JPH0747439B2 - 自動切替巻取り方法 - Google Patents

自動切替巻取り方法

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JPH0747439B2
JPH0747439B2 JP1065299A JP6529989A JPH0747439B2 JP H0747439 B2 JPH0747439 B2 JP H0747439B2 JP 1065299 A JP1065299 A JP 1065299A JP 6529989 A JP6529989 A JP 6529989A JP H0747439 B2 JPH0747439 B2 JP H0747439B2
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JP
Japan
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yarn
guide
bobbin
traverse
winding
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JP1065299A
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JPH02243476A (ja
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博幸 高見
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,ターレット型自動切替巻取機において,満巻
ボビンから空ボビンへ糸条を切替える際に,パッケージ
最内層部の糸条に発生する損傷を防いて良好なパッケー
ジを得ることのできる巻取り方法に関するものである。
(従来の技術) 近年,合成繊維の製造において紡糸速度や延伸速度の高
速度化に伴いターレット型自動切替巻取機が多く採用さ
れるようになってきた。
ターレット型自動切替巻取機における従来の糸条切替方
法について第3図〜第5図を参照して述べる。第3図〜
第4図において,(ア)はターレット型自動切替巻取機
の概略正面図,(イ)はその側面図である。
ターレット盤11上にはボビン7a,7bを装着したボビンホ
ルダー13a,13bが設けられており,糸条1はトラバース
装置3のトラバースガイド4に捕捉され綾振りしながら
ボビンホルダー13aに装着されたボビン7aに巻取られ,
パッケージ10を形成していく。巻取中のパッケージ10は
糸条1が巻取られるにつれて大きくなりパッケージの周
速が速くなる。そこで巻取速度を一定に保つためにボビ
ンホルダー13aの回転速度は制御されており,トラバー
スガイド4の綾振り速度もボビンホルダー13aの回転速
度に応じて制御されている。なお,図中6はタッチロー
ラである。
ボビン7aに糸条1が所定量巻取られ満巻に達したなら
ば,ターレト盤11上で反対側に待機している空ボビン7b
に切替えるために,ターレット盤11をボビンホルダー13
aの回転方向と逆方向に回動させて満巻ボビン7aを待機
側へ移動させると共に,反対側に待機している空ボビン
7bに切り替えて空ボビン7bを巻取り位置に移動させる。
このとき,トラバースガイド4に捕捉されて綾振りして
いる走行糸条1を空ボビン7bの糸捕捉溝12bに誘導する
ために,第4図に示すように糸寄せガイド2を作動させ
て,糸寄せガイド2に糸条1を捕捉させると共にトラバ
ースガイド4から離脱させて,綾振り範囲外に移動さ
せ,空ボビン7bの糸捕捉溝12bへ導き,糸掛けガイド8
を作動させて糸捕捉溝12bに巻付けて把持させる。な
お,走行糸条1が綾振り範囲外にある時,糸条1が満巻
パッケージの巻取り面から離脱するのを防ぐため誘導ガ
イド9a,9bが設けられている。
糸条1が糸捕捉溝12bに把持されたならば把持部と満巻
パッケージ10との間で切断装置(図示せず)によって糸
条を切断し,満巻パッケージへの給糸を絶つ。一方糸寄
せガイド2は元の位置に戻り,糸条1は自身の張力によ
りボビン中央方向へ移動し,トラバースガイド4の綾振
り範囲内に入ったところからトラバースガイド4に捕捉
されて綾振りを開始し,空ボビン7bに巻取られていく。
この際,糸寄せガイド2が元の位置に戻る速度よりもト
ラバースガイド4の綾振り速度の方が速いと,第5図に
