JPH0747837Y2 - 電気掃除機の帯電々位抑制装置 - Google Patents
電気掃除機の帯電々位抑制装置Info
- Publication number
- JPH0747837Y2 JPH0747837Y2 JP1991113814U JP11381491U JPH0747837Y2 JP H0747837 Y2 JPH0747837 Y2 JP H0747837Y2 JP 1991113814 U JP1991113814 U JP 1991113814U JP 11381491 U JP11381491 U JP 11381491U JP H0747837 Y2 JPH0747837 Y2 JP H0747837Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vacuum cleaner
- filter
- electric charge
- control device
- charge control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、主として家庭で使用さ
れる電気掃除機の帯電々位抑制装置に関するものであ
る。
れる電気掃除機の帯電々位抑制装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】家庭用電気掃除機においては、ブラシや
ローラ等を設けた吸入口と、フィルタ及び吸引用ファン
を内蔵した本体と、これらを接続する延長管又はフレキ
シブルチューブとから成り、ファンの吸引力で塵埃を含
んだ空気を吸入口から延長管又はフレキシブルチューブ
を経て本体内に導き、フィルタで塵埃を捕集して排気す
るように構成されている。
ローラ等を設けた吸入口と、フィルタ及び吸引用ファン
を内蔵した本体と、これらを接続する延長管又はフレキ
シブルチューブとから成り、ファンの吸引力で塵埃を含
んだ空気を吸入口から延長管又はフレキシブルチューブ
を経て本体内に導き、フィルタで塵埃を捕集して排気す
るように構成されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
家庭用電気掃除機は吸入口、延長管、フレキシブルチュ
ーブ、本体が、絶縁抵抗値の大きい合成樹脂材で成型さ
れているので、冬期などの低湿度下で使用する際に、塵
埃を含んだ空気とフィルタ部分の摩擦等により静電気が
発生すると、この静電気はフィルタ部分に蓄積されて、
電位が数１０ｋＶにも上昇することがある。そして、こ
のような帯電やこれによる空気中での火花放電により、
電気掃除機を制御するためのＩＣ回路の破壊や誤動作が
生ずる虞れが多分にある。
家庭用電気掃除機は吸入口、延長管、フレキシブルチュ
ーブ、本体が、絶縁抵抗値の大きい合成樹脂材で成型さ
れているので、冬期などの低湿度下で使用する際に、塵
埃を含んだ空気とフィルタ部分の摩擦等により静電気が
発生すると、この静電気はフィルタ部分に蓄積されて、
電位が数１０ｋＶにも上昇することがある。そして、こ
のような帯電やこれによる空気中での火花放電により、
電気掃除機を制御するためのＩＣ回路の破壊や誤動作が
生ずる虞れが多分にある。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、静電
気帯電による電気掃除機内の電子部品等の破壊や誤動作
を防止する電気掃除機の帯電々位抑制装置を提供するこ
とにある。
気帯電による電気掃除機内の電子部品等の破壊や誤動作
を防止する電気掃除機の帯電々位抑制装置を提供するこ
とにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案に係る電気掃除機の帯電々位抑制装置は、
集塵機構のフィルタの表裏面をネット状の導体細線で覆
い、該導体細線を高抵抗性素子、ダイオードを介して商
用電源による給電線に電気的に接続することを特徴とす
る。
めに、本考案に係る電気掃除機の帯電々位抑制装置は、
集塵機構のフィルタの表裏面をネット状の導体細線で覆
い、該導体細線を高抵抗性素子、ダイオードを介して商
用電源による給電線に電気的に接続することを特徴とす
る。
【０００６】
【作用】上述の構成を有する電気掃除機の帯電々位抑制
装置においては、フィルタに発生した静電気は、フィル
タと導電細線との間に生じた不平等電界により気中イオ
ンにより導体細線に移動し、電荷は抵抗性素子を介して
給電線から放電される。
装置においては、フィルタに発生した静電気は、フィル
タと導電細線との間に生じた不平等電界により気中イオ
ンにより導体細線に移動し、電荷は抵抗性素子を介して
給電線から放電される。
【０００７】
【実施例】本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図１は結線図であり、電気掃除機の集塵機構のプ
リーツ状のフィルタ１の表裏面が集電導体２により覆わ
れている。この集電導体２は径が０．５ｍｍ以下の細線
をネット状としている。更に、集電導体２はリード線３
を介して５〜１０ＭΩの高抵抗性素子４の一端に接続さ
れ、抵抗性素子４の他端はダイオード５のアノード及び
ダイオード６のカソードに結線され、このダイオード５
のカソードとダイオード６のアノードは共に端子７に接
続している。そして、抵抗性素子４とダイオード５、６
は電気掃除機の本体内に納められ、端子７は電気掃除機
の商用交流電源入力用の給電線の一方に接続されてい
る。
する。図１は結線図であり、電気掃除機の集塵機構のプ
リーツ状のフィルタ１の表裏面が集電導体２により覆わ
れている。この集電導体２は径が０．５ｍｍ以下の細線
をネット状としている。更に、集電導体２はリード線３
を介して５〜１０ＭΩの高抵抗性素子４の一端に接続さ
れ、抵抗性素子４の他端はダイオード５のアノード及び
ダイオード６のカソードに結線され、このダイオード５
のカソードとダイオード６のアノードは共に端子７に接
続している。そして、抵抗性素子４とダイオード５、６
は電気掃除機の本体内に納められ、端子７は電気掃除機
