JPH0747716B2 - 粘着テープ又はシート及びそれに用いる剥離剤 - Google Patents

粘着テープ又はシート及びそれに用いる剥離剤

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JPH0747716B2
JPH0747716B2 JP59089283A JP8928384A JPH0747716B2 JP H0747716 B2 JPH0747716 B2 JP H0747716B2 JP 59089283 A JP59089283 A JP 59089283A JP 8928384 A JP8928384 A JP 8928384A JP H0747716 B2 JPH0747716 B2 JP H0747716B2
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隆宣 友本
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紙、布、プラスチックフィルム等を基材とした
感圧性粘着テープまたはシートに関する。
本発明の粘着テープまたはシートはその剥離剤層の耐熱
変化が極めて少ないため粘着テープまたはシートを高温
に保存しても安定な巻戻性を有し且つロール状に巻回さ
れても剥離剤が粘着剤層へ移行しにくく更に剥離剤層表
面での塗料のハジキが無い等の優れた性質を兼備するも
のである。
粘着テープまたはシートはロール状に巻回されて粘着剤
層がテープもしくはシートの背面に重ね合わされること
により粘着剤層がテープ裏面に1時的に被覆保護されて
いるが、使用に際して粘着テープまたはシートは巻戻さ
れる。この際巻戻しが円滑に行なわれることが必要であ
り、更に剥離剤が粘着剤層表面に移行しテープまたはシ
ートの粘着力の低下を起こすようなことがあってはいけ
ない。
そのため従来シリコーンを剥離剤に用いたり、長鎖アル
キル基を有する(メタ)アクリル酸エステルを含有する
共重合体や長鎖アルキル基を有するイソシアネートを応
用する等、長鎖アルキルを剥離剤に用いる方法が知られ
ている。シリコーン系は強度の剥離性能を有するため粘
着テープまたはシートに多く用いられているが粘着剤層
面と剥離剤層面との接着性が殆んどないため接着性を必
要とする用途には実用的でない。一方上記長鎖アルキル
基を有する化合物を用いた剥離剤はシリコーン系と比べ
て接着性が若干大なるため剥離が重くなりがであり、
紙、布や不織布が基材の場合には基材の破壊がしばしば
みられるといった問題点があった。
従来技術の改良として、長鎖アルキル化エチレン尿素や
N−メチロール化高級脂肪酸アマイドを反応性重合体と
共に剥離剤として用いる技術が特開昭52−6385号及び特
開昭52−14635号に提案されている。そしてこれ等の先
行技術では、50℃×7日の保存後にも適当な巻戻し性を
有し、且つシリコーン系に較べて良好な自背面接着性を
有する粘着テープまたはシートが提供された。しかしな
がら、その後の研究によれば、高温高湿等の厳しい条件
下で保存された場合、巻戻力が大変重くなることや、ま
た剥離剤の接着剤層への移行による接着力の低下及び被
粘着面の汚染や巻回されたロールの走りや更に剥離剤層
表面での塗料のハジキ等に問題があることが判って来
た。
本発明は、これ等従来技術の欠点を凡そ解決するもので
ある。即ち、本発明では、テープ基材又はシート基材の
表面に必要に応じ下塗剤を介して感圧性粘着剤層を設
け、該テープ基材又はシート基材の裏面に、 (A)カルボキシル基を有するエチレン性不飽和化合物
とカルボキシル基を有さないエチレン性不飽和化合物と
の共重合体100重量部に対して (B)長鎖アルキルエチレン尿素5〜45重量部、好まし
くは10〜30重量部 (C)水溶性重合体0.5〜10重量部、好ましくは0.5〜4
重量部の割合で(A)成分、(B)成分及び(C)成分
を含有してなる剥離剤層を設けることを特徴とする感圧
性粘着テープ又はシートが提供される。
