JPH074757U - パワーウインドモータ制御装置 - Google Patents

パワーウインドモータ制御装置

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JPH074757U
JPH074757U JP3428493U JP3428493U JPH074757U JP H074757 U JPH074757 U JP H074757U JP 3428493 U JP3428493 U JP 3428493U JP 3428493 U JP3428493 U JP 3428493U JP H074757 U JPH074757 U JP H074757U
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relay
turned
relay coil
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window motor
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JP3428493U
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Inventor
藤 治 雄 斉
山 光 雄 横
水 宏 之 清
Original Assignee
自動車電機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パワーウインドモータに対する連続的な電流
の供給を行っている際、振動等があっても誤作動の防止
を図れるパワーウインドモータ制御装置を提供する。 【構成】 制御手段5に接続された保護回路5によって
振動により切換えが行われることによって接続された電
源50からの電流をパワーウインドモータ8に対して流
し続けないパワーウインドモータ制御装置1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ウインドガラスを自動的に駆動させるパワーウインドモータの起 動または停止を制御するのに利用されるパワーウインドモータ制御装置に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、パワーウインドモータの起動および停止を制御するパワーウインドモー タ制御装置としては、一方のマニュアルスイッチ、他方のマニュアルスイッチ、 オートスイッチのオンに基づいてコントローラにより一方のリレーのリレーコイ ル、他方のリレーのリレーコイルに通電経路を形成することによって一方のリレ ーのリレー接点、他方のリレーのリレー接点を切換え作動させてパワーウインド モータに正方向、逆方向の電流供給を行うものが知られている。一方のリレーの リレーコイル、他方のリレーのリレーコイルの上流側に電源が接続され、一方の リレーのリレーコイル、他方のリレーのリレーコイルの下流側には一方のリレー 駆動用のトランジスタ、他方のリレー駆動用トランジスタが夫々接続され、一方 のリレーのリレー接点がパワーウインドモータの一方のブラシ端子に接続され、 他方のリレーのリレー接点がパワーウインドモータの他方ブラシ端子に接続され 、一方のリレー駆動用トランジスタ、他方のリレー駆動用トランジスタはコント ローラからの出力信号によって単独でオンする。
【0003】 乗員の操作によって一方のマニュアルスイッチがオン切換えされると同時にオ ートスイッチがオンされると、コントローラからの信号で一方のリレー駆動用ト ランジスタがオンされ、このリレー駆動用トランジスタのオンにより一方のリレ ーのリレーコイルに通電経路が形成されることによって一方のリレーのリレーコ イルが励磁され続け、一方のマニュアルスイッチがオフ切換えされてからもパワ ーウインドモータに対し正方向の電流供給を連続的に行うようになっていた。
