイズ′となって三相交流受
電ラインに到達しようとするが、さらにノイズフイルタ
用コンデンサ(8A),(8B),(8C)で今一度減衰させ
られる。
また、布線による伝播ノイズについても、発生源はイ
ンバータ部(4)に近い個所で受電側とは十分に離れた
位置であるから、影響は殆どなく、伝播の過程で減衰し
た後、前記コンデンサ(8A),(8B),(8C)により効
果的に減衰させられる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
第1図において(1)はインバータであって、ダイオー
ドを要素とする交・直変換器(コンバータ部)(2)と
L及びCからなる平滑回路部(3)と、パワートランジ
スタを要素とする直・交変換器(インバータ部)(4)
とによって構成される公知のソリッドステート形インバ
ータであり、R,S,T各相からなる三相商用交流電源をい
ったん直流に変換した後、所定の出力電圧−周波数特性
を持つ可変周波数三相交流電圧を出力してモータ(5)
に印加するように形成されている。
(6)は本考案の要部の一つをなす直流用チョークコイ
ルであり、円環状をなす共通の磁心に対して2個のコイ
ル(7A),(7B)を巻付けてなる構造で、前記両コイル
(7A),(7B)は巻付けに際して互いに逆方向にさせる
ことにより流れる電流で生じる誘起磁束が互いに打ち消
し合うようにしている。
かかる構造となしたチョークコイル(6)はコンバータ
部(2)とインバータ部(4)とを接続する直流ライン
に配設して、各コイル(7A),(7B)をこの直流ライン
の正・負各線路中に直列に接続せしめる。
なお、このチョークコイル(6)は平滑回路部(3)及
びインバータ部(4)に近い位置で前記直流ラインに設
けるのが好ましい。
一方、(8A),(8B),(8C)は等静電容量のノイズフ
イルタ用コンデンサであって、コンバータ部(2)の1
次側における三相交流受電ラインに対し夫々相間接続せ
しめており、かくして、このコンデンサ(8A)〜(8C
とチョークコイル(6)とによってノイズフイルタが構
成される。
しかしてインバータ部(4)のトランジスタがオン・オ
フすることによって発生するノイズは、ラインノイズ中
の低域ノイズについてはノイズ発生源に近い直流用チョ
ークコイル(6)で減衰し、十分な抑止効果が発揮され
る。
一方、高域ノイズは前記チョークコイル(6)で或る程
度減衰した後、電源側に至って前記コンデンサ(8A)〜
(8C)により減衰される。
さらに、機器内部の布線による伝播ノイズは発生源が前
記チョークコイル(6)よりもインバータ部(4)側に
あって受電側から十分に離れているため、影響は殆どな
く、パワーが小さい微小ノイズとなって伝播後、前記各
コンデンサ(8A)〜(8C)により減衰される。
従って上記各コンデンサ(8A)〜(8C)は容量の小さい
もので十分対応し得る。
なお、昭和62年3月家電機器技術委員会発行の資料No.1
877によると、50Ω/50μH・V型擬似電源回路網による
方法での許容される雑音の規格は、周波数範囲が0.5265
〜5MHzのときの雑音端子電圧は56デシベル以下であり、
また5〜30MHzのときは60デシベル以下であることが規
定されているが、第1図図示の回路で擬似電源回路網に
よる方法に基づき雑音測定したところ、500KHz付近で45
デシベル、1MHzで48デシベルであり、一方、第3図図示
の従来方式回路で同様の雑音測定した結果、500KHz付近
で50デシベル、1MHzで40デシベルであり、本考案例の方
が従来に比して500KHz付近で5デシベル低く、1MHzで8
デシベル高い値を示しているのものの、上述の規格によ
る許容範囲内の数値を満足しており、減衰効果が顕著で
あることを意味している。
(考案の効果) 本考案は以上のようにノイズフイルタを構成するコンデ
ンサと、コイルとを分割して夫々その効果的な位置に配
置せしめたものであり、チョークコイル(6)をノイズ
発生源に近い直流ラインに設けたことにより、ラインノ
ズルの伝播に対する十分な抑止効果を発揮する。
一方、機器内部の布線による伝播ノイズは前記チョーク
コイル(6)を設けたことにより、バワーはより小さく
なり、従って交流受電ライン側に設けたノイズフイルタ
用コンデンサ(8A),(8B),(8C)によって有効に減
衰され、かくして発生ノイズに対して綜合的に顕著な減
衰作用をもたらすものである。
さらに本考案は直流用チョークコイル(6)がラインノ
イズにより発生する磁束を互いに立ち消し合うように作
用するので抑止効果は頗る大きく、その結果、ノイズフ
イルタ用コンデンサ(8A),(8B),(8C)の容量を小
さくでき、装置コストを軽減し得る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るモータ用電気回路図、第
2図は本考案の作動説明図、第3図は従来のノイズフイ
ルタを使用したモータ用電気回路図である。 (1)……インバータ、(2)……交・直変換器、
(3)……平滑回路部、(4)……直・交変換器、
(6)……直流用チョークコイル、(7A),(7B)……
コイル、(8A)〜(8C)……ノイズフイルタ用コンデン
サ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−71277(JP,A) 特開 昭57−208875(JP,A) 実開 昭60−79294(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイオード等半導体素子を要素とする交・
    直変換器(2)と、平滑回路部(3)と、トランジスタ
    等の半導体スイッチング素子を要素とする直・交変換器
    (4)とからなるインバータ(1)において、ノイズフ
    イルタを構成するコンデンサとコイルとを分けて2個の
    コイル(7A),(7B)を共通の磁心に対し誘起磁束の打
    消し可能に巻付けて形成した直流用チョークコイル
    (6)のみを、前記交・直変換器(2)と前記直・交変
    換器(4)とを接続する直流ラインに設けて、前記各コ
    イル(7A),(7B)を前記直流ラインの正・負各線路中
    に直列に接続せしめる一方、3個のノイズフイルタ用コ
    ンデンサ(8A),(8B),(8C)を前記交・直変換器
    (2)の1次側における三相交流受電ラインに対し夫々
    相間接続せしめたことを特徴とするインバータ用ノイズ
    フイルタ。
JP1987155753U 1987-10-12 1987-10-12 インバータ用ノイズフイルタ Expired - Lifetime JPH0747999Y2 (ja)

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