本発明の感圧性粘着テープまたはシートの剥離剤層に含
有される(A)成分の共重合体を構成するカルボキシル
基を有するエチレン性不飽和化合物としては、例えば無
水マレイン酸、マレイン酸、アクリル酸、メタアクリル
酸、イタコン酸及びクロトン酸があり、これ等の群より
選ばれた1種又は2種以上のエチレン性不飽和化合物が
(A)成分の共重合体の原料コモノマーとして用いられ
る。無水マレイン酸、アクリル酸及びメタアクリル酸が
好ましい。
(A)成分の共重合体において、カルボキシル基を有さ
ないエチレン性不飽和化合物としては、例えば酢酸ビニ
ール、アルキル部分の炭素原子数2〜10のアルキル(メ
タ)アクリレート、エチレン及び炭素原子数が2〜10の
脂肪族カルボン酸ビニールがあり、これ等の群より選ば
れた1種又は2種以上のエチレン性不飽和化合物が
(A)成分共重合体の原料モノマーとして用いられる。
酢酸ビニール、アルキル部分の炭素原子数2〜10のアル
キルアクリレート及び炭素原子数が2〜10の脂肪族カル
ボン酸ビニールが好ましい。
(A)成分の共重合体において、カルボキシル基を有す
るエチレン性不飽和化合物が、1〜10重量%、好ましく
は1〜5重量%そしてカルボキシル基を有さないエチレ
ン性不飽和化合物が99〜90重量%、好ましくは99〜95重
量%共重合されている(但し両者の合計が100重量%と
なる)。カルボキシル基を有するエチレン性不飽和化合
物が1重量%未満と少なくては剥離性が低下し、一方10
重量%を越えると、耐水性が悪くなる以外に格別の利点
も無いもので好ましくない。
好適な(A)成分の共重合体は、(イ)酢酸ビニール並
びに随意アルキル部分の炭素原子数2〜10のアルキルア
クリレートのカルボキシル基を有さないエチレン性不飽
和化合物及び(ロ)カルボキシ基を有するエチレン性不
飽和化合物を共重合させたものであり、該共重合体の中
でも特に酢酸ビニールとアルキル部分の炭素原子数2〜
10のアルキルアクリレートの共重合割合が、酢酸ビニー
ル100〜30重量%、好ましくは95〜70重量%でアルキル
部分の炭素原子数2〜10のアルキルアクリレート0〜70
重量%、好ましくは5〜30重量%(但し両者の合計は10
0重量%となる)であるものが好ましい。酢酸ビニール
が30重量%未満と少ないと剥離性が低下するので好まし
くない。
アルキル部分の炭素原子数が2〜10のアルキル(メタ)
アクリレートの例としては、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メタアクリル酸エチル、メタアクリル酸プ
ロピル、メタアクリル酸ブチル、メタアクリル酸2−エ
チルヘキシル等があるが、アクリル酸プロピル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルが好まし
い。
炭素原子数が2〜10の脂肪族カルボン酸ビニールの例と
しては、プロピオン酸ビニール、カプロン酸ビニール、
ヴァーサチック酸ビニール等があり、プロピオン酸ビニ
ール及びヴァーサチック酸ビニールが好ましい。
一方(B)成分の長鎖アルキルエチレン尿素は、式 茲でRは、炭素原子数10〜30、好ましくは14〜26のアル
キル基を表わす、 の化合物である。特にオクタデシルエチレン尿素が好ま
しい。
(B)成分の長鎖アルキルエチレン尿素は、(A)成分
の共重合体100重量部当り5〜45重量部、好ましくは10
〜30重量部用いられる。5重量部未満と少なくては剥離
性が低下するので好ましくなく、45重量部を超えて多く
ては、塗料のハジキ性が悪くなり又被着体表面に汚染が
生じるので好ましくない。
(C)成分の水溶性重合体の例は、部分ケン化ポリビニ
ルアルコール、完全ケン化ポリビニルアルコール、変性
ポリビニルアルコール等のポリビニルアルコール及びヒ
ドロキシエチルセルローズ等のセルローズ誘導体やグア
ーガム等の天然多糖類がある。これ等は単独又は2種以
上の併用の態様でも用いられる。部分ケン化ポリビニル
アルコール、完全ケン化ポリビニルアルコール及び変性