【0004】 また、乗員の操作によって他方のマニュアルスイッチがオン切換えされると同 時にオートスイッチがオンされると、コントローラからの信号で他方のリレー駆 動用トランジスタがオンされ、このリレー駆動用トランジスタのオンにより他方 のリレーのリレーコイルに通電経路が形成されることによって他方のリレーのリ レーコイルが励磁され続け、他方のマニュアルスイッチがオフ切換えされてから もパワーウインドモータに対し逆方向の電流供給を連続的に行うようになってい た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来のパワーウインドモータの制御装置においては、モータの一方の ブラシ端子、他方のブラシ端子に一方のリレーのリレー接点、他方のリレーのリ レー接点を介して電源が接続されているため、乗員の操作によってマニュアルス イッチがオンされると同時にオートスイッチがオンされることによってパワーウ インドモータに対する連続的な電流の供給が行われている際に、切換えを行って いない方のリレー接点がドアの閉作動等の瞬間的な振動によって切換え作動して しまわないとは言い切れず、万が一に、切換えを行っていない方のリレー接点が 切換え作動すると、パワーウインドモータの両ブラシ端子が電源に接続され続け ることになって、パワーウインドモータをアーマチュアショートさせることにな るという問題点があり、この問題点を解決することが課題となっていた。
【0006】
【考案の目的】
この考案に係わるパワーウインドモータの制御装置は、パワーウインドモータ に対する連続的な電流の供給を行っている際、振動等があってもパワーウインド モータの両ブラシ端子に電源を接続しないようにすることによって誤作動の防止 を図れるパワーウインドモータ制御装置を提供することを目的としている。
【0007】
【考案の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】 この考案に係わるパワーウインドモータ制御装置は、乗員の操作によりオンさ れる上昇側マニュアルスイッチおよび下降側マニュアルスイッチと、上昇側また は下降側マニュアルスイッチがオンされている際に、オン作動されて連続動作を 決定されるオートスイッチと、一方が電源に接続されているとともに他方が制御 手段に接続されている第1リレーコイルと、パワーウインドモータの一方のブラ シ端子に接続されているとともに第1の遅延抵抗器を介して制御手段に接続され ている第1可動接点と、電源に接続されている第1常開固定接点と、回転検出手 段を介して接地されている第1常閉固定接点とを有する第1のリレーと、一方が 電源に接続されているとともに他方が制御手段に接続されている第2リレーコイ ルと、パワーウインドモータの他方のブラシ端子に接続されているとともに第2 の遅延抵抗器を介して制御手段に接続されている第2可動接点と、電源に接続さ れている第2常開固定接点と、回転検出手段を介して接地されている第2常閉固 定接点とを有する第2のリレーと、上昇側マニュアルスイッチまたは下降側マニ ュアルスイッチのオンにより第1リレーコイルまたは第2リレーコイルに上昇側 マニュアルスイッチまたは下降側マニュアルスイッチのオン時間に対応して通電 経路を形成するとともに、オートスイッチのオンにより第1リレーコイルまたは 第2リレーコイルに連続的な通電経路を形成し、第1のリレーまたは第2のリレ ーのオンによりパワーウインドモータの通電経路を形成する制御手段とをそなえ ているパワーウインドモータ制御装置であって、一方の端子が第1の遅延抵抗器 と制御手段との接続点に接続され、他方の端子が接続された第3の遅延抵抗器お よび第1の遅延コンデンサと、一方の端子が第2の遅延抵抗器と制御手段との接 続点に接続され、他方の端子が接地された第4の遅延抵抗器および第2の遅延コ ンデンサと、アノードが第1の遅延抵抗器と第1のリレーの第1可動接点に接続 され、カソードが制御手段の電源端子に接続された第1のダイオードと、アノー ドが第2の遅延抵抗器と第2のリレーの第2可動接点に接続された第2のダイオ ードとを備えている保護回路をそなえている構成としたことを特徴としている。
【0009】
【考案の作用】
