JPH0747946B2 - コンデンサ充放電式点火装置 - Google Patents

コンデンサ充放電式点火装置

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JPH0747946B2
JPH0747946B2 JP2111564A JP11156490A JPH0747946B2 JP H0747946 B2 JPH0747946 B2 JP H0747946B2 JP 2111564 A JP2111564 A JP 2111564A JP 11156490 A JP11156490 A JP 11156490A JP H0747946 B2 JPH0747946 B2 JP H0747946B2
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真 石川
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は簡単な構成で、エキサイタ出力の負方向半波
電圧による、抵抗等の損失を低くおさえることを特徴と
するコンデンサ充放電式点火装置に関するものである。
第１図は従来のコンデンサ充放電式点火装置の回路図で
ある。エキサイタEXTの出力正側半波電圧で整流用の第
１のダイオードD1を通して点火用コンデンサC1を充電す
る。次にエキサイタEXT出力の負側半波電圧で、抵抗R2
を通してサイリスタS1を点弧させ、前記点火用コンデン
サC1の電荷を放電させて、イグニッションコイルI gn.C
に点火パルスを発生させ、プラグSPに火花を発生させて
いた。この時、エキサイタEXT出力のほとんどを、抵抗R
1の損失として消費してしまうために、抵抗R1は損失の
極めておおきな抵抗を使用していた。
本発明は上記欠点を解決する為に、前記従来回路に簡単
な附加回路を追加して、エキサイタEXT負側半波時の負
荷抵抗の損失を低くおさえることのできるコンデンサ充
放電式点火装置を提供するものである。
以下、図面を用いて本発明を説明する。第２図は本発明
の一実施例回路図である。EXTはエキサイタコイル、I g
n.Cはイグニッションコイル、Ｅはアース、C1は点火用
コンデンサ、D1はエキサイタEXT出力の正方向半波を整
流する第１のダイオード、S1は前記点火用コンデンサC1
の放電用サイリスタ、D2はエキサイタEXT出力の負側半
波をエキサイタEXTに戻す為の第２のダイオード、D3は
前記サイリスタS1の電位をアース点よりうかすためのダ
イオード、R1は前記ダイオードD3に並列に接続され、エ
キサイタEXT負側半波出力により、その抵抗両端に電位
差を生じせしめることにより、点火時期を調整する為の
抵抗兼前記サイリスタS1が非通電時のエキサイタEXTの
負側半波の負荷となる抵抗、R2は前記サイリスタS1のゲ
ート電流制限用抵抗、D5は本発明の要部を成す所の、前
記サイリスタS1導通後にエキサイタEXTの負側半波出力
を前記抵抗R1を介さずにエキサイタEXTに戻す為の第３
のダイオード、D4は点火時に前記イグニッションコイル
I gn.C両端に発生するキック電圧の転流用ダイオード、
すなわちフライホイールダイオードである。
次に、本発明の動作説明を行う。エキサイタEXT出力の
正側半波は、点火用コンデンサC1に充電され点火のエネ
ルギーとなる。エキサイタEXTの負側半波は、抵抗R1か
らダイオードD2を通りエキサイタEXTに帰還を開始する
が、前記抵抗R1両端間の電位差がサイリスタS1のゲート
トリガー電圧より大きくなると、サイリスタS1はエキサ
イタEXT出力により点弧され導通する。サイリスタS1が
導通するとエキサイタEXTの負側半波出力は第３のダイ
オードD5からサイリスタS1のアノード・カソード間及び
第２のダイオードD2を通りエキサイタEXTに帰還する。
したがって、エキサイタEXT負側半波出力が抵抗R1を通
る時間はサイリスタS1が点弧し導通するまでという極め
て短い間だけとなり、抵抗R1のエキサイタEXT負荷半波
出力による損失は大幅に減少することができる。
尚本発明では、イグニッションコイルIgnCに発生する逆
起電力はフライホイルダイオードD4に流す為、サイリス
タS1と逆並列に接続した第３のダイオードD5には共振電
流を流さない。
この様に、エキサイタEXT負側半波出力帰還用の第３の
ダイオードを附加する事により、エキサイタEXT負側半
波出力の帰還用抵抗の損失を大幅に少なくすることがで
きるため、小型で安価なコンデンサ充放電式点火装置と
して実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第１図は従来のコンデンサ充放電式点火装置、第２図は
本発明の一実施例回路図である。 図に於いてD1、D2、D3、D4、D5はダイオード、S1はサイ
リスタ、C1はコンデンサ、R1、R2は抵抗、EXTはエキサ
イタコイル、I gn.Cはイグニッションコイル、SPはスパ
ークプラグ、Ｅはアースである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】エキサイタ（EXT）出力の正方向半波電圧
    を整流する第１のダイオード（D1）を介して充電される
    コンデンサ（C1）の充電々荷を、前記エキサイタ（EX
    T）出力の負方向半波電圧によってトリガされるサイリ
    スタ（S1）が点弧する事によって放電され、イグニッシ
    ョンコイル（IgnC）に点火パルスを発生させ、該点火パ
    ルス終了後に前記イグニッションコイル（IgnC）に発生
    する逆起電力を、第４のダイオード（D4）を通して消費
    させると共に、前記エキサイタ（EXT）出力の前記負方
    向半波電圧は、抵抗（R1）を通して負方向半波電圧の期
    間順方向となる第２のダイオード（D2）により、前記エ
    キサイタ（EXT）に帰還する様に構成されたコンデンサ
    充放電式点火装置に於いて、前記サイリスタ（S1）のア
    ノードとアース間に、前記エキサイタ（EXT）出力の負
    方向半波電圧が順方向となる第３のダイオード（D5）を
    接続して、前記エキサイタ（EXT）出力が前記負方向半
    波電圧の期間に於いて、前記サイリスタ（S1）が点弧し
    た以後の期間は、前記第３のダイオード（D5）と前記サ
    イリスタ（S1）及び前記第２のダイオード（D2）を通し
    て前記エキサイタ（EXT）に帰還する様に構成した事を
    特徴とするコンデンサ充放電式点火装置。
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JPH048868A JPH048868A (ja) 1992-01-13
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JPS6046267A (ja) * 1983-08-25 1985-03-13 Sharp Corp サ−マルヘツド

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