ポリビニルアルコールが好ましく、重合度300以上、好
ましくは1000以上のものが好適に使用される。
(C)成分の水溶性重合体は(a)成分の共重合体100
重量部当り0.5〜10重量部、好ましくは0.5〜4重量部用
いられるが、0.5重量部未満と少なくては塗料、特に水
溶性塗料のハジキが防止されないので好ましくなく、一
方10重量部を超えて多くては剥離剤液の粘度が高くな
り、又剥離性が低下するので好ましくない。
本発明の粘着テープ又はシートを製造するには、基材の
紙、布又はプラスチックフイルムの片面に、(A)成
分、(B)成分、及び(C)成分を含有する剥離剤分散
液を、塗布乾燥することによって行なわれる。
剥離剤分散液(水分散性剥離剤)は(A)成分の共重合
体の水性エマルション、(B)成分の長鎖アルキルエチ
レン尿素の水性エマルション及び(C)成分の水溶性重
合体水溶液を混合することによって容易に得られる。
(A)成分の共重合体の水性エマルションは、適宜必要
な単量体を常法に従って乳化重合することによって製造
することができる。一方(B)成分の長鎖アルキルエチ
レン尿素の水性エマルションは、市販品例えば保土ケ谷
化学(株)「オクテックスEM」(オクタデシルエチレン
尿素の約25%水性エマルション)等を好適に用いること
ができる。
上記水分散性剥離剤の固形分濃度は20〜50重量%、好ま
しくは、20〜40重量%であり、粘度は100〜3000c.p.好
ましくは200〜1500cpである。pHは2〜9、好ましくは
4〜8である。
本発明の感圧性粘着テープ又はシートは、ロールで65
℃、80%RH×2日の保存後にも良好な巻戻し性と粘着剤
層の接着力を保ち、且つ粘着テープ又はシートを剥離し
た後の被着体の表面に全く汚染が無く、更に低温でロー
ルが殆んど走らず、また剥離剤層表面での塗料のハジキ
が防止されるといった優れた性能を同時に有するもので
ある。被着体表面の汚れは、粘着剤層の接着力を向上さ
せた場合に従来技術としては起りがちであったし、また
ロールの走りは、巻戻力が冬期低下し過ぎて作業時ロー
ルが巻戻し過ぎて却って作業能率を低下させがちであっ
た従来技術の粘着テープ又はシートの欠点であり、本発
明は之等の問題点をも解決したものである。更に剥離剤
層表面での塗料のハジキは、粘着テープ又はシートをマ
スキングテープとして用いる場合に問題となるものであ
る。本発明はこのような問題点をも同時に解決するもの
である。
かくて、本発明の感圧性粘着テープ又はシートは梱包用
粘着テープやマスキングテープに極めて適している。
共重合体(A)の重合法 共重合体(A)−1 撹拌機付2l丸底フラスコに水500g、ポリオキシエチレン
ステアリルエステル3g重合度約1700、ケン化度88モル%
のポリビニルアルコール(クラレ製PVA−217)4.4gを入
れ、40℃で加熱溶解する。フラスコ内を窒素置換した後
フラスコ内を80℃に昇温する、80℃を維持しながら酢酸
ビニルモノマー344g、アクリル酸ブチル40g、アクリル
酸12gの混合物、4%過硫酸アンモニウム水溶液50gをそ
れぞれ5時間で連続的に添加し乳化重合した。得られた
乳化重合体はTgが295゜K、固形分41.0%の乳白色エマ
ルジヨンでアンモニア水でpH5に調整し本発明の共重合
体(A)を得た。この水分散性共重合体(A)の粘度は
6000cps.平均粒子系は0.3μであった。
共重合体(A)−2〜4 共重合体(A)−1と同様なる方法で表1の組成で共重
合体(A)−2〜4を重合しその性状も表1に示す。
実施例 1 水分散性共重合体(A)−1 100 部 オクタデシルエチレン尿素 23.3部 (保土ケ谷化学社製:オクテックスEM固形分24.5%) アンモニア(12.5%) 0.2部 純水 31.4部 上記背面処理剤の配合物は固形分30%、粘度370cp、pH
7.2であった。この配合物を和紙に30g/m2塗布し130℃で
2分乾燥させ、その反対面に天然ゴム100部、石油系粘
着付与剤樹脂80部、老化防止剤2部、硫黄0.5部よりな