この考案に係わるパワーウインドモータの制御装置において、マニュアルスイ ッチがオンされるとともにオートスイッチがオンされることによって、第1リレ ーコイルまたは第2リレーコイルに連続的な通電経路が形成されている際、瞬間 的な振動により切換えられていない方のリレー接点が切換えを行うことによって パワーウインドモータの両ブラシ端子に電源が接続されると、振動によって切換 えが行われることによって接続された電源からの電流が保護回路に備えられてい る遅延コンデンサに瞬時のうちに流れてコンデンサによって充電され、コンデン サの充電電位に比例した電流を制御手段に流し、この電流が所定の値に達するま で制御手段は振動による切換えを行ったことを認識しないため、振動によって切 換えが行われることによって接続された電源からの電流をパワーウインドモータ に対して流し続けない。それ故、振動等があってもパワーウインドモータの両ブ ラシ端子に電源を接続し続けない状態でパワーウインドモータに対する電流供給 を行うものとなる。
【0010】
【実施例】
図1および図2には、この考案に係わるパワーウインドモータ制御装置の一実 施例が示されている。
【0011】 図示するパワーウインドモータ制御装置1は、主として上昇用マニュアルスイ ッチ(上昇側マニュアルスイッチ)2と、下降用マニュアルスイッチ(下降側マ ニュアルスイッチ)3と、オートスイッチ4と、正回転用リレーRL1と、逆回 転用リレーRL2と、制御素子を内蔵している制御手段5と、回転検出手段6と 、保護回路7とから構成されており、正回転用リレーRL1,逆回転用リレーR L2はパワーウインドモータ8に接続されている。
【0012】 上昇用マニュアルスイッチ2は、固定接点2aが正回転用リレーRL1に備え られているリレーコイルRL1−1の一方側に接続されているとともに可動接点 2bが接地されているため、乗員の操作によりオンされると、正回転用リレーR L1に備えられているリレーコイルRL1−1にアース回路を形成する。
【0013】 下降用マニュアルスイッチ3は、固定接点3aが逆回転用リレーRL2に備え られているリレーコイルRL2−1の一方側に接続されているとともに可動接点 3bが接地されているため、乗員の操作によりオンされると、逆回転用リレーR L2に備えられているリレーコイルRL2−1にアース回路を形成する。
【0014】 オートスイッチ4は、固定接点4aが制御手段5に備えられているオア論理ゲ ートOR1の一方側入力に接続されているとともに可動接点4bが接地されてい るため、上昇用マニュアルスイッチ2、下降用マニュアルスイッチ3がオン切換 えされているときに乗員の操作によって連続動作が決定されることによりオン切 換えされるとオア論理ゲートOR1の一方側入力をローレベルにする。
【0015】 正回転用リレーRL1には、第1リレーコイルRL1−1、第1可動接点RL 1−2、第1常開固定接点RL1−3、第1常閉固定接点RL1−4が備えられ ており、第1リレーコイルRL1−1に通電回路が形成されることによって励磁 されると、第1可動接点RL1−2が第1常閉固定接点RL1−4から第1常開 固定接点RL1−3に切換わるため、パワーウインドモータ8に備えられている 一方のブラシ端子8aを電源50に接続するので、パワーウインドモータ8のモ ータシャフト8cを正回転させて図示しないウインドガラスを全閉側に向けて移 動させる。また、第1リレーコイルRL1−1が消磁されていると、第1可動接 点RL1−2が第1常閉固定接点RL1−4に接続されているため、回転検出手 段6を介してパワーウインドモータ8の一方のブラシ端子8aにアース回路を形 成する。第1リレーコイルRL1−1の他方側は電源50に接続されている。
【0016】 逆回転用リレーRL2には、第2リレーコイルRL2−1、第2可動接点RL 2−2、第2常開固定接点RL2−3、第2常閉固定接点RL2−4が備えられ ており、第2リレーコイルRL2−1に通電回路が形成されることによって励磁 されると、第2可動接点RL2−2が第2常閉固定接点RL2−4から第2常開 固定接点RL2−3に切換わるため、パワーウインドモータ8に備えられている 他方のブラシ端子8bを電源50に接続するので、パワーウインドモータ8のモ ータシャフト8cを逆回転させて図示しないウインドガラスを全開側に向けて移 動させる。また、第2リレーコイルRL2−1が消磁されていると、第2可動接 点RL2−2が第2常閉固定接点RL2−4に接続されているため、回転検出手 段6を介してパワーウインドモータ8の他方のブラシ端子8bにアース回路を形 成する。第2リレーコイルRL2−1の他方側も電源50に接続されている。
