JPH0747748Y2 - 機器直結形ケーブルの接続部構造 - Google Patents

機器直結形ケーブルの接続部構造

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JPH0747748Y2
JPH0747748Y2 JP12315687U JP12315687U JPH0747748Y2 JP H0747748 Y2 JPH0747748 Y2 JP H0747748Y2 JP 12315687 U JP12315687 U JP 12315687U JP 12315687 U JP12315687 U JP 12315687U JP H0747748 Y2 JPH0747748 Y2 JP H0747748Y2
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孝三 飯田
雄二 増尾
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Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、電線路の故障個所の検出に係り、特に電線
路の接地回路を区間分けするケーブルの接続部に関す
る。
「従来の技術」 開閉器或は変圧器など多数の電気機器を結ぶ配電線路に
は検電器により線路が活線か否かを計測する検電用電極
を装備している。
第4図は上述した電極を設け機器直結形のケーブル接続
部11を示したものであって、機器のブッシング51にケー
ブル31を接続し絶縁処理を施している。この絶縁処理部
はケーブル31及びその端子部分を覆うストレスコーン13
とこのコーンの一部と重合しブッシング51の根元までを
覆う接続筒12から成っている。
ストレスコーン13は内側の絶縁材料で作った絶縁層のコ
ア13cとその外側の半導電材料で作った表皮13bにより構
成されている。そしてコーンの端末13aは図示しない導
電テープでケーブル31のケーブルシースに結ばれ、接地
線で接地されている。
接続筒12は、内側に絶縁材料で作った絶縁層のコア12d
とその外側の半導電材料で作った表皮12cと前述した検
電のための電極12bにより構成されている。
この表皮12cは軸方向に間隔をあけて2分されておりそ
の一方の機器側の表皮の端末12aはブッシングの接地層5
1aに接続される。
また、2分された他方のケーブル側の表皮の端末は上述
したストレスコーンの表皮13bに接続され接地されてい
る。電極12bは2分された両表皮の間にあって絶縁材の
コア12dに埋め込まれその外周面が表皮12cの外周面と面
一になるように露出している。
このケーブル接続部11の電極12bには帯電防止のため検
電カバー1が装着されている。これは電線路が充電され
ると浮き電極になっている電極12bが静電誘導により帯
電するので検電カバーを介してケーブルの接地と同電位
にするためである。
なお、14及び15はケーブル接続部11を締付けるホースバ
ンドである。
第3図は検電カバーであって全体が半導体材料のゴムも
しくはプラスチックで円筒状に形成されたカバー101と
これを締付けるためのホースバンド102で構成されてい
る。
検電カバー1を装着すると、電極12bとカバー101が接触
しさらにカバー101の両端部が2分されている表皮12cの
双方に接触するように構成されるので電極12bは接地さ
れ帯電を防止している。
「考案が解決しようとする問題点」 前述したようなケーブルと機器との接続構造をもつ配電
線路において、或る区間で地絡事故が発生した場合に、
その地絡区間を検出するに当り次のような問題点があ
る。
すなわち、2分された機器側の表皮12cとケーブル側の
表皮12cとの間がカバー101により接続され電線路の全区
間の接地回路が直列に接続される。
このため或る場所で地絡事故が発生したとき、全区間の
接地回路に異常な接地電流が流れるので全区間内のどこ
で事故があったことは検出できるが、電線路のどの区間
内で発生したのかを特定することが困難である。
ところで、地絡区間の検出手段として区間毎に地絡方向
継電装置を用いる方式があるが、この方式は検出装置が
複雑で大型化するので実用化の面で難点がある。
この考案は検電器用電極の帯電を防止するとともに、機
器の接地回路とケーブルシースの接地回路とを電気的に
分離できる機器直結形ケーブルの接続部構造を提供する
ことを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案においては、電気機
器に接続したケーブルの端末を絶縁するコアと、半導電
性材からなり上記コアを被覆すると共に上記機器の接地
回路に接続された機器側表皮及び上記ケーブルのシース
に接続されたケーブル側表皮に分割された表皮と、この
両表皮の間に設けた検電用の電極と、この電極を覆うよ
うに接着され電極を上記表皮に接続して帯電を防止する
筒状の検電カバーとを備え、前記検電カバーの両端間を
絶縁体と導電体または半導電体の層で構成し検電カバー
と機器側表皮又はケーブル側表皮のうちいずれか一方の
表皮とを絶縁したことを特徴とするものである。
「作用」 多数の電気機器間をケーブルで結んだ配電線路上で各機
器とケーブルの接続部あるいは適当な距離をおいた機器
とケーブルの接続部をこのように構成すると、配電線路
の接地回路が検電カバーの絶縁層(1b)により電気的に
分離したいくつかの区間が形成される。
そこで配電線路のどこかで地絡事故が発生したときその
事故点の区間の接地回路に大電流が流れ、他の区間には
流れないので事故区間が判明する。