るゴム系粘着剤の30%トルエン溶液を塗布して150℃で
2分間乾燥した。かくして得られた試料を20mm幅に切断
してテープ状に巻回した。テープ状にした試料を各種の
条件下に放置後高速巻戻力、対ステンレス接着力、低温
での“走り”現象、塗料ハジキを測定した。結果を表2
に示す。
実施例 2 実施例1の背面処理剤を塗布・乾燥された和紙基材の裏
面に2−エチルヘキシルアクリレート80部、酢酸ビニル
20部、アクリル酸5部より得られる共重合体100部と架
橋剤としてトリメチロールプロパンにトリレンジイソシ
アネートの付加体5部よりなるアクリル系粘着剤の30%
トルエン溶液を塗布して150℃で3分間乾燥した。かく
して得られた試料を20mm幅に切断してテープ状に巻い
た。テープ状にした試料を各種の条件下に放置後高速巻
戻力、自背面接着力対ステンレス接着、低温での“走
り”現象、水性塗料によるハジキを測定した。結果を表
3に示す。
実施例 3〜6 表2の配合で背面処理剤を作成し実施例1と同様にテー
プを作成し各種試験を行なった。結果を表3に示す。
比較例−1 特開昭52−6385の実施例1を追試した。
比較例−2 特開昭52−6385の実施例2を追試した。
比較例−3 特開昭52−14635の実施例1を追試した。
比較例−4 特開昭52−14635の実施例2を追試した。
比較例 5 撹拌機付2l丸底フラスコに水500g、ポリオキシエチレン
ステアリルエステル3gを入れ、40℃で加熱溶解する。フ
ラスコ内を窒素置換した後フラスコ内を80℃に昇温す
る。80℃に維持しながら酢酸ビニル344g、アクリル酸ブ
チル40g、アクリル酸12gの混合物、4%過硫酸アンモニ
ウム水溶液50gをそれぞれ5時間で連続的に添加し乳化
重合を行なった。得られた乳化重合体は固形分42.1%の
乳白色エマルジヨンでアンモニア水でpH・5に調整し
た。この水分散性共重合体(A)の粘度は220cpsで平均
粒子径は0.3μ、共重合体のTgは295゜Kであった。
上記水分散性共重合体 100 部 オクタデシルエチレン尿素 23.7部 (保土ケ谷化学社製:オクテックスEM固形分24.5%) アンモニア(12.5%) 0.2部 純水 31.4部 上記配合物は固形分30.0%、粘度330cp、pH7.2であっ
た。この配合物を和紙に30g/m2塗布し130℃で2分乾燥
させその反対面に天然ゴム100部、石油系粘着付与剤樹
脂80部、老化防止剤2部、硫黄0.5部よりなるゴム系粘
着剤の30%トルエン溶液を塗布して150℃で2分間乾燥
した。かくして得られた試料を20mm幅に切断してテープ
状に巻回した。テープ状にした試料を実施例1と同様に
各種の試験を行なった。結果を表3に示す。
高速巻戻性:表中の条件にテープを保存しその後20℃で
30m/分で巻戻力を測定する。
接着力:表中の条件にテープを保存しその後被着体とし
てステンレス板を用い300mm/分の速度で180剥離力を測
定する。
汚染性:65℃×80%RH×2日の条件下にテープを保存し
その後ステンレス板SUS−430にテープを貼り付ける。貼
り付けた状態で35℃×80%RH×1日放置しその後粘着テ
ープを剥がしてSUS−430の汚染度を調べる。
走り(0℃):実施例、参考例にて得られたテープを0
℃に24時間保存し、0℃の雰囲気中でテープの端部を持
ち軽い力でテープを投げる。その際テープが途中で止ま
るか止まらないかで走らないか走るかを評価する。
水性塗料によるハジキ:実施例、参考例にて得られたテ
ープの剥離剤処理面に水性塗料(日本ペイント(株)製
ニッペホームペイント)をスプレーガンにて塗布する。
その際剥離剤処理面上での塗料のハジキ状態を観察す
る。