【0017】 回転検出手段6は、回転検出用抵抗器R20とコンデンサC2とから構成され ており、正回転用リレーRL1の第1可動接点RL1−2が第1常開固定接点R L1−3に接続されるとともに逆回転用リレーRL2の第2可動接点RL2−2 が常閉固定接点RL2−4に接続されることによりパワーウインドモータ8に正 方向の電流が供給されてパワーウインドモータ8のモータシャフト8cを正回転 させているときと、逆回転用リレーRL2の第2可動接点RL2−2が第2常開 固定接点RL2−3に接続されるとともに正回転用リレーRL1の第1可動接点 RL1−2が第1常閉固定接点RL1−4に接続されることによりパワーウイン ドモータ8に逆方向の電流が供給されてパワーウインドモータ8のモータシャフ ト8cを逆回転させているときに、パワーウインドモータ8の一方のブラシ端子 8a、他方のブラシ端子8b間に流れている電流値に比例した電圧レベル(モー タリップル電圧)を発生することによりパワーウインドモータ8のモータシャフ ト8cの回転状態を電圧信号で制御手段5に転送する。回転検出用抵抗器R20 によって変換されるモータリップル電圧は、パワーウインドモータ8のモータシ ャフト8cが定常状態で回転していると存在し、モータシャフト8cが停止する となくなる。
【0018】 一方、制御手段5には、第1のリレー継続駆動用トランジスタTR5、第2の リレー継続駆動用トランジスタTR6とツェナダイオードZD3、ZD4とから なるリレー駆動回路、第1の正回転判別用トランジスタTR3、第2の正回転判 別用トランジスタTR7、第1の逆回転判別用トランジスタTR4、第2の逆回 転判別用トランジスタTR8、連続動作用トランジスタTR9と回路形成用抵抗 器R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11とダイオードD1、D 2、D3、D4とからなるモータ回転方向判別回路、オア論理ゲートOR1と第 2のコンパレータCO2とコンデンサC1と放電用抵抗器R21と回路形成用抵 抗器R12、R13、R14、R15とダイオードD5とからなるオート判定回 路、オペアンプAM1と第1のコンパレータCO1と回路形成用抵抗器R16、 R17、R18、R19からなる回転検出回路が備えられている。
【0019】 第1のリレー継続駆動用トランジスタTR5は、ベースが第1の正回転判別用 トランジスタTR3のコレクタに接続されているとともに、コレクタが第1リレ ーコイルRL1−1と上昇用マニュアルスイッチ2に接続され、エミッタが接地 されているため、第1の正回転判別用トランジスタTR3がオンされているとき にオンされ、オンされているときに上昇用マニュアルスイッチ2がオフ切換えさ れてもオンされ続けて第1リレーコイルRL1−1にアース回路を形成し続ける 機能を有する。
【0020】 第2のリレー継続駆動用トランジスタTR6は、ベースが第1の逆回転判別用 トランジスタTR4のコレクタに接続されているとともに、コレクタが第2リレ ーコイルRL2−1と下降用マニュアルスイッチ3に接続され、エミッタが接地 されているため、第1の逆回転判別用トランジスタTR4がオンされているとき にオンされ、オンされているときに下降用マニュアルスイッチ3がオフ切換えさ れてもオンされ続けて第2リレーコイルRL2−1にアース回路を形成し続ける 機能を有する。
【0021】 第2の正回転判別用トランジスタTR7は、ベースが抵抗器R7および第1の 遅延抵抗器R22を介して正回転用リレーRL1の第1可動接点RL1−2に接 続されているとともに、コレクタが第1の正回転判別用トランジスタTR3のベ ースに接続され、エミッタが連続動作用トランジスタTR9のコレクタに接続さ れているため、連続動作用トランジスタTR9がオン状態にあれば、ダイオード D2、抵抗器R6を介したコレクタ電流により第1の正回転判別用トランジスタ TR3をオンすることによって正回転用リレーRL1をオン状態とし、パワーウ インドモータ8に対して正回転用の電流が供給されていることの判別を行う。