なお、検電用の電極(12b)は事故区間検出とは直接関
係しないが、検電カバーの導電層(1a)を介して表皮
(12c)に接地されるので、事故の前後を問わず配電線
路が充電されているときの帯電が防止される。
「実施例」 本考案の一実施例を第1図及び第2図を参照して説明す
る。なお第3図,第4図と同一物には同一符号を付して
その説明を省略する。
第1図は検電カバー1で、軸方向に抜ける1つのスリッ
トを設けた円筒状に構成され2種類の材料により形成さ
れている。
すなわち、円筒の主体は弾性体の導電体又は半導電材料
で作られた導電層1aであり、円筒の一端から軸方向の中
途までは内周に所定厚さの弾性絶縁材料で作られた絶縁
層1bを設けている。
また、従来のカバーと同様に外周にホースバンド2を装
着して締付けられるようになっている。
第2図は検電カバー1を接続筒12に装着して機器に直結
したケーブル接続部を示している。
図示したように検電カバー1の導電層1aが、絶縁材のコ
ア12dに埋め込まれた検電用の電極12bと機器側の表皮12
cとを接続するように当接され、絶縁層1bにより導電層1
aとケーブル側の表皮12cとが絶縁される位置に装着され
ている。
なお、検電カバー1は、上下反転させて絶縁層1bにより
機器側の表皮12cと導電層1aとの間を絶縁するように装
着してもよい。
以上のように構成したケーブル接続部は開閉器や変圧器
など多数の電気機器を結ぶ配電線路上に設けられる。
設ける場所は各々の機器とケーブルの接続部或は幾つか
の機器をとばして設けるなど適宜選択できる。
そうすると、配電線路の接地回路が絶縁検電カバー付接
続部で電気的に分離した複数の区間に形成される。
第5図は3台の開閉器を直列に接続した配電線路に本考
案を適用した例を示した単線結線図である。
各開閉器1乃至3はその外箱が接地線50bにより接地さ
れている。また各開閉器を結ぶケーブル31のシースはそ
れぞれ接地線32により接地されておりこの接地線32には
変流器33がそれぞれ装着され各変流器33には故障区間表
示器34が接続されている。
開閉器とケーブル端末とを結ぶ接続部は、各開閉器の電
源側接続部A,C,Eに従来技術と同じ導電性検電カバーを
装着して、開閉器側の表皮とケーブル側の表皮とを電気
的に接続すると共に開閉器箱の接地線50b及びケーブル
シースの接地線32を介して電極12bを接地する。
一方、各開閉器の負荷側接続部B,D,Fには本考案が適用
され、その導電・絶縁共用の検電カバーにより電極12b
を開閉器側の表皮に接続して接地し、検電カバーとケー
ブル側の表皮との間は絶縁する。
したがって、この電線路の接地回路は、ケーブル接続部
B−C−D間を結ぶ区間と、この区間とは絶縁されたケ
ーブル接続部D−E−F間を結ぶ区間とに区間分けされ
る。
第5図において今ケーブルのP点に地絡事故が発生した
と仮定すると、P点の在る電線路のケーブル接地回路区
間D−E−Fの接地線32のみに事故電流Igが流れる。
従って、この区間の故障区間表示器34Cのみが作動し、
他の区間の表示器は作動しない。
なお、事故電流は開閉器3の外箱の接地線50bにも流れ
るが途中にあるケーブル接続部Eの接地回路(表皮及び
検電カバー)が半導電性材であるから接地線50bに流れ
る事故電流は少なく大部分はケーブルの接地線側に流れ
る。
このように事故区間が電線路のうちD−E−F間内であ
ることが特定できる。
「考案の効果」 以上詳述したように、本考案によれば配電線路における
検電用電極の帯電防止はもとより、配電線路の接地回路
が電気的に分割された区間に形成され地絡事故区間の早
期検出を可能とする効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す検電カバーの正面図と
平面図、第2図は第1図の検電カバーを装着した機器直
結形ケーブル接続部の一部断面図、第3図は従来の検電
カバーを示す正面図と平面図、第4図は第3図の検電カ
バーを装着した従来の機器直結形ケーブル接続部の一部
断面図である。第5図は本考案を適用した電線路の例を
示した単線結線図である。 1……検電カバー、1a……導電層 1b……絶縁層、12b……電極 12c……表皮、12d,13c……コア

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気機器に接続したケーブルの端末を絶縁
    するコアと、半導電性材からなり上記コアを被覆すると
    共に上記機器の接地回路に接続された機器側表皮及び上
    記ケーブルのシースに接続されたケーブル側表皮に分割
    された表皮と、この両表皮の間に設けた検電用の電極
    と、この電極を覆うように装着され電極を上記表皮に接
    続して帯電を防止する筒状の検電カバーとを備え、前記
    検電カバーの両端間を絶縁体と導電体または半導電体の
    層で構成し検電カバーと機器側表皮又はケーブル側表皮
    のうちいずれか一方の表皮とを絶縁したことを特徴する
    機器直結形ケーブルの接続部構造。
JP12315687U 1987-08-13 1987-08-13 機器直結形ケーブルの接続部構造 Expired - Lifetime JPH0747748Y2 (ja)

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JPS6430456U JPS6430456U (ja) 1989-02-23
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