示すように糸寄せガイド2が干渉してトラバースガイド
4へ至る糸条1が大きく屈曲して,パッケージ10の最内
層部の糸条に損傷をきたすことになる。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の課題は,前記のように切替え直後にパッケージ
最内層部の糸条に生ずる損傷を防止し,良好なパッケー
ジを得ることのできるターレット型自動切替巻取機にお
ける巻取り方法を提供しよとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は前述した問題について鋭意検討した結果,
ターレット型自動切替巻取機において走行糸条に対して
トラバース装置下流側でタッチローラ上流側に糸預けガ
イドを設け,これを適切な時機に作動させると,トラバ
ースガイドの速度を厳密に調節しなくてもパッケージ最
内層部の糸条に損傷を与えることなく糸を巻取ることが
できることを見出し本発明に到達した。
すなわち,本発明の要旨は次のとおりである。
ターレット型自動切替巻取機において,走行糸条に対し
てトラバース装置下流側でタッチローラ上流側に移動可
能な糸預けガイドを設けておき,ボビンホルダー上に装
着したボビンが満巻に達したならば,ターレットを回動
させて待機側の空ボビンを巻取り位置に移動させると共
に,トラバースガイドに捕捉されて綾振りしている糸条
を糸寄せガイドに捕捉させてトラバースガイドから離脱
させ,糸寄せガイドに捕捉された糸条をボビンホルダー
軸方向空ボビンに形成されている糸捕捉溝側に導いて糸
捕捉溝に巻付けて把持させ,満巻ボビンと空ボビンとの
連結部で糸条を切断して満巻ボビンへの給糸を絶ち,糸
寄せガイドを元の位置に戻しつつ糸預けガイドを作動さ
せて糸条を受け継いで捕捉させ,糸寄せガイドが元の位
置に戻ったならば,糸預けガイドを元の位置に復帰させ
て糸条を糸預けガイドから離脱させ,糸条が綾振り範囲
に入ったところからトラバースガイドに捕捉させて綾振
りを開始させ,空ボビンに巻取らせる自動切巻替取り方
法。
次に,本発明をさらに詳細に説明する。
前述のようにターレット型自動切替巻取機において(第
3図〜第5図参照),ボビン7aに糸条1が所定量巻取ら
れ満巻に達したならば,ターレット盤11上上で反対側に
待機している空ボビン7bに切替えるために,ターレット
盤11をボビンホルダー13aの回転方向と逆方向に回動さ
せて満巻ボビン7aを待機側へ移動させると共に,反対側
に待機している空ボビン7bに切り替えて空ボビン7bに糸
条1を巻取らせるわけであるが,このとき前記のような
問題が生ずる。
そこで,本発明の方法においては,第1図〜第2図に示
すように走行糸条1に対してトラバース装置3の下流側
でタッチローラ6の上流側に糸預けガイド5を設けてお
く。そして,トラバースガイド4に捕捉されて綾振りし
ていた走行糸条1を糸寄せガイド2を作動させて糸寄せ
ガイド2に捕捉させると共にトラバースガイド4から離
脱させ,ボビンホルダー13aの軸方向綾振り範囲外に移
動させる。さらにターレット盤11の回動により待機側の
空ボビン7bが巻取り位置まで移動したならば,糸条1は
糸寄せガイド2によって空ボビン7bの糸捕捉溝12b側へ
誘導され,そこで糸掛けガイド8が作動して空ボビン7b
の糸捕捉溝12bへ誘導され,糸捕捉溝12bに巻付けて把持
される。糸条1が糸捕捉溝12bに把持されたならば,糸
寄せガイド2は元の位置に戻る(第2図)。この際,前
記糸預けガイド5が作動して走行糸条1を糸寄せガイド
2から受け継いで捕捉する。また,糸条1が糸捕捉溝12
bに把持されたならば,把持部と満巻パッケージ10との
間の糸条は切断装置(図示せず)によって切断され,ボ
ビン7aへの給糸は絶たれ,ボビン7bに巻取られていく。
一方,糸預けガイド5に捕捉されていた糸条1は糸寄せ
ガイド2が元の位置に戻ったならば,糸預けガイド5か
ら解放され,自身の張力によりボビン央付近に移動し,
トラバースガイド4に出会ったところでトラバースガイ
ド4に捕捉され,綾振りを開始し,ボビン7bに巻取られ
ていく。そして糸掛けガイド8及び糸預けガイド5は糸
条の巻取りに影響しない位置に戻る。また,必要ならば
糸捕捉溝12b付近にテールバンチ形成に必要な糸条1を
巻取った後,走行糸条1を糸掛けガイド8から解放して
もよい。
糸預けガイド5の作動方法としては,ボビンホルダー13
bの軸に対して前後に作動させたり,ターレット盤11