【0022】 第2の逆回転判別用トランジスタTR8は、ベースが抵抗器R4および第3遅 延抵抗器R24を介して逆回転用リレーRL2の可動接点RL2−2に接続され ているとともに、コレクタが第1の逆回転判別用トランジスタTR4のベースに 接続され、エミッタが連続動作用トランジスタTR9のコレクタに接続されてい るため、連続動作用トランジスタTR9がオン状態にあれば、オンされてダイオ ードD1、抵抗器R5を介したコレクタ電流により第1の逆回転判別用トランジ スタTR4をオンすることによって逆回転用リレーRL2をオン状態とし、パワ ーウインドモータ8に対して逆回転用の電流が供給されていることの判別を行う 。
【0023】 連続動作用トランジスタTR9は、ベースが抵抗器R10を介して第2のコン パレータCO2の出力に接続されているとともに抵抗器R11を介して電源ライ ンに接続されているため、第2のコンパレータCO2の出力がハイレベルのとき にオンされる。
【0024】 第2のコンパレータCO2は、抵抗器R12と抵抗器R13の分圧がマイナス 入力に印加されているとともに、抵抗器R14を介した電源ラインのレベル、第 1のコンパレータCO1の出力、コンデンサC1の電荷がプラス入力に印加され ているため、コンデンサC1の電荷が所定の値を越えるまでは出力がローレベル になり、コンデンサC1の電荷が所定の値を越えてからは出力が反転したハイレ ベルとなる。出力がハイレベルになることによって連続動作用トランジスタTR 9をオンさせる。
【0025】 オア論理ゲートOR1は、一方側入力にオートスイッチ4の切換え信号のレベ ル、抵抗器R15を介した電源ラインのレベルが印加されているとともに、他方 側入力に第2のコンパレータCO2の出力が印加されているため、一方側入力が ローレベルからハイレベルに切換わっても出力がハイレベルを保持する機能を有 する。
【0026】 第1のコンパレータCO1は、オペアンプAM1の出力がプラス側入力に印加 されているとともに、抵抗器R16と抵抗器R18および抵抗器R19の分圧が がマイナス側入力に印加されており、オペアンプAM1は、コンデンサC2を介 した回転検出用抵抗器R20からのリップル電圧がマイナス側入力に印加されて いるとともにフィードバック抵抗器R17を介しオペアンプAM1の出力に接続 され、プラス側入力は抵抗器R19を介して接地されているため、オペアンプA M1により回転検出手段6においてコンデンサC2を介し回転検出用抵抗器R2 0によって変換されたモータリップル電圧を増幅する。オペアンプAM1によっ て増幅された電圧成分は第1のコンパレータCO1により比較されるため、第1 のコンパレータCO1は、増幅された電圧成分のレベルが所定の値を越えるまで は出力がローレベルとなり、増幅された電圧成分のレベルが所定の値を越えてか らは出力が反転したハイレベルとなってコンデンサC1を充電させる。コンデン サC1は、パワーウインドモータ8が回転することによってモータリップル電圧 があり、且つオア論理ゲートOR1の出力がハイレベルであれば充電され、パワ ーウインドモータ8が停止することによってモータリップル電圧がなくなると、 抵抗器R21を介して放電される。
【0027】 他方、保護回路7は、第1の遅延コンデンサC3、第1の遅延抵抗器R22、 第3の遅延抵抗器R23、第2の遅延コンデンサC4、第2の遅延抵抗器R24 、第4の遅延抵抗器R25、回路形成用抵抗器R26,第1のダイオードD7, 第2のダイオードD6から構成されている。第1の遅延コンデンサC3は一方が 第1の遅延抵抗器R22を介して正回転用リレーRL1の第1可動接点RL1− 2に接続されているとともに他方が接地されており、第3の遅延抵抗器R23も 一方が第1の遅延抵抗器R22を介して正回転用リレーRL1の第1可動接点R L1−2に接続されているとともに他方が接地されている。