フロントページの続き (72)発明者 友本 隆宣 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電気工業株式会社内 (72)発明者 畑 浩史 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電気工業株式会社内 (72)発明者 丹下 豊吉 神奈川県平塚市公所字江東388―1 (72)発明者 杉山 正 神奈川県横浜市旭区東希望ケ丘157―13 (72)発明者 宮治 信之 神奈川県茅ケ崎市小和田3−14―31 (56)参考文献 特公 昭58−25719(JP,B2)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ基材又はシート基材の表面に必要に
    応じ下塗剤を介して感圧性粘着剤層を設け、該テープ基
    材又はシート基材の裏面に (A) カルボキシル基を有するエチレン性不飽和化合
    物とカルボキシル基を有さないエチレン性不飽和化合物
    との共重合体100重量部に対して (B) 長鎖アルキルエチレン尿素5〜31重量部及び (C) 水溶性重合体0.5〜10重量部の割合で(A)、
    (B)及び(C)成分を含有してしてなる剥離剤層を設
    けることを特徴とする感圧性粘着テープ又はシート。
  2. 【請求項2】カルボキシル基を有するエチレン性不飽和
    化合物が該共重合体に1〜10重量%共重合されている特
    許請求の範囲第1項記載の粘着テープ又はシート。
  3. 【請求項3】カルボキシル基を有さないエチレン性不飽
    和化合物が、酢酸ビニール、アルキル部分の炭素原子数
    2〜10のアルキル・(メタ)アクリレート、エチレン及
    び炭素原子数が2〜10の脂肪族カルボン酸ビニールより
    なる群より選ばれた1又は2種以上のエチレン性不飽和
    化合物である特許請求の範囲第1又は第2項に記載の粘
    着テープ又はシート。
  4. 【請求項4】カルボキシル基を有するエチレン性不飽和
    化合物が、無水マレイン酸、マレイン酸、アクリル酸、
    メタアクリル酸、イタコン酸及びクロトン酸よりなる群
    より選ばれた1又は2種以上のエチレン性不飽和化合物
    である特許請求の範囲第1項〜第3項の何れかに記載の
    粘着テープ又はシート。
  5. 【請求項5】水溶性重合体がポリビニールアルコールで
    ある特許請求の範囲第1〜4項の何れかに記載の粘着テ
    ープ又はシート。
  6. 【請求項6】固形分として、 (A) カルボキシル基を有するエチレン性不飽和化合
    物とカルボキシル基を有さないエチレン性不飽和化合物
    との共重合体100重量部に対して (B) 長鎖アルキルエチレン尿素5〜31重量部及び (C) 水溶性重合体0.5〜10重量部の割合で、(A)
    成分、(B)成分及び(C)成分を含有してなる剥離
    剤。
  7. 【請求項7】カルボキシル基を有するエチレン性不飽和
    化合物が該共重合体に1〜10重量%共重合されている特
    許請求の範囲第6項記載の剥離剤。
  8. 【請求項8】カルボキシル基を有さないエチレン性不飽
    和化合物が、酢酸ビニール、アルキル部分の炭素原子数
    2〜10のアルキル・(メタ)アクリレート、エチレン及
    び炭素原子数が2〜10の脂肪族カルボン酸ビニールより
    なる群より選ばれた1又は2種以上のエチレン性不飽和
    化合物である特許請求の範囲第6又は第7項に記載の剥
    離剤。
  9. 【請求項9】カルボキシル基を有するエチレン性不飽和
    化合物が、無水マレイン酸、マレイン酸、アクリル酸、
    メタアクリル酸、イタコン酸及びクロトン酸よりなる群
    より選ばれた1又は2種以上のエチレン性不飽和化合物
    である特許請求の範囲第6項〜第8項の何れかに記載の
    剥離剤。
  10. 【請求項10】水溶性重合体がポリビニールアルコール
    である特許請求の範囲第6項〜第9項の何れかに記載の
    剥離剤。
  11. 【請求項11】水分散性剥離剤である特許請求の範囲第
    6項〜第9項の何れかに記載の剥離剤。
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