側,ボビンホルダー軸方向からボビンホルダー軸に対し
て垂直方向に倒して糸条1を捕捉する方法等があるが,
確実に糸条1を保つことができればよい。
糸寄せガイド2,糸預けガイド5,糸掛けガイド8等の作動
はリミットスイッチやタイマー等による機械的制御や電
気的制御によって行われる。
なお,前記のようにトラバースガイド4に捕捉されて走
行している糸条1を糸寄せガイド2でトラバースガイド
4から離脱させるとき,走行糸条1は損傷を受けるが損
傷を受けた部分はパッケージの最走層部に巻取られるの
で容易に取り除くことができる。
(作用) ターレット型自動切替巻取機において,走行糸条に対し
てトラバース装置下流側でタッチローラ上流側に糸預け
ガイドを設けておき,糸条を糸捕捉溝に把持させて糸寄
せガイドが元の位置に戻る際,糸預けガイドが作動して
走行糸条を受け継いで捕捉するので糸寄せガイドによる
干渉がなくなり,巻取り開始の際に生ずるパッケージ最
内層部の糸条の損傷を防止することが可能となる。
(発明の効果) 本発明によれば,ターレット型自動切替巻取機におい
て,満巻ボビンから空ボビンへ糸条を切替える際に,巻
取り速度を上げてもパッケージ最内層部の糸条に発生す
る損傷を防ぐことができ,良好なパッケージを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図はターレット型自動切替巻取機における
本発明の自動切替巻取り方法の実施態様を示す概略図,
第3図〜第4図は従来のターレット型自動切替巻取機に
おける態様を示す概略図,第5図は従来のターレット型
自動切替巻取機において糸寄せガイドの糸条への干渉状
態を説明するための概略正面図である。 なお,第1図〜第4図において(ア)は正面図,(イ)
は側面図である。 1:糸条,2:糸寄せガイド,3:トラバース装置,4:トラバー
スガイド,5:糸預けガイド,6:タッチローラ,7a,7b:ボビ
ン,8:糸掛けガイド,9a,9b:誘導ガイド,10:満巻パッケー
ジ,11:ターレット盤,12a,12b:糸捕捉溝,13a,13b:ボビン
ホルダー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ターレット型自動切替巻取機において,走
    行糸条に対してトラバース装置下流側でタッチローラ上
    流側に,移動可能な糸預けガイドを設けておき,ボビン
    ホルダー上に装着したボビンが満巻に達したならば,タ
    ーレットを回動させて待機側の空ボビンを巻取り位置に
    移動させると共に,トラバースガイドに捕捉されて綾振
    りしている糸条を糸寄せガイドに捕捉させてトラバース
    ガイドから離脱させ,糸寄せガイドに捕捉された糸条を
    ボビンホルダー軸方向空ボビンに形成されている糸捕捉
    溝側に導いて糸捕捉溝に巻付けて把持させ,満巻ボビン
    と空ボビンとの連結部で糸条を切断して満巻ボビンへの
    給糸を絶ち,糸寄せガイドを元の位置に戻しつつ糸預け
    ガイドを作動させて糸条を受け継いで捕捉させ,糸寄せ
    ガイドが元の位置に戻ったならば,糸預けガイドを元の
    位置に復帰させて糸条を糸預けガイドから離脱させ,糸
    条が綾振り範囲に入ったところからトラバースガイドに
    捕捉させて綾振りを開始させ,空ボビンに巻取らせる自
    動切替巻取り方法。
JP1065299A 1989-03-16 1989-03-16 自動切替巻取り方法 Expired - Lifetime JPH0747439B2 (ja)

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JPH02243476A JPH02243476A (ja) 1990-09-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5942760B2 (ja) * 1979-09-05 1984-10-17 日立金属株式会社 ニッケルを含むオ−ステナイト系合金鋼およびニッケル基合金の中性電解液による電解研摩方法

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JPH02243476A (ja) 1990-09-27

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