また、第2の遅延コ ンデンサC4は一方が第2の遅延抵抗器R24を介して逆回転用リレーRL2の 第2可動接点RL2−2に接続されているとともに他方が接地されており、第4 の遅延抵抗器R25も一方が第2の遅延抵抗器R24を介して逆回転用リレーR L2の第2可動接点RL2−2に接続されているとともに他方が接地されている 。第1のダイオードD7はアノードが正回転用リレーRL1の第1可動接点RL 1−2に接続されているとともにカソードが抵抗器R26を介して電源端子5a および第1の正回転判別用トランジスタTR3のエミッタに接続されている。第 2のダイオードD6はアノードが逆回転用リレーRL2の第2可動接点RL2− 2に接続されているとともにカソードが抵抗器R26を介して電源端子5aおよ び第1の正回転判別用トランジスタTR3のエミッタに接続されている。
【0028】 第1の遅延コンデンサC3が一方を第1の遅延抵抗器R22を介して正回転用 リレーRL1の第1可動接点RL1−2に接続しているとともに他方を接地し、 第3の遅延抵抗器R23が一方を第1の遅延抵抗器R22を介して正回転用リレ ーRL1の第1可動接点RL1−2に接続しているとともに他方を接地している ため、正回転用リレーRL1の第1リレーコイルRL1−1が励磁されることに よって第1可動接点RL1−2が第1常閉固定接点RL1−4から第1常開固定 接点RL1−3に切換わると、電源50からの電流を第1の遅延コンデンサC3 において充電し、第1の遅延コンデンサC3の充電電位に比例した電流を第2の 正回転判別用トランジスタTR7のベースへ供給することによって第2の正回転 判別用トランジスタTR7へのベース電流の供給速度を遅らせる機能を有する。 また、第2の遅延コンデンサC4が一方を第2の遅延抵抗器R24を介して逆回 転用リレーRL2の第2可動接点RL2−2に接続しているとともに他方を接地 し、第4の遅延抵抗器R25が一方を第2の遅延抵抗器R24を介して逆回転用 リレーRL2の第2可動接点RL2−2に接続しているとともに他方を接地して いるため、逆回転用リレーRL2の第2リレーコイルRL2−1が励磁されるこ とによって可動接点RL2−2が第2常閉固定接点RL2−4から第2常開固定 接点RL2−3に切換わると、電源50からの電流を第2の遅延コンデンサC4 において充電し、第2の遅延コンデンサC4の充電電位に比例した電流を第2の 逆回転判別用トランジスタTR8のベースに供給することによって第2の逆回転 判別用トランジスタTR8へのベース電流の供給速度を遅らせる機能を有する。
【0029】 このような構造を有するパワーウインドモータ制御装置1は、図2に示すタイ ムチャートに基づいて動作を行う。ウインドガラスが全開の状態において、乗員 によりウインド上昇側の駆動が選択されて上昇用マニュアルスイッチ2を位置A においてオン切換えしてからすぐに、位置Bにおいてオートスイッチ4もオン切 換えすると、上昇用マニュアルスイッチ2のオンにより正回転用リレーRL1の 第1リレーコイルRL1−1に通電経路が形成されるため、この第1リレーコイ ルRL1−1は励磁されて第1可動接点RL1−2は第1常閉固定接点RL1− 4から第1常開固定接点RL1−3に切換わる。第1可動接点RL1−2が第1 常開固定接点RL1−3に切換わるため、電源50よりの電流が正回転用リレー RL1の第1常開固定接点RL1−3と正回転用リレーRL1の第1可動接点R L1−2とパワーウインドモータ8の一方のブラシ端子8aとパワーウインドモ ータ8の他方のブラシ端子8bと逆回転用リレーRL2の第2可動接点RL2− 2と逆回転用リレーRL2の第2常閉固定接点RL2−4と回転検出用抵抗器R 20に流れてパワーウインドモータ8のモータシャフト8cが正回転し、ウイン ドガラスを全閉位置に向けて移動させる。