の商用交流電源入力用の給電線の一方に接続されてい
る。
【０００８】このような構成において、例えばフィルタ
１に静電気が発生した場合に、フィルタ１と集電導体２
との間に不平等電界が発生するため、電荷は蓄積される
ことなく気中イオンを介して集電導体２に移動し、集電
導体２から商用交流電源の給電線の接地側に放電され
る。即ち、電荷は集電導体２から抵抗性素子４を通り、
その電荷の極性によってダイオード５、６の何れかを通
って、リード線３及び端子７を介して給電線の一方に伝
えられる。
１に静電気が発生した場合に、フィルタ１と集電導体２
との間に不平等電界が発生するため、電荷は蓄積される
ことなく気中イオンを介して集電導体２に移動し、集電
導体２から商用交流電源の給電線の接地側に放電され
る。即ち、電荷は集電導体２から抵抗性素子４を通り、
その電荷の極性によってダイオード５、６の何れかを通
って、リード線３及び端子７を介して給電線の一方に伝
えられる。
【０００９】つまり、端子７が接続されている給電線が
変電所の接地側に接続されている場合は、集電導体２の
電位は殆ど零となるので当然放電が行われる。また、接
地されていない側の給電線に端子７が接続されている場
合でも、商用交流電圧に比較して集電導体２の帯電々位
は高電位なので放電が行われる。また、帯電がない場合
に商用交流電圧の一部が集電導体２に加わることもある
が、抵抗性素子４が高抵抗であるため、流れる電流は微
弱であり、集電導体２には殆ど交流電圧が印加されない
と見做してよい。
変電所の接地側に接続されている場合は、集電導体２の
電位は殆ど零となるので当然放電が行われる。また、接
地されていない側の給電線に端子７が接続されている場
合でも、商用交流電圧に比較して集電導体２の帯電々位
は高電位なので放電が行われる。また、帯電がない場合
に商用交流電圧の一部が集電導体２に加わることもある
が、抵抗性素子４が高抵抗であるため、流れる電流は微
弱であり、集電導体２には殆ど交流電圧が印加されない
と見做してよい。
【００１０】何れにしても、集電導体２の近くで発生し
た静電気は火花放電を生ずることなく、商用交流電位と
接地電位の間の低い電位まで放電されるため、電気掃除
機本体内の制御用ＩＣ回路等の誤動作や破壊が防止され
る。また、抵抗性素子４の作用により、商用交流電位が
逆に集電導体２に印加されることもないので操作上安全
である。
た静電気は火花放電を生ずることなく、商用交流電位と
接地電位の間の低い電位まで放電されるため、電気掃除
機本体内の制御用ＩＣ回路等の誤動作や破壊が防止され
る。また、抵抗性素子４の作用により、商用交流電位が
逆に集電導体２に印加されることもないので操作上安全
である。
【００１１】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る電気掃
除機の帯電々位抑制装置は、フィルタ部分に発生した静
電気を高抵抗素子を介して給電線に放電するため、帯電
によってＩＣ等の誤動作や破壊が生ずることを防止する
ことができる。
除機の帯電々位抑制装置は、フィルタ部分に発生した静
電気を高抵抗素子を介して給電線に放電するため、帯電
によってＩＣ等の誤動作や破壊が生ずることを防止する
ことができる。
【図１】実施例の構成図である。
１ フィルタ ２ 集電導体 ３ リード線 ４ 抵抗性素子 ５、６ ダイオード ７ 端子
Claims (1)
- 【請求項１】 集塵機構のフィルタの表裏面をネット状
の導体細線で覆い、該導体細線を高抵抗性素子、ダイオ
ードを介して商用電源による給電線に電気的に接続する
ことを特徴とする電気掃除機の帯電々位抑制装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991113814U JPH0747837Y2 (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | 電気掃除機の帯電々位抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991113814U JPH0747837Y2 (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | 電気掃除機の帯電々位抑制装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0682800U JPH0682800U (ja) | 1994-11-25 |
| JPH0747837Y2 true JPH0747837Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=14621722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991113814U Expired - Lifetime JPH0747837Y2 (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | 電気掃除機の帯電々位抑制装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0747837Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5435019Y2 (ja) * | 1975-03-31 | 1979-10-25 | ||
| JPS544053U (ja) * | 1977-06-09 | 1979-01-11 | ||
| JPH01149761U (ja) * | 1988-04-09 | 1989-10-17 |
-
1991
- 1991-12-30 JP JP1991113814U patent/JPH0747837Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0682800U (ja) | 1994-11-25 |
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