【0030】 パワーウインドモータ8のモータシャフト8cが回転することによって回転検 出手段6にはリップル電圧が生じており、このリップル電圧はオペアンプAM1 で増幅され、第1のコンパレータCO1において比較されてコンデンサC1に充 電される。このとき、オートスイッチ4が位置Bにおいてオン切換えされたので 、オア論理ゲートOR1は出力がローレベルからハイレベルに反転し、第2のコ ンパレータCO2の出力はオートスイッチ4がオン切換えの後に位置Cにおいて オフ切換えされてもコンデンサC1が所定の電位まで充電されることによって反 転したハイレベルを維持するため、連続動作用トランジスタTR9はオンされ、 第2の正回転判別用トランジスタTR7、第1の正回転判別用トランジスタTR 3もオンされ、第1のリレー継続駆動用トランジスタTR5もオンされて正回転 用リレーRL1の第1リレーコイルRL1−1に通電経路を形成し続けるので、 上昇用マニュアルスイッチ2が位置Dにおいてオフ切換えされても、パワーウイ ンドモータ8はモータシャフト8cが正回転を続けてウインドガラスを全閉位置 に向けて移動し続ける。
【0031】 ウインドガラスが全閉位置に向けて連続的に移動を続けているときに、切換え が行われていない逆回転用リレーRL2の第2可動接点RL2−2がドアの閉作 動による瞬間的な振動で第2常閉固定接点RL2−4から第2常開固定接点RL 2−3に切換わってすぐに復帰すると、逆回転用リレーRL2の第2可動接点R L2−2が電源側に接続され、この第2可動接点RL2−2を介して第2の遅延 抵抗器R24に電源の電流が供給される。第2の遅延抵抗器R24に電源の電流 が供給されると、第2の遅延コンデンサC4および第4の遅延抵抗器R25にも 電流が供給されるため、電源の電流は第2の遅延コンデンサC4において瞬間的 に充電され、その充電電位に比例した電流を第2の逆回転判別用トランジスタT R8のベースに供給することによって第2の逆回転判別用トランジスタTR8の ベース電流は所定の値に達するまで制限されるので、第2の遅延コンデンサC4 の充電速度を調整することで、逆回転用リレーRL2の第2可動接点RL2−2 がドアの閉作動による瞬間的な振動で第2常開固定接点RL2−3に切換わって から復帰する間に、逆回転判別用トランジスタTR8をオンさせることはないも のとなる。
【0032】 ウインドガラスが全閉位置に位置Eにおいて到達すると、ウインドガラスは機 械的に移動を阻止され、それによって、パワーウインドモータ8もモータシャフ ト8cの回転が拘束されるため、回転検出手段6の回転検出用抵抗器R20にモ ータリーップル電圧が生じなくなってコンデンサC1は放電を開始し、コンデン サC1の放電電位が位置Fにおいて所定の値まで下がると、第2のコンパレータ CO2の出力がローレベルとなることによってオア論理ゲートOR1は出力が反 転したローレベルになって連続動作用トランジスタTR9はオフされ、第2の回 転判別用トランジスタTR7も第1の正回転判別用トランジスタTR3もオフさ れ、第1のリレー継続駆動用トランジスタTR5もオフされて正回転用リレーR L1の第1リレーコイルRL1−1に対する通電経路もカットされるので、パワ ーウインドモータ8はモータシャフト8cの回転を停止し、ウインドガラスを全 閉位置に停止させるものとなる。
【0033】 なお、下降用マニュアルスイッチ3がオンされてからオートスイッチ4がオン されても、上記と同様に制御が行われ、パワーウインドモータ8のモータシャフ ト8cを逆回転させることによってウインドガラスを全開位置に向けて移動させ るものなる。
【0034】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わるパワーウインドモータ制御装置は 、上記した構成としたことから、マニュアルスイッチがオンされるとともにオー トスイッチがオンされることによって、第1リレーコイルまたは第2リレーコイ ルに連続的な通電経路が形成されている際、瞬間的な振動により切換えられてい ない方のリレー接点が切換えを行うことによってパワーウインドモータの両ブラ シ端子に電源が接続されると、振動によって切換えが行われることによって接続 された電源からの電流が保護回路に備えられている遅延コンデンサに瞬時のうち に流れてコンデンサによって充電され、コンデンサの充電電位に比例した電流を 制御手段に流し、この電流が所定の値に達するまで制御手段は切換えが行われた ことの認識をしないため、振動によって切換えが行われることによって接続され た電源からの電流をパワーウインドモータに対して流し続けないので、振動等が あってもパワーウインドモータの両ブラシ端子に電源を接続し続けない状態でパ ワーウインドモータに対する電流供給を行うので、誤作動の防止を図れるという 優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるパワーウインドモータ制御装
置の一実施例の具体的回路である。
【図2】図1に示したパワーウインドモータ制御装置に
おいての動作を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
1 パワーウインドモータ制御装置 2 上昇用マニュアルスイッチ 3 下降用マニュアルスイッチ 4 オートスイッチ 5 制御手段 5a 電源端子 6 回転検出手段 7 保護回路 50 電源 C3 第1の遅延コンデンサ C4 第2の遅延コンデンサ D6 第2のダイオード D7 第1のダイオード RL1、RL2 第1のリレー(正回転用リレー)、第
2のリレー(逆回転用リレー) R22 第1の遅延抵抗器 R23 第3の遅延抵抗器 R24 第2の遅延抵抗器 R25 第4の遅延抵抗器 RL1−1、RL2−1 第1リレーコイル、第2リレ
ーコイル RL1−2、RL2−2 第1可動接点、第2可動接点 RL1−3、RL2−3 第1常開固定接点、第2常開
固定接点 RL1−4、RL2−4 第1常閉固定接点、第2常閉
固定接点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員の操作によりオンされる上昇側マニ
    ュアルスイッチおよび下降側マニュアルスイッチと、 前記上昇側または下降側マニュアルスイッチがオンされ
    ている際に、オン作動されて連続動作を決定されるオー
    トスイッチと、 一方が電源に接続されているとともに他方が制御手段に
    接続されている第1リレーコイルと、パワーウインドモ
    ータの一方のブラシ端子に接続されているとともに第1
    の遅延抵抗器を介して制御手段に接続されている第1可
    動接点と、電源に接続されている第1常開固定接点と、
    回転検出手段を介して接地されている第1常閉固定接点
    とを有する第1のリレーと、 一方が電源に接続されているとともに他方が制御手段に
    接続されている第2リレーコイルと、パワーウインドモ
    ータの他方のブラシ端子に接続されているとともに第2
    の遅延抵抗器を介して制御手段に接続されている第2可
    動接点と、電源に接続されている第2常開固定接点と、
    回転検出手段を介して接地されている第2常閉固定接点
    とを有する第2のリレーと、 前記上昇側マニュアルスイッチまたは下降側マニュアル
    スイッチのオンにより前記第1リレーコイルまたは第2
    リレーコイルに上昇側マニュアルスイッチまたは下降側
    マニュアルスイッチのオン時間に対応して通電経路を形
    成するとともに、前記オートスイッチのオンにより第1
    リレーコイルまたは第2リレーコイルに連続的な通電経
    路を形成し、第1のリレーまたは第2のリレーのオンに
    よりパワーウインドモータの通電経路を形成する制御手
    段とをそなえているパワーウインドモータ制御装置であ
    って、 一方の端子が前記第1の遅延抵抗器と制御手段との接続
    点に接続され、他方の端子が接続された第3の遅延抵抗
    器および第1の遅延コンデンサと、一方の端子が前記第
    2の遅延抵抗器と制御手段との接続点に接続され、他方
    の端子が接地された第4の遅延抵抗器および第2の遅延
    コンデンサと、アノードが前記第1の遅延抵抗器と前記
    第1のリレーの第1可動接点に接続され、カソードが前
    記制御手段の電源端子に接続された第1のダイオード
    と、アノードが前記第2の遅延抵抗器と前記第2のリレ
    ーの第2可動接点に接続された第2のダイオードとを備
    えている保護回路をそなえていることを特徴とするパワ
    ーウインドモータ制御装置。
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